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検索結果 »  平成26年 第376回市議会定例会(開催日:2014/02/28) »

一般質問 2日目(西川潔)

質問者:西川潔

答弁者:市長、教育長、関係課長


○議長(前田学浩君) 5番西川潔君。
      〔5番 西川 潔君登壇〕
○5番(西川 潔君) 質問に先立ちまして、この場をおかりいたしまして、長宗我部元親の飛翔之像の建立について、現在の状況を報告させていただきます。
 皆様方の御協力もいただきまして、また平成26年度の当初予算にも計上くださいまして、いよいよ現実のものとなってまいりました。現在の募金状況でございますが、集計できている金額が612万1,935円、奉加帳が1,592名、口座振り込み65名ということになっております。銅像は土佐の国を平定した後に、四国統一に向けて岡豊城を出陣する37歳ごろをイメージをしたもので、ブロンズ像で高さ1.8メートル、台座は岡豊別宮八幡宮の所在する八幡山の自然石を使用する予定でございます。設置場所は、県立歴史民俗資料館エントランス前、中央階段を上るに従い岡豊城趾をバックに低い台の上に立つ、ほぼ等身大の元親像が次第にあられるようにし、訪れた人は像と並んで記念撮影が可能なものにします。岡豊城趾や県立歴史民俗資料館のメーンシンボルとします。デザインは、現在京都を中心に歴史書の押し絵を手がけ活躍しております若手新進気鋭のイラストレーター添田一平さんに発注済みで、銅像のイメージ図は、この2月15日に高知新聞に掲載されたものでございます。その後は奈良県のえそら造形で8分の1像を作成後、鋳造所でつくることとなっております。飛翔之像完成予定は2015年5月、来年の5月でございますが、長宗我部家が滅亡して400年を迎える長宗我部氏の再生を記念し、あわせて高知県立歴史民俗資料館の開館24周年を迎える5月3日の除幕を予定をいたしております。今後の動きでございますが、募金活動を開始してほぼ1年、個人の皆様を中心に募金活動を展開し、できるだけ多くの方々の銅像建立へのかかわりを大切に進めてまいりました。岡豊地区、国分地区、久礼田地区を中心に募金活動は県下一円に拡大し、県外では東京を中心の長宗我部ファン会であります長曾我部最高委員会を中心に広く全国に呼びかけております。これから県内企業への募金活動を進めるように準備をいたしております。
 以上、元親像の建立につきまして報告をさせていただきます。
 それでは、1問目の質問に入ります。
 アベノミクスによる財政出動と災害に強い国づくりを目指す国土強靭化、安倍政権の掲げる2つの方針は、高知県の2014年度予算案にも公共事業のボリューム感であらわれています。普通建設事業費は992億9,900万円と昨年度比17.3%の増、13年度2月補正に計上した経済対策分88億4,600万円を合わせると1,000億円の大台を超えました。尾崎知事は、本県は南海トラフ対策ニーズがあり続ける当面は、一定規模で事業を推移させていく。地域の元気臨時交付金など国の制度を活用し、インフラ政策を前倒しで進めようとしています。南国市は、平成26年予算では投資的経費が28億円余りで、対前年度比45%近くの増でございますが、街路事業、庁舎耐震改修、後免地区の防災拠点施設整備事業が主なもので、普通建設事業では、例年のようなものとなっております。公共事業の増加は、経済指標にもプラス効果を生んでいるし、昨年の県内有効求人倍率も過去最高を記録した背景にも、建設業の好調ぶりがあります。
 一方、事業増は建設業が抱える課題も浮き彫りにしております。技術者や重機の確保が難しい。型枠工が足りずに工期のおくれが出たなど、南国市でも平成25年度事業として計画をしていたものが先送りになるなど、三和コミュニティーセンターにおいてもこのような影響がありました。東日本の復興需要や消費税増税の駆け込み需要で、建設業は全国的に資材高騰と人手不足に陥っております。発注工事でも入札で落札が決まらない不調や不落が続出をいたしております。公共事業削減の影響で地域防災力の低下も心配されるものです。南国市の建設業者の経営や雇用を安定させ、災害にも対応できる状況をつくっていくことが大変重要なことだというふうに思います。南国市では、昨年開通をいたしましたあけぼの道路、建設が進んでおります高知東部自動車道路、南国安芸高速道路や国道、主要な県道など、道路インフラに恵まれております。
 しかし、このような幹線道路から一歩中に入ると、狭いだけでなく、道路の表面や道路端が相当風化し、穴があいている箇所や穴があいた箇所を何重にも補修、継ぎはぎの路面だらけとなっているところがたくさんございます。平成25年の9月議会では、同僚の浜田和子議員から、道路維持管理費について、市の管理する道路の実情や市民からの切実な要望について質問がありました。その質問に対して財政課長からは、道路補修にかかわる要望がたくさんあることは認識している。しかし、地方債の充当ができないために一般財源での対応となるため、年度ごとの施策の状況に合わせて考えることになるとの答弁でした。これではいつまでたっても他の施策いかんによっては改善されません。交付金事業なども活用し、計画的に予算を張りつけ、市民の要望に応えていくべきではないでしょうか。先ほども財政調整基金20億円から25億円に積み立てる、これも必要でしょうが、毎日の生活に支障のある市道、生活道の整備もお願いをしたいというふうに思います。この市道、生活道の現状についてどのように認識しておられるのか、市長にお伺いをいたします。
 また、改修整備について、その数やどのような要望が寄せられているのか、この要望に対してどのような対応を担当課の建設課と財政課は平成26年度当初予算に反映をしているのか、お伺いをいたします。
 2問目でございますが、フットボールセンターの誘致でございます。
 高知県サッカー協会がフットボールセンター、夜間照明やクラブハウスを備えたサッカー用グラウンド建設を目指しております。用地の確保が難航している高知県のサッカーを発展させるためには、悲願の施設であることが1月末の高知新聞に掲載をされました。フットボールセンターは、財団法人日本サッカー協会が建設を進めているもので、都道府県サッカー協会が中心となってサッカーファミリーに対するさまざまな事業を行い、各都道府県におけるサッカースポーツのより一層の振興を図るための拠点施設であるとともに、各種関連事業やその他の地域活動を通じて、地域の活性化や地域コミュニティーの構築等に努める地域交流の拠点施設として、全都道府県に2007年から整備を進めているもので、四国では既に本県を除く3県は完成をしております。全国でも建設されていないのは、本県を含む8県、島根県では2カ所も完成をいたしております。高知県サッカー協会は、県の中央部に同センターの建設を目指して、昨年6月より整備推進プロジェクトの委員会を立ち上げております。公式戦ができるグラウンド、これは縦105メートル、横68メートルでございますが、2面をつくるためには、2万平方メートル以上の土地が必要となり、これまで南国市内など数カ所を候補地として関係機関と協議をしてきたが、具体的には至っておりません。私は南国市にこの施設の建設をすることで、南国市の活性化に役立つなど多くの相乗効果があるという観点から、積極的に誘致を進めてはと思うものです。現在の高知県サッカー協会の登録者数は、10年前よりは1,400人増加して6,350人、今後も女子サッカーの普及やことしの6月に開催されますブラジルでのワールドカップなどにより競技者や愛好者は増加するというふうに思われます。フットボールセンターの建設については、現状では県や市などの自治体がかかわらないと実現はおぼつきません。例えば、建設されるセンターが、災害時に避難所や復興の拠点となる防災事業として整備することはできないのか、南国市での協議内容、県との協議内容、可能性についてお考えをお伺いいたします。
 また、平成24年3月定例市議会でも、南国市のグラウンドが不足であることから、使用頻度が過密状態にあることなどを上げ、グラウンドの新設や改修をお願いしたところですが、このたび物部川の河川敷に一般用・少年用の2面のサッカー場が現実されました。この施設は一般用と子供用の2面でございますが、上流にあります野市河川敷サッカーグラウンドも近くにあり、大会など連携した活用も想定をされます。早期の完成が待たれ、大変うれしく思っております。立地上、夜間のナイター設備はなく、主に土日曜、休日の昼間、たくさんの子供たちの利用が予想されます。河口に近く津波が心配される施設でございますが、想定される津波の高さ、利用者の避難路、避難場所についてお伺いをいたします。
 3点目の質問でございますが、少子・高齢化の進む中、我が市の小学校、中学校児童も急速に減少、さきの市議会定例会の中でも、中学校の統合などの将来像も議論をされておりました。
 また、県教委事務局は、高校再編案も示しました。国の児童数の減少対策ということではございませんが、学校制度の改革も議論をされ始めました。このような社会背景の中でサッカー界の潮流として、各地に直接には学校や行政が直接関与をしないクラブチームが創設をされています。私が南国市の教育委員会のお考えをお聞きしたいのは、小学校までのクラブチームや大人のクラブチームのことではなく、中学校年代のクラブチームのことでございます。皆様方も御存じのように、各中学校には学校教育活動の一環として、スポーツに興味と関心を持つ同校の児童・生徒が、教員等の指導のもとに自発的、自主的にスポーツを行うもので、より高い技術や記録に挑戦し、スポーツの楽しさを味わい、体力や健康の向上だけでなく、学年やクラスを離れて、仲間や先生たちと触れ合い、協調性や責任感、連帯感などを育成できる貴重な場となる部活動があります。
 一方、全国的に1993年Jリーグの発足以来、Jリーグの下部組織であるジュニアユースチームに人気が集まり、ほかにもこの年代のクラブチームが地域にふえております。私たちが中学校に入学するときには、入学する中学校の部活動に入部するのが当たり前のことでございましたが、現在は子供たちが小学校卒業後、プレーするチームを選択をするという時代となっております。現在の状況を説明しますと、南国市には小学生を対象とした少年サッカークラブが、小学校または中学校校区をおおむね単位として5クラブほど活動をいたしております。中学校世代を中心とした学校や行政機関が関与していないサッカークラブチームが結成され、南国市内の児童もここで技術の向上を図っております。済みません、もとに戻しますが、その少年サッカークラブですが、それぞれの地域のサッカー経験者や保護者の指導により運営され、子供たちのサッカー技術の向上だけでなく、健全な成長にも大きく貢献をいたしているところでございます。中学校世代を中心とした学校や行政機関が関与していないサッカークラブチームが結成され、南国市内の児童もここでの技術向上を図っておりますが、また新たに南国市の北部を拠点としたクラブも創設され、多くの新しい中学生がクラブに入部するようになっております。このような潮流は、大きくは世界や日本のサッカー界の流れですが、私は学校の部活動やクラブチームをどちらかを肯定・否定するものではありませんが、教育委員会ではどのように考えているのか、質問をいたします。
 質問の1つ目は、クラブチームは日本サッカー協会公認のライセンスやインストラクターを持った四、五人の指導者で、適切な技術習得に向けております。セレクション、これはこのクラブに入部する試験ですね、このようなものもあり、小学校時代に運動能力や技術の高い子供がクラブに入っているが、経済的な負担や学校行事に合わせた練習でないなど、学校での部活動との違いがございます。
 また南国市では、クラブチームが2つできたことにより、部員の少ない北陵中学校と鳶ヶ池中学校、大篠や十市を抱える香長中では部活人数が多く、課題が異なるのではと考えるところでございます。全国的な潮流としても、クラブチームが従来の学校部活数を上回る勢いで増加している状況ですが、部活動との兼ね合いも含めてこの流れをどのように考えているのか、お伺いをいたします。
 2つ目は、クラブチームへの流れは、指導者が子供たちの技術の向上に十分応え切れないためではないのか。部活担当教員の多忙性や専門性に問題があるのでは。解消のために外部からの指導者の導入は図れないのか、お伺いをいたします。
 3つ目は、クラブチームはいろんな学校から子供たちが集まっており、夜間と休日を中心に練習日程が組まれております。グラウンドジプシーというように言われてもおりまして、練習場の確保に非常に苦慮しております。南国市を中心としたクラブチームの練習場に何らかの配慮ができないのか、お伺いをいたします。
 以上で1問目を終わります。
○議長(前田学浩君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 西川議員の質問に御答弁を申し上げます。
 道路の維持補修ということでございますが、南国市には市が管理いたします市道と称するものが1,100を超えるぐらい路線があるわけでございまして、私がこの道路の状態を全て把握しておるというわけではございませんけれども、部分的には決していい状態にない道路がたくさんあることも事実でございます。例えば、毎年行っております中学生とのフリートークでございますドリームトークの中でも、通学道路の状態がよくないので、市長さん、舗装してくれませんかというようなことも御指摘されますし、また他の市政を聞く会などでも、またいろんな要望もございます。そして、電話あるいは書面による要望などもいただくわけでございます。とりわけ一番多いのが、舗装が悪いと、路肩が崩れている、こういうことで路面が、幅員といいますか、狭くなっておるというようなことで早く直してほしいという要望がかなり多いわけでございます。できるだけ交付金なども活用しましてやっていきたい。これはこういうことで、ある意味で前に財政課長が御答弁申し上げたことになるわけでございますけれども。私はかつて長い間財政におりまして、当時自主ではございますが、自主債権というのをやっておりまして、予算編成のたびに当時の地方課へ予算編成が終わりますと財政分析をして、その結果公債費比率がこうなっておると。赤字の解消は今年このようになる見込みだということで、ずっと毎年、毎年度補正予算ごとに協議に、昔で言う班長と言いよりましたが、班長協議、それから課長補佐協議、課長協議というものをしてやってきた経験がございますが。それの大きな要因の一つが、南国市に当時たくさんの舗装、道が狭い、舗装ができてない未舗装があるというようなことで、当時の市長さんがもう我慢できなくなって、これも財政課長がお答えしたことだと思うんですが、維持補修については地方債の発行ができないということがございまして、苦肉の策として、当時の開発公社を使いまして、開発公社が農協からあるいは信連からお金を借りまして、それで舗装をどんどんやったわけです。その結果、これはもう当然闇起債でございますので、開発公社が借りておるわけでございまして、一般会計が借りておるわけじゃない。だけどその借金は南国市が借りておることには間違いない。だから一般会計がその借金を計画的に引き取ると、こういう、道の舗装を引き取るというたら聞こえはいいんですが、ないものを引き取るのと一緒です。そういうことまでして、住民の要望に応えていったわけです。住民にはたくさん非常に喜ばれたはずでございます。
 しかし、そのことによって金利の問題もさることながら、財政運営ということでは、非常にルールに外れた運営がされたと私は今でも思っておるんですが。こういうことまではしたくないですけれども、できるだけ器は決まっておりますので、その中で普通建設事業の道路新設改良が少しおくれても、維持補修にことしは力を入れるというようなやり方でもしないと、いつまでたってもこの問題は解決しない。こういう認識を持っておりますので、努力をしてまいりたい、そのように思いますので、御理解のほどをよろしくお願いしたいと思います。
 それからもう一つは、フットボールの問題でございますが、昨年のことだったと思いますが、もう昨年になってしまいましたが、私のところに高知県サッカー協会の方々が参られまして、全国で先ほど言われたように47都道府県の中で、サッカー拠点施設のない8県、ここに対して高知県がJFAフットボールセンター整備事業というこの事業にのっとって、この助成対象になることを検討しておるということで、南国市の船岡山つまり太平洋セメントのとった跡地の交渉を始めたいが、市長も協力願えんかと、こういうお話がございました。私も南国市単独でつくれというても、それはもうとても南国市の力に合った話ではございませんので、私は協力することには全然あれはないから、私も全面的に御支援しましょうということで、高知県の副知事のほうへ行って、とても南国市単独でこれはのれる話でないので、高知県もひとつ協力してくれんだろうかということで、当時副知事も、それは話としてはいい話だから、少しその所管のほうとも協議をするのでちょっと時間を下さいということでございましたが。結論からいいますと、県のほうからは、その後協会側が県に行って話ししたけれども不調に終わったと、こういう報告も聞いております。
 ところで一方、これも御承知だと思うんですが、物部川の一番下流の橋のすぐ上に、野球のグラウンドができました。これは当時、私副市長だったと思うんですが、当時高知高専からお願いがあるということで、地元南国市が要望を出すということであそこへ野球場をつくりたい。とても現在の高専のグラウンドで野球もサッカーも陸上も何もかもごちゃごちゃでやると非常に危険なので、野球だけ移したいということで話がありまして。南国市さんも専用の野球場というたらないので、できた暁には、私どもには夏休みも春休みも冬休みもあるので、使わないときもあると思うんで、いつでも使ってもらって結構ですということで、国土交通省の河川港湾の管理しておる六泉寺のほうの所長さんにお願いしましたところ、非常に好意的で、高専のOBの、卒業生も国土交通省の職員の中にはたくさんおいでますので、そういうことで技術的な御援助もいただきましてあそこへグラウンドができました。そのときに私はここへサッカー場もつくって、ぜひとも子供たちにサッカーをさせたいなということを思ったわけでございますが、その後野球場もできたことだし、お話をさせていただきますと、非常に国交省のほうは協力的で、今回やっと仕上げの予算、これを計上する運びになったわけですが。私は別に子供だけとは限定するつもりもないんですが、やっぱり私も少しサッカーをやった経験はありますので、今の子供たちが、私なんかああいう子供のときには、買えもしなかったアディダスのすばらしいスパイクを、まだ前にボールが飛ばんような子供でさえ当たり前のように履いてやっておると。それからスポーツ人口もふえたということで、そういう意味では、私も今の時代でございますので、芝生のグラウンドで思いっきり子供たちを走らせてやりたいなという私の思いもありまして、そういうことがやっとかなうかなと思っておりましたところ、この間高知新聞へあのような形で載りました。それもなるほどそうかなと、多くの市民の方で知ってる人は、あこは津波が一番最初に来るところなのに、あこへグラウンドつくるのかと、これは後で生涯学習課長等関係者が答弁はいたしますけれども、私はそういう御指摘もあっても、何が何でもつくるということではないんですが、やはりそこで初めて避難が果たして間に合うのかという検討はもちろんせないかんと思います。結果から申し上げますと、避難はできるということに危機管理課長の計算というたらおかしいんですが、計算は要らんわけですけんど、そういうことにはなりましたけれども、そういうことで何とかあそこへグラウンドを仕上げたいと、思っております。特に芝は御承知のように水が要りますので、そういう意味では、ながせごろまでに芝を張りたいなと、うまく順調よくいけば、そういうような思いを持っております。
 あとの関係することは、それぞれの課長が答弁申し上げますので、お聞きおきください。
○議長(前田学浩君) 建設課長。
      〔建設課長 吉川宏幸君登壇〕
○建設課長(吉川宏幸君) 西川議員さんの市道、生活道の整備についてお答え、市長答弁に補足して説明させていただきます。
 市道の改修及び整備につきましては、今現在要望件数、補修につきましては150件、改良につきましては110件で、内容につきましては、補修はやはり一番多いのは路側の補修、路肩が崩れておるというふうな状況、これが約80件、残りにつきましては舗装とか側溝、暗渠の補修等でございます。これらにつきましては、緊急を要する箇所から随時施工はしています。限られた予算でありますが、コスト削減に努め、要望に応えてまいります。
 また、今年度から社会資本整備総合交付金事業にて路面性状調査、これは路面のひび割れとかでこぼこ、これを詳細に調査を行います。それともう一点、法面それから盛り土、擁壁等の点検もあわせて実施しておりまして、その詳細の成果が上がってきまして、それをもとに補修が必要な区間、そういった部分が出てきますので、それにつきましては、交付金事業を活用して施工可能でございますので、一定スピードアップが図れると思っております。
 また、改良工事につきましても、例年どおりの交付金事業を活用して市民の要望に応えていきたいと考えておりますので、御理解のほどよろしくお願いします。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 財政課長。
      〔財政課長 平山耕三君登壇〕
○財政課長(平山耕三君) 西川議員さんの市道の関係予算についてお答えいたします。
 まず、財政課といたしまして、当初予算を編成するに当たっての考えでございますが、できるだけ財源不足が出ないように査定に臨みまして、やむを得ない場合に基金からの繰り入れにより財源手当てを行うことで、収支の均衡をとるようにしております。平成26年度当初予算の場合、財源不足を財政調整基金の繰入金2億4,000万円で対応し、予算編成を行っております。その中で市道改良に係る経費は、道路維持費に係る修繕費及び工事費を4,800万円、昨年度比500万円の増額、また市単独道路新設改良事業に係る設計、工事、用地購入費等を6,000万円、昨年度比1,950万円の増額、道路橋梁に係る社会資本整備総合交付金事業として2億3,000万円、昨年度の繰越事業との合計額と比べまして1,000万円の増額で計上しております。
 修繕要望の不足額につきましては、地方交付税など歳入状況及び25年度の決算状況を見た上で補正予算で検討してまいりたいと思います。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 生涯学習課長。
      〔生涯学習課長 谷合成章君登壇〕
○生涯学習課長(谷合成章君) 物部川南運動広場につきまして、市長答弁を補足いたしましてお答えをいたします。
 市長が申し上げましたけれども、南国市には吾岡山文化の森公園と南国市立スポーツセンタの2面ございますサッカー場につきましては、市長も申し上げましたとおり、現在のサッカー人口には、どういいますか、対応できない状況があると考えまして、特に少年サッカークラブに所属いたしております児童の競技人口が、2000年度の86人が、2006年度は124人に増加、そして県サッカー協会東部支部に所属する40歳以上チームの選手も2000年度の20人から12年度には72人にふえております。そうした意味においてグラウンド不足を訴える声が非常に多く出ておりました。その後サッカー場の整備方針を決めて、13年9月に、つまり昨年の9月でございますが、野球用グラウンドを含めた約3万7,500平方メートルの占有許可を改めて取得し、今回の議案の提出になったものでございます。
 なお、津波予測のこともございますので、避難路等につきましては、危機管理課長より答弁を申し上げたいと思いますので、よろしくお願いします。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 危機管理課長。
      〔危機管理課長 西原三登君登壇〕
○危機管理課長(西原三登君) 西川議員さんの河川敷サッカー場の津波避難についてお答えをいたします。
 南海トラフ地震のL2想定による河川敷のサッカーグラウンドから高知高専まで避難する場合の避難距離と避難に要する時間を想定した場合に、以下のようになると考えております。
 まず、河川敷のサッカーグラウンドは、河川ということでございますので、県より津波浸水予測図や津波浸水到達時間はいただいておりません。
 しかし、南国市浜改田の海岸線で津波高さ1メートルになる最短の時間は17分となっております。この17分以内に河川敷の堤防の内側に避難することが重要であり、大切である避難行動となります。河川敷のサッカーグラウンドから高知高専までの道のりを避難するときに、仮に揺れが3分続き動けない、河川敷から崩壊の右岸堤防を越えるのに6分かかるとしましても、物部川右岸の堤防を津波が越えてくる最短時間は29分でございますので、堤防の内側に避難することが可能と考えております。この後、高専までの津波到達時間は、地震発生から39分となっておりますので、残り30分以内で避難する必要があります。スポーツ従事者、観戦者の移動速度は想定が難しいところですが、仮に群衆歩行や老人単独歩行の速度である毎秒1.1メートルの速度を用いますと、残り30分移動できる避難道のりは、1.98メートルとなります。堤防の内側付近から河川敷サッカーグラウンド右岸堤防でありますところから高専の一番北端にございます津波避難ビルまで約1.1キロメーターでございますので、約14分の余裕を持って到着することが可能です。津波浸水深は、河川敷のサッカーグラウンドの海抜はTP4.8メートルとお聞きしております。直近の堤防内側のTP4.7メーターの浸水深を参考に考えると、6メートル程度と思われます。したがいまして、避難後の屋上まで上る時間を考慮しましても、避難は可能かと考えております。
 しかしながら、河川敷は川と同等の危険な場所である以上、施設利用者にわかりやすい啓発看板や避難注意看板など、設置はもちろんのこと、サッカー大会の主催者が責任を持って津波避難時の注意点を利用者に確実に周知する、避難体制の書類を提出させる、避難を意識させることなど、河川敷での施設利用について徹底した津波避難の周知を図っていく必要があると思っております。先ほどの説明で、残り30分で移動できる避難道のりということでございましたが、1.98キロメートルということでございますので、訂正をいたします。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 教育長。
      〔教育長 大野吉彦君登壇〕
○教育長(大野吉彦君) 西川議員さんの中学校サッカー部活動とクラブチームについての御質問にお答えをいたします。
 西川議員さんの御質問にもありましたが、中学校における部活動は、生徒の自主的・自発的な参加により行われるものでありまして、スポーツや文化及び科学等に親しませ、学習意欲の向上や責任感・連帯感の涵養等に資するものと規定をされております。教育課程外の活動には位置づけられてはしているものの、学校教育活動の一環として、これまでも中学校教育において、子供たちの健全育成に大きな役割を果たしてきていると考えておるところでございます。
 サッカーのクラブチームにつきましては、平成14年に県内第1号が誕生し、現在2チームが活動していると把握しておりますが、4月には議員さん申されましたように、北陵校区に3つ目のチームが開設されるとお聞きもしておるところでございます。クラブチームもそれぞれの目的や目標を持って生徒たちの指導に当たってくださっていると認識しております。クラブチームを選択した生徒たちも、学校の部活動を選択した生徒たちも、選択した環境は違っていましても、学業とサッカーの両立を図りながら、健全育成を育んでいただきたいと考えております。
 また、生徒数減による選手不足など危惧することもございますが、共存共栄できることが理想であると考えておるところでございます。
 また、中学校部活動の指導者につきましては、全ての学校の全ての部活動に専門の指導者を配置することは困難であります。それを補うために高知県教育委員会の外部指導者の派遣制度を南国市も活用いたしまして、それぞれの競技団体の指導者育成プログラムの実施等の支援も積極的に行っているところでございまして、部活動の指導者の資質向上に今後も努めてまいりたいと思っております。
 また、クラブチームのトレーニング場所の確保につきましては、社会体育も盛んに行われていますことから、地域の社会体育団体との連絡調整に委員会として努めてまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 昼食のため休憩いたします。
 再開は午後1時であります。
      午後0時9分 休憩
      ――――◇――――
      午後1時   再開
○議長(前田学浩君) 休憩前に引き続き会議を開きます。5番西川潔君。
○5番(西川 潔君) 2問目でございますが、1問目の市道の整備ということでございますが、市長よりもできるだけというような答弁もございました。切実な問題でございますので、来年の予算を期待をいたしております。
 また、この質問を考えておりましたときに、昔のことを思い出しまして、昔と言いましても、私が25歳のころの昭和50年ごろでした。このころには集落の道、市道も含めてまだ舗装されてない時期でございまして、春分の日と秋分の日と年に2回は必ず部落民総出で市道の穴を埋めたり、草を刈ったり、それから私どもの通学路の整備を大人たちが出役でしてくれた。これは私中谷ということで、奈路地区の人は一定峠のところまで、それから向こうは中谷地区というふうに分担をして部落がやっていただいたことも覚えております。でそのときに、ぞんがい物知りの情報通の集落の方もおりまして、こういうのは、これは今は市役所がするらしいぞということで、少し行ってからに、うちがやるきに1升酒をもろうてこいというてからに言われてからに、私もそのようなことを思い出しまして、1升もろうたかどうかは妙に忘れましたけれども。私これから道路の整備のやり方、状況にもよりますけれども、舗装されて本当にもう土を寄せるようなことはないですけども、ひとつ今こういう道路の小さな修理箇所、修繕箇所というのも集落で寄りをして、その中で集落で優先順位を決めて、やっぱり金も市もなかなかないというきに、ここから順に一番先やってもらおうじゃいかということを大体やっております。私の今現在おる笠ノ川地区もそのようなことをいたしております。ほんで、そのときに、先ほど私が始めに言うたようなことですが、建設課もやっておられるかもわかりませんが、お互い自治をしようということでは、材料代なんかをやっぱり出していただいて、自分たちで直せないのかというところも含めて一緒にそういうことをやっていったら、これはこれが一番いいことだなあというふうに思いますが、そういうことを意識してこれから予算をつけるなり、そういう部分にやっていただきたいということをお願いをいたしまして、初めに言いましたが、来年に期待をいたしております。
 それから、2問目でございますが、フットボールセンター、これ具体に言いますと私の情報の中では、今春野町も手を上げてまいったようでございます。これ前の氏原市長というか、県会議員のこの人の情報から、そしてまた佐川のほうでも一定のグラウンドがあるところをもう拡大していくというようなことで、協会のほうにも手を上げているっていうことございますが。協会の幹部の方、南国市には会長もおいでますし、事務長をやられてる方もおりますので、話をしますと、皆さん公共交通機関が一定ある、どうしても県の中央部にそういうものをやりたいなということ。ほんで私も、実は大人ばっかりが使うもんじゃございません、やっぱり子供やそういうものない方もおいでますので、私も南国市が一番適当ではないのかと。
 また、こういう施設を誘致することでまちおこしを考えてはどうかと、これはJリーグ入りを狙っていますアイゴッソ高知、これももともとは南国を本拠地で動いておりました。今は高知県ということで、高知市のほうにホームを移しましたが、もう一つ南国市にはJ入りを狙ってますなんこくトラスターというチームもございます。これはアイゴッソと今度の8月31日にもそれこそ高知ダービーを、中村のほうにも一部四国リーグへ入ったチームもございますけれども、一応高知ダービーということで、吾岡山でも試合があるようでございまして。こういうようなチームがJリーグ、J3までいっておりますので、入りますと、これは半分はホームで試合をするということになります。やはりそこに入り込んでくるお客さんというのも大変な数になってきて、従来の地域振興も含めて施設を整備をして、そういうものを誘致をしてはどうか。これは高知県は温暖なところでございますので、そういう施設さえあれば、Jリーグはもちろん、社会人チームやら大学生チーム、たくさんの冬季の合宿、そのようなものも必ず見込まれるというふうに思いますし、経済的効果はあるというふうに思っております。市長のほうも、市長さんだけに私がお願いをするということではなくて、一緒にでございますが、積極的に具体な話が出ましたら、対応をお願いをいたしたいということをお願いをいたします。
 また、河川敷グラウンドのことでございますが、完成すれば多くの利用が、施設の利用をすることは明らかでございます。大変ありがたいことでございますが、子供用のグラウンドもありまして、多くの子供や指導者また保護者の方が参ります。ぜひ、まさかのときの備えといたしまして、この施設を利用することで防災や避難に対する意識向上、関心が持てるようなことをしていただきたい。先ほども危機管理課長から看板を立てるというようなこともございましたが、もっと具体に、津波がここまで来るんだというようなことも含めて、サッカーの前のウォーミングアップには、高専のほうまで走ってみるというようなことも含めて、あこの施設だからこそ本当にどういうか、リアルな、津波が本当に来るとしたら割合早う来るらしいぞと、早う逃げないかんぞということや、それから練習や試合の前に災害についてのやはり話をやっぱりしていただくというようなことにも取り組んでいただきたいということを徹底をしていただきたいということをお願いをいたします。
 それと、3問目のクラブチームのことでございますが、教育長からは、学校部活もクラブも共存できたらよいというような答弁がございましたが、私も全くそうではございますが、また心配がなければ質問をしないわけでして、共存ができるというふうに。私はいろいろそこには課題があるというふうにも思っております。そこで、なぜ子供がクラブチームに流れているのかという南国市の問題です。
 それからまた、北陵中、鳶ヶ池中の部活に支障が具体にすぐに出るのではないか、予想されるわけですけれども。ここでは前の私が少年サッカーのときにも少しお話をしましたが、クラブ活動というのは、やはり学習で言えば塾でございますので、セレクションもあるということも言いましたが、これは金もかかるわけです。そうすると、部活というものがそういう非常な教育的効果があるという中で、その部活に支障ができると経済的な面でサッカーができない、自分の思うようにできないというようなことも出てくるということにもなります。まずそんなことも考えていただいて、私よりは教員の問題も申しました。実は教員も私もすぐに近所にクラブを持った高校教員がおりまして、昨年退職しましたけども、状態を見ていますと、中学校の部活を持ってる方も事情は同じだと思うんです。部活の活動というのを子供たちがやると、6時半、7時まではやります。その後やはり教材研究もやりましょうし、一般的な事務もございましょう。そして休みの日には、ほとんどの日が練習試合だとか試合だとかというふうに出ております。そのような中で部活のことをやっていかねばならないということになりますし、また特にサッカー、ほかのとこもあると思いますが、部も。特にサッカーは今技術っていうのがなかなか小学校の時分からやりますので、非常に高くなってきておりまして、部活の顧問がそこに追いついていけないというようなところからもクラブに流れるという側面もございますので、全ての学校に置くことは、そういうことはできないというお話もございましたが、私ほかのところはわかりませんが、南国市でございますので、南国市の中ではそういうことができる拠点校のようなものをつくってもいいんじゃないのか、というようなことも検討していただきたいというふうにも思います。
 またもう一点、私が聞き漏らしたかもわかりませんけれども、クラブチームの練習というのは、基本的には学校が終えてからのことになりますので、これは夜間と休日ということになろうと思います。特に夜間、ネットなんかで見ますと、私もクラブの方と話しての話ではございませんけれども、ネットなんかで見ますと、週に二、三回の練習のようなことを書いてございますが、実際はやっぱりスポーツでございますので、特にまたサッカーを練習をするというスポーツでございますので、実際は毎日のような練習をやり、土日も対外試合なりのことをやっているというのが現実だと思います。そうなると、夜の練習ということになりますと、私、教育長の答弁で聞き漏らしたかもわかりませんけれども、そういう練習について具体なところがやっぱり想定してあるのか、またこのようなことについてクラブの者がどこを窓口に相談に行ったらいいのかということをお聞きをいたします。
 2問目は以上でございます。
○議長(前田学浩君) 答弁を求めます。教育長。
○教育長(大野吉彦君) 御提案いただきました拠点校とクラブの活動と中学校の部活動の活動等について、それぞれ本人の御希望、家庭の御希望等があるわけでございますので、私どもがどうこうというわけにはいきませんけども、中学校での部活動が子供たちの願いどおり行えるように、またクラブで希望する子供さんについてはクラブでの活動ができるように、それはもう共存共栄でまいらないといけないと基本的には思います。
 それから、練習場の確保でございますが、一問目の御答弁でも申し上げましたとおり、社会体育の学校施設等の開放につきましては、生涯学習課が窓口になっておりますので、そちらのほうにお問い合わせをいただきまして、年間通じての登録ということになっております。借用の曜日とか時間とかにつきましては、申し込みのチーム数等で調整をするということになっておりますので、ぜひ生涯学習課のほうの社会体育の借用の窓口にお問い合わせをお願いいたしたいと思います。
 以上でございます。よろしくお願いいたします。