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検索結果 »  平成27年 第382回市議会定例会(開催日:2015/03/06) »

一般質問 1日目(野村新作)

質問者:野村新作

答弁者:市長、関係課長


○議長(前田学浩君) 14番野村新作君。
      〔14番 野村新作君登壇〕
○14番(野村新作君) 通告により一般質問をさせていただきます。
 私の質問は、1市長の政治姿勢、3選目に向けて。2都市計画道路、市道との交差点は。中央分離帯。3市区画整理事業、現状水路で大丈夫か、でございます。以下、順次質問をさせていただきます。
 まず初めに、市長の政治姿勢でございます。
 橋詰市政も2期目最終年となり、決断と実行をスピード感を持って取り組んでこられ、特に市民の生命と財産を守るために防災面での事業が評価されます。主なものを上げてみますと、津波対策では県下いち早く14基の避難タワーの建設、県下初の軽自動車救急車の装備、化学消防ポンプ車の装備、毎年にわたる防災コミュニティーセンターの建設、奈路、三和、もうすぐ完成の後免、今年度は前浜の着工が予定されております。
 財政面では、就任以来6年間で公債費、市の借金を約60億円減らした財政再建、税の公平性、収納率向上のため、租税債権管理機構の設立、固定資産税の税率を1.5から1.45へ下げた決断、医療費の中学校までの無料化や中学校給食へ向け前進中の事業、庁舎の耐震化工事ももうすぐ終了いたします。
 南国市では初めてと言われる篠原地区での土地区画整理事業がスタートいたしました。本市に暮らす全ての子供たちの健やかな成長と家庭を築き子供を産み育てたいと願う人々の希望が満たされる社会の実現を目指す南国市子ども・子育て支援事業計画等、一部ではありますが紹介させていただきました。
 これらの実績をどう評価し、継続中の事業や新たな事業、地方創生事業とか企業誘致等がございます。まだまだ市民のためにやるべき事業がたくさんあると思われますが、最終的には、市民に南国市に住んじょってよかった、南国市に住んじょってよかったと言われるような市政が望まれます。
 そこで、市長3選へ向けての思いをお伺いをいたしまして市長への質問を終わります。
 続きまして、都市計画道路でございます。
 新たな東西幹線道路の整備により、市街化地区の活性化、高知市等周辺都市との連携、高知自動車道南国インターとのアクセス強化を図る、とさでん交通後免線と並走する国道195号線の停滞緩和を図る、車道と分離して自転車・歩行者道を両側に設置し交通安全性を強化し南海トラフ巨大地震や火災等災害発生時に避難路や延焼を防ぐ防災空間、また物資輸送路としての機能をさせるという大きな目的を持って、都市計画道路高知南国線が昭和46年計画決定以来37年経過してやっと工事が始まろうとしております。
 1月にはくい打ち作業も終わり、全体像が明らかになり、ことしは用地測量、物件調査が行われる予定であります。
 主要な路線、東工業西小籠通橋梁区間、東道路との交差部は交差点を形成することを前提に、その形状等について公安委員会と協議中。以外の交差点については、今後市及び公安委員会との協議を進めていくとあります。
 そこでお伺いをいたします。
 篠原工事区間には南北に交差する市道が3本あります。住吉通電停から南へ、南国ビジネスホテルより南へ、篠原電停より南へ。通勤通学、日常生活、電車、バス利用者が利用し、もちろん車両も通行しております。都市計画道路により篠原地区が分断されるため、現状より横断が不便になりかねない状態となります。
 そこで、お伺いいたしますが、3カ所の交差部をどのように形成していくかお伺いをいたします。信号機つき右左折交差点、横断歩道の設置とか、安全で利便性が求められますが、市としての対応をお伺いいたします。
 また、都市計画道路に接続する市道の拡幅は考えられているかどうかお伺いをいたします。
 続きまして、中央分離帯のことについてお伺いいたします。
 篠原土地区画整理事業によりますと、都市計画道路に接する幅6メートルの区画道路が都市計画道路南側に4カ所、北側に3カ所予定されております。中央分離帯があるために左折方向のみの接続となり、例えば北進をして都市計画道路に進入し高知市方面に行くにはスムーズに流れますが、市役所後免町方面に行くには信号のある交差点まで行って右折をしていく不便さがございます。
 また、都市計画道路に南進して進入すれば、市役所後免方面にはスムーズに流れてまいりますが、高知市方面に行くには信号のある交差点まで行って右折して進まなければならない不便さがあります。
 中央分離帯の開口と横断歩道の設置について市の考えをお伺いをいたします。
 最後に、都市区画整理事業の雨水対策でございます。
 都市区画整理事業の事務所が1月19日に開設され、都市計画道路高知南国線の整備により、今後宅地開発が早急に進むことが予想される地域を対象に、生活道路や公園などの基盤整備を行い、将来にわたって安心して暮らすことができる健全な市街化として発展するように計画的なまちづくりが進められます。市にとっても地区にとっても大きな前進であります。
 そこで、お伺いをいたします。約5.1ヘクタール事業区内では側溝も整備され、雨水対策は万全と思われます。その雨水は現状水路に流れ込んで下流へ下流へと流れてまいります。現地を歩いて水路を見て回ってみました。南北に流れる水路が中小7本、中央公民館を東西に流れる水路に流入します。さらに、7本の水路によって東工業前南側の東西に流れる南悪水と呼ばれる水路を経て、摺鉢川、明見川へと流れてまいります。
 強い雨が降ると市道冠水があちこちで見られます。さらに、区画整理事業分5.1ヘクタール分の雨水流入により現状より市道冠水がふえるのではないかと心配されますが、市の水路対策をお伺いをいたします。
 以上で1問目を終わります。答弁をよろしくお願いします。
○議長(前田学浩君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) ただいまは野村議員さんから私の市政運営につきまして過分な評価をいただきまして、本当に感謝にたえない気持ちでいっぱいでございます。本当にありがとうございます。
 私が市政を担当させていただきまして本当に時間が経過するのが早いなと。はや7年余りが経過いたしましたが、この間東日本大震災が発生いたしまして、その教訓を生かしまして南海トラフ地震への備え、市民の命と暮らしを守り、これに防災対策に全力で取り組んでまいったつもりでございます。おかげさまで、市民の皆様の大変な御協力、御理解をいただきまして、沿岸部での津波避難タワー14基を県下に先駆けて完成することができました。その他公共施設の耐震化にも取り組んでおりますが、昨年のような台風などの豪雨災害に対する対策は、まだまだ防災減災には対策を講じていく必要があると、このように痛感しております。
 また、都市基盤整備につきましても、都市計画道路高知南国線、南国駅前線を同時に取り組んでいくことを決断いたしまして、順次整備を進めてきたところでございますけれども、ここに来て国からの補助金がどうも思いどおりにいただけない状況になりました。その原因は私なりに理解しておるつもりでございますけれども、国への要望を今後とも精力的に行っていく必要があると、このように思っております。
 一方で、先ほど野村議員さん御指摘がありましたように、篠原地区の区画整理事業、これは南国市にとりましても初めての独自で行う試みでございますが、本格的にいよいよ事業認可をいただき、着手に取りかからなければならない時期に来ておるわけでございます。
 また、産業振興あるいは雇用確保の面では、岡豊工業団地に明星産商を迎えることができました。一方で久礼田地区にも有限会社釜原鋳鋼所を運よく迎えることができました。これらの会社は高知県下では年商100億円を超える屈指の企業でございます。さらに、現在県と共同によりまして日章工業団地の整備に取りかかるところにあります。
 同時に、地産地消を推進するためにJA南国市が設立いたしましたJA出資型農業生産法人南国スタイルへの支援を行い、農業で生活していける環境整備に取り組んでおりますし、議員の皆様方を初め市民の御理解をいただいて市が出資して西島園芸団地の再建を目指しておるところでございます。ただ、どちらもまだまだ改善、改良すべき点も多々あります。引き続き支援をしていく必要があると考えております。
 さらに、本市の基幹産業であります農業の振興におきましても、今回が本市にとってのラストチャンスであると判断いたしまして、国営圃場整備事業にも手を挙げて現在担当農林水産課が積極的果敢に説明会など地元への協議を行っているところでございます。
 また、保護者の皆様方から強い御要望をいただいておりました中学校給食につきましては、現在平成29年度中の配食に向けまして、給食センターの立地場所の選定について最終的な調整の段階に入っておるところでございます。
 ただいま申し上げましたハード面ばかりでなくて、ソフト面におきましても、子育て支援策といたしまして昨年10月から中学校卒業までの医療費の無料化を実現することができましたし、保育料の軽減も徐々にではありますけれども拡大して努力してまいったところでございます。
 そして、市民の皆さんの負担軽減策といたしましては、長年の懸案事項でありました固定資産税の超過税率の問題につきまして、標準税率に近づけるよう財政事情等も考慮しながら0.05%ではありますけれども引き下げることを決断しました。けれども、今任期中にと申し上げてまいりました点では、まだ標準税率までは引き下げることができておりません。いつ標準税率に戻すかということが今後の課題として残ってまいります。
 また、これも長年の課題、懸案でございました、高知大学医学部と共同して取り組んでまいっております医学部及び附属病院周辺の住環境機能の整備につきましても、一定は前進したものの、いよいよ実施していくという受け皿は整いつつありますが、着手にはまだ少し時間がかかるのではないかと思っております。
 そして、私が市長に就任して以来ずっと頭の中に描いてまいりました課題といたしまして、文化施設の整備問題がございます。単に文化ホールを建設するというものではなくて、高齢者の憩える場所であったり、子供が利用しやすい施設であったり、こういうもの、あるいは文化交流の場であったり、地域コミュニティーの場であったりするいわゆる複合的多機能型の文化施設を何とか整備していきたい。このように考えてまいったわけでございますけれども、残念ながら防災対策を初め、市民の命と暮らしを守るために優先すべき課題が多数あったため、今もって実現に至っておりません。
 このように、市長に就任しまして2期目に入り、一定の成果といいますか、これは私なりに少しはあったと、このように思っておりますけれども、まだまだ緒についたばかりの事業を本当の意味で軌道に乗せる、こういう私に課せられた任務もあるのではないかと思っております。何と申しましても、今後人口減少に対応していくための地方版総合戦略の策定にも取りかかったばかりでありまして、余りにも多くの課題が山積しておるのが現実でございます。
 したがいまして、市民の皆様方のお許しをいただき、ぜひ引き続き市政の運営を力強く前進させていきたいと、こういう決意でございますので、議員の皆様方、市民の皆様方の何とぞ御理解、御指導をお願いいたしまして私の答弁にかえさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(前田学浩君) 建設課長。
      〔建設課長 松下和仁君登壇〕
○建設課長(松下和仁君) 野村議員さんの御質問にお答えいたします。
 都市計画道路における市道との交差点並びに中央分離帯についてでありますが、県中央東土木事務所が行う都市計画道路の建設により分断される市道3路線につきまして、住民の安全確保を最優先とし、安心・安全な道路を構築すべく地元自治会、県警交通規制課並びに公安委員会、県中央東土木事務所と十分に協議を行いながら、また都市計画課とも連携を図りながら進めていきたいと考えております。
 次に、都市計画道路に接する市道の拡幅の考えについてでありますが、東工業高校前から西へ至る都市計画道路国道195号線沿いの電車通り交差点までの区間において、重要かつ主要な幹線となり得る市道については、今後、南国市のマスタープランにおける市街地整備方針等を考慮しながら都市整備課と協議を行い、地元自治会とも十分な協議体制を確立し、関係機関とも連携して進めなければならないと考えております。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 上下水道局長。
      〔上下水道局長 高田博通君登壇〕
○上下水道局長(高田博通君) 野村議員さん質問の区画整理区域外の下流水路の整備についてお答えします。
 区画整理を行いますと土地が宅地化するため、豪雨時の水路への流出が早くなります。そのため、雨水対策としては区域内に雨水流量調整池を設置するか、下流の水路を改修するかどちらかになります。今実施しています区画整理事業は、調整池を設置する計画になっていませんので、下流の水路改修が必要となります。
 市街化区域内は下水道事業計画区域となっており、汚水だけでなく雨水対策についても整備することとなっています。このため、区画整理区域内の水路整備はもちろんですが、区域外の下流の水路についても区画整理計画の工程、平成29年度から33年度に合わせた整備を行います。そのため、今後3本延長1.2キロメートル程度の実施設計を行ってまいります。
 議員御指摘のその下流に位置します市道稲吉明見線沿いの水路、南悪水と呼ばれる水路につきましては、薬師堂前の延長150メートル区間で水路壁のかさ上げが必要であり、今後個人の床版もあわせた改修を計画してまいります。なお、その下流の準用河川の摺鉢川や落地川につきましては、現在の断面で流下能力ありとの流量計算の結果が出ています。
 以上です。
○議長(前田学浩君) 14番野村新作君。
○14番(野村新作君) まず、交差点の件でございますが、これから地元の要望が出てくるかと思います。十分に協議の上、対応をお願いをいたします。
 それと、水路のことでございますが、今の水路、本当に貧弱なもんでございますので、十分な対応をお願いしたいと思います。
 最後に、市長のほうから力強い3期目に向けて力強く前進をしていくという心強い答弁をいただきました。これを聞けばもうあと何ちゃあ言うこともございませんので、ぜひとも3期目、4期目に向けて前進をしていくようにお願いいたしまして質問を終わります。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(前田学浩君) お諮りいたします。先日の議会運営委員会での決定もあり、本日の会議はこの程度にとどめ、明11日は休会して3月12日に会議を開きたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 3月12日の議事日程は一般質問であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて延会いたします。
 御苦労さまでした。
      午後1時40分 延会