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検索結果 »  平成27年 第385回市議会定例会(開催日:2015/09/04) »

一般質問2日目(岡崎純男)

質問者:岡崎純男

答弁者:市長、関係課長


○議長(前田学浩君) 11番岡崎純男君。
      〔11番 岡崎純男君登壇〕
○11番(岡崎純男君) 今議会最後になりましたが、私が初当選した8年前は、地方分権の時代ということで、私も掲げた目標といいますか、新しい時代にふさわしいまちづくりをということでやってまいりました。それから、4年前なんですが、南海トラフ地震に備えるということで、安心・安全で住みやすいまちづくりをということで取り組んでまいりました。
 今は人口が減少する時代であります。私は生まれ育った南国市に住み続けられるまちづくりをということで今は活動を進めていっております。
 それでは、通告に従いまして順次質問を行いますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。
 初めに、市長の政治姿勢について質問をいたします。
 「広報なんこく」の平成27年度の南国市の予算、いうところにわかりやすく説明があるところがございます。一番下なんですが、ひろくんとまちこさんの知っちょって今年の予算というところにわかりやすく書いてありますので、その一部をちょっと紹介をさしていただきます。
 まちこさんが言います。南国市の一番大きな収入は市税収入ながやけど、景気がちょっと回復して市民税がふえてきたけんど、固定資産税の評価が下げるがと税率が下がったき60億円を割り込んじゅうがや。その次に大きい収入の地方交付税も40億円しか見込めなかったけんど、市民のために必要なことをせんといかんき、国の補助事業らあを上手に使うて何とか財源を確保したが。ひろくん、それやったら南国市の財政状況は悪うなっちゃあせんかえ。まちこさん、これまで財政健全化計画や中期財政収支ビジョンという収支の見通しを作成して財政運営をしてきたき、財政状況は年々ようなってきたがやけんど、津波避難施設らあの防災対策で市債残高がふえてきそうなが。基金もちょっとずつふやしてきたけんど、これからも災害などの将来の負担に備えるようにしちょかないかんがよ。けんど、まだまだやらんといかん事業が多いし、少子化対策も大事なが。高齢化が進んで医療費とかの社会保障費もだんだんふえてきゆうき、新しい財政収支ビジョンをつくって事業を計画的に進めんといかん。ひろくん、子供のこととかお年寄りのこととか、僕も心配や。知っちょって今年の予算でお二人が言っておる言葉なんです。
 第3次南国市総合計画では、今後取り組むべき重要施策としては、全体の第一は道路網の整備です。私も市民から聞く要望で一番多いのは、市道や水路改修です。
 そこで、初めに橋詰市長にインフラ整備について所見をお聞かせ願います。
 私は先日、数年前に要望していた市道横の側溝改修の工事予定を聞きに建設課に伺いました。あいにく担当の1係が留守で、2係の職員が受け付け済みのファイルを探してくれましたが、該当の書類が見当たりません。再度要望内容を住宅地図に記入し、1係に伝えていただくよう依頼し帰宅をしました。後日自宅にある控えを持参し、建設課に伺いました。日付で4冊目のファイルにあることがわかりました。1係は前日に現場の確認をしてくれておりました。そこで工事の日程について話し合いをしましたが、5年以上待ってもできないのではないかと思いました。部落総代にどう返答したものかと悩んでいます。
 そこで、建設課長にお尋ねをいたします。市道、農道、水路維持、改良事業について、当初予算要求折衝はどのような手順でどれくらいの金額を要求しているのですか。減額された場合、できなくなった事業、工事箇所はどのように進めているのですか。
 また、今議会の補正予算建設課分を見ていますと、市単独土地改良事業費、農業水路改良に係る事業費3,800万円、市単独農道水路維持管理費、農道水路修繕に係る工事費2,000万円、道路維持費、市道の修繕に係る費用2,300万円というようになっておりますが、補正予算ではどのような工事を行うのでしょうか。
 現在、建設課には要望受け付けのファイルが数冊あるようですが、どのように管理をしているか。また、今後改善する必要はないのかをお聞かせをください。
 次に、上水道未普及地域の本管布設について質問をいたします。
 本市の上水道未普及地域は、岩村、常通寺島、中島、三和、奈路地区があると伺いました。近年井戸枯れや水質の悪化等により、多くの地区から本管布設要望があるようですが、どのような手順で行っているのでしょうか。上下水道局長にお聞きをいたします。
 また、福船東部には昭和45年ごろだったと思いますが、東洋園芸の工場排水で井戸水に塩害が発生し、補償で簡易水道が整備され、当時約40世帯が使用していました。現在は塩害もなく、維持管理は使用する15世帯で行っております。先月井戸水くみ上げポンプが故障し、80万円で取りかえたそうです。交換に当たり話し合いを持ったとき、上水道があれば助かるがとの声が数人から出たそうであります。
 そこで、お尋ねをいたします。交換したポンプの寿命があるうち5年以内に福船地区の本管布設完了はできないのでしょうか。また、福船地区東部で土地の寄附があり、補助水源にする計画があるようですが、その内容をお聞かせ願います。
 次に、単独の就農研修制度導入について質問をいたします。
 山陰中央新報7月24日の記事の一部を紹介をいたします。島根県邑南町が就農に必要な栽培技術などを3年かけて学んでもらう独自の研修プログラムを導入し、農業担い手確保を進めている。高齢化や後継者難で就農者が減少する中、就農とのマッチングや経営計画づくりまでサポートし、修了後の確実な就農と定着につなげる。プログラム名はおーなんアグサポ隊で、2014年度にスタートをした。都会地の若者らが最長3年間地方に赴き、支援活動に従事をする国の地域おこし協力隊制度を活用。活用隊を農業研修生として位置づけ、入念な準備計画を置いて栽培技術を習得するとともに、地域コミュニティーに溶け込んでもらう。従来の農業研修制度では期間が1年、2000年から2013年度に県外者ら計30人を受け入れたが、実際には町内で就農したのは半分の15人にとどまった。邑南町の就農研修制度では、研修生は1年目に町の専用農場でミニトマトやネギなどを栽培し、基礎技術を学ぶ。2年目は就農候補地に選んだ集落の農家や農業法人に出向き、研修を受けながらマッチングを図る。最終年度の3年目には農地確保や経営計画の策定などに取りかかる。邑南町のこの取り組みは、修了後の確実な就農と定着につながるすばらしい制度です。南国市もこのような取り組みを行い、農業担い手確保はできないのでしょうか。農林水産課長にお聞きをします。
 工業団地について質問をいたします。
 4月に閉鎖をされたKBツヅキ株式会社高知工場の9ヘクタールの土地について、工業団地適地調査を行う委託料605万4,000円が計上されていますが、現在日章工業団地が計画中ですが、本市には何社の企業より工業団地の要望があるのでしょうか。あるのであれば、県外、県内、どのような企業からでしょうか、お尋ねをいたします。
 仮称日章工業団地について幾つかお尋ねをいたします。
 工業団地の進捗状況をまずお聞かせを願います。次に、地元からのどのような要望が出ていますか。周辺対策は行うのですか。分譲価格はどれくらいになるのか。分譲価格には周辺対策費は加算されるのでしょうか。最後に、来る企業は既に決まっているのでしょうか。以上4点についてお尋ねをします。
 次2番目に、火災の初期消火について質問をいたします。
 市政報告によると、本年1月から6月までの上半期の火災出動は、昨年より8件増加の18件となっています。先日私の地元堀ノ内で、ごみを畑で焼却中、その場を少し離れていて農業用倉庫に類焼する火災が発生をいたしました。近所の方の初期消火で幸い大事に至りませんでした。その火災で消火器4本を使用したそうです。そのうちの一人が使用した消火器の詰めかえは消防本部でしてくれるそうですが、私のところに問い合わせが来ました。相談者は、出火元に補償してくれとは言いづらいし、消火に協力したのだから消防署に補償してもらいたいとのことでした。
 消防署に問い合わせをすると、補償する決まりはないとのことで、以前は係が検討して要望に応えたこともあるとのことでした。しかし、平成25年度に消火器詰めかえ規定が変わり、製造して10年以上経過したものは圧力試験を受けなければならなくなり、詰めかえ費用が新規購入より高額になるので、最近は行っていないとのことでした。
 火災発生時には御近所の消火協力や初期消火は非常に重要です。消火器詰めかえ要望があればその都度職員が対応するのではなく、南国市として規定を定めておく必要があると思います。使用した消火器は使用可能な状態に戻して市民に返すようにできないのでしょうか。消防長にお尋ねをして1問目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。
○議長(前田学浩君) 答弁を求めます。建設課長。
      〔建設課長 松下和仁君登壇〕
○建設課長(松下和仁君) 岡崎議員さんの御質問にお答えいたします。
 昨日の浜田勉議員さんの御質問に対する答弁と重複する箇所もございますが、まず初めに市道について御説明いたします。
 市民の皆さんや各地区の代表者から出された市道における道路や水路の維持補修の要望に対して、道路においては安全な通行ができない箇所、水路においては著しく水路機能を損なった箇所などについては緊急に対応すべきでありますので、速やかに対応しております。
 しかしながら、現実には全てにおいて対応ができていない状況でございます。今までファイルにつづられた要望書を大まかな地区ごとに大別し、16地区ごとに要望書ファイルを作成いたしました。現在確認を行っております。
 要望の内容については、市道の路肩の要望や市道側溝の要望、また路面舗装の要望や市道の横断暗渠などの要望で、合計330カ所程度であります。この箇所については、地元役員さんにも御協力いただきまして、これからも出てくる要望も含め、優先度の高い箇所より順次公平性を欠くことのないよう早期に進めていきたいと思っております。
 次に、農道水路について御説明いたします。
 農道水路の維持補修に関する各地区の代表者より出された要望は、現在34地区48カ所、全体概算事業費約1億4,100万円であります。緊急に対処すべき箇所17カ所については、整備を進めておりますが、残りの31カ所についてはおくれている状況でございます。
 各地区において事業費の4分の1を負担していただく市単土地改良事業並びに市単独集落環境整備事業における要望については、現在39地区61カ所、全体概算事業費約4億2,400万円であります。うち10カ所については整備を進めていますが、残りの51カ所についてはおくれている状況でございます。
 今後において財政上の問題もありますが、十分に協議を行い、早期に年次計画を立てて各地区の代表者に説明を行いまして、整備を進めてまいりたいと考えます。
 また、本9月議会に市道維持補修費補正予算2,000万円並びに農道水路維持補修費補正予算2,300万円をお願いしているところでございます。今後において市道、農道、水路の整備を進める中で、国の圃場整備事業とも整合性を図りながら、スピード感を持って取り組んでいきたいと考えます。
 また、先ほど要望書ファイルについてでありますが、課員一同誰でも対応できるように今後改めていきたいと思います。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 上下水道局長。
      〔上下水道局長 西川博由君登壇〕
○上下水道局長(西川博由君) 岡崎議員さん質問の上下水道未普及地区の本管布設についてお答えします。
 現在上下水道局の行っている管路工事といたしまして、石綿セメント管の布設がえ及び幹線管路耐震布設がえと未普及地解消のための新設工事があります。石綿セメント管の布設がえ及び幹線管路耐震布設がえにつきましては、近い将来起きるとされる南海地震への備えとして、局新庁舎の建設、水源地・配水池の耐震化工事、緊急遮断弁の整備と同様に早急な対応が必要であります。
 未普及地解消につきましても重要な課題であり、企業会計の運営上、一時期に集中することのないよう、単年度3億円を3事業で等分するようにしております。
 未普及地解消におきましては、地下水が豊富で従前は水道施設の要望のなかった地区より、近年水位の低下や水質の悪化の懸念により上水道接続同意書を付した要望が増加しております。この要望に対応するため、水道事業基本計画に基づき、平成24年度より岩村地区、その後常通寺島地区、本年度より中島地区の整備を開始しております。
 常通寺島地区におきましては平成28年度に完了、中島地区につきましては、本年度鉄鋼団地から岡豊高校までを発注しており、平成30年度にあけぼの街道を横断して集落内の整備を平成40年度完了の予定で行っております。岩村地区につきましては、現在包末、金地、堀ノ内地区に着手しており、福船地区へは平成30年度にメーン管路が到達し、平成39年度までに各地区の整備を完了する予定であります。今後は、三和地区及び奈路地区の整備も予定しております。
 また、未普及地解消に伴い水需要が増加するため、福船地区において補助水源の用地を取得しており、平成28年度より水質の調査に入り、平成30年度より使用可能にする予定であります。
 最後に、井戸枯れ、水質の悪化等、生活に支障ある箇所を優先に管布設工事を行っておりますので、なるべく早期に接続をして安心した水道水を使用していただきたいと思っております。
 以上であります。
○議長(前田学浩君) 農林水産課長。
      〔農林水産課長 村田 功君登壇〕
○農林水産課長(村田 功君) 岡崎議員の就農研修制度についての御質問にお答えいたします。
 御紹介のありました邑南町の地域おこし協力隊制度を活用しての就農研修制度は、町を挙げての日本一の子育て村構想を掲げ、人口の自然減と40%を超す高齢化率解消として打ち出された政策の一つとお聞きしております。
 本市の就農研修としましては、高知県の行っております新規就農ガイド2015の中でも紹介しておりますが、産地提案型による新規就農者を募集しており、栽培作物は施設園芸でシシトウ、オオバ、露地野菜等で提案しており、本年度の研修先としては市内指導農業士と株式会社南国スタイルで募集をかけています。
 新規就農者の支援体制としては、まず農業担い手育成センターでの就農希望者長期研修というメニューの中で就農のための基礎知識から先進技術まで学べる実践的な農業技術研修を行い、研修生一人一人の習熟度や希望に合わせた研修を実施し、すぐれた農業者育成を目指しております。
 続いて、自分の目指す栽培作物の実践研修として、本市就農地の指導農業士などの農地に入り、新規就農研修支援事業により最長2年間の支援補助を受けることができます。そして、就農後も経営が軌道に乗るまでの間、最長5年間の青年就農給付金事業費補助金経営開始型が給付されます。
 以上のように、研修から就農までの一貫した支援体制はありますが、最も重要なことは、研修中に栽培技術の習得はもとより、農地の確保や地域に溶け込むことによる生活基盤の確立と考えております。
 本市としましても、一例として、人・農地プランの中で新規就農者の方を今後の地域の中心となる経営体として位置づけ、青年就農給付金でなく、スーパーL資金や経営体育成支援事業費等の活用による経営の安定を図るとともに、中央東農業振興センター、各JA等と連携し、栽培技術の習熟度の向上などの農業経営だけでなく、継続して寄り添うサポートを行わなければならないと考えております。
 議員御紹介のありました地域おこし協力隊の都会からの隊員は、本市でもおおむね1年以上3年以下の期間、各種の地域協力活動に従事するということで活動しており、就農研修というメニューの活動について、県内自治体の優先事例も参考に検討させていただきたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 商工観光課長。
      〔商工観光課長 今久保康夫君登壇〕
○商工観光課長(今久保康夫君) 岡崎議員さんからの工業団地についての質問にお答えいたします。
 まず、私平成16年から企業誘致のほうにおったんですけれども、そのときに比べまして現在南国市への工場進出、工場立地の相談、引き合いが16年よりも比べまして信じられないほど多くなっていることを実感しております。幾つかと言われますとちょっとないんですけども、日章工業団地に限らず南国市に立地したいという相談の数は、ひょっとしたら20近くあるんじゃないかなというふうには思っております。
 その中の理由としまして、龍馬空港であるとか高速道路などの交通の利便性を生かしたような県外との流通の拠点にしたいというような製造流通業の方とか、工場が老朽化したので工場を増設したいとか、最近景気も回復しましたので、その発注に受注するような格好で工場の拡充とかというようなこともありますけれども、特に高知市や東の海岸沿いの県内企業から南海トラフの大地震の津波浸水に対応する企業BCPによるものが多くなっているような気がします。このことは大体県内企業ということになってきます。
 今回4月に事業を停止しましたKBツヅキ高知工場につきましては、平野が少ない高知県において約9ヘクタールの平地はなかなかないと考えておりますので、これをどのように活用することが南国市にとって最もよいかということを早急に検討していかなければならないというふうに考えております。今回はその可能性の一つを調査するために、適地調査を県の支援を受けて行うものでございます。
 次に、進捗状況ということながですけれども、現在地権者のほかにも相続してない土地における相続人への事業説明とか、墓地の所有者でなく管理されている方などの事業に関係する方々へ事業の説明と同意をいただくために訪問しているところでございます。訪問できた方々、説明できた方々の多くは事業に協力する旨の回答をいただいておりまして、これまではおおむね予定どおりかなというふうに考えております。
 しかし、今後、今作成しております詳細設計をもとに地元説明会を開催して地元協議をしていかなければなりませんので、ここからが重大な山、段階に入ってきて、ここからが進捗状況に大きく影響してくるのかなというふうに考えております。
 それから、周辺対策のことなんですけれども、この日章工業団地の計画では、農地である土地を宅地造成することから、計画地内に降る雨を受けとめて農地との流下係数の違いを考慮して適切に王子川に排出するために調整池を設けます。計画地内を宅地造成する過程で盛り土することになりますけれども、これは雨水を自然流下で調整池に流すためのものであって、現状の排水能力を落とすものではない計画にします。
 また、周辺対策としまして、地域からは水路の修繕を中心にしまして要望書が上がってきております。周辺対策については、工業団地造成事業として必要な工事については、本体工事の中で行いますので、その費用は分譲単価に影響しますけれども、本体工事に含めることのできない周辺対策につきましても、これは分譲単価には反映させませんけれども、必要なことは行わないといけないというふうに考えてますので、要望内容を精査し行う予定でございます。
 なお、現時点での分譲単価ですけれども、坪約7万円程度を見込んでおります。
 それからもう一つ、今現在この日章工業団地のほうに入ることを決定している企業はないです。ここが入ると決定をしているところはありませんので、以上でございます。
○議長(前田学浩君) 消防長。
      〔消防長 小松和英君登壇〕
○消防長(小松和英君) 岡崎議員さんの御質問にお答えをいたします。
 御質問の中にありました8月28日堀ノ内で発生した建物火災は、近隣住民の方が通報並びに消火器で初期消火を行い、消防車両到着時には火の勢いが小さくなっており、建物の一部焼損でとどまったという事例です。
 火災の初期段階において消防署、消防団車両が到着する前の初期消火は非常に重要であると考えております。
 一般的には、使用した消火器等の原状復帰というのは、火元関係者に帰するものと思いますが、消防車到着前に消火活動に御協力をいただいたと考えれば、何らかの手だてをするべきだと考えております。過去においては、火災現場で使用した消火器の薬剤を充填したこともありますが、規格省令等の改正により、製造後10年を経過した消火器は詰めかえができないことになっております。
 県内14消防本部のうち2つの消防本部が消火薬剤等の詰めかえを行っており、そのうち一つの本部は古い消火器の場合無償の交換を実施しているということですので、南国市でも条件等を確認して、消火器で初期消火した市民の方の薬剤の詰めかえ等は行っていきたいと考えております。
 以上です。
○議長(前田学浩君) 11番岡崎純男君。
○11番(岡崎純男君) 市長の政治姿勢でと言うたことについては、それぞれ担当課では予算の中で十分というようなことではなしに、一生懸命やっておるというのが現状ではないかなというように思います。
 ここ、市長が子供の医療費の無料化であるとか、固定資産税の標準税率にできるだけ近づけるとか、それからもうじき始まる中学校給食といったお金がたくさん要るようなことが既に起きておるし、これからも出てくると。
 そういったことの中で、まちこさん、ひろくんのやりとりをちょっと紹介をしたんでありますけれども、市長には1つインフラの整備について所見をということで一番先にお聞きをしましたんで、そのことについてはお聞きをしたいというように思います。
 それから、建設課長の答弁でありますけれども、私今回担当課に行って、限られた予算の中で事業をしていくということについては非常に苦慮しておることはわかります。しかし、管理が全くなっておりません。ファイルが1係か2係か、それは把握はしておりませんけれども、4ファイルがあったと。それに各地区別の見出しがついて、年度別に整理をしてあるのか、それすらわからないといったようなこと。
 それから、これが先ほど言った私が探した要望書の控えなんです。建設課の受け付けが平成24年2月23日受け付けの判がついてあります。受け付け番号もありません。ただ、私も証拠と言っていいか、後々問い合わせするときにと思ってコピーをして持ってきました。判こはついてあります。私がこの要望を出す折には、それぞれ地区の個人の方からのことは受け付けておりませんので、地区代表者、公民館長であるとか土木の関係者の代表者であるとかいった方から要望があるものについて、現地に伺い、写真を撮り、現状とそれから要望内容、もちろん場所もそうなんですけれども、それをつけて担当課に行きます。担当課は少なくてもいつ受け付けをしたと、すぐ行ったときに誰でもがわかるようなことをしなくてはならないんではないかなというように思います。これについては管理の方法として、1係、2係、3係と、当然それぞれのファイルが必要と思います。
 それで、緊急を要する待ったなしのものについては、即座にやらなくてはならないと。これは即座と言っても直ちに、例えば市道に大きな穴があくといったような場合については直ちにその日のうちに土のうないし持っていって措置をせないかんとか、そんなことは連絡したらすぐ対応をしてくれております。しかし、それ以外のことの中でもやっぱり緊急を要するといったら、一、二年の間にはやっぱりやらなくてはならないんじゃないかなと。それと、災害で何かがあったときにというのは、もちろん即座には対応しなくてはならないといったようなことであろうかと思います。
 それから、地区の住民の方からは、それぞれやっぱり要望が内容が違います。農道水路であるとか市道であるとかいったような内容の中で、しかし担当課に行けば必ず受け付けはしてくれます。受け付けオーケーです。しかし、そのファイルの中で私は今度整理をしていただきたいんですが、緊急工事部分、待ったなしという一、二年ぐらいの間に工事を完了しなくてはならないようなファイル、それから後3年とか5年とか間、予算の中でやっぱり順次やっていかないかんものというのについては、地区別でそれぞれ3年、5年といったような数カ年を工事でする管理であると。
 それともう一つあと、言いにくいんですけれども、やはりこの財政が状態が悪い中での受け付けをする。例えば5年以上たつ、10年たってもできないもんが私はありはしないかと思います。これについては、受け付けはしました。単に受け付けはしましたと。しかし、ここ数年のうちにはできませんというファイルがあってよしやと思います。もしくは差し戻しをしていただきたい。これぐらいの要望はちょっとこらえてくれんかよと。しかし、ある時期予算がつけば、当然やると。そのときのための予備的なファイル。全く知らんよということではない。そういったことも大事ではないかなと。
 恐らく議員の皆さんは私がやったようなことで要望書を出しておられると思うんですけれども、第1段階ここで緊急を要するか要しないか、これを受け付けのときに常にやってください。そうすると課員が手薄で行くのにまずこのことが省けます。ここで1年、2年にやらないかんかどうかをまず判断してください。それでなおかつ後で確認に行くといったようなことをすれば、第一段で年間についてはかなり省力ができると思います。そういったようなことをしたら当然5年してもだめなやつ、それからやっぱり地元の要望の中で二、三年したら可能になるといったようなことがわかるわけです。
 私も今回この件、地区の代表者は、岡崎君もう5年以上たっておるがどうなっちゅうよと、こういうことです。見てみると3年とちょっとしかたっておりませんけれども、どの方もやっぱり受け付けをしたら数年後にはやってくれると、待っておったら。これが心情的には一緒やと思います。
 しかし、職員の方はやっぱりこれよりかもっと先にせないかんやつがあると。しかし、ファイルが一緒であればその整理すらできないと思います。だから、そういった整理はぜひ今後改修としてやっていただきたいし、要望時にこういう要求も一遍にはいかんと思いますけれどもお願いしてください。そうして少ない中でもよりスピードよくやると。もちろん予算がつかないものについてはなかなかできないでしょう。それについてはやはり何年かに分けてやらないかんと。しかし、そのファイルがあればもうすぐわかるわけです。今の状態やったら私が見てもわかりませんそれは。
 各地区によってはことし要望したら来年また同じ要望が来たりする。重複してファイルに同じものがされておる可能性もあります。そういったことがないように、同じ地区で重複したこういった工事箇所が出てこないようにといった、そんなこともチェックをしていただきたい。
 あえてこの時期私は一番厳しいことを言われます。おまんに頼んでてもちっともやってくれんのうと。しいては南国市の建設課もどうしよりゃやと、こういうことでありますので。我々ともども早く市民の要望に応えれるような仕事の内容に改善していただきたいというように思いますので。これは私に建設課長が何回かもうこの質問きょうの日までに連絡をくれましたけれども、私は口を酸っぱくしていい答弁にようばんと、言いにくいこと言え構んきということを言いましたけれども、何か95点ぐらいの答弁をしましたのであえて苦言を呈しましたけれども、よろしくお願いしたいと思います。これは答弁要りませんので、ぜひ実行してください。
 次に、未普及地区の水道のことについてなんですが、非常に福船地区は、先ほども御紹介しましたように、簡易水道で維持をしておる方もおられます、それだけでという。この15軒についてはそうでない、自分とこに井戸を持っておる方もおりますけれども。水源地をつくるということでは既にことしの初会であったと思うんですが、地区ではそんな大きな反対はなかったように思いますけれども、いざ水源地をそこに誘致をするということになれば、いろんなまた問題が出てくると思います。私の井戸が枯れやせんろうか、どっさりくみ上げられたら井戸枯れが起きやせんろうかといったようなことが起こる可能性がありますので、事業をスムーズに進めるためには、そういったような要望が出てきたときに、他地区ではどんな事例があるのか御紹介をいただいて、そのときの処理こういうふうにしたよと、心配ないのでぜひ誘致をしてくださいといったようなことで、2問目ではそれをお聞きをしたいと思います。
 単独の今研修制度について邑南町の私紹介をしたんですが、南国市も随分いいことをやっておられる。しかし、農林水産課長が早口で言いましたんで、なかなかメモがとれません。この短時間で次の質問できませんので、その資料をいただいてまた後で私のほうも再度研究をし、南国市の就農人口をふやし、また定住者をふやしていきたいというように考えて、やはり長く住んでいただくことについては収入がなければなかなかなりませんので、工業団地を誘致をしということももちろん考えなければならない。しかし、この第1次産業がやっぱり発展をしていって就農する。これはもう米づくりだけではいけませんので、やはり施設園芸、露地野菜とかいったもので専業の農家をつくっていかなくてはならないと思います。南国市は比較的兼業農家が多いですので、東に行ったらそれこそ花だけで食べておる、それからメロンだけで食べておるとか、それぞれ専門のが物をつくってというような農業の仕方をやっておりますので、ぜひこういったことで担い手の確保をして人口をふやしてもらいたいというように思いますので、今後とも取り組みよろしくお願いしたいというように思います。
 工業団地については、供用開始までというたらすぐ時間が来ます。都築紡績の昭和40年の初めに誘致をした折にも、いざとなるとやはり地元でもめ、いろんなことがあってなかなか前に進まざった時期があるようにもお聞きしておりますので、スムーズな分譲ができる、そしてまた市民の雇用が生まれるといったようなことで進めていただきたいというように思いますので、地元とは真摯に向き合って工事を進めていただきたいなというように思います。
 それから、最後の質問ですが、消火器の詰めかえをしてくれ。14のうちで2つがしたと。1つは、この前私もお伺いした黒潮町やったと思うんですけれども、そこがやっておられるというようなことでありますけれども、ぜひ年間にしてそんなに数多くはないと思います。今回たまたま初期消火で大事に至らざったという事例でありますので、こういった方が近所同士が気まずくなるようなことがないように、少額でありますので、年間通じて予算ちゅうのはそんなにたくさんではないと思います。
 10年たったもんについては、これは購入しても詰めかえでもうんと安うしたら4,000円ぐらいでやってくれる業者があるでしょうか。5,000円とか6,000円詰めかえでも費用が要ります。新規購入してでも、ここの近くのマルニ、あこへ行ったら5,000円ぐらいで新規もありゃあせんかなというように思いますので。ぜひそのことについては、近所が後々、やったほうも、協力してもらった出火元も気持ちよくおまんのおかげで助かったと、ありがとう。自分らは手助けができてよかったよと言えるようなことにしてもらいたいと思いますので。職員が苦労して捻出するというようなことが市長ぜひないように予算化をして、一定の規則をつくっていただくようにお願いしたいと思います。
 以上で2問目終わります。
○議長(前田学浩君) 答弁を求めます。市長。
○市長(橋詰壽人君) 最終的に原課である直接市民の方々から維持補修なり改良なりを受けました、具体的に言いますと建設課などでは大変な苦労がされておると思うんです。これは当然のことながら地域の住民が必要であるからこそいろんな要望があるわけですが、それに非常に最優先は当然危険な、安全が損なわれておるというものはもうすぐにやらないかん。例えば大きな亀裂が入ってあるとか、大きな穴があいておるだとかいうようなことはもうその日にやるぐらいの気持ちでやっております、職員もやっております。が、ちょっと中・長期的にかかる、何十日か何カ月かかかるものについても、それぞれ台帳ファイルをつくって整理をしておるということなんですが、岡崎議員御指摘があったような、なかなか保管、ファイルしてあるやり方にも問題があるということでございますので、それがただいまそれぞれの関係課長、係長もこの議事の状況については一応拝聴しておると思いますので、すぐさまこの改善にかかってまいりたいと思います。
 国の補助事業で、御承知だと思いますが、やっておる社会資本整備総合交付金という制度を受けてやる分については、割合大きな基幹的なものを消化しておるんですが、この数年前に各市の近隣市とか町村の状況を調べた折には、特に農道水路の維持補修等に予算を投入しておる額そのもので言えば南国市は特段に多かったわけです。多かったんですが、その中でもやはり効率的にやっていくということと費用と応分の負担という財政的な見地から、ほとんどが今回修繕を除いては25%御承知のように負担金をいただくということで改善を図りました。
 決算報告でもございましたように、経常収支比率が90.0ということでございますので、ある意味で簡単な言い方をすれば、全体予算の10%程度しか普通建設事業に使える自由に使える予算はないと、こういうことなんですが、それにはやっぱり国、県の補助金等の制度も導入して全体としては事業総額で約12億円から15億円ぐらいの事業はやっておるはずでございますので、今後とも特にインフラ、基盤整備、これには力を入れてやっていきたい。財政状況のことはこの際余り言わないで、小さな要望にも積極的に応えていきたいという基本姿勢でまいりたい、そのように考えております。
○議長(前田学浩君) 上下水道局長。
○上下水道局長(西川博由君) 補助水源のことでございますが、まず水質調査を行いまして、飲料できるのをまず確認をした後に揚水試験を行います。特に渇水期等を中心に行いまして、そのとれる水量を確認した後に地元と協議をして、同時に観測井を設けて水位の管理をいたしながら使用させていただくようにしたいと思っております。
 小籠とか三畠でも補助水源を近年やっておりますが、補償とかになったような事例もありませんので、適正な管理をしていければ使用可能と考えております。
○議長(前田学浩君) 11番岡崎純男君。
○11番(岡崎純男君) 建設課長に、第1問で、これは事前の問い合わせがあったときにも十分お話をしとったんですが、どうもここで答弁しにくいようでありますので構いませんけれども、後でまた伺いますので。
 当初予算でどのような手順でやって減額を折衝でされたときに、そのできなくなった事業、工事箇所については、どのように進めているのか。また、補正予算ではその削られた分を優先してやっているのか。それから、受け付け順の古いやつからやっておるのか。先ほどは言わなかったんですが、声が大きい人、何回も何回も言うておまん何しゆうぜよ、早うせんかやというて再々来る人が優先されるような業務の推進はぜひやめていただきたい。私は昨日も、そのようなことがあるんであれば毎月あなたのところに行ってどうですか、どうですかと伺いますのでというて言うたはずでありますけれども、そういったことがないようにやっぱり公平公明に業務は進めていただきたい。これは後でまた書面で私に答弁書として回答をいただきたいというように思いますので、ここでの答弁は要りません。今やっても恐らくいい返事がもらえんと思いますので、十分考えて答えを出してもらうようにお願いして、以上で私の質問を終わります。
○議長(前田学浩君) 以上で通告による一般質問は終了いたしました。
 これにて一般質問を終結いたします。
 明9月10日の議事日程は、議案の審議であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて散会いたします。
 御苦労さまでした。
      午後3時10分 散会