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検索結果 »  平成27年 第382回市議会定例会(開催日:2015/03/06) »

一般質問 2日目(西原勝江)

質問者:西原勝江

答弁者:関係課長


○議長(前田学浩君) 15番西原勝江さん。
      〔15番 西原勝江君登壇〕
○15番(西原勝江君) 通告に従いまして質問をさせていただきます。御答弁よろしくお願いいたします。
 最初に、健康行政についてお伺いいたします。
 本市の国民健康保険における医療費は、25年度決算事務事業評価報告書には、療養諸費費用額、医療費総額は20年から平成24年度までほぼ毎年上昇しているという結果があります。施政方針では、26年度も25年度とほぼ同様に推移しているとのことです。本市の医療費総額が上昇しているということは、一面医療を受ける体制が整っているとの見方もできるかもしれません。
 しかし、今までほかの医療保険に加入していただいてた方でも、退職などで国民健康保険に入られる方は、年々高齢社会ということでふえていくと思います。このまま医療費総額が上昇することは、国保制度を維持するために、また、ますます保険料の負担額が増加することが心配されます。この課題を抱える保険制度ですが、3年後の平成30年には、国保財政の運営主体が県へ移るとのことです。このことによって保険制度は維持されるということになると思いますが、同時に私たちにとって少しでも保険料負担がふえないことを願っております。そのためにも、保険行政についてお伺いいたします。
 1点目、病気の早期発見・早期治療のため、いわゆる生活習慣病の発症や重症化を防ぐための内臓脂肪症候群に着目した健診、特定健診が平成20年から始まりました。その健診結果によって生活習慣の見直しなどを含めて保健指導が行われてきました。各保険者によって行われておりますが、本市の国保加入者へのこの事業は7年たちました。特定健診を受けることにより数値にあらわれた健康状態に気づくことにより、生活習慣の見直しが大事なこととしてその受診率が課題でありますが、受診勧奨により最近受診率が向上しつつあるとのことです。
 また、その健診の結果についての保健指導の実施についても、24年度は7.3%、25年14.3%と徐々に伸びてきていると伺っておりますが、これからはさらに両方の受診率が伸びることが課題であるということには変わりがないと思います。施政方針にもありましたが、国保データベースシステムが稼働することにより、健診結果やレセプトデータを活用し、生活習慣病予防の保健事業に取り組んでまいりますとありますが、今後の特定健診、特定保健指導についての取り組みをお聞かせください。
 特に、健診年齢の最初の年齢40歳の方の健診が、その後の健康についての関心につながるのではないかと思います。40代で受ける方には、それほど病気であるとか、数値によっていろんなものが発見されるというようなことは少ないのではないかと思いますが、若い世代からの健診について大事なことで、それからが大事であると思いますので、そのことについてもお伺いいたします。
 さらに、生活習慣病は子供のころからの習慣も注目する必要があるとのことで、土佐市では、昨年3月に「土佐市子どもの健康づくりアクションプラン」を策定しております。尼崎市では、市独自で作成した生活習慣病に関する副読本を活用し、小学校6年生、中学校2年生を対象に授業を行っているとのことです。本市の子供の生活習慣病予防についての取り組みについての御所見をお伺いいたします。
 次に、がん検診についてお伺いいたします。
 がん検診についても早期発見・早期治療のために行われておるわけですけれども、受診率向上のために、特に女性特有のがん検診には一定の年齢ではありますが、無料のクーポン券が配布されております。それに加えて、大腸がんについても無料のクーポン券が配布されるようになりました。特定健診では、自己負担を無料にしていただいております。それで特定健診に加えてがん検診につきましても、受診率向上のために同じく自己負担を無料にすることはできませんでしょうか、御見解をお伺いいたします。
 次に、健康なんこく21計画についてお伺いいたします。
 健康なんこく21計画きらりが、平成18年3月に策定されました。10年がたち、ことしは新たに28年度以降の健康増進計画の策定が予定されているとのことです。現行の計画は、健康に関心のある市民の皆様によります南国市健康づくり市民会議と保健福祉センターで策定されました。市民の皆様の生活の実感からの健康づくりの計画にもなっておりまして、健康文化都市づくり事業など、さまざまな形で展開されております。施政方針では、次期計画は市としても健康づくりの目標を定め、市民の皆様とともに取り組めるものにしたいと考えておりますとあります。現行の計画にも目標は掲げられておりましたが、このたびは数値目標を定めて取り組むとのことです。生活習慣病の発症・重症化を防ぐことによって、介護が必要になることを防いだり、おくらせたりすることができるこの大事な生活習慣病対策は、重要課題の一つとして今度の計画を策定する必要があると思いますが、この計画の策定の内容、プロセスなどをお伺いいたします。
 計画の策定には、市民の健康づくりに熱心に取り組んでいただいております保健師さんのお声は欠かせないことであり、数値目標達成についても保健師さんの役目は大きいと思います。現在の市の保健師さんの人数は足りておりますでしょうか、お伺いいたします。
 健康行政の最後に、施政方針には、新年度から今まで申請などがあった家庭の訪問にとどまっていたママケア助産師訪問事業は、こんにちは赤ちゃん事業において新生児の全戸訪問に専任の助産師を配置し、訪問活動による子育て支援の強化を図ってまいりますとあります。助産師さんの全戸訪問ということは画期的なことであり、特に初めての赤ちゃんを迎える家庭にとって、その後の育児生活をしていく中で、どんなことがあっても育てていくという出発に対して、何かあったら相談をしてくださいね、などの行政側のメッセージも伝えられると思います。訪問には今までもこんにちは赤ちゃん事業において訪問をしていただいてた母子保健推進員さんや保健師さんなど、今後の訪問の体制についてお伺いいたします。
 通告の2番目、商工観光行政です。
 最初に、本市の観光行政につきましては、地域資源を生かしたイベントなどの取り組みが年間を通じて数多く行われてきております。この2月にも長岡地域を会場としてフォトロゲイニングが行われ、才谷の梅まつりも雨の中行われました。きれいな梅が咲いておりました。商工観光課の皆様には、イベント行事に先頭になって取り組んでいただいておられますことに敬意と感謝を申し上げます。
 長宗我部元親飛翔之像が5月3日に建立されます。施政方針には、これを機会に全国への情報発信を強化し、交流人口をふやし、関連産業への波及効果を広めるよう努めてまいりますとありました。長宗我部元親に関しましては、5月には長宗我部フェスがあり、全国の長宗我部ファンが岡豊山に訪れます。NHKの「歴史秘話ヒストリア」という番組では、1月27日には「美しき武将 戦国アニキの秘密〜長宗我部元親 信長・秀吉と戦う〜」との番組があり、現在このようなものを見ましても、長宗我部元親が注目されておると思います。この像の建立を契機とした本市の観光、そして産業の全国発信につきまして大きなチャンスであると思います。今後の取り組みをお伺いいたします。
 最後に、インターネットリテラシーについてお伺いいたします。
 インターネットの普及による情報化は、子供たちの生活や心身の問題に大きな影響を与えています。特にパソコン並みの性能を持つスマートフォンは、使い方によっては健康上や学習にも影響があり、またいじめや犯罪に巻き込まれるなどの問題が浮かび上がっております。総務省では、e−ネットキャラバンと題して、情報ネットワークを正しく利用することができる能力・インターネットリテラシー、そしてマナーの向上について、安心・安全に利用するための青少年、保護者、教職員などに対しての講座などの啓発活動を行っております。熊本市の江南中学校では、生徒みずからが江南ルールとして、スマートフォンの使い方のルールを決めたとの報道がありました。内容は3項目にわたっております。1健康を守ろう、2友情を守ろう、3プライバシーを守ろう、その3項目に従ってそれぞれにルールが決められました。これは生徒の学校での授業の様子、休み時間の様子が妙におかしいということで心配された先生が、この原因がスマートフォンの使い方にあるんだということがわかりまして、生徒に対してクラス委員を集めてスマートフォンの使い方のルールを決めてはどうかということを提案されて、生徒自身でこのルールをつくったということです。生徒自身がつくったということで、よく守られるようになったということを伺いました。本市における教育現場でのこのようなインターネットリテラシー、そしてマナーの向上についての取り組みをお伺いいたします。
 以上で1問目を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。
○議長(前田学浩君) 換気のため15分休憩をいたします。
 再開は14時10分です。
      午後1時54分 休憩
      ――――◇――――
      午後2時9分 再開
○議長(前田学浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 西原議員に対する答弁を求めます。市民課長。
      〔市民課長 島本佳枝君登壇〕
○市民課長(島本佳枝君) 西原議員さんの生活習慣病についての御質問にお答えいたします。
 平成25年度の国保の特定健診受診率は、30.6%となっております。平成20年度の開始以来、徐々に上昇しており、生活習慣病やメタボリックシンドロームに対する認識が広まってきていると思われますが、高知県平均の32.5%には達しておらず、今後も受診勧奨への取り組みが必要であると考えております。
 受診率の向上を図るため、昨年9月から未受診者の方へ集団健診のお知らせを送付しており、今年度3月調査分までの特定健診受診率は31.2%となり、昨年度の実績を上回っております。平成27年度の取り組みといたしましては、5月から地区の集団健診にあわせて対象者へ通知を行う予定をしております。
 また、受診券の有効期限を1月末までから3月末までに延ばし、集団健診を受診できなかった方などに対して、医療機関等で個別健診を受けていただける期間を拡大し、受診しやすい環境づくりを進めることとしております。
 特定健診の課題といたしましては、これまでの受診率の向上対策に加えて、特定健診の目的である生活習慣病の発症予防、重症化予防という観点から、今後は若い世代に対して継続健診の必要性を周知することが必要であると考えております。がん検診との同時受診を勧めるなどで啓発を行い、生活習慣を改善するきっかけとなる保健指導を推進していくことが重要であると考えております。
 国においては、データ分析に基づいた効果的かつ効率的な保健事業の実施を図るため、保険者に対してデータヘルス計画の策定を進めておりますが、本市におきましても、健診結果やレセプトデータを活用したデータヘルス計画を策定し、適切な保健事業を実施することで、市民の健康づくり及び医療費の適正化につなげていくよう、保健福祉センターと連携して取り組んでまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 保健福祉センター所長。
      〔保健福祉センター所長 岩原富美君登壇〕
○保健福祉センター所長(岩原富美君) 西原議員さんの御質問にお答えいたします。
 子供の健康づくりに関する計画といたしましては、南国市では妊娠期から子供が思春期になるまでを体系的にまとめました母子保健計画を策定しております。これは、母子保健分野における子育て支援を中心としておりますので、土佐市のような子供の健康づくりまで踏み込んだ計画にはなっておりません。現在のこの計画は平成27年度が最終年度で、新しい計画を策定する時期に来ております。子供の健康づくりには関心が高まっていますので、具体的な対策も必要と考え、後ほど説明いたします健康増進計画の中で一緒に検討していけるように準備を進めております。
 がん検診の自己負担の無料化につきましては、徐々に他市町村でも取り組んでおりまして、特に肺がん検診については、既に5市12町村と1つの広域連合が無料になっております。全てのがん検診を無料化している市町村もあります。南国市では、障害者手帳をお持ちの方などへの免除の規定を設ける肺がんは65歳、それ以外は70歳以上の方は無料にするなど配慮しておりますが、特に女性にとっては女性がん検診とあわせての受診となると、自己負担も高くなってしまいます。働き盛りである40代から60代の方により受診していただきたいと思っておりますので、受診しやすい手だてとして財政課とも協議していきたいと考えております。
 現在の健康増進計画は、健康づくり市民会議の提言書を受けて策定されており、市民の皆様が考えていただいた健康的な生活習慣を守る、現在の生活習慣を改善することにより、市民みずからが目指す目標を設定しておりますが、次期計画では、みずから頑張る市民の健康づくりを行政として推進、サポートするに当たっての目標値を持ちたいと考えております。そのために策定委員会の下に作業部会を持ち、そこを国保の被保険者の医療給付を行っている市民課、高齢者の介護予防や医療にかかわっている長寿支援課、スポーツ振興を行っている生涯学習課、子供の健康にかかわる学校教育課や幼保支援課との協議の場とし、全庁的な検討を行いたいと考えております。
 子供の健康づくりにつきましても、ライフステージの流れの中でどうしていくのか、どうしていけるのか対策を検討していきたいと考えております。第2次健康日本21の全体目的であります健康寿命の延伸、健康格差の縮小が目指せるような計画となるよう取り組んでまいります。
 保健師数につきましては、保健分野の業務は限りなくあり、全ての健康課題への対策を行っていくことは、マンパワーを考えると不可能ですので、南国市として何に、どこに重点を置くか、次期健康増進計画の中でも検討していきたいと考えております。今後は健康増進計画や国保のデータヘルス計画を推進するためには、保健指導や医療にかかる前のこのままでは重症化する人を早期に見つけ、保健師が地域に入って直接声をかけていくことにより入院や要介護状態となる人を減らす個別の対策も重要となります。保健師の増員につきましては、計画的に行っていけるように企画課とも相談してまいります。
 こんにちは赤ちゃん事業へ訪問専門の助産師を配置することで、出生後早期に全ての乳児の状況を把握し、必要なら保健師や養育支援の助産師へつなげることで、スムーズな支援ができると考えております。まずは保健師が訪問し、しばらくして母子保健推進員が様子を見に行く。次は、4カ月健診で確認していくということで、二重、三重の見守りができるような体制を目指しております。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 商工観光課長。
      〔商工観光課長 今久保康夫君登壇〕
○商工観光課長(今久保康夫君) 西原議員さんの長宗我部元親飛翔之像のことにつきまして答弁いたします。
 これまで本市は観光協会とともに、長宗我部元親ラリーなどイベントに参加しながら観光地を回る参加型観光を進めてきました。そして27年度におきましても、長宗我部元親飛翔之像の建立に関連したウオーク、甲冑体験のほか、市内の歴史・食を活用したイベントを開催・PRを展開していきたいと考えております。
 しかし、これまでと同様に事業を開催し、そのためのPRをするだけでなく、もっと積極的に全国へのアピールをする必要があると考えております。というのも、去る1月に東京ビッグサイトで開催されました「移住・交流&地域おこしフェア」に参加しましたが、そこでは各自治体による移住者誘致の地域間競争、自治体競争が繰り広げられていました。そして認知度の高い地域には黒山の人だかりで、移住者や観光客も何らかのきっかけがないと地方に来ない。そして認知度と移住者や観光客の数は比例することを実感しました。
 しかし、本市は魅力的な史跡はあるものの、全国的に認知度の高い施設や名所・旧跡はありません。そこで、国の進める地方創生の具体的参考事例の中に観光プロモーションの展開もあることから、本市にある後免町という全国的にユニークな名前を利用し、長宗我部元親飛翔之像建立を契機に、単なる観光地の紹介だけでなく、飛翔之像を含めた岡豊山、西島園芸団地、紀貫之邸、後免駅などを舞台に、大学生の皆さんとの協力を得て「ごめん・ありがとう」を切り口にしたメッセージを込めたドラマ仕立ての観光プロモーションの動画を作成し、全国へネット配信することを計画しております。加えて、「メールでごめんなさい・ありがとう」を全国募集し、応募されたメール・画像・動画をネット配信により発表していくことにより、積極的に全国に向けて情報発信し、認知度の向上を図り、入り込み客、交流人口の増加を促し、他の産業へ波及効果を生み出し、雇用も増加するというような好循環をつくっていくことを、地方創生の戦略の一つとして取り組んでいきたいと計画しております。
 そして、地域を全国へ発信することで、域外・県外の方の関心も深まり、入り込み客、交流人口がふえ、そのことでさらに地域の方々が地域の歴史を再認識し、愛着や誇りが強まるといった好循環も期待しています。
 以上です。
○議長(前田学浩君) 学校教育課長。
      〔学校教育課長 竹内信人君登壇〕
○学校教育課長(竹内信人君) 西原議員さんからの御質問にお答えをいたします。
 御質問の中でもありましたように、近年、携帯電話やインターネット、スマートフォン等のSNS・ソーシャルネットワーキングサービスの急速な普及によりまして、子供たちを取り巻く生活環境は大きく変化をしております。総務省が高校1年生を対象としたインターネットリテラシーをはかるテストとアンケートを実施しておりますが、この中で長時間利用している子供は、リテラシーが低いという結果が出ております。1日1時間から2時間ぐらいが適当で、家庭でのルールがしっかりしている子供ほどセキュリティーを理解し、リテラシーが高いという傾向が出ております。
 南国市内の小中学校においても、友人間でのLINEのやりとりによるトラブルが発生している現状があり、トラブルからいじめにつながる危険性も考えられ、子供たちに携帯電話やスマートフォン等の正しい利用の仕方について学習する場を設けております。具体的には、県教委人権教育課や南国警察署等の各関係機関と連携した非行防止教室の開催、外部講師を招聘してのSNSや情報モラルの研修会を開催しております。また、PTAが主催し、子供たちだけでなく保護者を対象としたいじめや犯罪から守るための研修も実施している学校もあります。
 今後も、県教委から配布されております「安全に使おう、ケータイ・スマホ」のリーフレットや総務省が発行しております「インターネットリテラシー・マナー等向上事例集」を活用するなど、インターネット上のリテラシー等の向上に対する取り組みを進めてまいりたいと考えております。
 また、熊本の生徒自身が取り組んだ取り組みを御紹介いただきましたが、県内におきましても、PTAが中心となって地域全体でルールづくりを行うことを現在計画しているところもあるようです。それらの先進的な取り組みを参考にさせていただきたいというふうに考えております。
○議長(前田学浩君) 15番西原勝江さん。
○15番(西原勝江君) それぞれ御丁寧にお答えいただきまして、ありがとうございました。
 健康行政、保健について前向きの御答弁をいただいたと思っております。特定健診につきましても、期間を延ばしたということで、1月で大体終わってたと思って、ああ受けなかったということもあったりしますので、3月まで延ばしていただいたということは大変にありがたかったと思います。
 それから、土佐市のような子供の生活習慣病の対策についても今度の健康なんこく21の次期計画に取り込んでいただけると伺いましたので、どうぞよろしくお願いいたします。これはお話だけなんですけれども、こういうことを先駆的に取り組んでいらっしゃる尼崎市は、ゼロ歳から高齢者まで、全体のライフステージに合わせた健診をうちの国保だけじゃなくって、ほかの保険者とも連絡をとり合いながら、漏れなく健康増進のための健診を行って、近ごろはコンビニでも若い人を受け付けるというようなことを始めたとのことです。それは健診することによって健康に対しての興味も持つし、関心も持つということで、そのようなことを取り組みしているということです。ですから、次期計画にはそういうライフステージ、限られた年代だけの割り方じゃなくて、全体を保険ということだけじゃなくて、保険っていうか、国民健康保険だけじゃない市民全体の保険事業としての計画をどのようにするかということが課題ではないかと思いますので、その点、もしお構いなかったらもう一度計画についてお答えいただけたらと思います。ただ全庁的に取り組むということで、そのことは本当にお願いしたいと思いますので、いろんなことにかかわる健康の計画であると思いますので、その点だけもう一度お伺いいたします。
 それから、がん検診につきまして、ほかの市町村で取り組んでいるっていうことを私も初めて伺ったんですけれども、このような時代でがんというものも早期発見・早期治療というものが、医学も発達していてできますので、怖がらずにみんなが検診を受けれるようにということを本当に願っておりますので、どうか自己負担のない形での検診事業に取り組んでいっていただきたいと思いますので、このことはさらにお願いしておきたいと思います。
 それからあと、助産師の訪問事業も、またこれから少子・高齢化ということは、もう本当に数が減りつつある中で、せっかく生まれてきた赤ちゃんが最後まで健康に育って、国が総合戦略で少子化対策とか言っているのが、2060年というはるか45年先のことですけれども、今から生まれる赤ちゃんに対して、もう本当に貴重な赤ちゃんですので、みんなで大切に育ってってもらいたいというそういう支援をどうぞよろしくお願いいたします。
 それからあと、観光につきまして、長宗我部元親の地域創生の一つとして取り組んでいただくということで、新しくプロモーションドラマ、動画で発信するということで、本当に画期的なことだと思います。近ごろも何ですか、小笠原さんが出演した吉田類さんの番組にも、そのときも南国市の一つの、あれは何ていうんですか、食べるところ、居酒屋さんで小笠原さんも出場して映ってるのがありました。ほんで近ごろ高知の旅番組とかグルメ番組とかあるんですけど、ちょっと南国市、抜かされないように何らかの形でアピールできるようなことがあればなって、すごい思います。この前小笠原さんに伺ったら、出てたあのお店は、もうすごい予約でにぎわい始めたということでした。とにかく南国市が地の利からいったら、飛行機をおりてすぐだし、高速からもすぐおりれるしとか、そういうようなところですので、もうぜひとも飛行機をおりたら南国市とか、高速おりたら南国市とかいうような思いで、アピールをぜひともしていっていただきたいと思います。これからのプロモーションビデオっていうかその動画でアピールできることを楽しみにしてやっていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それから、先ほどのスマートフォン、インターネットリテラシー、そういうようなSNSに対してのことですけれども、江南中学校のことをまた研究してって言っていただきましたけども、江南中学校の場合もいろんないじめとか健康の問題とか、いろいろあるっていうことは薄々そこの担任の先生が感じて個々の対応はしていったけども、それがみんなモグラタタキみたいなもので、どうしても効果が、成果が上がらなかったけれども、このたび現在の3年生じゃなく、今の3年生が2年生のときにそのことを何とかしなくちゃって先生が学級委員に投げかけたそうです、初めに。それで学級委員にみんなでルールつくったらどうかと、さっきと重なりますけど、言ったところが、余り初め賛成しなかったけれども、それならばっていうことで、その学級委員の人がやろうっていうことになって、それをまたクラスに持ち帰って、去年ルールができて、この3年生になる、だから今もう卒業するかもしれませんけれども、その3年生がみんなで守ろうって言って声かけをして、みんなの決議で守ることにして成果が上がったということです。だから、教えてもらったり、こうしましょうとか言われる場合もありますけれども、自分から自分たちの仲間同士で決めたっていうことは、守られるっていうことはあると思いますので、その点自主的にルールをつくり、守りっていうことに関しても、よく教育現場ではやっていただきたいなと思います。
 以上で2問目を終わります。
○議長(前田学浩君) 答弁を求めます。保健福祉センター所長。
○保健福祉センター所長(岩原富美君) 西原議員さんの2問でありますライフステージに合わせた計画をということで、赤ちゃんはいずれは幼児になり、幼児は小学生、中学生になり、中学生はまた大人になり、大人はまた高齢者へと順次移っていきます。これは人の一生ですので、どこかで途切れるということはない、全ての健康、一番最初の健康がずっと高齢者の健康までつながるというふうに思っております。
 また、家庭の中におきましても、赤ちゃんがおり、大人がおり、高齢者がおるという中での生活、この生活の中での健康をどう考えていくかというところで、全体的な人生の中においての健康づくりというものをできるだけ考えていきたいと思っております。
 以上です。