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検索結果 »  平成28年 第389回市議会定例会(開催日:2016/03/04) »

一般質問4日目(野村新作)

質問者:野村新作

答弁者:関係課長


      午前10時 開議
○議長(西岡照夫君) これより本日の会議を開きます。
 この際、お諮りいたします。有沢議員から3月10日の本会議における発言について、会議規則第65条の規定により、不適当な発言があったので取り消したい旨の申し出がありました。この取り消しの申し出を許可することに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(西岡照夫君) 御異議なしと認めます。よって、有沢議員からの発言取り消し申し出を許可することに決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
      一般質問
○議長(西岡照夫君) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。15番野村新作君。
      〔15番 野村新作君登壇〕
○15番(野村新作君) おはようございます。
 質問に入ります前に、去る3月11日岩沼の追悼式に市長、議長、消防団長、出席くださいまして御苦労さんでございました。あれから5年ということでございますが、私も1年目、2年目と追悼式に参加させていただきました。当時の井口市長のすぐ斜めに座らせていただきまして、井口市長がハンカチを出して涙を拭うという、いかにも痛恨という感じがいたしまして、代表として若いお父さんが、子供さんを亡くされまして、毎日現場に行って座ってじっとこう何を考えるかわからん、そのような生活を送っているということを言ってました。
 また、千年希望の丘という壮大な計画で植樹祭も参加させていただきました。あれからもう何年もたちますので、しっかと木も育っていると思いますが、改めまして被災者の皆様方に追悼の意を表します。
 それでは、質問に入らさせていただきます。
 小中学校のトイレにつきまして質問をさせていただきます。
 初めに、トイレの雑学から入らせていただきます。まず、トイレの歴史からお知らせをいたします。縄文時代、弥生時代には、池や川の上に木を渡して用を足すトイレ、俗に言うかわやが使われていたと想像をされます。平安時代、一般の人は道端などで用を足していた。平安中期、貴族は樋箱、おまるでございますが、で用を足していた。鎌倉初期、貴族が用便の後に紙を使うようになりました。中期、大小便を肥料として使うようになりました。後期、トイレ用の建物が建てられるようになりました。土に溝を掘ってつくった石川県上町カイダ遺跡がございます。室町時代、京都の東福寺に東司というトイレが建てられております。現在残る日本最古のトイレの建物でございます。安土桃山、豊臣秀吉が大阪に下水道をつくりました。太閤下水と呼ばれており、現在も利用をされております。江戸時代、江戸などの都市に農村から大小便を肥料として買いに来ていた。大名屋敷のものは庶民のものより高く売れた。自分たちが小さいころはこの習慣がまだ残っていたようで、米や野菜を置いていった。化学肥料の発達とともに消えてまいりました。明治時代、1871年横浜に初めて公衆トイレができました。1884年東京に初めて近代下水道ができました。1899年広告にトイレットペーパーという言葉が初めて登場してまいります。1924年国産のトイレットペーパーが登場しました。
 続きまして、トイレの呼び方を紹介いたします。ちょうず場、手・水・場と書いておりますちょうず場。かわや、これは御存じでしょう。思案所、高野山、せっちん、はばかり、後架、御不浄。引くも進むもどうにもならない状態をせっちん詰めと言います。場内に大分おるかもわかりません。もともと将棋で使われていた言葉だそうです。英語ではトイレのことをバスルーム(風呂)、レストルーム(休憩所)と呼ぶことがございます。英語のトイレットとはもともと化粧室という意味で来ているそうです。トイレをWCと言うことがありますが、これは英語のウオータークローゼット、これは御存じと思います。水洗便所の頭文字をとったものでございます。ドイツのホテルではトイレのことを0番と表示して、フランス、イタリアのホテルでは100番と表示することがあるそうです。中国では1号と表示するところが多いそうです。
 トイレに関するエピソードを紹介いたします。昔のヨーロッパには家にトイレはなく、おまるや洗面器などに大小便をしていたそうでございます。パリなどの都市の2階以上の部屋では、大小便をした後、これを窓から投げ捨てていたそうでございます。パリなどでは窓から投げ捨てられるものがかからないように、男性は女性を道路の内側を歩かせていたそうでございます。レディーファーストでございます。ハイヒールが生まれたのは、道端にばらまかれた汚物をよけるためだという説がございます。誰が言ったか、花の都パリ。
 平安時代の貴族は寝殿づくりという建物に住んでいましたが、ここにはトイレはございません。おまるで用を足していたそうでございます。おまるの一方が高くなっていて、十二ひとえの裾をかけて用を足していたそうでございます。清少納言、紫式部は苦労をいたしました。戦国時代、越後の武将上杉謙信は、脳溢血のためトイレでみまかったそうでございます。甲斐の武田信玄の館のトイレは約10畳あったらしいです。現代、一般列車のトイレは以前は線路に捨てていたそうでございますが、1958年からタンクにためるようになったそうでございます。
 本題に入ります。
 狭い、暗い、臭い、汚い、毎日の掃除だけでは解決できないと悩みを抱えているのが現状でございます。学校トイレのイメージのトップ3、和式が多い学校、1位臭い66%、2位汚い56%、3位暗い53%。洋式が多い学校、1位明るい41%、2位臭い39%、3位きれい37%。
 そのような中、小中学生の約6割が小学校のトイレでうんちをすることに抵抗を感じると回答しております。中でも和式トイレが多い小学校に通う子供たちのほうがその傾向が強いということがわかりました。子供たちが学校でうんちをしたがらない2大原因は、周囲の目とトイレ環境です。恥ずかしいといった周囲の目を気にする余り、思うようにうんちができない環境は共通の課題と言えます。
 一方、和式トイレが多い学校に通う小学生の約4割は、学校でうんちをしたくない理由として、和式トイレが苦手、トイレが汚いやトイレが臭いことを上げています。和式トイレを洋式トイレに変更する必要性は明らかと言えます。
 教育次長に市内小中学校のトイレ状況調べの資料をいただきました。小学校計160カ所のうち、洋式95、和式316、計411、小便器281。中学校63カ所中、洋式47、和式128、計175、小便器107。もちろん障害者用のトイレは各学校に設置をされております。あれと思ったのは、案外洋式化が進んでいるということでございます。
 そこで、お伺いしたいのは、今後どの程度まで洋式化を進めていくかお伺いをいたします。
 教職員のトイレの現状を見に、母校大篠小学校へ行ってまいりました。お茶を出してくれた職員に、トイレの洋式化とウォシュレット化について現状を見学に来たと言うと、ぜひともお願いしますと言われて、ふだんからトイレの開設を願っているのだと感じた次第でございます。
 そこで、お伺いいたします。教職員のトイレの洋式化、ウォシュレット化についてどのような計画を持っているかお伺いをいたします。
 教頭先生の案内で職員トイレと生徒用トイレを見せていただきました。和式が狭く快適とは言いづらい状態でございます。生徒のトイレは洋式もありますが、わずかでございまして、狭い、臭いもあります。
 ウォシュレット化については業者に相談に行ってみましたが、野村さん、そんなに簡単にいくものではありませんよ。家電では、洋式トイレの上に置くウォシュレットは約10万円ぐらいでありますが、家庭での使用はいいとして、多数の生徒が使用するのでまずもたないだろう。丈夫でなければならないし、和式の上に置くタイプもだめですよ。本格的にやるには水道、配管、電気配線と手間をかける工事が必要だと言われました。
 そこで、お伺いしますが、ウォシュレット化についてどのように考えているのか、特に女子トイレについてお答えを願います。
 それではと思い、教育次長に紹介してもらってALTさんに会いに行きました。鳶ヶ池中学校でございます。ソニアさんというアメリカから来て2年たっているそうでございますが、トイレの話を聞かせてほしいと言ったら、苦笑いをして、和式のことは全然通用しませんでした。というのは、彼女はもう洋式ばっかしでございまして、東京生活時代、今の後免駅前のマンション住まいが全て洋式で通しているそうでございます。話になりませんでした。参考に、○○スーパーマーケットのトイレはきれいだから気に入っているということでございます。
 仲介役を務めてくれました若い男性先生も、教育委員会にはよくしてもらっていますという言葉が最大の収穫でございました。
 そこで、お伺いしたいのは、ALTさんの場合の洋式トイレ、ウォシュレット化についてどのように考えていくかお答えを願います。
 続きまして、道路行政でございますが、市道129号線といってもぴんとくる人が少ないと思います、東工業高校の西側を南北に走る線でございます。電車通り国道195号線住吉モータース前から南国バイパスまでの線でありまして、通称おなが通りと言われております。消防本部、パチンコやコンビニ、病院、回転ずし、高校など、昔の姿を知ってる者にとっては大きく発展をしてまいりました。したがって、今日の車社会で車の混雑は大変なものでございます。特に朝夕のラッシュ時には車の停滞が見受けられる状態であります。
 そこで、お伺いいたします。現在右折レーンは東工業高校北側、都市計画道路交差部と国道195号線土佐電鉄軌道の交差部の2カ所のみとなっております。少しでも停滞緩和のために、右折レーンの増設をお願いをいたします。稲吉明見線交差部、消防本部南側を通る市道西崎線はどうかと思います。右折レーン設置に当たっては、拡幅工事は不要であり、ペイント作業が中心になるかと思われます。停滞緩和のためにぜひ右折レーンの設置をお願いをいたします。
 次に、遮断機についてお伺いをいたします。
 問題の場所は、おなが通り線と国道195号線交差部、とさ電交通の遮断機のことでございます。朝夕のラッシュ時には、皆さんもどのような状態か御存じのことと思います。遮断機がなかなか思いどおりにあいてくれません。土電のダイヤは1日平均高知行き69本、後免行き68本の運行で編成されております。朝の通勤時間帯は特に多く、朝7時台は高知行き10本、後免行き5本、夕方退社時は5時台高知行き6本、後免行き5本、6時台高知行き5本、後免行き7本が通過して、遮断機の開閉も大変なものでございます。平日の夕方5時から6時ごろまで交差点でストップウオッチを持って立ってみましたところ、警報が鳴って遮断機がおりる、警報がやんで遮断機が上がるまで約1分6秒。やっと遮断機が開くと思いきや、反対軌道からの進入により警報が鳴り遮断機がおりる。東工業前住吉通りの乗客数の少ないときで1分30秒の間遮断機がおりたままとなっております。この間南北行きの車はストップの状態でございまして、北を見ればJR跨線橋の向こうまで連なっております。南を見れば消防本部の南まで待ちぼうけを食らっておる状態でございます。特に市役所閉庁5時15分よりラッシュのピークかと思われる状態でございまして、職員を含む通行車両は大変だと思われます。
 お伺いしたいのは、東道路の交差点では電車は信号に従って運行されております。問題の篠原八幡線踏切は、電車優先の運行がされております。電車が来れば警報器が鳴り遮断機がおりる。よって、車両はその間待ちぼうけということでございます。交通停滞の原因となっておりますが、緩和に向けて信号機優先にできないものかお伺いをしたいと思います。
 これで1問目を終わります。答弁をよろしくお願いします。
○議長(西岡照夫君) 答弁を求めます。教育次長。
      〔教育次長兼学校教育課長 竹内信人君登壇〕
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人君) おはようございます。
 野村議員さんからの小中学校のトイレについての御質問にお答えをいたします。
 家庭における生活様式の変化から、学校トイレの洋式化を望む声が生徒や保護者からあることは承知しております。
 現在、南国市におきましては、各校で若干ばらつきはありますが、全体として教職員用トイレも含み約25%の洋式化率となっております。洋式トイレが全くない学校はないものの、学校により偏りがあることも事実でございます。
 小学校新入児の中には使い方がわからず、使用方法を教えることから始めないといけない状況もあり、洋式トイレの増設を順次進めていく必要があると考えております。
 また、市内の全小中学校が避難所に指定されており、その際の洋式トイレの必要性が高いことや、障害者対応等での改修も必要と考えております。
 しかし、改修工事に伴い、現在設置している和式トイレより広い面積が必要な学校もあり、洋式トイレとすることによってトイレの個数自体が減少することもありますので、各学校の実態に合わせて設置してまいりたいと思います。
 洋式トイレの増設につきましては、監査委員会からの御提案もあり、一昨年から順次改修を進めております。今年度は非構造部材の耐震化工事もあり、増設はできておりませんが、来年度以降予算の許す範囲で順次増設を行いたいと考えております。
 また、洗浄機つき便器につきましては、特別な要望がある場合以外は設置しておりませんので、現在市内小中学校においては、特別支援学級児童用に2台と共用トイレに5台設置しております。財政面のことよりも、掃除指導とか故障等の対応に手間がかかるということが理由にあるようです。今後とも教職員用トイレも含み検討していきたいと考えます。
 以上です。
○議長(西岡照夫君) 建設課長。
      〔建設課長 松下和仁君登壇〕
○建設課長(松下和仁君) おはようございます。
 最初に、右折レーンについての御質問にお答えいたします。
 野村議員さんが言われます都市計画道路篠原八幡線、現在の市道129号線おなが通りは、国道55号線南国バイパス交差点を起点とし、北へ国道195号線及びとさでん交通後免線交差点を終点とした延長1,074メーター、幅16メーターの道路でございます。高知県中央東土木事務所により施工され、昭和62年2月の臨時議会で市道として認定された道路でございます。現在の右折レーンは、東工業前の都市計画道路との交差点部と国道195号線とさでん交通軌道との交差点部の2カ所でございます。停滞緩和のために右折レーンを増設してはどうかとの御質問でありますが、野村議員さん言われる東工業高校の南側を東西に走る市道稲吉明見線交差部や消防本部の南側を通る市道西崎線交差点部においては、いずれも東西の市道幅員が狭く、拡幅しない限りは安全な通行が確保できない状態でございます。
 まずはこの市道おなが通りを南進する車両の慢性的渋滞を緩和すべく、国道55号線南国バイパス交差点部に右折レーンを設置するよう検討しております。新規に用地を確保し道路を拡幅せずとも右折レーンを設置することができることを現地確認しておりますが、信号待ちの車両の滞留する長さや信号等の問題もありますので、高知県警交通規制課並びに関係機関とも協議を行いながら進めてまいりたいと思います。
 次に、遮断機についての御質問にお答えいたします。
 野村議員さん言われる市道129号線おなが通りと国道195号線との交差部におけるとさでん交通株式会社の遮断機についてでありますが、この箇所は専用軌道であるため、踏切警報遮断機により道路交通を遮断し、電車完全優先で電車を通過させ、その後踏切を開放し、通常の交通制御に戻るシステムをとっております。
 また、国道である東道路との交差部は、信号優先方式により電車の運行を行っております。東道路の道路信号が青で自動車が南北に通行している場合は、電車を停車させ、信号が変わるまで停車し、道路信号が赤に変わるとき交差点内の全ての道路信号を赤にし、道路交通を遮断して通過させ、その後通常の交通制御に戻るシステムをとっております。交差点内を電車が通過する時間は約20秒でございます。
 市道129号線おなが通りの交差部の信号優先について、とさでん交通株式会社電車部に確認したところ、市道129号線おなが通りの交差部の信号優先は非常に困難であるとの回答をいただいております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 15番野村新作君。
○15番(野村新作君) 答弁ありがとうございました。
 トイレにつきましては、非構造部材の耐震工事が終わればまた前進するということでございますが、教育委員会の努力は何年か前から洋式化に向かって進んでいるようでございますので、さらに確実に一歩一歩前進をしていただきたいと思います。ありがとうございます。
 それと、右折レーンの設置でございますが、通る人は大体が抜け道を知ってきました。ふだん通らないような道へそこを通るようになりましたので、ぜひとも早期的に右折レーンを設置して、少しでも停滞の緩和に努めていただきたいと思います。
 もう2問も3問目もやらんというて言ってありますので、これで終わりますので、どうもありがとうございました。