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検索結果 »  平成27年 第385回市議会定例会(開催日:2015/09/04) »

一般質問1日目(村田敦子)

質問者:村田敦子

答弁者:市長、副市長、関係課長


○議長(前田学浩君) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。10番村田敦子さん。
      〔10番 村田敦子君登壇〕
○10番(村田敦子君) おはようございます。
 1番くじを引き、今議会のトップバッターを務めさせていただきます。
 最初に、この7月より就任をされました平山耕三副市長さん、渡部靖財政課長さん、本当におめでとうございます。議員を代表してお祝いを申し上げます。南国市民の暮らしの負担軽減のために一層の御活躍をされますことを心よりお願い申し上げます。
 なお、副市長、課長さんには、後ほど所信を述べていただきますよう、よろしくお願いをいたします。
 それでは、通告に従いまして質問をいたします。
 1問目は、小学校・中学校のエアコン設置について質問をいたします。
 昨年、ことしと32度超えが当たり前のような夏場の状況です。ピーク時には35度、34度を記録しています。30度を超えるのが珍しかった時代と違い、部屋の中で熱中症になってしまい、救急搬送されるケースも多くなりました。小学校の高学年の子供たちは、第2次成長期を迎えると新陳代謝も非常に活発となり、体から熱を放出しています。中学生ともなれば、それはさらに高まっています。年々高くなる気温の中で、子供たちが一番長く生活し、学習をする場所が暑さの我慢比べのような状態では、集中力も欠き、習熟度も低下をしてしまいます。学テの順位にこだわるのであれば、まず学びの場の環境整備が不可欠ではないでしょうか、お聞きをします。
 また、前回の6月議会で岩松議員さんが、小中学校のエアコン設置の要請をされた中で国庫補助事業の活用もということでしたが、適合するかどうか確認はされたのでしょうか。県の教育長も、全国で32.8%のところ本県は13.8%の設置率であり、おくれていることを認めています。市町村の取り組みを支援する現制度の新設も求めながら、来年の夏に向け早急な取り組みをお願いします。
 次に、40人学級の弊害について質問します。
 現在1年生はクラス定員が35人、2年生以上は40人が上限となっていると思いますが、下級生にはよく目配りができるように、また上級生は体が成長してきていますので、4年生でも半数以上が私より大きな子供たちです。5年生、6年生ともなれば、大人と遜色ない体格の子供たちが多く見られます。40人が一クラスというのには無理があるのではないでしょうか。全学年35人学級が望ましいとは思われませんか、お聞きをします。
 2問目は、防災スピーカーの聞こえについて質問します。
 8月30日に県内一斉避難訓練が実施をされました。2014年4月から市内56カ所に設置されている防災行政無線のスピーカーで、一斉に避難勧告の情報が放送されたということですが、雨降りで窓を閉めていたこともあり、全く聞こえなくて、サイレンの音がかすかに聞こえたようだと思ったら、祈年公民館からの館長の放送が聞こえてきました。避難を促す放送だったので、祈年公園に歩いて向かいました。12人ぐらいの人が集まっていましたが、みんな防災行政無線の放送は聞こえてなくて、館長の放送を聞いて避難したそうです。今回は訓練だったから館長の放送を聞いて行動を起こすことができましたが、本当の災害が起こった場合、館長が放送できるとは限りません。
 また、寸時を争う状況なら、一斉に情報を放送する防災行政無線の声がきちんと届くことが減災に結びつきます。公園に集まった人の中で東の端に位置する方は、何を言っているか明瞭ではなかったが聞こえたと言っていました。発音・発声の工夫が必要ではないでしょうか。今までにも行ってきている防災行政無線の放送に関する市内全域の検証はどのように行われ、その結果に対処する方法は検討されたのでしょうか。具体的な対策はいつ、どのような形で行われるのでしょうか、お聞きをします。
 ちなみに、祈年に関しては、日ごろから公民館のスピーカーが祈年駐車場に設置されているので、西のほうの者は公民館からの放送がよく聞こえますが、防災無線の音が聞こえる東のほうの者には公民館の放送が聞こえません。つまり、防災行政無線のスピーカーを祈年駐車場のスピーカーのそばに取りつければ、西のほうの者にも一斉放送が伝わるということです。
 3問目は、原発再稼働の必要性と安保法案について質問します。
 まず、十分足りている電気と原発再稼働の必要性についてお聞きをします。
 県議会2月定例会本議会で、2014年2月28日、日本共産党吉良富彦議員による代表質問です。伊方3号機の再稼働に向けて規制委員会の審査、申請では、基準地震動及び基準津波の評価が二重基準、津波の評価については、土木学会の指針に基づき武村式を用いているが、基準地震動を導く場合、電力会社は入倉式を用いている。入倉式を使った値は、武村式の4.7分の1になる。伊方原発の基準地震動は、入倉式では570ガルとなり、土木学会指針の武村式では2,680ガルとなる。四電は基準地震動の2倍の裕度を持つと説明するが、全く足りず、重要機器が壊滅する値2,000ガル以上になるという岡村眞氏の指摘とも一致する。入倉式は、世界中の244の地震から抽出した米国、中国等のアジア、南米、トルコ、イラン等の約40の地震データをもとにして、国内地震は福井地震のみ。武村式は、全て日本国内の地震データに基づいており、武村式が大きな規模になるのは、日本の地震の特性を反映しているためです。入倉氏自身が、2012年5月に放送された「検証・伊方原発、問い直される活断層」で、570ガルを見直すべきだと思っている。東日本大震災から何を学ぶかが非常に重要と述べています。安全神話を真摯に反省するなら、より安全側に立った武村式を採用すべきです。
 ことし7月4日に日本の地震学の権威である岡村眞高知大学総合研究センター特任教授の講演が、県立大学永国寺新キャンパスであり、中央構造線から6キロメートルしか離れていない伊方原発では、少なくとも1,000ガル以上の基準地震動を想定すべき。基準地震動を650ガルに設定し、安全審査をクリアした伊方3号機の再稼働へと向かう四国電力と政府の姿勢は、サイエンスへの冒涜、自然の前にもっと謙虚でなければならないと警告されました。
 また、他の電力会社では1,000ガルを大きく超えて設定されている基準地震動が、伊方の場合は中央構造線という巨大な断層が480キロメートルにもわたって動くことを前提にしながら、650ガルにとまっていることの不可解さを指摘し、伊方原発は建設当時は375ガル対応でつくられているため、これ以上の補強では耐震強度を上げることが難しいことが背景にあるのではないかとし、このような基準の審査で再稼働することは許されないことを強調されました。
 岡村教授の最近の調査では、これまで明らかになっていなかった2,000年程度前に九州全域を襲うような超巨大津波が発生したことを証明する調査の結果が出ていることも紹介をされております。
 2011年7月以降、四電との勉強会を10回以上繰り返している尾崎正直知事は、5月26日の定例会見で、脱原発というベクトルを絶対に放棄すべきではなく、勉強会という方式をとることによって具体的な安全性を公開のもとでただしていくほうが、はるかに県民のために安全性を確保し得る実効性のあるやり方ではないかと判断して対応してきたと述べています。
 四国電力新社長佐伯勇人社長が、5月22日付の高知新聞インタビューで、伊方原発1・2・3号機全機活用方針を明言したことに、県側がフェーズアウトの段階を示せ。40年を経過している1号機はもういいだろうと反発したら、四国電力は返答に窮した。社長が公言している社の大方針を現場が否定するわけにはいかないが、脱原発を目指し段階的廃炉のスケジュールを求めてくる準地元県で大株主の高知県の要求もむげにはできないということです。
 橋詰市長も県ほどではなくても、四国電力がじきじきに挨拶に来るぐらいの大株主ですので、危険な原発を再稼働させなくても、総括原価方式のシステムなんだから、会社を運営できなくなるわけではないし、配当はなくても市民の命と財産のほうが大事だからリスクを犯しなさんな、と言ってくださることを求めます。
 原発を稼働しなければ、火力発電への依存度が高まり、再生可能エネルギーなどとの併用では、安価で安定的な電力の供給ができず、環境への配慮が必要と言いますが、伊方は2012年1月13日から全ての原発が停止をしているにもかかわらず、2011年度の火力発電設備の利用率は48.8%、2012年52.8%、2013年53.9%、2014年51.2%となっています。2014年度で見ますと、原発停止前から2.4%増加しているだけです。福島原発の事故以来、国民の節電意識の高まり、電気製品の省エネ化、再生可能エネルギーの普及等で十分電力は足りています。2.4%ぐらいの数字なら、四電が送配電網が満杯になって太陽光発電の買い取りができないと言わず、電柱についているトランスを容量の大きなものに交換すれば済む話です。
 また、その費用を売電者に負担させるのではなく、既得権益を授受している者として負担し、安全・安心・クリーンな電気の供給に努めるべきではないでしょうか、お聞きをします。
 原発の電気が安価でないことは、福島原発の事故で証明されており、原子力発電のコストの研究者として知られる大島堅一立命館大教授が、2015年3月21日高知市県立人権啓発センターの講演で、福島原発事故の費用は最低11兆円だが、幾らかかるかわからず、請求書は後から来る。これを税金と電気料金で支払う仕組みになっており、電力会社は身銭を切らない。電力会社が原発再稼働に固執する要因として、事故費用の負担を電力会社が回避する現在のシステムを指摘しました。
 また、四国電力が再稼働申請で合格している伊方3号機はプルサーマル運転で、ステップ2燃料とMOX燃料を組み合わせた全国で唯一の原発です。プルサーマル運転は、世界的にも運転実績が少なく、制御棒のききが悪い、熱効率が悪く割高、使用済み核燃料は発熱量が大きく、より長期の保管が必要で、死の灰の量が多く、事故の影響が一般の原発より大きいという問題点が指摘されてきました。なぜ早期稼働が必要と言いながら、より危険で住民の理解が得にくいプルサーマルに固執するのか。それには理由があります。プルトニウムを使うということが、その理由です。青森県六ヶ所村につくられた使用済み燃料からプルトニウムを取り出す再処理工場までつくっています。日本は国内外にプルトニウムを45トンも保有しています。それは、長崎に投下された原爆4,000発分をつくれる量であり、世界中からその危険性を指摘され、日本は使い道のないプルトニウムを持たないという国際公約をさせられています。だから効率の悪い危険なプルサーマルを動かそうとしているのです。世界中で唯一原爆投下をされた被爆国なのに、その原爆を持とうと画策しているのです。
 核の平和利用と言いながら、安倍首相も官房副長官だった2002年、核兵器の保有は憲法違反ではないという趣旨の発言をし、批判を受けています。その画策はずっと続いていたということが、国会議員枠で新規公開株が購入できると知人をだました武藤貴也衆議院議員の2014年4月の月刊日本のインタビューで吐露されました。日本は自力で国を守れるように自主核武装を急ぐべき、日本の核武装反対論は論理ではなく感情的なもの、核兵器は安上がりな兵器だと考えていますと、日本の核武装論を提唱しています。戦争へ行きたくないという主張は、利己的とも発言しています。あなたが先頭を切っていくのですねと言ってやりたい気持ちです。武藤議員は、安倍首相が会長を務める神道政治連盟国会議員懇談会のメンバーでもあります。
 こういう長い画策の中から提案された安保法案は、戦争法そのものです。その安保法案に賛成、合憲と表明された橋詰市長は、南国市民を戦争する国へと導かれるのでしょうか、お聞きをします。
 4問目は、祈年忠霊塔北西の産廃と源希義の鞍掛岩について質問をします。
 1、祈年忠霊塔付近の廃棄物について、ことしの3月議会で取り上げましたが、その後の市の対応と解決の見通しはどうでしょうか。地権者や業者との話し合いはできましたか。
 2、環境衛生上、今の管理の仕方は問題ではないでしょうか。法的な問題はないですか。強い風でフェンスのトタンや中に置いてあるポリ容器などが道路や田んぼに飛んで交通の妨げになるし、地域住民は困っており、署名を集め行政に対応を求めています。
 3、地権者、業者と解決できないなら、抜本的な対策として、この場所を公園として整備されてはいかがでしょうか。この祈年忠霊塔付近は、紀貫之が10世紀に土佐に来てから約250年後の12世紀、日本が貴族社会から武家社会に移っていく時期に、源平両派の戦いがあった場所です。鎌倉幕府を開いた源頼朝の弟・源希義が、兄の挙兵に合流しようとして幽閉されていた寺を抜け出してここまで来たとき、平家方に追いつかれ討ち取られています。そのときに希義が鞍を置いた岩が鞍掛岩として伝えられ、鳶ヶ池中学校正門前に833年前の名残をとどめています。吾妻鏡にも記されている歴史的にも重要な事件であり、この地域の歴史公園として整備することも一案だと考え、公園化を提案するものです。産廃への市の対応と公園化を含めた対策について市長の考えをお聞きします。
 また、祈年公園が大草になり、公民館長がたびたびその対処要請を市のほうに求めていますが、いまだ放置されたままです。周りの田んぼの稲が刈られ、そこにいた虫たちが祈年公園に集中をしてきています。そこでは子供たちがほとんど毎日といっていいくらい遊んでいます。子供は虫が攻撃をしやすい対象です。どうか早急に大草を処理していただくよう、委託業者のほうに要請をしていただくことを求めます。
 以上で1問目を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。
○議長(前田学浩君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 村田議員さんの質問の中に、私が去る9月6日に高新のいろいろな質問についてお答えをしたこの安全法制について、賛成であるか反対であるかということに賛成し、憲法上も合憲であると言ったことが、南国市民を将来にわたって戦争へ導くんじゃないかということでございますが、私は一地方自治体の首長でありまして、戦争の云々ということのその任にはございませんので、そういうお答えにはどうもできるかできんかというようなことには申し上げかねますが。断っておきますことは、これは去る8月でしたか、高知新聞社がこの内容については市長の見解をいただきたい。全県下の市町村に対して同じ内容を問います。そして後ほど新聞紙上で公開させていただきますと、こういうことでそれに答えたものでございますので、御理解のほどをよろしくお願いしたいと思います。
○議長(前田学浩君) 教育次長。
      〔教育次長兼学校教育課長 竹内信人君登壇〕
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人君) おはようございます。
 村田敦子議員さんからの御質問にお答えをいたします。
 小中学校へのエアコン設置については、6月議会で岩松議員さんへの御質問にもお答えいたしましたが、今年度進めております小中学校の非構造部材の耐震化工事が終わりましたら、次は普通教室へのエアコンの設置を計画的に進めてまいりたいと考えております。
 村田議員さんもおっしゃいましたように、夏場における教室環境、特に暑さは大変なもので、児童・生徒の学習面や体調面にも影響を及ぼします。また、近年においては、夏休みといえども補習や加力学習等で教室を利用することが多くなっております。さらに、学習指導要領の改訂に伴う授業時数の増加から、今後は長期休業の短縮についての検討をする時期も来ている状況を考えれば、ますます普通教室へのエアコンの必要性は高まってまいります。
 現在、常時使用している普通教室でエアコンが設置されていない学級が、南国市内の小中学校で120ほどありますので、年次計画を立てて整備をしてまいりたいと思います。いずれにいたしましても、設置にかかわる費用やランニングコスト等財政面やエアコン稼働に伴うアレルギー等健康面も考慮しつつ、子供たちの学習環境の整備に力を入れていきたいと考えております。
 なお、補助金等につきましては、学校施設環境改善交付金大規模改造の質的整備ということで、算定割合が3分の1になるようです。いずれにいたしましても、財政負担は大きいので関係各課と検討してまいりたいと思います。
 次に、35人学級についての御質問がありました。
 現在、南国市の小中学校におきまして、30人以上在籍する学級が小学校で17、中学校で16ほどあります。このような状況ですので、現在30人学級への要望を高知県市町村教育委員会連合会と県教委とがあわせて国のほうへ要望を行っております。こういった活動を今後も継続して続けていきたいというふうに考えてます。
 以上です。
○議長(前田学浩君) 危機管理課長。
      〔危機管理課長 中島 章君登壇〕
○危機管理課長(中島 章君) おはようございます。
 村田議員さんからの防災行政無線についての御質問にお答えいたします。
 まず、聞こえない地区の把握につきましては、昨年8月豪雨や訓練時などの状況について、自主防災組織の皆さんに御協力をいただき調査を行っております。まだ聞こえないところや、ふくそうしているところなど把握し切れていないところがありますので、引き続き把握に努めてまいります。
 放送方法の見直しにつきましては、この8月30日の県内一斉避難訓練において、職員の放送でなく、パソコンによる合成音での放送を試みました。放送の聞こえ方は天候などにより左右されますが、この日の放送は、激しい雨も重なり聞こえなかった、何を言っているのかわからない、早口でわかりにくかったなどの意見がありました。今後につきましても、放送方法につきましては研究検討をしてまいります。なお、防災行政無線の放送内容につきましては、電話で確認することができますので、聞き逃した場合には御利用いただけたらと思います。
 聞こえない地域や聞こえづらい地域の解消につきましては、現在十市地区でスピーカーを設置しているところであり、今後につきましても、計画的に解消に努めてまいりたいと考えております。
 なお、防災行政無線の聞こえ方は、天候や風向きなどにより左右されます。防災行政無線は、情報収集の手段の一つであると考えていただき、テレビ、ラジオ、インターネットなどから情報収集をお願いしたいと思っております。そのほか緊急速報メールや市のホームページ、フェイスブックで情報を発信いたしますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 企画課長。
      〔参事兼企画課長 西山明彦君登壇〕
○参事兼企画課長(西山明彦君) おはようございます。
 村田議員さんからは、毎議会ごとに原発についての御指摘をいただいておりますけれども、この間にも御承知のように、川内原発の再稼働あるいは伊方原発の規制委員会審査合格など、状況は変化いたしております。村田議員さんが言われますように、現在は原発で電力は不足しておりません。
 しかしながら、これまでにもお答えしてまいりましたとおり、一方で火力発電に依存しているという現状があり、それは地球温暖化防止、CO2削減という観点から問題があるというふうに思われます。今後、順次再生可能エネルギーに転換していくのがよいと思います。もちろん原発は稼働しないにこしたことはないということですけれども、順次再生可能エネルギーに転換していく必要がある。
 しかしながら、なかなか一気にはそういった転換もできませんので、現在におきましては、日本経済を下支えする電力の供給について、国がまとめました電源構成、エネルギーミックスに沿っていくのがベターではないかというふうに考えております。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 環境課長。
      〔環境課長 島崎 哲君登壇〕
○環境課長(島崎 哲君) おはようございます。
 村田議員さんの御質問にお答えいたします。
 当該土地につきましては、プラスチック類が野積みされ、ブラウン管テレビも多く放置されている状況を昨年来確認しておりまして、現在も同様の状況でございます。産業廃棄物の所管であります県中央東福祉保健所とともに現地確認を行ったところでございますが、県は、持ち主が不要物と認めていない段階では廃棄物には当たらないとのことでございました。ことし3月議会で放置されているものの大部分が廃プラスチックであり、産業廃棄物と解すると答弁いたしましたが、訂正させていただきます。
 これまで土地の所有者に対しましては、対応を求めるべく所有者宅を訪問いたしました。訪問時は不在であり、連絡がつかない状況がしばらく続きましたが、ことし5月に所有者より市へ連絡がありました。所有者は、当該土地を貸しておりますが、現在は借り主と連絡がつかなくなっており、賃貸料も滞納されているとのことでございました。しかし、所有者によりますと、これまでの支払いも1年程度の賃貸料をまとめて支払ってもらっているので、今回特に変わったことではないとのことであります。借り主に連絡がつきませんので、所有者に片づけを依頼しましたが、当該土地に置かれているものは借り主の財産であり、貸し主の判断で処分できないとの回答でありました。借り主と連絡がついた場合、片づけを依頼すること、環境課へ連絡することをお願いしております。
 これまでの交渉で、相手方は貸借関係も含め財産権を主張しているところであり、県中央東福祉保健所の見解によると、廃棄物関係法令に基づく撤去・処分は困難とのことでございますが、市としましては、今後の指導方法について弁護士と相談し、土地の適正な管理が行われるよう検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 都市整備課長。
      〔都市整備課長 若枝 実君登壇〕
○都市整備課長(若枝 実君) おはようございます。
 村田議員さんの御質問にお答えいたします。
 当該土地について公園にしてはどうかという御提案についてでございますが、当該土地は、源頼朝の実の弟である源希義が平氏による迫害を受け息絶えたとされる源希義戦死伝承之地に近い場所に位置しております。また、源希義戦死伝承之地の道を挟んで西側には、愛馬の鞍を置いたと伝わる鞍掛岩もあり、この場所は文化的な価値があると認識はいたしております。
 村田議員さんの言われるように、当該土地を市が買い上げて一帯を公園として整備することは問題解決の一つの方法であるとは存じますが、これには相当な財政負担も必要となってまいります。引き続き当該土地の借り主の所在の把握に努め、所在が判明すれば連絡をとり、適正な管理を依頼することにより問題を解決していくことが基本であると考えております。先ほど環境課長が答弁いたしましたとおり、まずは環境課を中心といたしまして問題の解決を図っていくべきであると考えております。それでも解決に至らない場合には、公園化についても検討を始めさせていただきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いをいたします。
 次に、祈年公園の草の問題におきましては、早急に業者に委託しまして対応してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 平山副市長。
      〔副市長 平山耕三君登壇〕
○副市長(平山耕三君) おはようございます。
 7月1日付で副市長に就任いたしました平山耕三と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 本日は本議会の貴重な時間をいただき、私の所信を述べる機会をいただきましたことを、前田議長様初め議員の皆様に心より感謝を申し上げます。
 私は、昭和61年4月に南国市役所に採用になり、ことしで30年目となります。この間、資産税係、保護係、住宅管理係、国体推進室、こうち人づくり広域連合、そして財政係と務めてまいりました。中でも思い出に残っている職場としましては、国体推進室とこうち人づくり広域連合でございます。国体推進室では、4年と8カ月国体終了まで務めさせていただきました。その中でバドミントン競技会場の南国市立スポーツセンターの周辺12ヘクタールにわたり、コスモスの花を咲かすことができた。それは三和コスモスフラワークラブを初め小学生、中学生また企業、市民の多くの皆様に御協力をいただいてなし得たことでございました。来場された選手、監督、観客の皆様からは、コスモスの花をありがとうという多くのメッセージをいただきました。本当にうれしくやりがいを感じた経験でございました。
 また、その後派遣していただきました、こうち人づくり広域連合では、これからの地方分権時代を担う人材育成に務めらせていただきました。その中では、私自身変わらねばと思う意識も考えらされたところでございます。
 現在の日本は、少子・高齢化、生産年齢人口の減少と言います人口オーナスとも言われまして、非常に厳しい時代を迎えたというふうに感じております。この時代には、みずからの創意工夫により、みずからの課題解決を図るように取り組んでいく姿勢が必要であるというふうに感じております。その第一歩が地方創生であり、また、まち・ひと・しごと創生総合戦略の策定・実行であるというふうに考えております。このような時代に副市長に就任させていただいた責任の重さを日に日に感じており、身に余る光栄と同時に、非常に責任が大きくかかってきたなという実感を持っております。
 これからは南国市の課題解決を図っていくため、職員一同と連携をとり、全力で市長をサポートしてまいりたいと考えております。これからも議員の皆様には御指導、御協力よろしくお願い申し上げまして、私の所信とさせていただきます。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
○議長(前田学浩君) 渡部財政課長。
      〔財政課長 渡部 靖君登壇〕
○財政課長(渡部 靖君) おはようございます。
 この7月より財政課長を任命されました渡部と申します。本日はこのようなお時間をいただき、まことにありがとうございます。
 南国市内では「渡部」という姓には余りなじみがないと思われますように、私の両親は愛媛の出身でございます。父の仕事の関係でこちらに家を借りお世話になることとなり、私はここ南国市で生まれました。両親にとっては縁もゆかりもない地ではありましたが、地域の方々に温かく迎えられ、私自身も地元の日章小学校では少年野球チームの創設にかかわれるなど、多くの友人、先輩、後輩に恵まれました。私が小学校6年のとき、父はそろそろ家を建てようかと実家のある松山へ帰ることも考えておりましたが、友人たちのいるここ南国市に残りたいという私の思いと両親も今までお世話いただいた御近所の方々との日々をこれからも続けたいとの思いから、こちらに家を構えることとなりました。両親が南国市にお世話になってからもう50年以上となりました。父は私が市役所に入所した年に亡くなりましたが、その後は母ともどもそれまで以上に周囲の方から気をかけていただいております。
 私も市役所に入所し28年目を迎えましたが、これまでいろいろとお世話になってきました市民の皆様と我がふるさと南国市のますますの発展に向けて微力ではございますが努めてまいりますので、議員の皆様の御指導を今後ともよろしくお願いいたします。
 以上をもちまして私の所信表明とさせていただきます。御清聴いただきありがとうございました。
○議長(前田学浩君) 10番村田敦子さん。
○10番(村田敦子君) それぞれに御答弁をいただきましてありがとうございました。
 エアコン設置の件ですが、国の補助事業で3分の1の補助ということですが、県の教育長も全国で32.8%のところを本県は13.8%の設置率でとてもおくれていることを認めておられますので、市町村の取り組みを支援する県制度の新設も求め、県にも補助をしていただくことを要請しながら、できるだけ早くに環境整備をお願いをしたいと思います。
 また、40人学級のことについてですが、長岡小学校の5年生は、現在39人のため1クラスとなっていますが、空間がほとんどなく、先生が授業中通るために4つの机をくっつけて座り、どうにか通路を確保しています。テストのときには、机を離さなければいけないので、そのときには一番後ろの列は、完全にロッカーにくっついています。教室の中は常時人いきれでむんむん状態であり、今は少し秋めいてきていますが、夏の間は毎日3ないし4人の生徒が気分が悪くなり、保健室に行くという状態でした。ロッカーから学習用具をとるときにも、帰り支度をするときにも通路が狭いので一斉に取りかかれず、変わりばんこに必要なものをとるということで、時間がかかってしまいます。このまま来年度6年生になれば、ますます教室の空間は少なくなり、夏ともなれば、常時保健室に行かなければならない児童がふえることが懸念をされます。現在30人以上のクラスが小学校で17、中学校で16ということで、30人学級の要望をされているということですが、早急な対応が求められています。
 また、長岡小学校から教育委員会へのそうした報告はあったのでしょうか、お聞きをします。
 また、教室が30人以上の他の学校からもそういう報告はなかったでしょうか、お聞きをします。
 2問目の防災スピーカーの聞こえについてですが、昨年8月豪雨のときなどの情報、そういうものを整理して聞こえの悪いところ、そういうところに対処をしていかれるということですが、十市地区にはスピーカーをもうつけられたのでしょうか。
 今後も計画的に設置をしていくということですが、まだ聞こえないところがたくさんあると思うのですが、どのくらいのスパンで全てをクリアできるのか、お聞かせください。財政的なこともあるとは思いますが、やはり大事なことですので、それは対応をしていただきたいと思います。
 また、原発についてなんですが、企画課長の答弁では、火力発電に依存していることで環境にも配慮が必要になってくる。また、日本経済を下支えするベース電源として必要ではないかということですが、私がお示しをしましたこの四電のデータでも、2011年から四電の原発はとまっておりますが、火力発電は2.1%だったと思うのですが、それくらいしか火力発電への依存度はふえていません。だから、それぐらいの依存度でしたら、たびたび太陽光発電の電気を送電網がもう満杯になるので受け入れられないというように四電が言っていますが、それは本当に電柱に備えてあるトランスの容量を大きいものにかえれば、受け入れることが可能なのです。だからそれを売電者に負担をさせるのではなくて、四電は既得権益でもうけておりますので、またそれを言うたら四電の負担でしても、それは結局経費として電気代に上乗せをする、そういうことになるがですので、クリーンな安全な電気の供給を四電には求め、やはり廃炉の方向を南国市として示していくべきではないでしょうか。市長も大株主ですので、その影響は強いと思います。よろしくお願いをいたします。
 祈年の産廃についてですが、文化的な価値がたくさん非常にあるという場所であるということは、認識をしていただきました。ただ市が買い上げるという点では、財政的な負担が大きいということで、環境課のほうで今されている対処、それを応援してまずそこから解決の糸口を見つけていくということで、環境課長は弁護士と相談をして対処に努めるということですが、弁護士にもう既にコンタクトはとっておられるのでしょうか、それをお聞きします。
 また、公園にするのに土地を買い上げなくても、借地という方法もあります。地権者の方に今あるごみをきちんと整理をしていただいて、1年も1年半も借地料を滞納する業者さんより南国市のほうが確実に借地料が払えますので、そういう観点で交渉をされることも解消のための一つの手段ではないでしょうか。
 祈年公園は、早急に業者に連絡をしてくださるということで、一日も早い連絡をお願いいたします。
 以上で2問目を終わります。
○議長(前田学浩君) 答弁を求めます。教育次長。
○教育次長兼学校教育課長(竹内信人君) 今、村田議員さんから御質問のありました長岡小学校の5年生39人学級の件ですが、教育委員会のほうにも報告は受けております。今できる早急な対応といたしまして、一番暑い時期、教室の状況を見まして、扇風機を設置をすること、それと5年生の教室の近くに特別教室、広い教室がありますので、そこへの移動というようなことで現在対応をしております。
 以上です。
○議長(前田学浩君) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章君) 村田議員さんの2問目の御質問にお答えいたします。
 十市のスピーカーの設置につきましては、地元で説明会を開き、設置場所について決定をしたところでございます。まだスピーカー自体は、工事にはかかっておりません。
 それから、あとどれくらいのスパンで対策を講じていくのかという質問でございますが、聞こえないエリアの大きさやスピーカーの種類の検討、それをしながら、また補助事業を活用していきたいと思っておりますので、そういうことで計画的に設置したいと考えております。ちょっとスパンについて、期間については、まだかっちりとはようお返事ができません。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 企画課長。
○参事兼企画課長(西山明彦君) 原発について、伊方原発を廃炉にという村田議員さんからの御意見ですけれども、これまでにも申し上げてまいりましたけれども、今回伊方町のお隣の八幡浜市の市長さんが賛成というようなことを表明されたようですけれども、本市につきましては、伊方原発についてどうのというような立場にはないということをこれまでにも御答弁させていただきましたけれども、そういったことで御理解お願いしたいというふうに思います。
○議長(前田学浩君) 環境課長。
○環境課長(島崎 哲君) 村田議員さんの2問目でございますが、現在弁護士とコンタクトをとっておるのかという質問でございますが、現在のところ、まだとっておりません。弁護士とコンタクトを持つよう指示をしておる段階でございます。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 都市整備課長。
○都市整備課長(若枝 実君) 村田議員さんの2問目についてお答えいたします。
 借地で公園化にもできるということでございますけれども、やはり基本は先ほども申しましたとおり、環境課においてまず借り主のほうとコンタクトをとり、基本適正な管理を依頼することによって解決していくということがまず基本ではないかと思っておりますので、それでも解決に至らない場合は、先ほど申しましたとおり、公園化については検討を始めさせていただきたいと思いますので、御理解のほどよろしくお願いをいたします。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 10番村田敦子さん。
○10番(村田敦子君) 御答弁ありがとうございます。
 原発のことなんですが、お隣の市が賛成をしたからといって、南国市はそういう立場にないということなんですが、あれがそこだけでとどまるものならいいのですが、そういうものではありません。目にも見えない形で事故が起きたときには、この南国市にもやってくるわけです。だから市民の命を守る行政として、言うべきことは言えると思います。だから、あらゆる方法を考えて、市民の命を守るという観点で対処をしていただくことを求めます。
 また、祈年の産廃なんですが、まだ弁護士と連絡をとっていない、指示をしている段階ということですが、早急に連絡をとってください。そして早急に解決をしていただきたいのです。それでらちが明かないのでしたら、初めてそのときに都市整備課長が動いてくださるということですので、祈年の住民、祈年の皆様の意向、祈年の住民の署名も重きを置いていただきたい。それを求めます。
○議長(前田学浩君) 環境課長。
○環境課長(島崎 哲君) 議員さんのおっしゃられるとおり、早急にコンタクトを持ちたいと考えております。