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検索結果 »  平成18年 第320回市議会定例会(開催日:2006/06/16) »

第320回南国市議会定例会初日


第320回南国市議会定例会会議録
 …………………………………………………
                     南国市告示第44号
                     平成18年6月9日
                   南国市長 浜田 純

第320回南国市議会定例会を次のとおり招集する。

 1.期日  平成18年6月16日
 2.場所  南国市役所 5階議場
 …………………………………………………
第1日  平成18年6月16日  金曜日

      出席議員
     2番 有沢 芳郎君     3番 野村 新作君
     4番 西原 勝江君     5番 西山 八郎君
     6番 浜田 和子君     7番 浜田 勉君
     8番 岡崎 邦矩君     9番 浜田 幸男君
    10番 高橋 学君     11番 山崎 峻英君
    12番 門脇 晃君     13番 土居 篤男君
    14番 苅谷 哲夫君    15番 福田 佐和子君
    16番 今西 忠良君    17番 西岡 照夫君
    18番 田島 邦雄君    20番 北村 明君
    21番 森尾 稔君     22番 小沢 正澄君
    23番 吉村 雅男君
―――――――――――*―――――――――――
      欠席議員
     1番 竹内 克憲君
―――――――――――*―――――――――――
      出席要求による出席者
  市長 浜田 純君
  助役 橋詰 寿人君
  収入役 竹中 守君
  総務課長 和田 義許君
  財政課長 豊永 克重君
  企画課長 山崎 正道君
  税務課長 谷田 豊君
  市民課長 石川 明美君
  保健課長 中村 さぢ君
  保健福祉センター所長 溝渕 勉君
  環境課長 井口 善喜君
  農林課長 西川 潔君
  商工水産課長 池内 哲男君
  建設課長 万徳 恒文君
  都市計画課長 佐々木 生男君
  住宅課長 池知 隆君
  上下水道局長 高木 正平君
  会計課長 永吉 拓道君
  福祉事務所長 岸本 敏弘君
  教育長 西森 善郎君
  学校教育課長 竹内 直人君
  生涯学習課長 小串 一君
  監査委員事務局長 谷田 一男君
  農業委員会事務局長 井上 真実君
  選挙管理委員会事務局長 石井 守君
  消防長 西岡 次男君
―――――――――――*―――――――――――
      議会事務局職員出席者
  事務局長 中山 泰夫君  次長 細木 猛君
  書記 門脇 智哉君
―――――――――――*―――――――――――
      議事日程
        平成18年6月16日 金曜日 午前10時開議
第1 会期の決定
第2 会議録署名議員の指名
第3 議案第1号 平成18年度南国市一般会計補正予算
第4 議案第2号 南国市介護給付費等の支給に関する審査会の委員の定数等を定める条例
第5 議案第3号 南国市特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償支給条例の一部を改正する条例
第6 議案第4号 南国市手数料徴収条例の一部を改正する条例
第7 議案第5号 南国市中山間地域振興基金条例を廃止する条例
第8 議案第6号 南国市ふるさとづくり基金条例を廃止する条例
第9 議案第7号 南国市国民保護対策本部及び南国市緊急対処事態対策本部条例
第10 議案第8号 南国市国民保護協議会条例
第11 議案第9号 南国市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例
第12 議案第10号 南国市特別職報酬等審議会条例の一部を改正する条例
第13 議案第11号 市道の認定について
第14 議案第12号 高知県広域食肉センター事務組合規約の一部変更に関する議案
第15 議案第13号 高知中央広域市町村圏事務組合規約の一部変更に関する議案
第16 議案第14号 香美郡殖林組合規約の変更について
第17 議案第15号 こうち人づくり広域連合規約の一部変更について
第18 議案第16号 南国市人権擁護委員の推薦について
第19 議案第17号 南国市人権擁護委員の推薦について
第20 議案第18号 高知県市町村総合事務組合規約の変更について
第21 議案第19号 南国市教育委員会委員の任命の同意について
第22 議案第20号 南国市固定資産評価審査委員会委員の選任の同意について
第23 報告第1号 平成18年度南国市老人保健特別会計補正予算の専決処分の承認について
第24 報告第2号 平成18年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算の専決処分の承認について
第25 報告第3号 平成17年度南国市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について
第26 報告第4号 平成17年度南国市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について
第27 報告第5号 公営住宅明渡等請求訴訟の提起の専決処分の報告について
第28 報告第6号 公営住宅明渡等請求訴訟の提起の専決処分の報告について
第29 報告第7号 損害賠償の専決処分の報告について
―――――――――――*―――――――――――
      本日の会議に付した事件
  日程第1より日程第29まで
―――――――――――*―――――――――――
      午前10時9分 開会・開議
○議長(高橋 学君) これより第320回南国市議会定例会を開会いたします。
 直ちに本日の会議を開きます。
―――――――――――*―――――――――――
      会期の決定
○議長(高橋 学君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から6月28日までの13日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 御異議なしと認めます。よって、会期は13日間と決定いたしました。
―――――――――――*―――――――――――
      会議録署名議員の指名
○議長(高橋 学君) 日程第2、会議録署名議員の指名を行います。
 会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、山崎峻英君及び吉村雅男君を指名いたします。
―――――――――――*―――――――――――
○議長(高橋 学君) 市長より議案の送付がありましたので、お手元に配付いたしました。
 職員をして送付書を朗読いたさせます。事務局長。
      (事務局長朗読)
 …………………………………………………
                      18南総第95号
                     平成18年6月16日

 南国市議会議長  高橋 学様

                       南国市長  浜田 純

      第320回南国市議会定例会の議案の送付について
 第320回南国市議会定例会に提出する議案を別紙のとおり送付します。

 議案第1号 平成18年度南国市一般会計補正予算
 議案第2号 南国市介護給付費等の支給に関する審査会の委員の定数等を定める条例
 議案第3号 南国市特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償支給条例の一部を改正す
       る条例
 議案第4号 南国市手数料徴収条例の一部を改正する条例
 議案第5号 南国市中山間地域振興基金条例を廃止する条例
 議案第6号 南国市ふるさとづくり基金条例を廃止する条例
 議案第7号 南国市国民保護対策本部及び南国市緊急対処事態対策本部条例
 議案第8号 南国市国民保護協議会条例
 議案第9号 南国市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を
       改正する条例
 議案第10号 南国市特別職報酬等審議会条例の一部を改正する条例
 議案第11号 市道の認定について
 議案第12号 高知県広域食肉センター事務組合規約の一部変更に関する議案
 議案第13号 高知中央広域市町村圏事務組合規約の一部変更に関する議案
 議案第14号 香美郡殖林組合規約の変更について
 議案第15号 こうち人づくり広域連合規約の一部変更について
 議案第16号 南国市人権擁護委員の推薦について
 議案第17号 南国市人権擁護委員の推薦について
 議案第18号 高知県市町村総合事務組合規約の変更について
 議案第19号 南国市教育委員会委員の任命の同意について
 議案第20号 南国市固定資産評価審査委員会委員の選任の同意について
 報告第1号 平成18年度南国市老人保健特別会計補正予算の専決処分の承認について
 報告第2号 平成18年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算の専決処分の承認
       について
 報告第3号 平成17年度南国市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について
 報告第4号 平成17年度南国市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について
 報告第5号 公営住宅明渡等請求訴訟の提起の専決処分の報告について
 報告第6号 公営住宅明渡等請求訴訟の提起の専決処分の報告について
 報告第7号 損害賠償の専決処分の報告について
 …………………………………………………
―――――――――――*―――――――――――
      議案第1号から議案第20号まで、報告第1号から報告第7号まで
○議長(高橋 学君) この際、議案第1号から議案第20号まで及び報告第1号から報告7号まで、以上27件を一括議題といたします。
 市政報告並びに提案理由の説明を求めます。市長。
      〔市長 浜田 純君登壇〕
○市長(浜田 純君) おはようございます。
 市政報告に入ります前に、ただいま高橋議長から竹内議員入院加療中のため議会欠席との報告がございました。一日も早い病状の回復をお祈り申し上げる次第でございます。
 第320回南国市議会定例会に御出席いただき、まことにありがとうございます。
 開会に当たり、提案いたしました議案の説明を申し上げるところでございますが、それに先立ちまして市政の状況につき、御報告いたします。
 大学との連携につきまして、本市と高知大学とは、平成11年に協定を締結し、地域の活性化と振興のため、互いに連携を深めてきましたが、本年5月23日、高知大学医学部と連携事業に関する覚書を取り交わしました。今後、本市が実施する保健事業や医学部の実施する調査研究分野での具体的な事業等について、互いに協力して取り組むものであります。
 さらに、高知大学農学部とは、平成17年度から2ケ年の継続事業として、「健康まちづくり・産業活性化ビジョン策定調査」を実施しております。本年度に実施する事業概要は、地域食材の高付加価値化を図るため、地域食材のブランド化の推進方法や機能性を持つ食材を使った新たな加工品、保健食品づくりなどを検討するとともに、健康食品等の開発を視野に入れた食品産業のネットワークづくりを検討することとしております。
 また、メタンハイドレートについて、高知大学海洋コア総合研究センターの安田教授を講師に市職員や市議会議員の方々も加わった勉強会なども行っております。
 今後とも、大学との連携を深めることにより、地域住民の健康増進や産業の活性化につなげていきたいと考えております。
 それでは、市政の主要な課題につきまして、御報告いたします。
     〔総務〕
 まず、総務関係につきまして、御報告いたします。
 防災につきましては、6月4日に県主催の防災訓練が高知新港で実施され、南国市から助役をはじめ、消防長、消防分団長など30余名が出席し、演習を見学いたしました。南国市の防災訓練につきましては、これまでは6月の第1週の土曜日に実施しておりましたが、翌日に南国市の一斉清掃と県の防災訓練が定例化しているため、本年は1カ月先送りして7月2日の日曜日に、物部川右岸河川敷を会場に水防演習を中心に実施する予定であります。
 また、地域防災活動の核となる自主防災組織育成事業につきましては、平成17年度末までに92組織が結成済みであり、結成後の活動は次第に活発になってまいりました。本年度も15組織以上の新規結成が見込まれております。
 交通安全につきましては、春の交通安全運動期間初日の4月6日には、国道55号大そね交差点前で人間看板による街頭指導を行い、その後黒潮ライン沿いに移動し、ドライバーサービスを実施いたしました。4月14日には、サニーアクシスにおいて高齢者の夜間の歩行の安全を図るため、パンフレットや反射材、懐中電灯の配布を行いました。
 また、高齢者の関与する交通事故の割合は、南国市のみならず全国的に増加傾向にあります。これまで、高齢者が交通事故被害に遭わないように、その対策を進めてまいりましたが、最近では高齢者が加害者になるケースが増加しております。このため事故を起こさないよう、また、事故に遭わないことを目的に効果の見込める参加・体験型の交通安全教室を実施しております。本年度は、前浜地区の高齢者を対象に、第1回目の教室を4月9日の日曜日に南国自動車学校で実施しました。全3回のプログラムであり、終了時には終了証書が授与されることから、交通安全に対する意識の向上効果も大きく、引き続き取り組んでまいります。
 恒例となっております、小学校新入児童には交通ルールを学習する交通安全教室を開催するとともに、中学1年生に対しては、自転車の交通マナーを高める啓発ビデオの視聴や実技講習を実施して、交通安全意識の向上を図りました。
 また、懸案でございました組合事務所の本庁舎からの移転が、両組合の理解を得て完了いたしました。その結果、6月1日から一部を会議室として使用しております。
     〔財政〕
 次に、財政関係につきまして、御報告いたします。
 平成17年度一般会計、特別会計の決算見込みの概要を御報告いたします。
 一般会計の形式収支は9,639万7,000円の黒字となりますが、翌年度に繰り越すべき財源を控除しますと、実質収支としまして、6,228万1,000円の黒字となります。このうち減債基金に3,200万円の決算積立を行い、翌年度繰越金は、3,028万1,000円となります。
 特別会計では、下水道事業特別会計は、一般会計から2億8,455万1,000円を繰り入れし、852万7,000円の黒字となりますが、これは繰越明許費の財源として翌年度へ繰り越すべき財源であります。
 農業集落排水事業特別会計は、一般会計から1億978万4,000円の繰り入れにより、歳入歳出同額となっております。
 下水道・農業集落排水事業特別会計につきましては、一層の加入促進を図り、使用料の増収対策に取り組んでまいります。
 住宅新築資金等貸付事業特別会計は、1,647万円の赤字となっており、本年度予算から繰上充用を余儀なくされております。なお、引き続き貸付金の回収に努めてまいります。
 老人保健特別会計は、一般会計から4億6,790万8,000円の繰り入れを行っておりますが、なお9,281万5,000円の赤字となっており、本年度予算から繰上充用することになります。
 これは、国・県支出金及び支払基金交付金が本年度の歳入となってくることが原因であります。
 介護保険特別会計は、一般会計から5億5,983万3,000円を繰り入れして、3,738万4,000円の黒字となっております。
 これは、保険給付費に対する国・県支出金及び支払基金交付金が多く入ってきたこと及び財政安定化基金貸付金を借り入れたことによるものであり、本年度の国・県・支払基金への返還金及び借入金の償還財源となるものであります。
 国民健康保険特別会計は、一般会計から3億6,100万7,000円の繰り入れ及び前年度に引き続き国保財政調整基金から2億2,210万円5,000円の繰り入れにより、歳入歳出同額となっております。
 土地取得事業特別会計は、3,371万8,000円の黒字となっております。
 特別会計への繰出金の増大は、ひいては一般会計を圧迫することとなりますので、特別会計においても収納率や加入率の向上、また受益者負担の適正化を図ることにより、適切な運営に努めてまいります。
     〔企画〕
 次に、航空輸送関係につきまして、御報告いたします。
 高知・大阪間に就航しておりますボンバルディア機のトラブル問題につきましては、第318回市議会定例会において、市民の安全確保の点からも航空会社に対し改善を求めるべきとの御指摘を受けておりました。本市は、全日本空輸株式会社に対しまして、本年4月13日、南国市長及び市議会議長の連名で、同社に対し、一層の安全対策を講じるよう文書で要請いたしておりました。
 このことに対し、同社は本年5月10日に説明のため本市を訪れ、トラブルの改善対策のため、同社とメーカーのボンバルディア社、運行会社のエアーニッポンネットワークの3社から成るプロジェクトチームを立ち上げ「故障情報の収集を基に点検作業を行っている。利用者や空港周辺住民の不安解消と信頼回復に全力で取り組んでいる。」との説明を受けました。
 また、本年4月25日に国土交通省航空局担当者がカナダに出向き、カナダの運輸当局並びにボンバルディア社に改善のための要請を行っております。
 改善対策により、安全が確保され信頼の回復が図られることを期待しております。
 次に、旅行者の利便性向上のため、経済界等から高知龍馬空港の運用時間延長の要望があっておりましたが、運用時間延長については、周辺地域との要協議事項であるため、平成16年末から今日まで、空港周辺の住民の皆様方の御意見を確認してまいりました。現在、周辺地域のごく一部を除き了承いただいたところであります。引き続き、残る地域と協議を続けてまいります。
     〔市民〕
 次に、住民異動関係につきまして、御報告いたします。
 本年度の機構改革によりまして、国保事務を市民課の所管といたしましたが、その結果、住民異動手続等に伴う市民、年金、国保の係間の連携がより円滑になり、市民の利便性の向上につながりました。
 人口動態につきましては、4月末が5万702人であり、3月末人口より230人の増加となっております。
 年金事業では、不安定で厳しい経済状況が反映され、学生特例や免除申請が目立っております。また、国保事業では、国民皆保険を堅持し、医療保険制度を将来にわたり持続可能なものとしていくための検討が行われ、昨年12月に決定された「医療制度改革大綱」に沿って、医療費の適正化の推進と新たな高齢者医療制度の創設、そして、保険者の再編・統合等が提案されております。
 県内いずれの市町村も、国保事業の厳しい運営状況の継続は必至であり、健全な事業運営が最重要課題となっております。
 本市においてもバランスのとれた国保会計を構築するため、効率的な医療費削減につながる健康づくりに関係各課が連携して取り組むとともに、国保税率の改定も視野に入れる時期になっているものと考えます。
     〔保健〕
 次に、保健関係につきまして、御報告いたします。
 本年4月1日から、児童手当の支給対象年齢が小学校修了前までの児童に拡大され、併せて所得制限の金額が引き上げられました。このため、認定請求手続の受付期間を9月末までとしております。
 また、乳幼児医療助成対象となる保護者の所得制限の限度額が引き上げられ、対象者には4月上旬受給者証を送付いたしました。
 介護保険事業につきましては、4月からの制度改正及び第3期事業計画に基づき実施いたしております。本年度に開設いたしました地域包括支援センターにおきましては、介護予防プランの作成をはじめ、高齢者基本健康診査等によって把握された、特定高齢者に対して、介護予防特定高齢者施策や介護予防一般高齢者施策等、効果的で具体的な介護予防事業が実施できる体制の構築に向け、「若ガエル体操」の市内啓発普及活動等を通じ地域リーダーなどボランティア養成に取り組んでおります。
 次に、健康診査関係につきまして、御報告いたします。
 市内各地区ごとに基本健康診査を実施しておりますが、とりわけ、65歳以上の高齢者に対してはこの健康診査に加え、生活機能評価チェックと運動機能測定などを追加して実施しております。これらの健康診査によって、介護予防事業の対象となる特定高齢者を選定し、地域包括支援センターによる介護予防マネジメントへとつなげてまいります。
 市民一人一人が、健康で心豊かに生活できるまちづくりを進めることを目的に、公募による23名のメンバー「南国市健康づくり市民会議」と市との協働による『☆きらり☆健康なんこく21計画』を、本年3月に策定いたしました。計画期間は、平成27年度までの10年間とし、目的を実現するために実践したい生活習慣を12項目にまとめ、当面6年間に重点的に実施していく内容を決め、本年度は運動に重点をおき事業を実施してまいります。
     〔環境〕
 次に、環境関係につきまして、御報告いたします。
 浄化槽設置整備事業につきましては、本年度は約120基の設置を計画しておりますが、4月から募集を開始し、同月末で既に65件に補助金の交付決定を行いました。
 環境センターにつきましては、依然として施設能力を上回った搬入量が続いていることから、慎重な運転管理に努めているところであります。
 また、八京最終処分場におきましては、供用開始後4年を経過しましたが、この間、順調に稼働しており、放流水質も基準値を下回っております。埋立実績量につきましても計画量の2分の1以下で推移しております。
 一般廃棄物につきましては、平成15年度から分別収集を始めておりますプラスチック容器包装類の対前年度比は6%増の516トンとなり、伸び率は鈍ったものの順調に分別収集が進んでおります。昨年の金属類の収集量は、前年度と比べて30%減少しており、中でもスチールが47%と半減しております。このことは、容器がスチール缶からペットボトルに移行しているあらわれではないかと考えられます。
 可燃ごみの収集量は1万2,069トンで、対前年度比で1.5%減少しております。今後も循環型社会の形成に向けて、ごみの資源化を一層推し進め、可燃ごみの減量に努めてまいります。
 本年3月1日から、家庭用可燃ごみ袋の値上げを行いましたが、一定の周知期間をとったためか大きな混乱もなく新料金に移行できました。
 6月4日に実施しました市内一斉清掃には、多くの市民の方々に御協力をいただきましたことに、感謝を申し上げます。
     〔農林〕
 次に、農林関係につきまして、御報告いたします。
 平成19年度から実施される経営所得安定対策と米の新需給システムへの移行、資源保全、環境対策の具体的な内容が8月までに決定されます。新しい制度に対応するため農業者団体、農業関係機関とともに取り組んでまいります。
 食品衛生法の改正により、本年5月29日から、食品等の残留農薬についての新たな基準を定めた、いわゆるポジティブリスト制度が施行されました。南国市では、水稲と一般野菜の混在等のほか、想定しなかった様々な問題が噴出する可能性もあり、制度の周知徹底を図ります。
 地産地消の推進につきましては、「南国市食育のまちづくり条例」に基づく食育の推進に関わる重要な施策であり、地域農業の振興に役立つよう取り組みます。
 担い手不足や高齢化に対応していくためのモデルとして、建設業界からの農業参入を進めておりますが、参入を希望する企業が、前提となる「農業生産法人」の要件を取得し、本格的な活動へと進んでおります。
 林業につきましては、本年4月に合併により誕生した香美森林組合と連携し、作業道の新設や間伐事業に取り組むよう計画しております。
 十市圃場整備は、県営事業として平成22年度の完成予定で進捗しております。また、西南地域の農業振興のため、1日も早い完成が切望されております西南農道につきましては、5月11日には蛸の森トンネルの貫通式を終え、平成21年度完成が現実のものとなってまいりました。
     〔商工〕
 次に、商工水産関係につきまして、御報告いたします。
 4月2日、恒例となりました「第12回貫之さくらまつり」が同実行委員会の主催により開催されました。
 当日は、雨天のため、熊野神社参道の特設会場から市民体育館に変更されましたが、家族連れなど多くの市民が訪れ祭りを楽しみました。文化協会会員による舞台発表や国際ソロプチミスト南国のメンバーの協力で、留学生を対象にした和服の試着、また、お茶席、カラオケ大会、ゲームなどが行われ、祭りは国際色豊かに終始賑わいました。
 5月3日・4日の2日間、「明るい社会づくり推進協議会」との共催によりまして、観光客を歓迎する第12回ゴールデンウイーク・ウエルカムサービスを実施いたしました。
 会場の「道の駅南国・風良里」では、ボランティアによるよさこい鳴子踊り、中学生による吹奏楽の演奏などにより歓迎ムードを盛り上げました。また、「高知農業高校」と「さん花園」から提供いただいた切り花等のプレゼントや観光案内、岡豊高校・農業高校の高校生などにより土佐茶のサービスなど心のこもったもてなしを行い、多くの観光客に喜んでいただきました。
 次に、恒例の「第18回土佐のまほろば祭り」は、8月5日土曜日に比江スポーツグラウンドで開催することに決定いたしました。現在、運営委員会で協議、検討いたしておりますが、議員の皆様方にも、御協力をよろしくお願いいたします。
     〔建設〕
 次に、土木建設関係につきまして、御報告いたします。
 恒常的な維持管理業務としまして、市道の補修、街路樹剪定、除草及び水門等の管理委託の発注を行いました。
 地方道路整備臨時交付金事業により市道南国102号線改良工事、市道後免町駅下野田線改良工事、県単補助事業によるがけ崩れ住家防災対策工事、その他市単独道路改良工事、河川改修工事等、早期発注に向けて準備しているところであります。
 東部自動車道・高知南国道路に係る周辺対策事業につきましては、4月に入り国土交通省と事業の進め方等について協議し、交付金事業及び県補助制度を導入し、早期発注に向けて準備を進めております。
 次に、地籍調査事務につきましては、本年度は領石地区で0.75平方キロメートルの調査を計画しております。
 国から譲与を受けました法定外公共用財産の管理につきましては、平成17年度において、22件の用途廃止申請を受理し、うち19件について払い下げ処分を行いました。
 未登記市道の登記事務は、平成10年度から平成17年度までに1,004筆の処理を行いました。引き続き取り組んでまいります。
     〔上下水道〕
 次に、上下水道関係につきまして、御報告いたします。
 本年4月から水道と下水道の組織を統合し、上下水道局としてスタートいたしました。効率的な業務遂行とともに、一層の住民サービスの向上に努めております。係の名称も、「お客さま係」と「くらしの水係」に改め、窓口業務でのサービス向上を図っております。
 安全で良質な飲料水の安定供給を図るとともに、下水道事業の推進により、生活環境の改善を図り、快適なまちづくりに取り組んでまいります。
 水道施設の整備につきましては、岡豊配水池の移設に関連する進入路設置工事及び西野々地区配水管布設替工事に近々着手する予定であります。
 新川雨水幹線排水路整備事業につきましては、平成17年度までに、約950メートルが完了しており、進捗率は55.9%に達しております。本年度は、国道55号を横断し、60メートル区間の工事を計画しております。
     〔福祉〕
 次に、福祉関係につきまして、御報告いたします。
 平成17年度に手話奉仕員養成講座入門課程を開講し、31名の方が修了されました。本年度は、入門課程を修了された方を対象に、引き続き基礎課程を開講いたします。
 この手話奉仕員養成講座を通して、聴覚障害者の方の生活及び関連する福祉制度等についての理解と認識を深めていただきたいと考えております。また、受講者の方には県が主催する手話通訳者養成講座も修了していただき、今後、手話通訳者としての活躍を期待するものであります。
 手話通訳者の養成を通じ、少しでも聴覚障害者が安心して暮らせるまちにしたいと考えております。
     〔住宅〕
 次に、住宅関係につきまして、御報告いたします。
 市民間の公平性を確保するため、住宅管理の適正化と住宅使用料の滞納整理に取り組んでおります。
 滞納となっている住宅使用料の徴収のため、平成17年度は、高額滞納者60名を含めた滞納者に対し、法的措置を視野に入れ対応してまいりました。その結果、過年度分徴収額では平成16年度に2,030万円、平成17年度では1,769万円、また現年度分徴収額では平成16年度に1億315万円、平成17年度では1億744万円と徴収に努めております。
 さらに、滞納している住宅使用料の支払請求に応じない場合は、裁判所に提訴し、強制執行の手続を行っております。
 住宅使用料の支払いに応じない入居者に対して、この度、やむを得ず、市長の専決処分により、「住宅明渡等請求訴訟」を起こしました。このケースは、入居者に対して事情を聴取し、支払いを促すなど努力してまいりましたが、問題解決には至らず、法的手続により解決することが適当であると判断いたしました。
 住宅新築資金等貸付金の債権回収につきまして、平成17年度は貸付金の償還期限満了の未納者に対し、抵当権を行使し、2件の競売を申し立てました。本年4月には、その内の1件が落札となり、5月には本市への配当金が支払われました。なお、貸付金の回収不足分については、連帯保証人に請求するなど、回収に向けた法的手続をとっております。
 また、他の1件につきましては、競売の執行時期が9月ごろの予定であり、引き続き債権の回収に努めてまいります。
     〔教育〕
 次に、教育関係につきまして、御報告いたします。
 まず、学校教育につきましては、本年度は土佐の教育改革がスタートして10年目という節目の年に当たっていることから、各学校が改革前と比較してどのように変わったのか、市民の関心が高まっております。本市におきましても、これまで、「食育」の先進的な取組や、「授業評価システム」、「開かれた学校づくり」などにより、新しい学校づくりを積極的に進めてまいりました。しかしながら、学力面や不登校など、多様な教育課題の現状は厳しい一面があるのも事実であります。改革10年目の本年は、各種データや学校評価などの結果をもとに、「検証と総括」を行います。併せてその中で、成果と課題を積極的に発信しながら、保護者や地域住民からも理解と支持が得られる教育活動の充実を図ってまいります。
 4月1日付けの教職員人事異動におきましては、学校事務職員を特定校に集合化して、事務作業の効率化を図ることを目的に、大湊小学校に4人の事務職員を集合配置し、事務レベルの平準化や資質向上を図っております。また、たちばな幼稚園に本市では初めて民間幼稚園出身の園長を、不登校児童生徒のための適応指導教室「南国市ふれあい教室」室長に、前香長中学校校長を配置し、指導体制の一層の充実に努めます。
 本市教育の特色のひとつでもあります食育につきましては、平成9年度からの取組を収録したリーフレット「南国市の食育」を制作し、関係者に配布いたしました。また、南国市の小学生が地域の歴史や文化を調べた「南国市子ども風土記」を発行しました。こうした教材を活用し、教育県都南国にふさわしい実践研究を今後とも取り組んでまいります。
 次に、生涯学習関係につきまして、御報告いたします。
 生涯教育は、人々が様々な経験や交流を重ねながら人生を深め、極めていく中で「人間性の確立」を目指すとともに、「学習の成果」を社会全体に還元するための教育であります。
 このような生涯教育の目標に基づき、多くの市民の皆様に受講していただくために、趣味の教室から教養を深める講座まで幅広く内容を充実した、なんこく生涯学習情報誌「スマイル」を4月に全戸配布し、各種教室・講座がスタートしております。
 また、各地区で公民館運営審議会が開催され、地域の活性化、環境問題、人権問題、裁判員制度の研修、少子・高齢者問題、健康・福祉問題などに創意・工夫のある事業計画が承認され、それぞれの地域の特徴を生かした活動が実施されております。
 さらに、高齢者教室では、多くの高齢者が参加し、移動教室を始め多彩な事業を通して交流の輪が広がっております。高齢者の豊富な経験や知識を若い世代に伝えていただけることを期待しております。
 このような生涯学習を積極的に振興していく中で、「人間性の確立」とともに、「地域住民と行政が協働する」行政のあり方を目指してまいりたいと考えております。
 4月12日新図書館が開館いたしました。開館に際しましては、議員の皆様を始め、たくさんの方々にお力添えをいただき、まことにありがとうございました。開館以来、昨年の同時期と比較しまして、利用者数・登録者数・貸出冊数が大幅に増加しております。改めて注目度の高さに驚くと同時に、新図書館が市民の皆様に支持されたものと感じております。今後も、市民の皆様に「図書館へ行こう」と思っていただけるように、そして「また来たい」と感じていただけるよう、サービスの向上に努めてまいります。
 以上、市政の状況につきまして御報告いたしました。
 続きまして、提案理由を申し述べます。
 議案第1号平成18年度南国市一般会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は、1,292万8,000円の増額計上であります。
 歳出では、平成18年2月26日及び4月11日の豪雨による道路及び河川の災害復旧費1,292万8,000円を増額計上いたしました。
 その財源としましては、災害復旧費国庫負担金850万2,000円、災害復旧事業債420万円及び繰越金22万6,000円をもって対応いたしました。
 議案第2号南国市介護給付費等の支給に関する審査会の委員の定数等を定める条例、議案第3号南国市特別職の職員で非常勤の者の報酬及び費用弁償支給条例の一部を改正する条例、障害者自立支援法(平成17年法律第123号)第15条の規定に基づく南国市介護給付費等の支給に関する審査会を設置するに当たり、その委員の定数を定めるための条例を制定し、また、委員の報酬の額を定めるため、報酬及び費用弁償支給条例の一部を改正するものであります。
 議案第4号南国市手数料徴収条例の一部を改正する条例、国土調査法(昭和26年法律第180号)に基づく地籍調査による成果である地籍図等の証明の手数料を定めるために、本条例の一部を改正するものであります。
 議案第5号南国市中山間地域振興基金条例を廃止する条例、本基金につきましては、平成13年度から平成17年度までにおける高収益・高付加価値型農業展開や地域間交流促進など中山間地域の活性化に係る事業資金として活用してまいりましたが、計画どおり5年間の事業が終了しましたので、本条例を廃止するものであります。
 議案第6号南国市ふるさとづくり基金条例を廃止する条例、本基金につきましては、平成元年、ふるさと創生資金として交付税措置された資金をもとに設置された基金で、独創的、個性的な地域づくりのための多様な事業の充当財源として活用してまいりましたが、平成17年度をもちまして基金残高がなくなりましたので、本条例を廃止するものであります。
 議案第7号南国市国民保護対策本部及び南国市緊急対処事態対策本部条例、議案第8号南国市国民保護協議会条例、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律(平成16年法律第112号)の規定に基づき、南国市国民保護対策本部、緊急対処事態対策本部及び国民保護協議会を設置するために、本条例を制定するものであります。
 議案第9号南国市議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例の一部を改正する条例、通勤の範囲の改定等のための国家公務員災害補償法及び地方公務員災害補償法の一部を改正する法律(平成18年法律第12号)が平成18年4月1日に、刑事施設及び受刑者の処遇等に関する法律(平成17年法律第50号)が平成18年5月24日に施行され、地方公務員災害補償法(昭和42年法律第121号)等の一部が改正されたことに伴い、本条例の一部を改正するものであります。
 改正の主な内容は、通勤の範囲の拡大と障害の等級に係る規定の改定及び「監獄」の名称を「刑事施設」に改めるものであります。
 議案第10号南国市特別職報酬等審議会条例の一部を改正する条例、市長の諮問に応じ、市長等の報酬等について審議する南国市特別職報酬等審議会に、市長等の退職手当についても、審議事項にするため、本条例の一部を改正するものであります。
 議案第11号市道の認定について、本議案の余田橋南線(整理番号5190)は、公共工事により南国103号線が区域変更となるため、区域変更前の旧道を市道として認定するものであります。
 下穴田1号線(整理番号6130)は、民間開発により整備された道を市道として認定するものであります。
 以上の市道認定につきまして、道路法第8条第2項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 地図を添付をいたしております。
 議案第12号高知県広域食肉センター事務組合規約の一部変更に関する議案、平成18年3月1日に赤岡町、香我美町、野市町、夜須町及び吉川村が「香南市」に、土佐山田町、香北町及び物部村が「香美市」に、平成18年3月20日に窪川町、大正町及び十和村が「四万十町」にそれぞれ新設合併したことから、高知県広域食肉センター事務組合規約の一部変更について、関係市町村の協議が必要であるため、地方自治法第290条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 議案第13号高知中央広域市町村圏事務組合規約の一部変更に関する議案、平成18年3月1日に赤岡町、香我美町、野市町、夜須町及び吉川村が「香南市」に、土佐山田町、香北町及び物部村が「香美市」にそれぞれ新設合併したことに伴い、構成団体名の変更等が必要となったことから、高知中央広域市町村圏事務組合規約の一部変更について関係市の協議が必要であるため、地方自治法第290条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 議案第14号香美郡殖林組合規約の変更について、平成18年3月1日に赤岡町、香我美町、野市町、夜須町及び吉川村が「香美市」に、土佐山田町、香北町及び物部村が「香美市」にそれぞれ新設合併したことから、香美郡殖林組合規約の一部変更について、関係市の協議が必要であるため、地方自治法第290条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 議案第15号こうち人づくり広域連合規約の一部変更について、平成18年度3月20日に窪川町、大正町及び十和村が「四万十町」に、佐賀町及び大方町が「黒潮町」にそれぞれ新設合併したことから、こうち人づくり広域連合規約の一部変更について、関係市町村の協議が必要であるため、地方自治法第291条の11の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 議案第16号南国市人権擁護委員の推薦について、南国市人権擁護委員の竹内隆造氏は、平成18年9月30日をもって任期満了となるため、高知地方法務局長からその後任の推薦依頼がありました。
 竹内隆造氏は、平成6年8月に人権擁護委員に委嘱されて以来、その在任期間中における実績から適任者と考え、引き続き同氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めるものであります。
 裏面に略歴を記してございます。
 議案第17号南国市人権擁護委員の推薦について、南国市人権擁護委員の北岡克彦氏は、平成18年9月30日をもって任期満了となるため、高知地方法務局長からその後任の推薦依頼がありました。
 北岡克彦氏は、平成9年9月に人権擁護委員に委嘱されて以来、その在任期間中における実績から適任者と考え、引き続き同氏を推薦いたしたく、人権擁護委員法第6条第3項の規定に基づき、議会の意見を求めるものであります。
 裏面に北岡氏の略歴を記載してございます。
 議案第18号高知県市町村総合事務組合規約の変更について、平成18年1月1日、3月1日及び3月20日に市町村合併により新たに「中土佐町」、「香南市」、「香美市」、「四万十町」及び「黒潮町」となり、また、市町村合併により一部事務組合の解散や名称の変更となったことから、高知県市町村総合事務組合規約の一部変更について、関係市町村の協議が必要であるため、地方自治法第290条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 議案第19号南国市教育委員会委員の任命の同意について、南国市教育委員会委員の安西なおみ氏は、平成18年6月18日で任期満了となります。つきましては、安西なおみ氏を引き続き教育委員に任命したく、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第4条第1項の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。
 安西なおみ氏の略歴を裏面に記載をいたしております。
 議案第20号南国市固定資産評価審査委員会委員の選任の同意について、南国市固定資産評価審査委員会委員の藤田勇氏は、平成18年6月20日をもって任期満了となります。引き続き、同氏を同委員として選任いたしたく、地方税法第423条第3項の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。
 同じく、藤田氏の略歴を裏面に記載いたしております。
 報告第1号平成18年度南国市老人保健特別会計補正予算の専決処分の承認について、平成17年度に歳入見込みの支払基金交付金及び国・県支出金の一部が平成18年度の歳入となることにより、平成17年度決算見込みで、9,281万5,000円の不足額が生じました。この補てんに翌年度の歳入を繰り上げて充用する必要が生じましたので、平成18年度予算におきまして歳入歳出それぞれ9,281万5,000円を追加し、専決処分したものであります。
 報告第2号平成18年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計補正予算の専決処分の承認について、平成17年度決算見込みで、住宅新築資金等貸付事業特別会計に1,647万円の不足額が生じました。この補てんに翌年度の歳入を繰り上げて充用する必要が生じましたので、平成18年度予算におきまして歳入歳出それぞれ1,647万円を追加し、専決処分したものであります。
 その補正財源としましては、貸付金元利収入1,647万円を計上いたしました。
 報告第3号平成17年度南国市一般会計繰越明許費繰越計算書の報告について、総務費関係では、総合計画策定事業において、各種情報の集約作業に不測の日時を要し120万円を繰越処置いたしました。
 農林水産業費関係では、県営事業負担金において、用地交渉及び地質調査に伴う県事業の繰り越しにより1,838万円を繰越処置いたしました。
 土木費関係では、県営事業負担金において、用地交渉に伴う県事業の繰り越しにより132万8,000円を、街路事業高知南国線整備事業において、用地交渉に不測の日数を要し5,475万2,000円を繰越処置いたしました。
 教育費関係では、国の補正予算に伴う後免野田小学校校舎大規模改造事業費3,898万1,000円を繰越処置いたしました。
 報告第4号平成17年度南国市下水道事業特別会計繰越明許費繰越計算書の報告について、公共下水道事業において、新川雨水管渠築造工事の国道横断箇所の工法について国との協議に不測の日数を要し2,258万9,000円を、浦戸湾東部流域下水道建設負担金において、工法の協議等に不測の日数を要し276万円を繰越処置いたしました。
 報告第5号公営住宅明渡等請求訴訟の提起の専決処分の報告について、訴訟の相手方である吉岡耕作は、高知市内に持ち家がありながら、与田改良住宅3号室及び4号室を返還することなく、また、3号室を吉松清隆に不正使用させていることが判明したため、吉岡耕作と吉松清隆に対し、当該住宅の返還を求めました。
 さらに、吉岡耕作と連帯保証人吉岡仁に対し、滞納使用料の支払いを求めておりましたが、法的な手段で解決する以外方法がないと判断いたしました。
 地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会において指定されております公営住宅明渡等請求訴訟の提起を専決処分いたしました。
 つきましては、同条第2項の規定に基づき、議会に報告するものであります。
 報告第6号公営住宅明渡等請求訴訟の提起の専決処分の報告について、訴訟の相手方である西森佐知は、市営久礼田団地203号室に入居しておりますが、家賃を滞納し、その額は、高額となっております。
 西森佐知と連帯保証人大谷美智子、大谷知也に対し、住宅の明け渡しと滞納使用料の支払いを求めておりましたが、法的な手段で解決する以外方法がないと判断いたしました。
 地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会において指定されております公営住宅明渡等請求訴訟の提起を専決処分いたしました。
 つきましては、同条第2項の規定に基づき、議会に報告するものであります。
 報告第7号損害賠償の専決処分の報告について、平成18年4月5日午後1時2分ごろ、南国市大そね甲1353番1地先において、本市臨時職員が運転する公用車による物損事故により相手方に損害を与えたので、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会において指定されている事項について、28万1,591円の損害賠償の額を専決処分いたしました。
 つきましては、同条第2項の規定に基づき、議会に報告するものであります。
 なお、損害賠償額につきましては、その全額を全国市有物件災害共済会に請求するものであります。
 以上をもちまして私からの提案理由の説明を終わります。何とぞ御審議の上適切な議決を賜りますようお願いを申し上げます。
      (「議長」と呼ぶ者あり)
○議長(高橋 学君) 17番西岡照夫君。
○17番(西岡照夫君) 済みません。先ほど市長の提案理由の中で、市政報告並びに提案理由と長時間にわたって説明がございました。提案もありましたし、読み違いが起こることも十分考えられますが、議案第14号におきまして、提案の中で「香南市」という提案をしなければいけないところ、「香美市」という誤った提案がございましたので、訂正をお願いをしたいと思います。
―――――――――――*―――――――――――
      提案理由の訂正
○議長(高橋 学君) 市長。
      〔市長 浜田 純君登壇〕
○市長(浜田 純君) 大変失礼をいたしました。注意をしながら読んでおるところでございますが、訂正をいたします。もう一度、議案第14号香美郡殖林組合規約の変更について説明を申し上げます。
 平成18年3月1日に赤岡町、香我美町、野市町、夜須町、吉川村が「香南市」に、土佐山田町、香北町、物部村が「香美市」にそれぞれ新設合併したことから、香美郡殖林組合規約の一部変更について、関係市の協議が必要であるため、地方自治法第290条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 以上のように御訂正をいただきたいと思います。
○議長(高橋 学君) これにて市政報告並びに提案理由の説明は終わりました。
―――――――――――*―――――――――――
○議長(高橋 学君) この際、議事の都合により、議案第18号から議案第20号まで、以上3件を先議いたします。
 これより質疑に入ります。
 議案第18号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第18号の質疑を終結いたします。
 議案第19号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第19号の質疑を終結いたします。
 議案第20号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 議案第20号の質疑を終結いたします。
 これにて質疑を終結いたします。
―――――――――――*―――――――――――
○議長(高橋 学君) お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第18号から議案第20号まで、以上3件は会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
―――――――――――*―――――――――――
○議長(高橋 学君) これより討論に入ります。討論はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 討論を終結いたします。
―――――――――――*―――――――――――
○議長(高橋 学君) これより採決に入ります。
 まず、議案第18号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 御異議なしと認めます。よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第19号を採決いたします。本案はこれに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔全員起立〕
○議長(高橋 学君) 起立全員であります。よって、議案第19号は同意することに決しました。
 次に、議案第20号を採決いたします。本案はこれに同意することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔全員起立〕
○議長(高橋 学君) 起立全員であります。よって、議案第20号は同意することに決しました。
―――――――――――*―――――――――――
○議長(高橋 学君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、明17日から19日までの3日間は休会し、6月20日に会議を開きたいと思います。これに御異議はありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 6月20日の議事日程は一般質問であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて散会いたします。
 御苦労でございました。
      午前11時13分 散会

第320回南国市議会定例会会議録
第2日  平成18年6月20日  火曜日
      議案第21号 損害賠償の額を定めることについて
―――――――――――*―――――――――――
      午前10時 開議
○議長(高橋 学君) これより本日の会議を開きます。
―――――――――――*―――――――――――
○議長(高橋 学君) ただいま市長から追加議案の送付がありました。お手元へ配付をいたしました。
 職員をして送付書を朗読いたさせます。事務局長。
      (事務局長朗読)
 …………………………………………………
                      18南総第114号
                     平成18年6月20日

 南国市議会議長  高橋 学 様

                   南国市長  浜田 純

      第320回南国市議会定例会の追加議案の送付について
 第320回南国市議会定例会に提出する下記の追加議案を別紙のとおり送付します。

 議案第21号 損害賠償の額を定めることについて
 …………………………………………………
―――――――――――*―――――――――――
      議案第21号
○議長(高橋 学君) お諮りいたします。
 ただいま送付されました議案第21号を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(高橋 学君) 御異議なしと認めます。よって、日程に追加し、議題といたします。
 提案理由の説明を求めます。市長。
      〔市長 浜田 純君登壇〕
○市長(浜田 純君) おはようございます。
 それでは、提案理由を申し述べます。
 議案第21号損害賠償の額を定めることについて。平成18年6月1日午前8時25分ごろ、南国市立大篠小学校東門入り口において、職員が閉めようとした門扉が小学校に進入してきた自動車の後部に接触し、損害を与える事故がありました。学校設置管理者として、相手方に損害を与えたので、6万3,095円の損害を賠償するものであります。なお、損害賠償額につきましては、その全額を全国市長会学校災害賠償補償保険に請求するものであります。
 以上をもちまして、追加議案につきましての私からの提案理由の説明を終わります。何とぞ御審議の上、適切な議決を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(高橋 学君) これにて提案理由の説明は終わりました。