トップページ > 南国市議会 > 議会議事録
読み上げる

議会議事録

  • 開催別
  • 一般質問
  • 議員提案
  • 市長提案
  • その他
  • 検索

検索結果 »  平成28年 第389回市議会定例会(開催日:2016/03/04) »

一般質問3日目(西川潔)

質問者:西川潔

答弁者:市長、関係課長


      午前9時59分 開議
○議長(西岡照夫君) おはようございます。
 これより本日の会議を開きます。
          ―――――――――――*―――――――――――
      一般質問
○議長(西岡照夫君) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。6番西川潔君。
      〔6番 西川 潔君登壇〕
○6番(西川 潔君) おはようございます。
 昨日の浜田勉さんの広い見識と内容、質問を見習いまして、簡潔に行いますので、執行部の皆さん、よろしくお願いをいたします。
 私は、今議会には3点の質問をいたします。地方創生、人口減対策と平成28年度の予算案、また2番目には中学校給食、給食米の生産と供給の具体策ということと、3番目には中山間の施設の有効活用という3点でございます。
 まず、1番目の地方創生、人口減対策と平成28年度予算案でございますが、日本の総人口は、平成23年1億2,730万人、35年後の平成58年には1億人を割り込み、平成70年には8,700万人を切り、65歳以上の割合が40%近くまで拡大する、このように日本の人口は減少していく試算がされております。日本は、先進諸国の中でも人口減対策を全くしてこなかった国である、残念ながら、手おくれに近い惨状だ、このようなことが何年か前の毎日新聞に掲載されていたのを思い出します。ここに来て国も事の重大さに気づき、人口減対策を地方創生の最重要課題と位置づけ、地方自治体では出会いの場を提供することやさまざまな子育て支援策を試行錯誤しながら実施をいたしております。しかし、このような施策は、応急処置的で、根本的な解決にはならないのではと思うものです。人口減対策は、子供を産み育てる若年層を取り巻く現在の生活環境の厳しさにあるのではないか。低賃金と長時間労働、低賃金のために長時間労働しなければ生活費の負担に耐えられない、非正規雇用という不安定な就労形態、今も増加しており、若者が結婚をためらう大きな理由の一つで、収入の低さと将来への不安であります。
 南国市の現状については、昨年9月にまとめられました南国市まち・ひと・しごと創生総合戦略に人口ビジョン、目指すべき方向と将来展望も含めて詳しく掲載されているところです。本市の人口は、昭和34年の市制施行以来、年々増加し続けてきましたが、平成17年の5万758人をピークに、その後は年々減少に転じております。年齢区分別人口は、14歳までの年少人口や15歳から64歳までの生産年齢人口は、昭和60年ごろを境に減少し始めました。このような傾向は、日本の国全体とも同じ状況で、南国市の人口自体も日本の人口が減少に転じた平成26年と時を同じくして人口減少の状況を迎えております。南国市を地域別に見ますと、極端でありまして、中心部の大篠地区で増加し、周辺部の農村集落や中山間地帯の上倉、瓶岩地区では人口の自然減も重なり、急激な人口が減少しております。人口減少が及ぼす影響は、戦略の中でも負の連鎖を招く、そのための取り組みを最重要課題として取り組むようしております。
 平成28年度当初予算案では、白木谷地域では、3戸の空き家を改修して貸し出す事業にも取り組まれておりますが、市の人口減対策への新しい取り組み、平成28年度予算案にどのように反映しているのかをお聞きをいたします。
 次に、2点目の中学校給食米でございますが、いよいよ待望の中学校給食が現実のものとなってまいりました。執行部からの説明によりますと、建設場所も決まり、繰り越しとはなりましたが学校給食センター新築工事の実施設計予算の計上や平成28年度予算案に給食センターの用地購入費1億8,000万円、新築事業費6億1,400万円が提案をされております。市長、教育長を初め、担当職員のこれまでの労をねぎらうものでもあります。しかし、まだまだ残された課題もたくさんございますので、よろしくお願いをするところでございます。
 私の質問ですが、給食センターの運営方法や米以外の副食素材の調達などもどのようなことになるのかお聞きはしたいですが、それはまたの機会にお聞きをすることにいたしまして、今議会では中学校給食に使用される米についてお聞きをします。
 南国市の小学校給食には、平成9年に地元産米での給食と完全米飯給食への切りかえを教育委員会の先進的な協力を得て実施をし始めました。この折には、食管法が大幅に改正され、米の流通は国の統制下から基本的にはつくる自由、売る自由となった背景もあり、実施に至った経過を思い出します。南国市では、市の北部でとれる米を使うことが、市の中山間地対策や農業振興などにさまざまな効果をもたらすことに着目をいたしました。市北部の上倉、瓶岩地区でとれる米は、良質ではありますが、南国市の平野部でとれる早場米との収穫時が違い、東北などの米どころと収穫時期が重なるわけで、販売がしづらい課題がございました。そこで、この中山間地米を学校給食に使用することで、早場米の有利販売、中山間地域の活性化や農業振興に貢献できると考えました。教育委員会には、この考えに賛同していただき、実施に至ったものでございます。また、子供や保護者の方たちにも、学校給食米生産地帯として指定された地域の米を使うことで、安全・安心の理解が得られやすいことにもつながりました。上倉、瓶岩地区は、国分川の源流地域であり、棚田などが適切に管理されることが農林業だけでなく、国土保全や環境、水資源涵養など多面的機能を有し、下流域の市民の豊かな暮らしが守られているわけです。このように、南国市の政策として、市北部で生産される米を使っての小学校給食は、現在、国の施策として実施されています中山間直接支払制度のモデルになったとも思っております。しかし、この地帯で生産される米は年々減少しており、中学校給食に供給する量は到底確保できないのが実情でございます。
 そこで、お伺いしますが、先日の「広報なんこく」3月号に、中学校給食米生産者の見出しで、中学校給食米を南国市産米(品種コシヒカリ)で御協力をいただける農家を募集します。対象者、市内でお米を栽培しているエコファーマー、または認定農業者、これが広報に掲載された内容の全てでございます。このことで、中学校給食に使用する米は、南国市産米を活用することが鮮明となり、大変うれしく思うのです。地元米の使用に当たっては、小学校給食米のように、農業面や農家、子供たちにより効果が高い、政策的な位置づけをしてほしいと思うものです。香南市では、公社が管理している耕作放棄地で生産した米を活用する、またその米を貯蔵し、災害対策時の対策にもする、そのようなことで、米貯蔵庫建設を予算計上することが先日の高知新聞にも掲載されていました。南国市は、中学校給食米にどのような米を使うのか、系統外といいますけども、これは農家から直接購入した農協などを通じた米じゃないわけですけれども、系統外の米とするなら、集荷や低温貯蔵庫による米の保管をどのように想定されているのか、貯蔵庫の建設や災害時対策まで考えておられるのか、お伺いをいたします。
 3点目の質問でございます。中山間の施設の有効活用でございますが、中山間の交流施設として、黒滝地区には元小中学校跡にせいらん、上倉には梅星館という施設が建てられております。それぞれの目的により、市民に利用・活用されてきた経過はあると思いますが、黒滝自然館せいらんは、夏場を中心に利用者もあると思います。上倉にあります梅星館については、近年の施設利用はいたって少ないのではないのか、何か工夫はないものかと考えます。両施設の利用状況や施設での課題、今後の活用策をお聞かせをください。
 また、南国道の駅風良里には、中山間地域の農産物を中心に販売している風の市という直売所があります。慢性的な出荷不足の状況にもあります。消費者に捨てられるならまだしも、生産者に捨てられようとしているように心配をいたしております。この直売所は、特色ある直売所で、お客様には多くの県外観光客がおります。南国市の農産物、加工品の宣伝の場としての役割、中山間地域農家の収入の場として、どうしても続けていかなければならない施設でございます。この施設の活性化についてもお聞きをいたします。
 以上で1問目を終わります。
○議長(西岡照夫君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) お答えいたしたいと思いますが、その前に、西川議員は、市の職員時代に、現在の米による学校給食、これを大変な苦労をされまして、今日の米飯給食の、しかもその米は中山間地域でとれる米にしようというような現在の学校給食における流通を確立してくれた職員の一人であるということで、私は非常に感謝をしております。これから中学校給食が始まるわけでございますけれども、小学校における米飯給食をさらに推し進めていく、例えばアレルギーの対策、そうしたものへも拡充していきたい、このようにも思っております。
 そして、先ほど3月の広報のことに触れられましたが、私はこの際、思い切って無洗米、かなりお金もかかるんですが、調理部門の労力の軽減化といいますか、そういう意味からも無洗米の取り組みもそろそろしなければならない。もちろん低温保存の米の保管庫、これも考えておりますが、こめ地産地消の会を中心に、彼らはやはり米専門農家でございますので、いろいろな知識をお持ちでございますので、そういうところととりあえずは意見交換をしてやっておるところでございます。
 南国市の地方創生の取り組みについて、御答弁を申し上げたいと思います。
 人口減少対策の新しい取り組みといたしまして、平成28年度予算に反映したものが2つほどございます。直接的な予算といたしましては、白木谷地区の空き家を移住用に改修して活用するということで、空き家活用促進事業として2,900万円程度予算化しております。そのほかでは、子育て支援策といたしまして、県の御協力をいただきまして開設いたします子育て世代包括支援センター事業費1,300万円ほど計上しております。これは、妊娠期から子育て期にわたる時期に、相談業務などワンストップで支援する体制を整備するものでございまして、安心して妊娠、出産、子育ての時期を過ごすことができるような整備をすることによりまして、南国市の若いお母さん方が、安心して出産できる、つまり出生率の向上を図る、このように思っております。これは、狭義の意味での取り組みでございますが、移住促進あるいは出生率の向上の取り組みといたしましては、間接的な取り組みといわゆる広義の意味で捉えますと産業振興であったり、企業誘致であったり、また都市基盤整備、教育、福祉などの施策の拡充というのは、やはり住みよい南国市をつくる、こういう意味では将来にわたって人口減に少しでも歯どめをかける施策になるものではないか、そのようにも思っておりますので、ことしは積極的な予算を編成して、それらに取り組んだつもりでございます。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 農林水産課長。
      〔農林水産課長 村田 功君登壇〕
○農林水産課長(村田 功君) 西川議員の御質問にお答えいたします。
 まず、中学校給食についてでございますが、市長答弁もございましたが、補足して御説明申し上げます。
 議員言われたように、現在、小学校給食は、平成9年から中山間米、棚田米を使って行っており、現在は作付農家の減少等により少し範囲を南に広げて供給しております。
 中学校給食につきましては、平成29年度の給食センター稼働を目指しており、その米の需要量は、精米ベースで30キロ掛ける700袋、21トンを見込んでおります。その米につきましても、小学校給食と同じように、南国市産米で賄いたいと考えております。そのため、今月3月号広報では、中学校給食米を南国市産米コシヒカリで協力いただける農家を募集しますと掲載しており、対象者は市内でお米を栽培しているエコファーマー、または認定農業者の方としておりますが、この方々に限定しての米の手当てではなく、あくまでこの方々でどのような御意見がいただけるかの調査を目的としております。まだ確定したことではありませんが、将来の構想としては、市長申しましたように、小学校、中学校双方に供給できるシステムを構築したい。具体的には無洗米仕様に調整可能な機能を有した施設を建設し、さらに災害用備蓄米の保管までできることを視野に入れて考えております。ただ、現在の給食センターは、洗米機を導入で計画中でございます。また、学校給食米として協力いただける生産者の確保や運営体制の確立等、まだ解決しなければならない問題は多くあります。それで、これからと言わざるを得ませんので、市民の皆さんの御意見をいただきながら、事業を進めてまいりたいと考えております。
 次に、中山間施設の有効な利用方法の御質問でございますが、黒滝せいらんは平成14年、黒滝地区における森林の持つ環境保全機能の維持向上を図り、もって地域・農林業・山村の活性化を図ることを目的に、南国市山村地域環境保全機能向上実験モデル事業施設として建設されました。厳冬期には利用者は激減いたしますが、夏場を中心にリピーターも含めてイベントや宿泊される方々がおいでます。この宿泊を含めて、利用者が安定的に確保されている理由は、黒滝地区に在住の黒滝グループの方が機能的に入浴、宿泊、利用の受け入れ態勢をとっていただけるおかげだと思っております。また、毎年12月のクリスマス前後に開催する黒滝地区餅つきイベントは、市内外の方々が楽しみにして参加いただいている行事であり、黒滝地区の皆さん、参加者の皆さんと市農林水産課職員で餅つきや門松づくりを行い、その年最後の施設利用行事として締めくくっております。今後も黒滝グループの皆さんの活動が続く限り、黒滝せいらんの利活用を行っていきたいと考えておりますが、残念ながら、世代交代や後継者の育成はできていないのが現状であります。
 次に、上倉梅星館につきましては、上倉地区の棚田等の持続的・組織的な保全、利活用活動の活性化に資するため、周辺地域及び都市住民も交えた中山間地域の農業・農村の活性化を図ることを目的として、上倉ふるさと体験農園農作業等準備休憩施設として平成11年に建設され、建設時から上倉ふるさと体験農園グループに施設管理をお願いしております。当施設は、平成24年度で活動を終了した白百合グループの利用がなくなってからは、定期的な使用は毎年JA南国市主催の米づくり親子セミナーの田植えと稲刈りのみとなっております。調理施設も整い、用足し、休憩も可能な施設となっておりますので、地元の方々を中心に積極的に御利用いただきたい施設でございますが、今の利用状況はもったいない状況です。現在、梅星館は施錠された状況であり、施設使用が事前に確認された時点で開放の形をとっており、今後常時開放等を行う場合は、清掃、保安を含めて管理体制の可能性を探っていかなければなりませんが、その管理は現在管理をお願いしている先ほど申しました上倉グループしか実現性がないと思いますが、黒滝グループ同様、こちらも高齢化が進んでいる状況でございます。地元で耕作にいそしんでおられる議員は、その実情は私以上に理解していると思います。有効な利活用の方法が御提案いただければ、積極的に取り入れてまいりたいと考えておりますので、御協力をお願いいたします。
 最後に、風の市の活性化についてでございます。
 活況を呈している産直市の視察などの参考事例では、地元の農協職員が通勤途中で農家の生産物をピックアップしながら出勤してくるというシステムがありました。相当以前から確立しているとのことで、このようなことも含めて、農産物集出荷のあり方を検討していかなければならないと考えております。運営母体のJA南国市風の市運営協議会の意向も尊重しなければなりませんが、風の市を所管するJA南国市生活課としても、風の市の売り上げがピーク時の平成15年度の1億6,000万円を超した時期からは売り上げが落ちておりまして、復活に向けての課題検討は当然行っているとのことでございます。庭先集荷等の集荷体制の強化の必要性や効果は十分理解しているということですが、実現には至っていないのが現状ということです。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 6番西川潔君。
○6番(西川 潔君) それぞれ御答弁ありがとうございました。
 1番目の地方創生でございますが、産業振興、企業誘致、都市基盤整備、教育やさまざまな福祉政策、子育て支援など人口減少対策として大変効果はあるいうふうには思います。これらの取り組みは、南国市以外でも全国的になされております。南国市もこのような取り組みというのも非常に重要ではありますが、私は南国市の人口対策において、さきの12月議会でも南国市の持っている特徴、長所を生かす施策が必要ではというふうに申し上げました。来年度の予算案を見たときに、どのような取り組みがされるのか、大変期待もいたしておりましたが、少し具体策に乏しいのではないかというふうにも感じております。南国市の人口対策の課題は、市の土地利用計画にあるということもそのときに申し上げましたが、高知市の岡崎市長は、3月7日の3月定例会の市政報告の中で、人口維持目標のために、市政総合戦略を見直す方針を表明をいたしております。県中央部の市町村とともに、人口減少対策に取り組む連携中枢都市圏構想、移住してくる高齢者の生活拠点を整備する生涯活躍の町の形成に向けた新事業を追加をする考えを示しました。南国市も当然、高知県の中央部の自治体でございますが、岡崎市長の言う連携中枢都市圏構想に入っているというふうにも思われます。従来の土地利用計画制度とどう違うものなのか、南国市が最重要課題として取り組んでいる人口減対策に役立つようなものでしょうか、お聞きをいたします。
 また、私はそれぞれの課の担当がこの人口減対策というものを具体的に出してほしいというふうに思うんですけども。計画の段階というよりも、もう具体的施策という時期ではないかというふうに思うんですが。例えば奈路地区で市営住宅用の用地が2戸分ございます。これらについて、頓挫もしている経過もございますが、早急にこれらにも取り組んではどうかというふうに思います。
 また、2番目の中学校給食でございますが、3月広報掲載の給食米の生産者募集の記事の説明を受けましたが、私もここに今広報3月号を持ってきておりますけれども、この掲載文章では、農家の方や市民に誤解をされるのではないかというふうに思いました。また、調査というような話でございましたけれども、生産とか流通とかの具体性を想定をしない状況での、このような広報掲載、調査なら調査と書くべきであって、ちょっと誤解、いかがなものかというふうにも思いました。
 また、将来の構想として、小学校、中学校双方に供給できるシステムを構築する旨答弁がございましたが、小学校給食米は、35戸程度の零細な農家が学校給食米生産組合というものを組織をし、より安全で安心なお米を生産しているだけでなく、JA南国市の協力もいただき、必死に頑張っております。親子セミナーというようなことの開催についても、この生産組合がお手伝いをしてやっているというような状況もございます。米価のこのような状況のもとに、必死に頑張っておるわけでございますけれども、課長が言われたとおり、生産量が不足し、久礼田地区の北部のヒノヒカリ、こういうものも一部助けてはもらっておりますが、伝統ある小学校給食米とこれから始まる中学校給食米を何もかにも、といいますか一緒に考えないよう、今後も中山間の米を使っていくということが継続できるように、給食米の生産組合、しっかり協議をしていただきたいというふうに思います。
 また、市長からも出ましたし、課長からも出ましたが、無洗米というものについては、これを調整可能な機能を有した施設建設、災害用の備蓄米の保管まで視野に入れているというような考えも答弁でございましたが、今回の広報掲載もですが、使用していただける教育委員会も含めての協議された構想なのか。確定したことはないという前置きではございましたが、答弁が随分具体的な構想だなというふうな私も感じも受けましたので、お聞きをいたします。
 また、無洗米の使用でございますが、実は私が市の現職の時分に失敗をしたなという思いがあるのが、実は当時系統の米を使っておりましたので、農協のほうに集荷をして、パールライスというそこの大篠のあこで無洗をあること知っておりました。ところが、全農のほうが無洗米を使ってみないかと、これはどういいますか、試験的に使ってみたらいいというようなことで。使い始めると無洗米に全てがなってしまうぞという心配をそこでしたわけですけれども、教育委員会のほうからは、試行なのでということで入れたわけです。そうすると、現場にしろ、非常にお米を洗う必要がないわけですから、よかってそのまま無洗米に入った。しかし、無洗米を使うことで価格がぐっと上がるわけです。私たちがつくったお米を、例えばこめ地産地消の会の方も今外食とか環境とかいうようなところについても無洗米というのが非常に需要が大きいわけで、そこで無洗米というふうに指定もされるわけです。私たちが生産したものを無洗米にするお金を払うので、そのパールなりにしてもらいたいと。これは例えば高知食糧にもあるわけですけども、本格的な無洗米というのは、ちまたにあるコインでやるようなものじゃないわけで、かなり高いものです。そういうものをしていただきたいと。私がつくったものを無洗米料を払うからということでお話をしても、当時はだめだと。系統で農協が扱った、全農が扱ったものでないとしないと、そこに商品をきちっと区分けをするということをされたわけですね。そういうことにもつながりますし、無洗米の使用、中学校の無洗米っていうのを、そこな辺も見据えて、給食米がどういうふうになるのかと。私お米洗う器具は小学校にあると思いますので、ようはこのがを始めたときに、含めて保護者の負担、そういったことも含めて考えていくべきだというふうに思っておりますので。教委の意見もしっかり聞いていただいて、農家や子供たち、皆様がよりよい状況になるように調整をしていただきたいというふうに思います。
 以上、ごめんなさい、3点目の中山間の施設のことについても、少し2問目の質問をいたします。
 私も黒滝地区のせいらん、清水は、黒滝地区の清水というか、非常に子供たちや人が清流の状況というのを知っております。私もそちらの育ちでございますので、子供のときには常にあこな川に夏休みは遊びに行ったようなこともございまして覚えておりますが。非常に地域は川を中心に美しい状況でございましたが、その川も山の荒れと同時に少しずつ変化をしまして、大変寂しく思っております。しかしまた、大変今もきれいなところでございます。私は、やっぱりこのせいらんの活用というのは、地域も含めてせいらんだけを活性化するっていうふうなことでは、そんなことでは続かない。この地域をどのようにするかということも含めて考えていただきたい。その中に私は一番思うのは、やはりあのきれいな川をどう生かすか。私は一つの案は、あこにおる渓流魚なんかももうほとんどいなくなって、人があこに釣りに来る人もいないわけですが、すばらしい川ですので、行政も一緒になってあそこに渓流の里づくりをする、しっかりした保護も含めてやる。それから遡上はしないんですが、アユなんかもすばらしいアユが育つわけでして、そういうものをやっぱり入れて人を呼び込んでいく。そうするとまたあの施設の使い方も変わってくるんではないかというふうにも思います。村田課長からは、地元の議員ということで、より詳しいというふうな話が出ましたので、そんなことの提案もさせていただきたいと思いますし。また上倉地区の梅星館については、実は非常に施設もいい施設でして、中にはキッチン、トイレ等もありまして、せいらんのように宿泊ができるようなものをつくってはどうかと。それから、梅星館の施設は、大変広い外縁がございます。皆さんそこによく子供たちを連れていく方がおられるわけです、通りがかりの人も寄るわけですが。いかんせん鍵が閉まった中にトイレがございますので、私も何人かの人にその話も受けたわけですが。あれはどこの施設ぜよ、ひとっつも使いやせんが、寄ってもトイレもないし、というふうなことで欲しいというような話もございますし。それから今黒滝地区も含めてですが、今の流行でしょうか、サイクリングというとちょっと軽いんですが、本格的に自転車ですね、ロードの、あれに乗った者がたくさん今おいでます。というのは、瓶岩から宍崎を入って奈路、それから峠を越えて土佐山へ越え工石へ行き高知へ行くという、あのアップダウンのコースが大変達成感があってええというようなことも少し聞きましたが。その人たちもああいう眺めのいいところに来たときに必ず休んでおりますし。それからこの間も言いましたが、同僚の植田議員もいっとき毎日のように私が山で農作業をしていますと朝会いますので、どうしてあちらに行かれるのかと聞きますと、何だかあこへ行くと落ちつくということであちらに行っていきゆうという話を聞きまして。私もいつも見なれたところでそれほどというふうに思わないんですが、なかなか来られた方は好評の場所でございまして、そういう使い方もしていただきたい。また農林水産課のほうでは、かつてはお米の学校だとか、山菜の加工教室だとかいうようなものをやってきた経過がございますが、ひとつ積極的な施策を、事業をやって、うまいこといかんのはこれはもうしょうがないことですが、まずやっていただきたいというのを提案をいたします。
 2問目は以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 答弁を求めます。企画課長。
○参事兼企画課長(西山明彦君) 西川議員さんから、連携中枢都市圏についての御質問がございましたけれども、連携中枢都市圏につきましては、高知市さんのほうが今現在の定住自立圏から連携中枢都市圏へ移行させたいというようなことで、それは連携中枢都市の宣言をする必要がありますが、その資格があるのが指定都市であるか中枢市であるかというようなことで一定限定されて。範囲を広げて、さらに今4市で定住自立圏域にして、人口減少のダム的役割を果たすというようなことですが、それをさらに範囲を広げて、今具体的には安芸市さんから西は中土佐町までの範囲になってくるというようなことで広げていくということですけれども。土地利用計画がどうかというような御質問があったと思いますが、今現在の定住自立圏構想の中でも土地利用については特に協議している部分はございません。それから、この制度そのものが圏域内の市町村、宣言した、今中心市、高知市ですけど、それと周辺市が南国市、香美市、香南市、これが連携中枢都市圏になっても同じ形なんですが、1対1、中心市と協定を結ぶということで、南国市が今高知市と結んでますが、南国市と香美市や香南市が協定を結んでいるわけではございませんので。そういった意味で、この連携中枢都市圏にあって、南国市の取り組みにどういった影響があるか、役立つかというような御質問だったと思うんですけれども、特に変わる部分があるという部分はないと。国のほうからの財政的な支援についても特に変わらないということで、範囲が広がるというような高知市さんのお考えで、南国市にとって特に変化があるということではないと理解しております。
○議長(西岡照夫君) 農林水産課長。
○農林水産課長(村田 功君) 西川議員の2問目にお答えいたします。
 3点御質問があったと思います。まず、広報の内容、誤解を招く内容であったということで、非常に私どももこれはほかの方からも御意見をいただいた経過がございます。今後気をつけてもう少し精査した文章にせんといかんかったかなと思っています。十分注意したいと思います。
 それから、無洗米についての御質問もございましたが、確かに無洗米は、全農あるいはパールライスでお聞きしますと、30キログラムで税込みで1,000円を超す金額が通常ならかかっておるということでございますので、この件についても今後中学校給食導入のとき、現在の先ほど申しましたように、洗米、お米を洗って給食をするか、それとも無洗米でやるか、そこら辺は十分検討してまいりたいと考えております。
 それから最後に、黒滝の清水あるいは梅星館の利用、まずやってみなさいという御意見、ありがとうございます。サイクリング等のお話が出ました。サイクリングによる中山間の周遊散歩、散策的な集客につきましても、観光的な要素も加味しておもしろい発想と思いました。ただ、議員は高校まで自転車で往復されよったということで、相当あの帰路を中谷の坂道を軽快に駆け上がることは相当健脚が必要じゃないかなと思います。そこら辺も考えて、これから検討していきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(西岡照夫君) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実君) 西川議員さんの市営団地、奈路団地の住宅建設が頓挫しているのではないかという質問にお答えをいたします。
 西川議員さんの言われるとおり、奈路地区におきまして、現在奈路団地の北側に2戸程度建設できる用地がございます。用地ございますので、後は建設するだけとなっておるところでございますけれども、一方白木谷地区におきましても、奈路小学校と同様に白木谷小学校が特認校となっておりまして、特認校の存続とあわせて地域の活性化、それから地元要望もございまして、そのようなことから、奈路と白木谷両地区に市営住宅の建設をしようというところで現在検討しているところでございます。そして、その建設時期につきましては、奈路団地と白木谷への建設は同時期に建設できるようこれまで進めてまいりました。奈路地区については造成できておりますのですぐ着工できるんですけれども、白木谷については用地の選定からしなければならないということがございましたので、今年度用地の選定と造成の計画、概略設計等まで本年度は終わったとこでございますが。県の住宅課によりますと、市営住宅建築は社会資本整備総合交付金事業で補助率2分の1でございますけれども、なかなか現在補助金が要望額の2分の1しかつかないということで、事業費全体でいうと4分の1となってしまいまして、なかなか建設費に関する市費の負担が大きいということになりまして。白木谷地区への住宅につきましては、一旦中断をいたしまして、国の空き家再生等推進事業と県の高知県空き家活用促進事業の両方を活用した事業、これは空き家を所有者から10年間程度借り上げまして、市がリフォームして移住者へ公的住宅として貸し出す事業でございますけども、これ国、県合わせて補助が4分の3ございますので、市費の負担が少なくて公的住宅が供給でき、地域の活性化にもつながるのでないかということで、平成28年度来年度白木谷でこの事業を行おうとしております。それで、亀岩の住宅につきましては、2戸程度建設できる用地ございますが、今後の空き家対策の状況や財政的な状況を検討しながら、いつ建設するかを含めて十分に検討してまいりたいと思います。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 6番西川潔君。
○6番(西川 潔君) 質問でもない部分がございますが、例の企画課長から答弁のございました中枢都市構造というのは、変化がないというようなことで、大変がっかりをいたしましたが、引き続き市長も含めて土地利用計画を考えてほしいということのお願いをいたします。
 また、都計課長からの話がございましたが、ちょっとしまいに亀岩の話が出たりしてよくわからなかったんですけれども。要は、私は事情はいろいろあるろうと思いますけれども、早くこの地方創生のために人々を南国で人口定住をふやしていく、維持していくというためには、できることを早くしなくてはいけないということで、私も行政におりましたのでわかりますが、事情はありましょうが、早く手をつけて、できることは早くしてほしいということをお願いをしたいというふうに思います。
 また、村田課長からは無洗米の話が出ましたが、今米価が5,000円の時代に1,000円の搗精料というのは大変これは太いものだと。この1,000円が今農家が生きていけるかどうかの時代だと、無洗米にかけるなら農家に渡してやってほしいというのが私の考えでございます。ひとつここな辺もいろいろございましょうが、しっかり調整をしていただきたいというふうに思います。
 また、言い忘れておりましたが、梅星館のほうに、そういう方のために外づけのトイレを、ひとつ管理の問題もございましょうが、考えてほしいということをお願いいたしまして、このことについては少しお答えをいただいて、私の今議会の質問を終わらせていただきます。
○議長(西岡照夫君) 市長。
○市長(橋詰壽人君) 検討はしてみないといけないわけですが、搗精の1,000円というのは、私は競争原理が働いてないということも大きな原因ではないかと思っております。そういうこともありまして、南国市が何といいましても高知県では一番米づくりの面積が広いわけでございますので、そこへ持ってきて今度1,000ヘクタールを目指して圃場整備もやるということを打ち出しておりますので、ここは思い切り搗精にも手をつけると、私はそこまで踏み込むという覚悟を決めております。そうしないと、あそこしか無洗米つくるところがないわけですので、私はもうそういうことでいくべきだと。それは、一つは大規模面積を持って米農家がやってくれておることはいろんな意味でもいい意味がありますので、高齢化した後継者の分もたくさん引き受けてくれておりますので、そういうような方々が、米で生活できるような体制もこちら応援していかないかん、そのように思っておりますので、ぜひやっていきたいと思っております。
 これは、もう一つ言いますと、こめ地産地消の会にもっともっと米を売りなさいと、売ることも皆さんでやってくださいということで、自衛隊にも売り込んで、あそこは全部入札ですので、かなりあそこの自衛隊でも使ってもらっておりました。ところで、南国市内のとにかく病院も使ってもらおうということで医大も行きました。医大はどうぞどうぞ入ってください、ただし、無洗米ですと、こうきたわけでございまして。将来にわたってやっぱり地産地消、これをまだまだ進めていかなければならない、そのようにも思っておりますので、よろしくお願いします。
○議長(西岡照夫君) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実君) 先ほど西川議員さんの2問目の答弁のときに、私、最後のほうで奈路地区、奈路団地と言わなければならないところを亀岩と言ってしまいました。大変申しわけございません。間違いですので、訂正させていただきます。
○議長(西岡照夫君) 農林水産課長。
○農林水産課長(村田 功君) 梅星館の外づけトイレについての再度の質問でございます。
 最初の答弁でお答えしましたように、清掃、それから保安を含めて管理体制が十分できてないと困ったことになるんで、一度やってみるという方法もございますが、まず地元にお願いして、前向きに進めてまいりたいと思っております。
 以上です。