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検索結果 »  平成28年 第391回 市議会定例会(開催日:2016/06/10) »

一般質問2日目(山中良成)

質問者:山中良成

答弁者:市長、関係課長


○副議長(岡崎純男君) 4番山中良成君。
      〔4番 山中良成君登壇〕
○4番(山中良成君) 議席4番の山中良成です。一般質問2日目となり、質問が重複いたしますけども、よろしくお願い申し上げます。
 私の質問は、地震対策についてであります。御答弁につきましては、市長並びに副市長、関係課長にお願い申し上げます。
 通告に従って質問いたします前に、まず4月14日木曜日21時26分に発生いたしました熊本県を中心とする熊本地震により被災された皆様に心よりお見舞い申し上げますとともに、亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げます。一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
 それでは、通告に従って質問をいたします。
 まず、4月14日木曜日に発生いたしました熊本県を中心とする熊本地震により被災された方々に、自分に何かできないのか考えていたときに、友人から一緒に炊き出しに行かないかお誘いをいただきましたので、5月3日から5月5日の0泊3日の強行ではありましたが、炊き出しのお手伝いに同行させていただきました。その炊き出しに行った際に調査したことや感じたことがありましたので少しお時間をいただき、皆様に御報告させていただきたいと思います。
 日程としましては、5月3日に高知を出発し、5月4日に被災された阿蘇郡西原村の避難所の一つである西原中学校に炊き出しにお伺いさせていただきました。この阿蘇郡西原村は、熊本から一番近い村であり、南阿蘇観光の玄関口でもあります。今回の熊本地震では、益城町とは隣同士であることから同じ震度7が起こっており、震災被害のひどかった箇所の1カ所でもあります。また、唯一水が使用できたこともあり、炊き出し訪問をさせていただきました。通常、炊き出しといいますとカレーが定番となりますが、東日本大震災のときに炊き出しはうれしいがカレーは胃にもたれてつらいと、特に高齢者の方々からお聞きしたことがありましたので、今回はうどんと焼き魚の炊き出しを行い、また提供していただきましたリープルやごっくん馬路村、小夏、まほろばトマト、ミレーなど、高知県産品をたくさん持っていきお配りすることで、被災されている皆様に大変喜ばれることができ、特に焼き魚につきましては、被災されていた皆様から、なかなか魚を食べる機会がなく、大変喜んでいただくことができました。また、果物である小夏も初めて食べられる方が多かったのですが、なかなか果物などを食べる機会がなく、お子さんから高齢者の方に好評でありました。提供していただきました企業の皆様には、この場をおかりいたしまして感謝申し上げます。
 この生ものは避難所でも気をつけないといけないもので、O157が西原中学校だけでなく、ほかの避難所からも発生したとお聞きいたしました。しかしながら、この西原中学校は、隣が元豆腐会社ということもあり、唯一地下水が利用できたため、自衛隊の方が地下水に水道をつなぎ衛生面を保つことができたそうです。また、この水があることで清潔にでき、御飯も炊け、お風呂もつくられており、入浴できるようになっており、理解しておりましたが、震災時に水が必要不可欠であることが実感することができました。
 ここで問題点も見つけることができました。それは、女性2名と四、五歳のお子さんが、ほかの地区から水をもらいに来ており、男手はなく、駐車場から水道まで長い距離、幾つものポリバケツを手で運んでおり、運搬に苦労しておりましたのでお手伝いさせていただきました。私が持っても重い水の容器を1日2家族分を運んでいたのです。そこで感じたのが、ホースを延ばせないのか、また容器を運ぶ台車は準備できないのか、そう思い、避難所運営の方とお話しさせていただきましたが、台車はなく、ホースは車がたびたび通るので朽ちてしまいますと返答されましたが、やはり運営者の方もこれが問題点だとはわかっているそうです。本市に至ってもこのような問題点がないようにしなければならないと考えさせられました。
 炊き出しまで少し時間がありましたので、被害が大きいとお聞きいたしました益城町まで足を延ばし、どのような被害に遭っているのか調査させていただきました。やはり古い家屋は潰されており、瓦のある家屋につきましても、瓦が散乱しておりましたので、屋根にブルーシートがかぶせてありました。しかしながら、神社につきましては、古いほうが壊れておらず、新しく建てられた神社のほうが被害がひどかったのが印象に残っております。このように被害を受けたお家につきましては、もちろん私たちが調査したときには、応急危険度判定をされた危険度別に分かれたステッカーを張られておりました。益城町や西原村は地盤が軟弱なわけではないのに、体育館の駐車場やたくさんの道路が隆起しており、震度7の脅威を目の当たりにいたしました。
 また、山に駆け上がる避難路がありましたが、避難路の階段部分が部分的ではありましたが倒壊しているのは驚きました。これが本市で起きてしまうと、津波が予想されておりますので、助かる確率が低くなってしまい、考えただけでもぞっといたしました。
 また、西原中学校に避難されている方は約200名おり、コミュニケーションを図る意味でもお話しさせていただきました。その中で被災されている皆様から一番に出てくるのが、余震により怖くて眠れないという声が多く、大きい余震の揺れが何度も続いている状態があり、そのために体育館に避難しても安全である保障はなく、体力的にも精神的にもつらいことをお聞きいたしました。その余震による怖さから、車に寝泊まりされている方が多いことがわかり、さらに子供たちは、ふだんは一人で寝ているにもかかわらず、この震災が起こってからは、おねしょがひどく、親と一緒でないと寝ることができないお子さんがふえたことがわかりました。やはり震災による心への心労を減らす対策も本市も考えていかなければなりません。
 そんなお話をしているときに感動した光景を見ることができました。それは、自衛隊員がそんな不安になっている子供たちと一緒に遊んであげ、ある自衛隊員は、小さいお子さんを肩車してあげておりました。これはその隊員がちょうど休憩時間だったのかはわかりませんし、この行為は規律違反かもしれません。それはわかりませんが、この肩車をされたお子さんは心から笑い、癒やされているのが私たちが見てもわかることができました。自衛隊員がすばらしいと再認識できることのできる光景を見ることができ、心から尊敬し、敬服いたしました。
 しかしながら、一方悲しいことをお聞きいたしました。それは、私たちが訪れたときまで村会議員や県会議員が一度も訪問されてないとお聞きし、落胆いたしました。確かに議員の中で自分のお家が倒壊したり、家族や親戚の方がお亡くなりになり、訪問できる状態ではなかったかもしれません。また、来られていたのかもしれませんが、皆様が気づかなかっただけかもしれません。しかし、住民皆様の声は、はっきりと来られていないと言われておりました。私は議員としてこの言葉をしっかり胸に刻み、住民の皆様の声を聞き、行動していきたいと思いました。
 以上が、今回私を初め有志一同で阿蘇郡西原村及び益城町に炊き出し、また熊本地震で被災された方々の状況と私なりの感想を御報告させていただきました。被災されている現場を見させていただいた中で、本市はどのようにやっているのか、たくさんの疑問や課題、提案がありましたので質問をさせていただきたいと思います。
 まずは、先ほど報告いたしましたように、水の給水場所及び運搬について質問をさせていただきます。
 もちろん本市も避難場所別に駐車場や給水場所の配置は決めているとは思いますが、女性や子供たちの運搬も考慮した配置になっているのか。また、配置になっていないのであれば、運搬方法はどのように考えられているのか、関係課長に答弁を求めます。
 私からの提案ですが、先ほども申しましたように、駐車場から給水所までが遠く、地面がアスファルトだった場合のみですが、小さくても構いませんので、台車の設置を提案させていただきます。これは、給水運搬場面だけではなく、物資を分けて運ぶ際や急遽けがをされて動けない方のためにも避難所に必要だと考えます。ぜひ前向きな検討をお願いいたします。この件につきましても、関係課長に答弁を求めます。
 次に、仮設住宅の土地の確保についてです。
 この熊本地震の大きい揺れにより家が倒壊し、たくさんの方が体育館などの避難所に避難されておりました。そこで必要になってくるのが仮設住宅です。これは、被災された住民の方からお聞きしたお話ですが、お金があるのに仮設住宅が建設できないとお聞きいたしました。理由は建設できる土地がないから。事前にどこか建てると決めて、民間の土地であれば契約しておけばこの問題は解消されていたでしょう。本市も他人事ではありません。本市だけでなく、高知市の住民も本市に避難する可能性は高く、これから起こるであろうと予想されている南海トラフ地震に備えて準備しておかなければなりません。
 また、平成27年6月議会で村田議員と土居恒夫議員がこの仮設住宅の土地について一般質問されており、その際に課長の答弁では、建設予定地としましては検討すべき大きな課題であると答弁されております。そこで、仮設住宅設置について質問をさせていただきます。
 本市の公的仮設住宅地域及び民間の土地で契約されている場所を教えていただき、現在の契約進捗状況及びこれからの計画を市長及び関係課長に答弁を求めます。また、大きな課題であると答弁されておりますので、改善されている点もあるかと思います。どのように改善されたのか、関係課長より答弁を求めます。
 さらに、仮設住宅を建てる際に行政だけでは負担が大きく、迅速な対応ができないと考えます。そこで、建設協会や建築協会、建設労働組合と連携をとっていく必要があると思いますが、本市はこのような連携をとっているのか。また、とっていないのであれば、現在どのような計画を立てているのか、市長及び関係課長に答弁を求めます。
 次に、避難所別災害時ホームページ設置について質問をさせていただきます。
 この熊本地震が発生し、物資を送る際に、どこの避難所に何がどれだけ足らないかわからない状況が続きました。情報がわからないのです。本市もフェイスブックを活用した取り組みをしておりますが、熊本ではツイッターがより早くの情報を取り入れることができ、私たちも熊本に向かう際、交通情報に活用させていただきました。そこで、ツイッターの活用も大切ですが、私は震災時避難所別に開設できるホームページの提案をさせていただきます。
 避難所ごとにホームページを開設する、に難しいイメージがありますが、フォームは既に作成し、URLをとって、後は幾つかのクリックをすればよいようにつくり込んでおき、もしわからない方のためにマニュアル本も作成しておくとなおよいと思います。このホームページのよいところは、パソコンを使用できる方であれば誰でも閲覧できますし、最初からリンクを張ることで、リンク部分を押せば、そこに飛ぶことができますし、そこの避難所の方が更新すれば、何の物資が足らないのかわかることができ、直接そこに物資を送ることも可能となります。このような利点があるからこそ、本市にあります高知高専や東工業高校と連携し、作成することで、生徒たちの防災意識向上につなげることができると思います。ほかにもホームページを作成している会社は、オフィスパークを初め、本市にもあるはずです。そのような業者と連携し、自主防災組織や地域住民への指導を仰ぐ協定なども結んでおくのも一つのアイデアと思います。
 そこで、この災害ホームページについて質問をさせていただきます。本市として災害時ホームページの開設をされる計画をされているのか、また高知高専や東工業高校など学校との連携や本市にあるネット関係の業者との協定を計画されているのか、市長及び関係課長に答弁を求めます。
 次に、防災の観点から小中学校及び保育所・保育園内にある蛍光灯をLEDにかえることを提案させていただきます。
 東日本大震災時や熊本地震のときに、地震の揺れが大きいために蛍光灯が落ち飛散し、危なかったとお聞きいたしました。現在の蛍光灯には、飛散フィルムを張って取りつけておりますので、もし授業中に揺れが激しい地震が発生し、現在の蛍光灯が落ちた場合、飛散することはありませんが、ガラスが割れ、それによる手足、頭のけがだけでなく、目に細かいガラスが入る可能性も高いと考えられます。しかし、現在のLEDは熱を持たないため、ほとんどの製品がプラスチックでできているため、私がLEDを折ったりしても割れることはありません。
 そこで、現在小中学校及び保育所・保育園にてLED化の進捗状況及びどれくらいの使用率かをお聞きし、これからもふやしていく計画をしているのか、市長及び関係課長に答弁を求めます。
 以上で1問を終わらせていただきます。御答弁よろしくお願い申し上げます。
○副議長(岡崎純男君) 答弁を求めます。上下水道局長。
      〔上下水道局長 西川博由君登壇〕
○上下水道局長(西川博由君) 山中議員さんの質問にお答えいたします。
 上下水道局といたしましては、災害時の応急給水拠点を11カ所設定しております。大篠、岡豊、十市の配水池、三畠、中部、日章、稲生の水源地及び香南中学校、鳶ヶ池中学校、久礼田小学校と今年度完成します伊都多神社の耐震貯水槽であり、各拠点から直接給水及び避難所や医療施設への運搬給水を計画しております。災害復旧の進捗状況に応じ給水可能な配水管を利用して給水基地を複数化し、給水の効率化を図りますが、各給水拠点では、応急給水栓での給水となるため運搬が必要となります。
 各給水拠点には2名を配置いたしますが、水道局職員だけでは不足のため、水道経験のあるOBや水道検針員の方と災害時協力協定を結び協力をお願いしておりますが、状況によってはそれでも人手不足になります。背負える給水袋の配布もいたしますが、小さなお子さんを連れたり、高齢者等には大変だと思います。給水拠点の状況により運搬方法の検討も必要なんですが、何よりもまず運ぶマンパワーが必要となるため、ボランティアや御近所の方の御協力をお願いしたいと思っております。
 以上です。
○副議長(岡崎純男君) 危機管理課長。
      〔危機管理課長 中島 章君登壇〕
○危機管理課長(中島 章君) 山中議員さんの応急仮設住宅についての御質問につきましてお答えいたします。
 避難所での生活は、精神的にも肉体的にも非常に負担が大きく、体調を崩された方や避難所を出て車中で避難生活を送られた方もいらっしゃいます。少しでも早く避難者の苦痛や不安を解消するためにも、応急仮設住宅の早期の建設は必要なものであります。応急仮設住宅の建設用地につきましては、現在のところ市の所有しております公園や学校等のグラウンドを考えております。事前に応急仮設住宅の建設用地や復旧用資材置き場等として使用するための登録制度である、災害応急対策協力用地登録制度での登録はありません。制度の改善点としましては、制度自体には問題は見られないと思いますが、地域での説明会では、使用終了時に耕作地として原状回復ができるのかが不安であるなどという意見があり、制度の説明や周知が十分でないところが登録をいただけない理由ではないかと思います。今後は用地の確保につきまして少しでも早く避難者の苦痛や不安を解消し、生活安定を図るために努力してまいりたいと思います。
 応急仮設住宅の建設につきましては、市町村が建設用地を手配し、仮設住宅の建設は県が行うこととなっております。高知県はプレハブ建築協会や全国木造建設事業協会と災害時における応急仮設住宅の建設に関する協定を締結しております。
 以上でございます。
○副議長(岡崎純男君) 情報政策課長。
      〔情報政策課長 崎山雅子君登壇〕
○情報政策課長(崎山雅子君) 山中議員さんの災害時のホームページ設置に関する御質問にお答えいたします。
 昨日前田議員さんの御質問に対し答弁いたしましたとおり、現在災害時の情報発信については、SNSを中心に考えております。これは、東日本大震災のときに携帯やスマートフォンを持って避難された方が多かったこと、これらの携帯端末は停電時でも利用できる可能性が高いこと、携帯端末用の通信の復旧が比較的早いこと、発災時に携帯端末を使って手軽にできる情報共有・発信の手段があることによります。
 ただし、これは発災直後のことでございます。大災害時には、避難所生活が長引く可能性があり、避難所運営の中で時間の経過とともに、効果的な情報共有と情報発信の手段が変化することは考慮する必要があります。東日本大震災のときも情報共有手段として、生活に必要な情報の共有などについて、避難者の方の評価は、臨時災害放送局からコミュニティーFMへと変化いたしました。情報共有、情報発信の手段が多ければ、住民の方の選択肢がふえ、発災後の時間経過に伴い状況が変わっても、状況に即した情報共有、情報発信が可能になると思います。ただ、災害時に利用するためには、災害時のみでなく平時においても利用し、なれておく必要があるということは考えておりますので、ホームページについては、SNSのような広く提供されているサービスとは異なり、どのような機能が必要かも含め、避難所運営にかかわる皆様の御意見も十分にお伺いする必要があると思われます。これまで避難所ごとのホームページの開設は考えておりませんでしたが、御提案いただきましたこと、ホームページの利点等を考慮いたしまして、高専、事業者との協定も含め、御提案いただいた内容を考慮し、今後検討してまいりたいと思います。
 以上でございます。
○副議長(岡崎純男君) 教育次長。
      〔教育次長兼学校教育課長 竹内信人君登壇〕
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人君) 山中議員さんから御質問のありました、学校におけるLED照明の設置についてでございますが、現在市内小中学校は、昨年度から非構造部材の耐震化を行っております。その工事の中で照明器具そのものを交換する必要がある場合には、予算の範囲内でLEDに交換を行っております。これまでにも器具の本体を交換する必要がある場合には、LEDに交換をしてきておりますが、一斉もしくは計画的にかえるまでには至っておりません。現在1,445台のLEDを設置しておりますが、全体からいえば決して多い方ではありません。山中議員さんが言われますように、耐震性や耐久性を考えましてもLEDの優位性は認められますので、今後も大規模改修や器具の本体の交換時には、LEDへの交換を進めてまいりたいと考えます。貴重な御提案、ありがとうございました。
○副議長(岡崎純男君) 子育て支援課長。
      〔子育て支援課長 田内理香君登壇〕
○子育て支援課長(田内理香君) 山中議員さんの保育施設のLED照明設置についての御質問についてお答えをいたします。
 公立保育所におきましては、まだLED照明の設置対応ができておりません。非構造部材耐震化対策として、財政担当と協議を重ねておりますが、早い段階で対応を進めてまいりたいと考えております。民間保育園におきましては、大篠保育園が平成27年度末にLED照明への交換が完了しております。5園の民間保育園は、部分的にLED照明への交換を行っており、残りを順次進めていく予定であり、残りの2園の保育園についても、現在検討していると確認しております。
 以上でございます。
○副議長(岡崎純男君) 4番山中良成君。
○4番(山中良成君) 執行部の皆様、御丁寧な御答弁ありがとうございます。
 まずは、給水場所の運搬等についてですけども、上下水道局長のほうからも2名配置しておるというふうに言われておりますけども。もちろん住民の方にも手伝ってもらうことは当たり前ですけども、自分が熊本の西原中学校に行ったときには、やはりそこまでのなかなか運営が回ない状況が続いておりましたので、どうしても自分で運んでいく方が多い状況が続いておりました。上下水道としてそろえていただくのも必要かもしれませんけども、またぜひとも自主防災組織のほうにもこのような事例があったということはお話いただいて、必要になる可能性もありますということは伝えていただきますようよろしくお願いいたします。
 続きまして、仮設住宅の件ですけども、課長につきましては、仮設住宅の重要性について認識されていることがすごいこちらもわかりました。ただ用地の確保については努力していくというふうにお答えをいただきましたけども、これでは1年前と一緒の答弁になってしまいます。職員の方が一生懸命頑張って行動されていることは、自分も承知しておりますけども、やはり熊本もそれによって仮設住宅を設置するのが遅くなったというふうな状況が自分も体験してわかってきておりますし、これが新聞等でも報道されております。だからこそ本市としては、少しでも耕作放棄地、普通の田んぼだけではなく、耕作放棄地になっている場所もしくは貸していただいた方に利点をつけることで貸していただけるようにして、少しでも仮設住宅を設置できる準備をぜひしていただきたいと思います。課長も本当に頑張っているのはわかっておりますけども、この件についてぜひ進めていくと課長からお聞きしたいと思いますので、もう一度この件について質問をさせていただきました。御答弁のほどよろしくお願いいたします。
 続きまして、災害ホームページの件ですけども、先ほど言いました、先日前田議員にも地域SNSをやっていくというふうに言われておりましたけども、先日課長も南国市PTA連合会でも説明をされたと思うんですけども、なかなか普及がしづらいというのは事実です。なおかつSNSは、リアルタイムはすごい、自分たちもすごい活用できるんですけども、ただどんどんどんどん更新してしまうと前の情報が見づらい、もう見れない、探しにくい状況が続いてきますので、ぜひともそれが見やすいホームページをつくっていただければいいと思っております。先ほど携帯やスマートフォンというふうに言われてましたけど、携帯やスマートフォンでもホームページは更新できます。ワードプレスを使ってやれば、私もホームページを持っておりますので、それで更新することができますので、そこはもっと前向きに検討していただきたいなというふうに思います。この件については御答弁は要りませんけども、ぜひ進めていただきますようよろしくお願いいたします。
 最後に、小中学校、保育園・保育所のLED化につきましてですけども、同じことを言うようですけども、やはりこれは本当にこれを提案したのには、先ほどの背景があって、熊本地震だけではなく、東日本大震災の際にも蛍光灯が落下して、ガラスがそのときには飛散、フィルムを張っておりませんでしたので、ガラスが割れて散乱してしまって、保育園、小学校、図書館からの迅速な避難ができなかったというふうに、当時のそちらの課長のほうから僕は聞きました。これは逆に危ないので、どうしても急いで逃げることができない。それによって津波にのまれることはなかったんですけども、これがもしのまれることがあれば、大変重大なことになると思います。先ほども言っておりますように、蛍光灯は全てガラス管を使っておりますので、プラスチックに比べて衝撃に弱く、天井に取りつけているのにも重量も重いので危険性が高いというふうになっておりますので、ぜひLEDにかえることによって、少しでもその被害を少なくしていただきたいです。
 なおかつLEDにつきましては、国は2020年をめどに白熱灯と蛍光灯については、国内での製造と国外からの輸入を実質的に禁止する方針を2015年11月に決めております。また、2020年以降、水俣条約によって一定量の水銀を使用した製品製造の輸出入が禁止になるようになっております。だからこそ、もうこの非構造部材を工事しているときにかえていただきたかったんですけども、その予算がまだ今ないということですので、市長ぜひとも来年度この予算をつけていただきたいと、この予算を考えていただきたいというふうに思っております。費用面でもしLEDは高いのであれば、自分がインターネットで調べたときには、レンタルやリースもありますので、買うだけではなく、レンタルやリースという方法もあるかなと。それによってそういう危険防止を少しでも防いでいくということをしていただきたいと思います。ぜひ市長のほうから、よかったら御答弁のほどをよろしくお願いいたします。
 以上で2問目を終わらせていただきます。御答弁のほどよろしくお願いいたします。
○副議長(岡崎純男君) 答弁を求めます。市長。
○市長(橋詰壽人君) 山中議員さんには遠路3日間にわたりまして、不眠不休のボランティア活動、本当に御苦労さまでございました。また、先ほど来復旧活動といいますか、支援活動に参加されての経験、貴重な経験を早速今議会に御提案という形で、いろいろと我々執行部にいただきまして厚く御礼を申し上げます。
 先ほど提案されましたLED化につきましては、既に所管しておる課に、どの部分からやっていくのか。個々ばらばらにやるんではなくって、今耐久性あるいは省エネ、経費削減、いろんな視点からLED化ということはもうそろそろ南国市も全体的に取り組まなければならない時期に来ておる、こういうように判断をしております。したがいまして、それをどこからどのような形で手をつけていくべきか、一番効率的かということでございますので、これはできるだけ早い時期に手をつけていきたい。先ほど議員御提案ございましたレンタルですか、そういうことも私も一度そういうお話も伺ったこともありますし、そういう手法で全体的なLED化について社の方針で提案していくという方法もあるようでございますので、そういうようないろんな方面から検討を加えてやっていきたい、そのように思います。
 冒頭言われましたように、焼き魚とうどんですか、そういうことでやられたということなんですが、お話を伺っていて、ちょうど私お話ししたことがあるかもわかりませんけれども。阪神・淡路の震災のときに、地元の体育会を率いて神戸まで行ったんですが、そのときお話ししたと思うんですが、あの雪のちらつくテントの中でいた御老人の方に持っていったおにぎりを一つお分けしたときに、本当に久しぶりの銀シャリだなと言って、うまいうまいと言ってそのお年寄りが頬張った光景を思い出しながらお話を拝聴しておったんですが。残念ながらその明くる日、中学校の校庭で炊き出しをしたのは私はカレーでございまして、そうですね、私にとっても貴重な体験でございましたが。いやそういうボランティア活動というのは、折に触れて体験して、その中で我々が被災者になった場合に生かせることというのは、必ずや幾つかあると思いますので、今後ともの御提言をよろしくお願い申し上げます。
 以上でございます。
○副議長(岡崎純男君) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章君) 山中議員さんの2問目の質問にお答えいたします。
 仮設住宅の建設用地としましては、一まとまりの土地が必要になります。この場合、やはり地区としてまとまって取り組んでいかなければなりませんので、そのあたりのところを説明して建設用地の確保に努めていきたいと思っております。
 以上でございます。
○副議長(岡崎純男君) 答弁を求めます、ない。4番山中良成君。
○4番(山中良成君) 市長のほうからも答弁、本当にありがとうございます。市長がカレーをつくってしまったことは、私として申しわけありません、本当に。ボランティア活動をさせていただいたことは、本当にいい経験となりました。
 また、ぜひLED化につきましては、お子さんのためでもあります。お子さんたちがどうしても避難していくのに、早く逃げるということは、特に保育所・保育園の方たちのお子さんはなかなか難しいと思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。
 また、課長のほうから、私はこれからやっていくというふうに解釈をさせていただきましたので、ぜひとも早急に、また皆様とお話し合いをしていただきながら、建設課そして都市整備課の皆さんとも連携しながら、ぜひともよろしくお願いいたします。
 最後に、高知市のある建設会社さんが、折り畳みのコンパクトな緊急対応時マニュアルを作成しております。これは本当にコンパクトになり、自分も財布の中に入れております。これは本当によくできておって、自分の情報だけでなく、日ごろの準備、緊急時避難アイテム、NTT171の災害伝言ダイヤルのかけ方、あと心肺蘇生の手順、交通事故発生時の対応・手順、火災発生時の対応・手順、地震発生時の対応・手順等、絵もついて見やすくなっております。ぜひとも本市としてもこのようなコンパクトなものをつくっていただければ、財布やバッグの中に入れやすいと思います。もちろん本市もA4判でつくられているとは思いますけども、やはりいざ出るというときには、どうしてもコンパクトなものが私たち世代には本当に重要になっておりますので。ぜひとも、ちょっと高齢者の方にはちょっと見づらいかもしれませんので、そこはデメリットかもしれませんけど、ぜひともこういうのも参考にしていただきながら、また地震対策のほうを進めていただきますようよろしくお願いいたします。
 以上で質問を終わります。
○副議長(岡崎純男君) 答弁よろしいですか。
      (「構いません」と呼ぶ者あり)
          ―――――――――――*―――――――――――
○副議長(岡崎純男君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、延会したいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○副議長(岡崎純男君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 明16日の議事日程は、一般質問であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて延会をいたします。
 御苦労さまでした。
      午後2時59分 延会