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検索結果 »  平成27年 第387回市議会定例会(開催日:2015/12/08) »

一般質問1日目(神崎隆代)

質問者:神崎隆代

答弁者:市長、関係課長


○議長(西岡照夫君) おはようございます。
 これより本日の会議を開きます。
          ―――――――――――*―――――――――――
      一般質問
○議長(西岡照夫君) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。1番神崎隆代さん。
      〔1番 神崎隆代君登壇〕
○1番(神崎隆代君) おはようございます。初めての質問でトップバッターでの登壇の機会をいただきましてありがとうございます。
 橋詰市長におかれましては、このたび3選を果たされましたこと、まことにおめでとうございます。これからも市民の皆様のためによろしくお願いいたします。
 このたびの南国市議会議員選挙で多くの皆様の真心の御支援をいただき、議会へとお送りいただきました。この4年間、市民の皆様の負託にお応えできるよう一生懸命頑張ってまいります。先輩議員の皆様、執行部の皆様、御指導くださいますようよろしくお願いいたします。初めての質問でありますので、お聞きづらい点や言葉が足りない点はお許しいただき、質問をさせていただきます。
 まず初めに、選挙管理行政についてお伺いいたします。
 第1点は、去る10月11日の南国市議選の投票率が50.96%であり、前回の投票率を4.34%下回りました。こうした投票率の低下は、全国的な傾向となっています。来年の参議院選挙から18歳以上の方に選挙権が付与されることになっていますが、現在の有権者でさえ主権者意識が乏しいため投票に参加しない実態を見るとき、18歳以上になった場合、意識を高めるための手だてが必要だと思います。
 そこで、この主権者意識の向上を図るため、国も県も取り組んでいくことと思いますが、市としてはどう取り組まれるのかお伺いいたします。
 第2点として、今回の南国市議選において、家族と一緒に投票券を送付されたAさんが期日前投票に行ったところ、長期にわたり県外で生活をしているとの理由で投票を認められず、1票を投じることができませんでした。これは、日本の民法は各人の生活の本拠をその者の住所とするとして、各人の実質的な生活場所を住所とする実質主義を採用していることから、こういうことになったと思います。仮にAさんが投票日当日に地元の投票所へ行っていれば投票することができたと思われますが、学生の場合、卒業後は帰ってくるつもりで住所を移さないままにしている方も多いと思います。意欲的に投票に行っても投票できないという現実があり、少し矛盾も感じます。国の制度ではありますが、選挙管理委員会はこのことに対してどのようにお思いでしょうか、御所見をお聞かせください。
 また、今後投票率の向上を図るために南国市としてどのような施策をお考えでしょうか、お伺いいたします。
 第3点目に、期日前投票に行った高齢者の方からのお声ですが、会場に行ったところ、多くの方が投票に来られており、先に来た方から順番に椅子に座って待っていたが、立ったり座ったりの移動が大変であったとのことでした。膝への負担があったと思われます。例えば番号札をお渡しするなどの対応もあるかと思いますが、投票される方の立場に立っての対応を御検討願いたいです。御答弁お願いいたします。
 次に、現在の図書館についてお伺いいたします。
 教育文化施設であり知の拠点である図書館には重要な役割があります。子供から高齢者まで誰もがいつでも学びたいときに利用できるのが図書館であると思います。子供たちの成長の過程でも本は心の栄養となり、豊かな心、考える力を育んでくれます。現在はテレビ、ビデオ、インターネット等の情報メディアの発達・普及や子供の生活環境の変化、さらには幼児期からの読書週間の未形成などにより子供の読書離れが指摘されています。そんな中で、全ての子供に読書の喜びを知らせ、読書環境を整えることは非常に大切であると考えます。
 また、高齢化社会であり、余暇を持った高齢者が多くなり、老後の生涯学習の場としても重要な役割を担い、生涯学習の中核的施設としてもますます充実したものにしていく必要があると考えますが、市は図書館に対して今後何らかの改善をしていく計画をお持ちでしょうか、御所見をお願いします。
 現在の図書館は駐車スペースも少なく、車の出し入れがしにくい。車で行ってもとめることができない場合は、利用することを諦めてしまう。受講したい講座に申し込みをしたが受講できなかった、など意欲的に利用しようとしても出ばなをくじかれるという現実があります。
 また、今の図書館ではゆっくり調べものをしながら時間を過ごそうという気にならないため、隣の市の図書館を利用しているという声もありました。
 図書館長さんを初め職員の方は、今の建物でできるだけの努力をしていただいているとは思いますが、根本的な不便さや利用しづらさは払拭することができないと思います。気軽に利用でき、学習意欲に十分に応えられる図書館の建設を望みたいと思います。
 例えば、現在建設計画のある給食センターに併設するとか、将来的に考えておられる文化センターに併設するなど、あらゆる方向からお考えいただき、ぜひとも機能を発揮できる図書館を、市民が自慢できる図書館を建設していただきたい。これは市民の願いでもあります。市長の思いをお聞かせください。
 続きまして、観光行政についてお伺いいたします。
 南国市まち・ひと・しごと創生総合戦略の観光拠点の整備の中に、観光客の利便性を図り、同時に周辺の観光施設への誘導を促すとあります。10月に才谷の龍馬公園に行く機会があり、トイレをのぞいてみると汚れており、簡易水洗でありますが、水も出ない状態でした。人の集うところには必ずトイレが必要です。トイレがきれいであるという理由でお店を選ぶこともあるようです。また、おもてなしトイレというものがあって、清潔であることはもちろんですが、花や小物で飾ったり、芳香剤やソープを置いて使用される方が気持ちよく利用できる配慮をされているトイレとして認定を受けるそうです。ことしは龍馬生誕180年ということもあって、龍馬と名のつくこの公園にも足を運んだ観光客もおいでたのではないでしょうか。せっかく簡易水洗のトイレがあるのに使えないのは残念なことです。また、おもてなしの心という観点からも、トイレが清潔であることはとても大切なことだと思いますので、この公園だけでなく、その他の公園や屋外観光スポットなどのトイレの掃除や点検はどのようになされているのか、お伺いをいたします。
 観光行政の2点目です。道の駅南国「風良里」は、市民の皆様を初め、土日、祝日は県外からも多くの方が来られております。皆様のほうがよく御存じだと思いますが、南国市は日本の機械工学の基礎を築いたからくり半蔵こと細川半蔵頼直の出身地であることから、道の駅にからくり時計が設置されています。9時から18時までの1時間ごとに茶運び人形が登場して土佐弁で南国市へよう来たねえと語りかけてくれます。たまたま茶運び人形が登場する時間に行き当たったときは、ほんの2分ぐらいの間ですが、高知ならではの音楽にほっとさせられます。安全運転に気をつけていってよとドライバーに対しての声かけもあり、親近感を感じます。せっかく18時まで登場しても、冬場は17時になると暗くて見えません。
 そこで提案ですが、ライトアップをしてみてはどうでしょうか。ライトアップをすることでまた違った風情での癒やしの時間が生まれ、見どころとなるのではないでしょうか、御所見をお伺いいたします。
 最後に、介護、医療について4点お伺いいたします。
 1点目に、南国市高齢者福祉計画及び介護保険事業計画第6期が作成されています。高齢者が住みなれた地域でできる限り継続して生活を送れるように支えていくためには、高齢者のニーズに応じて介護、医療、予防、住まい、生活支援に関するサービスを適切に組み合わせて提供することが大切で、24時間365日を通していつでも対応可能な地域包括ケアシステムの構築が望まれます。
 2025年をめどに段階的に見直しをしながら計画実施をしていくと思いますが、地域密着型サービスの夜間対応型訪問介護においては、本計画期間でのサービスの見込みはありません、となっています。これは主に居宅の要介護3以上の方が対象になっていますが、今後24時間365日の医療・介護支援体制に対しての南国市の方向性をお聞かせください。
 2点目に、認知症の早期発見のための取り組みについてお伺いいたします。特に、ひとり暮らしの方の場合の早期発見の取り組みについてお聞かせください。
 3点目に、介護ポイント制度についてですが、介護施設などでのボランティア活動に対しポイントを付与し、商品と交換できる介護ポイント制度は、南国市でもありがとうポイント制度として行っていますが、現在の利用状況と今後の地域住民への普及啓発についてお伺いいたします。
 4点目ですが、介護人材不足について、ほとんどの介護現場で聞かれる介護の担い手不足ですが、募集をしても来ないという声が多くあります。介護士の中には夜勤や不規則勤務のストレスや腰痛などのため、いつまで働けるのかと不安を持っている方もおられます。介護現場の人材不足は、その苛酷な肉体労働にも原因があると思われます。今働いておられる方の負担の軽減を図り、安心して介護の仕事を続けることができるようにすることも大切なことだと思います。
 手だての一つとして、介護士の腰痛予防や負担軽減のために、介護ロボットや介護用リフトの導入などはお考えでないでしょうか。もしくは市として何らかの補助ができないものでしょうか。労働環境の改善により人員の定着を図ることができ、負担軽減により新たな人材確保へとつなげていけるのではないかと考えますが、御所見をお伺いいたします。
 以上で1回目の質問を終わります。
○議長(西岡照夫君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 神崎議員さんの図書館の問題について私のほうから御答弁を申し上げたいと思います。
 現在の図書館スペース、そして環境面、その他の面においても、私は十分であるとは決して思っておりません。やはり南国市民に親しまれる図書館を早期に建てるべきだと思っております。
 しかし、一方では財源の問題等々ございますので、新しいすばらしい図書館を目指して頑張っていきたい、今はそのような答弁しかできませんが、何とぞ御理解のほどよろしくお願いしたいと思います。
○議長(西岡照夫君) 選挙管理委員会事務局長。
      〔参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長 田渕博之君登壇〕
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(田渕博之君) おはようございます。
 神崎議員さんの御質問についてお答えします。
 まず、18歳選挙権に向けての取り組みについては、早期の衆議院解散がなければ来年の参議院選挙から初適用となり、その後告示される地方選挙でも順次導入をされます。
 選管事務局としましては、この間各選挙の執行が続いたため、具体的な取り組みについてまだ十分に検討はできてません。来年の参議院選挙は7月に執行されると予想されていますので、早急に検討し、取り組みを始めなくてはなりません。
 当面としましては、高知県選挙管理委員会と高知県明るい選挙推進協議会が実施をしております、小中高・大学、専門学校生を対象に模擬投票の実施や教材・資材の提供をされる選挙出前授業を積極的に取り組んでもらうことを考えております。主権者意識を小学生から育む必要性があり、教育委員会にも市内の各校で積極的な取り組みをお願いをしたいというふうに考えております。
 次に、住民票を南国市に置いたまま県外に在住している学生の方に投票入場券が送付されたことについてでございますが、昭和29年の最高裁の判例で、就学のため寮、下宿等に居住する学生の住所は、特段の事情のない限りその所在地にあるものと認められるとあり、居住実態がない場合、南国市での投票はできません。しかし、住民票が現に南国市にあるため、入場券が実家に送付され、投票できるかのように思われ、投票所に来て初めて県外に居住していることがわかり、やむなく投票できなかった例は議員さんの御指摘のとおりでございます。
 全国的にもこの問題は各選管で対応に苦慮していることでありまして、学生の選挙権に関する要件の緩和、または緩和ができない場合は、全国的に統一した周知を実施してもらいたい旨を全国市区選挙管理委員会連合会へ要望事項として提出をしております。
 しかし、住民基本台帳法では、転出をすれば転出先に届けなければならないと明確にあり、要件緩和は困難ではないかと思われます。
 市選管としましては、ホームページでこの内容について周知をしていますが、今後の選挙におきましては、広報などにより周知徹底をしていきたいというふうに考えております。
 次に、投票率向上対策ですが、最近の選挙結果で投票率を見てみますと、平成26年12月14日執行の衆議院選挙では48.53%、前回より2.22ポイント下がって過去最低です。平成27年4月12日の県議会議員選挙では42.17%、前回より2.89ポイント下がって、これも最低です。次に市議会選挙では、先ほど言われましたとおり50.96%、前回より4.34ポイント下がって、これも過去最低ということになっております。
 このように、どの選挙においても投票率は低下をし続けておりますが、特にこの中でも年代別に投票率を見てみますと、例えば市議会議員選挙では、20歳から24歳が19.21%、25歳から29歳が23.16%、30歳から34歳が32.24%と、極端に低い状況となっております。この数字を見てみますと、前段の18歳選挙権拡大によって今以上に分母が大きくなりますので、よほど投票を促す行為をしなければ、今以上に投票率が低下するということが危惧されております。
 その中で、どのような向上に向けた取り組みをするかということですが、南国市明るい選挙推進協議会というものをつくっておりますが、その会の中で委員の方々から多くの意見が出されております。その内容としましては、いろいろなイベントでチラシを配布して選挙のPRをする。チラシの内容にも、単に文字だけではなく、例えば岡豊高校の漫画部に依頼して、若い方にも見てもらえる工夫をする。ITを使ってより若い方に広報を行う方法を考える。量販店などに選挙関係の資料を置かせてもらうなど、積極的な御意見をいただいております。
 今後、推進協議会としましても、委員全員で努力と知恵で少しでも投票率が上がるよう地道にやっていきましょう、という確認もされております。事務局としましては、取り組める内容を吟味するとともに、具体的に取り組みを進めるよう、次の選挙までの間に検討しなければならないと考えております。
 直近になりますと、今度1月3日には成人式が開催されますが、その際、従来から投票率向上のパンフレットは配っておりますが、今回特別に市選管でつくりましたチラシといいますかビラをつくって、ワンペーパーでよりわかりやすいものをつくって配布をしたいというふうに考えております。
 次に、期日前投票での投票所の対応ですが、今回の市議選では、期日前投票が3,237人おいでます。特に最終日の土曜日は非常に混雑をしまして、私もエレベーターの前で出て整理をしたわけですが、なかなか今の現状の廊下を使って待っていただくという状況の中では、先ほど言われたような順番に椅子を移動していただくという方法しかありませんので、今後、場所の問題も含めて選挙管理委員会で具体的に検討していきたいというふうに思います。よろしくお願いします。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 答弁を求めます。商工観光課長。
      〔商工観光課長 今久保康夫君登壇〕
○商工観光課長(今久保康夫君) おはようございます。
 神崎議員の才谷龍馬公園のトイレほかの観光施設のトイレについての質問にお答えいたします。
 まず、才谷龍馬公園につきましては、平成6年度に公園やあずまや、梅林など、市と地元で整備しました。そして、平成21年には第21回全国龍馬ファンの集い南国市大会実行委員会によりまして舞台を修繕しまして、平成22年にはあずまやを増築するとともに、集落からの進入道路と、これまで水につきましては谷川の水を集めて使用していたものを、上水道を延長しまして切りかえる給水管布設工事を行ってきました。そして、その公園の維持管理におきましては、地元と協定書を結びまして地元にお願いしております。
 御質問のトイレですけれども、先日現地に行きまして確認しましたけれども、公園まで上水道はつながっておりまして、水は流れていることを確認しました。ただ、小2基、和式ですけれども大2基のうち、大のほうは簡易水洗になっておりまして、引き金を引いて流すものとなっておりますが、元栓が閉まっておると元栓を回さないと水が流れないようになっておりまして、わかりにくいかと思いますので、張り紙等で御案内していきたいと思いますので、御理解よろしくお願いします。
 ほかの観光施設のトイレにつきましては、現状では管理者にお願いしているというのが現状でございます。今後チェックをしまして、もし不都合がありましたら改善をお願いしていきたいなと思っております。
 なお、才谷におきましては、地元の高齢化によりまして休止していた時期もありますけれども、才谷龍馬先祖祭りを今年も梅の咲く2月21日日曜日に開催することとしておりますので、多数の方においでていただければありがたいと思っております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 農林水産課長。
      〔農林水産課長 村田 功君登壇〕
○農林水産課長(村田 功君) おはようございます。
 神崎議員の道の駅南国、からくり時計の御質問にお答えいたします。
 議員言われるように、道の駅南国「風良里」のからくり時計の人形は、雨天の場合は故障の要因となりますので登場しませんが、毎日午前9時から夕方の6時の間、1時間ごとに音楽・歓迎メッセージとともに開帳して、からくり人形・茶運び人形が登場します。
 御指摘のとおり、5時前に日没を迎えるこの時期になりますと、からくり人形は見にくい状況です。早速御提案のライトアップについて、道の駅と照明の効率的な対策を講じたいと考えております。御提案ありがとうございました。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 長寿支援課長。
      〔長寿支援課長 原 康司君登壇〕
○長寿支援課長(原 康司君) 神崎議員さんからの介護、医療についての御質問にお答えいたします。
 介護保険制度の改正によりまして、全市町村が平成30年3月までに在宅医療・介護連携推進事業の8事業に取り組むこととされています。事業の概要は、市町村が地域の医療・介護の関係機関・関係団体と協力して、医療と介護の関係者が参画する会議の実施、相談の受け付け、研修などに取り組むことであります。8事業の中に、切れ目のない在宅医療と在宅介護の提供体制の構築の推進がございますが、これは地域の医療、介護関係者の協力を得て切れ目のない在宅医療、介護サービスの提供体制の構築を推進するものであり、規模の大きな市町村でなければ単独の市町村で実施することは難しい部分もあるのではないかと考えています。
 現在、連携推進事業につきまして県の中央東福祉保健所の支援をいただきながら、香美市、香南市とともに土佐長岡郡医師会及び香美郡医師会と協力していけるよう協議をしているところでございます。
 神崎議員さんからお話のありました夜間対応型訪問介護については、第6期期間中に設置の予定はございませんが、第6期介護保険事業計画期間の中で定期巡回随時対応型訪問介護看護サービスを設置することといたしております。このサービスを設置することにより、高齢者の多様なニーズに少しお応えすることができるのではないかと期待しておるところでございます。
 2点目に、認知症の早期発見につきましての御質問でございます。現在市が行っております取り組みといたしまして、認知症サポーター養成講座を実施することにより、地域での集まりや企業の方々、高校生など多くの方に認知症への理解を深めていただいております。来年度には認知症の状態に応じた適切なサービス提供の流れを示した認知症ケアパスの作成を考えておりますが、その中に認知症の早期発見のための物差しになるようなものを入れることも検討いたします。
 認知症は早期の発見が重要と言われておりますので、認知症に対する意識が広がるような取り組みはできるだけ前向きに進めていきたいと考えております。
 なお、現在県の支援を受けまして認知症初期集中支援チームのモデル事業を行っております。認知症が進行しないように初期段階からの支援をしていく取り組みでございますので、こちらについてはできるだけ早く指導できるよう努めてまいります。
 続きまして、ボランティア活動につきましての御質問でございます。高齢者の方々へのボランティア活動につきましては、現在地区社協の皆様を初め多くの方々がボランティア活動を通じて高齢者施策にかかわっていただいております。地域で暮らしておられる高齢者の皆様方にとりましても、私どもにとりましても、大変心強いと思っております。
 市では、介護ボランティアに参加していただく方を広げていくとともに、ボランティア活動をする方の介護予防にもつなげようと、平成24年度から南国ありがとうポイント制度を実施しています。現在ボランティアとして登録していただいているのは40人でございまして、昨年度実際に活動に参加していただいたのは15名の方でございます。ボランティアは毎年3回募集し、1日の研修を経て、介護保険施設などでのボランティア活動に取り組んでいただいております。
 また、このたびの制度改正では、市町村は高齢者を支える生活支援サービスの提供体制整備を行うために、生活支援コーディネーターを設置することとされており、市でも地域の事情に詳しい社会福祉協議会の職員をコーディネーターとして委嘱しております。今後、コーディネーターを含めた高齢者支援に関係する方などが参画し、定期的な情報共有や連携強化の場としての協議体組織の設置を進めてまいります。現在取り組んでおりますボランティア活動を進める施策にあわせて、この協議体の場でも地域での高齢者支援の担い手づくりについて検討していきたいと考えております。
 4点目の介護人材の不足につきまして、お答えいたします。介護予防・日常生活支援総合事業を全国の市町村が平成29年4月までに始めることが介護保険法に位置づけられています。この事業の目的の一つには、10年後には30万人程度不足するとも言われております介護人材に対応していくことも含まれております。
 介護サービス事業所の方々にお話を聞きますと、職員の募集をしてもなかなか応募してくれる人がいないとお話しされておりました。介護人材が不足すると言われていることにつきましては、国、県、市町村それぞれが役割を持って取り組まなければならない課題であると考えております。市といたしましては、第6期期間中に取り組まなければならない介護予防・日常生活支援総合事業や在宅医療介護連携推進事業、認知症施策の推進、生活支援体制の整備及び地域ケア会議の各事業を進めることにより、地域包括ケアシステムの構築を目指していくことが大きな役割であると考えております。
 神崎議員さんからお話しいただきました介護ロボット、介護用リフトにつきましては、介護職の方々の身体的な負担を軽減するものであり、今後この分野での技術がさらに進んでいくことを期待したいと思っておりますが、このことにつきましては勉強不足もございますので、情報収集をしながら研究してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(西岡照夫君) 1番神崎隆代さん。
○1番(神崎隆代君) それぞれ御丁寧にお答えいただきまして、ありがとうございます。
 図書館に関しましては、橋詰市長より、新しい図書館を目指して頑張っていきたいと大変よいお答えをいただきました。ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
 選挙のことですが、投票率は下がっておりますが、期日前投票へ行かれる方はふえております。有権者一人一人に着目したさらなる投票機会の創出や利便性の向上への取り組みをよろしくお願いいたします。
 トイレのことですが、早速点検に行っていただきましてありがとうございます。総合戦略基本目標2にも、観光分野での観光施設の知名度アップを図り、観光客入り込み数の増加を図り、人の流れをつくり出すとあります。トイレのことも迎える側の心をあらわすもの、おもてなしの心が見えるものと考えていただき対応をお願いいたします。
 介護、医療についてですが、昨年行われた高齢者実態調査の家族の状況でもわかるように、今後も高齢者のみの世帯が増加していくことと思います。介護認定を受けているいないにかかわらず、その方たちが地域で安心して暮らしていくためにも、日中、夜間を問わずニーズがあれば対応できる体制の整備をお願いいたします。課題もたくさんあり大変だと思いますが、よろしくお願いいたします。
 介護ポイント制度ですが、高齢者の社会参加や高齢者自身の介護予防につながることと長年の会社勤めで地域と疎遠だった方が、退職後地域活動に参加するきっかけとなる取り組みであると思います。高齢になっても心身ともに健康であり、介護サービスを利用していない人の中には保険料の軽減を求める声も少なくありません。こうした高齢者のニーズを満たすためにも、今後さらなる普及や拡充をよろしくお願いいたします。
 以上で質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。
○議長(西岡照夫君) 答弁はよろしいですか。