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検索結果 »  平成27年 第385回市議会定例会(開催日:2015/09/04) »

特別委員会委員長報告


      南海地震対策調査特別委員会報告
○議長(前田学浩君) 日程第27、南海地震対策調査特別委員会の報告を議題といたします。
 本件に対する委員長の報告を求めます。南海地震対策調査特別委員長浜田和子さん。
      〔16番 浜田和子君登壇〕
○16番(浜田和子君) 南海地震対策調査特別委員会のご報告を申し上げます。
 本特別委員会は、平成24年6月21日第361回南国市議会定例会において、議員決議により設置され、以来16回にわたり調査・審議を重ねてまいりましたので、その経過についてご報告いたします。
 平成24年度は、市内の津波避難場所、防災倉庫、防災貯水タンク、橋梁等の現地調査を行い、現状把握と今後の課題抽出に努めました。
 平成25年度は、農業用重油タンクの地震対策についての勉強会と現地調査を行いました。早急な対策が求められることから、南海地震対策調査特別委員会名で、高知県知事あての農業用燃料タンクの防災・減災に係る支援制度創設についての要望書を県下市町村で初めて作成し、平成25年11月18日高知県農業振興部産地・流通支援課に提出しました。
 その後、平成26年度から県及び市の補助制度が創設、27年度から国の補助制度が創設されたことで、流出防止タンクへの更新が促進されることとなりました。 
 平成26年度は、7月に議会災害対策行動マニュアルについて奈良県生駒市に、土砂災害対策について奈良県五條市に視察研修を行いました。当市においても議会災害対策行動マニュアルの作成が必要であると考え、特別委員会で内容について協議を重ね、平成26年12月17日議員総会を経て「南国市議会における災害発生時の対応要領」及び「災害発生時における南国市議会議員の行動マニュアル」を策定しました。
 また、平成26年5月、11月、平成27年4月に中山間地域危険箇所の現地調査を行い、現状把握と今後の課題抽出に努めました。
 平成27年7月には南海トラフ地震対策として世帯別避難カルテや弱者の個別支援の取り組み等について、幡多郡黒潮町に視察研修を行いました。
 以上が、この3年3ヵ月の主な活動状況でございますが、まだまだ多くの課題が山積しております。農業用重油タンクは、補助制度が創設されたものの更新が進んでいない状況にあります。各地域で災害弱者の個別支援にどう取り組んでいくのか、身近な部落公民館を避難所にするための諸問題、避難路の整備など住民の意見にどう応じていくのか、今後さらに執行部と詰めていかなければならないと考えております。
 近い将来必ず発生するであろう南海トラフ地震に対する備えをさらに充実させるために、南国市議会としても、引き続き特別委員会の中で取り組んでいく必要があるのではないかと考えております。
 以上、南海地震対策調査特別委員会の最終報告といたします。同僚議員のご賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(前田学浩君) これにて委員長の報告は終わりました。
 ただいまの委員長報告はこれを承認することに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 御異議なしと認めます。よって、南海地震対策調査特別委員長の報告は承認することに決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
      西島園芸団地調査特別委員会報告
○議長(前田学浩君) 日程第28、西島園芸団地調査特別委員会の報告を議題といたします。
 本件に対する委員長の報告を求めます。西島園芸団地調査特別委員長西岡照夫君。
      〔20番 西岡照夫君登壇〕
○20番(西岡照夫君) 南国市西島園芸団地調査特別委員会の報告を申し上げます。
 平成25年6月26日の第370回南国市議会定例会において、地方自治法第109条による本特別委員会が設置され、以降8回にわたり関係者に西島園芸団地の経営状態等のご説明をいただき、慎重に調査、審議を重ねました。また、先進施設への視察を行い、西島園芸団地の改善点について意見を申し上げてきました。以下その経過についてご報告をいたします。
 西島園芸団地は昭和46年設立、昭和50年に観光農園事業を開始し、高速道路の延伸、瀬戸大橋の開通などバブル時期の好景気の影響も有り、平成6年頃は年間入園者数20万人超、売上高6億円を計上いたしましたが、その後年々入り込み客数・売上高が減少し、平成19年から24年までの6期連続で純利益が赤字となっていました。平成24年には運転資金の不足、金融機関からの融資も望めなくなったことから、南国市より3,000万円の貸付を行い、経営の再建を図ることとなりました。貸付金については平成25年3月に返済し、農事組合法人から株式会社に組織変更するとともに、南国市及び株式会社トリムエレクトリックマシナリーで立ち上げた株式会社南国市産業振興機構より1,500万円の貸付を受け経営再建に取り組んでいます。
 現在は水道光熱費、人件費等の経費を大幅に削減するとともに、日帰り圏内のファミリー層等に向けた「イチゴ狩り」やイベントの開催、さらに園内のフルーツをふんだんに使ったスイーツを提供する「いちごカフェ」のオープンにより、入り込み客も10万人を回復させ、平成26年においては県下の主要観光地で入り込み客数が減少する中、前年を上回る実績を挙げました。また、平成27年においては高収益のマンゴーの増反やふるさと納税の返礼としてメロン・マンゴー詰め合わせ等の商品が大変好評を博するなどにより、純利益は3期連続の黒字となり、一定の経営改善が図られたと認められます。さらに本年度新たに導入する、温度・湿度等の環境制御を行う次世代型ハウス事業についても成果が期待されています。
 しかし、人材の育成やメロンの病気対策と秀品率の向上、農産物のブランド化や老朽施設の更新など、まだまだ多くの課題も残っており、再建に向けた更なる取り組みが必要と感じています。本特別委員会についても今後も様々な切り口からの集客案や改善点の提案など、活動を継続すべきであると考えています。
 以上で南国市西島園芸団地調査特別委員会の報告を終わります。
○議長(前田学浩君) これにて委員長の報告は終わりました。
 ただいまの委員長の報告はこれを承認することに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 御異議なしと認めます。よって、西島園芸団地調査特別委員長の報告は承認することに決しました。