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検索結果 »  平成27年 第384回市議会定例会(開催日:2015/06/12) »

一般質問1日目(西岡照夫)

質問者:西岡照夫

答弁者:市長、関係課長


○議長(前田学浩君) 20番西岡照夫君。
      〔20番 西岡照夫君登壇〕
○20番(西岡照夫君) 少し予定の時間より早く進んでおりますので、私もできる限り簡潔な質問をさせていただきたいと思います。
 まず初めに、市長の政治姿勢についてお伺いをいたします。
 1点目は、イオンの南国市出店についてであります。
 昨年来イオンの南国市への出店が市民の間で話題になり、今年になって計画の内容が土地あっせん業者より市に示されていると思いますが、業者からの私が聞いた話によりますと、2,000人規模の雇用が見込まれ、税収は数億円になるとのことであります。南国市にとっては大変ありがたい話であります。
 しかし、計画用地の地権者との交渉、道路計画や造成による排水対策など、クリアしなければならない問題がたくさんあると思われます。特に市道稲吉篠原線については、社会資本整備総合交付金事業として既に路線決定をされていると思いますが、イオン側の希望する路線変更については、市としてはどのように考えておられるのか、これまでの経過と今後の見通しについて、計画面積なども含め市長にお伺いをいたします。
 2点目は、南国市立大篠公民館改築についてであります。
 これまで橋詰市長より、中央公民館と大篠公民館との合築で健康、福祉、芸能も視野に入れた市民ホール的な施設をとの考えが示されていたように記憶をいたしておりますが、改築時期については、いつになるのか明確になっていません。
 大篠公民館は開設以来40数年経過をし、建物の老朽化や設備の不備、ふぐあいも顕著となっております。また、近年の異常気象による風水害や台風、地震などの災害時における避難場所として、現状では公民館施設としての機能、役割を十分果たすことが難しくなってきています。
 26年度に後免公民館が、27年度に前浜公民館がそれぞれ地域の防災拠点施設として完成、改築が進められており、次はいよいよ大篠公民館と期待をするところでありますが、さきにも述べましたように、市道稲吉篠原線の進捗状況とも絡んで改築がおくれるのではないかと危惧をするわけですが、大篠地区の防災拠点としての位置づけからしても早急な改築が望まれます。市長のお考えをお伺いいたします。
 大きい2番目でございます。今年の選挙日程と投票率向上対策についてお尋ねをいたします。
 春の統一地方選挙も終わり、南国市での今後の選挙日程についてお聞かせをください。既に市議会議員選挙については、先日10月4日告示、10月11日投開票が決定と発表がありました。その後の高知県知事、南国市長選挙の日程はどのようになっているのか。そして、投票率が毎回下がっていることについてどのように受けとめ、今後どのような向上対策を検討されているのかをお尋ねいたします。
 例えば南国市では、防災無線による防災南国市で定時に一斉放送がされていますが、これを活用して投票日に投票に行くような呼びかけをされてはどうかと思います。午前中、お昼、夕方、投票日に3回ぐらいの呼びかけをされてはどうかと思います。
 また、期日前投票を現在市役所だけで行っていますが、他の場所での対応などはできないものか、あわせてお尋ねをいたします。
 3つ目でございます。道路行政についてお伺いします。
 (1)の後免東町交差点改良でございますが、新川雨水幹線工事も後免東町交差点まで延び、交差点改良に本腰を入れるときが来たのではないかと思われます。以前から懸案になっております南東角のすし店を含む3軒の移転買収などにより計画が大きく進展するものと期待するところですが、現在までの経過と今後の取り組みについてお尋ねをいたします。
 (2)市街地の道路、水路の改修についてであります。市街地の狭隘な道をグレーチングなどで水路を伏せ込むことにより利便性の向上にもつながり、緊急時の対応もスムーズに行えると思われますが、地域によっては地元の水利管理者の許可がなければ、地域住民が必要性を幾ら要望しても取り上げてもらえないのが実情であります。
 そこで、市の担当課などが調整役を務めていただくことはできないものかお尋ねをいたします。また、市単独事業の市道、農道、水路などの改修費の予算の増額はできないものかお尋ねをいたします。
 次に、4点目でございます。犬のふん害条例制定についてです。
 以前の議会でも質問をさせていただきましたが、その折の答弁は、広報や啓発看板、狂犬病予防注射の折などで周知を図り、環境への配慮を促すとのことでした。あれから数年が経過しましたが、いまだに犬のふん害は解消されず、あちこちで見かけます。マナーを守らない人に注意をしてトラブルになることも起こっています。
 そこで、市のポイ捨て条例に従って犬のふん害防止条例を制定してはと思うが、環境課長にお尋ねをいたします。
 次に、5番目でございます。物部川流域博(仮称)についてお聞かせください。
 現在まるごと東部博が開催をされています。地域の情報発信はもとより、観光面でも最適の催しではないかと思われます。
 そこで、南国市、香美市、香南市が連携して物部川流域博を計画してはどうかと考えます。幸い物部川流域ふるさと交流推進協議会があり、3市の市長、副市長、議長、担当課長、賛助会員で組織をされ、物部川流域の機能や価値についてそれぞれ相互理解し、流域の調和のある発展を図ることを目的としています。
 これまでこの会での協議内容は、山林の荒廃、鹿による食害対策や物部川の環境保全などに関する催しを行うことなどとなっているように思われます。ちょうど今年9月に3市でそれぞれ協力し合い、商工会や観光協会を中心に3市が連携をし、物部川流域ふるさと食祭りといったような名称になろうかと思いますが、開催が計画をされていると聞いています。この催しを契機にそれぞれの関係者が協議会を重ねてぜひ物部川流域博実現に向けて取り組んでいただきたいと思いますが、このことについてお尋ねをいたします。
 以上で1問目を終わります。
○議長(前田学浩君) 昼食のため休憩いたします。
 再開は午後1時であります。
      午前11時47分 休憩
      ――――◇――――
      午後1時   再開
○議長(前田学浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 西岡議員に対する答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 私からは、西岡議員さんの2つの問題について御答弁を申し上げたいと思います。
 まず最初に、イオンの南国出店のことでございますが、まずこれまでの経緯をかいつまんで申し上げたいと思います。平成26年つまり昨年2月に計画提案書を持参しまして、初めて南国市に相談がありました。計画案では、現在のマルナカ南国店の敷地を含めてその北側に約15ヘクタールの面積を開発しようとするものでございました。開発予定区域内には本市が既に平成25年より着手している市道稲吉篠原線の一部も含まれていますことから、市道稲吉篠原線の計画変更についての要請もございました。
 しかし、本市といたしましては、計画案に何を具体的に誘致するのかという具体性が余りなく、詳細が明確でないために、地区計画の提案書としては受け取れない旨の回答をいたしました。
 そして、この計画案が示されまして、同年4月に関係各課が集まりまして、この大型商業施設進出につきまして、まずは情報を共有し、制度上の取り扱いあるいは課題について検討を始めております。今現在も開発者側と関係各課でいろいろな課題について協議中でございますし、まだ具体的な提案が示されていないため、詳しいことは申し述べられる段階ではございませんけれども、開発予定地はその大部分が市街化調整区域でございまして、開発につきましては当然市街化調整区域におけます地区計画の都市計画決定という作業が必要となりますことから、協議窓口を都市整備課に置きまして対応しておるところでございます。
 今後は、市道稲吉篠原線の計画変更の問題あるいは農用地域の除外の問題、農地の転用の問題、排水処理の問題、交通渋滞対策の問題、そして大規模集客施設の立地に伴います広域調整、つまり床面積が1万平方メートルを超えることにつきましては、都市計画を実施しておりますお隣の高知市あるいは香美市との協議、こういうことも必要になります。これらの問題を解決できる具体的な提案がなされていないため、今のところ立地のめどが立っていないというのが本当のところでございますけれども、引き続き協議はしていく考えでございます。なお、この市道稲吉篠原線の計画変更につきましては、来年に向けての国への計画書提出、これが10月が期限でございますので、9月までにはこの問題だけについても問題解決の糸口をつけなければならない、このように相手側にもお話をしてございます。
 次に、老朽化が著しい大篠公民館、中央公民館も含んだ建てかえの問題でございます。
 市立公民館の改築につきましては、原則古いものから順次建てかえを行っておるところでございますが、本年度は昭和48年建設の前浜公民館の改築に取り組みを進めているところでございます。
 御質問の昭和49年建設の大篠公民館につきましては、これまで同じ敷地内にございます中央公民館とあわせて文化的な複合拠点施設としての建てかえを予定いたしまして、早期実現を目指した検討を重ねているところでございます。
 しかしながら、私がこれまでの議会でもたびたびお答えしましたとおり、その実現を目指して優先課題であります南海トラフ巨大地震対策を初め、諸問題解決に向けた取り組みを全力で進めてきたところでございますが、文化的な複合拠点施設としての早期実現はなかなか困難な状況にございます。
 そのような中、先月でございましたが、私のところに大篠の地元から大篠公民館の早期建てかえ要望書が提出されました。確かに現実は、建物の老朽化あるいは設備の不備、ふぐあいなども顕著になりまして、公民館施設としての機能、役割を十分に果たすことが難しくなっていることも以前から承知をしております。
 したがいまして、公民館機能とそれから災害のときの避難施設と、加えて文化機能もということを少し後退させまして、公民館機能と防災機能、これをあわせ持つ公民館改築に少し変更しようかと今思っておるところでございます。
 このまま財政健全化といいますか、こういうものも維持していきまして、最短であれば平成29年に造成、あるいは造成と同時に設計をし、30年度建築と、これが最短距離ではなかろうかと今のところ考えているところでございます。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 建設課長。
      〔建設課長 松下和仁君登壇〕
○建設課長(松下和仁君) 西岡議員さんの市道稲吉篠原線における進捗状況についてお答えいたします。
 本路線は、平成24年3月21日付で市道認定され、国の補助事業を活用し、平成25年度から平成34年度の10カ年計画にて事業化された路線であります。
 南国市立中央公民館付近から大篠保育園北側を経て南国市消防署前の市道南国129号線までの間、総延長820メーター、片側1車線、車道7メーター、両側に歩道3メーター、全幅員13メーターの道路計画でございます。平成25年度には用地測量並びに設計業務を完了し、平成26年度より用地買収に向け作業を進めてまいりました。
 しかしながら、本路線がイオンより出されました地区計画による商業施設開発の計画協議を受けている区域内にあることから、進捗状況を見きわめるため、また平成28年度も継続して市道稲吉篠原線を進めていくための国への本要望のタイムリミットであります平成27年度9月末日までの間、市道稲吉篠原線の施行を中断しております。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 選挙管理委員会事務局長。
      〔参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長 田渕博之君登壇〕
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(田渕博之君) 西岡議員さんの御質問にお答えいたします。
 まず、ことしの選挙日程ですが、年内には市議会議員選挙、知事選挙、市長選挙の3つの選挙が予定をされております。
 最初に、市議会議員選挙ですが、議員さんがおっしゃいましたとおり、6月2日開催の選挙管理委員会で、10月4日告示、11日投開票の日程を決定をいたしました。このことは「広報なんこく」で7月号、9月号でまたお知らせをする予定です。
 次に、県知事選挙ですが、現在県選挙管理委員会の決定を待っている状態です。現時点での情報では、7月中下旬に県選挙管理委員会を開催して決定をしたいということです。
 次に、市長選挙ですが、過去2回は県知事選挙と同時に行われましたが、今回は県知事と市長の任期満了の関係を見てみますと、県知事は12月6日、市長は12月23日が任期満了の日でありますので、11月29日に県知事選挙があれば同時ということができますが、再選挙のことを考えますと、まずこの日程はないのではないかというふうに思われます。よって、今回は市長選を単独で行うことが濃厚であるというふうに思われます。なお、日程につきましては、知事選挙の日程が決まってから臨時の選挙管理委員会を開催し、決定をしていくこととしております。
 次に、議員さんから御提案のありました投票率向上対策でございますが、まず防災行政無線の活用については、過去に検討した経過もあります。危機管理課としまして、防災行政無線の運用基準は、市民の生命、身体及び財産を災害から保護するものということになっておりまして、御提案のありました放送を流す内容というものはこの基準からはできないということで判断をいたしました。
 また、期日前投票所の開設につきましては、投票所をどこに開設するのか、また二重投票を防ぐためシステムをつなぐ回線をどうするのか、そして投票管理者、立会人、事務従事者等の確保が必要となってまいりますので、いろいろ問題があります。今後引き続き検討していかなければならないというふうに考えております。
 なお、今回の市議選から初めて選挙公報の発行を行います。従来はポスター掲示や選挙用はがきでしか立候補者の公報ができませんでしたが、選挙公報を発行することにより、立候補者全員を市民の皆さんにお知らせすることができ、従来特にありました誰が選挙に出ているかわからない、公約もわからないということは一定解消できるというふうに考えております。そのことにより投票率も向上するのではないかと期待をしておるところです。
 投票率の向上にはなかなか特効薬というものがありませんので、関係者とともに地道に取り組みを進めていきますので、御理解をよろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 建設課長。
      〔建設課長 松下和仁君登壇〕
○建設課長(松下和仁君) 続けて回答することを忘れておりまして大変申しわけございません。
 西岡議員さんの市街地の道路、水路についてお答えいたします。
 市街化区域内の狭い道路、水路にふたがけをして拡幅しようとした場合、水利権者である地元の同意が必要となりますが、土ざらえなど水路の清掃がやりにくくなることから同意が得られず、拡幅がストップしているが、市として何か手だてはないかということでございますが、現在のところ水路の維持管理、土ざらえなどは地元にお願いしているところであります。
 しかしながら、ふたが鋼製ぶたやコンクリートぶたであるため重く、作業を困難にしております。今後において市街化区域内の道路、水路の整備を考える中で、こうした道路の拡幅などの計画に市がかかわって道路や水路の整備がおくれている市街化区域の土地利用の促進に努めてまいります。
 また、市街化区域内の市道、農道、水路の予算についてでございますが、地域からの要望に応じて増額要求も検討してまいりたいと思います。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 都市整備課長。
      〔都市整備課長 若枝 実君登壇〕
○都市整備課長(若枝 実君) 西岡議員さんの道路行政について、1後免東町交差点改良の御質問についてお答えいたします。
 後免東町交差点改良についての御質問でございますが、高知県管轄の県道交差点でございますので、高知県中央東土木事務所のほうで進捗状況及び今後の予定を聞いてまいりましたので、お答えいたします。
 平成26年度以降、南国市施行の都市計画道路高知南国線の整備による影響など、周辺状況や将来の交通状況の変化を考慮した交差点改良の実施設計を県警、とさでん交通株式会社と協議しながら進めておりまして、本年度につきましては、用地買収を含めて地元との協議に入っていく予定であると聞いております。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 環境課長。
      〔環境課長 島崎 哲君登壇〕
○環境課長(島崎 哲君) 西岡議員の御質問、犬のふん害条例制定についてお答えいたします。
 犬のふんの放置問題につきましては、これまで広報や啓発看板あるいは狂犬病予防注射の際にチラシの配布等の対策を図ってまいりました。
 近年、全体的には飼い主のモラルが向上しておると思いますが、現在でもなお犬、猫のふん等による苦情は後を絶つことがありません。一部のモラルを欠いた飼い主によるものと思いますが、条例により防止を図ることも必要となってきているのではと考えるところでございます。
 今後は条例化を念頭にふんの放置による迷惑行為を防止する対策を検討していきたいと存じます。
○議長(前田学浩君) 商工観光課長。
      〔商工観光課長 今久保康夫君登壇〕
○商工観光課長(今久保康夫君) 西岡議員さんの物部川流域博、仮称ですけれども、についてお答えいたします。
 これまで物部川流域3市は、近隣であるにもかかわらず余り観光面で連携できているとは言えませんでした。そのため、3市の観光協会、商工会を中心に連携して物部川流域の食、文化などをPRするために、9月27日合同イベント、仮称ですけれども、物部川流域フェスタを開催しようと今現在取り組んでおります。
 そして、このイベントをもとに次年度以降内容を拡大、充実して継続実施していくことで物部川流域3市の地域博覧会が見えてくるのではないかというふうに考えております。
 一昨年開催されました「楽しまんと!はた博」は、半年間の開催で観光入り込み客の16%増を記録し、ことしは県東部の9市町村の高知家・まるごと東部博が直販所、宿泊施設、各種施設、イベント等の10%から30%の集客増を目標に開催されております。また、28年度には高幡地域の「奥四万十博」などの開催も決まっております。
 地域広域博覧会の開催は、地域をPRして観光客の増加を図るだけでなく、観光に関する団体、事業所などの関係者のレベルアップにもつながるものと考えております。物部川流域につきましても、このたび3市合同のイベントの開催を契機に広域博覧会の開催について各市の商工会、観光協会等で議論を重ねていければというふうに考えております。
 また、まだまだそれぞれの市及び団体のほうの考えの違いもあったり、足並みがそろっているとは言えませんけれども、広域観光におきましては、観光のPRや入り込み観光客増も効果的に行えるものと考えておりますので、今後進めていきますので、御支援、御協力をよろしくお願いいたしたいと思います。
 以上です。
○議長(前田学浩君) 20番西岡照夫君。
○20番(西岡照夫君) 市長を初めそれぞれ御答弁をいただきましてまことにありがとうございます。
 2問目をさせていただきます。
 市長よりは、イオンの南国市出店についてこれまでの経過を説明をいただきました。まだまだクリアしなければいけない問題がたくさんあるというような状況でもございまして、まだ明確な出店立地ということは決まってないということでございます。
 ただ、この開発につきましては、先ほども1問で述べましたように、南国市にとっては大変メリットのある事業ではないかなというふうに考えておりますが、それぞれ地権者との問題、先ほどもお話がありました道路計画等々が今後具体的に決まらなければ前へ進まないというのが現状だと思います。
 そういったことも含めて農地転用とかそういったこともこれからの課題であるというふうに御説明をいただきました。これからの進展にある意味期待をしながら、南国市にとってよりよい選択のできるような方向性が示されれば大変ありがたいなというふうに考えております。
 次に、大篠公民館の改築でございますが、以前の橋詰市長の御答弁にもありましたが、今回そういった希望的な文化ホール的なものは少し見直して、できるだけ早く大篠公民館の建てかえに要望に応えていきたいというふうな御答弁をいただきました。
 時期については、29年から30年を見通しておるというふうなお答えでございます。本年度は前浜公民館が改築をされようといたしておりますし、まず本年、来年、2カ年にわたるんではないかなというふうな思いもしますが、できるだけ早期に完成をさせていただいて、できれば来年28年には大篠公民館を改築をしていただけるような、そういったこともぜひ御検討いただきたい。先ほど市長も言われましたが、予算的なことも十分配慮してということでございましたので、そういったことも考えながら、特に先般大篠地区の公民館の関係者が要望もさせていただいた地域の防災拠点となり得る施設として早期の完成をお願いをしたいと思います。
 そこで、中央公民館との関係はどうなるのか。合築であればかなりの規模のものをということでございましたが、そのあたりをどういうふうに今後検討されるのか。現在同じ敷地内にございますので、そういったことも含め、当然中央公民館は大篠公民館よりまだ前に建設をされておりますので、老朽化といいますか非常に危険な建物として現在も使用しておりますので、そういったことも含めて最大限その地域に合った施設を早期に建設をしていただくように再度お願いをしておきたいと思います。そのことについてもできたら御答弁をお願いをいたします。
 次に、選挙日程と投票率でございますが、これは先ほど総務課長のほうからお答えをいただきました。県知事選については、まだ県のほうの具体的なそういったことが煮詰まってないということでございますし、それを受けて南国市長選については協議をするということでございますので、できるだけ早くそういった日程も検討していただきたいというふうに思います。それぞれの心構えもあると思いますので、その辺あわせてお願いをしておきたいと思います。
 また、投票率向上対策については、先ほど防災行政無線の使用については、運用上できないという御答弁をいただきました。これはどうしてもこれ法律的なもんに抵触するのか、こういったことも地方で独自に運用ができるようなやはり改正、そういったこともそれぞれ国なり関係省庁に進言をして利用ができるような幅広い活用方法も考えていただいて、やはり当日一斉放送をすることによって、かなりの方がきょうは投票日であるということがわかるわけでございます。事前にPR用の車が、広報カーが走っておりますが、十分に市民の間で認知をされてないというのが現状でございますので、当日のそういった一斉放送による投票呼びかけについては大変効果があると考えます。
 以前には地区の公民館とか、それから小部落の公民館で放送施設を使ってやってはどうかという話がありましたが、これについてはどうも地域差があるので不公平さが拭えないということで、これも無理であるというふうなことでございましたので、特に今回のこの防災行政無線は南国市全域に網羅して放送が伝わるわけでございますので、こういったことをぜひ活用していただけるような方策をそれぞれの当局にも働きかけていただきたい、そのように思います。
 それから、今回から選挙公報の発行が行われるということでございます。これも以前にどなたかが質問をして、多分こういったことに前向きに取り組んでくれたというふうに思いますが、これが今回どのような効果をもたらすのか見てみたいというふうにも考えておりますし、期日前投票の投票場所の問題ですが、告示の明くる日から投票日も入ってましたかね、期日前ができますが、これにはやはり南部とか中央とか北部とか、そういったところで投票になかなか行けない方をカバーできるんではないかなというふうに思っております。なかなか毎日投票のその場所で立会人とかそういった方を待機させて投票さすということは非常に困難があるとは思いますが、それぞれ2日とかというふうに限って日を指定をして投票していただくような手だても考えられないかなというふうにも思いますので、こういったこともあわせ御検討いただければというふうに思いますので、よろしくお願いいたします。
 それから、道路行政について2点お尋ねをしましてお答えをいただきました。後免東町の交差点改良ですが、これは県道との絡みもございますので、県中央東土木事務所の管轄でもございますので、そことも十分協議をしながら進めていくという御答弁をいただきました。以前からそういったことで県市一緒になって協議をしていただいておりますが、なかなか地権者の賛同がいただけないということで前には進んでおりませんでしたが、最近になって少しそういった地権者との協議も前向きな話が出ておるというふうに聞いておりますので、ぜひこの際、県市一緒になってこれを実現をするように進めていただきたいと思います。
 それから、市街地の道路、水路の改修については、先ほど御答弁をいただきましたが、建設課長には大変申しわけないですが、市のほうとしても積極的に地域とのかかわりを持っていただいて、そういった地区住民の要望に応えていけるような体制、また我々もできるだけ協力もさせていただきますし、そういった面でもやはり市のほうからそういう手だてをしていただければ水利権者のほうも理解をいただけるんじゃないかなというふうに考えますので、ぜひこのことについてはよろしくお願いをいたしたいと思います。
 次に、犬のふん害条例制定については、なかなか環境課長もやりますということはできないかと思いますが、長年にわたってこういうことが放置をされ、まだまだ解消されないという状況でございますので、ぜひ他市の条例等も十分検討いただいて、南国市に合うような内容のものを一日も早くつくっていただきたい、そのことをお願いをしておきたいと思います。
 環境課長には、倉敷市の飼い犬ふん害防止条例というのもお渡しをしてございますので、そういったこともぜひ参考にしていただいてよろしくお願いしたいと思います。
 次ですが、物部川流域博についてでございます。これは先ほど商工観光課長のほうから御答弁をいただきました。私も少し風呂敷を太めましたが、実際一昨年のはた博、また現在のまるごと東部博、こういったことを見ておりますと、やはり広域でそういった観光、物産、文化の発信、そういったことを進める上でも流域博というのは非常に的を射たすばらしい催しであるというふうにも考えますので、ことし9月27日に行われます物部川流域フェスなんかの実績を積まれて、さらに先ほどお答えをいただいたような方向で実現に向けて取り組んでいただきたい、そのように思いますので、ぜひ今後ともに頑張っていただきたいと思います。
 それぞれ質問、2問目をさせていただきましたが、お答えをいただける方はよろしくお願いをいたします。
○議長(前田学浩君) 答弁を求めます。市長。
○市長(橋詰壽人君) 中央公民館と大篠公民館、私はもともと西岡議員言われたような合築といいますか、1カ所へ2つの機能を持たすということがスペース的にもそれから機能的にも合理性を持っているんじゃないかと思っております。
 そして、今までずっとできなかった文化的な活動も一定できるもの、そうやってやれば十分ということにはならないとしてでも、やはりそこまでどうしてもやりたい、私自身もそういう強い願望がございますので、じっくり考えていきたいと思います。
 こういうものをつくるときには検討委員会だとかそれから実行委員会なんかつくって、以前もつくっておったようですが、話がだんだんだんだん大きくなって、とてもじゃない実現できるようなものにはならなかったというようなこともちらっと聞いておりますし、もう少し私はたたき台の段階だけでも実務的に考えてみたいと。それから太めることができるのかどうか大いに皆さんで論議していただいてもいいんですが。最小限でも多くの、過日は詩吟の流派ではなくて、全体の発表会というのを久礼田でやりまして、久礼田の体育館へ私も呼ばれまして、これで2回か3回目なんですが、踊りをしている人もいますし、歌を歌っている人もいます。それから中学校でも最近は楽器を奏でやっておる。そういう人が小さくても一堂に会して、1回に集まらいでもいいわけですけど、そういうものが年に1回ぐらいは発表会をしたりするステージも欲しいなと、そんな思いもありますので、できるだけ早い時期から、生涯学習課になろうかと思いますので、そういうところと協議を重ねて実現方に向けていきたいと、そのように考えておりますので、またひとつ御協力のほどよろしくお願いしたいと思います。
○議長(前田学浩君) 選挙管理委員会事務局長。
○参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長(田渕博之君) 西岡議員さんの第2問にお答えいたします。
 まず、選挙の投票率の向上ですが、本当に選挙のたびに最近投票率を見てみますと、過去最低、何を見ても何回やっても過去最低という投票率を重ねております。そういう意味で、選挙の投票率の向上というのは、選挙管理委員会としましても最大の課題となるというふうに考えておりますので、御提言いただいております防災行政無線の活用、これにつきましてもできるだけ危機管理課とも協議をしながら、何とか活用できるような方向をやっていきたいというふうに思います。
 あと期日前投票所につきましては、例えば期日前投票の全期間じゃなくて、例えば2日とかいう新たな御提案もありましたので、なお選挙管理委員会でそういう提案も含めて引き続き検討していきたいというふうに思いますので、御理解をよろしくお願いいたします。
○議長(前田学浩君) 環境課長。
○環境課長(島崎 哲君) 西岡議員さんの2問目でございますが、1問目で本市のポイ捨て防止条例とか、2問目では他市の条例も参考にということを御助言いただきましてありがとうございます。
 ただ、条例でうたうだけでなく、より効果の期待できるものをと考えておりますので、これからも御指導のほどよろしくお願いしたいと思います。