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検索結果 »  平成26年 第381回市議会定例会(開催日:2014/12/05) »

一般質問 2日目(浜田和子) (一般質問)

質問者:浜田和子

答弁者:市長、教育長、関係課長


○議長(前田学浩君) 16番浜田和子さん。
      〔16番 浜田和子君登壇〕
○16番(浜田和子君) 公明党の浜田でございます。第381回定例会の一般質問をさせていただきます。いつも生活者の目線ということですが、今回は特に市民の皆様からお寄せいただきました内容を中心といたしまして質問をさせていただきます。ここでしなくてもと思われるものもあるかと思いますが、御容赦をいただき、御答弁のほどよろしくお願いをいたします。
 まず、道路に関する諸課題ということで、市道沿いにございます街路樹につきましてお伺いをいたします。
 街路樹は、市街地におきましては環境浄化のためにも、また景観の上でも大切な役割を担っておりまして、私も極力植えていかなければならないという認識に立ってまいりました。
 しかし、現状を見てみますと、公園がたくさんあり、そこに多くの木々が植えられているにもかかわらず、その前の歩道に植えられている場合がございます。また、狭い歩道の上に場所をとり、それが古くなり根を張り、通行の妨げになっている街路樹もございます。周囲は田園で緑がいっぱいという環境、そうではなくとも青々と茂る間もなく剪定されるものなどがございまして、ここに本当に必要なのかと考えさせられるところもございます。そういうところに毎年多くの管理費用が費やされている現状であろうかと思います。
 そこでこの際は、これまでに植えてきました街路樹を全体的に見直して、必要なところは大切に管理し、精査していくべきと思えるところは精査していくことも考えていかなければならないのではないかと思いますが、御所見をお伺いいたします。
 次に、市道の未登記につきましてお尋ねいたします。
 昨日市長も少し触れられましたが、これまで南国市では市民の皆様から御自分の土地を提供していただきまして、認定市道とさせていただいている箇所が多くあると思います。
 しかし、御提供していただきました土地が分筆されず、登記ができていない箇所が大変多くあるのではないでしょうか。随分と昔に御提供いただいた道路が分筆されず、未登記のままになっており、提供してくださった方から、時間が経過し代がかわってきますと、そのことがもとで住民の間でトラブルが起こるといったケースもあるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。時間がたてばたつほど、問題が発生するのではないかと心配をいたします。道路法第4条には、道路を構成する敷地、支壁その他の物件については、私権を行使することができないとありますが、一般的にその法律について市民の皆様の御認識がない場合が多々あると思われます。それがためのトラブルも起きると考えられます。南国市といたしましてこういった問題をどのように御認識され、今後どのようにされていくのか、お尋ねをいたします。
 次に、後免東町の信号機につきましてお伺いいたします。
 新川川の雨水対策も本年度末には東町まで完了し、インター線の拡幅工事も終えることとなるかと思います。その先高知南国道がインター線まで伸長することも見えてきました。これらのことをあわせまして、東町の右折レーンや信号機の稼働が市民の皆様の大きな関心事となっております。命がけで渡ると言われております東町の交差点です。私の友人の子供さんも何年か前ここで交通事故により亡くなりました。2年ほど前には、目の前でバイクがはねられ、バイクに乗っていた方が高く飛び上がってから地面に落ちてきた場面も目撃いたしました。加害者も被害者もどれほどの思いであろうかと胸が痛みます。こういった危険を何とか早く解決しなければなりません。これまでに私も何度か質問し、他の議員さんからもお尋ねがあったことですが、右折レーンとあわせ、信号機の今後の計画につきまして御答弁いただきたいと思います。
 道に関しましての最後は、避難路についてお伺いいたします。
 危機管理課のほうでは、避難路の整備において住民の皆様からの御意見をもとに整備を急がれていることと思います。市民の皆様からの御意見といたしましては、指定された避難路が実際に地震が起きた場合、安全に通れないかもしれないという心配の声です。それは比較的広目の道でも、左右の住宅や塀が崩れてきて通れなくなる危険性がありそうだということです。でき得れば、狭くても田畑の間にあるあぜ道も第2の避難路として整備をしていただきたいということです。予算措置として実現可能でしょうか。危機管理課だけではなく建設課のほうでも御協力いただけるとも思いますが、御所見をお伺いいたします。
 また、トリム公園でございますが、保育園や幼稚園では、よちよち歩きの幼い子供たちを連れてここへ来る場合がございます。そんなときにもし地震が起き、久枝の避難タワーに逃げようとしても両サイドの家や塀、電柱などが倒れていれば、幼い子供を連れてタワーにまで行けない。トリムの中に避難タワーをつくってほしいというお声もいただきました。タワーはちょっと難しいと思いますが、子供たちを連れて逃げることができる避難路を示していただければと考えます。その上でトリム公園内にその避難路を表示した掲示板を置いていただければと思いますがいかがでしょうか、お答え願います。
 次に、介護施設につきましてお伺いいたします。
 介護施設における経営内容につきまして、南国市はどのような方法で把握されているのかをお聞きいたします。
 高齢になり自分で思うように生活ができなくなった方々は、出したい声も出せないのが実情だと思います。以前には食事に関して問題のあった事業所もございましたが、経営が深刻な場合は、利用者にしわ寄せがいってるのではないかと心配される、ちまたの声を耳にすることもございます。
 また、一日中車椅子で足がぱんぱんに腫れている状態を見ると、どうにかしなければと思うという声も聞きます。介護の仕方です。事業所により格差が生まれているのではないかと思います。事業所の食事の状態や介護内容を南国市はどのようにして把握されているのでしょうか、そのことにつきましてお伺いいたします。そしてこれは、抜き打ち検査ではなければ本当の実態は把握できないと思うのですが、いかがでしょうか。
 来年度2015年度は、3年に一度の介護報酬の改定が行われます。財務省はこの機会に介護職員の処遇は改善しながらも、全体として6%のマイナス改定を考えているようです。その背景には、本年10月3日に公表されました介護事業者の経営実態調査の結果が、平均で8%に上る利益率であったことがあります。これを中小企業並みの2.2%に合わせるべきだというものです。さらに、社会福祉法人が運営する特養における内部留保が平均で約3億円、全体では2兆円を超えるとされている問題です。これを介護職員の処遇改善に充てるべきだとの声が上がっているものです。南国市の事業者にとっては、どこの話だと言いたい内容ではないかと思います。このような全国平均に基づくマイナス改定が行われることになれば、南国市における介護事業者はなおさら経営が圧迫され、利用者にしわ寄せが行くのではないかと心配されます。南国市は事業所の実態を正確に把握し、適切な指導を行うとともに、現状の厳しさを明確にまとめなければならないと思います。その上で国に対して介護報酬のマイナス改定に対する意見を届けるべきだと思います。全国一律なものにするのではなく、一定の基準を決めて国は方向性を出さなければならないと思います。南国市としての対応につきましての御所見をお伺いいたします。
 通告の3番目は、文化都市についてお伺いいたします。
 南国市は市長のメッセージにもございますが、田園都市、学園都市、高知の玄関都市といった表現が使われております。食育の南国市も知られておりますし、スポーツが盛んであることは周知のとおりでございます。文化につきましては、文化祭の開催などが各地域で開催されるなど健闘している昨今ではございますが、南国市が文化都市であるというイメージは、実感として感じられないというのが市民の皆様の正直なところだと思います。それはなぜかと考えてみますと、行政として文化に対しての投資が余りなされていないということではないでしょうか。私が認識できていないのかもしれませんので、幾つかお聞きしたいと思います。
 平成13年12月に文化芸術振興基本法が施行されて13年の歳月が過ぎています。ここには地方公共団体の責務、地域における文化芸術の振興、学校教育における文化芸術活動の充実、劇場、音楽堂等の充実なども定められております。この13年間文化芸術に対し、南国市がどのように取り組んでこられたのかを、まずお示し願います。
 次に、11月26日付で教育長から、南国市立小中学校の保護者に対してのお知らせがございました。その内容は、53回を数えた南国市音楽祭の廃止、南国市子ども詩集「のびゆく子」の廃止、南国市絵をかく会を南国市展と統合することにしたことへの理解と協力を求めるものでございます。これらが廃止や統合に至った詳細な理由をお伺いいたします。
 また、教育長は、子供たちの活躍の場を保障していくと述べられておりますが、それはどういった形でなされていくのかをお聞きいたします。
 話の角度が少し変わりますが、南国市では不登校の子供たちもやはりなくならない現状にございます。大野教育長は、子供たちをこの上なく愛し大切にしてくださる教育長ですから、一人一人の心を酌み取る努力をされていることと思います。しっかりと寄り添ってくださっていると思っています。それでも不登校の子供たちがいます。中には御病気の方もおいでるかもしれません。どちらにしろ不登校の子供にとっては、学校が自分の居場所になっていない。それは心の居場所がないということだと私は思っております。自分の長所が生かせる場所を見つけた子供には自分の居場所ができる。その前に自分の長所を知る機会も与えられなくてはなりません。いわゆる自己肯定できる環境づくりが最も大切です。スポーツであれば市の大会、県での大会、次には四国大会、全国大会と目指し、自分を思い切り発揮できる場所が与えられるその場所があってこそ自身の力を知り、目標を持ち、希望を持って頑張る。その自分があることが即自分の居場所を与えられることになっているのではないだろうかとある意味考えております。1番にならなくても、思い切り自分を表現できるその場所が必要です。数学でもいい、国語でもいい、その子の長所が生かせる環境が大切です。音楽という分野では、その場所が少ないのではないですか。作文や詩が得意な子供のその場所はどうなのでしょうか。「やまもも」には出してもらえなくても「のびゆく子」には掲載してもらったという子供のうれしい笑顔が自己肯定になるのではないですか。音楽祭などの廃止が子供の目線に立っての判断なのか、それとも忙し過ぎる先生の目線なのかというところが気になりまして、廃止の理由について具体的にお聞きしたいと思ったところでございます。今後の対策を含めての御答弁をよろしくお願いいたします。
 そして、これまで何度も質問されてきました文化ホールのことにつきましてお聞きいたします。
 市長も就任前からずっと心にとめてくださっている課題でございます。南国市の現状から、また道路の問題も解決されなければ実現はできないことと思っております。
 しかし、今後どのくらい待てばよいのか、建設の計画の進捗状況が市民の皆様には全く見えてこないところに不満のお声が上がってまいります。道路はいつごろできるのか、その先はどうなるのか、市民の皆様に見えるようにすることはできないでしょうか。南国市民の皆様はかなりの努力をされながら文化活動をされておられます。活動の拠点となるだろうし、文化芸術の発信の場所ともなるでしょう。文化都市と胸を張って宣言できる南国市にするためにも、一日も早い建設を願うものでございます。南国市の地震対策を初め諸課題はあります。でもその最後ということのないように、お答えをいただきたいと思います。
 最後に、地方創生につきましてお伺いいたします。
 さきの質問に御答弁いただきましたので、重複になるかもしれませんが、よろしくお願いいたします。
 地方の人口減少問題が内政の主課題となり、東京集中の人口を地方へ分散するということが特徴となっているのが地方創生と言えると思います。国はまち・ひと・しごと創生本部を立ち上げ、地方の創生に立ち上がっておりますが、国が地方におろすのではなく、地方からどうしたいかを国に上げていくことが求められております。地方の課題については、全国知事会において少子化に関してしっかりと提言がなされております。1出生率向上、2地方での若者の定住促進、3子育てにシフトした税制改革という3点の提言ですが、婚活や医師の確保、不妊治療の充実、教育費用の提言などを求めています。
 さらに、地方の若者が大都市の大学に吸収されてしまう実態を指摘し、地方の大学の強化を訴える声が相次いだとございました。まさにここが人口流出の大もとだと言えます。私どもの足元から考えてみますと、小学校で塾に通いますと、その子供たちが高知市にある進学校に進みたいと思うようになります。今小学校でも人権教育の一環として、地元の中学校に行こうということを啓発している感もございますが、塾に通うとなかなか地元の中学校へは進みません。そしてその子たちは、将来確実に県外の大学へ向かいます。高知にも立派な大学がございますが、やはり県外へと流れていきます。私たちの課題は、まずここにあるのではないかと思うところです。地方から政策を提示しなければならない、まずはこういった課題を地方がどうしていくのかというところから始まるのかなと思うところでございます。
 ところで、高知県では、移住促進に力を注いでおりますが、南国市におきましては、これまでの成果がどのようになっているのかをお伺いいたします。
 また、これまでもさんざん質問をしてきました少子化対策です。さらなる手だてをお考えでしょうか。そして若者の定住には、雇用の促進が大事です。就業場所や給与のアップが欠かせません。これは企業側の努力がなし得るものだと思いますが、市として何らかの応援ができないものかと思いますが、いかがでしょうか。具体的に何をしていくのか、そのためのプロジェクトチームを立ち上げているとのことですし、計画の進捗状況は、おおむねさきの御答弁でわかりました。
 西川議員さんも触れられておられましたが、石破茂地方創生担当相は、国は人も金も出すが、注文は地域からだ、出してほしいと述べられておられ、自治体の自発的な取り組みを期待しています。総合戦略の策定に当たっては、国、県の総合策定を勘案して市町村の基本的な計画、つまり市の総合戦略を定めるよう努めなければならないということが、まち・ひと・しごと創生法にはうたわれておりますが、注文は地域から先に出さなければ、国の総合戦略がまたぞろ国の目線になってしまうのではないかと思います。地方から注文を出した上で、国の総合戦略がつくられ、県も市もそれに沿った総合戦略を策定するということでなければ、地方の声は生かされないと思います。さきに取り上げました知事会の提言は、本年7月のものです。南国市の課題や目指すものをいち早くまとめておかなければ、国や県の思いに沿った南国市になってしまいます。急所は地域の潜在力を引き出す知恵や発想を練り上げていくということですが、これに対しましての取り組みはどのようなのか、お伺いをいたします。
 以上で1問を終わります。
○議長(前田学浩君) 昼食のため休憩いたします。
 再開は午後1時であります。
      午後0時1分 休憩
      ――――◇――――
      午後1時   再開
○副議長(西岡照夫君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 浜田和子議員に対する答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 浜田和子議員さんが以前からたびたびこう言われております文化ホール、文化ホールと呼んだがいいのかどうかは別としまして、私は福祉・文化そういう拠点というように考えておりますが。南国市におけます、いわゆる文化ホールなどの文化施設につきましては、私はこれまで議会でもたびたびお答えしてきたとおり、優先課題であります津波対策を初め、諸課題解決に向けまして一定の成果が上がりつつあるわけでございます。かつ財政状況も一定改善目標がございまして、これも徐々に改善されつつある、このように考えております。中心市街地に文化的な行事ができて、高齢者が集えるような場所、そして子供からお年寄りまでがさまざまな文化活動などもできる施設をできるだけ早くつくりたいというのが、私の一つの目標でもあり夢でもあるわけでございます。この施設につきましては、せんだっても民生児童委員連絡協議会ここから、ぜひ南国市に文化ホールを備えた福祉健康づくりの拠点となる会館をつくってもらいたいという要望もいただいたところでございます。その実現のためにも、その前に、市民の生命・財産を守るための最重要施設でございます南海トラフに対する南海トラフ巨大地震対策、これに全力を挙げてただいま取り組んでいるところでございますので、これが一通り見えてきましたら、次に取りかかりたいのは、私の目標であるわけでございますので、そのためにも今後とも実際構想を確かなものにして取り組んでまいりたい、そのように思っておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
○副議長(西岡照夫君) 建設課長。
      〔建設課長 松下和仁君登壇〕
○建設課長(松下和仁君) 浜田和子議員さんの御質問にお答えします。
 まず初めに、街路樹についてでありますが、現在南国自動車学校前の市道南国127号線、東工業高校西側の市道南国129号線、都市計画道路における高知南国線、南国駅前線及び十市緑ヶ丘団地内の主要な市道において、剪定などの維持管理を行っています。先ほどの御質問の中にもありましたが、景観はもちろんのこと、街路樹の果たす役割は大きく、排気ガスの中の粉じんを吸着し、二酸化炭素を酸素に交換する役目や火災の際には放射熱を吸収し、延焼を食いとめるなどの役目を果たしております。
 また、茂る間もなく剪定され、必要なのかと考えさせられるとのお話がありましたが、これはことしの春先に、南国自動車学校前の市道と東工業高校西側の市道において著しく成長した街路樹が台風などの強風により電線などに影響を及ぼすと判断いたしまして、強剪定を行ったときのことであります。その折には、市民の方から、あんなに丸坊主にしてまた葉はつくかよとか、そういう御心配の電話もいただきました。維持管理上必要であることを御説明しまして御理解をいただいたところでございます。古くからの街路樹がある南国自動車学校前の市道は、街路樹の根も大きくなり、路面舗装を持ち上げて盛り上がっており、亀裂を生じたり、縁石などに影響を及ぼしております。そうした箇所については、必要最小限に根を切断し、再度路面舗装や縁石を復旧しております。今後においても精査を行い、市民の皆様が道路を安心して安全かつ円滑に通行ができるように努めていきたいと考えております。
 次に、市道の未登記についてでありますが、平成10年に調査した結果では、全路線973路線のうち、部分的に未登記となっている路線が679路線となっております。表面は南国市の市道でありますが、底地は公衆用道路で、個人の名義の土地が存在いたしております。昭和34年市制発足当時から財政的な事情にもより、各地からの要望を受け、土地を寄附していただくことの同意を地権者の方にいただいた上、登記は行わず拡幅工事を行っていました。それらの未登記については、現在市民の方からの申し出により随時大変おくればせながらではありますが、登記事務処理を行っております。未登記問題について時間が経過し、世代がかわっても地元関係者の協力もいただきながら、市として真摯に取り組んでまいりたいと考えます。
 以上です。
○副議長(西岡照夫君) 都市整備課長。
      〔都市整備課長 小原良一君登壇〕
○都市整備課長(小原良一君) 浜田和子議員さんからの御質問にお答えいたします。
 後免東町交差点の信号機設置についての御質問ですが、高知県管轄の県道交差点でございますので、高知県中央東土木事務所のほうで進捗状況等を聞いておりますので、お答えいたします。
 本年度は、都市計画道路高知南国線の影響など周辺状況や将来の交通状況の変化を考慮した上、交差点改良の実施設計に取りかかっております。これからの作業工程につきましては、信号機の設置を含めた右折レーンを考慮した交差点形状について、地元や高知県警本部、さらにはとさでん交通株式会社と協議を重ね設計を進めていくと聞いております。
 なお、交差点改良に要する道路用地の交渉につきましては、27年度に補償額を算定しまして、早ければ27年度から28年度を予定しているそうです。
 以上でございます。
○副議長(西岡照夫君) 危機管理課長。
      〔危機管理課長 中島 章君登壇〕
○危機管理課長(中島 章君) 浜田和子議員さんの御質問にお答えいたします。
 避難路整備につきましては、自主防災組織が作成しております地域津波避難計画の見直しを行っていただき、自主防災組織として要望を上げていただきたいと思います。その避難路について地域性や必要性などにより優先順位をつけ、国、県に要望し、制度を活用し整備してまいりたいと考えております。
 津波避難タワーや高台などの緊急避難場所への避難経路につきましては、議員さんのおっしゃるとおり、地震の揺れにより家屋やブロック塀、電柱などが倒壊し、通行できなくなるおそれがあります。一経路だけでなく幾つかの避難経路を検討していただき、整備が必要な避難経路について要望していただければと思います。
 次に、トリム広場への津波避難タワーの建設につきましては、空港周辺では航空法の規定により、建物等の建設について高さ制限があり、トリム広場への津波避難タワーの建設については、高さ制限にひっかかりますので建設することができません。トリム広場からの一番近い津波避難タワーは久枝南タワーになりますが、そこへの避難経路を示した避難マップの看板の設置につきましては、トリム広場の管理者である高知県に相談をするようにいたします。
 以上でございます。
○副議長(西岡照夫君) 長寿支援課長。
      〔長寿支援課長 原 康司君登壇〕
○長寿支援課長(原 康司君) 浜田和子議員さんの御質問にお答えいたします。
 介護サービスを提供する介護事業所には指定基準があり、人員、設備、運営、非常災害対策、衛生管理など、介護、食事、ほか多くの項目で基準が定められています。介護保険事業所に対しまして、県もしくは市がそれぞれの権限により介護保険法の定めによる実地指導を行っており、基準どおりに運営されているかを調査しています。実地指導の際に基準が守られていないところが見られた場合には、その内容によりましてしかるべき指導を行っています。
 また、市が指定権者であります地域密着型事業所では、2カ月に一度運営推進会議が開催されています。そこでは、利用者、利用者の御家族、町内会長、民生委員さん等地域住民の代表の方、市の職員、地域包括支援センターの職員等が一堂に会しまして、入居者の状況であるとか、職員の研修の実施状況、開かれました行事の報告を受け、地域や行政との連携、情報交換の場として活用しております。
 基準どおりの運営がされていない事業所に厳しく対処していくことは、事故を未然に防ぐ意味でも、高齢者へのサービスが保たれるためにも、当然のことだと考えます。サービス費の支給にかかわるような悪質なものと認められる場合には、突然の調査も辞さない対応が必要と考えます。
 また、事業所に保険者の顔が見えているということも必要であると思います。決してなれ合いになってはいけませんが、保険者と事業者との間でいい意味での関係づくりを進めることは必要と考えます。そのことにより事業所の方針や考え方も把握できるのではないかと思います。今も窓口や会議の際などで担当職員と事業所職員が顔を合わせる機会や意見を交わす機会がございます。また、私どもが事業所に出向く場合もございますが、市の担当職員が現場に出向く機会をさらにつくり、職員が介護現場をより知ることは必要だと考えております。
 介護報酬の改定は、介護保険料にも影響してまいります。また、介護現場は今でも人材の確保が難しい状況でもあります。また、高齢化が進む今後は、さらに人材は必要となってまいります。全国市長会では、平成27年度以降の次期介護報酬改定に当たり、保険料の水準に留意しつつ、報酬体系を簡素化するとともに、適切な人材の確保、サービスの質の向上などを図るため、都市自治体の意見を十分踏まえ、地域やサービスの実態に即した報酬単価とするなど、適切な報酬の評価・設定を行うよう提言をしております。市の中にも国の定める基準以上に厳しい基準を事業所内で定め、高齢者へのサービスの向上に努めている事業所もございます。改定される介護報酬の中身を十分に理解した上で、運用後の状況を見てまいりたいと思います。
 以上でございます。
○副議長(西岡照夫君) 教育長。
      〔教育長 大野吉彦君登壇〕
○教育長(大野吉彦君) 浜田和子議員さんの御質問にお答えいたします。
 浜田和子議員さんも御承知のとおり、音楽祭を含む全市的な行事は、学校における教育活動を強化し、さらに補充・進化するために大きな役割を果たしています。また、子供を中心に据えた教育活動の活性化や発表の場として、それぞれの行事が果たしてきた教育的な意義は、大変大きいものがございます。
 しかしながら、各行事がそれぞれの歴史的な変遷を経て、その行事の持つ役割や運営など、それぞれの行事が発足した当時とは、取り巻く環境が大きく変化をしていることも事実でございます。まずほとんどの行事が、週6日の授業日であった当時に発足しておりまして、授業時数が増加した現行の学習指導要領におきましては、どの学校におきましても授業時数の確保に苦慮している現状がございます。その中で各種全市的行事の準備にかける時間を削減することになれば、子供たちに十分な力を発揮させられない状況が出てくるのではないかということが危惧されておりました。
 さらには、教職員のいわゆる手弁当で開催、運営を行ってきた発足当時とは違い、現在は主催者側としての責任の明確化を含む安全性の確保や予算上の課題があり、各行事とも問題点が浮き彫りとなってきておりました。
 そこで、6月議会の中でも福田議員さんへの答弁で触れさせていただきましたが、全市的な行事の見直しや改善につきまして、平成24年10月に校長会から提案があり、校長会や各学校、また各行事の運営団体等で検討が行われ、その意見をもとに平成25年11月に南国市全市的行事見直し検討委員会を立ち上げ、学校教育がかかわる全市的行事等の今後のあり方について諮問を行い、審議を重ねてまいりました。これは、現状の行事を単体で考えるのではなく、総合的に子供の立場から見てどうなのかを検討いたしました。ビルド・アンド・ビルドで立ち上げてきた行事が、内容的にも重なり、子供にとっても窮屈な現状があるのではという観点でも検討をいたしたところでございます。その結果が、本年2月に南国市教育委員会に答申され、それを受けまして教育委員会で検討を続け、9月の定例教育委員会で結論に達し、10月に南国市全市的行事見直し検討委員会及び校長会に報告をいたしました。
 その中で音楽祭につきましては、とても残念ではございますが、11月に全保護者の皆様にお知らせいたしましたように、本年度第53回をもちまして幕を閉じることに至りました。特に音楽祭では、これまで大きな事故などはなかったものの、会場周辺での開催時間帯における車の頻繁な出入りにより、危険な状況が多々あったことや、周辺地域で大渋滞が起こり、地域の皆様にも大変御迷惑をおかけしていたことも事実でございます。その他南国市子ども詩集「のびゆく子」は、高知県こども詩集「やまもも」と各学校で作成している文集を各学校版のびゆく子に作品を統合させること、また南国市絵をかく会は、時期を同じくして開催されています南国市展への統合を模索しているところでございます。いずれにいたしましても、これまで子供たちの健全育成や教育活動の活性化並びに主人公である子供たちの活躍の場を求めた教育関係者の強い願いと真摯な取り組みによって継続されてきた行事でありますが、今後は子供を取り巻く環境の変化を勘案しつつ、各学校での教育活動をより精選していくことで活性化してまいりたいというふうに考えております。
 以下、学校教育課長より御答弁申し上げます。
○副議長(西岡照夫君) 学校教育課長。
      〔学校教育課長 竹内信人君登壇〕
○学校教育課長(竹内信人君) 引き続きまして、文化芸術振興法制定13年を経過し、この間の学校教育においての取り組みということでお答えをしたいと思います。
 現行の学習指導要領では、総則において伝統と文化を尊重することが明示され、現在使用されている教科書は、昔話や神話、伝承などの教材がふえており、これらの学習を通して美しいものに感動する心や伝統的な文化を尊重する心を育てることなどが期待されております。
 また、本市の各学校においては、子供たちにさまざまな文化芸術体験をさせたいとの思いから、文化庁主催の文化芸術による子供の育成事業、これは巡回公演事業とか芸術家派遣事業がありますが、これを活用したり、また地域に住んでいらっしゃる芸術家の方をゲストティーチャーにお招きしたりしております。本物に出会い、触れる体験は、子供たちの心を揺さぶり、感性や発想力、想像力を育むものになっております。そのほか南国市展やこども県展へ鑑賞に出かけたり、県立美術館の学校への出前びじゅつ講座等によって美術や美術館に対する興味や関心を高めるための取り組みも行われております。今後におきましても、南国市の子供たちが高い芸術性や文化等に触れる機会をできる限り多く持てるように努力してまいる所存にございます。
○副議長(西岡照夫君) 企画課長。
      〔参事兼企画課長 西山明彦君登壇〕
○参事兼企画課長(西山明彦君) 浜田和子議員さんの地方創生についての御質問にお答えします。
 まず、移住促進についての御質問でございましたけれども、中山間地域、上倉地区・瓶岩地区の空き家調査を既に終えておりまして、現在本市の空き家バンクの開設に向けて準備を進めております。
 また、県の御協力をいただいて、先日高知県宅地建物取引業協会並びに全日本不動産協会高知県本部との間で、空き家の仲介に関する協定を締結いたしました。これから空き家バンクの登録の要項を今策定中でございますが、近いうちに空き家バンクを開設して広げていきたいというふうに思っております。
 それから、本題の地方創生についてですけれども、国、県の総合戦略を待っていては遅いということで、地方からの声、要求を上げていく必要があるのではないかという御指摘だというふうに思います。西川議員さんからもありましたけれども、そのとおりだというふうに思っております。激励といいますか、お叱りといいますか、非常に本市の対応がおくれているというような御指摘だと思います。真摯に受けとめまして努力してまいりたいというふうに思います。そういった中でどういったことを知恵と発想を練り上げていくという面では、第1回のプロジェクト委員会の中でさまざまな意見が出ました。そういった中で、地域力が非常に落ちていると。それぞれの地区で非常に地域でのそれぞれの力が弱ってきているという意見があり、地域おこしにこれから取り組んでいく必要があると。来年度には3大都市圏から人を募集する地域おこし協力隊、これの導入も図っていきたいと、募集をかけていきたいというふうに考えております。
 全国知事会のあれがありましたけども、全国市長会のほうでも11月13日には、地方創生の実現に向けた決議というものがされておりまして、その中でも基本的には市長会ですので、都市自治体ですけれども、基本は全国どこにいても人々が安定した生活を営み、子供を産み育てることができるよう必要な基礎的な環境が保障されることであると、これを基本にして、それで5点ほどの課題を上げておりますけれども、同時に国への要望として6点上げてます。その中でやはり子育て世帯への経済的負担を軽減することが肝要であると。そういった中で、本市も子供の医療費無料化については、中学校卒業まで拡大してまいりましたけれども、この中では国が全国どこにいても一律に受けることができる子供の医療費の無料化を図るようにというような要望も出しているということで、そういった形で子育て支援を本市が取り組んできたことが全国へ広がっていけば、人口もふえてくるのじゃないかなというようなこともあると思います。
 それから、第1回のプロジェクト委員会の中で出された意見の中で、非常に男性がいろいろな会とかに参加しない、地域の活動に参加しないという意見が出ておりました。先日、本市で行った婚活でも女性が応募が多いのに男性がいないというようなこと、それからけさの高知新聞の記事では、岡豊町の滝本地区の女性グループの活動が紹介されておりましたけれども、非常に女性が活発に活動している割には、男性が非常に出てこないと。男性をいかに出してくるかが南国市の活力になってくると、そういったことも含めてこれから地域活動を支えていく。そしてそういったことを国にもアピールしていく。それで必要な財源もありますので、そういったことを国へアピールしていくということが重要であると思います。いずれにしましても、スピードを上げてこれから取り組んでいきたいというふうに思います。
 以上です。
○副議長(西岡照夫君) 16番浜田和子さん。
○16番(浜田和子君) それぞれに御丁寧に御答弁いただきましてありがとうございました。
 2問目をさせていただきたいと思います。
 街路樹の件ですけれども、大体の様子はわかりましたけれども、必要でない経費が使われている部分があるのであれば、やはりそこは精査していかなければならないなっていうふうに思いますので、本当にそこに必要かどうかということは、しっかり見ていただいて、またお願いしたいと思います。
 未登記市道の件につきましてですが、念のためにお伺いするんですけれども、長年にわたっての未登記のところがあるんですけども、その底地が未登記になっている場合に、そこに税金が課せられているという例はないんでしょうか。念のためですけれども、それをあればやっぱり解消しなければならないと思いますので、あるのかないのかお尋ねをしたいと思います。
 それから、現在のところは、きちっとした民地と市道の境というのは明確には出てなくって、一直線の市道ということで、交付税申請においてもその計算での面積で申請しておられると思うんですけども、今後地方公会計の整備促進に当たって、市の固定資産台帳の整備が求められていると思うんですけれども、現在の大まかな市道の面積でそのときも通用するのかどうかっていうことも一つお伺いしたいと思います。それでよかったらそれでも構いませんけれども、不備があるということであれば、もう大急ぎで正確な台帳をつくらなければならない大変な作業だと思います、時間がかかると思いますので。これができないから公会計にできないということにはならないかなというふうにも思うんですが、そこがどうなのかということを一つお伺いをしたいと思います。
 この未登記の分で対応していただいて、今まだ分筆できてなくってもやりますよと私有地の方が言ってくださればいいわけですけども、そうでない場合というのは、大概がトラブルになると思いますので、そこの辺に大変な御努力が要ると思いますので、知恵を絞って円満に解決していくような方法をぜひとっていただきたいと、そういうふうに思います。
 それから、東町の取り組みについては、大体はわかりました。大変皆さん期待しておりますので、用地買収等々ももう大方できていると思うんですけれども。信号機が稼働していったときに、後免の旧の商店街に対しては、信号機がうまく稼働できるのかどうか、そこの出入りのところが一つ大きなネックになるのかなというふうにも思いますので、そういう観点も県のほうとしっかりと協議をしていただいた上で、地元の意見も聞いていただければというふうに思いますので、その点もよろしくお願いをしたいと思います。
 それと避難路のことですけれども、自主防災組織を通さなければ直していただけないっていうことになりますか、これは一つ。例えば市民の皆様から御近所何名かの方で要望があったというようなことでは。大体自主防災組織の会長さんと自治会長さんは兼任の方も多いかとも思いますけれども、これ自治会長さんとの話し合いで要望があった場合もしていただけるんじゃないですか。自主防災を通していただきたいというお話だったんで、その辺がどうなのかなというふうに思いますので、それをお聞きしたいと思います。
 それから、介護施設の問題については、事業所に対して行政側としてきちっと対応している旨のお話をいただきましたけれども、さあそこで本当に現場で仕事に当たっている方が一番実情は知ってると思うんですけれども、お勤めになっている方はなかなか言えないと思うんです。そういう聞き取れない部分の声を聞いていかなければ、弱者の声が反映できないというふうに思うんです。今はないかもしれませんけれども、前には本当に一日中車椅子でおらす、そしておしめは時間交代みたいなところがあって、非常にその中で自分は歩いてトイレに行けるのに、もうおしめしてくださいって言われているようなところもありました、昔は。今はそんなところはないかもしれませんけども、やはり利用者の人権が人としての尊厳がしっかり守られていく。食べ物もやっぱり家に帰りたいと思わされてしまうような物ばかりでも困りますので。やっぱりそこは、いついつ行きますよっていうふうに言っとくと、身構えて何とでもできますので、やっぱり抜き打ちを県のほうにもお願いをしていただいて、たまにはそういうこともしていただかなければ、本当のところはわからないという部分があると思うんで。実は今回の質問、全部一番最初のところがどうなのか、先端の部分がどうなのかっていうことを全部についても聞きたい、介護でもそうなんですけれども、そのことをぜひよろしくお願いしたいというふうに思います。
 それから、文化芸術振興基本法につきましては、非常にありがたく思いました。本物に触れるということを実行してくださっているっていうことが、やはり地方にいても、やっぱり感覚・感性を磨くというか、そういう人の、自分の人生を開花させていくためにも、やっぱり本物に触れてそれを認識していくっていうことはすごく大事だと思うんで、これをやってきてくださっているということが確認できましたので、非常にそれはありがたいというふうに思います。
 教育長が御答弁いただいた内容なんですけれども、一応教育長はお手紙の内容を膨らませて御答弁になってくださいましたが、これもしあれだったら、行事見直し検討委員会っていうのは、大体学校の先生なんかがほとんどであって、子供からの声をそこが聞いてるのかどうかっていうところが、やはりちょっと見えないかなというふうに思います。音楽祭の廃止についても、廃止じゃないという御意見の方もいらっしゃったと思うんですけれども、音楽祭を通して自己肯定感、情操面の涵養、子供同士のかかわり合いなど成果は大きいというふうに答申の中にはあると思うんです。分校にとっては太鼓の出演は非常に教育効果が高く継続を希望するとか、そういうお声もあったと思います。「のびゆく子」も各校で文集を作成しているので不要であるとかいう御意見のもとにもやめられたかとも思いますけれども、廃止することで児童が詩を書く機会が減ることになってはならないとかいうような、やめないでくださいの意見もあったと思うんですけども、それらを全部乗り越えてもやめることになったっていうところが、やっぱりそこに対する今後の手だて、それをしっかりと望みたいと思います。本当に子供たちが実際に伸びゆく子、自己肯定感、情操感を育てていっていただけるっていう環境をどこまでも求めていただきたい。今、先生の負担感ってすごいあると思うんです。これが介護とも一緒ですが、利用者つまり生徒のほうにしわ寄せがいくことにはなってはならないと思うんです。先生の業務のどこを改善していったら、先生の負担感が減っていくのかっていうところも研究をしていただいて、子供には提供できていくということも大事かなっていうふうにも思いますので、そこの研究もぜひなさっていただきたいかなというふうに思います。
 それからもう一つは、音楽のエキスパートというか、そういう先生がちょっと不足をしてきているかなっていうふうにも思ったりもします。前には香長中学校にすばらしい女性の先生でしたけどもいらっしゃって、音楽の楽器もそろえてしっかりとやってくれるような先生がおいでたと思うんですけど、今もそういう方がいらっしゃるかとは思いますけれども。そういうところに力を持っていけれないほど先生方が負担感が大きいかなというふうな思いもしますので、全体的に見て先生の子供にかかわる時間を多くしていく、これを取り組んでいらっしゃる小学校もあると思うんですけれども、そういうふうなところにも目線を向けていただいて、子供のしわ寄せにならないようにぜひよろしくお願いをしたいと思います。
 それから、文化ホールについての市長答弁ですけれども、これはこれまでの答弁と全く変わらない、市長の夢である文化ホールをどうしてもやりたいという市長の思いは非常にわかっておりますけれども、どういうふうに、いつごろまでに、どういうふうにしてできていくのかっていうところが市民に見えないからこれを聞いてるんですよね、私は。だから、その道がどういう、例えば用地買収がどれほどかかって、道の工事にいつごろかかって、その後に文化ホールができるんだったら何年かかるのかとかいった具体的なことをお示し願って、市民の皆様に見えるようにしていただきたいというのが私の質問ですので、できればそれを正確におっしゃっていただければうれしいと思いますが、市長できますかね、その辺は。
 それと、それから地方創生でございますけれども、早急に頑張りたいと、スピード感を持ってやりたいという課長の御答弁でしたから、地域の潜在力を引き出すということを最後に、1問目のときに言いました、知恵や発想を練り上げていくっていうこと。これは住民の意見ですね、それから、とりわけ若者や女性の意見を徹底して受けとめる作業から進めなければできないと思うんです。庁内でのPTだけでのそういう検討というのでは、今までと余り変わらないんじゃないかなっていうふうに思うんです。すごい変な例を出して、ここで出すべきかどうかわからないぐらい変な例を出して申しわけないんですけれども、私たちが一般質問をするときに初日にくじ引きをやります。そのときのくじ引きにこの間うち、棒のくじ引きをやったと思うんです。私も7年ぐらいやってなかったんですけれども、たまたまこの前の前ぐらいのときに引きに行ってじっとそれを見ました、棒を。全部一緒に見えますけども、何か違うのがあってそれをとりました、1番でした。私そのときに職員の方に言いました。私次来ても1番よう引くでって言いました。要するに何が言いたいかというと、公正・公平にやってるけれども、引くほうになったことがないわけですね、要するに。だからその目線っていうのがわかっていない。もう全く何の法律的にもだめなことはしてない、本当にちゃんとやっているけれども、その反対のところへ行ったときに、見えんところが見える分があるんです。ほんで今議会は三角くじにかえてますけれども、例えば、見積競争で出されたものが同額になったときに、多分くじを引くと思うんですけども、その人たちに私のような人がいるかどうかわかりませんけれども、もしおったらその人はいつでもとれるわけです。だからできたらそんなことも高知方式、知ってるかもしれませんけど、その場で紙に書いてくじをつくって、くるくるっと巻いて引いてもらうというような形なんですけども、そういうものにするといいかなっていうことが、引く側からはそういうことが見えるわけです。要するに、現場の声をどこまで聞いていくかっていうところは、行政側にいつも立ってなくって、反対側へ回ってみるということです。ほんで今度地方創生をやることにおいて、何が大事かということは、そこのところです。例えば子育て支援をずっと言ってますのでやってくださってますけれども、子育てを本当にしている方、その人の声を聞いているのかどうかって。そこへ訪問している方とかは聞くかもしれないけど、訪問されている方の声、実際にやっている人の声。南国市も小売業者たくさんいます。大型の電器店なんかがあるわけです。そうした場合に、町の電器屋さんはどうなのか、そこのところです。声があります。きょうもずっと農業の話も出ました。農業者を守っていくすばらしい提案がいっぱいされました。そこでお米の小売店、その話の中にあるのかどうか、その視点とかいろんな現場の問題点があると思うんです。その声を聞いたものをまとめて先に届けなければ、やっぱり国の目線でしか行政が進んでいかない、これは新しい地方創生にはならない。やっぱり今までと同じ、ちょっと考え方を膨らませていくぐらいのものにしかならない。これは本当に地方にとって市長もおっしゃっておられましたけれども、地方創生に対して市長も大きな期待をかけていると、そういう制度だとおっしゃっていましたので、失敗をしないようにやらんといけません。もう本当にかかっていると思います、今大事なことが。どこの声を吸い上げるのかという視点がないんじゃないかということを私は言いたい。だから地方の声を練り上げていくっていうのは、いつも行政側に立ってじゃない、反対側に立って声を吸い上げていく作業を今すぐしなければならないということを言いたいわけですが、その点課長はどのように取り組まれるのかということをお聞きしたいと思います。
○副議長(西岡照夫君) 答弁を求めます。市長。
○市長(橋詰壽人君) 私も文化施設につきましては、そういう何年に道を入れ、何年に用地を獲得して規模としてはこれぐらいのものという話を実はしたいんですけれども、今現在ここの手持ち品がないと言うたらそれまでの話ですけんど、基金の積み立てもできていない段階に、もう雲をつかむような話をしても、余りにも非現実的だと。実際、今これに使おうとしゆうものが3億円足らずです、あるのが。ですから、せめてこれが10億円近くあれば、具体的な道を入れて、この辺の土地を買ってということは言えると思いますけれども、まだまだそういう段階へ行っていない、私はそのように思っております。自分の任期中にそこまで持っていけるかどうかということなんですが、任期中と言えば来年ですので、来年までにそんなお金ができるはずがございませんので、努力はしますけれども、毎年毎年の決算を見ながら、結局地方債にも頼らざるを得ない。となると一つの例として、国体のときにあのスポーツセンターを前市長のときにやりました。あれも大変苦労をして、割合短期に終わらせたんですが、そういうことも一つの予測も立てて、できたら早い時期にどれぐらいの規模のものをやるのか、どういう機能をその中に入れるのかというようなことをやってみたいと思っておりますので、いましばらく時間をいただきたいと思います。
○副議長(西岡照夫君) 企画課長。
○参事兼企画課長(西山明彦君) どういった形で市民からの声を上げていくかということ、取り入れていくかということですけれども、今総合計画の策定の中で3,000人にアンケートをやって、戻ってきたのが1,000人ちょっというところなんですけれども、そのほかにもプロジェクトチームの11人の課長がそろってますけれども、それぞれの部署で市民からの要望はいろいろ聞いていると思います。それから、企画のほうでは、集落支援員が中山間のほうは全戸回って聞き取りしてきたとか、いろんな方法でありますけれども、そういった部分を拾いながらそれぞれの担当がそれぞれの部署で市民からの要望、それから意見を聞いてきていると思いますので、そういったものをいかに反映させるかということにちょっと努めていきたいというふうに思います。
○副議長(西岡照夫君) 建設課長。
○建設課長(松下和仁君) 未登記における税についての御質問だと思いますが、分筆もされないまま、測量図も作成されないままの場合がございます。それとそのほかに、分筆、測量図は作成されましたが、例えば抵当権の問題であったり、相続の問題であったり、登記ができない状態の場合は、税務課のほうに税の減免の措置を行っております。減免の措置を行いまして、その諸問題が解決となりましたら、その登記を行うように進めております。
 以上でございます。
○副議長(西岡照夫君) 財政課長。
○財政課長(平山耕三君) 土地の境界確定と固定資産台帳の整備との関係でございますが、道路についての固定資産台帳につきましては、まず道路の底地とその底地の上にできている舗装等の工作物と2種類がございます。その底地につきましては、登記簿に基づきまして評価してまいります。その上の工作物につきましては、道路台帳に載った面積で評価してまいります。ですので、固定資産台帳への整備への影響ということは、ないというふうに考えております。
 以上でございます。
○副議長(西岡照夫君) 危機管理課長。
○危機管理課長(中島 章君) 避難経路の整備についての要望につきまして、地域津波避難計画を作成したのは、自主防災組織であります。自主防災組織がつくりましたので、避難経路の見直しと周知ということで、自主防災組織からの要望ということで答弁をさせていただきました。
 しかしながら、自治会のほうからの要望につきましても、その地域としての総意ということになりますので、避難についての周知をしていただけると思いますので、要望については受け付けをいたします。
 以上でございます。