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検索結果 »  平成26年 第375回市議会臨時会(開催日:2014/02/04) »

質疑・討論・採決


○議長(前田学浩君) これにて提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。
 議案第1号の質疑を許します。質疑はありませんか。17番浜田勉君。
      〔17番 浜田 勉君登壇〕
○17番(浜田 勉君) 私は、この1号議案について、三和地区の一人の議員として三和地区民の気持ち、そしてまたこのコミュニティーセンターの取り組みの過程を振り返りながら、地区民の思いというのはショックというのが実際の姿でございますので、そのことについて触れてみたいと思います。
 三和防災センターは、老朽化した公民館の建てかえにより、そしてまた今の時代の要請、つまり東南海の地震あるいは津波への対応として安心のとりでづくりとなって、住民には大きな期待と夢の広がりを与えてまいりました。
 このコミュニティーセンターについては、私の生涯でもう一度ということはないだろうというふうな皆さんの気持ちが、内装の充実、そしてそこへ行って温かみのあるそういう昔で言う公民館、そういうものとなっていただきたいということから、地元では内装代600万円、この内装については市のほうと折衝をしたけれども、なかなか難しいと。これは基本的には自己腹でやっていただきたいと、そういうことで、けんけんがくがく地元では論議をしてまいりました。
 そして、三和地区で約1,000戸、600万円ということでありますので、頭というわけではありませんけれども、大体6,000円を根拠にして各集落の自主的な取り組みを求めるというふうなことでございました。
 例えば私の集落では、農協で貯金箱をいただいてまいりまして、そして貯金箱を全戸に配って、そして貯金箱へ皆さんが500円もありゃ100円もある、あるいは10円も1円もあると。この間の2日、その貯金箱を集めてやりました。私の集落では50戸でありますから、30万円を目標として取り組みました。
 だが、貯金箱を集めて、そして皆さんのその思いが47万7,000円というふうな形でなってまいりました。だから、1月末で三和地区では五百数十万円集まっておりますので、これ目標は十二分に集めることはできる。このコミュニティーセンターに寄せる思い、期待がこの募金という形で皆さんの気持ちをいただきました。
 だから、この2日の会でも、勉さん、どういてなったのが、というふうな言葉がありました。事情を話しますと、わかると。わかるけんどね、というそのショックな気持ちというのを持っておりまして、皆さんもその貯金箱をあけて、そして数えながらその思いは尽きることなく話をされておりました。
 だから、そんなことを思うときに、この今回の対応について住民の皆さんはやむを得ないということを認めながらも、何となくせつない、そういう思いを述べておりましたので、市長にあっては一言そういう地元の皆さんについてのおわびというんじゃなくてもいいんですが、そういうふうな思い、地元の皆さんの思いに応えていただける一言をいただきたいということで質疑をさせていただきました。ありがとうございました。
○議長(前田学浩君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) ただいま浜田議員から、今回工事の遅延による地域の住民の方々のやりきれない気持ちというものがあらわれておる、このように思うわけでございますが。本当の意味でこの3年間、4年間ぐらい、三和の公民館の建てかえにつきましては、本当にいろんな用地選定の段階からたくさんの地域の方々が協力してやってくださった。そういう意味では待望久しかった、待ちに待ったこの工事がもうそこへ完成するというところに来て、遅延やむなしという判断をしたわけでございますが、私として、私が市の責任者として非常に工事の完成に向けての行政としての努力も足りなかったところがあるんではないかということで反省もしておりますし、そういう意味では大変住民の方々に申しわけなかったという思いもいたします。
 ただ、この工事につきましては、再三にわたって、1つは繰り越しができない工事であること、そして工期内完成を絶対条件としておること、こういうことは再三にわたって業者と話し合いをしてまいりました。
 そしてまた、そこで働く鉄筋工の方々あるいは型枠大工の方々の確保が少ないんではないかというようなことで指導もしてまいりましたが、結果としてこういうことになったことは心よりおわびしたいと思います。
○議長(前田学浩君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 議案第1号の質疑を終結いたします。
 議案第2号の質疑を許します。質疑はありませんか。1番田中徹君。
      〔1番 田中 徹君登壇〕
○1番(田中 徹君) 議案第2号につきまして、私のほうから2点お伺いをいたします。
 まず1点目は、現在建設中の避難タワーにおいては工事の遅延はないのかどうか。
 次に2点目は、三和防災コミュニティーセンター建設工事が全て完了した後には、建築主体の共同企業体に対して損害賠償以外の何らかの措置を考えておられるのかどうか。
 以上2点をお伺いいたします。
○議長(前田学浩君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 田中議員さんの御質問にお答えいたします。
 まず、タワーの進捗状況についてでございますが、14カ所のタワーについて担当職員より御報告をいただきました。当初非常におくれが心配しておりました、具体的に言いますと十市の2カ所のタワーでございますが、これは同じ業者が請負しておるわけでございますが、工程表の問題もいろいろありますけれども、先ほどのコミュニティーセンターで御答弁申し上げましたとおり、要は人材をどれぐらい確保できておるかと、このことが今の工事の進捗がスムーズにいくかいかないかの点にかかっておるわけでございまして。そういう意味からしますと、昨年末ぐらいに私が直接現場を回ったときには、本当に2人、3人とかということで現場でやっておられたのを見まして、非常に危惧したわけでございますけれども、現在の状況は8人とか10人とか、倍以上の人がかかって現場で仕事をされておるということで、工程表で確認しましても、年度内の工事の完成はできるものと確信しております。
 そして、2点目でございますが、この賠償以外の関係でございますけれども、これはそれぞれの会社が指名願をきちんともちろん提出して、経営内容なんかも精査して一般競争入札に付すあるいは指名競争入札に付すということでございますので、そうした意味からいいますと、ただいま話しておるものといいますのは、契約約款にのっとった部分もありますし、道義的な責任という部分もありますけれども、少なくとも契約履行ができなかったということは明らかでございますので、別の意味での一つのペナルティーというものは、私は今、ただいま検討はしておりません。おりませんが、やはり今の我々がすべきことは、年度内完成を目指すことに最大限力を注がなければならないということを思っておりますので、それが終わってから検討はしてみたい、このように考えております。
 以上です。
○議長(前田学浩君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 議案第2号の質疑を終結いたします。
 これにて議案に対する質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第1号、議案第2号、以上2件は、会議規則第37条の第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議はありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(前田学浩君) これより討論に入ります。討論はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(前田学浩君) 討論を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(前田学浩君) これより採決に入ります。
 まず、議案第1号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔全員起立〕
○議長(前田学浩君) 起立全員であります。よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第2号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔全員起立〕
○議長(前田学浩君) 起立全員であります。よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。
 以上で今期臨時会の付議事件は議了いたしました。
 これにて第375回南国市議会臨時会を閉会いたします。
 どうも御苦労さまでした。
      午前10時19分 閉会