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検索結果 »  平成19年 第323回市議会定例会(開催日:2007/03/09) »

議案質疑


議事日程
        平成19年3月23日 金曜日 午前10時開議     
第1 議案第1号 平成18年度南国市一般会計補正予算
第2 議案第2号 平成18年度南国市下水道事業特別会計補正予算
第3 議案第3号 平成18年度南国市老人保健特別会計補正予算
第4 議案第4号 平成18年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算
第5 議案第5号 平成18年度南国市農業集落排水事業特別会計補正予算
第6 議案第6号 平成18年度南国市国民健康保険特別会計補正予算
第7 議案第7号 平成18年度南国市介護保険特別会計補正予算
第8 議案第8号 平成18年度南国市水道事業会計補正予算
第9 議案第9号 平成19年度南国市一般会計予算
第10 議案第10号 平成19年度南国市下水道事業特別会計予算
第11 議案第11号 平成19年度南国市老人保健特別会計予算
第12 議案第12号 平成19年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算
第13 議案第13号 平成19年度南国市土地取得事業特別会計予算
第14 議案第14号 平成19年度南国市農業集落排水事業特別会計予算
第15 議案第15号 平成19年度南国市国民健康保険特別会計予算
第16 議案第16号 平成19年度南国市介護保険特別会計予算
第17 議案第17号 平成19年度南国市水道事業会計予算
第18 議案第18号 南国市税条例の一部を改正する条例
第19 議案第19号 南国市営住宅設置及び管理条例の一部を改正する条例
第20 議案第20号 南国市長寿祝金支給条例を廃止する条例
第21 議案第21号 学校開放に係る体育施設の照明施設等使用料条例の一部を改正する条例
第22 議案第22号 南国市支所設置条例の一部を改正する条例
第23 議案第23号 南国市立福祉館の設置及び管理に関する条例及び南国市課の設置に関する条例の一部を改正する条例
第24 議案第24号 南国市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例
第25 議案第25号 南国市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例
第26 議案第26号 南国市職員の特殊勤務手当に関する条例の一部を改正する条例
第27 議案第27号 南国市総合計画について
第28 議案第28号 市道の認定について
第29       承認要求書
          ―――――――――――*―――――――――――     
      本日の会議に付した事件
  日程第1より日程第29まで
議発第3号 南国市特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償支給条例の一部を改正する条例
議発第4号 国民健康保険会計への国庫支出金の増額を求める意見書
議発第5号 「日本国憲法の改正手続きに関する法律案」の慎重審議を求める意見書
議発第6号 地方交付税改革は、「財政調整機能」と「財源保障機能」を堅持するよう求める意見書
議発第7号 児童扶養手当の削減と、生活保護世帯の母子加算廃止を行わないよう求める意見書
議発第8号 「公契約法」の制定を推進し、適正な労働条件の確保を求める意見書
議発第9号 国際人権A規約13条2項(b)(c)の留保を速やかに撤回するよう求める意見書
          ―――――――――――*―――――――――――
      午前10時 開議
○議長(高橋 学君) これより本日の会議を開きます。
          ―――――――――――*―――――――――――
議案第1号から議案第29号まで、報告第1号から報告第3号まで
○議長(高橋 学君) この際、議案第1号から議案第29号まで及び報告第1号から報告第3号まで、以上32件を一括議題といたします。
 これより質疑に入ります。
 議案第1号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第1号の質疑を終結いたします。
 議案第2号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第2号の質疑を終結いたします。
 議案第3号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第3号の質疑を終結いたします。
 議案第4号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第4号の質疑を終結いたします。
 議案第5号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第5号の質疑を終結いたします。
 議案第6号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第6号の質疑を終結いたします。
 議案第7号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第7号の質疑を終結いたします。
 議案第8号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第8号の質疑を終結いたします。
 議案第9号の質疑を許します。質疑の通告がありますので発言を許します。22番小沢正澄君。
      〔22番 小沢正澄君登壇〕
○22番(小沢正澄君) 議案第9号平成19年度南国市一般会計予算について若干質問をいたします。
 この当初予算は、浜田市長にとっては任期最後の予算編成であります。今議会冒頭、浜田市長は4選出馬をしないということを表明されました。東京都の石原知事は自分の四男を余人をもってかえがたい人物だというふうに表現をされました。作家出身ですから、作家の表現とはそんなことかなというふうに私は思いましたが、私どもと浜田市長とは政策面で幾つかの不一致点もありますが、私は浜田純市長はまさに余人をもってかえがたい人物だというふうに思っています。まだまだ元気ですし、もっと続投してもらいたいという気持ちもありますが、しかし一方では、この3期12年間誠意を持って真剣にこの激務をこなしてこられましたので、この辺でもう少し休むというのではないですが、そういうことになるのも当然かなというふうに思いまして、相半ばする気持ちもあります。
 平成19年度の当初予算につきましては、地方六団体からも交付税の確保などの申し入れ、運動が強く展開をされました。その結果、財務省も法定税率の引き下げをもくろんでいましたが、これもやはりそういう運動の中で見送られることになりましたし、一般財源の総額につきましても六団体の強い要望があって、一定が確保されたということにはなっています。しかし、市長もこの施政方針で述べられておりますように、地方交付税の算定の基礎になります地方財政計画自体が実情に合わないことになっていますから、そういう点ではこの市長の表現にもありますように、地方交付税にも一定影響が出てくるかと思います。
 そこで、市長最後のこの当初予算の編成で市長が特に留意をされたこと、またその施策の予算面での幾つかの特徴があればぜひともその点について市長の方から御説明をいただきたいと思います。施政方針の中でこのように言われた、限られた財源の中で将来に向けた都市基盤整備事業、産業振興対策、教育・子育て支援、少子化対策、地震防災対策、アスベスト対策などに加え、健康づくり対策を重点施策として進めてまいりますというふうに簡単に述べられていますが、これらの点で予算編成の中で留意をされて具体的に箇所づけをされたことなどにつきまして、御説明をいただければ幸いだと思います。よろしくお願いをいたします。
○議長(高橋 学君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 浜田 純君登壇〕
○市長(浜田 純君) 小沢議員さんの御質問にお答えをいたします。
 まず、私自身に対しまして過分な評価をいただきまして、まことにありがとうございます。
 さて、19年度当初予算をどのような思いでと、こういう御質問でございますが、財政問題について今議会の一般質問にも、大変な市民負担の中で市民の生活を守るこの南国市の財政が破綻をしないようにと、お答えをしてまいりました。そういうことで、まず18年度予算の決算収支がどうなるか、御提案を申し上げております補正予算で5,000万円程度の基金からの繰り入れを基金へ返すという予算でございまして、2億円事実上の財源不足が残っております。ただいま内示のそのまだ内示という段階でございますけれども、過日県選出の国会議員から電話連絡が入りまして、特別交付税が7億円、17年度と同額で要望しておりまして、少し無理かなと、こういうようなことで総務省、財務省などを回ったわけですが、結果的に6億7,000万円は間違いないと。6億七千数百万円ということでございますので、当初予算との計上額で1億7,000万円の差額が出てまいりますので、これは補正予算の専決処分で基金へ繰り戻すといたしますと、残りの3,000万円が依然として基金から充当しておるということでございますが、ただいま財政課の方で歳出予算の補正予算編成後のなお一層の執行状況の精査に当たっておりますが、きょう現在3,000万円を決算前の歳出の精査でどうも削減できないだろうということでございます。したがいまして、残りの3,000万円は決算不用額で対応するということで、過去の決算状況から見ましても、十分3,000万円の不用額は出てまいりますので、18年度も基金からの事実上の繰り入れはないということで、保有する基金の額に18年度末変動はないと確信をいたしております。これで平成14年度以降、5年連続で財源不足のために基金を取り崩すということはなくなったと、このように思っております。
 そのような18年度の収支でございますが、平成19年度の予算編成に当たって、特に小沢議員御指摘のように編成中も既に自分の意思ははっきりしておりましたけれども、努めて平常心で臨むように心がけたところでございます。平常心で予算編成に臨んだわけですけれども、19年度はどのような分野に重点配分すべきかということは常に配慮しながら行いました。
 まず、第1点の特徴といたしまして、かねて地震防災対策を重視をし、19年度も重視をして臨むわけでございまして、学校の耐震化、校舎の耐震化にはほぼめどがついたと。19年度で日章小学校、香南中学校の耐震調査を行い、20年度で耐震工事を行うということで、校舎の耐震化にはほぼめどがつきました。残る20年度以降、避難場所を兼ねることになります体育館で老朽化の体育館を改築していく、これは長岡小学校、北陵中学校でございます。これを終わりますと大規模改修の予定がたくさんあるわけですけれども、耐震を急ぐという観点から、香長中学校は耐震補強はせずに、そのまま全面改築に入ります。今の見通し、教育委員会の方針等も考えますと、福田議員さんから御要請のお話がございましたが、平成23年度以降早い時期に行えるという見通しが出てまいりました。あくまでも大規模改修は後回しにして、地震関連を優先するとのことでございます。そして、久枝の津波の避難施設の新規予算も19年度に計上をいたしております。このように、新規事業も入れまして地震防災対策に一つには重点的に配分をいたしたところでございます。
 教育・育児支援の分野では、一般質問でもお答えをいたしましたように、放課後児童対策、学童保育とも言われますが、これを急速に拡大をしていくということから新しく19年度で国府小学校の施設整備の予算化を行い、白木谷小学校で文部科学省の放課後児童対策を導入するという新規予算も組みながら、医療費の助成あるいは各保育所の運営、児童手当、こういったような分野に重点的に配分をいたしたところでございます。
 次に、産業振興にも重点的に予算配分を行いました。この中では、6,000万円ほどの企業誘致奨励金も継続しますが、新たに米農業を積極的に支援していく、地産地消を拡大していくということで、米地産地消の会が取り組んでおります有機栽培を県の補助金を得て支援するための1,500万円ですか、新しい予算を確保をいたしております。こちらの方でも引き続き農業はもちろんですが、企業誘致あるいは中小企業振興のための予算に重点配分をいたしておるところでございます。
 もう一つの4つ目の分野でございますが、将来に向けた基盤整備ということでございますが、こちらの方も新たに下水道特別会計で後免地区に下水道、汚水の排水管を布設するということで、これは5カ年計画でございますが、19年度から実施をしてまいりたいと思っております。また、環境センター、し尿処理関係では施設から排出されます沈砂などがロンドン条約ですか、海洋投棄が認められないということになりまして、特別な処理装置を設けまして、し尿の収集処理に支障のないような施設整備を行うというような新規事業も含めまして、高知〜南国道路の継続実施、あるいは東部自動車道の高知〜南国道路の周辺対策の継続実施、それから公営住宅の建てかえが19年、20年で行うというように、こちらの方にも重点配分をいたしたところでございます。
 最後、5点目の重点配分の分野として健康対策というものを計画をいたしておりますが、これは従来取り組んでおります生涯学習課あるいは保健福祉センターの継続事業、また新たに国保あるいは介護保険の分野でもそれぞれ健康づくりのための事業を行っておりますが、これらを一層拡充、拡大していくための所要の予算も確保いたしたところでございます。特に、浜田勉議員さんの御質問にお答えをいたしましたが、具体の予算化はどういうことかということがまだはっきり確定はしておりませんが、南国市がこのほど食育推進基本計画というものをまとめたわけでございますが、この学校給食もそうです。この食育推進基本計画の中で取り組む地産地消、それから従前から高い評価を受けておる学校給食を通しての食育、これらを柱にして真ん中に先ほどの南国市独自の食育推進のまちづくり、こうしたものをイベントを開催し、NHKの公共電波に乗せて全国発信をして健康づくりに取り組む南国市、そういうものを全国に情報として提供するとともに、南国市民の皆さんにも南国市がいよいよ食育のまちづくりに乗り出した、健康づくり、介護予防に乗り出しておるということを大きくアピールをすることがまた19年度の大きな課題であるし、全庁挙げてただいま取り組む体制で進めております。ぜひとも成功させたいと思っておりますので、議会議員の皆様方も積極的な応援、御協力をこの場をかりましてよろしくお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。
○議長(高橋 学君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第9号の質疑を終結いたします。
 議案第10号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第10号の質疑を終結いたします。
 議案第11号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第11号の質疑を終結いたします。
 議案第12号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第12号の質疑を終結いたします。
 議案第13号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第13号の質疑を終結いたします。
 議案第14号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第14号の質疑を終結いたします。
 議案第15号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第15号の質疑を終結いたします。
 議案第16号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第16号の質疑を終結いたします。
 議案第17号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第17号の質疑を終結いたします。
 議案第18号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第18号の質疑を終結いたします。
 議案第19号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第19号の質疑を終結いたします。
 議案第20号の質疑を許します。質疑の通告がありますので発言を許します。16番今西忠良君。
      〔16番 今西忠良君登壇〕
○16番(今西忠良君) 議案第20号南国市長寿祝金支給条例を廃止する条例について少し質疑をさせていただきたいと思います。
 この制度ができたのが昭和52年3月で条例化されたと思うんですけれども、30年にはなろうかとしております。80歳以上で当時はずっと全員に支給をされてきましたし、当初の支給の給付は3,000円で、15年の改正以前は5,000円で対象者ももう2,000人は超えるような現状で推移をしてきたと思いますけれども、これを平成15年3月の議会で条例改正をされたと思うんですけれども、そのときは満80歳、88歳、99歳の方で、それぞれ節目ということで支給額も1万円に変更されてきたわけです。今回の廃止提案理由では、現在の福祉の情勢からして施策としては効果が希薄になっているというふうに述べておりますけれども、ずっと制度を改悪というか変更してきた、カットしてきたからこういうふうになっているのではないかという点と、長寿祝い金の財源がこれから少子対策や介護、健康づくりにも充当していきたいというのが一つの理由で述べられておりますけれども、きれいごとにも映るような気もするわけですけれども、この廃止の根拠と考え方、平成15年の条例改正から4年足らずなんですけれども、余りにも非情なやり方ではないだろうかとも考えますし、現在の対象者、財源の措置等についてはどういう状況なのかお尋ねをします。
 以上です。
○議長(高橋 学君) 答弁を求めます。保健課長。
      〔保健課長 中村さぢ君登壇〕
○保健課長(中村さぢ君) 今西議員さんの御質問にお答えいたします。
 長寿祝い金はもともとは年金の補完といいますか、年金が始まったときにまだまだ充実しておりませんでしたので、それからが始まりだというふうに認識をいたしております。そういうことで始まった祝い金ですが、途中で今度は敬老の日に今までの社会に寄与した高齢者にということでお祝い金というふうに変わっております。一度廃止になっている経過がございました。ほかの県でもちょっと調べてみたんですが、もうほとんどの県で少ない、本当にもう数県の県というふうにとらえております。私たちもいろんな御意見もいただいた中で、やはりもう年金も充実もいろいろ問題はありますけれども、多くの方が受給者そのものもふえてきましたし、そして高齢者に対する介護保険、高い保険料もいただいているんですけれども、介護保険制度も徐々に充実しているということで、この祝い金ということのあり方についてはもう見直そうではないかということで、職場で論議をさせていただきました。そういう意味で少子化対策を含めまして、そちらの方の妊婦検診も2回が5回というようなことになり、それへの財源も必要で有効に使えると。そして、介護予防でいろんな地域で介護予防活動を広めておりますけれども、それにも役立てたいという本当にそういうふうな思いが強くございましたので、提案をさせていただいた次第です。
 それから、数字的なことでございますけれども、15年度までは80歳以上の方全員で5,000円を支給いたしておりました。そのときに約2,300人が対象でございましたので、財源も1,150万円ほどの財源でございました、費用が。それから、16年度からは先ほどおっしゃったように80歳、88歳、99歳ということの支給になりまして、18年度の人数につきましては615人ということで615万円ということになります。ちなみに、これがこのまま続きますと、これはちょっと余計なことかもわかりませんが、例えば10年後では1,258人という高齢者が、80歳、私たちが80になるときには2,068人ということで、かなりの高齢化が進んでおりますので、そのようなことも出てきます。やっぱり今ここで少子化対策も含めて高齢者の健康づくりにかえたいという思いが非常に強うございましたので、御理解いただきたいと思います。
 以上です。
○議長(高橋 学君) 16番今西忠良君。
○16番(今西忠良君) 保健課長の方から答弁をいただきましたが、少し。
 特に、小泉改革から始まって、勤労国民の痛みが増すばかりで給付はすごく減額をされ、負担ばかり増す現状で推移をしてますし、特に高齢者におきましては老人医療制度の改悪や税制改革で70歳以上で1割の負担も導入をされましたし、老人医療受給対象者年齢を70歳から75歳、特に所得税の公的年金等の部分においても控除の縮小、あるいは老年者控除の廃止など優遇措置が次から次へと縮小、廃止をしてますます暮らしにくいという状況が生まれてきましたし、数年前からは敬老の日の記念品も廃止をされてきたと思いますし、非常に夢もロマンもなくなるような現状で推移をしてますし、高齢者憲章の定めからしても、またこの条例ができた当初にも1条の目的には長年にわたる社会への寄与や貢献に対して長寿を祝しというのが目的でもありますし、高齢者に対する感謝や思いやり、あるいは温もりの欠ける施策ではないかというような部分も私は感じるわけですし、20年からは後期高齢者医療保険制度もスタートするような状況で、生活の場をどこに求めていけばいいのかというか、不安ばかりが先立つ現状ではないかと思います。この財源を少子化対策や、あるいは介護予防、そして健康づくりということで先ほど課長の答弁もありましたし、六百二、三十万円ですかね、現状の中の財源措置ですけれども、本当にこれを効果的に期待のできるものになっていくのか。先ほども述べていただきましたけど、改めてあればお聞かせを願いたいと思います。
○議長(高橋 学君) 答弁を求めます。保健課長。
○保健課長(中村さぢ君) 繰り返しになりますけれども、少子化に向けて、そしてもうお金で潤いでなくって、元気を持ってもらいたいということで、若者の気持ちを高齢者に向けるということで、元気づくりに若者も一緒になって支援をしていくというふうに、介護予防と少子化に向けて取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(高橋 学君) 11番山崎峻英君。
      〔11番 山崎峻英君登壇〕
○11番(山崎峻英君) 今西議員の方から質問がありました。少し角度を変えまして、保健課長にお伺いをしておきたいと思います。
 18年度で665人と伺っております。政治には厳しさと一面で温かみが同居しているというふうに考えるわけでございます。廃止ということで答弁がありましたが、ここに至る過程の中で、例えば高齢者の中には比較的高額の年金受給と所得の多い層もいると思います。一方では、老人福祉年金のみ、あるいはそれ以下の所得で非常に厳しい生活を送っている人たちもいると思うわけです。ですから、その今回の廃止に至った経過の中でそういった人たちからアンケートのような声を聞く、市民の、そういうようなことをやってみた経緯があるかどうか。
 それから、もう一点は、私はこれを全廃ということはどうかと。やはり、一方の低所得の老人の皆さんが80歳、88歳、99歳まで長生きをされるということは、やっぱり市民がみんなでその人たちを祝福するということはあっていいんじゃなかろうかというような気持ちがあるわけです。ただし、財政厳しい折ということになれば、それらについて所得制限を考えながら祝意をあらわすというようなことも考えることはできるんじゃないかというように思うわけです。そういった点をどのように検討され、今日に至ったのか。保健課長、御答弁できればお伺いをしたいし、課長の権限以上ということであれば、市長からでもお伺いをしたいと。これは市長最後の任期ですが、何かやめ際にぼし切ってやめたというような印象すら受けかねないというふうに思いますので、そのあたりは一つ温かみのある浜田市政であったという印象を与えて去っていただくというのが、まことにこの市民本位の市政を今日まで進めてきたせっかくの浜田市長であるというふうに考えるわけでございまして、このあたりをちょっと御答弁いただければありがたいと思います。
○議長(高橋 学君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 浜田 純君登壇〕
○市長(浜田 純君) 市長の方からお答えをいたしますが、まずアンケートについては課長の方から状況を聞きますが、私の方へは直接手紙でこれはもう要らんと、要らんと言うちゃあったに、また受け取ってくれということやと。そのようなことがあって、ですからお一人の意見で保健課も判断しなかったし、私もそれは判断はしてませんけれども、アンケートと言われましたのでふとそういうことを思い出しました。そのほかには、多くの方がこの祝い金に期待をしておるという話も伺っております。ですが、やはり今の、もちろん600万円で破綻をするということではございませんけれども、こういう類似の経費をずっと眺めておりますと、やはりこの際この厳しい状況ではもうこれを続けるよりも、他の課長が答えましたように、例えばまだ予算化はしてませんけれども、妊婦検診の無料を拡大するとか、いろんなそちらの方に回した方がいいという政策判断でございまして、むしろ先ほど小沢議員もおっしゃってくださいましたが、最後のということを意識すればえいやというようなことにもなりかねませんので、努めて冷静に通常の予算編成方針で臨みまして、こうした結果になったということで、私は該当者の方も理解をいただけるのではないかなと、こんなに思って削減を決断をしたところでございます。
○議長(高橋 学君) 保健課長。
      〔保健課長 中村さぢ君登壇〕
○保健課長(中村さぢ君) 今西議員さんに答えたことと繰り返しになる分もあるかと思います。
 まず、1点目のアンケートにつきましては全く実施しておりません。日々の高齢者の声、窓口にいらっしゃった方の声など、敬老会の記念品でもそうですけれども、いろいろそういう声の中で考えたこともございますし、先ほど市長が申しましたように、1通の手紙がありました。そのお手紙は本当に温かい手紙でして、単純にやめたらいいということではなくって、これを本当に困った高齢者の方に使ってもらいたいということもちゃんと書かれてありました。私たちも職場でそのことも含め論議をいたしましたけれども、やはりこれは低所得者に対する福祉のお祝い金ではございませんので、あくまでも長寿祝い金ということでしたので、低所得者だけにということで線を引くのも大変考え方としてはそれも少し無理があるかなというようなことも考えて、いろんな角度から十分ではありませんけれども、検討はさせていただきました。そのことをお答えをいたしたいと思います。もうやっぱり歴史的な役割が終わったかなというふうな取り方も私たちにございました。そのこともつけ加えて御答弁とさせていただきたいと思います。不十分だと思いますが、御理解いただきたいです。
○議長(高橋 学君) 11番山崎峻英君。
○11番(山崎峻英君) 御答弁はよく意味はわかりました。私どもこの議案にどういう態度をとるかということでちょっと苦慮するところでございますが、やっぱりそういう手紙のおいでた方は、送ってくださった方というのは、恐らくさっき私が言った前者の人たちだろうと思うわけですね。ですから、比較的もう老人福祉年金1本でいっておるような人は、負担増の中で我々に入ってくる話では非常に厳しいということで、どうこう言いながら、これはお祝い金の金封はもうなくなるわけですから、せめてはそれくらいの措置は講じてあげてよくはないかというような気分があるわけです。全体として、なかなか部分的にそういうことを分けて考えるということが、こういう祝い金などについては難しいかもわかりませんが、今後そういう方向をもう一度別の形で考える機会などがありましたら、私はやっぱり100歳近く生きるということは大変喜ばしいことでありますから、行政としても何らかのことをしてもいいじゃないかというふうに思って発言をしたわけですが、今後とも十分検討をしていただきたいというふうに思いまして発言を終わりたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(高橋 学君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第20号の質疑を終結いたします。
 議案第21号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第21号の質疑を終結いたします。
 議案第22号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第22号の質疑を終結いたします。
 議案第23号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第23号の質疑を終結いたします。
 議案第24号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第24号の質疑を終結いたします。
 議案第25号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第25号の質疑を終結いたします。
 議案第26号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第26号の質疑を終結いたします。
 議案第27号の質疑を許します。質疑はありませんか。11番山崎峻英君。
      〔11番 山崎峻英君登壇〕
○11番(山崎峻英君) 第27号南国市総合計画について少しお伺いをしたいと思います。
 これは基本構想と基本計画になっております。ざっと読ませていただいたわけでございますが、なかなか立派なできばえでございまして、感心もしているところでございますが、この中で私は先日の一般質問で浜田和子議員あるいは田島議員からも質問をされておりました土地利用という問題が非常にこれから重要になってこようというふうに思うわけです。基本構想、基本計画の中にも若干うたわれておりますけれども、例えばこのゾーンごとに分けて考えていくというふうに書いてあります。特に、地方財政が今厳しい中で企業をどう南国市へ誘致をさせていくかということがネックになってくるだろうと。そういう場合に必ず、市長も答弁をしておりましたが、市街化区域と市街化調整区域の問題が出てきまして、例えば高知市の企業などが南国市へ土地を求めるといったときに、なかなか開発許可がおりないというようなところに直面するわけでございます。市街化区域の中、あるいは工業地域の中であれば、そこはなかなか土地代が高いというようなことになってくるわけでございます。それをうまく誘導していくために、例えばこの構想の中だったと思いますが、計画的に土地利用の線引きを変更するとかというようなことも書かれているし、それからさまざまなこの商業地域や住宅地域のそのバランスを考えながら線引きを変更していくということも書いてありますが、具体的にその線引きを変えるということになりますと、広域連合のその会議などがございまして、なかなか難しい問題が出てくるわけでございまして、この構想から、あるいは構想の中へといったらいいでしょうか、例えば集落、地域の整備法などを引き込みまして、これは農林課サイドになるんでしょうか。それから、地区計画などを引っ張り込んで、工業部門の地域をこの調整区域の中にぽったり構えるというようなことは可能かどうかということを、これは都市計画課長に聞いたら一番わかりますろうか。そういったことを企画課サイドではどのように考えているのか、ちょっと教えていただきたいと思うわけですが。植田の圃場整備をやったときに、あそこへ五十何戸の住宅供給公社の宅地を造成したわけです。あれは調整区域のど真ん中でございましたが、あそこへ農林課サイドで都市集落地区整備計画というのを入れまして、計画を立てて、あこの圃場整備以北の植田部落をその地区へ入れて、あの住宅を創設をしたという経緯があるわけです。今回十市でやっている圃場整備の中にそういった工業地域を例えば取り入れるとか、住宅地域を取り入れるとかというようなことも可能だと思うわけですが、そういったようなことを駆使しながら、いかに南国市へ、高知市あるいは県外から企業の誘致を求めていくかというような考え方というものを、この総合計画と基本計画の中に一つの想定としてそういう考え方を持っておるのかどうなのか、ちょっと伺っておきたいと思います。わかる範囲で結構ですので、よろしくお願いいたします。
○議長(高橋 学君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 浜田 純君登壇〕
○市長(浜田 純君) 私の方からお答えをいたします。
 一般質問でもお答えをいたしましたように、民間開発をどういうように受け入れていくかということでございまして、マスタープラン、総合計画では大まかなことをうたいまして、総合計画の中でも5つの基本政策ということで、それを先導する3つの戦略プロジェクトということの一つに産学連携の新産業創造拠点形成プロジェクトということも掲げておりまして、当然民間企業の参入を期待をしておるところでございます。そういうことを総合計画の中でうたいまして、都市計画のあり方、あるいは地区計画をどう立てていくかということでございます。地区計画でのやったのはたくさん事例がございまして、山崎議員が御紹介いたしました植田もそうですが、オフィスパークの開発もこの手法であったと記憶をしております。そこでずっとお答えをいたしておりますように、線引きも含めて都市計画マスタープランの修正をまず庁内あるいは庁外から県の職員も参加してもらって、直ちに立ち上げるとお答えをしてきたところですが、けさ都市計画課長に再度この点について確認をいたしますと、都市計画課内でも担当の係長を中心に、もちろん企画も参加をいたしますが、検討会立ち上げの準備をしておるということでございますので、まずはマスタープランの修正を手がけていきたいと、このように考えておりますので、ぜひ御理解をいただきたいと思います。
○議長(高橋 学君) 11番山崎峻英君。
○11番(山崎峻英君) 調整区域と市街化区域の問題というのは、市長も先日答弁の中で言っておりましたが、まさにそのとおりだと思います。線引きを拡大すれば、またそこが価格上昇するということで、なかなか難しい問題だと思います。このゾーンの土地利用基本方針というのを僕ここで読ませていただいたわけですが、ただ中心地市街地ゾーンと住宅地市街地ゾーン、工業系ゾーンというようにずっと分けて考えておりますが、オフィスパークもあと一つという何かこの間新聞へそんなに見ましたが、あと一つですかね。
      (「1区画だけ」と呼ぶ者あり)
 1区画だけがまだですね。そういうふうにあそこもかなり埋まってきたわけです。あの種のやっぱりこう無公害の企業を呼び込んでいくということが、一つにはこの非常に財政厳しい折にこの入の拡大にいかにつなげるということが、今自治体にとっては大変重要なことになってくるだろうということです。ですから、この市街化調整区域と市街化区域の問題を変更するにしても、それからそれぞれのゾーンにおける土地利用の問題を考えていく上で、やはりこの南国市の姿勢というものが一番問われてくると。南国市はこういきたいので、県もぜひ認めてほしいと、国もそれに協力してほしいという形でやっぱりいくべきだと思うわけですので、この辺難しい問題があろうと思いますが、ぜひ市長を先頭に今後のこの土地利用については真正面から取り組んでもらうということに期待をしたいと。それが将来の21世紀のこの南国市の将来を見通した一つの市政運営の柱になるんじゃなかろうかと、こんなに思っておるわけですが、市長は今年いっぱいの任期ということでございますが、その残る任期をそこのあたりに重点を置いた指導というか、頑張ってほしいということをお願いをして終わりたいと思います。
○議長(高橋 学君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第27号の質疑を終結いたします。
 議案第28号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第28号の質疑を終結いたします。
 議案第29号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第29号の質疑を終結いたします。
 報告第1号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 報告第1号の質疑を終結いたします。
 報告第2号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 報告第2号の質疑を終結いたします。
 報告第3号の質疑を許します。質疑の通告がありますので、発言を許します。15番福田佐和子君。
      〔15番 福田佐和子君登壇〕
○15番(福田佐和子君) 報告第3号南国市立図書館の指定管理者指定の解除の報告についてお伺いをいたします。
 私はすべての指定管理者制度に対して反対をするものではありませんけれども、教育施設には反対の立場で昨年9月議会には条例提案された際に反対をいたしました。特に、今回の図書館につきましては、3年ごとに管理者が変わる、継続もありますけれども、3年ごとに変更されるという計画でありまして、蓄積ができないという立場で反対をいたしました。指定先が決まった段階では賛成をいたしましたが、市長のさきの答弁内容にもありましたように、私どもが加わっております教育民生常任委員会で事業費について議論がなされました。その説明の中で、平成19年は3,035万円、20年度は3,120万円、21年度は3,130万円と年々事業費が増額をするという説明でありました。今は生涯学習課長の説明では、指定管理者制度に対して移行時期であって、館長も課長が兼任をするということで2,218万円でやっているけれども、19年度からはこの金額になるという説明でした。それで、このことを受けて市長は人件費としての六百数十万円を削減をしたという説明でありましたが、保育所民営化の折に市長は保育内容をよくするために民営化をするのではなく、財政事情で民営化するとはっきり答弁をされております。事業費が増額になり、もとのように市の直営で行っていたときと同じように金額がふえるのであれば、今の直営のままで今のこれまで課長が兼任をされておりましたが、そのことも大変な状況ではあるとは思いますけれども、現在の状況で進められないものかということで意見を述べました。そこで、結果としては法人の方がその金額では受けれないという状況になったと説明がありましたが、県立の美術館の館長さんの発言が先日載っておりましたが、この中に経費節減とサービス向上は同時にできると思っている。決して悪い制度ではないが、外部委託していい施設としてはいけない施設がある。博物館や美術館は地域社会の文化遺産、共同体の記憶を残していく場所である。このような文化施設を外部委託の対象とするのは、自分たちの記憶を消し去ることにつながりかねない。そして、公募されて1回目の応札には何とか持ちこたえられても、2回目以降になると人件費や事業費、管理経費などの切り代はほとんど残っていません。コストを削るのにも限度があります。文化施設は本来何をすべきところなのか、設置主体である自治体の見識がまず問われているのではないかというふうに述べられております。
 そこで、改めて今後の対応を市長にお尋ねをしたいと思います。答弁では、今後も委託費用について協議をするということでありましたし、それがだめなら企業もという答弁をされました。私たちは保育所民営化の折にも安ければいいという理屈ではなくて、公立保育所と私立の保育所が同じような保育内容で、同じような保障をされながら南国市の子供が育つようにということで、民間保育園への委託の反対と、そして民営保育所の底上げを要求して補助金を引き上げることにも改善をさせることができたわけですけれども、1つ目は市政の中での図書館事業の位置はどのあたりにあるのかお聞きをしたいと思います。2つ目は、保育所民営化のときにも私どもが懸念をいたしました受け手の法人が財源で折り合いがつかずにやめたといった場合どうするか、子供が間に挟まれてどういうことになるのかということが大分懸念をされました。今回はそれが現実となったわけですけれども、図書館の現在の職員さん、ほとんどが臨時パートと言われておりますけれども、この職員さんと法人が4月以降雇用予定の職員はどのような立場に立つことになるのかお聞きをしたいと思います。3つ目は、委託費がもとに戻るのであれば、委員会でも述べたようにこのまま直営ということも可能ではないでしょうか。これを機会に図書館のあり方、指定管理者制度のあり方を検討すべきではないかと思います。残念な結果にはなりましたし、生涯学習課長もこの3月で退職をされるというときに大変残念な結果というふうに思っておられるかと思いますけれども、これを機会に改めて図書館の位置づけを考え直していただきたいと思います。今の図書館は紆余曲折のもとにあそこに落ちつくことになりました。これまでの図書館は、市民の皆さんと多くの本当に図書館を愛するボランティアの方に支えられて築き上げたものではないでしょうか。指定管理者になお移行するのか、あるいは直営にするのか、どちらにしても今は一度立ちどまって考え直すべきだと思いますが、このことについて市長はどのように考えておられるのかお聞きをいたします。
○議長(高橋 学君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 浜田 純君登壇〕
○市長(浜田 純君) お答えをいたします。
 図書館につきまして市長の認識は、まず教育委員会が常に教育長を中心に発言をしておりますように、南国市の文化行政の拠点にしたいと、南国市の文化の発信拠点も務めていくという強い意志を持っておりますので、私も何とか予算面でこれを支えようということで、大変厳しい財政状況の中で新築ではございませんでしたが、南国市の将来の財政に見合う借金もしない形で何とか図書館を整備しようということで、あの場に改修をしながら移転をしたわけです。そして、長年にわたって現在の生涯学習課長、あるいはその前任も含め電算化の検討を進めてまいっております。準備がもうできましたと、あとはハードの予算措置を待つだけですという状況の報告がございましたので、すぐさま補正予算で措置をするなど図書館については私は最大限予算的な配慮をするということで、自分自身もこの南国市の文化行政はここを拠点に行っていくんだと、教育委員会の方針を強く支持をしておりますし、これからもそうでございます。ただ、施設の管理運営の形態として直営でいかなければならないのか、民間でもいいじゃないかという議論を経まして、指定管理者制度の採用に踏み切ったわけです。野村議員さんに一昨日ですか、民間委託あるいは指定管理者制度の判断基準ということをお話ししましたが、やはりコスト削減というものも私は特に重視をいたしております。ですから、教育委員会と話し合いが継続しておる早い段階で、市長のこうした方針を伝えるべきであったということは一般質問でもお答えをいたしております。これからも指定管理者制度でいきたいと私は考えておりますが、所管の教育委員会の方もただいまのところ同じ意見ではないかと思っておりますけれども、契約できなかったNPOさんともぜひもう一度私自身も話をしたい。どうして話をしたいかということについても既にお答えをしましたけれども、指定管理者制度のことを私からも理解をしてほしいと、制度そのものを理解してほしいと同時に、市の財政状況についても指定管理者制度を採用するといったようなことを含めて、ぜひ市長みずからまずは説明をして納得いただけないかということから、この図書館問題は再スタートをさせたいと思っております。直ちに直営、市営、市の直轄で行うという考え方は、ただいまのところは持っておりません。
○議長(高橋 学君) 15番福田佐和子君。
○15番(福田佐和子君) 先ほどの質問の中での現在の図書館の職員さん、4月から既にもう雇用約束をしておられる職員さんが法人の方にはあったかと思いますが、その方の立場はどのようになるのか答弁をいただきたいと思います。
 市長のお考えはわかりましたが、図書館というのはその利用料を取る施設ではなくて、あくまでも市民の皆さんに対して市が行うサービスで、これを民間にお願いをするというのは本当に無報酬でその管理運営をしてほしいということですから、そのあたりを理解をしていただいて、本当に市がこれまでやってきたことをボランティアで市のかわりにサービスを続けるというのは、これは法人の側にとっても大変なことだと思うわけですが、コスト削減と利潤というのは相入れんものがありまして、図書館の場合は。先ほど県立美術館の館長さんのお話を取り上げたのは、やはりそういう文化施設、教育施設についての認識をやはり市民の皆さんとは同じにしていただきたいという思いがあって、今回改めてお聞きをしたんですが、その市民サービスとしての図書館のあり方を私はぜひもう一度考え直すべきだと思います。今白紙に戻っているわけですから、そのことを考えながら仮に法人と契約を結ぶことになったとしても、そのあたりのことをきちんと認識をしていただいた上でやっていただきたいと思います。職員さんの対応についてはどのようになるのかお聞きをいたします。
○議長(高橋 学君) 答弁を求めます。生涯学習課長。
      〔生涯学習課長 小串 一君登壇〕
○生涯学習課長(小串 一君) 福田議員さんの御質問にお答えいたします。
 4月からのNPOの職員はまだ採用しておりませんでしたので、その前にこういう事態がありましたので、NPOが採用しておりませんでしたので、それは間に合いましたけれども、うちの雇っている職員をそのまま雇い入れるという形になっておりましたので、急遽またうちの方で4月から継続して雇うということで、その辺は問題はありませんでした。
○議長(高橋 学君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 報告第3号の質疑を終結いたします。
 これにて議案及び報告に対する質疑を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(高橋 学君) お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第29号は会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
○議長(高橋 学君) これより討論に入ります。
 討論はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 討論を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(高橋 学君) これより採決に入ります。
 議案第29号を採決いたします。
 本案はこれに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔全員起立〕
○議長(高橋 学君) 起立全員であります。よって、議案第29号は同意することに決しました。
 なお、報告第1号から報告第3号までにつきましては、議決の対象となりませんので念のため申し上げます。