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検索結果 »  平成27年 第385回市議会定例会(開催日:2015/09/04) »

一般質問2日目(福田佐和子)

質問者:福田佐和子

答弁者:市長、関係課長


○議長(前田学浩君) 19番福田佐和子さん。
      〔19番 福田佐和子君登壇〕
○19番(福田佐和子君) 私は通告をしております1平和、2国保、3介護保険、4公共交通、5文化施設・図書館、6土曜市、7吾岡山遊具の安全、8プレミアム付商品券についてお尋ねをいたします。
 この質問が今期最後の一般質問となりました。市長初め執行部の皆さんには、毎議会市民の声を受けとめ、丁寧な答弁と実現に向けて御尽力いただきましたことに、まず敬意と感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。
 同時に、私を議会に送り市民の声を届ける役割を与えてくださった市民の皆さんにも心から感謝を申し上げます。
 ただ、市長におかれましては、心中穏やかではない質問もいたしましたが、私の役割だと思い御容赦いただきたいと思います。
 国の法律と制度の中で仕事をしている南国市が、国の不備な部分全てをカバーできるとは思っていません。限られた財源の中で多くの要望が早期に実現されるとは市民の皆さんもまた私も考えてはおりません。ただ、できることできないことがある中で、行政として市民の実情と願いに寄り添う気持ちでの判断を求めてまいりました。市民の暮らしを左右する大もとは国ですけれども、地方自治の本旨に立ち、市民の声を聞き、願い実現に力を尽くすのが行政と議会の役割だと考え、この4年間取り組んでまいりました。市民からお預かりした大切な税金をどう使うのか、厳しい選択を迫られた事案もありましたけれども、この判断が必ず市民のために実を結ぶことを強く願っております。
 今回の質問の半分は、これまでに市民の実態を報告しながら改善を求めてきた内容でもありますけれども、最後の質問に当たり重ねてお尋ねをいたします。
 まず、平和についてお伺いをいたします。
 戦後70年、南国市は1,851人ものとうとい命の犠牲の上に平和な毎日を歩んでくることができました。決して忘れてはならない大切な人たちです。6月議会で生涯学習課長が、二度とあの悲惨な戦争を繰り返さないために、今後も戦争遺跡を平和教育に生かすと答弁されたことは、今このような状況の中にあって、重みも温かみもある答弁だと感謝をしております。
 また、8月7日母親大会の申し合わせ事項を市長初め担当課長に要望した折にも、その第一は憲法を守り、市民の命と暮らしを守ってくださいというものであり、いただいた回答は、憲法を守り、市民の命と暮らしを守ることは行政の当然の使命であり、最も大切な基本理念であると考えております。そのことは現在のみでなく、過去においても、また将来においても何ら変わることはありませんとお返事をいただきました。
 いつもは当たり前、そして当然と思っていることが、こんなにもありがたいと思うのは私だけではないと思います。それだけ危険な場所に私たちは今立たされているということでもありますけれども、憲法99条に立ち返り憲法を尊重し擁護する義務を守ることを改めて求めておきたいと思います。
 3点お尋ねをいたします。
 1点目は、安保法案についての各市町村長に対する調査についてであります。村田議員から聞かれたときは、市長の見解として答えたと答弁をされましたけれども、これまで国政に関する法や制度については、市民が不利益をこうむる大事なものであっても、国が決めたこと、国民が選んだ議員が決めたこと、私が決めたことではないと答弁をしてまいりました。市民を守る立場での答弁はなかったと思います。
 しかし、安保法制については明確に賛成であり、早期に成立させるべきだと断言をしておられます。その違いは一体何なのでしょうか、お尋ねをいたします。
 2つ目は、憲法を守るべき立場にある市長が、憲法学者や弁護士、元裁判官までが違憲だと指摘している法案にもろ手を挙げて賛同するなど、通常は考えられないのではないでしょうか。現職市長が政権の進める法案に対して、ましてや何でも強行できる数の力を持つ政権のもとでの態度表明は、後のことを考えればしにくいのが現実だと思います。
 また、これだけ反対のある住民感情を考えれば、答えられない市長が多かったのも理解できます。しかし、参議院では答弁不能や違う答弁、法案にはなかった事実が明らかになるなどして審議中断を繰り返しています。反対の声は日を追うごとにふえています。
 しかし、南国市と四万十市だけは法案成立に賛成、合憲、納得点ふえたということでした。市民アンケートにも、国に追随するのではなく、独自のビジョン、展望を持って事に当たってほしい。真に市民を幸せにする政治に目を向けてほしい。集団的自衛権が行使できるようになると市民に犠牲者が出るということを市長はわかっておられんのでしょうか。こんな声もありました。市民はどんな思いでこの結果を見たでしょうか。市長個人として判断するのであっても、市長という立場から発言をするのであれば、市民の思いも受けとめて答えるべきではなかったでしょうか。これでは首相の言う「責任者は私」ではないでしょうか、お答えいただきたいと思います。
 3点目は、これまでの市長答弁は、誰も戦争を望んでいない、平和を守る市の取り組みは崩さないというものでありましたが、しかし今回、国民が反対しても強行しようとしている法案を容認いたしました。真逆の立場になるのではないでしょうか。これまで積み上げてきた南国市の平和行政、平和教育はどうなるのか、お尋ねをいたします。
 次に、国保についてお伺いをいたします。
 高過ぎる国保税につきましては、市民の現状を明らかにしながら再三この場でも引き下げを要求をしてまいりました。2点お尋ねをいたします。
 1点目は、子供の医療費無料化による国からのペナルティー分、平成22年から1,400万円を繰り入れ始めたわけですけれども、その後の繰入状況、そして安定化事業費、100%にして国保会計を支援をする事業費について、いつから始まり、80%なのか、100%にして出しているのか、その推移をお尋ねをいたします。
 2つ目は、農家収入の2割の税負担は大変重いものがあります。国保支払いのために一、二カ月を働くことになる。これは年金で生活しておられる方も同じです。こうした市民の現状を考えれば、国保税の引き下げを考えるべきではないでしょうか。市長は、繰り入れして引き下げはできん、もうこの議論はやめましょうやと答弁されたことがありますけれども、市長は議論をやめても、国保税を支払う市民はやめることができません。国保会計の大変さは、国、知事会、市長会でも動きが出ています。事業に補助するように、市民にも支援をするべきではないでしょうか。市の負債が減ったのは、皆さんの協力あってのことだと思います。決断すべきときではないかと思います。市長のお考えを、引き下げについてお聞きをいたします。
 次に、介護保険についてお伺いをいたします。
 昨年の介護医療総合法改悪により保険料は上がり、この8月からは利用料が倍の2割負担になりました。対象となられるのは、ひとり世帯で年金収入280万円以上の人、月額23万円、65歳以上の5人に1人と言われています。実質年金は年々減っているのに、大変な負担増となります。ほかにも幾つか病院にかかり医療費負担がある人がほとんどです。必要なサービスをやめたり減らしたりする人が出るのではないかと心配をしております。
 また、非課税の低所得の人で特養など施設利用者は、利用料は1割のままでも、食費や部屋代の補助が受けられない場合も出てまいります。単身で1,000万円以上の預貯金があれば補助から外されますし、通帳のコピーの提出の義務もあります。たんす貯金は自己申告ということですが、これは罰則つきです。これらは申請を思いとどまらせる水際作戦ではないでしょうか。補足給付を受けている人は施設利用者の7割と言われておりますので、影響は大きいと思います。要介護度4の夫を自宅で介護しながら御自分も先の見えない治療に通っておられる方も不安の声を寄せられました。
 介護保険発足から15年、保険料は上がり、いざ必要なときは使えないという公的保険としての存在そのものが問われるような状況になっております。高齢者の実態は、預貯金を取り崩して生活しており、貯金も老後の医療費そして介護費用費として年金からためたものであり、そこに手を突っ込むような改悪は中止撤回しかありません。国の責任で介護保険の拡充こそ必要だと思います。そのことをぜひ国に対して要求をしていただきたいと思います。
 また、介護報酬が全体として2.27%引き下げられたことによる事業所の減収も深刻です。結果が出た7道府県では、事業所の5割から8割が減収、7割が経営が後退、事業所廃止の報告も出てきております。
 そこで、3点お尋ねをいたします。
 1点目は、利用料が2倍になる対象者になられる方の数、そして2つ目は、補足給付の利用者数と申請状況、認知症の方などおくれた人についても8月1日から助成をするようにと国も通達を出しておりますが、その状況をお聞きします。
 3点目は、介護報酬引き下げによる事業所の影響を調査しておられるのか。そして、その中身はどんなものであったのかお聞きをいたします。
 次に、公共交通について伺います。
 電車とバスを市民の足として、また安心、便利な乗り物として定着させるために、改善できることは改善し、活用すること、そして篠原の遮断機についてとさでん交通に要請をしてほしいという幾つかのことについて市のほうに要請をしておきたいと思います。
 高齢者の運転が問題になっておりますけれども、危険だからと免許証を返納するだけでは解決できません。特に買い物、病院など歩いては行けない、重いものが持てないなど、そのために車を手放すことができず、仕方なく運転している方もたくさんおられます。治療費よりタクシー代が高くなり、病院をやめた方もおいでになります。電車とバスが高齢者や障害者に優しい乗り物になるよう、出資先のとさでん交通に対し市から要請をしていただきたいと思います。
 1点目は、電停、バス停の近くに駐車場や駐輪場をつくれば利用しやすいのではないかと思います。駐車場は町駅にはあります。一定の土地が必要ですから、全部とはいきませんが、できるところから手をつけてほしいと思います。
 次に、運行時間については一定の見直しがされたと聞きましたが、バスと電車そしてJRなどの乗り継ぎについて改善されたのか。これができればもっと便利になるのではないかと思いますが、その見直しについて伺います。
 3点目は、電停そしてバス停の椅子の設置、これはさきの議会でも要請をしましたので、その経過と今後の見通しについて伺います。
 4点目は、東工業北の遮断機と信号のある交差点について伺います。この場所は毎日車が長く続き苦情が多い場所でもあります。信号が変わっても遮断機がおり、遮断機が上がっても信号が赤になって進めません。一度は救急車が身動きとれないときにも出会いました。他の交差点のように電車が信号に沿って運行することはできないものなのでしょうか。東から来て左折のため待っている車の後ろから直進の車が飛び出し危険なことも出てきています。東西からの右折、左折信号の設置も含め安全で混雑しない方法はないのか、早急に改善を求めたいと思います。
 次に、文化施設と図書館について伺います。
 せめて小ホールでもというのが長い間の願いでもありますし、この南国市に文化ホールがないのは、市民もまた議会も行政も何ともつらいと考えているのは同じだと思います。改めてお聞きをいたしますが、体育館跡地に建つのは大篠公民館と中央公民館の合築ですか、それとも公民館と小ホール、小さくても文化ホールと言えるホールとの合築でしょうか。私が大きな勘違いをして市民の皆さんに報告をしてしまったように思いますが、勘違いが間違いでなければうれしいのですが、お尋ねをいたします。
 母親大会からの要望のお返事では、文化ホールや図書館などの文化施設は、市民の皆様からの要望も十分認識しております。現在行っている市民の命、財産を守るための南海トラフ地震対策を初め、優先課題解決に向けた事業に一定のめどが立った段階で、市の財政状況も勘案しながら、市の中心部に文化的な行事ができて高齢者の集いの場にもなるような複合的な施設を整備してまいりたいと考えております、というふうにお答えをいただいておりますが、その中身をお聞きをしたいと思います。
 図書館につきましては、駐車場が少なく、利用できずに帰ったという方もおいでになります。長時間滞在する場所なので、駐車場をふやすことが必要ではないかと思います。現在20台分ありますけれども、利用状況と今後の対応をお尋ねをいたします。
 6点目は、土曜市についてお伺いをいたします。
 都市公園として計画された市有地を、土曜市も含め広く市民が有効活用できる場所、都市公園として整備することを提案したいと思います。市としての計画、財政的な予定年度もあろうかと思いますが、今のままの利用では大変もったいないと思います。できることから着手をしていただきたいと思います。昭和45年に都市公園として決定したものの、現在まで供用開始には至っておりません。稲吉地域には子供が遊べる場所は小学校の運動場か神社の境内だけで、公園がないため公園としての整備を望む声があり、私も議会で取り上げたこともありますが、残念ながら現在に至っております。
 新しい住宅がふえ、子育て中の若い世帯が多い地域に公園がない。これは残念なことですけれども、過去の経過を言っても始まりませんので、今の段階で市ができることを確認し、地域の皆さんや金曜と土曜日に利用しておられる土曜市の皆さんにも協力していただきながら、子供や高齢者が安心して利用できるような場所になるようにと願っております。
 ことし土曜市のテントでは、夏休み親子工作教室が開かれ、去年から利用しているようですが、楽しそうに木の作品づくりに取り組んでおられました。雨の日にはテントの下でリハビリのため歩いておられる方や近くの子供、高齢者、親子連れなどが遊ぶ姿も最近はふえております。
 土曜市は開設から46年、当時は50軒を超える出店者で、事務局は商工水産課、役員には市長を初め議長、商工会長、担当課長、理事長は中村元議員というそうそうたる顔ぶれでした。現在は出店者が減りましたけれども、市長、議長を初め市の御協力をいただいて開催する年2回の感謝祭にはたくさんの人が集まります。会話をしながら買い物をし、ラジオ体操で健康を考え、お客さん同士で知恵も分け合う楽しい場所です。公園の中に市が立つというのも楽しいことだと思います。水、電気もあることから、いざというときの避難場所にもなります。これまで土曜市が個別に要望してきたことは、そのまま公園として市民に提供できる内容です。できることから実現の見通しを聞いておきたいと思います。
 まずはトイレの設置であります。仮設トイレができましたけれども、1人入ると後から入れません。車椅子では利用できないなど不自由をしております。出店者の中には車椅子の方がおいでになりますが、家まで帰っておられるのが現状です。障害者用トイレの設置をお願いをしたいと思います。
 また、古いトイレは危険なままで、金・土曜日以外は大人の目がないため子供の安全が守れない状態になっております。撤去はどのようになるのでしょうか。
 また、広い敷地に街灯が一つもなく、夜間の心配もされております。障害者用トイレの設置、古いトイレの撤去、街灯についてお考えをお聞きをいたします。
 そして、公園を整備するに当たっては、ぜひ市民の声を取り入れてほしいと思います。計画予定地の半分ではありますが、今育っている子供たちに間に合うように、そして全体計画を視野に入れた整備を進めるよう要請をしたいと思います。
 7点目は、吾岡山遊具の安全について伺います。
 高い滑り台は子供たちにも人気の場所で、小さな子供から上級生までが市内外の子供たちが遊びに来ております。小さな子供は親が一緒ですけれども、ハードな遊具もあり、大きな子供にまじるとはらはらすることもありますが、子供にとってはうれしい場所です。安全に遊べることを願っておりますが、安全管理はぜひ市にしてほしいとの声があります。遊具の管理だけではなく、見守りも含め遊び方や危険な動きに注意することなど、子供の安全に留意をと考えますが、今後の管理の方法について検討の余地があるのかお尋ねをいたします。
 最後に、プレミアム付商品券について伺います。
 販売状況はどうだったのでしょうか。仕事に行っている人、長時間待てない高齢者、かわりに行ってもらえない単身世帯などが購入できなかったのではないかと思いますが、販売状況と必要とする市民が平等に購入できるよう次からは改善できることがあるのかどうか、聞いて1問を終わります。
○議長(前田学浩君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 福田佐和子さんから、多くの有識者、つまり弁護士あるいは憲法学者、そういう方がこぞって反対をしておるこの問題について、南国市長が、また多くの市民の方が反対を掲げておる中で、市長として、軽々にという言葉は使わなかったんですが、意思表示、賛成ということをするのはいかがなものかというような御意見だったと思います。
 前回の議会だったと思うんですが、集団的自衛権についてどう思うかという質問を、福田さんと同じ共産党の議員さんから私に質問があったと記憶しておるんですが、それへは答弁をしたということで、高知新聞のアンケートには、配慮が足りなかったんじゃないかと。なかなか市長のアンケートに対するお答えも難しいもんだなというように思いました。
 それは、高知新聞のアンケートというのは賛成か反対か、どちらでもないのかというような問いではなかったから賛成になったという意味ではございません。私はこの重要な国家国民を守る法案だと思っておりまして、決して戦争する法案などとは思っておりませんので、私は正直に答えただけということで賛成ということでございました。
 福田さんの言われる、答えることによって決して反対の多くの市民の方にどうこうだという意思表示でもございません。私は国民、市民の安全・安心というこれについては、今の法案を整備すべきだという私なりの今までのいろんな私なりに努力をして、いろんな賛成の立場の方、反対の立場の方の意見をずっと私のこの浅学なあれでもってして自分なりに勉強といいますか学習した結果であると、このように思っております。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 市民課長。
      〔市民課長 島本佳枝君登壇〕
○市民課長(島本佳枝君) 福田議員さんの国保の繰入金についての御質問にお答えいたします。
 財政安定化支援事業繰入金は平成4年より実施され、国保財政の健全化、保険税負担の平準化に資するため、一般会計から繰り入れを行うもので、地方財政措置が講じられており、当該事業に係る経費は8割分を交付税措置額により、残りの2割については市町村の留保財源での対応となっております。本市では、従来交付税算入率である8割の繰り入れを行っており、繰入金といたしまして平成26年度は7,800万円、平成25年度は8,185万4,000円、平成24年度は8,309万3,000円の繰り入れを行っております。
 また、その他繰入金は、法定外繰り入れといたしまして平成22年度から乳幼児医療の助成など地方単独事業に係る療養給付費等負担金の減額相当分を繰り入れしており、平成26年度は1,421万1,000円、平成25年度は1,403万9,000円、平成24年度は1,440万5,000円の繰り入れを行っております。
 国保会計の財政状況につきましては、平成26年度決算で剰余金約4,030万円を翌年度の返還金の財源として全額繰り越しをいたしましたが、返還金は繰越金を約420万円上回る額となっております。また、本年度の医療費の伸びは、7月支払い分までで前年同時期と比べ約4.5%の増となり、国保財政は大変厳しい状況となっております。
 平成27年度から保険者支援制度として毎年1,700億円の公費の投入が決定し、国保への財政支援の拡充が図られることとなりましたが、国保財政調整基金で財源不足に対応する必要があります。
 このような状況の中で国保税の引き下げは困難と考えます。今以上の繰り入れを行うということにつきましては、今後の医療費の推移、国保財政の状況を見ながら検討を行う必要があると考えております。
 医療費の増加に対しましては、特定健診やジェネリック医薬品の推進などの啓発活動に取り組み、医療費の適正化に努めてまいります。
 また、地方単独事業を行うことで国庫負担の減額調整が行われることにつきましては、全国知事会、全国市長会から少子化対策として子供の医療費は国の責任で実施すべきとの要望、提言が出されており、減額措置廃止につきましては今後も引き続き要望してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 長寿支援課長。
      〔長寿支援課長 原 康司君登壇〕
○長寿支援課長(原 康司君) 福田議員さんからの本年度改正されました介護保険制度についての御質問にお答えいたします。
 8月から一定以上の所得がある方の介護サービス利用料が2割になりました。負担割合が2割になる方につきましては、負担割合証を発行しております要介護支援認定を受けていらっしゃる方2,312人のうち152人の方となっております。
 また、施設利用の際の食費、居住費の補足給付につきましては、別世帯の配偶者の課税状況や本人及び配偶者の預金等の保有状況が対象要件に加わりました。8月31日時点での申請は433件でありまして、うち補足給付の対象となりました方は401件でございます。
 一定以上の所得のある利用者への負担見直しにつきましては、高齢化のさらなる進展に伴い今後さらに介護費用の増加が見込まれる中で、制度の持続可能性を高める必要があることから、保険料の上昇を可能な限り抑制し、現役世代の過度な負担を避けるために、高齢者世代間で負担の公平化を図るために改定されたものでございます。
 また、食費、居住費の補足給付につきましては、在宅で生活している方との公平性を図る必要があること、預貯金等を保有し負担能力が高いにもかかわらず保険料を財源とする補足給付が行われる不公平を是正する必要があるという考えから改定されたものでございます。
 これらの改正につきましてお問い合わせや御意見もいただいておりますが、職員が改正の内容を説明することによりまして大きな混乱は生じておりません。利用者の方々に対しましては、今後とも丁寧な対応、説明を心がけてまいります。
 また、4月からの介護報酬の引き下げにつきましては、全体で2.27%の減でありますが、特に福祉系のサービスでの報酬引き下げが大きくなっております。全事業所に対しての調査は行っておりませんが、報酬改定の発表があった後、そして4月以降に福祉系サービスを実施している幾つかの事業所とお話をする機会がございましたのでお伺いいたしましたところ、どの事業所も厳しいという状況を話されておりました。今後、介護予防・日常生活支援総合事業を開始するに向けまして、訪問介護、通所介護の各事業所と総合事業についてお話をする計画をしておりますので、その際に今回の報酬改定による影響等もお聞きしたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) ただいま福田議員さんの質問に対する答弁抜かりがございましたので。これらの一連の私のアンケートに答えたことによりまして平和行政、平和教育に変わりはないかということがございましたが、私はそういうことは全くないんではないかと思っております。
○議長(前田学浩君) 企画課長。
      〔参事兼企画課長 西山明彦君登壇〕
○参事兼企画課長(西山明彦君) 福田議員さんの公共交通に関する御質問にお答えします。
 まず、電停の駐車場、自転車置き場についてでございますけれども、利用者の増加を促進するためには、パークアンドライドを含めて検討していく必要があるというふうに思います。現在南国市内で駐車場は後免町駅、それから自転車置き場につきましては後免町駅と東工業高校前に設置されております。電停の整備につきましては、バリアフリーやノーガード電停も含めて順次整備が進められておりますけれども、自転車置き場、駐車場の設置については、経費も含めて検討する必要があると思います。利用者の視点に立って整備計画に盛り込むかどうかというようなことは、またとさでん交通のほうにも要請してまいりたいというふうに考えております。
 次に、電車とバスの乗り継ぎの御質問だというふうに思いますけれども。電車とバスの運行ダイヤにつきましては、双方の車両の運用という問題もございますけれども、特に電車のダイヤにつきましては、伊野線が単線であるために電車の行き違いの関係で運行時間の間隔に一定の制限がございます。それからまた、特に葛島橋西詰めの踏切で遮断機による国道32号線の自動車の運行の妨げをできるだけ防ぐために、上下線電車の運行について同時に踏切を通過するようにというような配慮がされております。そういった調整がされております。
 このように、特に電車の運行ダイヤにつきましては、さまざまな側面がございますけれども、なおそういった利用者の御意見があることをとさでん交通には伝えてまいりますので、御理解をお願いしたいというふうに思います。
 次に、電停への椅子の設置についてでございますが、これはことしの3月議会での議案審査の際に福田議員さんから御質問いただきました。それに対してお答えさせていただきましたけれども、その直後に開催されました中央地域公共交通改善協議会というものがございますが、その場におきましてとさでん交通に対して要望として申し上げております。今後とも利用者の利便性向上に向けて、機会あるごとに伝えてまいりたいというふうに考えております。
 それから最後に、篠原の交差点の問題ですけれども、遮断機がおりてなかなか南北がとまる、東西の信号の運行の仕方というような部分だったというふうに理解させていただきましたけども、ちょっと質問がそういったことだったというふうに思いますけれども。あそこの交差点につきましては、東西が信号とあわせてというようなことで、どういったあれかわかりませんけども、安全第一を考えますと、やはり遮断機でとめ、東西の信号で東西の運行が非常に長くなるということがあると思います。このあたりにつきましては、警察も含めて今現在の運行になるように、よりベターな方法が検討されて運用されているものというふうに理解しております。
 非常に不便な部分もあるかと思いますけれども、便利よりはやっぱり安全第一を優先するべきではないかというふうに考えております。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 生涯学習課長。
      〔生涯学習課長 谷合成章君登壇〕
○生涯学習課長(谷合成章君) 福田議員さんの大篠公民館と中央公民館を含めまして文化ホール等文化施設の展望についての御質問にお答えをいたします。
 まず、市立公民館の建てかえにつきましては、原則古いものから順に行っておりまして、平成23年度より社会資本整備総合交付金を活用し、奈路、三和、後免町公民館の順に公民館機能と防災機能をあわせ持った防災コミュニティーセンターとして改築を行ってまいりました。御尽力いただきました地元市民あるいは関係者の皆様方にこの場をおかりしまして改めて厚く御礼を申し上げます。そして、本年度につきましては、昭和48年に建設されました前浜公民館の改築に取り組んでいるところでございます。
 御質問の体育館跡地に建つのは小ホールと公民館なのか、また公民館なのかにつきましては、これまでも御答弁させていただきましたとおり、体育館跡地には建設できない場所でございます。昭和49年建設の大篠公民館は、これまで同じ敷地内にあります中央公民館とあわせまして文化的な複合拠点施設としての建てかえを構想し、早期実現に向けた検討を重ねてまいりましたが、さきの6月議会で御答弁申し上げましたとおり、建物の老朽化や設備のふぐあいが顕著になった公民館の改築を社会資本整備総合交付金を活用し、現在の公民館の場所に防災コミュニティーセンターとして、早ければ平成29年度から取り組んでまいりたいとお答えをいたしているところでございます。当然、これまで改築してまいりましたセンター内にも小ホールはございます。
 また、図書館の駐車場でございますが、現在の場所では広げることができない状況でございまして、新しい図書館の建設が待たれるところでございます。したがいまして、図書館を含めました新しい文化施設の展望につきましては、本市の財政状態もございますが、その早期実現を目指しまして、優先課題であります南海トラフ巨大地震対策を初め、諸課題解決に向けた取り組みを今後につきましても全力で進めてまいりたいと思いますので、御理解のほどよろしくお願いをいたします。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 都市整備課長。
      〔都市整備課長 若枝 実君登壇〕
○都市整備課長(若枝 実君) 福田議員さんの土曜市についての御質問にお答えをいたします。
 南国中央公園用地の早期公園化につきましては、土曜市が開かれております南国中央公園は昭和46年10月8日に高知広域都市計画公園として都市計画決定された公園緑地で、面積は1.8ヘクタールでございます。これまでに公園用地の一部を取得しておりますが、都市計画決定から長期にわたり未整備のままですので、今後整備していかなければならないと考えております。
 しかし、厳しい財政状況の中ですので、早期の整備は難しいと考えており、現在整備中の都市計画道路南国駅前線において、都市計画道路高知南国線との交差部より国道55号線へと南方向へ整備するのにあわせて南国中央公園も整備したいと考えております。
 都市における公園緑地は、美しく潤いある景観を形成し、市民の余暇活動や休息の場となり、災害時の避難所や災害防止効果もあり、多用かつ重要な役割を担っていると思っておりますので、公園を整備する際にはこのようなことを踏まえ、市民の声を聞きながら計画的かつ効率的に整備したいと考えております。
 そして、御要望があっております旧トイレの撤去と街灯の設置につきましては、実施できることから順次実施してまいりたいと考えております。また、障害者用のトイレの設置につきましては、南国中央公園を整備するのにあわせて整備したいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いをいたします。
 続きまして、吾岡山遊具の安全についての御質問にお答えをいたします。
 吾岡山文化の森の子供の広場には、南国市の鳥で国の天然記念物であります土佐のオナガドリをモチーフに22の遊具を、上段は幼児用、中段は小学校低・中年齢用、下段は小学校高年齢用におのおの配置し、年齢層の違う遊具の混在を避け、安全性を考慮して遊具を配置し、年齢に応じた利用をお願いしております。
 また、遊具そのものの安全管理につきましては、専門技術者による定期点検を実施し、点検の結果、腐食や劣化などふぐあいが見つかれば修繕し、修繕できないものなどは使用禁止にするなど安全管理に努めております。
 地域社会において世代間の交流などの機会が少なくなっており、これまで保護者の方や地域住民が行ってきた子供の遊びを見守り、危険な行動に対しては注意するといった習慣が失われつつある中、福田議員さんの言われるとおり、公園管理者が常駐し、遊具利用者を安全管理することができれば、子供の遊びの見守り、危険な行動への注意や制止、遊具の故障の早期発見、事故が発生した場合の対応などの点において、より安全性を高めることが期待できることは十分認識をいたしておりますが、子供たちにとってより安全で楽しい遊び場を確保するためには、公園管理者のみで行うことは難しく、保護者の方や地域住民の方にも御協力をいただきながら連携して取り組んでいくことが不可欠であると考えております。
 今後は、他市の取り組み事例などを参考にしながら研究し、子供の広場に人員を配置することを含めて、市としてどのような取り組みが実施できるのかを検討してまいりたいと思いますので、御理解のほどよろしくお願いをいたします。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 商工観光課長。
      〔商工観光課長 今久保康夫君登壇〕
○商工観光課長(今久保康夫君) 福田議員さんの質問にお答えいたします。
 まず、土曜市の件ですけれども、歴史のある土曜市協同組合につきましては、昨今会員の減少、高齢化などが深刻になってきておりまして、多くの方々の協力が必要となっております。現在の土曜市テントを使って金曜日、土曜市以外にさまざまな活動に使ってもらうことはよいことでありますし、その中から土曜市の会員になっていただく方も出てくればもっとよいのではないかと思っておりますので、勧誘やPRも含めまして協力、支援していきたいと考えております。
 なお、現在の土地での土曜市の開催は、平成24年から10年間としており、この間に何とか移転先も考えなければいけませんし、現在の場所、建物で何ができるかも探っていきたいと考えております。
 商工観光課としましては、土曜市ってまだやりゆうがという声もあることから、数年前からお客様感謝祭を年2回開催の支援を行っております。イベントの開催だけでは根本的な解決にはなりませんが、イベントを通じて土曜市のまだやりゆうぜというPR、そして会員同士の協力関係を強めることにより何とか継続した開催がしていただけたらと考えております。
 何分高齢者が多く、土曜市全体での根本的な改善、改革は難しいかもしれませんが、意欲のある方を中心に個別での支援も必要かと考えております。
 続きまして、プレミアム付商品券の発行につきましてですけれども、1次販売につきましては、南国市民の方々に幅広く御購入していただきたいと考えまして、1人2セットで事前申し込みにしていただき、後日引きかえ券を送付して市内のスーパーや市役所での引きかえにより1万6,000セットを販売して、7月1日より市内加盟店での利用が開始されました。
 1次販売におきましては、25%のプレミアをつけていましたけれども、事前申込制が面倒であるとか、2,500円分はスーパーでは使用できないことなどによって、約1万4,000セットが売れ残ってしまいました。そのとき、ひょっと南国市には購買意欲がすごく低下しているなという感想もありました。
 そのため、全体が3万セットですので、追加販売を決定しました。追加販売につきましては、事前申込制に再度しますと利用開始が10月ごろになりまして、12月までの使用期間ですので短くなることから、窓口販売としまして、1次販売の売れ方の状況とか他市町村の販売方法を調査して、1人5セットまで、市外の方も購入可と決定して進めてまいりました。
 しかし、商品券が利用開始されました7月以降、8月22日の窓口販売に近づくにつれまして問い合わせがどんどん多くなってきました。そこで、混乱を避けるため、市内5カ所のスーパーでも販売をお願いしましたが、当日市役所では朝6時台から行列ができ始め、販売開始時には数百人の行列ができました。そして、並んでいる人にも購入できない旨のお断りを入れまして、9時販売が9時には完売、売り切れになる事態になりました。ほかの販売を協力していただいておりましたスーパーも同様の状況となりました。
 そのため、整理券を配ることを知らず、9時販売だというのに9時に行ったらもう売り切れとは何事か、市外の人も購入可能はおかしい、並ぶことのできる時間・金・環境のある者しか購入できないなどの苦情を多くいただきました。
 今回の反省としまして、やはり一番いいのが事前申込制、抽せんになりますけれども、1次販売でやりました事前申込制がいいと思っておりますが、それが時間とか場所とかが自由になるという部分がありまして、事前申込制がいいと思ってますけれども。事前申込制をやりました1次販売の状態につきましても、広報による全戸配布であるとか、新聞折り込みチラシ、それからポスターでの周知も図りましたけれども、知らなかったというような方が多く、まだまだ周知が足らなかったなというふうに考えています。
 また、事前申し込みのときにはまだ加盟店が余り多くないということで、加盟店の確保も必要だったなというふうに考えています。
 そして、2次販売の窓口販売につきましては、一番に考えられるのが、商品券がこれほど人気が急騰したということの読みの甘さがあったのではないかなというふうに思います。
 一番の反省点ですけれども、この事業が消費を喚起するということを一番の目的としておりまして、制度的に購入できない方が出るということから、不公平感が必ず出るんじゃないかなと思っております。
 現在、南国市のほうでできる限り少しでも不公平をなくすために、県にも追加の助成をお願いしまして、抽せんにはなりますけれども、南国市民の方でこれまで1回も購入できなかった方を対象に3回目の販売をできるように進めております。大変御迷惑をかけて申しわけありませんが、何とぞ御理解のほどをよろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 19番福田佐和子さん。
○19番(福田佐和子君) それぞれ丁寧に御答弁をいただきました。
 幾つかお聞きをして終わりたいと思いますが、まず1つ目は、平和について市長答弁ありました。けさの朝刊には、参議院特別委員会での参考人質疑あるいは総裁選が無投票になった記事が載っておりましたけれども、法案自体も問題があると思いますけれども、政権のこうした体質も大きな問題だと思います。市民の皆さんが怖いというふうに言われるのも当然だと思います。市長には改めて聞くことはしませんけれども、市民の皆さんの命を守るという立場を認識されて今後も行政に当たっていただきたいと思います。
 次に、国保につきましては、年度についての推移と金額は了解をいたしました。そこで、1つこれはきょう言ってすぐにはなりませんが、検討していただきたいと思うんですが、子供の医療費無料化の助成制度、先ほど質問をしました1,400万円繰り入れをなぜしなければならないかという理由がこれなんですが、いただいた国保新聞によりますと、全国知事会では全ての子供を対象として医療費助成制度の創設を提言したと言われております。これは市長会も同じような中身で提案をされていると思うんですが、知事会の会長は、我々は今地方創生に必死で取り組んでいる、取り組めば取り組むほど国の制度とは矛盾が出てくると指摘し、少子化対策を一生懸命やって子供の医療費を充実させていくと、厚労省から国保の波及増カットのペナルティーがかかる、こういうばかげたことはすぐにやめてもらいたいなどという声が出されております。
 国の制度として医療費助成制度をつくるということと、このカット分をやめろという声が大きく上がっているのが最近の情勢だとも思いますので、ぜひこうしたことも含めて国保の会計全体を見ていただきながら引き下げを、やはり先ほどの答弁では引き下げはできんという答弁でしたけれども、この大変な国保会計については、国も知事会もいろんな形でおかしくなっているというのは指摘をし、要望もされていることですから、引き下げはぜひするべきだと私は市民のかわりにここで声を大きくして要請をしておきたいと思います。
 そして、国保に加入しておられる子供さんが人数多くおられる方、均等割がありますが、ほかの市町村ではこの子供さんの均等割を減免をしている制度もあります。少子化対策と言いながら子供に高い税金をかけるというのは逆さまだと思いますし、ぜひこのことも検討をしていただきたいと思います。次もぜひここへ帰ってくることができれば改めてまたお聞きをしたいと思いますが、ぜひ検討をしていただきたいと思います。これは要請をして終わりたいと思います。
 次に、介護につきましては、昨日でしたか、長寿支援課長が報酬を下げずに人件費が保障をできたらいいのにというようなことを言われたように思いますけれども、私たちはこれまでも医療介護の分野を一つの経済効果、高齢者の老後を守るということと雇用を守るということで介護の充実を言ってまいりましたけれども、資料によりますと、県内の総生産2兆1,604億円のうち、医療介護などの公的サービスは2,463億円と1割強を占めているということが明らかにされておりますし、雇用者数も5万5,000人で、全産業別業種の中で最も高いということが明らかになっております。こうしたことも含めて介護の充実を、例えば介護保険の中だけで判断するのではなくて、さまざまな角度から見ていただいて、この介護制度を本当の意味で高齢者の安心・安全につながるものにしていただきたいと思います。このことも要請をしておきたいと思いますので、できれば次の機会にその宿題の答えを聞かせていただければありがたいと思います。
 ただ、介護保険料につきましては、今年度から値上げをされました。それぞれの段階によりますと、これまで8段階だったのが10段階に細かく分かれることになったわけですが、第1段階と第2段階、今現在では第1段階になっていますが、ここは生活保護世帯であるとか非課税の老齢福祉年金の受給者、年金収入が80万円以下の方が何と1,080円の値上げ、第2段階は1,400円の値上げ、第3段階が1,620円の値上げ、第4段階が1,880円の値上げ、第5段階、基準額ですが、2,160円の値上げ、第6段階が4,190円、第7段階が5,640円、第8段階が6,190円、第9段階が9,140円、第10段階が9,680円の値上げということになったわけですが、10年後にはこの基準額が現在5万9,000円ですが、これが月額でしょうか、1万円になるというときが来るというふうに言われているんですが、これについては事実なのでしょうか。こういうことも大変な負担がふえているということをぜひ御理解をいただきながら、介護保険料もなお引き下げ目指して検討していただきたいと思います。
 そして、先ほど介護事業者のことについて答弁がありましたけれども、それぞれお聞きをしながらいくということでしたが、南国市として調査を全事業者にしていただくということも、介護の行き先がなくなるということも含まれておりますので、ぜひこれは市として取り組みをしていただきたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
 あと2点は、土曜市が利用しておりますトイレですが、障害者トイレについては公園整備と一緒に整備をするということでしたでしょうか。これは大変急がれておりまして、何とか早くならないのか、もう一回お聞きをしたいと思います。
 街灯と古いトイレについては撤去をしていくという御答弁いただきましたので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。障害者トイレは、今本当に困っておりますので、ぜひお願いをいたします。
 それと、最後にプレミアム付商品券ですが、詳しく答弁をいただきありがとうございました。事前申し込みをする3回目があるということでしたけれども、ぜひ市民の皆さんから購入してよかった、購入できる人が本当はいっぱいいればいいわけですけれども、まとまったお金も必要になるものではありますけれども、ぜひ公平に活用ができるようにということを要請しておきたいと思います。
 大変長くなりましたけれども、2問目で言いましたことは、これからの検討課題としてぜひ執行部の皆さんには取り組んでいただきたいと思います。4年間本当にお世話になりました。ありがとうございました。
○議長(前田学浩君) 答弁要らないですか。
 答弁を求めます。都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実君) 南国中央公園に障害者トイレの設置をということでございますけれども、今都市計画道路の進捗状況を見ながら、それから財政的なこともございますので、今後の検討課題ということで今後検討させていただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。