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検索結果 »  平成28年 第389回市議会定例会(開催日:2016/03/04) »

一般質問4日目(岩松永治)

質問者:岩松永治

答弁者:市長、関係課長


○議長(西岡照夫君) 5番岩松永治君。
      〔5番 岩松永治君登壇〕
○5番(岩松永治君) 今議会での私の質問は、1期目に質問させていただいた件の進捗状況も含めて簡潔にさせていただきますので、それぞれ御答弁をよろしくお願いします。
 まず初めに、消防バイクと団活動です。
 以前私が消防バイク導入と必要性について質問をしたところ、すぐに予算化をしていただき、その後導入となりました。納車に至るまでの間は、バイクメーカー、車種や排気量等の検討をされ、消防長を初めとする署員の方たちが御苦労されておりました。そして、先月2月25日に南国市で初の消防バイクが消防署へ納入されましたことに、提言させていただいた一人として心から感謝申し上げます。
 納車日には私も消防本部へ行かせていただき、楽しみにしていた消防バイクと対面することができました。消防カラーの赤で統一されたそのフォルムに、格好いいと思わず声が出ました。
 消防バイクは、その機動力を生かし、災害発生時の活躍はもちろんですが、平時には市内巡回、春と秋の防火宣伝、各避難訓練等への積極的な参加等により多くの市民に周知していただき、また子供たちに夢も与えてくれることと思います。
 そこで、この消防バイクの配置場所とその理由、時期、そして団活動による活用方法について具体的にお聞かせください。
 南国市を3つの地区に分けて考えてみると、中山間の北部、市街地の中部、海岸線沿いの南部となります。今回どの地区に配置となるのかわかりませんが、今後も継続的な導入がされていくのか、28年度当初予算には盛り込まれていないようですので、お伺いいたします。
 消防バイクの導入により、これまで以上に多様な活動の活躍が期待される消防団ですが、団員確保についてはこれといった解決策が見出せておらず、各団においては大きな課題となっています。
 そこで、お伺いします。市政報告の中で消防団への理解促進及び将来の地域防災を担う人材教育を図るため、消防団学生サポーターの創設を計画しており、と言われました。団員確保の課題を少しでも解決できる可能性がある消防団学生サポーターの創設について詳しい御説明をお願いします。
 次に、小中学校への空調機器設置についてお伺いいたします。
 この件についても以前に質問させていただいたところ、早速平成28年度一般会計予算にて予算化をしていただきました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
 現在一部の小中学校には設置されていますが、これまで空調機器がない小中学校の子供たちは、地球温暖化による毎年の猛暑に嫌な思いをし、温暖化とはいえ冬の厳しい寒さも我慢してきました。家に帰れば当たり前のようにある冷暖房が学校にはない。これも仕方がないことだと諦めてきた方も多くいたことだと思います。今年度中に全ての小中学校への配置とはいきませんが、空調機器を設置することにより子供たちが学校での生活をこれまで以上に快適で楽しいと思ってもらえ、そして少しでも学力向上につながればと期待しています。
 そこで、28年度に設置予定の学校と設置数及び設置予定の時期をお伺いします。
 また、28年度以降の設置について、教育委員会の御所見をお聞かせください。
 次に、成人式についてです。
 1月3日に毎年恒例の南国市成人式が多くの新成人出席の中、盛大かつ厳粛に挙行されました。南国市では前年の4月2日からその年の4月1日に成人する人を式典参加の対象にするいわゆる学齢方式となっています。1学年丸々同じ成人式に出席できます。これにより、早生まれだからみんなと同じ成人式に出席できないという以前のような問題はなくなりました。
 そこで、ここ数年間の南国市の成人式への出席率をお伺いします。
 成人式では記念品が贈呈されています。今まではその中身を余り気にしたことはなかったのですが、今回質問するに当たって、中身をお借りして確認してみました。提供いただいたものから購入したものまでさまざまですが、南国市がかかわっているものを上げてみますと、ハンディライト、真空ステンレスボトル、成人式パンフレット、選挙、国民年金、消防関係、献血、臓器提供の冊子等で、その他を合わせても20種類ほどもあり、大変喜ばれている反面、冊子などの読まなくてはいけないものが多くあり、実際は使えるものだけとってほかは読まずに捨てられているのではないかとも思います。
 そこで、中身の内容について新成人の方の反応はどうなのかをわかる範囲でお聞かせください。
 昨年からは新成人を祝し、消防団による一斉放水がされています。しかし、昨年、ことしとその様子を見ていると、誰も新成人の方が目を向けていません。同じ消防団員として腹立たしく思いました。会場内では一斉放水をアナウンスしていると思いますが、全く興味を示さず、久しぶりに会える友人との再会に夢中となっています。これは誰もがそうなるとは思いますし、当然のことです。
 では、消防団員のことを考えてみるとどうでしょうか。正月休みの中、自分の時間、家族との時間を割いてまで新成人のためにとボランティアで集まってくれています。そんな温かい思いの団員が集まり、新成人のためにと一斉放水をしても、ただの訓練で終わるレベルであるのならば、わざわざ正月に出ていく必要がどこにあるのでしょうか。葛目消防団長がお祝いの挨拶をしても、新成人は遠くにいるため全く聞こえても聞いてもいません。同じ消防団員として残念でなりません。
 そこで、せっかくの一斉放水を皆さんに見ていただけるように幾つか提案をさせていただきます。1点目は、消防団の一斉放水を成人式のプログラムの最初に取り入れて、初めに外に集まってもらう。2点目は、プログラムを最後に取り入れて、20歳のメッセージ終了後に外へ集まってもらう、の2点です。最悪の場合は一斉放水自体をやめることも選択肢としてあるかもしれませんが、できれば回避していただければと思います。生涯学習課長と関連しますので、消防長の御所見をお伺いします。
 次に、就学援助の支援項目の拡大について質問いたします。
 これまでの議会でも何度か要望も上がっていましたが、平成22年の制度改革で新たに追加された新3項目、生徒会費、PTA会費、クラブ活動費について、12月議会で竹内教育次長の答弁によると、平成28年度の当初予算要望に生徒会費、PTA会費を計上しているとの答弁がありましたが、平成28年度当初予算に盛り込まれているかどうかをお伺いいたします。
 次に、残されたクラブ活動費への拡大について質問をいたします。昨年末にNHKのテレビ番組でも特集もされておりましたが、NHKの調査では、クラブ活動費を支給している県内市町村は約4割にとまっています。特に11市の中では1市、安芸市のみの支給のようです。就学援助の財源は、2分の1を平成17年までは補助金として実費精算がされていました。それ以後は地方交付税交付金の中に含めて市町村に渡す方式となり、国が算出した基準額では実際の対象分の財源が足りないという声も市町村からはあるようです。また、クラブ活動費は他の支給項目より財政負担も大きくなることも事実です。
 しかし、就学援助率が全国平均を上回る本県では必要不可欠な支援と言えます。ぜひとも次年度に向けて検討していただきたいと思います。
 私自身もスポーツ・文化活動には前々から興味があり、地域での活動に積極的に取り組んできました。特に子供に対してのスポーツ活動は、かかわりを深く持ってきたつもりです。サッカーやバスケット、野球等、少年スポーツにおいても、続けていくには経済的負担はかなりかかると感じています。これは中学校で部活動を行うことになっても同じです。中学校での部活動は、本人の意思によって加入するものであります。その中で、子供とはいえ小学校高学年や中学生になるとおのおのの家庭の経済状況は認識できます。自分で我が家の家計を判断し、親に言われなくても経済的理由において部活動を断念するようなことがあれば、大変残念で悲しいことでもあります。部活動は教育課程外の学校教育活動として学習指導要領にも位置づけられており、経済的理由によって教育における機会均等が損なわれることがあってはなりません。他市ではまだ余り支給されていない項目に着手する効果を考えますと、本市における教育行政への信頼が高まり、ますます部活動の盛んな地域としての効果は高まるのではないでしょうか。
 また、居住を選択する場合、子供の教育環境というのは大きな影響力を持ちます。そういう意味において、南国市の人口増にも効果があれば費用対効果は絶大ではないでしょうか。ぜひとも就学援助項目クラブ活動費の拡大をお願いしたいと思います。
 次に、ムーブイン就労家賃支援応援金についてですが、その前に関連することですので、28年度予算の空き家活用促進事業費につきまして詳しい御説明をお願いします。
 それではまず、ムーブイン就労家賃支援応援金について御説明します。これは大分県豊後高田市が取り組んでいる制度です。この制度は、豊後高田市内に勤務している方で市外に居住している方が豊後高田市へ転入すると、賃貸アパート等の家賃の応援金として3万6,000円がいただける制度です。豊後高田市では、市外に住んでいる方が市内へ住んでもらうために転入することをムーブインと言っているわけです。これは移住定住促進や市内人口増を目指す新しい試みの一つであり、補助金とせずに応援金とすることで、かた苦しさがなく、ハードルも低いもので活用しやすく、なお得をするといった制度となっています。この制度により、市外から市内へ移住していただけるものですから、初期投資以上の効果があることは言うまでもありません。
 南国市に置きかえて考えてみると、空き家活用促進事業やその他の事業と併用して利用できれば効果がより一層高く、また移住促進や人口増にもつながると考えます。
 それでは、お伺いします。今後、南国市でもこういった先進的事例を参考にした移住促進、人口増や空き家対策としての制度を考えていただけないかをお伺いします。
 最初から大きな予算をとるのではなく、様子見も含めて5件程度の予算で始めてみて、効果があれば増額、逆に効果がなければ廃止でもいいと思います。少しの補助で大きな効果をもたらす可能性があります。南国市でもこういった独自性のある制度を考えていく必要があると考えますが、担当課長の御所見をお伺いします。
 最後に、自治体アプリについてです。
 全国ではさまざまなアプリ開発に積極的に取り組んでいる自治体が多数あります。一例を挙げますと、愛知県名古屋市では地震防災アプリ、その他自治体では、西東京市ごみ分別アプリ、新宿区子育てバリアフリーマップ、蒲郡市観光ガイドときめきがまごおりなどがあり、その他にもさまざまなアプリがあります。
 南国市では、高知高専が開発された防災アプリのつながっタワーや「広報なんこく」のi広報紙などがあります。また、姉妹都市でもある岩沼市では、岩沼市震災伝承防災アプリが無料配信されています。
 その他の防災アプリとして、避難所ガイドがあります。この避難所ガイドは、なかなかのすぐれもので、全国どこにいてもGPS機能で現在地から一番近い避難所が表示されます。現在地の標高も表示され、避難所と記されたピンをタップすると、その場所の名称と標高が同時に表示されます。また、防災情報としてLアラートや避難所情報等を含む災害関連と地震津波や気象警報や注意報等を含む気象関連の情報がいつでもすぐに簡単に見られます。そのほかにエリア情報もあります。そして、大災害発生時に一番効果を発揮しそうなのが安否情報登録です。これは、自分自身の情報を登録するだけでなく、同じアプリを共有し登録していれば、家族グループコードにより安否確認が家族間で簡単にできるものです。防災アプリの中では群を抜いて使い勝手がいいと思いますが、南国市の津波避難タワーがまだ表示されていないのが残念なところです。紹介し切れませんので、これくらいにしておきます。
 それでは、お伺いします。現在南国市で紹介している広報アプリやつながっタワーアプリがどのくらいの人に利用いただいているのかをまずお聞かせください。つながっタワーについては、開発研究されている途中とは思いますが、お聞きします。
 今後は、スマートフォンの普及率を考えると、アプリの利活用は行政も研究し、広く市民にも利用を促す必要があると考えますが、担当課長の御所見をお伺いします。
 また、広報アプリは大変便利で使い勝手がよく、わざわざ市役所ホームページから広報をダウンロードする必要がないので、アプリさえダウンロードして登録しておけばいつでも簡単に閲覧ができて、しかも全国の登録自治体全ての情報を見ることができます。こんなにも便利なのですから、もったいぶらずに何度も広報やホームページでつながっタワーアプリも含めて周知していただけないでしょうか。
 そして、アプリについては、高知県で先進的な自治体として南国市独自に開発していくことも考えていく必要もあるのではないでしょうか。無料で配布されているアプリに便乗することも簡単で一つの方法ですが、それでは独自性がなく、魅力も半減します。
 最初に述べましたが、ごみ分別アプリや観光アプリ、子育て支援アプリ、防災アプリや広報アプリなど、種類を言えばまだまだ多くあります。ベストなのは、南国市民、市外や県外から訪れた人が、南国市オンリーワンのアプリ1つを利用し、それさえ見れば南国市のことが全てわかり、日常生活でも役立ち、まだまだ知られていない観光場所や歴史も探索でき、万が一の災害時にはすぐに避難もできるのではないでしょうか。
 理想ばかり言っているのではありません。全ては無理でも、どれか一部を抱き合わせて考えることも必要でしょう。これまでに消防や成人式のことを質問させていただきました。成人式での消防団の一斉放水や記念品のこともお聞きしました。南国市に多くの方から関心を持っていただけるアプリがあれば、両方に役立つのではないでしょうか。例えば、消防団のことがアプリ内にあれば、内容は別にして、団活動の広報や団員確保にもつながります。そして、成人式では、当日か案内時に新成人の人にアプリをダウンロードしていただければ、南国市の魅力を再認識、再発見できるツールとしても役立ちます。
 なぜアプリなのかということを考えていただきたいと思います。新成人の恐らく100%に近い方がスマートフォンを持っています。これを利用しない手はないと考えます。また、市内全体でも、普及率から考えて効果が高いと思います。
 使用については、若年化が進んでおり、問題視されたりもしていますが、普及率が高いということを逆手にとってアプリを考えていってみてはいかがでしょうか。冊子を読むのが面倒な人でも、スマートフォンなら何の苦もなく目を通していただけるのではないでしょうか。全ての部署にかかわることですので、市長にも御所見をお伺いできればと思います。
 以上が第1問です。それぞれ御答弁をお願いします。
○議長(西岡照夫君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 岩松議員さんが最後に質問のございました自治体アプリに関する質問についてお答えをしたいと思います。
 本年度の重点事業といたしまして、14基の津波避難タワーをつないで南海トラフ地震の際に津波避難タワーに避難された住民の安否確認を行う、いわゆる「つながっタワー」システムの構築を行っております。このシステムは、御存じのとおり、高知高専の学生の皆さんが考案したものでございまして、一昨年全国高等専門学校第25回のプログラミングコンテストで見事最優秀賞に輝き、また昨年第6回ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞を受賞したシステムでございます。南海トラフ地震の際の住民の安全・安心の確保という南国市の課題に取り組んだ若い学生の皆さんのアイデアをこうして実現できますことは、大変意義のあることで、これは南国市のスマートフォンアプリ活用の第1号となる事業でございます。28年度に正式に一般公開をいたしますので、なるべく多くの方にダウンロードしていただき、防災検定などの機能を平時にも利用していただくことで発災時の利用につなげることができればと思っております。今後、市ではこのアプリを利用して津波避難タワーだけではなく、災害の際の避難所の運営、管理に役立てることができるような仕組みを構築したいと考えております。
 スマートフォンが急速に普及しておりますことは十分に認識しております。スマートフォンの効果的な利用は、住民サービスの向上につながり、南国市に住んでよかったと思っていただける一つの理由にもなるのではないかと考えております。
 南国市の全てがわかるというアプリを開発してはどうかという御提案でございましたが、防災だけでなく、スマホアプリの活用が効果的と思われる観光、子育て支援、健康管理などの分野につきましても、どのようなアプリが利用される方にとって便利で使いやすいものになるかも含めて、先進自治体の事例も参考にしながら内容、効果などについて産学官民で検討を行ってまいりたい、このように考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 消防長。
      〔消防長 小松和英君登壇〕
○消防長(小松和英君) 岩松議員御質問の消防バイクと団活動についてお答えをいたします。
 まず、消防活動二輪車については、議員に御提言をいただき、整備方法、運用等の検討を重ね、高知県消防防災対策総合補助金を活用し、先月納車となりました。
 御質問の配置場所などについてですが、当初消防本部への配置を検討しておりましたが、中山間地域での有用性、また資格を持つ消防団機動部隊員が在籍していることを考慮して、白木谷班への配備を予定しております。時期につきましては、28年度に白木谷の消防車両更新に合わせ消防屯所の一部を増築いたしますので、バイクの設置スペースが確保でき次第配備をしたいと考えております。
 活用方法は、災害発生時に消防団機動部隊の先遣隊としてや孤立地域の情報収集、緊急消防援助隊の先導など、その機動力を発揮することに期待をしております。また、災害時の初動活動はもとより、各種訓練への参加などで防火意識の普及啓発にも力を発揮すると考えております。既に春の全国火災予防期間中の3月2日に行われました西部保育所、岡豊保育園の園児が行った防火演奏では、ゴメンジャーが消防バイクに乗って登場をし、火災予防を呼びかけました。
 今後の導入については、災害出動はもちろん、各種の訓練参加や広報活動を通して実証を重ね、効果的な運用方法及び導入を検討したいと考えております。
 次に、消防団学生サポーターについてですが、全国的には青森市、町田市、銚子市、京都市、四国では松山市などで学生消防団、学生消防サポーターなどの名称でそれぞれの活動を行っております。
 平成26年10月、念願でありました少年消防クラブが南国市に結成されたことを機に、消防団の理解促進、幼少年から団員さんまで年代間で途切れることがない消防体制の構築を目的に、市内在住の学生及び市内に通学する学生を対象として創設するものです。具体的には、サポーターの登録希望者に対しまして、消火方法、救命講習、消防団の役割など災害に対する基礎知識の研修を行い、災害時に地域の一員として応急救護などの活動を実施してもらうために、消防団学生サポーターとして登録をするものです。実際の活動としては、出初め式や訓練への参加、災害対応時の活動支援、所属教育機関での防火防災の普及啓発、その他学生のアイデアを生かした自主活動などを想定をいたしております。
 現在、高知大学農学部、医学部、高知高専に募集要項を掲示、また市のホームページでも募集を呼びかけており、平成28年度中に結成をしたいと考えております。
 そして、成人式での一斉放水についての御質問にお答えをいたします。
 数年前から成人式において消防団員による一斉放水訓練を実施をいたしておりますが、もともとは国分川の芝焼きに合わせ無線機を使っての指令伝達訓練と放水訓練を計画したところ、全分団員が一度に実施するというのは難しいということで、南国市を2つに分け、北と南で訓練を実施をすることにした経緯がございます。南部につきましては、成人式で消防団員の勧誘も兼ねて実施をするということになりました。
 議員御指摘のとおり、放水の見学をしていただいている新成人の方が少ないと感じておりますが、風向きによってはスポーツセンターの玄関付近まで水しぶきが達することもあり、近づいての見学をしてもらうのは難しい状況です。実際、昨年12月の幹部会においても、成人式のすぐ後に出初め式があることなどから、一斉放水訓練中止についても議論をされました。平成28年は実施をするということになりましたが、それ以降については再度検討していくこととなっておりますので、時期や実施方法等についても消防団幹部会において検討したいと考えております。
 以上です。
○議長(西岡照夫君) 教育次長。
      〔教育次長兼学校教育課長 竹内信人君登壇〕
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人君) 岩松議員から空調機器の設置についての御質問にお答えをいたします。
 昨年の6月議会で岩松議員から普通教室へのエアコン設置についての要望がありまして、その後検討をいたしました。来年度から普通教室へのエアコンの設置について予算が計上されております。
 岩松議員もおっしゃいましたように、夏場における教室環境、特に暑さは大変なもので、児童生徒の学習面や体調面にも影響を及ぼします。また、近年においては、夏休みといえども学力向上のための補習や加力学習等で教室を利用することが多くなっております。さらに、学習指導要領の改訂に伴う授業時数の増加から、長期休業の短縮についても検討する時期に来ている状況を考えれば、ますます普通教室へのエアコンの設置は必要となってまいります。
 今後は、3年計画で小中学校の普通教室約130教室に設置する計画でございます。平成28年度は既に設置済みの香長中以外の中学校3校を計画しております。工事につきましては、普通教室ということもありますので、長期休業中を利用して設置をしてまいります。
 次に、就学援助項目の拡大についてお答えをいたします。
 12月議会で村田議員さんからの質問にもお答えいたしましたが、平成28年度当初予算に生徒会費、PTA会費を計上いたしました。今後はクラブ活動費への拡大という御指摘でございますが、学校教育課といたしましては、継続して検討してまいります。
 岩松議員もおっしゃいましたように、中学校の部活動は生徒の自主的、自発的な参加によって行われるものです。また、スポーツや文化及び科学等にも親しみ、学習意欲の向上や責任感、連帯感の涵養、互いに協力し合って友情を深めるといった好ましい人間関係の形成等に資する意義のあるものと考えております。
 そういったものが家庭の経済的理由により教育の機会均等を損なうことがあってはなりませんし、子供の貧困対策としても就学援助が大変有効な手段であると考えております。
 そういった中で、現在クラブ活動費についての検討をしておりますが、財政的な課題以外にも検討する必要があります。まず、部活動の実態、退部でありますとか引退時期等も正確につかむ必要もありますし、学校内活動で行う部活動と学校外活動で行っている部活があり、適用をどうするか。さらに、国の基準では上限が2万9,600円となっていますが、部活動に係る必要経費をどの範囲まで認めるか。また、体育部と文化部を並行して活動している場合はどうするかなど、給付時期や学校間格差をなくすために調整も必要となってきます。
 そういった幾つかの課題を解決しなければなりませんので、いま少し検討する時間を頂戴したいと存じます。
 以上です。
○議長(西岡照夫君) 生涯学習課長。
      〔生涯学習課長 谷合成章君登壇〕
○生涯学習課長(谷合成章君) 岩松議員御質問の成人式に関しましてお答えをいたします。
 まず、本年1月3日にとり行われました成人式に際しましては、御来賓として多くの市議会議員の皆様に御臨席を賜り、厳粛かつ滞りなく挙行できましたことをこの場をおかりいたしまして厚く御礼を申し上げます。
 さて、議員御質問の成人式の出席率でございますが、平成24年度対象者532人に対し389人出席で73.1%、平成25年度対象者516人に対し327人出席で63.4%、平成26年対象者564人に対し399人出席で70.7%、そして本年度平成27年度対象者507名に対し344人出席で67.9%となっております。
 次に、記念品についての感想は、とのことでございますが、まずハンディライト、ステンレスボトルにつきましては、防災用にまたは日用品として家族で使えるので大変よかったとの感想が寄せられております。
 また、パンフレットにつきましても、量や内容が多い分家族で会話ができた。あるいは、他市の成人式よりパンフレットだけでもずっとよく感じた。また、消防士を目指しているので一番に消防からのパンフレットに目を通したなど、多くの皆様方から温かい御感想が寄せられております。
 最後に、消防団の一斉放水につきましては、消防長が申し上げましたとおり、当初は消防団勧誘のために放水またパンフレット挿入を始めたものでございます。実施に当たりましては、場所や時間帯等、消防と入念な検討を重ねておりまして、議員御提案のプログラムに取り入れることに関しましては、式典を厳粛かつ滞りなく挙行するためにも極めて困難でございますので、御理解のほどをよろしくお願いをいたします。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 都市整備課長。
      〔都市整備課長 若枝 実君登壇〕
○都市整備課長(若枝 実君) 岩松議員の御質問にお答えいたします。
 平成28年度予算の空き家活用促進事業につきまして御説明申し上げます。この事業は、国の空き家再生等推進事業、これは国費2分の1でございます。及び県の高知県空き家活用促進事業、これは先ほど述べました国の空き家再生等推進事業を利用する場合、南国市が負担する額の2分の1を県が補助するものでございます。ただし、1軒当たりの工事費等の上限は900万円でございます。のこの2つの事業を活用いたしまして、南国市が南国市内にある空き家を空き家所有者と10年間程度の定期借家契約を結び、市が空き家を借り上げてリフォーム工事を行い、その後移住希望者等へ公的住宅として賃貸するものでございます。
 この事業では、空き家のリフォームの設計と工事に係る費用を国費2分の1、県費4分の1、市費4分の1で行うことができ、空き家所有者の負担はございません。国、県の補助事業を活用するため、空き家をリフォームすることにより、低コストで公的住宅は提供することができ、地域の活性化につながるほか、放置すれば廃屋化が進むのを防止することもできると考えております。
 空き家所有者からは、固定資産税額を基本に借り上げ、賃借人に賃貸いたします。定期借家契約のため、契約期間満了後は所有者へ建物を返還いたします。空き家があり困っている所有者にとっても、固定資産税の負担が減り空き家の日常の管理が必要でなくなるほか、リフォームされた空き家が戻ってくることになるため、大変メリットの大きい事業でございます。また、希望があれば再延長も可能となっております。
 平成28年度は白木谷地区におきまして、空き家所有者の御協力がいただける3軒につきまして本事業を実施してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 企画課長。
      〔参事兼企画課長 西山明彦君登壇〕
○参事兼企画課長(西山明彦君) 岩松議員のムーブイン就労家賃支援応援金に関する御質問にお答えいたします。
 岩松議員から御紹介がありました豊後高田市の事例も、移住促進に向けての具体的施策の一例であると思います。移住促進に関する施策につきましては、せんだって中山議員からも固定資産税相当額の定住奨励金制度という御提案をいただきました。他の自治体の取り組みを調べておりますと、移住促進に関する助成制度は種々ございます。また、人口増についての取り組みについては、子育て支援として子育て世帯への助成制度などもございますので、先進的な事例を参考にさせていただきながら、移住促進、人口増について、空き家対策も含めて国や県の制度の活用など財政面を含めて検討してまいりたいと考えております。
 また、こうした施策について本市の独自性のある施策を考える必要があるのではないかという御指摘でございましたけれども、議員言われますとおり、当然ながら必要であると思っております。全庁的な体制の中で財政状況も見きわめながら検討していくべきであると考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 情報政策課長。
      〔情報政策課長 崎山雅子君登壇〕
○情報政策課長(崎山雅子君) 岩松議員の自治体アプリに関する御質問にお答えいたします。
 まず、i広報紙とつながっタワーの利用者数でございますが、i広報紙は現在110名の方がダウンロードしています。利用されている方の年齢構成やどのような記事に関心を寄せているかということもデータとして確認できますし、議員の御質問の中にも御紹介がありましたように、市民の皆さんにとっても、いつでもどこでも広報が確認できるものですので、もっと多くの方に利用していただけるよう、今後も広報、フェイスブック等で繰り返し御紹介し、周知してまいります。
 なお、つながっタワーについては、登録数は105となっておりますが、この数字は主にテスト登録によるものです。現在アップルストアからダウンロードしていただける状態ではありますが、南国市として正式に運用を開始しているわけではございません。今後アンドロイド端末でも利用できるようになりましたら、市民の皆さんにお知らせしてまいりたいと思います。
 2015年の情報通信白書によりますと、スマートフォン所有世帯は全体で60%を超え、特に40歳以下の年齢層では90%を超える保有率となっています。今や当たり前の通信端末になりつつあるスマートフォン向けのアプリの活用により、地域の課題解決の一つの手段として活用することで住民の皆さんの利便性が向上するという効果が期待できますし、また利用者の動向をデータとして蓄積、分析することで施策のPDCAに活用することができるという効果も期待できます。スマートフォンのGPS機能、カメラ機能を活用することで効率的な行政サービスにつながるという側面からも、積極的に導入してまいりたいと考えます。
 なお、御紹介のありました避難所ガイドに南国市の津波避難タワーの情報がないということでございますが、避難所ガイドにその情報を上げるためには、データのアップロードの申請手続が必要となります。危機管理課と協議し、申請手続を進めたいと思います。これにより通過者の安全も確保できることにも通じますし、こういったアプリを御紹介していただいたことは大変ありがたいことだと思っております。
 このように、IT事業者が開発、提供しているものについては、自治体がデータを公開するだけで利用できるものがあります。その意味でも、今後自治体の役割として保有データを積極的に公開するオープンデータの取り組みが重要になってまいります。全国展開されているアプリ等に南国市の情報が掲載されないことのないよう、情報の収集、データの提供を行ってまいりますが、効果的なアプリを見つけたときはぜひ情報をお寄せいただきますようお願いいたします。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 5番岩松永治君。
○5番(岩松永治君) まず、消防バイクは設置スペースが確保でき次第白木谷へ2台配備ということでした。活用につきましては、防災意識の向上や普及啓発を兼ねて早速子供たちにも披露できたとのことですので、今後も大いに活用していただくことをお願いいたします。
 また、持続的な導入については、実証を重ねて検討していくとの御答弁でした。導入されたばかりですので、そのとおりだとは思います。私は先ほど中部、南部への配備にも触れましたが、中部、南部も狭い場所はたくさんあり、災害発生時には消防バイクを必要とするときが必ず来ると思います。今回は第1中隊への配備となり、今後各中隊への配備を考えますと、残りは第2中隊、第3中隊となるわけです。
 有事の際には団車両が通行できないことは当然想定されますので、余り間をあけずに継続的に消防バイクの積極的な導入の御検討を強く要望しておきます。
 そして、学生サポーターについてですが、東日本大震災の際にも学生の活躍が相当な力になったことは皆さん御承知のとおりでございます。学生サポーターについては、これから始まることですが、その活躍は市民も大いに期待されていることと思います。今後におきましては、受け身の姿勢の募集だけでなくて、積極的に各校へ出向き登録の呼びかけもしていただけますようお願いいたします。
 また、学生サポーターが設立されましたら、各消防団との連携も深めていただけますようお願いいたします。
 一斉放水につきましては、中止となることは非常に残念ですけれども、意義も含めまして団幹部また生涯学習課とも一緒に御検討をよろしくお願いいたします。
 1つ御質問をいたします。平成26年9月議会でさまざまな形で消防団を応援していただく制度として、南国市消防団員応援事業所制度を提案させていただきました。その後の経過をお聞かせください。
 次に、空調機器につきましては、教育次長より3年計画で設置されていくということと、今年度28年度につきましては、香長中学校を除く3校への設置、それも夏休み中に設置の方向だということをお聞かせいただきました。先ほど次長も申されましたように、年々暑さは厳しい状態でございますので、できるだけ早く夏休み中に設置をしていただいて、9月もまだ残暑厳しいときでございますので、9月の始業式には間に合うように設置をお願いいたします。
 次に、就学援助についてですけども、第2問を行います。南国市において教育の特色として上げられることに部活動は必須です。今年度を考えても、香長中の柔道や駅伝は例年にわたり全国級ですし、北陵中のバスケット男女アベック優勝や鳶ヶ池中学校の吹奏楽部が全国6位になるなど、中学校の部活動は県内でも屈指の盛んな地域です。特に教育行政のトップである大野教育長はサッカーで、また竹内教育次長はソフトボールでともに元国体選手であります。また、指導者としてもともに監督として北陵中学校や香長中学校を県で優勝させた経歴も持っていますので、部活動が子供に与える影響は誰よりも御存じだと思います。ぜひとも就学援助の拡大について、さらに一歩踏み込んだ御答弁をいただきたいと思います。
 次に、成人式につきましては、出席率をお答えいただきました。全体を見渡してみますと、大体70%近くの方ということですけれども、ここ数年の先ほど聞いた出席率でいいますと、まだ一度も80%を超えていないと。それにはいろんな事情があるかと思いますけれども、この出席率を少しでも上げれるような取り組みを今後とも、先ほどの中身のこともそうですけれども、皆さんに喜んでいただいてるということですので、それも含めて御検討していっていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
 次に、ムーブイン就労家賃支援応援金については、まず空き家活用促進事業につきまして担当課長より御答弁いただきました。これも一つの、私昨年も空き家対策について質問もさせていただきましたが、一歩前に進んだ取り組みの一つだと思っておりますので、今後大いに期待しております。
 このムーブイン就労家賃支援応援金という形にはならないかと思いますけれども、今後におきましては、移住促進、人口増を目指しまして、そういった取り組みがどんどん進められていくようにお願いを申し上げておきます。
 ここで1つだけ、空き家対策促進事業の白木谷へのことですけれども、入居者について少し御質問させていただきます。入居者に関してどのような人を想定されているのかというのを1つお聞かせいただきたいと思います。
 そして次に、自治体アプリですけれども、先ほど課長から、広報アプリについては110名、つながっタワーについては105名で、アップルストアのみからのダウンロードということをお聞きしました。この広報アプリまだ110名ということですけれども、まだまだ周知していただければこの人数ももっとふえていくと思いますので、これからも広報またホームページ等で周知を広げていっていただきたいと思います。
 それから、このアプリについては、どういったアプリにするかは別にしまして、例えば先ほど私が御紹介しました避難所ガイドなんかもそうなんですけれども、まだ御存じでない方たくさんいらっしゃいます。これは防災面でも非常に役立つものですので、危機管理課長にお願いもあるんですけれども、避難所運営の訓練とまた自主防災組織での訓練、そういった場所でもぜひ御紹介もしていただいて、できれば皆さんで利用していただけるような形をとっていただければと思っております。
 そういった意味で、これからもこの防災アプリ、いろんなアプリありますけれども、このアプリの開発も含めまして広報活動を進めていただきたいと思います。
 それで、1つだけ、先週の3月11日に市長、議長、消防団長の3名が岩沼市の追悼式へ参加されました。東日本大震災から5年たった被災地の復興状況等も含めまして見聞きしてきたことと思います。市長が岩沼市追悼式へ参列されて改めて感じましたことや被災地への思いなどがあれば、ぜひお聞かせいただきたいと思います。
 以上です。
○議長(西岡照夫君) 答弁を求めます。消防長。
○消防長(小松和英君) 岩松議員御提案いただいておりました消防団応援事業所制度ですけれども、団員に各種のサービスでありますとか割引をするようなお店、消防団応援の店でありますとか消防団サポート店という形で取り入れているところが全国にはございます。
 前回の答弁でも申し上げましたように、南国市だけの制度とするよりも、高知県下で取り組んだほうが効果的ではないかということで、26年10月に行われました高知県市長会議のほうへ議題として市長に提案をしていただきました。少し時間はかかったわけでございますが、平成28年度にこの事業は県の予算化をされております。詳細につきましては、わかり次第南国市としても対応をしていきたいと考えております。
 以上です。
○議長(西岡照夫君) 教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人君) 繰り返しになるかもしれませんが、就学援助につきましては、大変意義のあるものと考えておりますし、部活動の意義も重々承知をしております。
 今後は、平成29年度に向けまして、担当課として先ほど申しました課題解決にめどが立ちましたら、財政当局との協議を行っていくということで御理解をいただきたいと思います。
○議長(西岡照夫君) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実君) 岩松議員の2問目についてお答えをいたします。
 空き家の対象者といいますか、どんな方を考えておられるかという御質問でございますけれども、現在入居者資格につきましては検討中でございまして、その中で考えておりますのが、南国市外からの転入の方あるいは南国市内におられても2名以上の世帯で引き続き南国市内に居住の意思のある方などを想定しておりますが、できれば子育て世代の方に御入居いただければと思っております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 市長。
○市長(橋詰壽人君) 3月11日の3・11の合同慰霊祭ということで岩沼市へ議長、消防団長そして私と3名が行ってまいりました。今回、天皇・皇后両陛下が東京でやられる慰霊祭に出られるということで、それが全慰霊祭会場へ中継されるということで、開会宣言はたしか官房長官がやられまして、そして内閣総理大臣の式辞、そして最後に天皇陛下のお言葉がございまして、それが全部その会場へ中継をされました。
 まず冒頭、岩沼副市長の開会宣言、そして岩沼市長さんの式辞がございまして、そして一旦式は中断と同時に画面がおりてまいりました、式場へ。そして、中継されまして、それが終わってからまた再度全員による献花等がございまして、大変厳粛な上に多くの市民の方が参加されまして無事終わりました。
 私ども会場へ入る前に少し、朝一番の飛行機で行ったもので、千年希望の丘構想に基づくたくさんこれもまた多くの方が植樹をされました千年希望の丘構想のその後を見せていただきまして、もう4年になりますかね、早い丘は、4年目を迎えたということで随分木が大きくなっておりましたし、次々ことしもまた5月に植樹祭があるようでございますが。ちょうど我々南国市の職員であります米持君がこの1年ずっと派遣されていってくれておりまして、米持君が我々にずっとついてくれまして、その復興の工事のぐあいなんかの説明もしてくれました。米持君が設計、発注をした7号か8号、ずっと東のほうではないです、あこは海が東ですか、海岸が東にありまして、内陸部が西になるという東西、うちとはまた別なんですが、海岸の下のほうが南になるわけです。その下のほう、下のほうというのは河口に近いほうなんですが、そのほうに彼が設計して発注した高い海抜11メーターぐらいの丘が2カ所、工事中でもありましたし。そして貞山掘の北側を仙台から岩沼、そしてまだ向こうの亘理のほうに貫いておるこれまた標高、田の圃場整備も一緒にやっておりましたが、3段区画の圃場を一直画に直しておりました。そして、8ヘクタールぐらいの規模のところに一面に太陽光発電いうことで、民間会社がやっておるんですが、大変早い時期に着手したということで、42円かしらの一番高い単価で売電をされておるようです。物すごい広さのものがありまして、失礼しました、8ヘクタールじゃなくて20ヘクタールかな、今のところあそこの太陽光発電が一番広いようですが、それ以上のものが何か名取のほうにできるらしいです。そういう話としては聞いておりましたが、非常なスピードでやはり岩沼市が東北の復旧復興では断トツであるなということを改めて確信しました。
 特別、意見交換をするだとか、そういう時間は、たくさんの人が来るもので、向こうの幹部の方たちも非常に忙しそうでありましたので、私はグッドラックカンパニーから毎年、これで5回目になると思うんですが、あそこの会社そして職員の方々がカンパした義援金も預かっていきまして、ことしは初めて岩沼市長さんに写真へおさまってもらおうと思いまして、手渡しのところを写真も撮ってまいりました。
 この5年間の歳月というのは、岩沼市の被災をされた市民の方たちにとっては、ほんの数カ月前か一昨日のことという思いがひしひしと式場内で伝わってきたというのが私の正直な感想でございます。立派に集団移転もされておりますが、まだまだ被災を受けた方たちの心の傷というものは、本当にこれは長い時間かかるだろうなと思いました。
 感想ということでございますので、以上をもって感想にさせていただきたいと思います。
○議長(西岡照夫君) 5番岩松永治君。
○5番(岩松永治君) 市長より岩沼市への訪問しての感想をいただきましてありがとうございました。
 就学援助支援項目拡大については、平成29年度へ課題解決にめどが立てば財政当局との協議とのお話でございました。今後も課題解決へ向けてしっかりと協議していただきますようにお願い申し上げます。
 今議会で私を含めました議員が質問した課題一つ一つ解決していくことが、住んでみたい南国市、住んでよかった南国市、そして住み続けたい南国市につながっていきますので、それぞれの課題解決へ向けてしっかりと取り組んでいただきますよう執行部へお願い申し上げます。
 最後に、この3月末で退職されます田渕課長、川村課長、今久保課長含めた職員の皆さん、長きにわたり南国市政発展のために御尽力いただきましたことに心から感謝申し上げます。そして、4月からは第2の人生のスタートです。退職されました皆様がそれぞれの場で御活躍されますこととあわせまして御健勝、御多幸を心より御祈念申し上げまして質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(西岡照夫君) 以上で通告による一般質問は終了いたしました。
 これにて一般質問を終結いたします。
 明3月15日の議事日程は、議案の審議であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて散会いたします。
 御苦労さまでした。
      午後2時7分 散会