トップページ > 南国市議会 > 議会議事録
読み上げる

議会議事録

  • 開催別
  • 一般質問
  • 議員提案
  • 市長提案
  • その他
  • 検索

検索結果 »  平成19年 第325回市議会定例会(開催日:2007/06/15) »

一般質問 3日目(岡崎邦矩)

質問者:岡崎邦矩

答弁者:市長、副市長、教育長 ほか


○議長(高橋 学君) 8番岡崎邦矩君。
      〔8番 岡崎邦矩君登壇〕
○8番(岡崎邦矩君) 先ほどの浜田勉議員も触れられましたが、質問に入る前に、市長、教育長、23日の食育フォーラム、御盛会おめでとうございます。職員の皆様、大変御苦労でございました。感謝いたしております。
 今議会、私は市長の政治姿勢の中で、文化とスポーツNPO、小学生駅伝、談合疑惑その後、中山間地域の調査の経過についてお聞きしたいと思います。御答弁をよろしくお願いいたします。
 午前中に終われるよう努力いたしますので、御答弁をされる方も、私が2問をするにようばんようになったら午前中に終わると思いますので、よろしくお願いします。
 まず最初に、文化とスポーツNPOでございます。
 ちょっとお待ちください。
 例によって原稿1枚忘れてきたかもしれませんが、持ってきておるものでありますので、よろしくお願いします。
 指定管理者制度は、単に公共施設などの管理を民間開放する制度ととらえずに……。あ、あったかのう。とらえるのではなく、多様化する住民ニーズにより効果的に効率的に対応するため、公の施設管理に民間の能力を活用しつつ、住民サービスの向上を図るとともに、経費節減を図る行政改革の趣旨に合致してる指定管理者制度は、公共サービスのあり方や、ややもすれば役所的に形式主義のもとでサービスが、指定団体の自由な多彩な発想で多彩なサービスが期待できる。今、全国で展開されている構造改革特区や地域再生プログラムなどとうまく組み合わせれば地域の活性化にも大きく貢献するものと思うが、まさに南国市においても南国市文化スポーツNPOが指定を受けて1年が経過しました。この間、土日はあきがないという状況で、従来高知市で開いていた大会も、メーン会場を南国市で開催する団体もできたり忙しくなり、うれしい悲鳴を上げているときに、特にNPOが計画して市長が教育長や関係部門に働きかけて実現した新機種の導入されたトレーニングルームの利用者は大きく増加、中でも中高年や女性の利用がふえたと聞くが、これは市民の健康管理、寝たきり防止のためにも喜ばしいことであります。
 いいことはわかっていても、いわば市民への第一線で対応してるNPOには、現在の体制では、現実に利用者の増加に喜ばしい悲鳴を上げながら、人的、予算的にも余裕がないのが実情ではないかと思う。教育委員会は、NPOに予算枠内での自主的な活動をさせながら、対話を通じて市とともにトレーニング機器導入のときのようなバックアップをすべきと思うが、市長、教育長のお考えをお聞きする。
 また、図書館の問題でありますが、市は一度NPOに委託決定後、大幅な減額を求め、NPOが辞退した経過があります。NPOへの委託に積極的だった教育長は、3月議会での御答弁で、教育長として大きな責任を感じると言われました。その教育長御みずから図書館長に御就任されました。再度NPOと協議されるのか、それとも他への委託をお考えなのか、お聞きします。
 次に、小学生駅伝でございます。
 このことにつきましては、私たち南国市陸上競技協会が主催をし、森尾稔会長の駅伝を守る会などの後援をいただき、平成8年11月28日に第1回大会を開催して以来継続しておりましたが、10回大会からは市長、教育長の強い御希望により南国市に御主催をいただき、感謝をいたしております。そして、私たち南国市陸協が主管となり、場所も十市石土池から現在のスポーツセンターを発着点とする空港寄りに場所を移したことは、皆様御案内のとおりであります。これも市長の強い御希望により場所を移動いたしました。
 そこで、市長、教育長に強く要望したいと思います。
 市長は、さきの3月議会で4選目の出馬をしないと声明されましたので、ことし11月の開催の第12回大会が最後になるわけであります。そこで、次期市長に引き続き積極的に取り組むよう引き継ぎをしていただきたいと思います。教育長も浜田市政発足直後に御就任されており、はっきりは申せませんが、市長と前後して勇退されるものと考えられます。もしそうなれば、市長同様、ことしの12回大会が少なくとも教育長としては最後の大会になりますので、市長、教育長の強い希望で主催になった経緯を関係方面に周知をお願いいたしたいと思います。
 続いて、学校教育課長にお聞きをしたいと思いますが、その前に課長の前任稲生小学校は、第1回大会より複数チームで連続御参加をいただき、私たち南国陸協が主催してきました9年間に、実に3連覇を含む5回優勝、2回準優勝を記録した市内最強校であります。御承知のとおり、南国市が出場しております県下市町村対抗駅伝の主力は小学生駅伝経験者で、稲生小学校の卒業生でございます。ことしは、その卒業生が私の期待に背いたので敗れました。
 私は、この小学校駅伝について、歴代の学校教育課長さんに、生涯学習課、昔は社会教育課でしたが、同様の御協力を強く要請してまいりました。当時の課長さんからは、生涯学習課同様に取り組みをすると御返事はいただいておりましたが、市長、教育長の御配慮かわかりませんが、次の大会には御栄転となっておりました。私のお話しするタイミングも悪かったかもしれませんが、特に前回の大会には学校教育課からお一人の御出席もなく、残念で、寂しく思ったことでした。また、保護者や大会役員関係者から、市の主催なのに市の姿が見えないと直接、間接お話があり、私は当日、一日じゅう、常に平身低頭をしておりました。谷脇課長は、御就任初議会で失礼でございますが、この機会にお話ししてないと、まさか市長も教育長も11月までに御栄転はさすまいと思いますので、この機会をおかりして質問をさせていただきます。この大会に対するお考えと、課長御就任の抱負をお聞かせください。
 次に、談合疑惑のその後についてお伺いいたします。
 この件につきましては、副市長は当時の助役の時代に3月議会で公正取引委員会に資料を渡し、司直にゆだねると御答弁をされましたが、その後5月10日付の高知新聞に、南国市が一般競争入札を拡大、土木工事400万円以上とし、県内の自治体では初めてじゃないかと言われております。また、金額に応じ4ランクに分け、市内業者優遇措置をとっていることは高く評価するが、その決定には公正取引委員会や司直と協議をされたり指導を受けたりしたことがあるのかどうか。現在までの経過と談合の有無についてお聞きしたい。その結果は市民に報告すべきだと思う。
 最後に、中山間地域調査の経過についてであります。このことは私の勉強不足でございまして、既に調査が終了しており、調査の経過ではなく結果でありますので、御訂正をお願いいたします。
 これは県が進めている広域合併に関連し、市長が県に要望し、行われた調査と聞き、中山間地域住人の一人としてお礼を申し上げたいと思います。どうもありがとうございました。
 調査の結果を市としては把握していることと思いますが、長期にわたる農林業の不振が主因で過疎・高齢化が進み、既に消滅状況の集落や、65歳以上の高齢者が集落の半数以上を占める限界集落も多く、集落行事にも支障を来す。出身者の協力で開催している集落もあります。
 今一番の悩みは、高齢者の通院であります。家族が車を運転する家庭はよいですが、いつも近所や知人に頼むわけにもいかないのです。このことにつきましては、大豊町であった事実は皆さんも御案内のとおりと思います。厚意で近所の若い人が高齢者を病院へ運んでおりましたが、お礼といいますか、慣習といいますか、わずかなお金を渡したために白タクとして逮捕されたという事実が過去にあったわけです。そのようなことから、近所や知人に頼んでもお礼もできないわけでございます。
 町では、よく介護タクシーを見かけます。山間地域へも行けると聞いておりますが、料金の支払い方法や時間制限などあるのか、また利用は南国市内に限るものか、お伺いしたいと思います。
 なお、一般タクシーを利用しますと、集落にもよりますが、往復1万円以上かかる部落も多いと聞いております。山間地域の収入の少ない高齢者には大きな負担となっております。このことについて少しお話を聞かせていただきたいと思います。
 それから、先ほど原稿1枚抜かっておりましたが、先ほど浜田勉さんが持ってきてくれました。このことにつきましては、昨日の高知新聞に、黒滝の国有林で作業中に木材が当たり死亡した事故が報道されました。今林業する若者がほとんどいない現実の中、若い、32歳ですか、作業員の死亡に私も大きなショックを受けました。事故現場が南国市とあり一層残念でなりません。このことは私の感想でございまして、答弁は求めておりません。
○議長(高橋 学君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 浜田 純君登壇〕
○市長(浜田 純君) お答えをいたします。
 岡崎議員さんから直接私に御質問をいただきました点につき、お答えをさせていただきたいと思います。
 まず、岡崎議員さんからは、常日ごろから市長の私に対する答弁がちょっと短いとクレームが出ておりますので、少し時間をちょうだいしてお答えをさせていただきたいと思います。
 まず、スポーツセンターの管理運営を委託しておりますNPOへの支援につきまして御指摘をいただきました。トレーニングルームの拡充につきまして、NPOの方からも大変な御要請を受けたわけでございます。窓口になっております教育委員会の方でNPOの今後の活動方針等を十分聞き取っていただきまして、教育委員会の判断のもとで、必要な予算等につきましては、また予算編成を行う市長という立場で、十分教育委員会の考え方を尊重をしていきたいと思っております。
 次に、小学生の駅伝に関することでございます。私は、今議会でも、有沢議員さんから子供たちの体力が非常に問題があるというような御指摘もあり、若干そこでもお答えをいたしましたように、こうした小学生の駅伝競走あるいはその他スポーツクラブへの加入、こういったようなものを通じて、やはり元気な南国市の小・中学生であってほしいと願っておるものでございます。特に中学校のスポーツにつきましては、いろんな県下大会、四国大会、全国大会等で市内の中学生が大活躍をするということで、大変誇りに思っております。また、けさのある新聞によれば、全国の、サントリーカップですか、小学生の6人制のバレーボールで大篠のスポーツクラブが男子の全国大会へ出ると、初出場、また女子も大篠のクラブが、決勝で惜しくも敗れたようでございますが、2位で四国大会へ出るというように、市内の小学生も、全員ではないにしても、私は子供たちはスポーツの領域でも頑張っておるということで、大変うれしく、誇りに思っておるところでございます。
 したがいまして、この小学生の市内での駅伝も、ぜひ予算面でも何とか努力をして、ずっとこの大会が継続されるように教育委員会の方にもお願いをしておるところでございます。かねて教育委員会の方、あるいは岡崎議員さんにも私自身お願いをしたと思いますが、この小学生駅伝、経費も大変なものだろうし、警備の問題もあります。また、学校の先生方の随行という問題もございますが、いろんな困難を克服して、南国市での小学生の駅伝大会は高知県を代表する県下の大会にぜひ育てていただきたい、このように思っております。一度だけ招待駅伝大会というのをやりましたけれども、後の反省会でお聞きをしましたら、引率の小学校の先生が大変御苦労されるということを聞きましたので、幾らでも無理を言うと、開催すればそれでいいということにはならないかもわかりませんけれども、南国市の教育委員会を通して、県下の各自治体の教育委員会ともぜひ話し合いといいますか、お願いをするということで、ぜひ現在行っております南国市の小学生駅伝大会は高知県の県下の小学生の大会になるように、私は今までもそのように考えておりましたし、今もそのように考えております。
 したがいまして、私は本年度の小学生駅伝大会には任期の都合で出席はできませんけれども、御指摘にありましたように、新しい市長が就任されれば、私の思いはしかと伝えて、それは新しい市長が判断されることですから、私がとやかく言えるものではございませんけれども、私のこうした思いはぜひお伝えして、引き継いでいただけるように努力をしてまいりたいと考えております。
 次に、中山間の地域の調査のことにつきまして私からお答えをいたします。
 北部中山間地域の集落調査につきましては、今後の市町村合併あるいは南国市の施策を考える上で、市内の住民組織がどうなっているか、あるいは市の公的サービスがどのように地域の住民に伝わっておるのか、あるいは理解されておるのか、ぜひ点検をする必要がありまして、平成18年度当初に県の地域づくり支援課に依頼をし、実現したところでございます。
 南国市に駐在しております2人の地域支援企画員さんが、ちょうど調査時期は7月、8月ごろではなかったかと思いますが、大変真夏の暑い時期でございましたが、何日も地域に入っていただき、非常に詳細かつ綿密な調査を行っていただきました。昨年10月に結果報告書をいただきました。報告書では、各集落の自治機能やコミュニティー活動の現状などとともに、地域の生活環境についても詳しく調査をいたしております。集落の役員さんはおられるかどうかとか、集会所はあるのかないのか、集落にそういう地域の自治活動組織があるかないか、また地域の助け合いの活動は行われておるかどうか、共同作業、これは人災の状況まで調査をいたしております。独居老人などの見守りなどは行われておるかどうか、また生活環境では、情報として、新聞あるいはテレビの映り方、携帯電話の使用が可能かどうか、また生活用水はどういうようにやっておるのか、し尿処理はどうか、買い物や、御指摘いただきました通院はどのような手段によっておるのかというような多方面にわたる調査をしていただきまして、その結果を私どもが報告書でいただいておるわけでございます。
 また、この報告書の中では、今後市が地域との協働を進める上での体制づくり、自治活動への南国市がどのような支援をすべきか、また現行の行政サービス、し尿処理の問題あるいはごみの収集の問題、各種市の公的サービスをどのように地域へおろしていくのか、こうした改善策など、幾つかの貴重な提言をいただいております。これは、岡崎議員さんが言われましたように、今後我々が特に北部中山間地域でさまざまな施策、とりわけ現在特に重視しております介護予防、その他健康づくり全般、ごみ処理などの生活環境対策、こうしたものを展開する上で大変有用な基礎資料となっております。既に全所属長には配付しております。現に、支所の移転などにもこの報告書を活用をさせていただいたわけでございます。また、介護・医療保険制度等対策本部をつくっておりますが、この対策本部でも、この調査報告をもとに、一層公的サービスの徹底を、どのような仕組みをつくっていくのかということで議論をし、あらゆる市の施策に生かしていきたいと考えております。
 また、具体的に個々に提言をいただいておるものもございます。例えばごみ収集の際のごみの集積場所を現在の集積場所よりも少し移動した方が地域の実態に合いますよというような、すぐに取り組めるような提言につきましては、実情等も十分担当課で検討し、できるものから、先ほど申し上げましたように、順次実施をいたしております。
 今後の支援策としまして、今西議員さんに企画課長がお答えをいたしましたように、地域との協働を進めるための話し合いの場づくりということで、既に最初の準備段階の協議は取りかかっておるところでございます。具体的には、南国市の担当と県の支援課の皆さん、それから南国市の社協ということで、この3者でこれから協議を行いながら、この提言に沿った中山間集落への対応、こういったようなものを市の組織として積極的に対応をしてまいりたいと思っております。
 特に私がこの報告書の中で意識をしておる報告の文言の中に、北部集落の関係者の中には、市役所からだんだんだんだん見捨てられているように感じるとの報告が強く胸を打ちました。行政の原点にして、積極的に先ほどの協議を進めながら、特に中山間地域でも安心して生活できるような協働の仕組みづくりをぜひ急ぎたいと考えております。
 私からは以上でございます。
○議長(高橋 学君) 教育長。
      〔教育長 西森善郎君登壇〕
○教育長(西森善郎君) 岡崎議員さんの御質問にお答えをいたしますが、きょう少し戸惑ってまして、何の話もないのに、突然教育長はもう交代で最後じゃちゅう話が出てきましたので、私生来気が小さいもんですから少し戸惑ってますが、気を取り直して答弁をさせていただきたいと存じます。
 まず最初に、文化とスポーツNPO法人との相互信頼についての御質問いただきました。大変、いわゆるスポーツセンターの運営についても、岡崎議員さんは非常に日ごろから熱心な思いをお持ちでございますから、心配かけてるなと、大変申しわけないなと思っております。議員が先ほどの御質問で触れられましたように、自由で多彩な発想が発揮されることへの期待感は、議員と私とは同じ気持ちでございますから、まずそのようにお答えをさせていただきたいと思います。その上で、運営の過程で課題があれば、当然協議はしています。一方で、やっぱりNPO法人への管理委託でございますけれども、全額市費でございますので、やっぱり教育委員会としての役割は重いと思います。昨年までは、何か課題があれば協議をしてまいりましたけど、ことしの新しい課長は定期的に月に1回ほど協議をするということで大体話を進めておりますから、一層順調にいくものではないかというふうに思っております。
 なお、議員御指摘の行政のバックアップは必要だということは、しっかり私も受けとめをさせていただきました。
 もう一点は、その関係で図書館の件でさらに御質問いただきましたが、心配かけて大変申しわけないなと思ってますが、別の法人と協議をすることは一切やっておりませんし、確かに3月に予算の段階でつまずきました。時間がありませんので、確かにあそこで中断をすることについてお互いが了承したわけです。協議全体を実は終了したわけではありませんが、まだ市長のところへ、交渉はここまでいってるということを報告する状況までは至っておりませんが、できるだけ早く方向を見定めておきたいと思いますが、なお今申し上げたいのは、ほかの法人のことは考えていないというふうに御理解をいただけたらと思います。
 次に、小学校駅伝については、課長の方から答弁をさせていただきますけれども、この小学校駅伝の幅広い活動が中学校全体のベースになっているということは私も高く評価をしていますし、やっぱりこういう息の長い事業については、関心を持たれる方がいないとなかなか発展しませんので、これから先も変わらずぜひ御協力と御指摘をいただきたいと存じます。
 なお、市長が、先ほど小学生のさまざまなスポーツが全国大会へ出場してるんだというお話をされましたけれども、もう一つは、柔道の和田道場が四国大会で優勝して全国大会へ出るという話もけさ出ておりましたので、議員は多分御承知だと思いますが、あえて私の方からお伝えをしておきたいと思います。
 あとは両課長が多分補足すると思います。よろしくお願いいたします。
○議長(高橋 学君) 学校教育課長。
      〔学校教育課長 谷脇里江君登壇〕
○学校教育課長(谷脇里江君) 新任課長の私に所信を述べさせていただく機会をつくってくださいました岡崎議員さんに心よりお礼を申し上げます。本当にありがとうございます。
 「市民と築くなんごく協働プラン」の中で、学校教育は心豊かに触れ合う文化交流のまちづくりを担うものです。市民の皆様、特に30代以下の若年層の方において教育環境等についてのニーズが高いと把握しております。夢の持てる特色あるまちづくりを目指している本市において、各学校で特色を生かした学校経営がなされていくことが本市の総合計画の流れに沿っていくことになると考えております。微力ではございますが、学校教育課の4つの係で組織的に取り組み、第3次南国市総合計画の方針に沿ってよりよい教育行政の推進に努める所存でございます。
 確かに今学校現場にはさまざまな課題が山積しておりますが、私たち大人がそれぞれの立場を越えて連携し合い、みんなが子供たちの幸せを第一に考えることで、いろいろな問題の答えが見つかっているのではないかと信じております。前向きな気持ちを忘れずに努力してまいりますので、これからも議員の皆様方の御指導並びに御支援を賜りますよう、どうかよろしくお願い申し上げます。
 続きまして、小学生駅伝の取り組みについて答弁いたします。
 小学生駅伝大会は、南国市の多くの子供たちが参加する伝統的な行事です。駅伝競技を通して健全な身体の発育と運動能力のより一層の向上を助長するとともに、南国市の競技人口の拡大と組織化を図ることを目的としております。先ほど少し触れていただきましたが、この小学生駅伝大会を目標として頑張り、育った子供たちが香長中学校に進学し、何と高知県大会で優勝、そして全国大会に出場したことは、昨年度の南国市のうれしいニュースの一つだったと思います。全国の壁は厚かったのですが、5名の女子選手のうち3名が稲生小学校の卒業生だったこともあり、その子供たちのドラマをすぐそばで見ることができました。南国市全体に駅伝を通じて心身ともにたくましく成長する子供たちがいることを大変うれしく思っております。校長として、参加する子供たちが試走するのを引率しました折、コースを点検しておられる岡崎議員さんのお姿を何度も拝見いたしました。このように見えないところで子供たちのために御尽力くださっている方がいるからこそ駅伝大会は続いていくのだと、本当にありがたかったことを今思い出しております。
 本年度の開催につきましては、生涯学習課と協力し合って、運営面でも配慮しながら、子供たちにとって思い出に残る競技大会にしてあげたいと思っています。主催者側としては毎年実施するものですけれども、その年度に参加し走る子供たちにとっては、何年生のときの大会というのはたった一度しかないことですので、その思いを大切にし、学校教育課として運営面に努力することをお約束いたします。
 自分の全力を尽くし、たすきをつなぐ子供たちの姿にはいつも感動いたします。どの学校の子供であれ、応援の声をかけたくなります。飛行機からも見えるかもしれないといつも思っております。スポーツセンターの周りはすばらしい駅伝コースです。本年度11月10日、よい大会になるように、皆様の御協力もどうぞよろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○議長(高橋 学君) 生涯学習課長。
      〔生涯学習課長 高木正平君登壇〕
○生涯学習課長(高木正平君) 岡崎議員さんのスポーツセンターの指定者管理制度のことに関連いたしまして、教育長の御答弁を補足しまして、担当課長として一言御答弁申し上げたいと思います。
 スポーツセンターにつきましては、平成18年度を初年度に、平成20年度までの3年間を指定期間として協定いたしております。NPOという民間事業者による管理運営を行うことになっておりますが、市民の体育、スポーツの振興を図るという公共性の中で、相互に尊重し合って運営を担うという姿勢で努めてまいりたいと思っております。
 また、議員さんからトレーニングルームのことにつきまして御質問の中で御紹介がありました。昨年6月にリニューアルをいたしまして、特に中高年の方々の利用が大きく伸びまして、幅広い年齢層の方々に利用していただいております。大変好評で、年間の利用につきましても、トレーニングルームの利用が増加したことが全体の利用件数の伸びにつながっております。
 以上でございます。
○議長(高橋 学君) 副市長。
      〔副市長 橋詰寿人君登壇〕
○副市長(橋詰寿人君) 岡崎議員さんからの談合疑惑についてのその後ということで2点ばかり質問がございましたので、これについて私の方からお答えいたします。
 本年2月1日、御承知のように高知新聞に、県内の建築設計業者が恒常的に談合を繰り返してきたという内容のことを公正取引委員会に自主申告した記事が高知新聞に掲載されまして、そのことにつきましては3月議会で既に報告しております。
 その後につきまして、3月27日、高松市にございます公正取引委員会事務総局四国支社に南国市長名で談合記事に対する市の調査内容につきまして報告いたしましたと同時に、真相の究明の要望書を提出をしてまいりました。公正取引委員会四国支社からは、総務課長さんと審査専門官が対応していただき、市の取り組みあるいは事情聴取の内容を詳しく説明いたしました。業者の提出した資料あるいは事情聴取の際の録音テープも同時に提出しております。公正取引委員会からは、今回南国市から提供いただいた資料は行政機関からの新たな談合情報ととらえ、資料等の精査、分析を行った上で対応を判断したい、また結論が出るまでに相当な期間が必要であるとの回答をいただいております。その後、5月15日、審査専門官より、電話でございますが、現在調査分析中であり、談合が行われたかどうかは検討中である、すぐには結論は出せない、結論が出れば文書にて報告を行う旨の連絡があっております。
 2点目といたしまして、談合防止への取り組みでございます。これは、主なものを申し上げますと、先ほど議員さん触れられました、本年6月1日より土木工事一式の予定価格400万円以上のものにつきましては、制限つきでございます一般競争入札を導入する。原則といたしまして、市内A、Bランク業者を対象としております。最大、Aランク、Bランク合計で28社現在おいでるわけでございますが、これにより一般競争入札を行う、そのことで少しでも談合防止につなげてまいりたい、このように考えております。
 また、契約締結後に談合が発覚した場合市が契約を解除できる項目を加えまして、請負代金の30%の損害賠償金を課する項目も契約書に盛り込みました。司直の指導によるものかということでございますけれども、これらの内容につきましては、契約を担当しております財政課を中心に検討を重ねまして、それを契約等審議会で審議いたしまして方針決定をいたしました。したがいまして、公正取引委員会もしくは司直からの指導によるものではございません。
 以上でございます。
○議長(高橋 学君) 保健課長。
      〔保健課長 中村さぢ君登壇〕
○保健課長(中村さぢ君) 岡崎議員さんから介護タクシーにつきまして御質問をいただきました。
 介護タクシーって、基本的に使える方が決まっております。介護の必要な方、要介護の認定を受けた方、または身体障害者の方などになります。この介護タクシーとは、指定訪問介護事業者、つまりヘルパー事業所の指定を受けているタクシーの会社です。そして、そのタクシーの運転手さんがホームヘルパーさんの資格を持っていることが条件です。それから、タクシーから病院などの移送先までの介助などを行います。乗りおりの前後に介助するということで、訪問介護として介護報酬を市町村に請求ができます、認定を受けている方については。ただし、移送の乗っている期間のタクシー料金はそれぞれの個人が負担ということになります。ちなみに料金のこともちょっと申されておりましたが、これは本当に一つの例ですけれども、奈路の採石場から高須の方まで一度行ったタクシー業者さんがありますが、例えばそれを、初乗りが480円ですので計算をいたしますと3,120円になります。それが7掛けということで、介護の方は介護度によって安くしたり高くしたりしていますので、約2,200円ぐらいの金額で利用ができるということになります。これは、管轄が国土交通省で、四国運輸局の許可も要るし、指定業者としては県の高齢者福祉課の方で事業所の指定を受けるということになります。
 なお、南国市で、地域支援事業の中で通院支援サービスというのを行っております。介護の認定を受けた方で在宅の方です。その方には、1カ月に1枚、3,000円のタクシー券を12枚1年間にお渡しをして、それを、大体46人から50人くらいの方が今利用しています。ちなみに18年度決算では134万8,000円ということで、これを使う方にもいろいろ制限といいますか、使える方の条件がございますが、特に山間部で家族のない人とか、全く交通が、バスなどが通っていない方とかというふうに、いろいろなことを検討いたしまして、その方を対象に使っております。
 それから、事業所は、南国市周辺に大体9つの事業所を利用していますが、南国市には2カ所ございます。
 以上です。
○議長(高橋 学君) 昼食のため休憩いたします。
 再開は午後1時であります。
      午後0時2分 休憩
      ――――◇――――
      午後1時   再開
○副議長(苅谷哲夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。8番岡崎邦矩君。
○8番(岡崎邦矩君) 皆さんに御丁寧な、御立派な御答弁をいただきましたので、あえて申すこともないわけでございますけど、少しだけ気にかかることがありますので、質問をさせていただきます。
 スポーツセンターのことであります。初めにも申し上げましたが、市長、教育長の御努力で導入された新機種と職員の対応が好評で、トレーニングルームを中心に利用件数が増加しておるようであります。きょうの市政報告の中でも、初めて要介護認定者が減少とありますが、このトレーニングルームの機器等の利用と直接関係があるかどうかはわかりませんが、健康老人を多数にしていくように、介護保険の軽減について前から私は申し上げておりましたが、それについての関係はわかりませんが、教育委員会は積極的に支援を行うべきだと思います。
 また、食育フォーラムのとき、駐車場についてクレームがあったと聞くが、あったとすればどのような内容であったか、どのようにて対応したか、事実かどうかお聞かせください。
 それから、中山間地域のことでございますが、これは質問でございませんので、私の希望と聞いてもらったらええですが、御答弁をいただいても結構です。
 22日の今西議員、けさの浜田勉議員からの質問がありましたが、今後地域の住民も、行政に要望するのみでなく、みずから守らなくてはならないと努力はしておりますが、何分にも高齢者のみの世帯がすべてである、あるいは大半の集落が高齢者が多い、このままで大型合併をすれば山間地域はますます過疎が進むんではないかと心配する方が多くいるのは実情であります。市は今後集落と対話を図っていく方針のようでありますが、どうかよろしくお願いいたします。
 小学生駅伝の質問に対し、市長は11月は私は任期と言いましたが、都合で出席できないように言いましたが、出席できないのは私の方であります。10月が改選期で11月には任期終わっておりますので、議員としての出席できないのは私の方で、市長は堂々とできますので、出場した上で、あの市長の希望の空港周辺の走路、大変応援といいますか、観客もふえておりますので、その実感を見ちょいて次の市長によろしくお願いします。
 2問目は以上です。
○副議長(苅谷哲夫君) 答弁を求めます。市長。
○市長(浜田 純君) お答えをいたします。
 大変質問の中身を取り違えておりまして、失礼なお答えになりました。私の任期は12月23日でございますので、11月の開催であれば、現職の市長ということで、ぜひ参加選手を激励するとともに、関係者に感謝を申し上げたいと思っておりますので、ぜひ出席をしたいと考えております。よろしくお願いをいたします。
○副議長(苅谷哲夫君) 教育長。
○教育長(西森善郎君) 岡崎議員さんの御質問にお答えしますが、スポーツセンターの関連でありますが、スポーツセンターのあり方につきましては、議員御指摘のように、もっともっと多くの市民の皆さんに健康づくりの拠点として活躍してほしいし、教育委員会も一層の努力をしてまいりたいと存じます。
 それと、23日の食育フェアにおける、実は駐車場の関係でございますが、少し構わない範囲でお話をさせていただきますと、あのグラウンドを一時的に駐車場として使用する件でございます。もともとあれはスポーツのグラウンドでございますから、駐車場として位置づけされてるわけではありませんが、やっぱり何千人かの市民の皆さんをお迎えするとき、あれを一時的に使用することについては可能ではないかというのは実は市長判断でございます。私もそういう思いでございました。ただ、今まではそういう経過がほとんどありませんので、地元の関係者の皆さんと、後のもし、少し雨天の場合に後の修復が可能かどうか等について地元の関係の皆さんとお話しする必要がありました。お話をさせていただきました。その上で、当然市の財産でございますから、うちが主体的に決めたものではありますけれども、今後のことを考えると、一定関係者の皆さんに理解を求めるのも私も大事な仕事と思ってましたので、そういう交渉ありましたが、幸いにああいう状況でございましたので、あとグラウンドにトレーラーのようなもんで少しならしますけど、それで終わりますので、修復の経費としても10万円足らずでいくんではないかと思ってますし、私も当日の後で、5時からグラウンドを業者の皆さんと一緒に見ました。そしたら、ほとんど大丈夫だったと思いますので、大変御心配をおかけいたしましたけれども、経過はそういうことでございます。
 なお、これから先も、何千人規模で、南国市が挙げて行うような行事等については、やっぱりそれは、場合によったらあれ駐車場に活用するということもまたあってもいいのではないかというふうに私は思ってます。
 以上でございます。
○副議長(苅谷哲夫君) 8番岡崎邦矩君。
○8番(岡崎邦矩君) ただいまの教育長の御答弁ですが、私は、あのグラウンドを利用する、多数が参加して使うときには駐車場にできないかと私自身が今まで提案してございますので、これに異議を申すもんではございませんが、そういうような利用方法を検討したかどうかということを今まで何回か提案してございますので、それは天気の関係もあり、よかったと思います。
 そこで、市長に、今議会、私も申しましたが、次期市長への引き継ぎの要望が多く出されました。これから後の質問にも出るかどうかわかりませんが、私が持ってきておりますが、来年1月予定の須崎市の笹岡氏、ことし11月、この後西岡氏から質問があって、11月になるんじゃないかと思いますが、うちと同じような時期に予定の宿毛市の中西氏が、現職で既に出馬を表明しております。南国市は、げにやると市長が言わん限り、いずれにしても新しい人になります。もうそろそろ出馬を表明してもおかしくない時期と思います。今まで数人のお声を聞きましたが、いずれもその見通しはないようでございますが、市長が後任としてどなたかをお考えであれば、お差し支えがない範囲で御答弁をしてください。さっきのようにげにあったと後から言い直さんように、もう私は3問でできませんので、その点よろしくお願いします。
○副議長(苅谷哲夫君) 答弁を求めます。市長。
○市長(浜田 純君) 3月議会でお答えをいたしましたが、私が後任の市長を指名といいますか、推薦といいますか、そういうことはいたしません。ただ、今議会でも今西議員さん、小沢議員さんから3期12年の総括をいただきましたし、私もみずから若干の総括をいたしました。そうした上に立って、特定の候補について、今後市長選挙戦の構図が固まれば応援をしていくと。市長という、当然職責にあるわけですけれども、それは応援を積極的に行っていきたいと思っておりますが、重ねて私の方から直接後継はだれだというようなことはしないということでございます。
 ところで、肝心のその後継の候補の動きでございますけれども、若干の動きについては私も承知はいたしておりますが、いずれ7月、8月、それこそ暑い時期になれば、選挙戦の構図が固まってくるものと、このように思っております。で、重ねて申し上げますが、私から、現職の市長から後継を指名するということはしない。ただ、選挙戦の構図が固まれば、特定の候補について現職の市長が積極的に応援をしていくということになると考えております。
 以上です。