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検索結果 »  平成27年 第385回市議会定例会(開催日:2015/09/04) »

議員提出意見書


○議長(前田学浩君) ただいま議発第2号の意見書が提出されましたので、お手元へ配付いたしました。
          ―――――――――――*―――――――――――
 議発第2号
      伊方原発についての「公開討論会」の開催を求める意見書

 上記の意見書を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出する。

   平成27年9月16日提出
        提出者 南国市議会議員   土居篤男
        賛成者    〃      西川 潔
         〃     〃      西本良平
         〃     〃      岩松永治
         〃     〃      高木正平
         〃     〃      西岡照夫
         〃     〃      野村新作
         〃     〃      土居恒夫
         〃     〃      浜田和子
         〃     〃      西原勝江
         〃     〃      岡崎純男
         〃     〃      小笠原 治 幸
         〃     〃     中山研心
         〃     〃      今西忠良
         〃     〃      福田 佐和子
         〃     〃      村田敦子
         〃     〃      浜田 勉

南国市議会議長 前 田 学 浩  様
 …………………………………………………………………………………………………………
 議発第2号
      伊方原発についての「公開討論会」の開催を求める意見書

 原発による重大事故がおこれば、仕事も住まいも学校も、生きる場所をそっくり移転せざるを得ない。被害は県の境目も越えて広大な範囲に及ぶのであり、放射能汚染の深刻さは他の災害とは比べものにならない。それだけに、福島原発事故の直後に語られたように、いわゆる「原子力村」周辺の意見だけで原発の問題を検証することは許されない。はっきりとした批判的見解を述べる専門家も必ず含めて検証すべきである。
 2006年にプルサーマル問題が焦点になったとき、愛媛県は、「容認・推進」の研究者3名と、「慎重・反対」の研究者3名を論者に「公開討論会」を実施した。世論の要望もあって実施したこの公開討論会について、当時の加戸知事は、「私自身も大変勉強になりました」、「みんな関心を持ってこの会場へ来られたんだなというのを感じさせていただきました。いずれにしても、県の主催した公開討論会、CATV、あるいはインターネットでの、会場へいらっしゃらなかった方々にも、随分参考になったものと思いますし、今回の県主催の討論会を聞いたことは正解だった」と語っている。
 福島原発事故で、私たちは容易に解決できない原発事故の深刻な実態を知った。プルサーマル問題のとき以上に、広く住民の声を反映させ、意見を交わす必要のあることが明らかである。
 知事が重要な判断要素としてあげている、伊方原発環境安全管理委員会原子力安全専門部会は、四国電力と国の話を聴いただけで、批判的見解をもつ専門家の意見聴取はしないまま、「まとめ」を行った経緯がある。このような形で作成された「まとめ」を元にして、重大な原発問題を判断することは許されない。
 ついては、徹底してフェアな構成による「公開討論会」の開催を求めます。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
    平成27年9月16日
                     南 国 市 議 会

愛媛県知事     中村時広様
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(前田学浩君) お諮りいたします。この際、議発第2号を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 御異議なしと認めます。よって、日程に追加し、議題とすることに決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(前田学浩君) この際、議発第2号を議題といたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となりました議発第2号は、提案理由の説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決をいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(前田学浩君) これより採決に入ります。
 議発第2号は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 御異議なしと認めます。よって、議発第2号は原案のとおり可決されました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(前田学浩君) 以上で今期定例会に付議されました事件は議了いたしました。
 この際、市長より発言の申し出がありますので、許可いたします。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 今議会の閉会に当たりまして御挨拶の許可をいただきまして、まことにありがとうございます。
 第385回南国市議会定例会の閉会に当たりまして、執行部を代表いたしまして御挨拶を申し上げます。
 ただいま御提案を申し上げました議案、報告につきまして、それぞれ提案どおり御決定をいただきますとともに、一般質問を通じまして市政発展のために数多くの御提言を賜り、まことにありがとうございました。いただきました御提言を生かしながら、市政運営に努めてまいりたいと考えております。
 ここで、今任期を最後に議員生活を勇退されます西原勝江議員さんにおかれましては、市政発展にさまざまな分野で貢献されました。また、私ども執行部に対しまして多くの御助言を賜りましたことに、心から敬意と感謝を申し上げたいと思います。
 また、そのほかの議員の皆様方におかれましても、常に市政発展のために御尽力され、市民生活の向上のためにすばらしい御意見を賜り御協力いただきましたことに改めましてお礼を申し上げます。
 さて、議員の皆様方の今任期中の4年間、国政では平成24年12月の衆議院総選挙におきまして自民党が圧勝し、民主党から政権を奪還した自民・公明両党の連立による第2次安倍政権が誕生しました。それ以降、デフレ脱却を掲げたアベノミクスの推進により、まだまだ地方での経済は厳しいものがあるといえども、日本経済は確実に回復傾向に向かっておると考えております。
 この間には、平成23年3月11日に発生しました東日本大震災を教訓に、南海トラフ地震への備えが喫緊な課題となっておりました。姉妹都市・岩沼市の復興支援を行う中で、岩沼市のスピード感ある復興事業の推進を拝見し、本市の防災対策におけるすばらしい参考事例にさせていただくことができました。そして、議員の皆様方を初め地域住民の皆様方の大きな御協力のもと、県下に先駆けて14基の避難タワーを完成することができましたし、順次防災コミュニティーセンター整備も進んでおります。また、災害発生時には対策の拠点となる市役所本庁舎の耐震化も終えることができました。これらの取り組みは、私が掲げました政策の柱でもある安全・安心のまちづくりを市民の皆様とともに進めることができたものと考えております。御協力本当にありがとうございました。今後さらに防災対策に全力を注いでまいりますので、引き続き御協力をお願い申し上げます。
 さて、我が国は少子・高齢化社会の進行そして人口減少という大きな課題への対応として、国を挙げて地方創生の取り組みが始まっております。国は、2060年までの長期ビジョンと総合戦略を策定し、これを地方とともに進めるとし、地方におきましても、まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定に取りかかっております。その中でも、本市では県下のトップを切って人口ビジョンを発表し、総合戦略の策定に向けて取り組んでおります。今後、この総合戦略をあわせて来年度からの第4次総合計画を策定し、南国市の将来展望とそれを実現するための施策を早急に策定いたします。
 御承知のとおり、現在、本市ではさまざまな課題も山積しております。
 いよいよ事業が本格化いたしました篠原区画整理事業につきましては、本市で初めての取り組みであり、地元住民の皆様の御協力をいただきながら、街路事業、都市計画道路高知南国線、南国駅前線の整備とあわせて中心市街地の活性化に向けて事業を進めてまいります。
 また、県とともに進めております仮称日章工業団地の整備とあわせて、この4月に撤退されました株式会社KBツヅキの跡地利用につきましても、最良の利活用ができるよう調査を進めておるところでございます。
 さらに、中学校給食の実施に向けて給食センターの整備、そして問題となっております大篠小学校の教室不足への対応など、教育関係におきましても大きな課題に直面しておりますが、これらを一つ一つ解決してまいりたいと考えております。
 また、産業振興では、先ほど申し上げました工業団地の整備などによる企業誘致、さらに農林水産省とともに取り組みます国営圃場整備事業を進めることにより、優良農地の整備とその他に利活用できる土地との、土地利用についての区分も進めてまいります。また、JAとも連携した農業の振興、さらに今回、本市への進出を計画しております海洋堂さんと連携した商店街の活性化など、第1次産業から2次産業、3次産業の振興、そして6次産業化に向けた取り組みなど、各分野の産業振興を図り、本市の発展にさらに前進していかなければなりません。
 幸い本市におきましては、高知東部自動車道が本年3月になんこく南インターチェンジと高知南インターチェンジの間が開通し、来年3月にはなんこく南インターチェンジと高知龍馬空港インターチェンジ間が開通予定であり、救急搬送や物流などに大きな効果が期待され、本市への企業の進出も期待されております。このようなインフラ整備を活用して本市のさらなる発展に取り組んでまいりたいと考えております。
 最後になりましたが、次期市議会議員選挙に立候補を決意されました議員の皆様方におかれましては、来るべき選挙戦に勝利され、南国市民の期待する市政の推進に今後とも御尽力、御協力いただけるものと確信しております。大きな期待を寄せているところでございます。議員の皆様方の前途に幸多からんことを心よりお祈り申し上げますとともに、今任期を最後に勇退されます西原勝江議員さんにおかれましては、今後、議員活動の第一線を後進に譲られましても、地域においてリーダーとして活躍されますとともに、南国市の進めてまいりますまちづくりに御支援いただき、地域から私ども執行部を見守っていただきますようお願い申し上げまして、執行部を代表しての御挨拶とさせていただきます。どうもありがとうございました。
○議長(前田学浩君) それでは、慣例によりまして一言お礼と御挨拶を申し上げます。
 平成25年11月に議員の皆様方の御推挙を賜りまして議長に就任させていただきました。以来今日までその職責を全うすることができましたのは、議員の皆様方はもとより市長初め執行部の皆様方の温かい御支援と御協力のたまものであることを心より感謝申し上げます。
 この9月議会前に梼原町へ視察に行ってまいりました。御存じのように、梼原町は健康診断の受診率が8割に近く、全国第2位だそうで、あと5人で全国1位になるそうです。そこでは30年以上の取り組みから、4,000人の人口のうち実に1,500人の健康づくり推進員の方がいらっしゃいます。今議会でも質問のありました市道の改修など、当然のことながら医療費を削減することによってその対応は可能であるとも考えます。
 南国市も加盟しております全国小規模多機能自治ネットワークの中では、協働から総働、つまり市民総出の仕組みづくりを提言され始めております。地方創生は、市議の役割から申しますと、まず市民とともに行動し、市民を喚起し、そして市民総出の仕組みづくりをなし得ることからできるというふうに考えております。
 このたび御勇退されます西原勝江議員は、まさに地域に溶け込み、地域のイベントでは都会生まれの方でありながら、すっかり地区の御婦人として溶け込み活動されておりました。去られることはまことに残念で、一抹の寂しさを感じるところでございますが、改めて長年にわたり市政のために頑張ってこられたことに対し心から感謝と敬意をあらわす次第でございます。今後におかれましては、御健康に御留意され、後進のお導きをいただきますとともに、市政推進のために何とぞお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
 最後に、皆様方の限りないお幸せと南国市の発展を心より御祈念申し上げ、閉会に際しましてのお礼と御挨拶にさせていただきます。
 これにて第385回南国市議会定例会を閉会いたします。
 どうも御苦労さまでございました。
      午前11時3分 閉会