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検索結果 »  平成27年 第387回市議会定例会(開催日:2015/12/08) »

一般質問4日目(野村新作)

質問者:野村新作

答弁者:関係課長


      午前10時 開議
○議長(西岡照夫君) おはようございます。
 これより本日の会議を開きます。
          ―――――――――――*―――――――――――
      一般質問
○議長(西岡照夫君) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。15番野村新作君。
      〔15番 野村新作君登壇〕
○15番(野村新作君) おはようございます。
 通告により質問をさせていただきます。
 まず、市議会議員選挙からでございます。
 10月4日告示、11日投票の南国市議選が行われ、21人が決まりました。3新人当選、現職1人涙、立候補者が過去最少となり、新人も前回7人から半減、顔ぶれも変化が小幅にとどまり、際立った争点もなかったことからムードは高まらず、1983年から続く投票率の下落に歯どめはかからなかったと報道されておりました。私なりに選挙を振り返ってみました。
 初めは21議席へ22人立候補と思われておりましたが、国分の女性候補が立候補を表明いたしまして写真撮影のときに来ておりました。21議席に23立候補で選挙戦がスタートを切りました。結果、泡沫候補と言われた女性候補は、同情票もあったと思われますが、460票をとり話題となっております。一人で自転車遊説、ハンドマイクとのぼりを立てて自転車をこぐ姿に感動さえ覚えました。十市の県道で会ったときは、10分ぐらい話し合って、あんた偉いね。1年間続けたら議員になれるでと、頑張りよと励ましの言葉を贈ったことです。国分の事務所の前を通るときは、きょうはどこ行ってますかと聞くと、何も言わんずつ出ていったとのことでございます。4年後が楽しみな候補でございます。
 前回投票率55.3%、今回50.96、有権者の半分は投票に行かなかった計算になっております。
 そこでお伺いしたいのは、投票率の高かった投票所5カ所、逆に低かった投票所5カ所をお示し願いたい。
 2期目の選挙となると、票を減らすのが普通と言われておりますが、票をふやした議員はこら褒めもんでございます。前回選挙より票数を伸ばした議員が4人、その他は票を減らしております。中には200票近い票を減らすとは、ちょっと異常でございまして、4年間何をしよったということになっております。保守系の議員では落選した西本議員が前回より212票大幅に減らしております。それから、初めよけとっちょった人も195、209となかなか票を減らしておりますし、革新と言われます共産党自体でも57、168と票を減らして、ふだんは余り票をとってない下のほうで当選しよった女性候補もプラス140と、これは健闘したということでございます。この選挙に関する限り、戦争関連法案も余り効果がなかったのではないかと考えます。
 そこでお伺いいたします。
 選挙全体で公費が幾らかかったのか。ポスター、運転手、燃料代、選挙カー代、別々にお示しをお願いしたいと思います。
 今回初めてとなる選挙公報を発行しましたが、経費は幾らかかったか、お示しをお願いいたします。
 今回の市議選での平均選挙費用と最高と最低の額をお示しをお願いいたします。
 総体的に選挙期間中の運動時間は、朝8時から夜8時となっておりますが、どこの陣営も早目に終わっておりました。夜8時まで選挙カーを走らすのは、まるでかえって住民にやかましいということでひんしゅくを買いかねないことになります。学校近くを絶叫しながら選挙カーを走らすマナー違反の候補者もおりました。朝8時スタートとなっておりますが、特に土曜、日曜に8時より選挙カーを走らせてわいこら言うのは、ちょっとゆっくりしたい人にとっては、反感を食らうような感じでございます。事務所前を通るときは、普通挨拶をして通りますが、事務所の方が出てきてお互いに健闘を誓い合っておりましたが、最近は少なくなってまいりました。選挙カーがすれ違うときも同じでございます。亡くなった竹内議員は、私の事務所に入ってきてコーヒーを飲んでいったそうでございますので、大胆といおうか何といおうか。
 次に、事前運動のことについてちょっとお伺いしたい。
 選挙に関する報道、評論を喝采した新聞や機関紙誌は、告示前であっても通常の方法で配布しなければならないと。定期読者以外の不特定多数にばらまくような方法は禁止をされております。告示前に中央より応援に来た街宣車が、さも票をくださいという言い回しで個人名を語って走行するのは合法か違法か。違法であれば、どのようなペナルティーが果たされるか、お知らせください。
 告示前に特定の候補者の氏名または氏名類推事項を表示した文書図画、例えば選挙運動用のたすき等は使用できないとありますが、たすきを使用した場合は合法か違法か。違法であれば、どのようなペナルティーが果たされるか、お知らせください。
 市議会議員の選挙については、ビラ、パンフレットともに自由に頒布できるが、選挙運動のためには使用できないとあります。
 こういう文書も届いております。告示前の10月1、2、3と朝の7時ぐらいから8時ぐらいまで、それぞれが目立ったところで候補者名の入ったたすきをかけて街頭でのお願いをしていた。ほぼ全戸に配布したと思われるビラで、市議会としても公文書として公表していない個別の意見書の賛否について、それぞれの市議に確認なく勝手に名前を使い、戦争につながると表現した。3、そのビラの裏面で、保守系と公・民が平素よりいいかげんな行動をしていると侮辱をしております。これら3点は公職選挙法違反の疑いがあるという通知が舞い込んでまいっております。証拠写真はこのようにございますので、これらについても選管の意見をお伺いしておきたいと思います。
 また、選挙前に配布されましたビラでございますが、これは私が思うのには、個人名を書いては出されんという感じでとっております。
 それと、中学校卒業までの医療費無料、中学校給食、固定資産税の引き下げなど実現してきましたと。これ4人によって実現したという表現になりますが、あとの議員は何をしよったということになっております。
 それから、財政調整基金28億円、これがあったら国保税を引き下げろ、住宅リフォーム助成に使えという言い回しでございますが、住宅リフォーム、26年度5業者に2,651万1,576円支払っております。
 それから、平成26年度までの滞納件数と金額でございますが、249件9,210万8,045円の滞納があります。それから、27年度のみの滞納が816万7,000円114件、計1億27万5,045円、このビラの裏にはこういうことを隠して、ええとこどりということになります。
 これは特有のプロパガンダという言葉は久しぶりに聞きますが、特定の思想によって個人や集団に影響を与え、その行動を意図した方向へ仕向けようとする宣伝活動の総称で、特に政治的意図を持つ宣伝活動を差すことが多いですが、ある決まった考えや思想・主義、あるいは宗教的教義など一方的に喧伝するようなものや織り込もうとするような宣伝活動を指しますと。要するに、情報による大衆操作・世論喚起と考えてよく、国際情報化社会においては、必然的にあらわれるものです。今日その方法は必ずしも押しつけがましいものではなくなり、戦略化し巧妙なものとなっておりますと。プロパガンダに踊らされるというのは、何らかのプロパガンダの宣伝効果に惑わされる状況を指しますと。情報リテラシー、つまり情報の収受、選択を自分で考える能力が現代人には必要不可欠という議論につながります、ということでございます。
 続きまして、庁内での新聞取引についてお伺いをいたします。
 議員というものは、よきにつけあしきにつけ顔を持っております。そこで、あしき面にライトをあててみたい。神聖なる庁舎での新聞取引であります。
 ある課長に伺ってみると、何々新聞、とりゆうかよと、とりゆうという返事でございました。読みゆうかよと言うたら、読みやあせんということで、金だけ払いゆうような形になっております。恐らく全課長がこのような状態ではなかろうかと推測いたします。勧誘されたら断るに断れない議員の顔が存在するのではないか。仕事をスムーズに進めたい。にらまれたくない。読まなくてもとっておいたほうが何となく顔が立つ。勧誘や集金を議員が行うというのはいかがなものか。ある特別職は、あれやこれやで1万円近く支払っているそうでございます。庁内で勧誘すれば楽でしょうし、人が集まっているし、集金も楽でしょう。こんなことを市民が知ったらどのように思うか。議員倫理条例に抵触はしないが、地位による影響力の不正に行使、その地位を利用していかなる……。やるんだったら、家に行って勧誘して、家に配達して家に集金に行く、これだったら別に苦情も言われないと思いますが、市の考え方をお伺いをいたします。
 続きまして、避難道についてお伺いいたします。
 問題の箇所は、市道明見公民館線と呼ばれる線であります。避難道は平成23年、24年にわたり整備をされておりますが、公示後、水没指定地域から外れているということで、市道整備がストップのまま現在に至っております。2回ほど現地の役員2名と説明を受けたところ、市道両脇は草ぼうぼうで、耕作放棄地で草を刈るのもはばかられ、マムシがたくさん生息しているということでございます。除草剤に頼るしかないとのことでございまして、除草剤を使用すると、根ごし枯れるので、崩れやすいと言っておりました。市道と水田の高さが同じで草が生えているので、落輪の話もあり、早急に側壁をつくり、市道と水田の境目をはっきりしてほしいとの要望があっております。
 明見地区190戸419人の避難道への通じる市道整備が急がれますが、市の考え方をお伺いをいたしまして、1問を終わります。
○議長(西岡照夫君) 答弁を求めます。選挙管理委員会事務局長。
      〔参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長 田渕博之君登壇〕
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(田渕博之君) おはようございます。
 野村議員さんの御質問についてお答えいたします。
 まず、投票率の高い投票所はということですので、高い順に、中谷公民館、成合天行寺公民館、奈路防災コミュニティーセンター、十市土居浩方車庫、岩村ふれあいセンターとなっております。低いところは、低い順に蒲原公民館、十市小学校体育館、中央第五集会所、駅前町公民館、大篠小学校体育館というふうになっております。
 次に、公費負担ですが、まずポスターが31万7,600円、運転手代が133万円ちょうど、燃料費代が23万8,527円、自動車が127万7,724円、あと公費負担で公営はがきがありますので、これが4万1,270枚、金額で214万6,040円ということになっておりまして、合計840万9,891円ということになっております。
 次に、選挙公報ですが、印刷費が19万1,726円、封筒代が16万8,058円、郵送料が84万1,238円、あと選挙公報を封筒に詰めるための人件費が2万995円、合計122万2,017円ということになっております。
 次に、選挙運動に関する支出報告の支出費用は、最高の方が148万9,190円、最低の方が23万7,078円ということになっております。
 次に、選挙運動での可否についてでございますが、選挙管理委員会は、地方自治法第186条及び公職選挙法第5条の規定により、選挙に関する事務を管理することとされており、また公職選挙法第6条により、選挙に関する啓発、周知を行うこととされております。御指摘の事案が公職選挙法に抵触するかどうかにつきましては、選挙管理委員会としましては個別の事案について具体的な事実関係を調査、判断する立場にありません。
 一方、個別の事案についての事実関係を含む取り締まりについては、公職選挙法第7条の規定により検察官、都道府県公安委員会及び警察官にその公正な執行が委ねられております。
 また、個別の事案が公職選挙法に抵触するかの判断は、法と証拠に基づいて司法において行われます。よって、御指摘の事案が合法か違法かの判断及びペナルティーについては、お答えを控えさせていただきたいと思います。
 実際、市民から選挙期間中もいろんな問い合わせがあります。その場合、事例集や判例などで検討はしますが、個別の事例にはいろいろな状況や言動があり、選挙管理委員会としましても、その内容を現場で確認できてない場合が多く、その対応に苦慮しているところです。なお、その現場を確認できた場合は、その内容によっては公職選挙法に触れるおそれがあると電話等でお伝えしております。
 次に、議員の庁内での新聞勧誘や集金についてでございますが、現在庁内での保険勧誘などについては、勤務時間中は禁止としております。その例によれば、議員さんの御指摘の新聞の勧誘や集金については、勤務時間中については控えていただきたいというふうに考えております。各議員さんにおかれましては、御配慮をよろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 建設課長。
      〔建設課長 松下和仁君登壇〕
○建設課長(松下和仁君) おはようございます。
 野村議員さんの御質問にお答えいたします。
 旧想定の津波浸水区域により、十市の東坪池、札場、大小浜、明見地区などにおいて、高台への避難場所及び避難路の整備を行ってまいりました。平成24年12月10日に新想定による詳細10メーターメッシュの津波浸水区域が示され、明見地区は浸水しない区域となりました。
 野村議員さんは、浸水区域から外れ、市道整備がストップしていると言われましたが、浸水区域の有無に関係なく、日々の暮らしを支える生活道、市道の整備は、明見地区に限らず、南国市全体においても喫緊の課題でございます。財政的な問題もありますが、優先度の高い箇所より順次進めてまいりたいと考えます。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 15番野村新作君。
○15番(野村新作君) それぞれ御答弁ありがとうございました。
 まず、事前運動のことでございますが、選管のほうは余りタッチをしてないということでございますので、警察のほうへは一応届けておきますので。証拠もありますので。
 それから、庁内での新聞取引でございますが、これはもう休み時間中じゃということ関係なく、庁内での取引はもう全面的にやめたらどうじゃおかと私は思います。やるんやったら外でやってもろうたら、何ぼやってもろうても構んがやき。その点を2問目でお伺いをいたします。
 それから、建設課におきましては、市道整備を早急にお願いをいたしたいと思います。
○議長(西岡照夫君) 答弁を求めます。総務課長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(田渕博之君) 新聞の勧誘等についての御質問についてお答えします。
 先ほどお答えしましたとおり、今の現状としましては、勤務時間中の勧誘、集金については控えていただきたいと。なお、それ以上については、議員総会なり議員さんの中でのお話し合いによりどうしていただくか決めていただいたほうが、よりいいんではないかというふうに思います。よろしくお願いいたします。
○議長(西岡照夫君) 15番野村新作君。
○15番(野村新作君) うまいこと逃げられたみたいな感じがしますけんど、もう来年の3月には退職するき、これ以上はもう突っ込みませんけんど、議員総会では議題として出すつもりがある。
 以上で質問を終わります。ありがとうございました。