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検索結果 »  平成27年 第385回市議会定例会(開催日:2015/09/04) »

委員長報告・討論・採決


     午前10時 開議
○議長(前田学浩君) これより本日の会議を開きます。
          ―――――――――――*―――――――――――
      議案第1号から議案第26号まで
○議長(前田学浩君) この際、議案第1号から議案第26号まで、以上26件を一括議題といたします。
 これより委員長の報告を求めます。総務常任委員長岩松永治君。
      〔3番 岩松永治君登壇〕
○3番(岩松永治君) おはようございます。
 総務常任委員会の審査の経過並びに結果につきまして、御報告を申し上げます。
 今期定例会におきまして、当委員会に付託されました案件は、議案第1号、議案第4号、議案第11号、議案第17号から議案第20号まで、議案第25号、議案第26号の以上9件であります。
 去る11日及び14日に委員会を開催し、執行部から副市長はじめ関係課長の出席を求め、慎重に審査を行いましたので、以下、順次御報告を申し上げます。
 まず、議案第1号平成26年度南国市一般会計歳入歳出決算についてであります。
 決算概要は、歳入総額210億6,363万円、歳出総額204億9,487万5,000円、歳入歳出差引額5億6,875万5,000円であり、翌年度へ繰り越すべき財源2億8万9,000円を差し引いた実質収支額は3億6,866万6,000円の黒字となっております。
 また、普通会計ベースでの経常収支比率は前年度より1.3ポイント低い90.0%、実質公債費比率は前年度を1.4ポイント下回る12.0%となっております。
 款項逐一慎重審査の結果、やむを得ないものと認め、認定すべきものと決しました。
 次に、議案第4号平成26年度南国市土地取得事業特別会計歳入歳出決算についてであります。決算概要は、歳入3,526万9,000円、歳出0円、歳入歳出差し引き額3,526万9,000円は全額翌年度へ繰り越されるものであり、適当と認め、認定すべきものと決しました。
 なお、当委員会では、南国市土地取得事業について、現時点で利用することはないので、今後のことを視野に入れて、その必要性について検討されたいとの申し入れをいたしました。
 次に、議案第11号平成27年度南国市一般会計補正予算で当委員会に付託されました第1条歳入歳出予算の補正、歳入の部、歳出第2款総務費、第9款消防費、第2条債務負担行為の補正、第3条地方債の補正についてであります。
 歳入歳出補正予算の規模は、8億1,214万6,000円の増額計上であり、その所要一般財源5億3,113万1,000円は、地方交付税2億4,353万7,000円、過年度分国・県負担金2,358万9,000円、繰入金4,561万8,000円、繰越金8,614万3,000円、児童扶養手当返還金100万円及び臨時財政対策債1億3,124万4,000円を増額し補正財源としております。
 歳出の主なものは、人件費関係では、退職手当4,561万8,000円及び特別職給与費等871万9,000円を増額計上し、総務費関係では、国・県支出返還金7,090万7,000円及びふるさと応援基金積立金4,000万円を増額計上、国土調査事業費2,055万円を減額計上しております。消防費関係では、地域集会所等耐震化支援事業費6,543万6,000円及び耐震改修促進計画建物調査委託料等に係る防災費2,539万5,000円を増額計上し、住宅耐震促進事業費6,316万3,000円を減額計上しております。
 また、債務負担行為につきましては、南国市地域福祉計画及び地域福祉活動計画策定業務を平成27年度・28年度の2年間で限度額639万4,000円に設定しております。
 審査の結果、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第17号南国市個人情報保護条例の一部を改正する条例につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律が施行されることに伴い、個人を識別する番号を一般の個人情報より厳格に保護するため、本条例の一部を改正するものであり、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 なお、1名の委員から、南国市個人情報保護条例の一部を改正する条例に対しては、本末転倒のことなので賛成できない、との反対意見がありましたことを申し添えます。
 次に、議案第18号南国市職員の自己啓発等休業に関する条例につきましては、地方公務員法の規定により、職員が大学等課程の履修又は国際貢献活動を行う際に休業することができる自己啓発等休業について、条例で定めることとされている事項その他必要な事項を定めるため、本条例を制定するものであり、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第19号被用者年金制度の一元化等を図るための厚生年金保険法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例につきましては、同法律の施行に伴い、地方公務員等共済組合法から引用する条項を厚生年金保険法からの引用に変更するため、関係条例の一部を改正するものであり、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第20号南国市手数料徴収条例の一部を改正する条例につきましては、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の施行に伴い、個人番号通知カード及び個人番号カードの再交付に係る手数料の規定を設けること、並びに個人番号カードの導入に伴い終了する住民基本台帳カードの交付手数料の規定を削除するため、本条例の一部を改正するものであり、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 なお、1名の反対意見がありましたことを申し添えます。
 次に、議案第25号前浜防災コミュニティーセンター新築工事(建築主体)請負契約の締結についてにつきましては、8月10日に一般競争入札を実施した結果を受け、契約の締結について議会の議決を求めるものであり、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、議案第26号定住自立圏形成協定の一部変更に関する議案につきましては、高知市と南国市、香南市、香美市との間で策定した定住自立圏共生ビジョンの期間満了に伴い、平成27年度から5年間の第二次共生ビジョンを策定するに当たり、定住自立圏形成協定を変更する必要が生じたため、議会の議決を求めるものであり、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 以上で、総務常任委員会の報告を終わります。同僚議員の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(前田学浩君) 産業建設常任委員長浜田勉君。
      〔17番 浜田 勉君登壇〕
○17番(浜田 勉君) おはようございます。
 産業建設常任委員会の審査の経過並びに結果について、御報告申し上げます。
 今期定例会におきまして私ども委員会に付託されました案件は、議案第2号、3号、5号、8号、10号、11号、12号、13号、16号、24号、以上10件であります。去る11日に委員会を開催し、関係課長の出席を求め、慎重に審査をいたしましたので、以下、順次御報告を申し上げます。
 まず、議案第2号平成26年度南国市下水道事業特別会計歳入歳出決算については、決算概要は歳入6億8,506万1,000円、歳出7億1,327万3,000円、翌年度への繰越明許費は405万1,000円で、差し引き不足額3,226万3,000円については翌年度歳入繰上充用金で補填されています。審査の結果、やむを得ないものと認め、認定すべきものと決しました。
 次に、議案第3号平成26年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算については、決算概要は歳入7,212万8,000円、歳出2,146万9,000円で、差し引き5,065万9,000円の黒字であります。審査の結果、適当と認め、認定すべきものと決しました。
 次に、議案第5号平成26年度南国市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算については、決算概要は歳入歳出同額の1億4,948万8,000円であります。審査の結果、やむを得ないものと認め、認定すべきものと決しました。
 次に、議案第8号平成26年度南国市企業団地造成事業特別会計歳入歳出決算については、決算概要は歳入1,089万9,000円、歳出1,078万4,000円で、翌年度への繰越明許費は11万5,000円であります。審査の結果、適当と認め、認定すべきものと決しました。
 次に、議案第10号平成26年度南国市水道事業会計決算の認定については、事業量は給水人口4万2,388人、年間総配水量は649万4,903立方メートル、普及率87.91パーセントであり、収益的収支では収入6億6,743万5,000円、支出6億4,118万3,000円、当年度純利益2,625万2,000円となっています。また、資本的収支は税込みで収入2億9,396万円、支出5億8,804万3,000円となっており、収入が支出に対して不足する額2億9,408万3,000円は、建設改良積立金2,500万円、過年度分消費税資本的収支調整額1,090万7,000円、当年度分損益勘定留保資金2億5,817万6,000円で補填しています。審査の結果、やむを得ないものと認め、認定すべきものと決しました。
 次に、議案第11号平成27年度南国市一般会計補正予算、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第6款農林水産業費、第7款商工費、第8款土木費については、歳出の主なものとして、農業振興育成補助金等事業費4,450万3,000円、市単独土地改良事業費3,800万円、商工振興企業誘致費4,108万3,000円、道路維持費2,300万円を増額計上するものです。審査の結果、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第12号平成27年度南国市下水道事業特別会計補正予算については、歳入歳出補正予算の規模は1,497万4,000円の減額計上であり、主なものとして歳出は下水道一般管理費171万6,000円、流域関連公共下水道維持管理費105万6,000円を増額計上し、補助事業費の決定による公共下水道事業費1,806万7,000円を減額計上しています。歳入は下水道費国庫補助金915万円、下水道債580万円を減額し、繰越明許費としては、入札の不調による上下水道局庁舎整備事業費8,660万円を計上しています。審査の結果、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第13号平成27年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算については、歳入歳出補正予算の規模は135万2,000円の増額計上であり、歳出は住宅新築資金等償還推進助成事業費を、歳入は繰越金をそれぞれ135万2,000円増額するものです。審査の結果、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第16号平成27年度南国市企業団地造成事業特別会計補正予算については、歳入歳出補正予算の規模は10万円の増額計上であり、歳出は日章工業団地造成事業費に係る公債費利子を、歳入は工業団地造成事業債をそれぞれ10万円増額するものです。審査の結果、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第24号市道の認定については、篠原千田ノ木1号線が都市計画法第29条による開発により整備されたため、市道として認定するものです。審査の結果、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 以上で、産業建設常任委員会の報告を終わります。同僚議員の皆さんの御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(前田学浩君) 教育民生常任委員長福田佐和子さん。
      〔19番 福田佐和子君登壇〕
○19番(福田佐和子君) 教育民生常任委員会の審査の経過並びに結果について御報告を申し上げます。
 今期定例会におきまして当委員会に付託されました案件は、議案第6号、議案第7号、議案第9号、議案第11号、議案第14号、議案第15号、議案第21号から議案第23号の以上9件であります。
 去る9月11日、関係課長の出席を求め、慎重に審査を行いましたので、以下順次御報告を申し上げます。
 まず、議案第6号平成26年度南国市国民健康保険特別会計歳入歳出決算についてであります。歳入総額61億4,771万7,000円、歳出総額61億737万3,000円で、実質収支は4,034万4,000円の黒字となっており、全額を翌年度の返還金に充てるものであり、審査の結果、やむを得ないものとし、認定すべきものと決しました。
 次に、議案第7号平成26年度南国市介護保険特別会計歳入歳出決算につきましては、歳入総額38億951万8,000円、歳出総額36億8,784万4,000円で、実質収支は1億2,167万4,000円の黒字でありました。審査の結果、やむを得ないものとし、認定すべきものと決しました。
 次に、議案第9号平成26年度南国市後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算につきましては、歳入総額6億2,282万6,000円、歳出総額5億9,541万6,000円で、実質収支は2,741万円の黒字でありました。審査の結果、やむを得ないものとし、認定すべきものと決しました。
 次に、議案第11号平成27年度南国市一般会計補正予算、第1条歳入歳出予算の補正、歳出第3款民生費、第4款衛生費、第10款教育費についてであります。
 主なものは、第3款民生費関係では、保育施設の運営に必要な経費が見直されたことによる公立保育所費9,085万1,000円、民営保育所費7,535万7,000円、認定こども園事業費3,000万9,000円及び地域型保育事業費2,203万円、国民健康保険特別会計繰出金6,390万6,000円を増額し、第4款衛生費関係では、粗大ごみ収集業務に係る塵芥処理関係事業費262万円を増額し、第10款教育費関係では、公立幼稚園施設型給付費負担金に係る幼稚園管理費5,583万8,000円を増額計上したものであり、やむを得ないものと認め、原案を可決すべきものと決しました。
 なお、第10款教育費につきましては、大篠小学校の施設整備に関しては設計が完了した時点で、改選後の次期教育民生常任委員会に報告をしていただきたいという意見がありましたことを申し添えます。
 次に、議案第14号平成27年度南国市国民健康保険特別会計補正予算につきましては、補正予算規模4,386万円の増額計上であります。歳出では、過年度療養給付費負担金等の精算に伴う返還金等償還金4,386万円を増額計上し、歳入では、一般会計繰入金6,390万5,000円、基金繰入金3,434万7,000円を計上し、療養給付費交付金9,511万5,000円を減額計上したものであり、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第15号平成27年度南国市介護保険特別会計補正予算につきましては、補正予算規模1億2,301万7,000円の増額計上であります。歳出では、介護保険一般管理費134万4,000円、介護給付費準備基金への積立金5,421万5,000円、国・県・支払基金への返還金6,745万8,000円を増額し、歳入では、一般会計繰入金134万4,000円及び繰越金1億2,167万3,000円を増額計上したものであり、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第21号南国市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例につきましては、平成27年11月1日から粗大ごみの回収事業を開始することから、その処分手数料の額を定めるため、条例の一部を改正するものであり、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 次に、議案第22号南国市立幼稚園設置及び管理条例の一部を改正する条例につきましては、子ども・子育て支援法が施行され、幼稚園と保育所を同じ法の下で運営することから、異なっていた使用料の納付の時期について、保育所の規定に統一するため、本条例の一部を改正するものであり、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 最後に、議案第23号南国市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部を改正する条例につきましては、家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準が改正されたことに伴い、本条例の一部を改正するもので、改正の内容は、小規模保育事業所A型及びB型並びに事業所内保育事業所に係る職員の配置数の基準において、1人に限り保育士とみなすことができるとされている保健師及び看護師に、准看護師を追加するものであり、適当と認め、原案を可決すべきものと決しました。
 以上で、教育民生常任委員会の報告を終わります。同僚議員の御賛同をよろしくお願いいたします。
○議長(前田学浩君) これにて委員長の報告は終わりました。
 これよりただいまの委員長報告に対する質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 委員長の報告に対する質疑を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(前田学浩君) これより討論に入ります。討論はありませんか。19番福田佐和子さん。
      〔19番 福田佐和子君登壇〕
○19番(福田佐和子君) 私は議案第17号南国市個人情報保護条例の一部を改正する条例について反対討論を行います。
 本条例は、個人を識別するために指定される番号について、一般の個人情報より厳格にするための整備条例とのことでありますが、マイナンバー制度そのものに反対する立場から反対討論を行います。
 安倍政権は、この制度が国民に周知されていない、また始まる前から利用分野を拡大するなど、異常な進め方をしてきました。マイナンバー制度は決して個人の利益のためではありません。個人情報を一括管理する制度への不安と懸念は今も消えておらず、10月に通知ありきで進めるのは市民のためにもやめるべきだと6月議会でも指摘をしたところです。赤ちゃんからお年寄りまで生涯変えられない番号をつけ、納税や保険給付など全てを管理するものであり、番号をつけられるなど、市民は決して望んではおりません。
 市町村には市民の情報を厳格に守るためのシステム更新や整備のための労力と費用、そして中小企業も同じように実務を担う労力と費用が増大をすることになります。
 9月13日付の新聞でも、これは全国実態調査で、マイナンバー60%が不安、予算、人材難、情報管理に苦慮、県内も7割が不安を抱えている、こうしたことが出されました。
 個人番号カードを消費税率引き上げ時の還付に使う財務省案など用途拡大への動きが進む。個人情報が万一にも流出した場合の悪影響ははかり知れず、国には実効性のある具体策が求められそうだという報道もありました。一度漏れたら取り返しがつきません。南国市は絶対に大丈夫、そして将来にわたって責任がとれるというのでしょうか。
 今言われております消費税10%増税時の対策についても、酒類を除く飲料、食料について還付の対象とすることについて、還付を受けるためにはまずカードを取得し、買い物のたびにカードを出すことになります。事業者も新たな機械の設置など費用がかかることになります。増税しても社会保障には使われないなら、増税こそやめるべきだと思います。
 マイナンバー制度は誰のため、何のためか明らかです。3兆円市場と言われるマイナンバー普及のために喜ぶのは財界です。これまでにも国が新しい政策を打ち出すごとに国民は監視と負担増を強制され、一方ぬれ手にアワの財界を喜ばせてきただけではないでしょうか。市民の合意がないまま、また個人の人権が危険にさらされたまま、国が進めているから南国市もやるでは、地方自治の本旨を無視した暴挙と言わざるを得ません。
 強行する前に、国に対して要望すべきことがあったのではないでしょうか。今の状況でスタートさせることは、将来に大きな禍根を残します。ベネッセや年金情報など、既に大変な流出があったことを忘れたのでしょうか。
 今回の制度は、一人の人の一生が丸ごと国につかまれてしまうものであります。マイナンバー制度が実施されなくても市民生活への不都合は生じません。そんな労力と費用があるなら、市民の声を聞く窓口を広げ、穴のあいた道路は直し、高い国保税、介護保険料を少しでも引き下げ、保育料を無料にしてほしい、これが市民の声です。
 情報流出の不安の中で強行するのではなく、地方自治の根幹にかかわる問題として制度を大もとから見直し、10月からの番号通知など中止すべきだと思います。今以上に情報流出のリスクを高め、プライバシーを侵害する制度について国に廃止を求め、そのための議論をこそすべきだと考えます。
 以上の点から議案第17号については反対をいたします。
○議長(前田学浩君) ほかに討論はありませんか。18番土居篤男君。
      〔18番 土居篤男君登壇〕
○18番(土居篤男君) 議案第7号平成26年度南国市介護保険特別会計歳入歳出決算について賛成の立場で討論をしたいと思います。
 この決算というのは歳入と歳出がどのような関係で、数字がどのような関係になっているのかということが表面に出てまいりまして、中身が余り審査されなかったということで我ながら反省もしておりますが、議案15号の介護保険特別会計補正予算に関してかどちらかで委員会の中で質疑を行いまして、介護保険の待機者についてお伺いをいたしました。これは決算後の待機者ではなくて、現在の委員会審査時の待機者だと思いますが、174人が介護保険の待機者で、うち介護3以上の特老に入れる方が157人おると。このうち病院に入院される方、老健施設に入所する方、あるいは地区外の施設に入所している方を引きまして、なお24名が在宅で特老に入所待ちだという現状が明らかになりました。
 今後高齢者の増加は明白になっておりますし、そうしますと待機者も徐々に増加をするのではないかということが懸念をされます。
 この決算に関して事務事業評価表を少し拾い出してみてみますと、高齢者福祉の向上を図る、基本施策は安心して生涯を託せる健康福祉のまちづくりということで、それぞれ事業費が26年度には大幅に、多分補助金の関係だと思いますが、増加をしております。いろんな事業をこなしておりますが、この評価について妥当性という点では適正である。効率性、適正である。有効性、成果は高い。事業は継続というふうに評価をしております。
 これはこれでいいわけなんですが、やはり入所が必要な方が在宅で待機をしなければならない。御承知のとおり、介護度3以上になりますとなかなか家族が介護することができない状態だと思います。御子息が同居しておりましても、仕事に就労しておりますと、これもなかなか介護ができないと。まして県外におりますと、家族以外の方が再々訪問をするという格好になると思います。
 そうした点考えますと、この特老への入所待ちというのはどうしても限りなくゼロにしなければならないと。そういう点からいいますと、この事務事業評価で割といい点数はつけておりますが、これをみずから厳しく今後は見ていただきまして、今後の施策に生かすことを提言をしまして賛成討論といたします。よろしくお願いします。
○議長(前田学浩君) ほかに討論はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 討論を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(前田学浩君) これより採決に入ります。
 まず、議案第1号から議案第10号まで、以上10件を一括採決いたします。委員長の報告はいずれも認定であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 御異議なしと認めます。よって、議案第1号から議案第10号まで、以上10件はいずれも認定することに決しました。
 次に、議案第11号から議案第16号まで、以上6件を一括採決いたします。委員長の報告はいずれも可決であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 御異議なしと認めます。よって、議案第11号から議案第16号まで、以上6件はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に、議案第17号を採決いたします。委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(前田学浩君) 起立多数であります。よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第18号、議案第19号、以上2件を一括採決いたします。委員長の報告はいずれも可決であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 御異議なしと認めます。よって、議案第18号、議案第19号、以上2件はいずれも原案のとおり可決されました。
 次に、議案第20号を採決いたします。委員長の報告は可決であります。委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(前田学浩君) 起立多数であります。よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第21号から議案第26号まで、以上6件を一括採決いたします。委員長の報告はいずれも可決であります。委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 御異議なしと認めます。よって、議案第21号から議案第26号まで、以上6件はいずれも原案のとおり可決されました。