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検索結果 »  平成28年 第391回 市議会定例会(開催日:2016/06/10) »

一般質問3日目(浜田和子)

質問者:浜田和子

答弁者:市長、関係課長


○議長(西岡照夫君) 16番浜田和子さん。
      〔16番 浜田和子君登壇〕
○16番(浜田和子君) 公明党の浜田でございます。一般質問3日目の最後となりまして大変お疲れのところだと思いますが、しばらくの間お聞き取りくださいますようによろしくお願いをいたします。
 本日も生活者の目線に立ちまして、通告に従いまして質問をさせていただきます。
 初めに、市長の政治姿勢として、入札につきましてお伺いいたします。
 本年6月1日には入札契約制度の改正が行われました。まずは、その経緯につきましてお伺いをいたします。
 次に、本市における南国市制限つき一般競争入札実施基準によれば、予定価格が1億5,000万円未満のものは、南国市内に本店を有する者を対象業者として入札するということを原則としていると思いますが、その理由につきましてもお伺いいたします。
 当然、市内業者を守り、地域の産業振興に努めるということだとは思いますが、ほかにも理由があるのか、改めてお伺いをいたします。
 3点目に、災害復旧時における業者の選定につきましてお伺いいたします。南国市制限つき一般競争入札実施要綱第2条におきましては、一般競争入札の対象とする建設工事等は、原則土木一式工事について予定価格130万円を超えるものとする。ただし、一般競争入札に付することが適当と認められる建設工事等についてもこの規定を適用することができるとしています。その上で2項におきまして、前項の規定に定める土木一式工事であっても、災害復旧など緊急を要する工事や特殊専門的で対象が限定される工事、その他南国市契約等審議会が一般競争入札に付することが適当でないと認めた工事、この3点においては第2条の規定を適用しないことができる旨を示されております。
 この1点目の災害復旧など緊急を要する工事の場合についてお伺いいたします。一口に災害時といいましても、災害時の南国市がどのようになっているのかは想定し切れません。その災害規模によりましては、道路などの復旧工事におきまして南国市内業者が対応し切れないこともあるやもしれません。また、県内という枠で考えましても、同じことが生じるのではないかと推定いたします。
 この要綱に基づけば、随契で発注することはできるのでしょうけれど、その時点であっても南国市内業者を原則とするのかどうかお伺いいたします。
 また、市内業者や県内業者が対応し切れない場合でも、日ごろから南国市内業者を原則としていることは周知されているわけですので、県外の業者が、それならうちがやりましょうと進んで声をかけることができない状況がそこにはあると思います。一刻も早く道路が使えるようにしてやりたいなと思ってくださる業者さんであっても、お声がかかるのを待つしかないということになるのではないでしょうか。
 そこで、全国的な組織形態を持ち、県内に支店などがある業者さんとは、災害時における何らかの協定を結ぶということをしておくべきではないかということを提案させていただきます。南国市の御所見をお伺いいたします。
 入札についての4点目は、一般廃棄物処理事業委託の入札につきましてお尋ねいたします。
 市内業者さんにそれぞれパッカー車などの設備投資をしていただいたことなどもありまして、各社の採算が合うようにとの配慮であったかと思いますが、以前は随契で委託されておりました。それがある時点から南国市以外の業者さんが随契で仕事をされるようになり、そのあたりから入札形式になったと記憶をいたしております。入札形式に切りかえた時点で入札に参加された市外業者さんは、随契でお願いしたことのある会社だけでしたので、どうしてなのかと当時お聞きいたしますと、その当時の環境課長さんは、市内外を問わず入札のお知らせをしたところ、市外で応じてきたのはその1社だけでしたとのことでございました。自来、市外業者はその1社だけのようですので、今またお尋ねしてみましたら、現在は南国市から10キロメートル範囲内と限定して入札しているとのことでございます。
 土木一式工事の場合は、原則市内業者というふうになっておりますが、一般廃棄物処理におきましては、10キロメートル範囲内としているのは、それなりの理由があるのでしょうか、お伺いをいたします。
 例えば特殊専門性があったりするということであれば、それはやむを得ないところです。そういうことなのでしょうか。市外業者の入札を受け入れることがよいとか悪いとかいうことではございませんが、ここ数年の入札状況を見ておりますと、これまで頑張ってくださった市内業者さんの仕事が大変に圧迫され、廃業寸前と言っては失礼ですが、疲弊状況にあるのではないかと心配をいたしております。この現状に対する市長の御認識をお伺いいたします。
 ひところ国の政策がコンクリートから人へと大きくかじを切られたことがございました。そのせいだけではないでしょうけれども、デフレとも相まって多くの土木建築の事業者、会社がたくさん倒産したことがございました。いざ災害となり、復旧作業をすべきときに土木用の機械がない、人が足りない、そんな声がございました。
 同じように、災害時廃棄物の処理業者の存在は、1社でもなくしてはいけないと思うところでございます。実際そのときはそんなことで足りるものではございませんが、それでもいていただいたほうがよいのに決まっております。
 それに加えまして、地方創生の課題において、企業を育てなくてはならないときでもございます。市内の処理業者、そんなに数多いわけではございません。それらのことを踏まえまして南国市の廃棄物処理業者に対する南国市のあり方が問われているように思います。入札のあり方を考えていくのか、入札形式が現状のままであったとしましても、小さいところが仕事を請け負うことができる何らかの配慮、工夫が必要なのではないでしょうか。市長の御所見をお聞かせ願いたいと思います。
 通告の2点目は、会計についてお伺いいたします。
 南国市会計管理者の補助組織の設置等に関する規則を見てみますと、第2条には会計管理者の事務分掌の中に、公有財産または基金に属するものを含む有価証券の出納及び保管に関することということがございます。南国市では有価証券などの運用をなされているのでしょうか、現状をお聞かせください。
 また、金融機関などに関しましては、何らかの預金もあると思いますが、これは入札形式とかをとって行っているのでしょうか。現在日銀の金利がマイナスとなっています折から、金融機関の定期預金も通常は金利がないに等しい状況にあると思いますが、定期の現状について、お構いなければ会計課長より御説明をいただきたいと思います。
 通告の3番目といたしまして、まちづくりにつきましてお伺いいたします。
 せんだって第4次南国市総合計画をいただきましたので、あらあら拝見いたしました。それに基づきまして何点か質問させていただきます。
 総合計画には市民アンケート調査を実施した結果が掲載されております。そして、市民の皆様の満足度が2番目に低いのが市街地の整備ということです。そのことに対しまして、南国市は市街地における住環境整備への不満があると考えられると記載しています。雇用対策と勤労者福祉の充実というのが一番低い満足度であったこととあわせて考えてみたとき、住環境整備への不満という捉え方は少し違うのではないかと感じたところでございます。
 南国市は市街地の整備という市民の思いをどう捉えたのか。その上で住環境整備とはどういう整備を考えておられるのかお尋ねいたします。それをお伺いいたしまして、南国市の考え方への私の認識を整理させていただきたいと思いまして、まずお聞きいたします。
 市民の皆様のお声に基づきながら南国市の将来像が描かれているわけですが、土地利用の基本方針の中にも、中心市街地においてはにぎわいとうるおいのある住環境の整備を行いますとございます。そして、施策の大綱、産業・交流のまちにも、中心市街地の整備などとあわせて経営の安定と向上を図りますと書かれています。具体的な施策といたしましてどのようなことに取り組んでいくのでしょうか、お答え願います。
 中心市街地といえば、我々は当然のことのように後免町を中心として考えておりますが、もし違うところを想定しておられるのであればお示しください。
 それで、これまでどおり後免町周辺を中心市街地と捉えた上で話を進めさせていただきますが、中心市街地活性化推進協議会というのがあると思うんですが、現在どのようなことが検討されているのか、また推進協議会として将来像をどう見据えておられるのかをお聞かせ願います。
 市長が懸命に進めておられます都市計画道路のJR駅前線です。駅前広場につきましては、バスの乗り入れなどの設計もできていると聞いていますが、商業機能の集積誘導等により人の集まるにぎわいある市街地環境の再生を目指しますという基本計画は、現在の駅前線の周辺整備の中で実際に実現可能でしょうか。この駅前線につきましては、財政確保の上からコンパクトシティーの形成を推進するということですので、産業建設常任委員会は福岡県宗像市に行政視察をさせていただきました。整備されたJR赤間駅を視察させていただきましたが、ロータリーもできていましたし、同時に区画整理も行われておりまして、駅周辺が以前よりにぎわったと伺いました。都市整備課長も同行されておられましたので、課長の立場での御感想もと思っておりましたが、先ほど土居議員さんから投げかけられ、お答えになりましたので、まだお話があるようであればお聞かせを願いたいと思います。
 それで、後免町のことですが、この裏通りが災害におきましても危険箇所ではないかと思っております。救急車が入れないようなところもございます。区画整理が必要なことは誰もが感じていますが、南国市の財政状況では手が回らないという現実であろうと思います。
 しかし、少し客観視してみれば、今駅前線という街路事業とともに、少しでも区画整理を行ったほうが結論的には財政的にも、防災の上でも、にぎわいのあるまちづくりの上からも効率的ではないかと思うところですが、これに関しましてはどのような御所見をお持ちでしょうか。
 南国市のまちづくりは、これまで何度も促してまいりましたが、どうも全体的な構想に欠けているような気がいたします。国の予算があれば何でも取り入れ、次々と点、点とした事業が取り組まれてきたという感がいたします。この点が集まり線となり、面となっていくという考え方もあるかもしれませんが、後で考えてみれば無駄になるかもしれない事業や取り組みがおくれて後手後手になり、かえって余分な経費を必要としなければならなくなったというような反省点もこれまでの南国市にはあるように思います。まちづくりにつきましては、少子化対策や若者の定住、文化の薫る町も含めてハード面、ソフト面あわせてこの際本当に目指したい設計をするべきだと考えます。その上で必要な事業をする、必要のないことに労力やお金はかけない、必要な財源確保などのためには知恵を使い、工夫する。現在行っていますコンパクトシティーの推進がまさにその機会であると思います。
 都市機能の立地誘導、公共交通の充実、景観形成、緑化推進の取り組みなどについて重点的に支援を行うということですから、適正な計画ができるチャンスではないでしょうか、御所見をお伺いをいたします。
 市街地住環境の整備の中で、市営住宅に関しまして、既存の市営住宅の計画的な大規模改修について検討する旨記載されておりますが、これには比較的大きな財源が必要とされます。
 市営住宅に対する考え方といたしまして、民間の借家などを南国市が借り上げて市営住宅として提供すれば、住宅の修繕費などは必要でなくなりますから、そのほうが経済的であり、民間の貸し主にとっても喜ばれるのではないかという御意見も耳にいたします。このことにつきまして、南国市として検討されたことがあるのかどうか、御所見とともにお聞かせを願います。
 さらに、第4次南国市総合計画には、都市計画決定されている南国中央公園については、市民の意向と新しいまちづくりの方向性を総合的に勘案しながら整備方針を明確にし、計画的に整備を進めていきますと記載されておりますが、この総合計画は平成28年度から37年度までの10年間の計画だと認識いたしておりますので、この10年のうちに計画的に整備が進んでいくと受けとめることができますが、それでよろしいですか。
 最後に、街路樹につきましてお伺いいたします。
 これまで何度かこれに関する質問をさせていただきましたが、どうも受けとめていただけていないと感じていますので、角度を変えてお尋ねいたします。
 1つ目に、現在南国市にある街路樹は何本ありますか。
 2つ目に、この維持管理費は年間どれくらい必要としているのかお伺いいたします。
 3つ目に、これらの街路樹は場所によっては必要ではないと感じるところもございますが、街路樹の現状をお聞かせ願います。古くなって汚く見えるだけの街路樹は、周辺に何の癒やしも美しい景観も与えておりませんので、その場合は取り除いたほうがよいのではないかと思います。
 また、場所によっては低木のものだけでよいのではないかと思うところもございます。町なかには風に揺れる美しい緑があれば心地よさもあり、空気も浄化されます。田畑の周辺には街路樹は要りません。これら街路樹の現状をしっかり認識した上で精査し、緑が美しいと感じる町並みへとしていただきたいと思うところでございます。南国市の御認識、御所見をお聞かせ願います。
 以上で1問を終わります。御答弁よろしくお願いをいたします。
○議長(西岡照夫君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 浜田和子議員さんの入札についての質問にお答えいたします。
 本市の入札制度は、公共工事に対する市民の信頼の確保とこれを請け負う建設業者の健全な発達を図ることを目的として行っております。このため、国の法改正や県の入札制度改正が行われますと、本市の入札制度もあわせて改正を行うこととしております。
 今回の改正も公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律の改正にあわせるほか、昨今の厳しい建設業界の現状を踏まえまして、本市の入札状況を加味しての改正を行うものでございます。
 また、入札におきましては、公正と厳正な競争性を確保した上で、市の政策として市内業者の健全育成と産業振興を図るため、市内業者ができるだけ入札に参加できますよう運用を行っておるところでございます。
 詳細につきましては、担当課長より説明をいたします。
○議長(西岡照夫君) 財政課長。
      〔財政課長 渡部 靖君登壇〕
○財政課長(渡部 靖君) 浜田和子議員さんの入札について、6月からの制度改正、市内業者優先の理由、大規模災害時の県外業者からの支援についての質問にお答えをいたします。
 まず、6月からの競争入札制度の変更につきましては、見積能力のない不良不適格業者の参入排除を目的とした公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律が平成27年度に改正されたことに伴い、おくればせながら市の運用基準を定めましたので、入札時に工事費内訳書の提出の義務づけを行うことといたしました。また、一般競争入札において落札予定者を第1位から第3位まで決定していたものを、実質的に必要な落札予定者1社のみ決定することとしたほか、最低制限価格算出につきまして、中央省官庁等の公共工事発注部局で構成する中央公共工事契約制度運用連絡協議会、通称中央公契連と言いますけども、このモデル改正を受け、算定方法の見直しを行い、最低制限価格の引き上げも行うことといたしました。あわせて前払い金の請求金額をこれまでの10万円単位から1,000円単位までの請求を可能とするようにしております。
 入札契約制度にかかわる法等の改正、昨今の厳しい建設業界の現状、入札制度を取り巻く環境の変化に対応した制度の見直しを今回6月から行ったものでございます。
 続きまして、入札における市内業者の取り扱いにつきましてですが、浜田議員さんがおっしゃられましたように、土木一式工事につきましては、制限つき一般競争入札を実施しており、市内業者数が一定確保されていることで競争性が保たれることから、予定価格1億5,000万円未満のものにつきましては、原則として南国市内に本店を有する者としております。
 土木一式工事以外の工事及び委託業務等につきましては、指名競争入札を行っており、入札参加者を指名しようとするときは、南国市指名基準により業種別・等級別発注標準に基づき、必要な数の業者選定を行っております。
 いずれにしましても、市長の申しましたように、市内業者が優先的に参加できるよう選定を行っていますが、工事委託業務等の規模や内容により市内業者のみでは発注標準の業者数が不足する場合におきましては、市外、県外業者を交えての入札を実施しております。ちなみに最も指名業者数が少ないものは、委託業務200万円未満の5社以上となります。
 入札は原則として公平かつ公正に競争を行うものであり、指名基準におきましても、市内業者の優先を明示しているわけではございません。あくまでも競争性の確保を前提とした上で、本市が政策的に市内業者の育成と産業振興を図るため、一般競争入札の制限及び指名競争入札における市内業者の優先選定を行っていることを御理解いただきたいと思います。
 次に、御紹介いただきました大規模災害時の県外業者からの支援につきましては、大変ありがたいお話をいただいたと思っております。
 災害時への対応等、地元業者の力は非常に大きなものでございますが、大規模災害で市内の被害が甚大になりますと、早期復旧に向けて市内業者のみでは支障を来すことも想定されます。このような際に県外業者からの支援という声はとても心強く感じます。南国市の一般競争入札実施要綱におきましても、災害復旧など緊急を要する工事は規定を適用しないとしており、随意契約も可能と考えております。
 こうした支援の声をどのように生かしていくことができるのか、業者もしくは地域の建設業協会等としての登録といったようなことも考えられますが、このようなことにつきまして財政課だけではなく、関係各課ともに検討していきたいと考えておりますので、今後ともこのような情報を御提供いただくとともに、御紹介等いただければ幸いと思います。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 環境課長。
      〔環境課長 島崎 哲君登壇〕
○環境課長(島崎 哲君) 浜田和子議員の御質問にお答えいたします。
 御質問の一般廃棄物収集運搬業務につきましては、契約の方法など毎年契約等審議会へ諮り、所定の手続を経て適切に契約を行っております。
 市内業者の育成は、将来に予想される南海トラフ地震による被災の折には、本市の復旧復興にもつながる大変重要な課題であると認識しておりますし、その市内業者のいずれかと市の業務が契約できていないことはまことに残念であります。
 一般廃棄物収集運搬業務の委託業者は、見積競争によって決定しておりますが、競争性を保つため、公告により市内に限らず見積競争に参加していただく業者を募っております。参加資格要件としまして、市内業者及び10キロメートル範囲内の者としておりますのは、そういった競争性の確保のほか、南国市全域の収集運搬業務を当日中に完了することが可能と判断するための基準として設定しているものであります。
 廃棄物の処理に限らず、市の業務委託に当たりましては、経済性も市内業者の育成もどちらも重要な課題と認識しております。環境課としましては、当該業務の契約などについて再度庁内で協議し、見積競争の方法について考えてまいりたいと思います。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 会計課長。
      〔会計管理者兼参事兼会計課長 橋田裕子君登壇〕
○会計管理者兼参事兼会計課長(橋田裕子君) 会計についての御質問にお答えいたします。
 公金の資金管理、運用につきましては、南国市資金管理並びに運用基準に基づき行っております。現在定期預金で運用しておりまして、国債や地方債といった債券を購入する有価証券での運用は行っておりません。
 運用先につきましては、市内の指定金融機関などに余裕資金の金額と期間を通知の上、利率見積もり合わせにより照合しまして預金先を決定しております。
 日銀は平成28年1月29日に日本で初めてマイナス金利付量的・質的金融緩和の導入を決定し、2月16日から導入をしております。現在国債の市場では、長期金利の代表的な指標となっています満期までの期間が10年の国債の利回りはマイナスの状態となっております。
 本市の定期預金の利率は、一例を挙げますと、4月預け入れで昨年0.41%が本年は0.18%に、6月預け入れでは昨年0.271%が本年は0.06%にと低下をしております。預金利子につきましては、昨年度と比べ本年度は減収となる見込みでございます。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 企画課長。
      〔企画課長 松木和哉君登壇〕
○企画課長(松木和哉君) 浜田和子議員さんからのまちづくりについての御質問にお答えします。
 まず、総合計画策定時の市民アンケート調査で市街地の整備の項目が市民の満足度で下から2番目に低かったことに対する市の捉え方についての御質問でございますが、この市民アンケートにおける市民からの満足度調査につきましては、選択項目として、平成27年度までの計画、第3次総合計画の基本計画の施策項目を使用しております。この第3次総合計画における基本計画、市街地の整備では、都市計画道路事業の推進や土地区画整理事業等の推進など住環境の整備にかかわる内容を盛り込んでいることから、このアンケートで市民から2番目に満足の低かった市街地の整備につきましては、市街地における住環境整備への不満があるとの分析を行ったものであります。
 ここで言う住環境整備とはどういう整備を考えているかという御質問でございますが、先ほど申し上げましたとおり、都市計画道路の整備や区画整理事業の推進など、市街地の道路整備や面的整備を住環境の整備として捉えております。
 第4次総合計画では、基本計画の施策、市街地・住環境の整備として整理をさせていただいております。広い意味では、この中には上下水道の整備や公園緑地の整備などもこの住環境の整備に含まれるものと考えております。
 総合計画の土地利用方針に記載しております中心市街地においては、にぎわいとうるおいのある住環境の整備を行いますという記載について、具体的な施策はということでございますが、これにつきましては、都市計画道路南国駅前線整備事業やこれと並行しましたJR後免駅駅前広場の整備、商業機能の集積誘導、また創業・起業の支援などが具体的な施策と考えております。また、施策大綱の中の産業・交流のまちの中にあります中心市街地の整備等とあわせて経営の安定と向上を図ります。これについての具体的な施策ということでございますが、総合計画の基本計画の施策、商業の振興の部分に整理をさせていただいておりますけれども、創業・起業への支援や特産品開発や販路拡大への支援、伝統産業継承などへの支援などによりまして企業や事業所の経営と安定を図るものであります。
 また、最後に中心市街地とはどこの地域を想定しているかという御質問でございますが、大まかに言いますとJR後免駅、後免町駅、市役所を結んだトライアングルゾーンが中心市街地として捉えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 都市整備課長。
      〔都市整備課長 若枝 実君登壇〕
○都市整備課長(若枝 実君) 浜田和子議員のまちづくりについての御質問にお答えをいたします。
 JR赤間駅を視察しての課長としての感想でございますが、整備前のJR赤間駅北口は、駅前広場が未整備で、狭い道路も多く、老朽化した低層の木造が密集するなど、交通結節機能や防災上の課題もあったようですが、土地区画整理事業で整備した現地を見てみますと、駅前広場にはロータリーと駐車場を設け、駅前広場の隣に公園を配置し、駅前広場の駐車場と一体でイベントが行えるようにするなど、大変工夫されているものが見受けられました。市の中心拠点として整備された赤間駅駅前は、市の顔として再生が図られたと感じられました。
 JR後免駅周辺も整備前の赤間駅北口と同じような状況であることから、今後、後免駅前広場を含めた整備を進めていく上で大変参考となるもので、少しでもこの貴重な体験を業務に生かし、後免駅前周辺の人の集まるにぎわいのある整備を進めていきたいと思っております。
 南国駅前線の整備とともに後免町に区画整理を行ったほうが財政的にも防災上でも効果的ではないかということにつきましては、浜田和子議員の言われるとおり、後免町は住居が密集しており、救急車が入れないようなところもあり、防災上危険な箇所があると認識しております。この問題を解決し、良好な住環境の形成を図る手法として、やはり真っ先に考えられるのが区画整理事業であろうかと思われます。また、別の手法といたしまして密集住宅市街地整備事業も考えられます。しかし、いずれにいたしましても財政的負担が大きいことから、今後十分に検討してまいりたいと考えております。
 南国市のまちづくりについては、全体的に構想が欠けていたかと思います。今年度と来年度の2年にかけておおむね20年後の都市の姿を展望し、居住や都市機能の誘導によるコンパクトなまちづくりを目指す立地適正化計画を作成する予定でございますので、この機会をチャンスと捉え、本当に目指すまちづくりとは何なのかを十分検討を重ね考えた上で計画策定してまいりたいと考えております。
 次に、民間の借家などを南国市へ借り上げて市営住宅として提供することを検討したことがあるかという御質問についてでございますが、今年度白木谷地区において、借家ではなく空き家を3戸市が借り上げて、市が修繕後、移住希望者へ貸し出す事業を行う予定でございます。この事業では、国、県合わせて4分の3の補助があり、仮に修繕費に900万円かかったとしても市の負担は900万円の4分の1の225万円となります。10年間の定期借家ですので、単純に市の負担額225万円を10年間でペイすると考えますと、1カ月当たり1万8,750円となり、入居者に低額な家賃で貸すことが可能であると考えております。
 浜田和子議員御提案の借家を市が借り上げて市営住宅として提供することについては、これまで検討したことはございません。この案はよい施策であると思いますが、市中心部の民間賃貸物件が多い地区では、市の借り上げた住宅を安い賃料で提供するとなると、市が借り上げない借家の貸し主への圧迫につながる可能性もあるのではないかと思われますので、慎重に検討する必要があると考えております。
 南国中央公園の整備につきましては、都市計画道路南国駅前線の整備にあわせて実施したいと考えておりまして、都市計画道路高知南国線の交差点より国道55号までの区間の早期整備につきましては、高知県議会産業振興土木委員会にも毎年要望書を提出し、高知県による施行をお願いしているところでございます。近年の街路事業に対する国の予算の配分が減少している状況を考えますと、この10年以内に計画的に整備が進められるかどうかわかりませんが、できるだけ早い整備を目指したいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 商工観光課長。
      〔商工観光課長 長野洋高君登壇〕
○商工観光課長(長野洋高君) 浜田和子議員さんのまちづくりに関する質問のうち、中心市街地活性化推進協議会に関する部分について回答させていただきます。
 海洋堂ファクトリーの誘致、整備と連携・連動した中心市街地及びその周辺地域の活性化の推進を目的に、昨年度中心市街地活性化推進協議会が設立されました。この協議会では、8回のワーキングを経てごめんまち将来像プランを作成しました。このプランでは、ものづくりをきっかけにした人材の確保・育成、地域の資源を活用した新たな産業づくり・振興や商業・観光振興を展開していこうとするものづくり、ひとづくり、まちづくりを基本方針として中心市街地の活性化に向けた活動を行っていくことを定めました。
 中心市街地活性化協議会では、将来像プランの実現に向けた足がかりとするため、本年度地域の機運や関心を高めるための取り組みとして、海洋堂に協力をいただき、地域の小学校や高校と連携した造形作品の制作、高齢者向けの造形教室などを実施、制作した作品の展示会を行う中心市街地「街なか」海洋堂ミュージアム事業の実施を予定しています。また、地域を発信するための事業の充実のため、これまでのハガキでごめんなさいコンクールとあわせてメールで作品の募集をするとともに、過去の入賞作品を映像化しライトアップイベントで紹介するメールでもごめんなさい事業を計画しております。
 市としましても、今後とも中心市街地活性化推進協議会、商工会を初め、関係団体等と連携をし、中心市街地の活性化に取り組んでまいりたいと思います。
 以上です。
○議長(西岡照夫君) 建設課長。
      〔建設課長 松下和仁君登壇〕
○建設課長(松下和仁君) 浜田和子議員さんの街路樹の御質問にお答えいたします。
 南国市の街路樹の本数と年間の維持管理費についてでありますが、本数は中木、高木合わせて818本になります。そして、年間の維持管理費用でございますが、約920万円でございます。
 南国市が維持管理している街路樹は、市街化区域内及び市街化区域隣接にあり、景観、環境、交通安全の向上につながっていると考えます。例えば十市パークタウンでは、緑のある町並みを求めて家を購入された方も多数いると考えますので、今後も引き続き維持管理を行っていきたいと考えます。南国自動車学校前の市道及び東工業西側の市道では、車と歩行者の分離や並木効果による視線誘導などの交通安全の向上につながっております。
 しかしながら、街路樹を植えてから長い時間が経過したことで歩道の舗装を傷めたり、交差点において見通しが悪くなった場所があります。そうした場合は、剪定の頻度をふやしたり、間引きをすることで対応していきたいと考えます。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 16番浜田和子さん。
○16番(浜田和子君) 御丁寧に御答弁いただきましてありがとうございます。
 初めに、入札のことなんですけれども。一般競争入札、土木関係のほうでは市内業者が優先であるのに、一般廃棄物の場合は10キロメートル範囲内にしなければならなかった理由というのが本当は聞きたかったんですけれども。それが言われてなかったということと、それと市長に私は一般廃棄物処理事業委託の入札において、現状に対する御認識と市長の御所見とわざわざお伺いいたしましたけれども、お答えがございませんでしたので、あえて2問目でもう一度そのことを市長に御答弁をお願いをしたいと思うところでございます。
 環境課長のほうからは、この見積競争に対して今後方法を考えていきたいというお答えはありましたけれども、どう考えていきたいかということがなかったですよね。考えていきたい。進むかなそれでというふうに。市民、市内業者を守るという観点はもうないのかどうかというふうに今度は聞いてみたくなりますね、そういうことになると。人間は日々食べていかんといかんわけですから、そのうちに2年、3年という時間かけたらそれはもう終わってます、そこは。手早い対応が望まれるんじゃないですか、今そのことに対して。それとも、公正で厳正な競争性、市内業者の健全育成を図るという入札の今市長もお答えになったんですけれども、そういう観点からいった場合に、これでいいんだというふうなことなんですかね。何となくここが心配です。市内のせっかくある業者で長い間やってきてくださった方に対して余りにも冷たいかなと。方法があるんじゃないですか、もっと具体的に何かやっていく。そうじゃなかったらもう市内業者だけでやるとかいうふうに決めんといかんなりますよ。そうじゃなくて、今のままでやるやったらやるで工夫をせんといかん。だから、市長はそれをどういうふうに認識していらっしゃるのか。市長が善処していく気持ちがあるというお返事いただけたら、課長の答弁それでよかったかなと思いますけど、市長から何の答弁もなく、課長がただ検討して考えてまいりたいという返事だけいただいても、これは前へ進むとは思えませんよね、どう考えてもね。
 それで、私はやっぱり市内業者を守っていくという南国市の姿勢というものがあって、ほかの方もともに生きていったらええがですよ。南国の市内業者がわざわざそこからはじき飛ばされて、やらないかんことはないんじゃないですか。初めてそこが入札してくるというならばわかりますよ。でもそうじゃないんですからね。そこのところはやっぱりもっと考えるべきやないかと私は市民目線ではそういうふうに思います。行政の目線が違うなら、それはそれでそういうことだと思いますけど、もう一回このところ市長と環境課長、よかったらお答えをいただきたいと思います。
 それから、災害時のときの業者さんとの提携というの、これ前向きに考えていただけるということで非常にいいかなというふうに思いますので、またいろいろと考えてください。ぜひ実現しといて備えていただきたいというふうに思いますので、よろしくお願いをいたします。
 会計についてでございますけれども、金利が余りにも低い預金ですので、いろんなところでお金が生み出せるんなら頑張っていきたいし、使うにようばんところでは使いたくないというのが私の今回の全体の流れとしての話ではありますけれども、ほかの市も同じようなことでしょうかね。運用についてはやっていないかどうかということで、お構いなかったらお答えいただきたいと思います。
 それと、まちづくりでございます。さまざまにお答えをいただいて私もわけがわからなくなりますけれども。この総合計画の中で私が見抜かってるのかしれませんけれども、例えば南国中央公園をここに書いてある10年の計画であるにもかかわらずここにはのせた。じゃ区画整理についてはしっかりとした考えをやったかどうか、これ書かれてましたかね、ちょっと私が見抜かってるんかもしれませんけれども。やっぱり10年以上のスパンででも南国中央公園を考えるというのであれば、区画整理もこれ必要やないですか。だから、全体像に立って将来どうするのかということの、そういう絵があった上でこの10年間どうするのかということが感じられるということでないといかんと思うがですよね。
 この総合計画については、ちょっとお聞きしたんですけど、きのうも前田議員さんもちょっと触れられたと思うんですけど、美しい文章だったかきれいな文章だったかわかりませんけども、まとまって書いて、私もきれいに書かれてるなと思いましたけれども。外部に発注して委託してつくったものですかと聞いたら、そうではなくて、前企画課長が懸命に取り組んでつくられた総合計画で、その審議会と一緒に話し合いしながら、策定委員会と話し合いをしながら一生懸命つくられたということで、随分とお骨折りいただいて頑張られたなと思いますけれども。私はちょっと外部委託したのですかと聞いたその私の真意は何かというと、この中から南国市がまちづくりに対する本気度を感じなかったということです。だから、外部の手なれた方がつくられたものかなと思ったわけです。ということが、これは今までだんだんの方がこれに触れられて質問をされた方も同じような気持ちを持たれたなということも感じながら、ちょっと皆さんの質問も聞いたところでございましたけれども。本当に一つ一つのことを目標としては出したと、こればあのことはしちょかんといかんろうというふうに感じました。だから、これを必ず実行していくんだというような本気度を感じなかったというのが正直なところです。
 市長は、駅前線とか街路事業で懸命にこの南国市を何とか活性化しようと頑張ってるわけですよ。財源もどうしようかと本当に大変な中、コンパクトシティーでやろうと思ってる中で、支えている副市長以下の課長さんが、もっと市長に対してさまざまな思いをぶつけて、みんなの意見をまとめて総合的に。今商工観光課長もお答えいただいた市街化活性化の協議会のお話もされましたけれども、そこだけで考えてるということではなくて、全体像を把握した上でそこを頑張るということがないと、そこだけで頑張る、こっちで頑張るという、点、点でやるというのはどうかなと思うわけです。
 どうしてもだから、皆さんで介護の高齢者の方の問題はこの町の中でどうなるのか、若者が定住する中でこの町の中どういうふうにするのか、文化は文化ホールはこの中にあったほうがいいのかないのか、そんなことも全部。きのう前田議員もファシリティのこと学校のことに関してそれをおっしゃったけれど、まちづくりからいっても同じことが言えるんじゃないですか。全体を考えて本当に要らないところをのけて、要るところはもっとここじゃないか。区画整理なんか絶対要りますよ。お金がないからじゃあ先延ばしでということで済む問題でもないんじゃないかと思うんですよね。
 それから、道路を今やるために財源がないからどうするか懸命に財源を探してやってるわけです。じゃ区画整理のためには懸命に考えることありました、初めから諦めてるんじゃないですか。そういうこともじゃ今はできなかったら、そしたらいつできるのかということまでみんなで考えて本気度をこの総合計画に感じられるものやないと。企画課長が一生懸命考えて皆さんと話し合いをしたけど、ここまではしなきゃならないというものを書いたということが私が感じたということだけではなかったなということを私も認識しましたので、あえてそのことを言いたいと思ったわけです。
 それと、いっぱい言うたらあれですから、もうこの辺にしときますけれども、街路樹のことですが、維持管理費が920万円ぐらいしか要ってないですかね、街路樹。もうちょっと要ってると私は思いましたけれども、1,500万円ぐらいは要ってるんかなと思いましたけど、これぐらいでしたかね。
 歩道の街路樹に関しましても、広い歩道はいいですよ。狭い歩道、交通安全にもなってると、逆やないかというふうに思ったりもするんですよ。ほんで、今、自転車の事故のこと大変クローズアップされまして、車道を自転車が走るようにということでしたけども、この南国市においては歩道をというふうになってるわけです。そういうところに狭い歩道に腐りかけたような街路樹が立ってて、その狭い歩道がまだ半分になっててそこを自転車と人が走るなんていうことは考えられないわけですから、そんなとこはのけたらええわけですよ、言うたらね。だから、そこをのけるかのけないか私が言うんじゃなくて、建設課のほうでもっときっちり精査して、一人で考えるんじゃなくて、それもみんなの意見としてここはどうかなということの1回精査、調査してやるべきやないかということを私は提案したわけです。それとともに、これが少しでも維持管理費が少なくなるということも考えられるんじゃないかな。そしたら道路の補修にも100万円でも回せるかもしれませんよね。そういうことも加味して効率的に本当に南国市のためにどうすることがいいのかということも本当に、本気度を感じさせていただきたいと思います。そうしたら市長ももっと笑顔で頑張れるんじゃないかというふうに思います。
 幾つか質問しましたけど、2問目よろしくお願いいたします。
○議長(西岡照夫君) 答弁を求めます。市長。
○市長(橋詰壽人君) 御答弁申し上げます。
 浜田議員さんおっしゃられた、その別に揚げ足をとるつもりはございませんけれども、地元業者がはじき飛ばされちゅうと、まあ言うたら、いうことでなくてですね。これは建設工事の場合は、例えば金額が一番小さい基準でいきましても1,000万円未満の場合は6社以上の業者を指名すると、こういう指名基準になっておるわけです。それが委託料の場合は、一番小さい金額200万円未満でも5社以上指名するとなっておるんです。ところが、南国市内の業者ではそれはそろわんです。ですから、そういうことで、ただいま環境課長が基準を言いましたけれども、10キロですか、そういうところは収集なんかの距離なんかのことも勘案してのわざわざそういうことで、近隣ということですよね。そういうことでやっておると。それで、ずっとやってきたのが入札ということじゃなくて、指名競争ということで随意契約をやってきたわけでございます。
 浜田議員さん少しおっしゃられて、私ちょっと気になったんですけど、競争見積もりをしておってまた随契にということは1社ということだと思いますが。そうではないですか、じゃその話はやめましょう。
 私はもしかして1社だけしかやってない業種があります。それは水銀を扱っておる業者さんですが、一番これ古い業者さんでございまして、その業者さんがいたために南国市が大変廃棄物処理行政の中では救われておると言っても過言ではないと思うんですが、今日まで至っておるわけでございますので。
 決して市内業者を排除するとかいうことは一度もございません。いつもこの指名の輪の中にはまず市内業者、足りない場合は県内、近隣とかして、まだそれでも特殊な工事でやれない場合は、県外とかいうことでやってきております。そのことをまず御答弁申し上げておきます。
 それと、ただいま浜田議員さん、まちづくりのことで非常に今後のまちづくりについて区画整理ということを心配されておりますけれども。私の思いは、今回街路事業で高知南国線、これの東西の道で、このまま行っておると莫大なかなりの金も投入しましたので、これ以上ちょっとしんどいと思いまして。ただいまL字型の交差点のところから55号線もまだやらないかんし、まだ東へも行かないかんという問題がありますので、私は思い切って県のほうにお話に行って、何とか、南国市もかなり汗をかいたが、東工業から西をやってくれないかということを申し上げたんですが、それで、やりましょうと。ただし、あの道については区画整理事業を少なくていいから、5ヘクタールでもいいから導入してくださいということで、それは引き受けましたと。
 私、それは南国市ができて50年ですか、たつ中で、一度も区画整理の経験がないんです。将来のことを考えたら、まさしく浜田議員さんおっしゃられておるように、もう見てもおわかりのように、不良住宅とは言いませんけれども、かなり古い、地震が来れば瞬時に壊れやせんかというような心配のするところもたくさんありますし、何せ言われるとおり周辺街路も狭隘です。ですから、先ほどおっしゃられましたように、救急車の問題もありますけれども、何といっても地震が来た場合のことを考えたら非常に心配されますので、私はこれを将来にわたっては、この区画整理事業を少しでもいいから、少しずつでもいいから導入していって新たなまちづくりをしていく、それの第一歩にしたいと思ってやっておるんです。ですから、確実に職員は育っておるし、いい経験をしておると思っております。
 そういうことを描きながらやっていくということでございますので、よろしくお願い申し上げます。
○議長(西岡照夫君) 環境課長。
○環境課長(島崎 哲君) 浜田和子議員の2問目でございますが、まずこの見積競争の参加資格について少し誤解があるのかなという点を1つ御説明しますと、10キロメートル範囲内の者だけ、つまり市内業者であってもそれ以上離れちょったらだめですよというような感じで理解されているのかなと。市内業者プラス10キロ範囲ということでございますので、お願いします。
 それと、市内業者育成はどうかは、私1問目でも答えたところでございますが、重要な課題だと考えております。つまり環境課としましても、何も市内業者さんを排除して市外業者に参加資格を与えておるわけではございませんので、市内業者さんに加えて一、二社、業務によって参加業者も変わってきますが、現在市内の業者さんには全て参加資格を与えた上で入札を行っております。開札事務も適切に行っております。しかし、その結果につきましては、私どもの及ばないところでございますので、何とぞ御理解をいただきたいところでございます。
 それと、最後に申し上げました検討の内容ということでございますが、現在収集業務につきまして、可燃物、金属、瓶、雑ごみ、紙、ペットボトル、それとプラスチック容器包装の収集運搬、これらにつきまして、可燃ごみと紙とプラスチック容器包装につきましては、市内をA地区、B地区といったふうに分けてございます。トータルで収集業務で10の業務に分けてございます。それらをもう少し小さく分けてということなども考えておりますが、結局決まったパイを幾ら小さく分けても、実際業者さんのメリットにはならないのかなと、そんなことも考えながら、そういったことも交えて検討していきたいという意味のお答えでしたので、よろしくお願いします。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 会計課長。
○会計管理者兼参事兼会計課長(橋田裕子君) 県内では一部の市町村では、国債などの債権を含めた運用をしているとお聞きしております。
○議長(西岡照夫君) 建設課長。
○建設課長(松下和仁君) 浜田和子議員さんの2問目にお答えいたします。
 年間の維持管理費でございますが、27年度の実績で私が確認しましたところ、中木、高木の維持管理費用として920万円と把握しております。金額に違いがということでございましたが、低木等の維持管理がこれには入ってないというように思います。少し確認をしますが、低木のほうはこの中に入っておりませんので、きょうお話ししました920万円につきましては、中木、高木の費用でございます。
 それと、見た目も悪く腐りかけている街路樹についてですが、いま一度精査をしまして、早い段階で対応をしていきたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 16番浜田和子さん。
○16番(浜田和子君) 済みません、大変ちょっと私も言葉間違ったかもしれないなと思いながら御答弁聞いておりましたけれども、入札排除という言葉をひょっと使ってたらごめんなさい。申しわけありません。
 結果的にはじき飛ばされてしまったということですよね、その見積競争の中でね。だから、ここの小さいところですよね、そこがどうしても結果的にそうなって、2社ぐらいは小さいと思うんですよね。そういうふうになってしまいますので、そこの工夫ですよね、それをぜひお願いできたらということで、具体的にお答えいただけるかなと思ったのがなかったので、そういうふうに言いましたけど、ぜひ工夫をしてください。よろしくお願いをいたします。
 区画整理も本当に大変ですけども、今、都市整備課長が最初の質問のお答えのときに、10年、20年、とにかく立地適正化計画の中に盛り込んで考えていきたいという御答弁がありました。それで市長の思いもお伺いをいたしましたので、そういうことにしっかりと期待をしていきたいと思います。本当に難しい課題だと思いますけれども、南国市にとっては本当に市民にとっても一番今必要かなというふうにも思いますし、時期が先より今のほうがいいがなという、そういう切実な思いもあって、そういうふうに言わせていただきましたけれども。ぜひ善処をして考えていただけたらと思いますので、どうぞよろしくお願いをいたします。
 街路樹のほうもどうぞよろしくお願いします。
 以上で終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。
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○議長(西岡照夫君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西岡照夫君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 明17日の議事日程は、一般質問であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて延会いたします。
 御苦労さまでした。
      午後2時28分 延会