トップページ > 南国市議会 > 議会議事録
読み上げる

議会議事録

  • 開催別
  • 一般質問
  • 議員提案
  • 市長提案
  • その他
  • 検索

検索結果 »  平成26年 第381回市議会定例会(開催日:2014/12/05) »

一般質問 3日目(山中良成) (一般質問)

質問者:山中良成

答弁者:市長、教育長、関係課長


○議長(前田学浩君) 2番山中良成君。
      〔2番 山中良成君登壇〕
○2番(山中良成君) 議席2番の山中良成です。
 一般質問最終日のラストとなり、皆様お疲れとは思いますが、よろしくお願いいたします。
 本日は1番、高齢者の医療費について、2番、地震対策、3番、3年間の市長の政治姿勢への総括質問について質問をいたします。
 それでは、通告に従って質問いたします。
 まず、高齢者の医療費についてですが、9月議会でも高齢者実態調査について質問をさせていただきましたが、もう一度再質問をさせていただきます。
 国は、2015年から患者が医療機関でどんな治療を受けたかわかるレセプトのデータを活用して、都道府県ごとに抑制の目標値を設定する方針をとられております。ということは、本市にもその課題が来ていると思われます。
 そこで、高齢者実態調査の結果を27年度にどう反映させ、具体的に市としてどういう対策をしていくのか、また高齢者の医療費削減をどう図っていくのか、関係課長に答弁を求めます。
 また、健康づくりについては、今企画課が進めております南国市総合計画にもどう反映しどのような位置づけをするのか、関係課長に答弁を求めます。
 次に、地震対策の質問に移ります。
 現在、太陽光発電システムを南国市内の香長中学校と北陵中学校に、小学校では十市小学校、日章小学校、大篠小学校、長岡小学校、岡豊小学校の5校に設置されており、そのうち香長中学校のみ売電できるというふうにお聞きしております。この太陽光発電システムによる電気使用料を見ますと、香長中学校では平成22年度は約940万円でしたが、平成24年度は約630万円と310万円の経費削減となり、効果があると数値が示しております。しかしながら、この太陽光発電システムには、蓄電機能がついておりません。特に、小学校については、本市の避難場所として指定されており、災害時の停電時には、電力の確保が重要だと考えます。阪神・淡路大震災や東日本大震災では、体育館に避難するも、電気もつかず、恐怖心をあおられたともお聞きしました。もし蓄電機能があれば、電気を通し携帯電話やパソコンが使用でき、連絡をとることだけでなく、情報もいち早く知ることができ、IHが使用できれば料理も可能であり、大半のことがカバーできるのではないでしょうか。しかしながら、現在の太陽光発電設備では、蓄電機能はついておらず、もう一度設備投資をしなければならないため、すぐに全校設置は難しいと思います。
 そこで、本市はこの件についてどのように考えており、どのように進めていくのか、市長及び教育長、そして関係課長に答弁を求めます。
 3問目の質問に移らせていただきます。
 これまで私はたくさんのことを一般質問させていただきました。その例としまして、商工観光関係では、工業関係の話し合いや中小企業基本対策審議会条例改正案、西島園芸団地問題など、また地震対策では、避難路標識、そして本市の財政問題、教育問題、都市整備問題、総合計画への提案など多岐にわたり市長並びに副市長、教育長、そして関係課長に質問や提案をさせていただきました。これは、市民の声を反映させ、南国市発展のためであり、お聞き苦しい点もあったと思いますが、南国市政のためにいろいろ質問をさせていただきました。それに対して、市長以下執行部の皆様も、親切丁寧に私の拙い質問に対して御理解のある御答弁をいただき、私もこの3年間は大変勉強になりました。私は一身上の都合により、12月末をもちまして退職させていただきますが、これからも橋詰市長をより一層盛り上げ、執行部と議会とが車の両輪のように協力し発展することを願い、市勢の発展と執行部の皆様のますますの御奮闘、御検討、御健勝、また同僚議員のますますの御健勝を心に念じて、拙い質問でありますが終わりたいと思います。市長並びに教育長の御発言があれば幸いであります。
 以上で1問目を終わらせていただきます。
○議長(前田学浩君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) ただいま山中議員さんから、この12月末をもって市議会議員を退かれるというお話がございました。この山中議員さん、第1期目就任以来、本当に南国市の諸課題に非常に積極果敢に取り組んでこられた。私は議員活動を通じて、本当に尊敬申し上げております。まだまだこれから若い山中議員さんでございますので、自分の思い、希望も高いところにお持ちではないかと思っております。これからその目標、課題に向けて積極果敢に体には十分気をつけられまして、健闘されんことを心より御祈念申し上げ、本当にこの3年間、御苦労さまでございました。私からお礼を申し述べ、贈る言葉にしたいと思います。本当に御苦労さまでした。
○議長(前田学浩君) 教育長。
      〔教育長 大野吉彦君登壇〕
○教育長(大野吉彦君) 山中良成議員さんから御指名でございましたので、市長と気持ちは全く同じでございますけども、一つだけ観点が違いますのは、実はきょう初めて言うんですが、山中良成議員さんは、私の香長中時代の教え子でございまして、市議会議員に当選されてから、ああ自分の教え子がこんなにすばらしくなって、南国市民を代表する市議会議員さんとなっておいでていただけたことに本当にうれしく感じたところでございましたし、市長も申されましたように、いろんな課題に向かって前向きに全力で取り組んでおられる姿に、また改めて感銘もさせていただいたところでございます。今後は、山中議員さんのお気持ちを私、教育現場を預かる者としてお引き受けいたしまして、執行部、市長を初め執行部の方々並びに市議会議員の皆様方と力を合わせて南国市の市政並びに教育行政の充実に取り組んでまいりたいと思います。どうぞ御自分の目標に向かって進まれると思いますが、お体に気をつけて頑張っていただきたいと思います。
 以上、本当にお世話になりました。ありがとうございました。
○議長(前田学浩君) 長寿支援課長。
      〔長寿支援課長 原 康司君登壇〕
○長寿支援課長(原 康司君) 山中議員さんの高齢者の医療費について御質問にお答えいたします。
 南国市における平成25年度の後期高齢者の1人当たりの医療費は125万9,000円余りで、県内で2番目に大きくなっています。平成24年度からいいますと約5万円、4.3%の増になっております。医療費が増加することにつきましては、医療技術の高度化や平均寿命の延伸に加え、医療環境が整備されていること等、さまざまな要因が考えられています。医療費の増加への対応といたしましては、同じ病気で複数の医療機関を受診することなどが言われておりまして、医療の適正な受診を進めていくことが必要であると考えております。
 しかしながら、最も重要なことは、高齢者の方が健康でいていただくということであると思います。そのためには、健康診査を受診していただき、生活習慣病の早期発見に努めていただくことも重要であります。平成22年度から健康診査の受診費用の自己負担額を無料にしておりますが、受診者が伸びないこともありましたことから、本年度から対象者全員に健康診査の御通知をいたしております。健康診査を受けていただく方をふやしていくための方策といたしましては、引き続き検討してまいります。
 また、介護予防事業や自立支援への取り組み、生活を活性化していただくための取り組みを進めていくことにより、高齢者が元気で生活を続けていただくことを支援していくことも医療費の抑制にもつながるものと考えています。
 高齢者生活実態調査につきましては、高齢者福祉計画及び介護保険事業計画策定のために現在は参考にさせていただいておりますが、これだけにとどめるものではなく、高齢者が安心して生活を送っていただくために実施している調査でございます。高齢者にかかわるさまざまな施策に活用してまいります。
 また、市の総合計画などの計画策定におきましても、高齢者の健康づくりのために活用できるのではないかと考えております。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 学校教育課長。
      〔学校教育課長 竹内信人君登壇〕
○学校教育課長(竹内信人君) 山中議員さんからの地震対策についての御質問がありましたのでお答えいたします。
 現在、南国市内の小中学校における太陽光パネルの設置状況は、山中議員さんもおっしゃっていただきましたように、2中学校、5小学校となっております。これは平成21年度から22年度にかけて、環境教育に利活用するために文部科学省の補助事業を受けたことによるものでございます。その中で香長中学校だけは売電ができるように整備されており、年間2万円程度の収入が入っております。山中議員さんが言われますように、災害時の活用も考えた蓄電設備については、現状の設置しているものに蓄電システムを入れることが可能であるか、また今後防災関連の補助事業等があるか、さらに新たに別施設への設置ができるかなどを調査検討してまいりたいと思っております。
○議長(前田学浩君) 2番山中良成君。
○2番(山中良成君) 先ほどから市長並びに教育長のほうから本当に心温まるお言葉をいただき、本当にありがとうございます。これからも一生懸命頑張っていきたいと思っております。
 先に高齢者の医療費問題についてですけども、先ほど市長も言われておりましたように、これから高齢者の医療費にはすごい、これもう本当に問題だらけだと思っております。といいますのも、2029年には全国で築50年以上になる道路などが半分以上になり、その道路の84.1%が市町村が管理されております。都道府県の管理道路を加えると95%に達すると予想されております。また、都市公園や上下水道、小中学校、図書館などの維持更新投資もかさむというふうに言われております。これだけ多くの支出を市費で投入してやらなければなりません。そのためには、やはり医療費の削減を本腰を入れて取り組んでいかなければならないというふうに私も思っております。先ほど課長の方から、具体的にというふうに言ったんですけど、余り具体的には出ておらなかったのであれですけども、私は健康維持も考えると生涯学習等が重要になってくるのではないかなと思っています。運動だけではなく、農業など興味を引くものを推進していくことが大切だと私は思っております。また、南国市にはまほろばクラブというスポーツクラブもあります。あと文化関係の団体もたくさんあります。そちらのほうとも連携をして、この健康維持によって医療費の削減をしていくということも大切だと思いますので、課長はその件についてどういうふうに思われているか、見解を述べていただくよう、よろしくお願いいたします。
 次に、太陽光発電システムへの件なんですけども、防災関連の補助事業による新規設置の補助金等が、もしかしたら来年度できるかもしれないというふうにお聞きしております。ぜひとも財政課長もそちらのほうまた調べていただいて、ぜひこの蓄電によって、暗がりからの恐怖というのはやっぱりすごい大きかったみたいですので、そちらのほうをできたら推進していただくようお願いをします。
 御答弁については、長寿支援課長のほうからのみで構いませんので、答弁をよろしくお願いいたします。
 以上で2問目を終わりたいと思います。
○議長(前田学浩君) 答弁を求めます。長寿支援課長。
○長寿支援課長(原 康司君) 山中議員さんからの御質問にお答えします。
 医療費を抑えるであるとか、介護給付費を抑えるためには、やはり最終的には皆さんが健康でいただくということが何よりであると考えております。そのためには、私ども長寿支援課が行う事業、そして保健福祉センターのほうで実施しておる健康づくりの事業、そして生涯学習課のほうで行っております高齢者教室であるとか、スポーツに関する事業、全て健康に関することであると考えております。今後、健康のために関連する職場が連携して、健康づくりのために取り組んでまいりたいと思います。
○議長(前田学浩君) 2番山中良成君。
○2番(山中良成君) ぜひとも本庁を挙げて連携していただいて、ぜひよろしくお願いいたします。
 本当に皆様、本当にありがとうございました。
 以上で3問目を終わりたいと思います。
○議長(前田学浩君) 以上で通告による一般質問を終了いたしました。
 これにて一般質問を終結いたします。
 明12日の議事日程は、議案の審議であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて散会いたします。
 御苦労さまでした。
      午後2時17分 散会