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検索結果 »  平成19年 第325回市議会定例会(開催日:2007/06/15) »

一般質問 1日目(有沢芳郎)

質問者:有沢芳郎

答弁者:市長、教育長、関係課長


○議長(高橋 学君) 2番有沢芳郎君。
      〔2番 有沢芳郎君登壇〕
○2番(有沢芳郎君) 通告、教育行政について、1、子供たちの体力低下について、2、全国一斉統一学力テストについて、3、地域住民と学校のあり方について、そして、市街化調整区域における都市計画について、3、公民館の管理について、以上、通告どおり順番で質問をさせていただきます。
 まず、子供たちの体力低下について、一般体育と社会体育についての質問でありますが、こんなことを感じたことはありますか。近年、社会生活の変化、いわゆる時間、空間、仲間の減少によって、外で遊んでいる子供を見かけなくなった。2、都市化や核家族化が進み、御近所つき合いの減少。3、団塊の世代の定年退職が始まっています。会社には定年があっても、社会には定年がありません。第2の人生をどう過ごすか。4、日本は諸外国に先駆けて、超高齢化社会を迎えると言われています。医療費や介護の問題は、社会全体の大きな問題になっています。若者の減少、高齢者の増加など、以上について南国市の市長はどのように考えているか、お答えください。
 いわゆるスポーツには、あらゆる可能性があり、地域におけるスポーツ振興の効果を調べる世論調査では、1位が高齢者の生きがいづくり41.4%、2位が地域のコミュニティーの形成活性化36.3%、3位が子供や家族の交流32.9%、4位が子供の体力づくり30.9%、5位が余暇時間の有効利用26.4%、6位が世代間交流が促進22.1%、このような調査結果が出ています。いわゆるこれは平成18年、20歳以上の体力、スポーツに関する世論調査の結果であります。高校で体育を教えている先生が、びっくりするような、うそのような本当の話を聞きました。まず、マット運動で前転ができない。いわゆる手を前につく動作ができない。野球の基本であるだれでもできるキャッチボールができない。歩いて転倒したときにとっさに手が出なくて、そのまま顔からこける。柔道で前回りの受け身でけがをする。バレーボールで、自分の前にボールが飛んできても手が出ない。平均台に上がってもバランスがとれなくてすぐこける。ボール投げのフォームが不自然である。鋼鉄棒にぶら下がって自分の体を決めてぶら下がれない。私たちの時代では考えられないことが、現在子供たちに起きております。原因は何か。1、戸外で遊ぶ子供がめっきり減った。2、家の中でテレビゲームばかり。3、子供たちは皆忙しいので、一緒に遊ぶのが大変。4、パパやママも一緒に遊んでくれない。5、1人で家の中でゲームする方が楽しい。6、他人と会話するのが苦手。7、幼いころの自然の中で遊びから育てられた体が今の子供は未発達等が原因ではないかと考えられています。小・中学校の授業で、子供たちが興味を持つ楽しいわかりやすい授業ばかりしております。高知県教育長は、興味が持てる楽しい授業なら体育嫌いにならなかったと発言しています。まるで子供のお遊戯ばかりやれというような印象であります。小・中学校で、子供の体力づくりをしなくてはならない、高校生になってから気がついても手おくれであります。けがをさせてはいけないことが先に立って、けがをさせたときに責任問題が浮上するため、最初からけがをする可能性のあることはやらないようにする、勝負をつける競技に参加するには、熱心な指導者が要ります。つい指導に熱心なため、手が出たりする場合もあります。そのとき、暴力を振るったとすぐ問題にされるため、熱心な指導者は少なくなってしまいます。教育長は、南国市だけでも、社会体育に切りかえる考えがあるか、お聞かせください。
 また、小・中学校で驚くような子供たちの反射神経のなさについて、体育の授業や特別授業で、本来子供が自然と遊びの中で身につける動作ができない子供たちがふえているため、学校の体育の授業、特別授業で指導していく考えがあるか、お聞かせをください。
 30年前と比べると、女子が11歳の場合、身長は143.9センチから146.9センチ、体重が36.7キロから39.6キログラム、男子が11歳で、身長は141.7センチから145.1センチ、体重が35キロから39キロであります。走る50メートル競走では、男が8.8秒から8.9秒、女性が9秒から9.2秒、立ち幅跳びは、男性が160センチから146センチ、女性が150センチから138センチ、投げる、いわゆるボール投げでありますが、男は34メートルから30メートル、女性は20メートルから17メートル。体格は向上しておりますけれども、体力は低下をしてます。何か変。教育長のお考えをお聞かせください。
 年間予定授業時数で、学校教育法施行規則第54条関係に、選択教科等に当てる授業数と総授業時数は、各学校の采配に任されております。
 そこで、子供たちの体力が劣っているので、総合的授業で体力づくりを行うことが急務だと思いますが、教育長はどのようにお考えで、今後どのように取り組むか、お答えください。
 次に、全国一斉統一学力テストについて質問します。
 これは、前回、福田議員さんが質問されましたけれども、ちょっと違った意見から述べさせていただきます。
 全国一斉学力テストが、平成19年4月24日に行われ、各地域における児童・生徒の学力学習状態を把握、分析することにより、教育及び教育施策の精査と課題を検証し、その改良を図ることが調査の目的であります。この全国一斉学力テストは、小学校6年生と中学校3年生が国の予算で行い、CRTは小学校5年生と中学校1年生と2年生を対象に、高知県が2分の1、南国市が2分の1の予算でテストをしています。いずれも中学校は、国語、数学、英語を実施しています。ただし、中学1年生は英語がなく、かわりに理科をテストをしていますが、それは各学校で何を受けるかは選択できます。なぜ全国一斉学力テストを行わなければならないか、中間テストや期末テストは、各学校の先生がつくって、子供たちの学力の評価をしています。例えば、学校によっては、数学を教えている先生が1人の学校もあれば、6人も先生がいる学校があります。6人もいれば、試験問題を作成するに当たり、平均化して問題をつくれるが、1人の先生だとその先生の能力に左右される可能性があります。生徒が高校に進学したときに、学校によって評価基準に差が生じる可能性が大きいのであります。そこで、自分の学校のレベルは全国的にどこにいるか知る必要があります。中学校の成績の評価が、各学校によって評価に差があり過ぎます。各学校で評価の到達の目標が違う。文部省の評価基準に到達しないので、先生は授業の工夫をする。授業の工夫をしない先生は、勘と経験に頼っている。全国共通の基準で評価しないと、自分の学校がどの基準のレベルにいるかわからない。子供たちの進路を保障するためにCRTが必要であり、それぞれ各学校の課題を決めて子供たちを指導する。その結果が卒業生の動向として、希望する進学校に全員合格できる基準となっています。全国平均より自分の学校の学力水準はどうなっているか判断できると思いますが、教育長のお考えを聞かせてください。
 次に、地域住民と学校のあり方についての提案でありますが、最近は、地域住民と学校の間にすき間があるように思われます。登校している生徒の父兄はもちろん、卒業されたOBの方々や地域住民が、学校ではどんな授業や行事をしているか知らない人が多いと思います。また、学校に対して関心が薄いように思われます。自分の子供たちが学校でお世話になっていることに対して、感謝する気持ちが少ないように思われます。卒業式の後の父兄による先生への感謝の気持ちを込めて行われる懇親会では、父兄が隠し芸をしたり、感謝の気持ちを込めて先生方を慰労して、酒を飲み交わします。ところが、最近は、酒を飲まなくて、謝恩会だけで懇親会がなくなった学校があります。酒を飲む会がすべて正しいというものではありませんが、酒を飲んで、先生や地域の方々、また父兄との意見の交換の場として、日本の文化である酒の文化ではないかと思われます。酒を飲んで、大人のつき合い方ができない先生方が多くなっております。酒が飲めなくても懇親会に出席されることが大事だと思います。
 スポーツを通じて、学校と地域住民とが一体となるイベントを企画してはどうかと思います。例えば、日章公民館をスタートして、通学道路を南へ行き、空港の周辺を一回りして、物部川の堤防を走り、立田通りを通って公民館に帰ると約12キロメートルの走行距離です。地域の景色を再確認しながら、学校と地域が一緒になって、スポーツをすることが大事だと思います。最近の地区運動会には、子供たちの参加が少なく、地区の運動会には子供たちが無関心であり、近所のおじさんやおばさんとの会話が少ないように思います。学校の子供たちを中心に、地域の住民と一緒にイベントを企画したいと思いますが、教育長はこういった企画に対して、協力してくださる意思があるか、お答えをください。また、教育長の企画案があれば、教えていただきたいと思います。
 次に、市街化調整区域における都市計画について。
 1、開発許可制度の見直し、平成19年11月30日施行、これは先ほど山崎議員さんが質問されたがと若干重複しますんで、その点はお許しを願いたいと思います。
 都市計画法の改正により、市街化調整区域内において、一定の大規模開発等を許可できる基準が廃止される。都市計画法改正前第34条第10号のイ、したがって、市街化調整区域内では、大規模開発を含め、開発行為は原則不可であります。ただし、地区計画を定めた場合、適合するものは許可される。病院とか福祉施設とか学校等については開発許可が必要であります。南国市の場合は、市街化調整区域がほとんどであり、今後の南国市の発展を考慮する場合は、無秩序な開発は、当然許可すべきではありません。しかし、南国市の活性化や都市開発事業等を考慮した場合、市街化調整の用途変更や地区計画を早急に策定する必要があります。また、秋田市等においては、ホームページ上で改正等に関する資料を開示しております。今後、南国市の活性化及び地域発展を考えた場合、都市計画法に基づき、市街化調整区域の用途変更や市街化調整区域の変更、地区計画を早急に立案すべきであります。市長の考えをお聞かせ願いたいと思います。
 次に、公民館の管理について質問します。
 南国市立多世代交流施設、1、十市高齢者多世代交流プラザ、いわゆる十市公民館、2、稲生ふれあい館、稲生公民館、3、日章福祉交流センター、日章公民館、SUNSUN長岡、長岡東部公民館、5、岡豊ふれあい館、岡豊町公民館、岩村ふれあいセンター、岩村公民館、以上6館は、南国市教育委員会が管理しております。
 次に、南国市立公民館設置において、南国市立中央公民館、南国市立後免町公民館、長岡東部公民館、長岡西部公民館、国府公民館、瓶岩公民館、白木谷公民館、大篠公民館、日章公民館、日章公民館別館、前浜公民館、三和公民館、十市公民館、稲生公民館、岡豊町公民館、野田公民館、久礼田公民館、岩村公民館、奈路公民館、以上19の公民館は教育委員会が管理しております。この19の公民館は、先ほど言った南国市多世代交流館を含んでおります。
 南国市立地域集会所、1、中央第1集会所、中央第2集会所、中央第3集会所、南部集会所、中央第4集会所、下島浜集会所、中央第5集会所、西部集会所、以上8カ所集会所は総務課が管理をしております。
 南国市立空港周辺共同利用施設、1、田村東部文化センター、田村西部公民館、下田村共同利用施設、関共同利用施設、稲吉共同利用施設、以上5カ所共同利用施設は、財政課が管理をしております。
 次に、南国市立集会所、これ工業配置促進法で、比江集会所、国府集会所、以上2つの集会所は、商工課が管理をしております。
 南国市に合計で34カ所の施設があります。それぞれ管理する課が分かれていますが、公共施設の管理を1つの課にし、統合して管理すれば、市長が言われる行政改革の一つになると思われますが、一括管理する考えはあるか、お聞かせください。
 以上で私の第1質問は終わります。
○議長(高橋 学君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 浜田 純君登壇〕
○市長(浜田 純君) お答えをいたします。
 まず、市街化調整区域における都市計画についてでございます。
 山崎議員にもお答えをいたしましたが、南国市の将来の発展を考えていく場合、1つに企業誘致があると思っております。また、現下の厳しい財政状況を見ますと、やはり今後の南国市政を運営していくに当たっては、南国市の自立ということを考えなければならないと思っております。そして、それらを実現していくために、総合計画では、3つのプロジェクトの中に、新産業拠点のまちづくりを進め、市民の所得をふやしていく必要があると、このように規定をいたしておるところでございます。山崎議員から他の自治体の事例を引かれまして、どうも市長の指導力が弱いではないかというような御指摘もございましたが、今役所は、私も含め、全職員が総合計画に沿った行政を進めていくということでは、私は意思統一はできておるというように考えております。今後は、こうした企業誘致も視野に入れた都市計画の見直しというものは、当然必要になってくると思っております。その際、地区計画による調整区域での開発ということも有力な手段になってまいります。市役所内でこれらに向けましてその前提となる都市計画マスタープランの見直しについて議論をいたしておりますので、所要の予算措置もできれば9月補正で行いたいと思っております。その際、恐らく来年度以降の議論になろうかと思いますが、この総合計画、新しい総合計画を策定するための審議会、委員会を設置をいたしております。さまざまな分野の方々が委員に加わっておられました。その際にも意見としても、地区計画はもちろんですが、線引き自体をこの際、見直してはどうかというような意見も多数出まして、総合計画では、そのことも反映をした記述になっております。今、この壇上で当時の議論で深く印象に残っておりますのは、南国市がずっと懸案であった南国の資源の一つである高知大学医学部を核としたまちづくりは、絶対新しい総合計画の中で、何とか実現をしてほしい。せめて線引きの見直しは総合計画でぜひ取り上げてほしいというような積極的な意見もあり、私自身はそのような意見を参考に、最終の総合計画書の文言を調整したつもりでございます。したがいまして、線引き見直しも含め、地区計画による調整区域での開発等について、マスタープランの見直しの中で、県の策定する広域都市計画マスタープランと整合できるように、もっと言えば、南国市のそうした計画を県の広域計画のマスタープランにぜひ引き入れるというようなこれから取り組みが必要ではないでしょうか。関係する多くの方を見直しのための協議に参加していただく、そういう仕組みをつくり、所要の予算は9月補正で補正をしたいと考えております。
 公民館の管理で公民館など地域の集会施設の管理を1つの部署で管理できないのかということでございますが、有沢議員が御指摘されましたように、さまざまな機関が管理をいたしております。一元管理をした方が、利用促進にもつながるし、経費の効率化にもつながる、そういうような指摘も十分理解はできます。ただいまそうした課内の市役所の行政を進めていくための組織機構のあり方につきましても、不断に見直しをいたしておるところでございます。今後、市の財産管理を一元化する機構をこれから追求をしていかなければならないと考えておりますので、ぜひ御指摘の趣旨に沿って、内部で検討をさせていただきたいと思っております。
 最後に、スポーツ振興についても冒頭少し触れられたように思いますが、私自身、本市の中学校の部活動で、スポーツ関係でさまざまな競技種目で、常に県下のトップクラスで頑張ってくれておるということに大変誇りを持っております。そして、何よりも、子供たちの体力を強める、そうした視点からも、ぜひ岡崎議員さんが大変御努力をいただいておりますが、市内の小学生による駅伝競走を、県下の駅伝のレベルにしたいと。それを有沢議員が指摘されました飛行場周辺でそのコースをとって行うということにも、私自身、全力で取り組んでおります。社会体育全般につきましても、体育指導員さんの組織なども積極的に活用し、市内の社会体育の振興にも十分努力をしてまいりたいと思っております。この点につきましては、これからの市政の重要な課題であります。健康づくりあるいは介護予防、こういったような視点からも、さまざまな仕組みをこれからつくっていきたいと。その中にスポーツの振興が極めて重要な位置づけであると私自身は認識をいたしておりますので、ぜひ引き続き御指導をいただきたいと考えております。
 以上です。
○議長(高橋 学君) 教育長。
      〔教育長 西森善郎君登壇〕
○教育長(西森善郎君) 有沢議員さんには、久しぶりに教育問題について御質問いただきました。ありがとうございました。各学校を訪問されて、さまざまな資料を私以上にお持ちの上で質問されてますから、私もどきどきしてますが、精いっぱいお答えをしてまいりたいと思いますが、なお、少し幾つかの点で、有沢議員さんの持っている教育論といいますか、少し違うんじゃないかということもありますので、そのままお答えさせていただきますので、お許しいただきたいと存じます。
 まず、子供たちの体力の低下について議員さん、随分御心配をされております。確かに、議員御指摘のように、子供が転倒するときに手が前に出ないという、これあるんですね。びっくりするんです、実際にあるんです。普通だったら、ほこりが来たら目をつむります。危険を察知して、一番強いところが出ていくわけですね。守っていくという、人間、動物には全部その本能があるわけですけれども、それが口から落ちるとか額から落ちるちゅう状態は、議員御指摘のとおりあります。これは、本当に率直に言って、議員さんのこれもあります、これもあります、だんだん暗い気持ちになりましたけど、現実にありますので、それは認めざるを得ないと思いますが、そのために議員御指摘のように、やっぱりバランスをとれた運動能力をどう育成していくかということは、議員御指摘のように、学校教育の課題ではないかというふうに私も思っておりますので、これはまたきょうの御指摘をいただきましたので、学校へもお伝えをして、さあ一緒に考えてみて、また有沢議員さんからも提言もいただきたいなと思っております。結構南国市にも、そうやって顔からつく、額からとか、歯からとありますので、そのことは率直にお答えをしておきたいと存じます。
 その上で、1つは、学校の部活動を、5時からになりますわね。これを社会教育の領域で考えてみたらどうかということの御質問、これは御質問ではない、提言をいただいたと思いますけどね、現在のところといいますから、私のところで判断はできていませんが、今まで、もうこれから先は、学校も余り多忙なので、社会教育の領域で考えたらどうかという意見がたくさんあります。相当積極的な意見がありますけれども、今のところ、私は、17時以降の部活動については、社会体育に切りかえるという考えは持っておりません。その理由でございますが、部活動は、単にいわゆるスポーツのいわゆるレベルといいますか、そういう技術を向上させていくということなら、そこにすぐれた社会人がいればお願いする方法もあるわけですけれども、やっぱり部活動は、学校全体の生徒指導とは切っても切れない関係が私はあると思っています。そのために、部活動は、学校教育の重要な教育活動の一端を担っておりますので、今のところ、社会教育でお願いしたいという考えまでには至っておりませんので、またお教えをいただきたいなと思っております。
 もう一点は、体格はこんなに戦後向上してきたので、体力はそこまで行ってないと。アンバランスをあなたはどう考えるかということですが、私も困ってはいるんです。実際には体格はどんどんと大きゅうなりました。もう今の我々の年齢からいいますと、今の子供たちはどんどん大きくなって180センチが当たり前の時代になってきましたので、それと体力のアンバランスは、さてどうやったらいくんでしょうかね。私も学校では、さまざまなレベルを通して、先ほど議員御指摘のように、バランスのとれて、今の顔から落ちることのないような危険を動物的に察知する能力も開発してほしいというお願いしてきますけど、なかなかそこまでアンバランスをどうするかということが日本的な課題になってます。確たるものはないという状況ですけれども、御指摘はよくわかりますので、また改めて次の校長会などで話をしてみたいなと思っております。
 それから、もう一つは、1つは学校と地域との関係でございますが、有沢議員さんは、少し卒業生の後の謝恩会でもちっと酒を飲んだらどうかという、その酒文化まで出てまいりまして私に質問でございますけど、今は茶話会が主になってまいります。これは教育長が、議員さんがそう指摘したから来年から卒業式にはみんな酒を飲めと、そういう指導はできません。それはあくまでも学校がPTAと相談しながら主体的に判断する問題ですので。でも議員さん、少しずつ土佐の酒文化も変わりつつあるというふうにお考えいただけませんでしょうかね。僕は、やっぱりただ酒を飲まだったらつき合いが悪いと言われてみても僕は非常に困ることもありますので、それはまた改めて議員さんとお話お伺いできたらと思っております。その点は少し議員さんと意見違いますので。
 もう一点は、部活に熱心な先生方が、指導の中で少し手が出てもいいのではないかというように聞こえる御質問をいただいた。これは私から見たら、とてもそれを肯定する話になりませんから、それは議員さんがひそかにどこかで思われているというふうに私は理解しておりますけど、今絶対体罰は肯定できる学校というのはありませんので、どうぞ間違っても学校へ行かれて、ちっとは構んろじゃいうことは言わないようにお願いしておきたいと思います。
 次に、私の方から、本格的にお答えいたしますのは、やっぱり、議員さんはこう言われるんですね、全国一斉統一学力テストと、こういうふうに言われるんですね。多分これは、全国一斉学力調査のことではないかと思ってますから、私はその方向でお答えをさせていただきたいと思います。
 4月24日、全国一斉に学力・学習状況調査が実施をされました。調査の目的は、議員さんも御指摘のように、全国的な義務教育の機会均等と水準向上のために、児童・生徒の学力、学習状況を把握、分析することにより、教育の結果を検証し、改善を図ることに目的があります。もう一つは、各教育委員会、学校等が、全国的な状況との関係において、みずからの教育の結果を把握し、改善を図ることでございます。対象者は、小学校6年生と中学3年生の児童・生徒でございます。本市におきましては、当日は各学校とも、整然とした状況の中で調査が実施をされました。学力調査を実施することの意義や目的は、十分理解されているものと教育委員会としては確信をいたしております。この調査の大切なことは、有沢議員も御指摘のように、やっぱり結果の検証だと存じます。9月に到着いたします調査結果をもとに、各学校が、プラン・ドゥー・チェック・アクション、言ってみたら、結果を見て検証して、次の行動に結びついていくというサイクルをしっかり確立をすることを大事にしてまいりたいと存じます。教育委員会や学校は、児童・生徒の学力に関する状況、教育条件の整備状況、学習環境や家庭等の生活状況を把握するとともに、この特徴や課題などを把握し、主体的に指導や学習の改善等につなげるように、さらに努めてまいりたいと存じます。各学校には、議員も少しお話がありましたように、この10年間にわたって実施してまいりましたCRTの経験がございますので、その蓄積がございますので、今回の調査結果をどう生かしていくかということは、十分に先生方の共通理解が図られているものだと考えております。客観的なデータを得ることによって、指導方法の改善に向けた手がかりを得ることが可能になり、子供たちの学習に還元できると確信をいたしております。以前にもお伝えしたかと存じますが、序列化や過度の競争の原因にならないように、市教委といたしましては、学校別の結果を公表することは考えておりません。それぞれの学校では、当然、結果が参ります。個人の子供たちについても、一人一人結果が伝達されます。一人一人の子供たちにも結果が伝達されます。しかし、それをもって集計して、改めてあなたの学校はこのあたりですよということは我々は序列化につながると思ってますから公表はいたしませんが、いずれにしても、これはこれから先、継続して調査をすることが最も大事だと考えておりますから、また積極的な御意見も賜りたいと存じます。
 あとは学校教育課長と生涯学習課長の方でお答えを申し上げます。少し長くなりました。
○議長(高橋 学君) 学校教育課長。
      〔学校教育課長 谷脇里江君登壇〕
○学校教育課長(谷脇里江君) 子供たちの体力の低下について、教育長答弁を補足いたします。
 有沢議員さんには、いつも児童・生徒の教育問題について気にかけていただきまして、感謝申し上げます。ありがとうございます。
 子供たちの体力が劣っているので、総合的な授業で体力づくりをすることが急務ではないかという御質問にお答えいたします。
 確かに、体力づくりのためには、その時間確保が考えられなければなりません。有沢議員さんが、先ほど楽しいという言葉をお使いになられましたけれども、学校教育では、努力してできるようになった、できないことができるようになった、その喜びを楽しさと押さえるように共通理解しております。高い目標に向かって努力をすることを大切にしています。学習指導要領で示された小・中学校の体育の標準授業時数は、年間90時間となっており、本市におけるすべての学校でそれを上回るぐらいの授業時数は確保できております。授業時数にはカウントしておりませんが、教育課程に位置づけられている朝や放課後の全校マラソンなどの継続した取組の時間があることを考慮すれば、各学校とも、体育主任を中心に、よく努力していると思います。幸い本市では、南国市教育研究会の体育部会や南国市小学校体育連盟の先生方を中心にして、体育の授業研究が盛んです。各学校間の連携もよくとれており、それが市水泳記録会や陸上記録会の好成績につながっているのではないでしょうか。また、平成10年度より、小学校、中学校とも、年に何校かずつですが、体力テストと生活実態調査を実施しており、結果のデータをもとに、体力づくりにひずみが生じないように、体育の授業だけでなく、スポーツ集会の実施、運動場での遊びの勧め、朝マラソン、水泳、陸上の強化練習期間の設定など、いろいろな取り組みを進めてきております。その努力もあって、近年、南国市は、全体としてまずまずの結果が得られておりますが、先ほど御指摘もありましたような顔から手をつかずに転ぶというようなけがもけが全体の3%近くあり、まだまだ課題は全面的に解決はされておりません。
 いろいろな取り組みの中で、総合的に体力づくりをするというそのほかの事柄ですけれども、御質問に対するお答えとして十分でないかもしれませんが、学校が工夫して実施していることとして、体育の授業を複数の指導者によって指導したりする事例とか、県の体育スポーツ科が専門の講師を派遣してくれる学校体育実技指導者協力者派遣事業の活用事例などが南国市にはたくさんあります。また、遊びの達人大集合という県の事業に、学校の子供たちが挑戦している事例もあります。これは、子供たちの体力の低下傾向に対して、幾つかの遊びを仲間と一緒に行う中で、体を動かす楽しさや仲間とかかわる楽しさを十分に味わい、遊びを通して体力の向上を目指すもので、各学校から県のホームページに登録し、子供たちが新記録を目指すものです。平成18年度の高知県における遊びの達人が、南国市内にたくさんおります。連続長縄8の字飛び、スピード長縄8の字飛び、サッカーボールキックラリー、ドッジボールキャッチラリーなど、子供たちがつくり出した遊びなどで新記録を登録していきます。大篠小学校や岡豊小学校、久礼田小、稲生小、十市小の子供たちがたくさん登録しています。延べにすると、1年間でかなりの人数が登録されていることになり、とてもそれはうれしいことだと思っております。そもそも体力とは、一人一人が、生涯にわたって充実した生活を送り、明るく活力のある社会を維持、形成していく基礎となるものですから、これからの希望といたしましては、国が関係団体等ともにアピールするような事業があってほしいというのもこれも願いであります。また、もとになる食に関する指導の充実がもちろんですが、家庭において、大人も子供も守るべき生活習慣の決まり、毎日の朝食、早寝早起き、規則的な運動、きちんとした姿勢など、皆様に御理解と御協力をいただき、積極的に子供の生活習慣の改善に取り組むことをさらに推進していきたいと考えております。
 以上でございます。
 続きまして、地域住民と学校のあり方について、教育長答弁を補足いたします。
 地域住民の方々と学校のあり方について、触れ合いの大切さがこれほど求められている時代はありません。有沢議員さん、御指摘を本当にありがとうございます。御承知のように、市内各学校には、児童の登下校を見守ってくださっている方々がたくさんいます。そのほかにも、総合的な学習の時間における体験学習や食農教育の講師としても、地域の方は、児童・生徒の生きる力の育成に貢献してくださっています。例えば、卒業生たちと小学生の触れ合いについてですが、中学生たちが、小さな子供たちにサッカーや駅伝の指導をしてくれている場面を、私は学校現場におりますときに、日常的に見ておりました。また、生徒会執行部が、地域の学童クラブでボランティア活動をするという香長中学校の取り組みがあり、学童クラブの指導員の方から、大変よいことであるとのお声もいただいております。この6月16日には、土曜日でしたが、からくり創造工房教室開校式が行われましたが、細川半蔵の志を継ぐべく、発明に興味、関心のある南国市の中学生11名が工房に集まりました。南国市の中学校を卒業した高校生が2人、1人は高知東工業、1人は高知工業の高校生でしたが、2人インストラクターとして来てくれていました。土曜日にもかかわらず、ボランティアをしてくれていました。こんな形でも中学生とつながってくれていることを御紹介しておきます。本市の小・中学校には、数えればこうした事例がたくさんあると思います。このようなささやかな活動であっても、小学生と中・高校生、地域とをつなぐ力になっていくと思われます。
 小学校生活、中学校生活総まとめの1日として、卒業式は児童・生徒にとってとても重要な儀式ですが、本市の卒業式の学校の風景は、昔から変わらず継承されているように感じます。その後、皆さんで、地域の皆さんも一緒に祝う会が開かれている学校がほとんどでございます。
 地区民運動会は、すべての小学校区で実施されており、子供たちも楽しく参加して、お世話になっているということですが、ただ学校規模が大きくなればなるほど、つながりをつくることには難しさが生じてくるのも事実です。有沢議員さんの御指摘のとおり、地域の行事などへの参加率が低くなってくる実態もあると存じますので、改めて学校を開くことを、全教職員の課題として伝えたいと思います。スポーツを楽しみ、そのことを通じて学校と地域が一体になるような事業計画は、現在のところ、教育委員会にはありませんが、地域ぐるみで健康づくりに取り組むような風土ができることを願っております。毎年、各学校の運動会は見せていただいて、子供たちの成長ぶりを応援していますが、学校の子供たちを中心に、地域の住民の皆様と一緒にするイベントが企画された場合も、できる限り応援に参りたいと思っております。
 以上でございます。
○議長(高橋 学君) 2番有沢芳郎君。
○2番(有沢芳郎君) 教育長から大変すばらしいお答えをいただきましたけれども、若干教育長の、僕たちは、学力テストというか、一斉テストは、英語とか数学を試験を受けたらテストだと思っておりました。それが調査という文言に変わっているとは、つい僕も勉強不足で大変失礼をしましたけれども、ただ学校教育において、例えば、今言った子供たちがつまずいても額からこける、手をようつかない、いわゆる手をついても自分を支える体力がないということなんですよね。ということは、今この調査結果によりますと、平成18年に、南国市立日章小学校スポーツ振興センターの請求にかかわる災害報告ですけれども、平成18年度は13件ですよね。災害給付新規請求総数が404件、小・中学校合わせて約4,000人、南国市はおりますけれども、そのうち404件が何らかの災害に遭うて、給付金を申請して、その中で、今言うたように、ドッジボールをしていたとき、ボールをよけようとして地面に顔をぶつけて負傷したとか、バレーボールでアタックされたボールが本人の手と手の間を通り右目に当たり負傷したとか、本当に体力不足なんです。ただこの13件というて軽く言うんですけれども、こういう子供たちが大人になったとき、例えば、会社へ就職したとしますね。そうすると、何らかの形で倒れたというたら、必ず労災になっちゃうんですよね。こういう子供たちがふえると、会社は大変になる。だから、すぐに労災ばっかり使われて、会社は労災の経費は上がるわ、いわゆる体力の向上というがの調査、学力テストじゃないけど、学力調査はするでしょうけれども、体力の調査というがをしているんでしょうかね。子供たちが、一番大事に体を健康にしなくてはならない、それは今教育長が最も進めている食育の文化に当然発生するといいますか、それは大事なことでありますけれども、それとともに、体力を養う、これが一番の根幹じゃないかと思うんですよね、体の。これ今僕が言ったわっと驚くうそのような本当の話を、これ高校の先生からのアンケートなんです。それで、何らかの形で、今言った僕が質問した中身の中で、約7%ぐらいおるという体育の先生からの報告を聞いております。これはある一つの学校なんですけれども。それぐらい今大変なんですよ。だから、子供たちの体力について、もっと真剣に調査をして、そういった手をつけないとか、バランスがとれないとか、反射神経がまるっきりなってない子供を、例えば体操の授業で前転ができないとか、そういった子供ができるように、100%ですよ、できるような指導をしていただきたい。これはもう小学校のときにやっておかないと、まず中学校になったら難しいんじゃないかと思うんですけれども、要するにそこのあたりが一番小学校が大事なんです。基本からいえば、子供がはいはいですよね、これはいはいをなかなかせずに、すぐに立ち上がることを親が強要、飼育というか育ててるというがが実態、飼育というたら怒られる、育ててるがが問題なんで、要するに産婦人科のお医者さんに聞いたら、はいはいをようけして、赤ちゃんのときにやっていると、そういう反射神経といいますか、そういったものが養えるという話を聞きました。そういったことから始めて、保育園でもしかり、幼稚園でもそうですけれども、そういった体力の向上について、一貫した体づくりに対して、教育長なり、そういう教育委員会の方で検討していただいて、指導していただけば、大変ありがたいんですけれども。
 それと、僕が言った謝恩会というか、歓迎会といいますか、酒を飲めというような話をしているんではありません。酒というのは、日本の古来の昔からの文化でありまして、日本はそれほど日本酒をつくっている製造メーカーも高知県は特に多いわけでして、酒を飲まなければいけないという話じゃなくて、酒を飲むことによって、大人のつき合いができるということなんです。これはどういうことかといいますと、ちょっと誤解があってはいけませんけれども、要するに、ちょっと言い過ぎたなというたときは、酒の席やったきごめんねというようなおおらかなことができるがが一つの酒の文化であります。それを例えば今謝恩会というか茶話会が多くなっている学校は、ほとんどがマンモス校です。現在、私の例えば日章小学校を例にとりますと、今年ですか、38名卒業されましたけど、全員の父兄さんが参加されて隠し芸をしたりいろいろしました。だから、こういうように、地域に根差してやっている学校がほとんどでありまして、先ほど教育長が言ってたそういう時代の流れじゃないということはちょっと見当違いじゃないかと思います。トータルで、学校総数のトータルをとると、茶話会をやっている学校はほんの一部です。ほとんどの学校が懇親会をやっております。これはちょっとデータがありますんで、教育長、しかとしっかりデータを見ていただければ、茶話会が多いか、懇親会が多いか、わかるんじゃないかと思うんですけれども。
 そして、先ほど市長に地区計画線引きの見直しなんですけれども、先ほど山崎議員さんが御質問されたように、要するに今までに平成11年3月にマスタープランができてますよね。平成14年に本当はこのマスタープランを改正をしておかなければならない。しかし、改正版をつくっておりません。平成18年に新しいマスタープランの予算どりをしておかなければならないのに、その引き継ぎも現在の課長にしておりません。ということは、僕は前回、前に都市計画法のマスタープランが絵にかいたもちということで質問させてもろうたと思いますけれども、地区計画をやるに、市長は先ほど高知県の広域都市計画マスタープランということで高知県が作成をすることが基本というような考え方を持っておる、これは逆です。南国市が地区計画をつくって、それを県に上げるんです。県が南国市に地区計画をこうしなさいとは言いません。南国市からこういう地区計画をつくるんで、県の方々これでよろしいでしょうかというのが基本です。だから、南国市がボールを投げんと、県から待っててもボールは来ません。ここを市長しっかりと認識していただいて、例えばさっき言った平成19年度にマスタープランの計画の予算どりをして21年度にやるというたら3年間、はっきり言ってこの都市計画法が線引きができるのに3年間かかるということになります。そうすると、3年間の間に企業が例えば南国市へ来たいと言ったときに、南国市の線引きがないためになかなか企業が製造メーカーなら特に来れません。まして、大規模調整区、いわゆる大規模開発は昔なら市街化調整区域でもできるようになっておりましたけれども、今度法律が改正されますと市街化調整区域の大規模開発はできません。だから、それはなぜかというと、地区計画を入れとければ構んけれども、地区計画が入ってないとオファーが来たときに間に合いません。そうすると、南国市には企業は来れません。そうすると、隣の香美市とか香南市に行かざるを得ない。そうすると、3年間でいわゆる、先ほど山崎議員さんが言ったような、要するに税制の問題もありますけれども、税の固定資産税でお金を南国市が収益を上げるとか、雇用がもうけるとか、そういったものに対してすべて香美市、香南市に行きます。
 ただ、地区計画をやることによって一番問題なのは、多分農地の固定資産税の問題が出てくると思うんですけれども、地区計画をやった場合、例えば田んぼですと坪約6円です。5年後に仮にたったときに、じゃあ都市計画やった、線引きしたためにどれぐらいになるかいうたら約9円、約60%ぐらい上がるんですけども、9円、多分三、四十銭ばあの、複利計算ですから、そういう9円50銭ぐらいになりますか、それぐらいです。しかし、土地の資産からいえばそれは数倍になります。だから、問題は、こういった問題を農業をやられてる方とか地域の住民の方に必ずこういうところはどうでしょうかというてアンケートをとったり、いろんな話をしなければなりません。ここにいわゆる都市計画法の難しさがあるんですけれども、南国市がお百姓さんのやりゆう土地はこことここを守るんだとか、こことここは工場が来ても準工業地域にするんだとか、そういっためり張りを一向につけてない。平成その11年にマスター計画ができて、ずうっと今まで絵にかいたもちのマスタープランをひっ提げて、後免再開発なんかとっくの昔に終わってるのに一向に対応してません。
 だから、私が言いたいのは、山崎議員さんと同じで、要するに今市長が今課長に対してそのマスタープランをつくる9月の予算までに勉強しなければなりません、都市計画法は難しいんで。先ほど言った研究会に対して研究せえよと明確な指示を課長に言っていただければ、一生懸命課長がやってくれるんじゃないかと思うんですけれど、明確な指示を言っていただきたいと思いますが、再度お答えをお願いしたいと思います。
 以上です。
○議長(高橋 学君) 答弁を求めます。市長。
○市長(浜田 純君) 明確な指示は、マスタープランの見直しを行うようにという指示は前任の課長にも現在の課長にも言っております。ですから、庁内での見直しへ向けた一定の話し合いが進んでおると。担当課の方からも当初予算ということが適当であったかもわかりませんが、9月補正予算で予算要求をしていきますというのが今議会での一般質問の課内会議での勉強会で都市整備課長からの討議資料ということで上がっても来ておりますので、市長の指示は明確に担当課に伝わっておると思います。
 今回の法改正も受けて、有沢議員が言われるようにいろんな、例えば地区計画への住民の申し出といったようなものが制度化されるというようなことで、都市計画への住民の参加というようなものは、制度面でも相当高まっておるという認識でございますので、そのような形の取組を指示をいたしておるところでございます。
 なお、私は県が南国市の地区計画をつくってくれるというようなことは全く考えておりません。それは南国市がつくっていくということでございます。過去の山崎議員も一例を挙げましたが、南国市における市街化調整区域での開発は十市パークも含めて、こうした地区計画の策定による開発でございますので、今後ともマスタープランの見直しに向け全力で取り組んでまいりたいと思っております。重ねて南国市の行政の施策を体系的にまとめた最上位計画は南国市総合計画でございます。これに基づいてまちづくりすべてを行っていきたいと、こういう考えでございます。
 以上です。
○議長(高橋 学君) 教育長。
○教育長(西森善郎君) お答えをいたしますが、議員さんのお手元にもお届けしてありますように、南国市の小・中学校のけがといいますか、日本スポーツ振興センターに請求してる件数が433件、これ平成17年度でございます。そのうちの9件が、きょう有沢議員が指摘されたようなまさに顔から落下するというようなことになってるわけ。その一つ一つについてそちらにお手元に届けておりますから、決して私これは逃げ隠れしてるわけじゃありませんで、これは率直に認めておきます。平成18年度はこれが13件で約3%、全体件数で404件になってまして、平成17年とほとんど似たような回数でやっぱり顔から落ちるということは御指摘のとおりだと思います。やっぱりこれは議員御指摘のように体力の向上というのは急務だと存じます。ですから、議員御指摘のように真剣に検証します。検証した上で、さて南国ではどこまでやれるのかということも改めてお答えをしてまいりたいと存じます。
 もう一点は、謝恩会との話が再度出てまいりましたけれども、これはもう私がお答えする必要はないと思いますが、やっぱり私は先生方には、例えばきのうは酒を飲んじょったき、こらえて、言い過ぎたじゃいうようなことを言うようばんように、節度ある飲み方に気をつけてほしいと常々申し上げておりますので、余り地元で無理を言わないようにお願いしておきたいと思います。決して酒席そのものを指摘するわけじゃありませんが、やっぱり学校の教員はほどほどちゅうことも大事じゃないでしょうか。
 以上でございます。
○議長(高橋 学君) 15分間休憩します。
      午後2時20分 休憩
      ――――◇――――
      午後2時35分 再開
○議長(高橋 学君) 休憩前に引き続き会議を開きます。2番有沢芳郎君。
○2番(有沢芳郎君) 先ほど全国一斉統一テストを「いっさい」と読みまして大変申しわけございませんでした。
 第3質問ですけれども、野市小学校に実は国から特別予算7,000万円がおりました。これは緑のカーテンというて、リュウキュウアサガオを植生しまして、それを環境庁に認められて野市小学校だけにおりたお金であります。これは、県の方も当然周りの市町村の方もそのお金がおりたことをなかなか知ってる方が少なかったわけでありますが、要はやる意欲があれば、どこの省庁とは問いませんけれども、お金がおります。それは環境庁からおりております。それは、現在のいわゆる京都議定書ではありませんけれども、二酸化炭素の削減に向けてそのリュウキュウアサガオをいわゆる実験をしまして、それが平均二、三メートルで根腐れして枯れるところを約3階まで伸ばして、10メートルぐらいリュウキュウアサガオを繁殖させました。その効果といいますか、そういう試みが国の方で認められまして野市小学校にお金がおりたわけであります。それを現在やった小学校4年生のクラスに特別また150万円おりております。これは県も知りませんでした。だから、要するにやる意欲がある学校に対してはちゃんと国は評価をすると。要するに市町村も一緒なんですよね。市長がやる気があれば、どっかから予算は出るんじゃないかと、こういうことの一つの模範を野市小学校がやってくれたわけです。本当にすばらしいことであります。
 それに対して、うちの教育長も隣の野市小学校を見習って、うちの南国市の小学校のそういう模範が隣に野市小学校があるんで、ちょっと見てきて勉強して、おまえらもこういうことができるんじゃないかやっというようなことがあれば提案していただいて、実験をしてもらいたいと思います。
 なお、繁殖できるような植生については、私もコンサルなんで、調べてそういう点は協力できますんで、ひとつ問い合わせをしていただければ、環境関係の友達に連絡をして、琉球大学を含めて沖縄でこういう植生が南国でもオーケーじゃないかというようなデータは取り寄せる自信がありますんで、やる意欲があれば、有沢芳郎を使っていただければ協力できます。
 それと、ひとつ教育長にこの選択科目に当てる授業の中で、中学校でたしか武道を取り入れなければならない授業課程があると思うんですけれども、現在中学校でこの武道を取り入れて実際に授業しているというのがちょっと疑問な点があります。というのは、例えば剣道とか柔道とかあるんですけれども、剣道やるに当たっても、剣道部のある学校はいいんですけれども、ない学校は剣道の竹刀を買うたり道具を買うたりするのは難しいんです。だから、そういう面からいえば、予算がないためにこの武道を取り入れる授業をしてないというのが実態であります。してても、竹刀を振り回して、ただこうえいやえいやってやる、そういう授業になっておるはずなんですけれども、こういった用具不足のために授業がないがしろになってるんじゃないかと思うんですけれども、そこのあたりについて教育長はどのようにお考えか、ひとつお答えを願いたいと思います。
○議長(高橋 学君) 答弁を求めます。教育長。
○教育長(西森善郎君) 3問目まで御質問いただきまして、本当にありがとうございました。
 先ほどのこの野市小学校の件は、有沢議員から資料をいただきましたので、私も少し調べておりますけれども、リュウキュウアサガオを3階まで伸ばしたから7,000万円になったちゅう話は少し違うんじゃないかと思ってますけど、なお私、私も不確かな情報ですから、有沢議員がコンサルタントをやってますから、そっちの方が情報が正しいと思いますので、なお詳しい情報がありましたらおっしゃっていただきたいと思いますが。要は2メートルぐらい行くんだそうです。これは3階の方まで伸びるのが大変で、あそこの校長さんは必死になって子供たちとやったら3階かしら伸びたちゅう話ですから、今でも咲いてるそうです。それはもう、議会中だから行けませんから、議会が終わりましたらぜひ私も拝見したいなあと思ってますが。
 要は環境教育を有沢議員はしっかり南国もやれと、こういうことの御指摘だと思いますから、なお南国市も私どもにもチャンスがいただけるならば、7,000万円とはいかなくても、700万円でもいいから、ぜひ挑戦したいと思いますが、でもあるところにはあるもんですね、これはすごいなと私思っておりますから、ぜひ私も勉強してまいります。
 もう一つは、保健体育の授業のことなんですが、確かに議員さんもいろんなとこで資料を集められてますから、私も汗が出てるんですが、確かに武道ちゅう領域はあるんですよね。ありますが、南国市内ではやっておりません、御指摘のとおり、どこもやってません。ですから、それは必ずしも必修にはなってないわけ、これこれ領域がありますというところに実は武道があります。僕実は余りこれ知りませんで、けさ事務局で調べてもらったら、教育長あるちゅうんですよ。僕は自分で見たことがありませんでしたので本当かなあと思うたら、ありました。でも、これから先、そういった御指摘がありましたからといって、用具を整えて施設を整えてやるちゅうようにはなかなか参りませんけれども、やっぱりやれるかどうかも含めて、ただここがやれんじゃなくって、やれるきっかけとかチャンスがあれば、これもまた積極的に考えていますけれども、なかなか今で新たに剣道室をつくるじゃいう話には、それと部活じゃありませんので、これは、全部の子供たちがするとなればとてつもないこれは施設が要ると思いますから、それでようやってないんです、学校は。ですから、そのあたりもバランスを考えてこれから先、有沢議員の指摘の点をどう生かすかも考えていきたいと思います。よろしくお願いいたします。ありがとうございました。