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検索結果 »  平成27年 第382回市議会定例会(開催日:2015/03/06) »

一般質問 2日目(岡崎純男)

質問者:岡崎純男

答弁者:市長、教育長、関係課長


○議長(前田学浩君) 11番岡崎純男君。
      〔11番 岡崎純男君登壇〕
○11番(岡崎純男君) 本日、最後になりましたけれども、お疲れのところもう少しおつき合いを願いたいと思います。
 それでは、通告に従って順次質問を行いますので、よろしくお願いをいたします。
 初めに、南国市総合計画と地方創生について質問をいたします。
 第3次南国市総合計画は、市の最上位計画と位置づけられ、平成18年度を初年度に作成し、来年平成27年度が最終年度となります。計画に当たっては、6章にわたり新しいまちづくりの重点方向や南国市の将来像など基本構想、また基本構想を実現するために基本計画を行政の分野ごとに作成されています。基本計画を皆さん御存じだと思いますけれども、少し御紹介をいたします。
 第1章には、市民と築く「地域協働のまちづくり」、その2項には、市民参画・地域共同体制の確立と推進、3項には、地域活動・コミュニティー活動の充実。
 第2章には、安全で利便性の高い「快適環境のまちづくり」、その1項には、防災対策、消防・救急対策の充実、7項には、市街地の整備、8項には、道路・交通網の整備。
 第3章、安心して生涯を託せる「健康福祉のまちづくり」、第3項には、子育て支援対策の充実、4項には、高齢者福祉の充実。
 第4章に、こころ豊かにふれあう「文化交流のまちづくり」、2項には、学校教育の充実、3項には、芸術・文化活動の充実。
 第5章には、活力あふれる「産業拠点のまちづくり」、第1項に農林水産業の振興、第5項には、雇用対策と勤労者福祉の充実。
 第6章には、計画推進のために、第1項、行政運営改革の推進、第2項には、行財政運営の効率化。
 総合計画の基本構想第5章に、新しいまちづくりの基本指標が書かれています。その第1に人口と世帯。本市の将来性・発展性を踏まえると、今計画において策定された内容を着実に実現させ、定住促進のための環境整備、各産業のさらなる振興、福祉・文化・教育環境を充実させることによって人口増加が促進することを見込み、計画目標年の平成27年度における総人口の目標を5万3,000人と設定。なお、上記の目標人口における年齢別階層人口は、年少人口8,490人16%、生産年齢人口は3万1,280人59%、老齢人口は1万3,230人25%になると見込まれる。
 第2番目に就業構造。就業構造については、本市における今後の発展方向や総人口の目標規模等を勘案し、計画目標年の平成27年における職業構造は、第1次産業は2,470人9.4%に、第2次産業は5,350人20.5%に、第3次産業は1万8,340人70.1%程度になると見込まれる。
 基本計画では、基本構想に定めた将来像を実現するために、施策の方向について行政分野ごとに体系的に明らかにされています。また、項目ごとに現状と課題、主要な施策、成果指標も示されています。実績評価から大きな課題が見えてきます。
 そこで、お尋ねをいたします。
 第3次南国市総合計画の達成度の検証はされたのでしょうか。また、27年度中に策定される次期総合計画に課題は生かされるのでしょうか、担当課長にお尋ねをいたします。
 また、第3次南国市総合計画の策定に当たっては、2,000人を対象に市民意識調査を実行されています。次期総合計画をつくるために当たり、昨年8月市民3,000人を対象に意識調査をされております。前回から10年経過して市民ニーズはどのようになったのか、お聞かせを願います。
 次に、地方創生について質問いたします。
 自民党河村地方創生実行統合本部長より発信されたQアンドAですが、地方創生を目指すものは何か、その答えに、人口減少と地域経済縮小の悪循環というリスクを克服する観点から、東京一極集中を是正する、若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる、地域の特性に即して地域課題を理解するという基本的な視点のもと、まち・ひと・しごとの創生と好循環の確立により、国民の希望を実現して人口減少に歯どめをかけ、50年後に1億人の人口を確保し、活力ある日本社会の維持を目指していきます。
 また、地方創生は、これまでの地域活性化とは何が違うのか。地方に新しい価値を生み出し、人が仕事を呼び、人が人を呼ぶ好循環を構築します。そのためには、これまでの地域活性化とは異なり、地方が主役となり、地域特性に応じた地方創生を展開することが必要となります。国は、伴走型支援、情報支援、人材支援、財政支援を行います。
 また、まち・ひと・しごと創生総合戦略のポイントとは何か。日本の人口の現状と将来の姿を示し、今後目指すべき将来の方向を提示するまち・ひと・しごと創生長期ビジョンを実現するため、今後5カ年の目標や施策の基本的な方向、具体的な施策を提示するものが、まち・ひと・仕事創生総合戦略です。
 本議会の施政方針には、本年4月に次期総合計画策定に向けた南国市行政計画審議会を設置し、大学や関係行政機関の職員、地域の代表、公募による市民等を委員に委嘱して審議をする予定。同委員には、並行して進める地方創生に向けた総合戦略の作成についても審議いただき、お互いの整合性を図りながら計画を進めるとあります。
 私は、審議会の方向に反対するものではありません。この総合戦略は、今後の南国市政に大きな影響を与えますので、本腰を入れて取り組む必要があると思います。総合戦略策定に当たっては、ぜひ専従職員の配置をお願いします。
 また、今回の副市長2人制体制には、このことの重要性を考えてのことでしょうか、市長の御所見をお聞かせください。
 私は、南国市を発展させていくためには、人材育成が重要と考えます。施政方針にも義務教育9年間で学力・気力・体力を十分に身につけ、みずからの進路をみずからの力で切り開く児童・生徒の育成を目指して取り組んでいくと示しています。日章小、大湊小は、文部科学省英語教育研究開発事業の指定を受け、平成24年度、平成25年度の2カ年、第4学年から週1時間の英語科の授業を実施しています。また、平成26年から平成29年度には、英語教育強化地域拠点事業を日章小、大湊小、香南中で実施となっています。
 そこで、日章小、大湊小の英語科の授業の成果と問題点について担当課長にお尋ねをいたします。
 平成27年2月25日の高知新聞の記事に、学校統廃合51%支持との記事を見ました。私は子供たちがこれからの目まぐるしく変化するグローバルな社会、情報化社会を生きていくためには、文武両道の教育が重要と思います。香南中学校のような生徒数の少ない中学校では、部活動が単独校でできない状態となっています。
 そこでお尋ねをいたします。
 市立小学校から私立中学校への入学者数と、地元中学校でない周辺南国市立の中学校への入学者数を担当課長にお聞きをいたします。
 今回、高知新聞が実施した県政世論調査でわかったように、学校統廃合に51%の支持があります。また、政府も一定の規模の児童数を確保することが教育にとって重要とし、小中学校統廃合指針の見直し方針を示しています。地域から学校がなくなることは寂しいことです。私の地元は町村合併で岩村小学校が廃校となり、あけぼの保育所、岩村保育所の統廃合で保育所もなくなりました。しかし、決して地域は衰退したとは思いません。コミュニティーセンターの核、公民館を中心にあらゆる年代の層との交流ができています。私たちは子供の将来を考えると、統廃合を真剣に検討する時期に来ているのではないでしょうか。
 以上、述べたことから、日章小、大湊小、香南中学校を統合し、英語教育に特化した小中一貫校を設置、南国市総合戦略の一つの施策として取り組むことはできないでしょうか。
 また、そのことで若者の定住促進につながるかもしれません。教育長の御所見をお聞かせ願います。
 次に、文化施設について質問をいたします。
 文化施設について、市民の声をお聞かせをいたします。
 市内にサークル活動等の発表の場所がないので、近隣市の施設を借りなくてはならない。高知市以外でイベント会場がないのは南国市だけではないか。高齢化が進み、ソフト面で市民のゆとりと娯楽のためにもぜひ欲しい施設。スポーツセンターの活用は十分であるが、車のない人は利用ができないデメリットがある。今のうちに交通の便がよい場所を確保しておき、建物を300人から400人規模の建設は数年先でもよい。道路問題がある市民体育館跡地と新たな土地の交換は考えられないのか。農業者人口が減り、土地の有効活用や売却等を考えている人も多いのではないか、以上のような市民の声をお聞きします。文化会館建設基金の平成26年度当初残高は2,522万5,000円あります。年々少しではありますがふえているようです。橋詰市長は先日野村議員の質問に、津波避難タワー14基の完成、中学校卒業までの医療費無料化、企業誘致など実績等上げられた一方、文化施設整備など多くの課題が山積しているとの答弁でした。
 そこで橋詰市長にお尋ねをいたします。
 まず、市民の要望が強い文化会館建設の年次計画を市民が希望を持てるよう示してはどうでしょうか。
 次に、文化会館の場所ですが、駐車場スペースや進入道路の整備費用、整備に要する時間を考えると、他の場所に建設という選択肢はないのでしょうか、御所見をお聞かせください。
 次に、保育所・園・学校給食について質問をいたします。
 昨年私は、野市保育所の給食調理員さんからホウレンソウのアレルギー症状が出るお子さんがいることを聞かされました。卵や小麦アレルギーを持った人がいることは知っていましたが、野菜にもあると知り、驚きました。現在、南国市の保育所・保育園・幼稚園・小学校で給食が実施をされていますが、植物アレルギーの事故は起きてないでしょうか。起きてなければ幸いですが、安全対策は重要です。
 そこでお尋ねをいたします。
 現在、給食を実施している施設での安全対策、事故発生時の対応マニュアル、訓練はできているのですか。
 また、中学校給食においては、南国市給食センター施設整備事業計画に基づいて給食センターの用地決定を設計、建築、厨房機器等の選定、さらには運営方式等について各専門委員会を設置し、具体的な協議を進めていくわけですが、センター方式の給食実施となると、生徒数が多いので、安全対策や事故発生時の対応マニュアルは早期に作成しなくてはなりません。教育委員会の御所見をお聞かせください。
 次に、現在給食に使用されている食材の仕入れ先と価格について適正に行われているのでしょうか。
 また、中学校給食では、どのようにお考えを持っているのか、担当課長にお聞きをいたします。
 以上で1問目の質問を終わります。御答弁よろしくお願いします。
○議長(前田学浩君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 岡崎議員さんから、まず副市長2人制について、これは地方創生の課題といいますか、取り組み、こういうものをにらんだものかということで、これは昨日でしたか、昨日野村議員さんの質問にお答えいたしましたように、かなりの大きな問題が山積しておると。いわばこれをスピード感を持って関係各課との相互調整であるとか、県との関係、そういうものをスピーディーに交通整理をしながら推進していく、こういうことを、そういう機能を一層強力にするために、機能強化するために私はこの副市長2人制ということを考えました。よその市町村の機能を云々するつもりはございませんけれども、そこではやっぱり、例えば部制をしいておるところであれば、部長がその役割、上、副市長、市長との役割機能を持っておると思いますけれども、そういう部長制ということは我々も考えておりませんので、そうした調整機能をより強化するという意味でそういうことを考えました。もちろんその中には地方創生の課題、これは入っております。大変重要な課題であると思っております。これは国の今までの地方に対する考え方、こういうある条件にかなえば、これに補助金を出しましょうということとは180度変わって、あなた方が考えてください。新しくつくり出す、南国市らしさの中で新しいものをつくり出す、こういうことでありますから、大いにこれはやりがいのあることである、そのように思っております。
 そして、文化的機能を有すると、私は文化会館とは言っておりませんが、文化的機能を有する、あるいは高齢者がそこに集えるものということでございますが、私自身も2期目の選挙に臨んだときに、強い強い要望があちこちにあっておることは十分承知しております。がしかし、それに優先する課題があるということでございますので、決して忘れたことではございません。前の議会で浜田和子議員さんにも御答弁をしましたように、このことを大変、ある意味で中央公民館、大篠公民館も雨漏りがしておるというようなことも十分承知しておりますし、急がなければならないこともわかっております。そこでやっぱり問題になるのは、財源でございます。財源に一定めどがついたときに、次のスケジュールといいますか、年次計画を示したい。まだ手も足も出ん段階で年次計画を幾ら、恐らく最短で2年、長ければ3年になるでしょう。規模とお金の多寡を考えたときには1年では済まない。工期的に済まない、そう思っておりますので、私はあと残すところも1年を切りましたので、考えてみたいと思います。ただ、先ほど岡崎議員おっしゃいました他の場所、私は全然旧の中央公民館、それから大篠地区公民館、あの場所とは全く思っておりません。参考までに申し上げますと、第1種の中高層住居専用地域でございます。これは都市計画法上のあこには建たないと思っておりますので、最初からあそこは考えておりませんので、そのことは申し上げておきたいと思います。
○議長(前田学浩君) 企画課長。
      〔参事兼企画課長 西山明彦君登壇〕
○参事兼企画課長(西山明彦君) 岡崎議員さんの南国市総合計画と地方創生についての御質問にお答えします。
 第3次総合計画の達成度の検証についてでございますが、今年度次期の総合計画策定に向けての準備作業といたしまして、全ての項目について各課ごとに自己評価を行ってまいりました。その中で達成した項目をさらに発展させていくもの、未達成や対応が不十分な項目について、その実現に向け見直しを図っていくものなどに分類をして、次期総合計画の策定に向けて現在取りまとめを行っている段階でございます。
 また、昨年8月に実施しました第3次総合計画に関する市民アンケートの結果も踏まえて、これらもあわせて第4次の総合計画に反映してまいりたいと考えております。
 アンケートでの市民ニーズはどうだったかという御質問でございますけれども、中間報告という形でお答えさせていただきますけれども、南国市に住みたいと思う理由、それから住みたくない理由というのを伺っておりますけれども、住みたい理由では、一番多いのが自然環境が豊かということで、あと住みたい理由にも住みたくない理由というほうにも交通の便がよい、悪い、それから買い物の便がよい、悪いと両方に出てきているということで、それぞれの皆さんの受け取りによって、かなり違ってくるのかなというふうに思ってます。
 それから、定住したいというような意向調査については、前回の調査から今回の総合計画の時期では、86%の方が住み続けたいと思っておられるということで、約5ポイントほど前回の第3次を策定するときのアンケートからいうと、ふえているという状況です。
 あと満足度、それから重要度という部分では、両方とも防災対策ということが上げられております。
 あと市民ニーズといたしまして、何を優先していくかという質問に対しては、まず雇用対策が一番多く出ております。それから、道路・交通網の整備、続いて市街地の整備、さらに高齢者福祉の充実というような率で出てきております。こういったことを反映して第4次の計画に向けて取り組んでまいりたいと思っております。
 次に、地方創生の戦略策定に向けて、専従職員の配置をしてほしいという御指摘でございますけれども、専従職員を配置するというのは、なかなか困難な状況でございますけれども、いずれにしましても市長を先頭に、企画課が事務局となって全庁的な意思統一を図りながら全力で取り組んでまいります。ぜひとも御理解、御協力をよろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 教育長。
      〔教育長 大野吉彦君登壇〕
○教育長(大野吉彦君) 岡崎議員さんの南国市総合計画と地方創生に関する教育行政についての1点目、日章小学校、大湊小学校、香南中の英語研究指定の成果と課題についての御質問にお答えをいたします。
 香南中学校ブロックの3校は、小学校での週1時間の外国語活動と中学校での英語教育との効果的な接続を図るため、平成21年度から英語教育改善のための調査研究事業の県指定を受け、小学校5年生から始める外国語活動を4年生から始め、小中連携した英語教育に取り組んでまいりました。
 また、引き続き平成24年度からは、小学校4年生から教科としての英語科を新設し、国語や算数と同じく評価の観点を示して授業を行ってまいりました。
 さらに、本年度からは、岡崎議員さん御指摘されましたように、さらに英語教育を強化するため、英語教育強化地域指定の文科省指定を受け、国際化時代に必要なコミュニケーション能力を育成するため、小学校1年生から外国語活動を行い、上級生は英語科として書くことの指導も取り入れております。また、中・高の円滑な接続のあり方につきまして、県立西高等学校とも連携をして授業研究をし、小中高の滑らかな接続と技能の育成を図るよう取り組んでおるところでございます。
 小学校5、6年生のアンケートからは、英語を聞くことが楽しい、話している英語の意味がわかるの項目は95%を超えており、もっと英語を話せるようになりたいの項目は、ほぼ全員の児童がそうであると回答しています。小学生から英語に対する抵抗感をなくし、自分から英語を話したり、読んでみたりする態度が見られるのは、この取り組みの大きな成果だと言えます。また、5、6年生は、全員児童英検を受検し、平均正答率も88%で、特に語句に関して高い成果を得られることができております。中学校におきましても、小学校の英語教育の取り組みを踏まえた到達度目標を作成し、生徒の英語能力の育成を目指した授業づくりが行われるようになってまいりました。
 ただ課題としましては、小学校での英語教育の高まりを中学校では教科担任制であるため、中学校教員全員が意識して取り組むことが本年度少し弱かったので、小中学校が組織的に連携して取り組んでいくことが今後必要であると思われます。
 次に、2点目の小学生の中学校への進学先でございますが、例年国立、公立、私立等の校区外に抜ける児童の割合は、2割程度でございます。香南中学校に進学する校区の児童も南国市の平均とほぼ同じ割合で入学しております。特に香南中学校ブロック全体の児童・生徒数は、年々減少傾向にあります。教育委員会としましては、この特色ある英語教育を生かした小中連携の取り組みをさらに強化、支援していくとともに、この魅力ある取り組みを発信していくことが必要であると考えておるところでございます。
 次に、3点目の英語教育を生かした日章小学校、大湊小学校、香南中学校での小中一貫校の設置についてでございますが、一貫校の設置には、全教科のカリキュラムの変更等も必要であり、現状におきましては、一貫校の設置までは考えておりません。現在取り組んで成果が出てきております英語教育を中心に据えたしっかりした連携により、学校の魅力を発信していきたいと考えております。
 しかしながら、今後の小中学生の極端な減少や学校運営上、支障を来すような状況が起こることが予測されるような場合には、1校区だけではなく、あるいは1校種だけではなく、南国市全体を見据えた議論が必要になってくると考えておるところでございます。
 以下、担当課長より御答弁申し上げます。
○議長(前田学浩君) 学校教育課長。
      〔学校教育課長 竹内信人君登壇〕
○学校教育課長(竹内信人君) 岡崎議員さんからの学校給食についての御質問にお答えをしたいと存じます。
 学校給食についての安全対策は、平成8年に大阪で起きました病原性大腸菌O157をきっかけに、衛生管理についての法律や基準の大幅な見直しが行われました。安全で安心な学校給食の実施のため、学校給食衛生管理基準を学校給食法に位置づけるなど、安全衛生管理体制の徹底が図られております。近年、国内の学校給食で起こる事故のほとんどは食中毒で、ノロウイルス、サルモネラ菌、カンピロバクター、ヒスタミン等への対策が主になっております。
 さらに、これらに対応するため、調理場における衛生管理と調理技術マニュアルや学校給食調理従事者研修マニュアルに沿って日々の調理がなされております。本市におきましては、近年増加傾向にあります食物アレルギーについてのマニュアルの作成や消防署等の関係機関との情報共有、また全教職員を一堂に会しましたアレルギー対応についての研修会やエピペン、エピペンというのはアドレナリン自己注射薬、の使用の実地訓練を行っております。
 さらに、市の給食会におきましては、独自に異物混入発生時対応マニュアルやノロウイルス対応マニュアルを作成し、対応に当たっております。そのほか、調理場につきましては、毎年県の中央東保健所が給食施設に立入検査を行うことや市の安全衛生委員会が安全衛生面での実地調査を行っており、これらの指導を受け、順次改善に努めております。
 中学校給食におきましても、給食センター建設に当たり、ハード面・ソフト面両方から安心・安全な学校給食の実現に向けて検討してまいります。衛生管理基準や体制の指針につきましては、毎年のように変更がなされている現状ではありますが、HACCP、ハサップと呼ばれる国際基準も参考にしたセンター建設が必要と考えております。
 食材の仕入れ先と価格については、年度ごとに納入業者の登録を公募し、申請のあった業者で指定条件を満たす業者に指定登録を行っております。また、価格については、青果品を除く物資につきましては、学期ごとに選定、契約を行うため、指定納入業者へ見積もりをかけて、保護者、学校長、調理師、栄養教諭、学校給食会の代表から成ります物資選定委員会で決定をしております。青果品につきましては、月ごとに青果業者との会を持ち、価格を決定しております。
 中学校給食の実施においても、国からの指導もあり、献立の作成や物資の選定、発注、食材の検収、検食等、設置者が直接責任を持って実施しなければならないものもあります。それ以外の給食管理・運営については、そのメリット・デメリットについて各専門委員会を組織して十分な検討を行う予定でございます。
 以上です。
○議長(前田学浩君) 幼保支援課長。
      〔幼保支援課長 田内理香君登壇〕
○幼保支援課長(田内理香君) 岡崎議員さんの質問にお答えいたします。
 まず、保育所給食における安全対策と事故発生時の対応についてお答えいたします。
 安全対策としましては、厚生労働省の大量調理施設衛生管理マニュアルに基づき、施設整備の衛生管理、調理従事者の衛生管理、調理作業場の衛生管理などの安全対策を行っております。年度初めの調理師部会では、中央東福祉保健所などの職員を講師に招き、衛生管理などの研修を実施しております。また、中央東福祉保健所による巡回指導が数年に一度行われており、この巡回指導により順次改善に努めております。
 次に、事故発生時の対応ですが、まず事故が起きないように日々注意をしております。その上で平成24年度に作成した南国市保育所・園防災マニュアル総合編の食事編における日常的な衛生・安全管理、食中毒発生時の対応、食品に関する事故発生時の対応、食物アレルギー児への対応など、さまざまな事故発生時に対応できるマニュアルを各保育所・園に周知し、対応できる体制をとっております。
 次に、保育所の食材の仕入れ先と価格についてお答えいたします。
 保育所の食材の仕入れ先としましては、各保育所に任せており、まず保育所のある地域の商店、次に南国市内の商店、最後に南国市以外の給食資材を取り扱っている商店の順で購入しております。調味料などにおきましては、一括で購入できるものは幼保支援課において学期ごとに見積もりをとり、産地、価格などを考慮の上、購入する商店を決めております。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 11番岡崎純男君。
○11番(岡崎純男君) 御答弁ありがとうございました。
 幾つか2問目ちょっと質問をさせていただきたいと思いますが、文化施設の建設ということで、市長から建設には取りかかったら年数が2年ではだめだと、3年かかるというようなお話がございました。当然大きな施設については、工期というものはかかるわけです。市長があと一年切りましたんで、今のお話を聞くと、次期また市長に再度3期目をお願いをすれば、完成に向けて市民が使えるようになるかなという、非常にありがたい答弁をいただいたというように受けとめました。以前は市民体育館の跡にというように、いろんな複合的な施設というお話をお聞きしましたんで、進入道路のないあそこに道路までつくるということになると、なかなか年数が、今やっておる都市計画道路についても40年もかかったというようなことでありますので、私がこの世におる間には、当然できなくなるというようなこともありますので。やはり選定する場所については、そういったいろんなことを考えてまた選定をしていただけるというようなこともいただきましたので、ひとつ私も次から市民にお話を聞いた折には、割合早い時期にいけそうなぜよというようなまた話をさせていただきたいなというように思います。
 それから、南国市総合計画と地方創生の総合戦略ということで、特に専従職員をというようなお願いをしましたけれども、人員が少ないという中での専門ということは、なかなか難しいかと思うんですけれども。ただ何でも行うに当たっては、これはもう行政も民間も同じなんですけれども、担当ということになれば、非常に責任が重い、受けとめ方が全然違うわけです。例えば、私以前に消防団の分団長をしておったんですが、私の前任者から、消防は研修旅行として年に1回1泊2日といったような、まああるわけです。幹部職員になって行くということになれば、当然二十数名おるわけですけれども、忙しいさなか、なかなかやっぱり行きづらい、参加ができないということがあります。それであると全体の行事ができなくなるわけ、そういった折に、やっぱりきちっと代理を構えて出席せよと、幹部会の中でこういう取り決めをしております。そういったことで前任者からは、おまんかわりに行けんかよというても、なかなかやっぱり担当者、そのとき直面しておりませんでしたんで、ちょっと忙しいきということでずっとお断りをしました。しかし、自分が直接一番のトップになって受けゆうということになると、なかなか忙しいき行けんでよというようなわけはいきません。やはり仕事を差しおいてでも優先をして、その日はあけて研修旅行に参加するといったようなことで、1回だけ代理を立てたと思うんですが、ずっと私参加をしてきました。やはり、これは今回の専従職員ということも、市長が全部やれるわけじゃないですね。今の重要な中で副市長を2人制にしようというようなことで、市政の課題をスムーズにやっていこうというようなことの中で今議会にも提案されとるということから考えると、ぜひ、それは企画課の課長が主になってということであればもちろん構いません。そういった中で、庁内の中でどこの部署が一番の主になってそのことについてはやっておるか。もちろん市長がトップでありますので、それはもう間違いなし市長のもとでということはわかります。しかし、先ほど来ずっと話しした中では、やはりそんなこともありますので、ぜひどこが主にやっておると。後はもちろん皆さん一緒になって考えないかん。私も今回の小中一貫校といったような提案をさせてもらったんは、一つには、やっぱりそれで人がよそから、これそれぞれの市町村が競争しおうて、奪い合いといったようなことになるかもというような新聞記事もテレビ等のニュースなんかでも聞くわけですけれども。これは南国市の発展のためには、やはり本年度最終目標年度であります、人口も実際今4万八千数百といったようなことでありますので、よそから、例えば高知市から、また隣の香南市からほかの四国、よその県からといったようなこともありましょうし。やはりよそにないことが一つの魅力、そこでまた人が呼び込めるといったようなことにはなりはしないだろうかといったような視点で、私も地元の小学校に英語教育の授業を参観に行ってまいりました。
 それは、本当にすばらしい4年生の授業、6年生のところを見せてもろうたんですが、授業の内容はすばらしかった。お互いに4年生、それぞれ2人並んで向かい合わせで、あなたは何が好きですかと隣に聞きます。私はこうこうしたものが好きです。動物が好きですとか食べ物が好きですとかといったような答えをした人もおりますけれども、そういったことでお互いのコミュニケーションといったようなものがとれておったと。それが一人ずつ交代をしていって、済んだ人が一人前へ順番に一人が行くといった中でまた別の人との会話をするというようなこと。それからちょうど小学校は今月23日が卒業式でありますけれども、その折の茶話会のときに、みんなで見る、また保護者の方とも見るというような形やったと思うんですが、ビデオを撮っておりました。それにも英語科の授業の一環ですので、将来の夢といったようなことの中で、私はバスケットボールのプロになりたいとかという女性もおったんですが、それについて短い時間ではありますけれどもメッセージをそこで発するといったようなことをそれぞれの人がやっておりました。これは英語の授業をただ外国語を学ぶということでない、先ほども言いましたように、みずから考えてというような人間ができていく授業の一つではないかな、これをやっぱり生かすべきではないかなという中で私も提案をさせてもろうたと。確かに第1次産業、加工して販売するとか、観光といったような問題もあろうかと思いますけれども、常識的に考えたら、とんでもないというようなことになったら、もう全然いきませんので、全然もう何も既成概念ない新たなところで考えるといったようのことの中で、総合戦略ということについてはやっていかないと、よそと違うようなことは考えられないということの中で提案をさせてもらいましたので、連携校といったようなことの中では、なかなかうまいこといきません。
 ちょっと長くなりますき、ちょこっと英語の授業についての文部科学省の初等中等教育局教育課程課・国際教育課外国語教科調査官、直山木綿子先生の来年度から外国語教育をどうする、どうなるといったようなことの中であるんですけれども、この中に小学校における外国語教育の拡充が提言に盛り込まれた背景には、次の2つの理由がありますと。1つには、副題にあるように、グローバル化社会に対応する能力を育成するためです。児童が社会の第一線で活躍することになる将来、少子・高齢化、高度情報化にますます進展し、経済社会や日常生活において外国人との交流は不可欠になることが予想されます。異なる言葉や文化を背景に持つ人々と理解し合い、対等にコミュニケーションを図ることができる能力を身につけさせなければならないと。そこで世界で最も広い範囲で通用する言語である英語を使えるようにするために、小学校の早い段階から英語教育を開始し、小中高を通じた系統的な学習ができるよう指導体制を強化しようとする。あともう一つが、これが重要なんですが、これまでの外国語活動の取り組みによって、児童の英語活動の意欲喚起や話すことや書くことの能力の向上が認められたためです。文部科学省が24年に実施した小学校外国語活動実施状況調査によると、小学生の7割が英語が好き、英語の授業が好きと、私も参観してからそれは思いました。私らは中学校のときに英語の勉強をしたんですけれども、嫌々やっておりました。文法が何であるとかいったような、とにかく相手と顔を見てしゃべる、そういうようなことをしておって生き生きしておりました。それが小学校の7割が英語が好き、英語の授業が好きと。中学生の8割が小学校の英語の授業が役に立ったと。そういう一方、課題も浮き上がったと。小学校で学んだことが中学校の授業で十分に生かせてない。これは第一が小中連携です。文部科学省が実施したさまざまな調査に小学校で学んだことが中学校の授業で十分生かせてない実態が明らかになったと。
 やはり小中連携じゃだめなんだ、一貫してやらなくてはというようなことだと思うんですけれども。やはりそういったことを今回特徴ということにして南国市を売り込む、来てもらうといったような一つの施策にならないんだろうかなということで、当然これがすぐ1年、2年でいけるというようには思わないですけれども、やはりこれだけグローバルな社会になってきたというようなことの中では、やっぱりこんなことも考えて一つの特徴を出すというふうなことにいったらどうかなというふうに思いますので、それを提案をしておきます。これ答え要りませんので、すぐという話にはならんかと思いますので、私の言ったことで所見があればお伺いしたいと思います。
 それから、給食のことなんですが、どこの、私も野市の保育所の給食棟を見ました。すばらしい施設です。ほらもうそれこそそこで事故が起きるようなことはないと、衛生管理はもうすごいぴかぴかです。あえてきょう話をさせてもろうたんは、植物のアレルギーというようなことの中で、私もまさかホウレンソウでアレルギーが出て大変になるというようなことが思いも寄らんかったんです。やっぱりそういうことが起きると。で、先ほど来衛生管理についてのことの中で、ノロウイルスとかといったような食中毒、これはもう十分されておるとは思うんですけれども、あえてやはりそのことに気をつけて中学校給食、センター方式でやるということになれば、個々の対応というようなことは必要になる。その保育所でも一人一人ちゃんと色を分けて、誰の食事というのがわかるような色分けもしておったり、事故が起きないような十分な配慮がされております。そういったことをやって、万に一つのそういう事故が起きないというような、衛生管理だけやっとったら大丈夫というようなことでないようにお願いをしたいと思います。
 それから、給食の食材のことを何で聞いたかというのは、価格を安うにして、また地産地消ということで、私の前のスタイルも朝早うから遅うまで苦労してやっております。食材を配達せないきませんので、やっておるんですけれども、恐らくもうかってないと思います。補助金で何とかやっておれるなというようなことやと思うんですけれども。やはり農家の方がつくって食べていけれるような状況というようなこと、これ南国市が中山間地米のお米を給食で自校炊飯でやったというのはもう大分前になりますけれども、昨年26年度の文部科学省の学校給食の第1位になったんは、山形県の酒田市立浜田小学校である。すばらしい。食材の提供、当然南国市でも食材というのは、この暑いときから寒いときありますので、ありません。施設園芸でつくれば年がら年中トマトとかというようなもんがあるんですが、私もそのニュースを見た折に、トマトは夏しかあこはできませんので、夏につくっておると。どうして保管をしておると、冷凍にしておる、冷凍して保管をすると。もちろんお米は自分のところのもんでありますけれども、その折ちょうどカレーの給食が出ておったんですが、その食材全部地元の食材と。よう私もカレー食べるときに福神漬け食べるんですが、福神漬けは自前のその地区でつくった福神漬けです。それも全部地元でつくった食材を福神漬けまでつくって、とにかく全てのものを自分ところでつくったものを提供していくというようなことでやっておりました。これを見て、やっぱりそういう地産地消ということになれば、その旬のもんだけ、あるものだけで、ないものはよそから買うということでない。幸い高知工科大学でスラリーアイスといったような、先日サバでしたと思うんですが、刺身を冷凍して解凍するのにスラリーアイスを使って解凍して、何カ月かして食べたところが、全然生のものを食べると同じ食感だったというようなことをニュースで見たんですけれども、そういったものが我が隣の香美市には、大学があるわけです。そういったことをすれば保管ができ、また新たなもとに戻すといったときには、そんなこともでき、いろんなことが可能であるんだなと。今回この浜田小学校が第1位になったというのは、地元の食材を全部使っておるといったような中で工夫をする。それからまた地域の人がそこで働く、雇用の場をつくると、こういうようなことの中で1位になったというようにお聞きをしました。ぜひ中学校給食を契機に、そういったことも含めてやはりやれば、地方創生といったようなことの中にもつながるんではないかなというようなことの中で、私は今回文化施設といったようなことと地方創生、これに向けて南国市が全力を挙げてやらないかんというように思いますので、ぜひその点よろしくお願いをしたいなというように思います。改めて長々と話ししましたけれども、市長、教育長の御所見があればお聞きをして、2問目を終わります。
○議長(前田学浩君) 答弁を求めます。市長。
○市長(橋詰壽人君) ただいま岡崎議員から非常に熱のこもった、熱心な御提言をいただいたと、深く受けとめておきたいと思います。
 本来、小中一貫ということなんかは、教育委員会のまず問題なんですが、あえて私も非常にその辺は強く受けとめておきたい。これからどんどんどんどん児童数も減少していく中、こういうことを特色ある学校づくりということは大変重要なことであると思っております。特に我々、これは岡崎議員と余り年が違わんので、我々の時代の習った英語というのは、本当にテストのための英語でございました。本当に今思ってもそうでした。いっつもポケットの中へ単語カードを持って、そんなことをやってたので、もう今一言も単語は忘れてしまいました。実用の英語といいますか、例えば手紙を書くとかというと、ぱっと書ける。人が来たら話ができると、会話ができるというような生活の中の英語といいますか、そういうようなことにならないと本当の意味ではいかんでしょう、何語を習ったって。その一貫校の問題も、これは執行部と教育委員会を中心に大いに考えていきたいと思います。
 それから、学校給食でございますが、私の目指しておる中学校給食というのは、もちろん100%地産地消でございます。
 それから、当然食中毒の問題とかというのはあるんですが、今回徹底的にアレルギーをやっていきたい。これはもう当初から、私が中学校給食を実施すると決断したときから、そのことは目指して、心の中では目指しておるつもりでございますので、これは皆さん、議員さん方もいろんなところの給食施設を初め手法、そういうものを見られておると思いますので、ぜひまたいろんな御示唆もいただきたい、このように思っております。やるからには日本一を目指していきたいと思いますので、どうかひとつよろしくお願いします。
 それと、地方創生の問題なんですが、岡崎議員からの提案というのは、専任職員を配置したらどうかと、いや私もそれは全く否定ではございません、ございませんけれども。私は今回の副市長2人制の問題でも基本に置いておるのは、やっぱり私はこの役所で何十年かやってきた職員、これからも何十年かやっていくであろう職員、これは理想、市外がいかんとかいうことではないんですけれども、やはりこの仕事の中で南国市を深く理解し、南国市の地域を理解し、気候風土、文化、そういうものを理解した職員、これがやっぱりこの経験を積んだ人間が、これからの南国市の特徴を生かしてどういうことをしていくのかというのは、やっぱりここの職員がいいと、私はそんなに思っております。したがいまして、もう既に企画課のほうで一定準備じゃないですが、今準備段階でプロジェクトチームをつくって、関係中堅職員を集めてそういうものをつくっておるんですが、こういう方向で発展していきたい、このように思っております。それが一番いいとかということじゃない、私はいいと思っております。それはいろんな方法があるでしょう。例えば昨年でしたか、中央省庁から派遣するだとかいうようなこともありましたけれども、やっぱり南国市のことを十分熟知して、学校を卒業して18か20歳そこそこで市役所へ入ってきて、西も東もわからん中でいろんな現場へ行って物事を覚えて、ああここではこんなことをしておるのか、こういう仕事もあるのかとかというような中で育った職員というものが、さてあなた方、南国市は来年からどういう特色を持って南国市づくり、らしさを新しくつくるかといったときには、私はここの職員に火をつけて燃えるぐらいやってもらわんといかんというのが基本でございます、何も否定しとるんではないですから。その辺の御理解もお願いしまして、ぜひまたいろいろな御示唆、御提言をいただきたい、そのように思いますので、本当によろしくお願いします。
○議長(前田学浩君) 教育長。
○教育長(大野吉彦君) 市長があれほど答えてくださいましたら、もうあえて私は申し上げるところはないと思うんですけども、ちょうど本年4月1日から総合教育会議もスタートいたしますので、一つの大きなテーマとして、市長のあの強い思いもございますし、取り組みを一貫校等も見通しながらまた取り組んでまいりたいというふうに思っております。
 香南中学校区は物すごい成果を上げているわけですが、私がずっと感じておりますのは、私は現職の校長のときに、国・県費でALTというものが学校現場へ導入されました。その成果がすばらしいということで、南国市は市単でALTを20年近く雇ってくださっております。その底辺がありますので、今の子供たちは我々のときのように、外人に出会っても臆しません。だんだん自分から話しかけます。私みたいに外国へ行ったときに、色が黒いんで僕は現地人と間違われて、現地語で話しかけられまして驚いたんですが、度胸だけで私なんかは海外へ行っても会話でやるわけですけども、今の子供たちは、本当に物おじしません。逆に吸収していきたい、英語が話せるようになりたいという思いがございます。これも20年にわたる南国市単でのALTの派遣を5名もいただいて取り組まさせていただいておるということが大きゅうございます。この底辺があったからこそ、香南中学校でもほかの学校でも英語に対するいわゆる取り組みが、前向きに子供たちは取り組んでおります。しかるに香南中学校区ブロックは、文科省等の指定もいただきまして、ただいまの岡崎議員さんがおっしゃられました文科省の直山教科調査官も香南ブロックへ入ってもらってます。今は入ってもらってないんですが、当初は入っていただきまして、もう本当に今おっしゃられましたように、積極的に御指導をいただくことができまして、グーンと対応が上がりました。そういう意味でも、香南中学校での英語教育の取り組みを全市的にも広げていくように、もう将来外国語活動、英語科というのがもう見えてきておりますので、しっかりした取り組みの成果を市全体に広げていきたいというふうに考えております。
 また、中学校給食につきましても、先ほど課長が御答弁いたしましたように、既に保育所、小中学校教職員全員でエピペンの実施の講習会もやっております。もう私がずっといつも申し上げておりますように、南国市から虐待であろうが不登校であろうがいろんな面であろうが、絶対2人目を出してはいけない、この強い決意で市長初め市長部局も教育委員会も取り組んでまいりたいと思っておりますので、給食につきましても今後中学校の給食につきましてもきちっとした配慮をし、計画をし、専門委員会で討議をしまして、市として責任を持たなくてはいけないところはかちっと責任を持って安心・安全を守る、また地産地消を生かしていく、そういう限りない討議を踏まえて取り組んでまいりたいと思っておりますので、また議員の皆様方の御支援もどうぞ御理解もいただきますようによろしくお願いいたします。
 以上でございます。
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○議長(前田学浩君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、明13日から15日までの3日間は議事の都合により休会して、3月16日に会議を開きたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 3月16日の議事日程は、一般質問であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて延会いたします。
 御苦労さまでした。
      午後3時47分 延会