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検索結果 »  平成27年 第383回市議会臨時会(開催日:2015/04/30) »

質疑・討論・採決


○議長(前田学浩君) これにて提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。
 議案第1号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 議案第1号の質疑を終結いたします。
 議案第2号の質疑を許します。質疑の通告がありますので、発言を許します。19番福田佐和子さん。
      〔19番 福田佐和子君登壇〕
○19番(福田佐和子君) 議案第2号南国市国民健康保険税条例等の一部を改正する条例について、3点お尋ねをしたいと思います。
 国保の単位化が成立したということが先日4月25日の高新に掲載をされました。国保都道府県移管成立へ、衆議院の委員会が可決をしたということですが、本議案は課税限度額の引き上げと減額措置制度の判定方法の変更でありますけれども、国保加入世帯は一部を除き無職が多く、医療や健康は本来国の社会保障制度として確立すべきものであります。
 国は、県単位化で3,400億円を支援をすると言っておりますけれども、現在全国では同額を各自治体が苦労の予算繰りの中で負担をしております。国が支援し負担するのであれば、市町村運営のままで増額をすべきだったと考えております。
 医療費の伸び率1.6%に対し、国庫は0.8%、地方は5.3%の増で、単位化よりも国庫負担をもとに戻し、加入者にとって身近な医療保険であるべきだと今でも考えております。
 そこで、3点お尋ねをいたします。
 1点は、単位化をされますと徴収率に関係なく上納金が課せられることになります。結果として上納金が不足をすれば、加入者負担あるいは市の負担になるのではないでしょうか。その点についてお聞きをいたします。
 2つ目は、血のにじむ思いで高い国保税を支払いをした結果、基金が現在1億2,000万円残っておりますが、この金額はどうなるのかお聞きをいたします。
 3点目は、限度額引き上げ世帯の所得と対象になる世帯数をお尋ねをいたします。
○議長(前田学浩君) 答弁を求めます。市民課長。
      〔市民課長 島本佳枝君登壇〕
○市民課長(島本佳枝君) 福田議員さんの御質問にお答えいたします。
 まず、不足の場合どうするかという御質問ですが、国保が県単位化された場合に都道府県が都道府県内の保険料収納必要額を算出し、市町村ごとの分賦金を決定するということになり、この金額をもとに市町村が保険税率を決定することとなる予定です。
 今回示された国保への公費の拡充策の中で、財政安定化のために給付の増や保険料収納不足により財源が不足となった場合に備え、一般財源からの財政補填等を行う必要がないように、都道府県に財政安定化基金を設置することが示されております。市町村において収納不足が生じた場合は、この財政安定化基金から貸し付けまたは交付されることが検討をされております。
 次に、現在の国保財政調整基金につきましては、県単位化後に市町村に国保特別会計が残る見込みでありますので、今後検討が必要かと考えております。
 次に、今回の課税限度額の引き上げにより限度額に達する世帯数につきましては、平成26年度の基準で本年4月現在のデータで試算いたしましたところ、基礎分、後期高齢者支援金分、介護納付金分で世帯数が重複することになりますが、延べ319世帯、金額にして約373万円の増額を見込んでおります。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 議案第2号の質疑を終結いたします。
 議案第3号の質疑を許します。質疑の通告がありますので、発言を許します。10番村田敦子さん。
      〔10番 村田敦子君登壇〕
○10番(村田敦子君) 議案第3号南国市介護保険条例の一部を改正する条例について質問をします。
 今までの介護保険料の所得段階における基準額に0.5を乗じて保険料を算定されているのは、第1段階の方と第2段階の方ですが、今回の改正で0.5から0.45に引き下げられるのは、第1段階と第2段階の方が対象となるのでしょうか、お聞きをします。
 また、382回定例議会の38号議案で、介護保険料の所得段階を10段階にふやし、各段階の額の見直しを行うことが採決されましたが、第1段階から第10段階までの各対象者数をお聞きします。
 以上です。
○議長(前田学浩君) 答弁を求めます。長寿支援課長。
      〔長寿支援課長 原 康司君登壇〕
○長寿支援課長(原 康司君) 村田議員さんからの介護保険料の御質問についてお答えいたします。
 今回第6期の介護保険料につきまして、所得段階第1段階の方の保険料を基準額の0.5から0.45に軽減することを提案させていただきました。
 今回介護保険料の軽減対象に該当いたします第6期の第1段階の方は、第5期で第1段階でありました生活保護の受給者、世帯全員が市民税非課税の老齢福祉年金受給者と第5期では第2段階でありました世帯全員が市民税が非課税でかつ本人合計所得金額と課税年金収入の合計が80万円以下の方、これらの方が第1段階になってまいります。
 続きまして、第10段階まであります第6期の介護保険料につきまして、各段階の該当される方の人数についてお答えさせていただきます。
 数値自体は第6期の介護保険料を算出するに当たりまして推計するもとになる人口を推計しておりますが、その人口でお答えさせていただきます。
 第1段階の方が3,008人、第2段階1,362人、第3段階1,184人、第4段階1,539人、第5段階1,762人、第6段階2,178人、第7段階1,452人、第8段階803人、第9段階213人、第10段階355人でございます。
 なお、転出転入等によります個人の移動に係る分また市民税の課税状況が確定することにより、これらの数字は変わってくることを御理解いただきたいと思います。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 10番村田敦子さん。
○10番(村田敦子君) ありがとうございました。
 今回第1段階と第2段階の人が第1段階になり引き下げられることは、軽減されるということで望ましいことと思います。ただ、国が介護報酬を全体で2.27%引き下げた影響が、もう如実にあらわれてきています。4月からの施設利用料引き上げお願い通知が特別養護老人ホーム、グループホーム、ケアハウス、デイサービスでと、各施設から本人や家族に4月初めに送付をされています。
 大企業の内部留保と違い、介護施設の場合は高齢者、障害者の生活環境を整えるための資金として置かれているものです。空調設備、バリアフリーの補修、清潔を維持する清掃など、すぐに対応していかなければなりません。それが今回の利用料引き上げとなって本人や家族の負担増になりました。
 保険料は基準額にして月180円ほどのアップですが、施設利用料も加算されてきます。これ以上の保険料負担を行わないよう市民負担の軽減を求めてまいります。お願いいたします。
○議長(前田学浩君) 答弁を求めます。長寿支援課長。
○長寿支援課長(原 康司君) 介護報酬の改定につきましては、4月1日からなされております。それまでにもろもろのお話を聞く上で、かなり大きな減額になっておるようなサービスもあるというのは事実でございます。
 そして、各施設のほうから南国市のほうに連絡があるのは地域密着型の施設サービスのほうでございますが、それらのほうから変更について申請が出ている分もございました。ただ、具体的な影響等につきましては、今後4月の介護給付費の請求等出てくるものと思いますので、それらにつきましては今後十分注意してまいりたいと思っております。
 以上です。
○議長(前田学浩君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 議案第3号の質疑を終結いたします。
 報告第1号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 報告第1号の質疑を終結いたします。
 報告第2号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 報告第2号の質疑を終結いたします。
 報告第3号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 報告第3号の質疑を終結いたします。
 これにて議案及び報告に対する質疑を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(前田学浩君) お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第1号から議案第3号まで及び報告第1号、報告第2号、以上5件は、会議規則第37条の第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(前田学浩君) これより討論に入ります。討論の通告がありますので、発言を許します。19番福田佐和子さん。
      〔19番 福田佐和子君登壇〕
○19番(福田佐和子君) 私は議案第1号南国市税条例等の一部を改正する条例について、反対の立場から討論をいたします。
 国の地方税法改正による条例改正の提案でありますけれども、国の税法改正は消費税10%増税を2017年4月に先送りし、再来年には必ず増税を強行するということを前提にしたものであり、現在のまた将来の市民の暮らしを考えれば賛同することはできません。
 その上、消費税増税の先送りに伴い、10%増税への唯一の歯どめであった税制抜本改革法の附則第19条3項の景気条項が削除され、どんなに景気が悪くても、暮らしが苦しくても、2017年再来年の4月には必ず消費税増税を断行するという改定であります。
 さらには、さきの3月議会でも明らかになった国民の3割に満たない人しか認知されていないマイナンバーが納税調査に利用され、強化されるのではないかとの大きな懸念もあります。
 その他、少額投資非課税枠4人家族で2,000万円の拡充や結婚、子育て資金の一括贈与の創設、地方創生による地方拠点強化税制などの法人実効税率の引き下げで、中心になっているのは一部の企業や投資家、資産家への優遇です。これでは、現在年金削減や高い介護保険料、国保税などの負担と物価高に加え、消費税負担を強いられ、日々の暮らしに心を砕いておられる市民の姿は見えません。
 また、日常生活や仕事の足であるバイクについては、1年延期されたとはいえ、新旧を問わず課税対象となることなど、市民の暮らしに影響を及ぼす改正となっております。
 国の法改正によるものであったとしても、市民の暮らしに大きな影響を及ぼす条例改正について反対をいたします。
 以上です。
○議長(前田学浩君) ほかに討論はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 討論を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(前田学浩君) これより採決に入ります。
 まず、議案第1号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(前田学浩君) 起立多数であります。よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第2号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(前田学浩君) 起立多数であります。よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第3号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔全員起立〕
○議長(前田学浩君) 起立全員であります。よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。
 次に、報告第1号、報告第2号、以上2件を一括採決いたします。以上2件はいずれも承認することに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 御異議なしと認めます。よって、報告第1号、報告第2号、以上2件はいずれも承認することに決しました。
 なお、報告第3号は議決の対象となりませんので、念のため申し上げます。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(前田学浩君) この際、4月の人事異動により新しく管理職になられた方に御挨拶をいただきたく、許可いたしますので、順次挨拶を願います。
 まず、若枝都市整備課長。
      〔都市整備課長 若枝 実君登壇〕
○都市整備課長(若枝 実君) 本年4月の人事異動によりまして都市整備課長を拝命いたしました若枝実でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 貴重な時間ではございますが、お許しをいただきまして一言新任の御挨拶を申し上げます。
 まず、都市計画につきましては、本市の将来都市像である「いきいきなんこく住みよい文化交流・産業拠点都市」の実現に向けて、行政と市民がパートナーシップをとり、誰もが生き生きと活動しながら協働の都市づくり、まちづくりを目指すとともに、安全で安心に暮らせる環境づくりに取り組んでまいります。
 中心市街地等の整備につきましては、街路事業による都市基盤の整備、利便性の高い交通ネットワークの形成を図るとともに、土地区画整理による土地利用の増進と良質な市街地の形成を図りながら住環境の整備に取り組んでまいります。
 建築関係につきましては、公共工事の管理監督による安全で安心な公共建築物の整備を図り、市民が安全で安心して暮らせる生活環境の向上のため、公共、民間を問わず地震の危険性に対して計画的な耐震対策を進めてまいりたいと考えています。
 また、住宅関係では、住宅管理の一層の適正化に努めてまいりたいと考えております。
 大変微力ではございますが、課員一同情報の共有に努め、力を合わせて積極的に取り組んでまいりますので、議員の皆様方には御指導、御支援を賜りますようお願い申し上げまして新任の御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。(拍手)
○議長(前田学浩君) 西川上下水道局長。
      〔上下水道局長 西川博由君登壇〕
○上下水道局長(西川博由君) おはようございます。本年4月より上下水道局長を拝命いたしました西川博由でございます。どうぞよろしくお願いします。
 上下水道局の業務は、ライフラインとして市民生活や社会活動に直接かかわっており、地震、集中豪雨のような災害時も含め、係を超えて情報を共有し、協力し合い、職員一丸となって素早く対応することができる職場づくりを目指してまいります。
 水道事業につきましては、節水などで年間給水量が減少傾向にある中、石綿管の布設がえや基幹管路施設の耐震化、未普及地解消等、どうしても投資しなければならない事業があります。そのため、老朽管路の布設がえによる有収率の向上や給水停止等による水道料金の未収対策を引き続き推進し、経営の健全化を図りたいと考えています。
 次に、下水道事業及び農業集落排水事業につきましては、新川雨水幹線の整備や明見地区排水対策、汚水未普及地区の後免町、駅前町、篠原地区の整備など、費用対効果を考慮した計画的、効率的な投資を図ります。また、水洗化の促進や戸別訪問による使用料金の債権確保を今後も継続的に取り組み、経営の適正化を図りたいと考えています。
 最後になりますが、平成28年度には上下水道局新庁舎が本庁西側に完成する予定です。現在は本庁への往来に時間がかかっておりますが、今後は本庁と一体となり、災害時の対応もより緊密に行えるようになると思います。つきましては、議員の皆様方には御指導、御支援をいただきますようお願い申し上げまして就任の挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いします。(拍手)
○議長(前田学浩君) 古田地籍調査課長。
      〔地籍調査課長 古田修章君登壇〕
○地籍調査課長(古田修章君) おはようございます。本年4月1日付で地籍調査課長を拝命いたしました古田修章でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
 また、本日は貴重なお時間をいただき発言の機会を与えていただきましたことを前田議長様を初め議員の皆様方に厚くお礼を申し上げます。
 さて、地籍調査事業は土地に関する最も基本的な調査でございますが、その成果は、土地の境界紛争等の未然防止や災害復旧、公共事業、まちづくりなど、住民生活に大いに役立つものであり、また1筆ごとの正確な地目や面積が把握されることによって課税の適正化を図ることができるなど、多くの利点がある事業でございます。
 本市の財政状況もまだまだ厳しい状況にありますけれども、この事業を積極的に推進していくことが重要であると考えております。ちなみに平成27年3月末現在での進捗率は、国、県ともに約50%となっておりますが、本市では13.3%とまだまだおくれている状況となっております。
 現在、要望のあった地域から順次調査を実施しているところでございますが、中山間地域では過疎化や地元精通者の高齢化により今後の現地での境界立会が困難になるなど危惧されております。また、南海トラフ地震の発生予測を踏まえた被災前の防災減災対策としての津波浸水区域における調査も急務となっております。
 これらの重要性、緊急性の高い課題に対しましても、課員一同一丸となりまして全力で取り組んでまいりますので、今後とも議員の皆様の御指導、御支援のほどよろしくお願いいたします。
 以上で簡単ではございますが新任の御挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)
○議長(前田学浩君) 秋田議会事務局長。
      〔事務局長 秋田節夫君登壇〕
○事務局長(秋田節夫君) おはようございます。本年4月1日付で議会事務局長を拝命いたしました秋田節夫でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 また、本日は貴重なお時間をいただき発言の機会を与えていただきましたことを前田議長様を初め議員の皆様方に厚くお礼を申し上げます。
 近年、地方分権等の推進により、地域の自主性、自立性の向上がクローズアップされる中で、地域住民がみずからの判断と責任で地域の諸課題に取り組むことが重要視されています。
 このような状況の中、地方議会の役割と責任は一層増大していると思います。議会は住民代表機関としての役割のさらなる充実や活性化を図り、住民の声を酌み取りながら地域運営の代表者となることが求められているのではないかと思います。
 議員の皆様におかれましては、住民の声を酌み取りながらよりよい地域をつくるために日々取り組んでいただいておりますことに対しまして、心より感謝申し上げます。
 私は、議会事務局での勤務は初めてでございますが、今後は微力ではございますが、議会を補助するため、局員一同議員の皆様とともに開かれた議会を目指し、誠心誠意職務を果たしてまいりたいと思っておりますので、議員の皆様方の御指導、御協力をよろしくお願い申し上げます。
 簡単ではございますが新任の御挨拶とさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。(拍手)
○議長(前田学浩君) 以上で今期臨時会の付議事件は議了いたしました。
 これにて第383回南国市議会臨時会を閉会いたします。
 どうも御苦労さまでした。
      午前10時38分 閉会