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検索結果 »  平成27年 第387回市議会定例会(開催日:2015/12/08) »

一般質問2日目(有沢芳郎)

質問者:有沢芳郎

答弁者:副市長、関係課長


○議長(西岡照夫君) 9番有沢芳郎君。
      〔9番 有沢芳郎君登壇〕
○9番(有沢芳郎君) おはようございます。
 3選に向けて、市長おめでとうございます。私も出陣式には出席したかったんですけれども、どうしても所用がありまして東京へ出張しておりましたんで出席できず、大変申しわけないとは思っております。今後ともこの4年間南国市長として一生懸命頑張っていただけると思っておりますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。
 私も1期ちょっと4年ぐらいちょっとほかで仕事をさせてもらいまして、3選目に向けてやっとこの場に登壇させていただきました。私も一生懸命南国市政のためにちょっとでもお力になれればと思うて頑張る所存でございます。
 それでは、通告に従いまして、1番日章工業団地の進捗状況について、2番公民館改修等の補助金制度について、3番投票立会人について、順次質問をさせていただきます。
 下咥内に建設予定地の工業団地が、10月になったら地元に用地買収の相談に行きますと説明をしておきながら、開発許可がおりないので延期しますので、地権者の皆様、田んぼを耕作してくださいと説明したので、地元の地権者は大変困っております。ことしに土地を買収してくれると思い、田んぼを放ったのでお米を耕作しにくくなっています。なぜ3年も前から地権者に説明してほぼ同意を得ているのに、なぜ開発の許可がおりないのか、説明をしていただきたいと思います。
 私の調査では、日章工業団地に入る企業に土地改良区が企業の協力金をもらう問題に、市役所も高知県も権限がないのに協力金を無料にするなど、越権行為があるので、地元の改良区の水利組合が怒っているのが原因ではないかと思われます。その対策についてどのようにとるか。
 また、地元説明会では、物部・新屋地区が含まれているのに、国道から南の地区は関係ないと、公文書で物部地区を無視したため、物部地区の改良区が怒っているのが原因だと思うが、その解決策についてどのように考えているか。
 また、地権者がわからない土地や墓は、告示に1年以上かかるのに、その告示をしているかどうか、お答えしていただきたいと思います。
 そして、2番目の公民館の改修補助金制度についてですが、香美市では香美市地域活性化総合補助金交付要綱が平成25年3月27日に交付されています。担当課はまちづくり推進課。香南市では香南市集落公民館建築事業費補助金、担当課は地域支援課で平成25年12月24日に告示されています。香美市では、集会場整備事業は新築900万円、増築450万円、改築450万円、修繕150万円でそれぞれ75%支給してくれます。香南市では、自治会いわゆる町内会も含めて協議会で新築・増改築で認定額500万円まで75%支給されます。500万円を超過の場合は、当該超過額60%を支給するとなっております。隣の両市とも集落の振興を図るために、町内会等の公民館を新築または増改築する場合や天災による構造物が損害を負った場合、補助金を交付されます。南国市には、部落の公民館が159とありますが、補助金はありません。部落には高齢者が多い部落があるため、公民館の修繕費を出すのが困難になっております。部落間のきずなが薄れてきて、誰が住んでいるのかわからなくなり、防災にも障害が出てきます。南国市にも公民館の補助金制度を設けるべきだと思いますが、お答えをお願いしたいと思います。
 次に、選挙立会人についてでありますが、選挙立会人に定年制を指導すべきだと思います。耳が聞こえにくく、やっと歩ける人が選挙立会人をしています。やめたくても後継者が見つかりにくく、やめにくいのが現状だと思います。これは選挙立会人の人からのお願いでありますので、私の意見ではありません。ことしは選挙の年で、4月に県議会議員、10月に市議会議員選挙があり、11月に知事選、12月には市長選と選挙の年でしたが、選挙に来た人が投票所で不審な行動をしていた。携帯電話で写真を撮っていたのです。自分の投票した記念に写真を写したのか、公職選挙法違反、いわゆる買収されて投票した証拠写真か、いずれにしても投票所に携帯電話を持ち込み禁止する対策をとるべきだと思いますが。そのとき立会人は注意をしようとしたんですけれども、もう既に帰られたというのが実態でございます。どうか選挙において、それぞれの施策を中心に選んでいただける立派な市民がおると思いますけれども、このように不審な行動をとる選挙人に対して、ちゃんとした制度を設けてやるべきだと思いますが、御意見のほどよろしくお願い申し上げます。
 以上です。
○議長(西岡照夫君) 答弁を求めます。商工観光課長。
      〔商工観光課長 今久保康夫君登壇〕
○商工観光課長(今久保康夫君) 有沢議員さんからの日章工業団体の進捗状況についてお答えいたします。
 仮称ですけれども、南国日章工業団地につきましては、平成24年度に適地調査を実施しまして、平成26年3月に県・市との共同開発とする協定を結び進めているところでございます。現在もまだ開発許可申請の段階ではなく、買収に当たっては、計画区域を確定させなければなりません。そしてその同意をいただいていっておりますけれども、同意がいただけない用地につきましては、計画区域から外す必要があり、現在計画区域内の地権者にも説明を実施し、同意をいただき、順次境界確定を行っている段階です。有沢議員がおっしゃられている件も一因でありますけれども、ほかに計画区域内には、墓地などの相続登記などがされてない土地が多々あり、地権者の相続人調査により、相続人を特定することで地権者の人数が当初の想定よりも倍近くに増加しており、本事業への説明と同意にも時間がかかっております。確かに当初の計画では、早ければ平成27年秋ごろから事前交渉をして用地買収との計画でありましたけれども、このような状況で困難となり、境界立会時に27年の買収はできない旨をお断りしてきましたけれども、地権者の方、特に期待してくれてた方、耕作者の方には大変御迷惑をおかけいたしました。
 事業につきましては、地権者や関係者の方々におおむね同意はいただいておりますが、まだいただけてない方もいらっしゃいますので、根気強く事業への協力をいただけるように交渉を進めているところでございます。
 議員がおっしゃっている地区及び水利組合との関係につきましては、さまざまな要因により行き違いになっております。議員の言われます件につきましても、その一つだと思います。そして、これまでも電話や訪問などで何度か訂正とか謝罪もしておりますけれども、土地改良区及び水利組合と工業団地に入居する企業との協力金については、協力金の請求自体を行政がやめてもらう権限はないものと理解しておりますし、また議員のおっしゃられている地域につきましては、工業団地計画区域は上咥内地区、下咥内地区、王子地区の3地区だけということで誤った認識を持っておりました。議員のおっしゃられる地域も計画区域内に入るということで、この件につきましては、正式に訂正しておわびをしたいというふうに考えております。今後は、計画区域内の地区として新屋地区におきましても、おくればせながら、説明会の開催から始めさせていただき、事業について理解と御協力をいただけるように努めていきたいというふうに思ってます。
 また、地権者がわからない土地につきましてですけれども、不明な土地名義人について、不在者財産管理人の選定を家庭裁判所に申し立てる不在者財産管理制度というのがありまして、これを活用すべく現在司法書士と協議しております。
 あと無縁墳墓等につきましては、無縁墳墓等改葬公告を平成27年12月14日付の官報に掲載しまして、かつ無縁墳墓等の見やすい場所に立て札を設置して1年間掲示して公告を行う予定でございます。今後御理解いただけるよう根気強く丁寧に関係者及び地元の方々と協議を進めたいというふうに考えておりますので、今後とも御理解そして御協力を何とぞよろしくお願いいたします。
 以上です。
○議長(西岡照夫君) 企画課長。
      〔参事兼企画課長 西山明彦君登壇〕
○参事兼企画課長(西山明彦君) 有沢議員さんの公民館改修等の補助金制度についての御質問にお答えいたします。
 議員さんから御紹介がありましたように、香美市や香南市では、地域の集会所の新築や増改築に対する補助制度が創設されております。本市におきましては、現在、国・県の補助制度を活用して、防災対策として耐震に関する補助制度を創設しております。
 しかしながら、この制度は防災対策であるため、避難所に指定することが前提条件となっております。そういったために津波浸水区域や土砂災害区域は対象外であります。また、昭和56年以降に建築された建物も対象外になるということになっております。地域のコミュニティーの希薄化が非常に問題となっている今日、それぞれの地域コミュニティーの拠点となる部落公民館等の集会所は、大変重要な施設であると考えております。したがいまして、市の単独事業になるのではないかと思いますけれども、財政上の検討も必要でございますが、制度設計を含めて補助制度のあり方を検討していきたいというふうに考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 選挙管理委員会事務局長。
      〔参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長 田渕博之君登壇〕
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(田渕博之君) 有沢議員さんの御質問についてお答えいたします。
 投票立会人については、公職選挙法で2人以上5人以下を選任しなければならないとなっておりまして、南国市では各投票所で3名を選任をしております。議員さんが御指摘のとおり、立会人の方々が高齢になってきていることは認識しております。高齢等の理由により辞退したいとの連絡があれば、次の方を選挙管理委員会事務局で選任することは困難な状況でございますので、投票管理者の方などと相談をし、地元で次の方を推薦していただくようにしております。現状では、この方法が一番スムーズに引き継がれるのではないかというふうに考えております。
 次に、投票所内での写真撮影の問題ですが、平成25年のインターネット選挙運動が解禁された参議院選挙でも、期日前投票をした有権者が記入済の投票用紙を撮影し、ネット上で投稿するケースが相次いで確認されたという報道もあっております。この写真撮影は、選挙人個人の自発的なものが多いと思われますが、票の売買や投票先の強制、投票偽造などの選挙犯罪への悪用が容易にされかねないということから危惧をされております。公職選挙法上では、この行為を禁止する規定がないため、全国市区選挙管理委員会連合会でも、この問題について全国的に苦慮していることから、衆議院政治倫理の確立及び公職選挙法改正に関する特別委員会に「法で明確に禁止するように法を改正をされたい。あわせて、法もしくは施行令、規則でどの程度の行為が秩序を乱す行為なのか定めるよう法を改正をされたい。」と要望を出しております。
 なお、南国市選挙管理委員会としましては、地元投票事務従事者に、スマートフォン等での投票用紙の撮影については、誤解を招く行為になりますのでお断りをお願いするようにしてください、ということの注意事項を12月の市長選挙で徹底する予定でした。が、今後どの選挙においてもこのことを投票管理者も含めて徹底をしていきたいというふうに考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 9番有沢芳郎君。
○9番(有沢芳郎君) どうも2番目の質問をさせていただきます。
 まず、選挙のほうですけれども、これはどうしても法令的に国のほうからの制度はあるというのは百も承知なんですけれども、今注意事項としてやられるというのが最善の方法だと思います。ただし、市役所も選挙立会人がどうしても地元の人じゃないといけない、地元の投票所に来ている人を知ってる人が好ましいというのが大前提だと思うんですけれども。余りにも年寄りが多過ぎて、はっきり言って、耳も聞こえん人もおる。こういう人にどうしても肩たたきをしてもらわないとだめなんです。ところが、それは任意、善意でやってくれてるんで、主にそういうことは面と向かって言えない。やっぱりこれはどうこう言っても、市役所のほうも住民に放り任すんじゃなくて、地域の人と選挙管理者と一緒に知恵を絞りながら、もう少し健康で足も耳も聞こえる人にお願いができるように指導していただくというのが、一つの対策じゃないかと思います。そこについては、ちょっと市役所ももう少し住民の方と相談をしながら、ちゃんと健康な人を立会人にしていただけるようにということを、選挙立会人から私は言われましたので、ここでもう一度お伝えしておきます。
 それと、2番目の公民館のが制度やなくて、実はうちの日章公民館もそうですけれども、公民館の小部落の館長さんのほうから、いろんな陳情が来ております。その陳情の例を具体的に言わせていただきますと、南国市の公民館の新築や耐震改修工事等の補助金はありますが、改善等の補助金は対象外です。当小部落の公民館は、昭和60年度に新築後30年を経過し、老朽化で屋根のふきかえ工事を要します。改築費は61万円ですが、当公民館では小世帯数のため対応が困難です。このような状況はほかの地区でも同様と思われますが、公民館の修繕等に対する経費に対し、南国市の補助金の交付が望まれます。という公民館の館長さんからの要望書もいただいているんです。
 ほかの香南市も南国市以外の隣の3万5,000人の都市も3万人の都市も、ちゃんと小部落の公民館の大切さをちゃんと把握して、もう既にやってるんですよ。南国市は5万人弱の都市なんで、もっと地域的に公民館に対してもう少し考えていただいて、公民館活動が一番地域のきずなとして大切だと思うんです。この制度を今西山課長のほうからその制度について、どういうて言いますか、もうちょっとありきたりな答えしかなくて、もう少し公民館の大切さについて、確実な制度をいついつかに設けますというぐらいの答弁をしていただきたい。抽象的な言葉やなくて、善処しますとか、検討しますっていうのは、基本的にやらんということなんで。そういうことをもう少しかっちり隣の市はやってるんで。公民館の大切さは非常にどこの地区も同じやと思うんです。公民館によって多少温度差はあると思うんですけれども、やはり公民館っていうのは、地域のきずな、いわゆる防災の一番、どこのおばあちゃんがどこに住んでる、身体障害者はどこどこにおられる、ひとり老人はどこどこにおられるという全ての情報源はあくまで公民館なんです。公民館の活動が大切やないと、市民の安心・安全な生活が守れませんので、何とぞこの公民館に対して補助金の制度を早急に設けていただけるようにお願い申し上げます。
 次に、一番大切な日章の工業団地ですけれども、本当に3年間もやってて何をやってるんだと僕は言いたい。今工業団地の案内状に、26年度から添付で、日章地区におきまして、南国市と高知県が共同で日章工業団地の開発を実施していますと。工業団地予定の測量や調査等設計業務をいたしております。つきましては、農道、水路の新屋地区の管理である範囲を教えてくださいいうて、平成27年7月22日に言ってるんです。これ3年前に既に物部の新屋地区はあの地区に入ってたというのは、地権者の人から話を聞いてるはずなんです。それをあなたたちは、下咥内、上咥内、王子地区で説明をしておりますと言い張ってるんです。だから国道から南の新屋は関係ありませんと言ってるから、土木のその管理責任者である人は、あればあ再三あこの国道は昭和43年に物部の新屋部落が国道に分離されたけれども、北側に一部物部の新屋地区がありますよと再三にわたり市役所に報告している。しかし、市役所のほうは、公文書であなたたちには関係ないというて言ってるです。関係ないところに何で判こが要るんだっていうんが向こうの言い分なんです。だから、そういうところに一つも聞く耳を持たない。一つも自分たちの意見が正しいと思うて言い張って3年間やって、やっと今あたふたしてるんです。一つも地権者の意見を一向に聞く耳を持たない。
 そして、水利組合と土地改良区、これがどういう権限を持ってるかの認識が甘い。まず、土地改良区は、県知事認可により設立された一種の公共組合ですが、水利組合いわゆる用水組合、土地改良組合は、法的な根拠なく用排水路を管理する地域住民が任意に設立しています。また、形態としては、地域における自治体、町内会と同様なものです。このような任意の水利組合が、用排水を使用する地域住民の方から排水料を徴収するようなことがありますが、このような場合には私法契約、私法というのは私の法ですね、私法契約に寄らざるを得ないことになります。公的な許認可で設立されていないため、法的権限がない行政からの指導、助言は行えないため、当事者同士で話し合いをされるものと考えられておりますっていうが、これが水利組合の組織なんです。
 そして、水利権は、江戸時代以前から認められていた権利で、現行法も認められています。そして農業用水路の権利は、水利組合や関係農地所有者などの水利権者にあります。水利権とは、河川法が規定する公法上の権利で、排他的に取水、利用することができる権利です。公法の規定に反しない限り、国や都道府県など行政機関に対する私法上の債権となっています。したがって、国、都道県、市町村といえども、水利権者の許可なく利用や工事することはできません。必ず関係者の同意(許可)を得てください。同様に、土地改良区等の水利権も権利者の許可が必要です。特に慣行水利権と言われるものは、明治29年の河川法成立以前より農業用水などに認められているため、水利権者がわかりにくいことがあるので、その水沿いに農地を持っている人に聞いて確認してください、これが河川法23条のみなし許可、87条と88条なんです。これを無視したんです。だから、水利権というのは、非常に難しい問題なんです。
 これを行政が知ったかぶりをして水利権者の権限を無視した行為が、ボタンのかけ違いになってるんです。だから、今言うたように、あなたたちは公文書で物部の新屋部落は関係ないと言ってるんで、公文書で謝罪をしないと、事の始まりにはなりません。はっきり言って、3年も前からやってる、いわゆる一番大事なのは水利なんです。水がどこにどう流れているかという、いわゆる水利権をまず把握することが一番大事なんです。いわゆる今地権者が売ってくれる、売ってくれないと言いましたけれども、開発許可は当初15ヘクタールが11ヘクタールに少なくなったと。北の地権者が売ってくれない、そういう話だと思うんですけれども、現在今11ヘクタールで調整池を含めて今計画を入れとると思うんですけれども。まずその計画入れる以前に、土地改良区、いわゆる日章地区では物部土地改良区、田村土地改良区、そして久枝土地改良区の各水利組合がこの河川ごとに日章地区にあるんです。この河川組合はそれぞれ水利組合によって賦課金はばらばらなんです。田村堰では反1,000円、物部堰は反800円、山田堰は反2,700円、山田堰は農家・非農家関係なく徴収しているんです。この受益者負担金で農道、水路を維持管理、修繕を水利組合が管理しているんです。この水利組合に一番最初に管轄のあるところへ行って話し、事業の説明をするのが一番肝心かなめの用意ドンの話なんです。その用意ドンの話を無視して、順序が間違っているんですよ、地権者に対する説明が。わかります、今久保課長。
 だから、わからんのはどういうことかいうと、あなたたちは、商工観光課の人は、開発許可には多分疎いと思うんです。これやったら隣におる都市計画課とか建設課とか、そういう開発に従事している課長さん、担当の職員さんに御相談をして、どうやって農地を転用をして、用排水を廃止して、どうやって開発をしていくかの順序の手順を間違ってやってるからこんなに3年もだらだらだらだらなってるんです。いわゆる、はっきり言うて、それぞれ開発のプロの課に相談をしながら一緒にやったら、こんなに3年間もおくれをとらなくて、一向に進んでないじゃないですか。地権者に迷惑をかけないと思うんです。
 地権者は困ってるんですよ、土地を売りたい。10月になったら田植えの稲の発注をせないかんので。次もう一年かかるとしたら、来年の10月には何とか土地の交渉にできますいうがが、おくれる可能性がありますよね、告示が1年かかるんだと。告示になる前に先買収で全部買えるくは買うていってあげる方針ならばそういう方針で、ちゃんと地権者に説明をして、工程表をかちっとしたことを言ってあげないと不安なんです、地権者は。
 だから、墓地もそうなんです。墓地の地権者は、僕らは30年も前に墓地を改葬して、自分くは別のところへちゃんと納骨堂も建ててやってる。ただ登記だけをそこへ変更してないために、市役所から何月何日までに墓地の話に来てくださいいうて言っても、農家の方も忙しいんですよ。命令口調じゃないんです。その場に来てなかったら、来てない地権者に足を運んで説明をするべきなんです。そういったことを説明してない。だから、今言った用地買収が8件、7件ですか、わからない。墓地が34件わからないいうことがあれば、もう既に告示をしちょらないかんでしょう。まだやってないんじゃないですか。県がやってくれるから、県にお任せしております、これじゃ話にならんでしょう。
 もう少しビジネスというのは、地元の人に対して信頼ができる工程表をちゃんと組んで、そういったことを説明をかちっと県と打ち合わせをしてやらなくてはだめなんです。県もうちの南国市もこの水利組合の認識がちょっとなかったんですね、水利組合がどれぐらい力を持ってるか。どれぐらい農家の人が農地、水路を大事にしているか。それに対して全然気配りがなかった。だからこういう問題ができてるんだと思うんです。しっかりした工程を今度は組んで、地元の人に何月何日にこれから交渉に行ける予定ですという説明ができる日程をかちっと言ってあげないと、もう一回また10月に行って済みませんでした、用地の買収がおくれてできませんと言うと、もう地権者の人は、行政のほうを信用しなくなる。そういった信頼関係がないように、ひとつもう一度襟を正してちゃんとした工程表ができるように、ひとつ組んでやっていただきたいと思うんですが、それについての御答弁をお願いします。
○議長(西岡照夫君) 藤村副市長。
○副市長(藤村明男君) 地区をなかなか課長が言いませんでしたけれども、抜かっておったという地区については、新屋地区でございます。担当の商工観光の部署っていうのは、ある意味素人の集まりかもわかりませんけれども、その陣頭指揮をとっておりますのは私でございまして。本来私がもう少し気をつけておれば、その水利の大切さという意味では、私がもう少し早く気がついておれば、こういった経過にならなかったのではないかなというふうに反省をしております。今後、そういった人たちの、後からではございますけれども、理解を得るように、私責任持って対応してまいりたいというふうに思いますので、どうか御理解をお願いしたいというふうに思います。
 そして、工程のことでございますけれども、商工のほうも思ったよりたくさんの不明墳墓等もございまして、それから思った以上に連絡がとれない人たちがおりまして、その人たちと連絡をとるために毎朝とうから出ていって、その人の夜討ち朝駆けといいますか、そういった行為もしながら同意をするように大変な努力もしておりますので、全体的に工程がおくれておるというふうに私も聞いておりませんけれども、途中経過といたしまして、当初私が出かけていって、早ければ27年の早い時期に用地買収にもかかりたいというふうな工程からいえば、おくれておるということでございます。官一同もう少しふんどしを締め直して、一日も早く工業団地ができ上がりますように、私も頑張っていきたいと思いますので、どうか有沢議員も御協力よろしくお願いいたします。どうも済みません。
○議長(西岡照夫君) 選挙管理委員会事務局長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(田渕博之君) 2問目の立会人の件についてお答えしたいと思います。
 選挙管理委員会事務局も立会人の状況が逐次一人ずつどのような状況なのかつかんでおりませんので、毎選挙ごとに管理者の説明会も行いますので、その説明会の中で特にどうしてもやめたいとかいう方がおいでるようだったら、事務局のほうへ連絡くださいという手だてもとりたいと思いますし、当然立会人の方にも依頼の文書を送ります。その際に、健康上とかの理由でなかなかもう立会人ができないという場合は、ぜひ事務局へ御連絡くださいという文書も書いて徹底をしたいと思いますので、御理解よろしくお願いします。
○議長(西岡照夫君) 企画課長。
○参事兼企画課長(西山明彦君) 部落公民館への補助制度ですけれども、先ほども申し上げましたが、部落公民館というのが、地域でのコミュニティーの基礎となる拠点であるというふうに思っております。そういった意味で、この補助制度につきましては、市として創設すべきであるというふうに考えておりますので、これから制度設計を含めて検討させていただきます。
○議長(西岡照夫君) 9番有沢芳郎君。
○9番(有沢芳郎君) それぞれ答弁いただきましてありがとうございます。
 藤村副市長の手腕に期待しまして、この場で何とぞ日章工業団地がスムーズにいくようにお願いしたいと思います。
 そして、選挙立会人のほうも公民館のほうも何とぞよろしくお願い申し上げます。ありがとうございました。
 終わります。