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検索結果 »  平成25年 第374回市議会定例会(開催日:2013/12/06) »

一般質問 3日目(山中良成)

質問者:山中良成

答弁者:副市長、教育長、関係課長


○議長(前田学浩君) 2番山中良成君。
      〔2番 山中良成君登壇〕
○2番(山中良成君) 議席2番の山中良成です。一般質問3日目となり、質問が重複するところがあるとは存じますが、よろしくお願いいたします。
 きょうは1都市整備、2観光事業、3教育、4防災の4項目について質問いたします。
 それでは、通告に従って質問いたします。
 まず、都市整備についてでありますが、昭和46年10月に西山能間線、高知南国線、南国駅前線が都市計画決定され、マスタープランの中にも記載されております。
 この高知南国線は、県道南国インター線沿いの南国警察署まで、平成27年度の開通を予定されておりますが、この件について質問させていただきます。
 県道南国インター線の南国バイパス大そね交差点から路線電車前までは、皆さんも御承知のように2車線であり、朝昼晩と交通量が多く、特に南国バイパス大そね交差点及び路線電車前の出入り口2カ所はいつも渋滞しております。これを解消するためにも、高知南国線を開通させる必要があると思いますが、私にはこれはまた渋滞を引き起こす原因になるのではないかと心配しております。
 恐らくこの渋滞の原因として考えられるのは、路線電車の4差路が考えられますが、市としてこの問題について対策等はどのように考えられておられますか、関係課長に答弁を求めます。
 また、その交差点には点滅している信号が設置されておりますが、南からその信号機まで来て右折する場合の問題が出てきます。この右折問題について市としてどのように考えており、計画されておりますか、市長及び関係課長に答弁を求めます。
 私は、右折する場所を確保し、そこの道路を広げ、そして今ある信号機を作動させ、少しでも危険及び渋滞を回避すべきだと考えます。この件についても関係課長の答弁を求めます。
 また、高知南国線を開通させるならば、国道55号線まで南北に延ばす予定の西山能間線が重要になると考えます。この西山能間線につきましてもマスタープランに記載されておりますが、これから市としてどのように計画され、この西山能間線をどのような位置づけで考えられておりますか、市長及び関係課長の答弁を求めます。
 次に、平成29年度には南国駅前線がJR後免駅まで開通されるよう市としても努力されておりますが、この南国駅前線も北に延ばすだけでなく、南の国道55号線まで同時進行で行っていくことで有効利用がさらに可能になると考えます。北にだけ延ばしてしまうと高知南国線が渋滞してしまう可能性がありますが、これを同時に国道55号線まで延ばしていくと、国道55号線はもちろん、近くの南国インター線や介良稲生線を活用できるようになり、さらにあけぼの街道まで北に延ばすことで南北に道が有効利用できると考えます。
 そこで、この件について質問いたします。市としては南国駅前線を同時進行で南北に工事していくことについてどのように考えられておりますか。また、同時進行しないのであれば、南への計画はいつから実施予定でしょうか、市長及び関係課長の答弁を求めます。
 この3つの道を整備するのは、津波避難の際大変重要にもなってくると考えます。今は避難タワー等に力を入れておりますが、この道を整備することにより、迅速に車やバイク、自転車での避難が可能になると思います。ぜひとも前向きな検討をしていただくようよろしくお願いいたします。
 また、新しくできる道には住宅だけでなく新規商店もでき、この南国市の活性化材料の一つになると考えます。この新しいお店が創業しやすいようにすることで買い物客をふやすことができ、ただの通過するための市だけではなくなると考えますが、この点について関係課長の答弁を求めます。
 次に、南国市には浜改田里改田線、春野赤岡線、南国インター線、国道55号線、国道32号線、国道195号線のメーン道路があり、本市の住民のみならず、近隣の市からもよく利用されております。
 そこで、この主要道路について質問いたします。まず、この主要道路の人、車、自転車、バイク等の交通量調査を本市は行ったことがありますか。ないのであれば、その理由をお答えください。また、計画があるのであれば、いつ行うのかも教えてください。関係課長に答弁を求めます。
 昔、私は商工会で交通調査を行ったことがあると聞いたことがあり、本市も新しい道をつくる以上、独自に調査をすべきだと思います。もし市で行う予定がないのであれば、どこかに委託して行うべきだと考えますが、この件についても関係課長に答弁を求めます。
 次に、観光事業に関する質問に移ります。
 まず、高知龍馬空港ですが、昭和61年に滑走路が2,000メートルに延長され、平成16年には2,500メートルに延長され、供用が開始されました。これにより大型ジャンボ機の離発着ができるようになり、目的の一つであります海外へのチャーター便運航が可能になりましたが、ほとんど県内外の客を海外へチャーターすることなく、またその反対もありません。これでは拡張した意味がなく、目的からも反していると思います。
 空港がある本市としても、県同様、近隣の外国と友好や交流を積極的に図り、本市をアピールすべきだと考えます。このように取り組むことで本市を知ってもらうだけでなく、観光客を呼び、お土産や飲食等にお金を使っていただくように努力すべきです。
 また、友好都市を結ぶことでこちらから外国に行き、いろんな取り組みや文化などを五感で感じることでたくさんの刺激を受けると思います。
 そこで、この件について質問いたします。まずは、県の観光事業としてチャーター便もお願いするべきだと思いますが、この件について市としてどのようにお考えでしょうか。また、友好姉妹都市や交流を図る計画はあるのでしょうか、市長及び関係課長に答弁を求めます。
 なお、この空港に関連して市が助成しております空の駅協議会について質問いたします。経営状態はどのようになっておりますか。また、市としてこれからの展望と計画についても関係課長に答弁を求めます。
 次に、教育についての質問に移ります。
 高知県では本川村と大川村で山村留学を行っており、これを山、川、海と自然に恵まれた南国市に何か取り入れることはできないかと思い、長野県泰阜村のグリーンウッド自然体験教育センターに視察に行ってきました。この泰阜村とは、天下泰平の泰と岐阜の阜の村と書き、村の北部には天竜川が流れている人口約1,800人の小さい村です。ここの住民ほとんどが高齢者でありますが、このグリーンウッドの山村留学によって村や住民が元気になり、成功した村です。ここは山村留学をする暮らしの学校「だいだらぼっち」や「信州こども山賊キャンプ」など、自然体験教育事業をメーンにしており、それだけでなく、地域づくり事業で村の活性化も図っております。
 この中の「信州こども山賊キャンプ」は、毎年夏に約1,100人の子供たちが参加する2泊3日のキャンプで、小学校1年生から中学校3年生までの異年齢の子供20人から50人のグループに分かれて実施されており、山村留学の短期版であり、子供の自主性を基本として行われております。そこで、キャンプ場に到着した子供たちは、まず山賊会議を行い、おきてと呼ばれるルールを決めるとともに、やりたいことを自分たちで決めていきます。おきてとは、挨拶をすることや御飯は自分たちでつくるなど、キャンプで必要なことであり、やりたいことには、箸づくりなどの工作や肝試し、川遊びなどが選ばれております。
 本市で山村留学するのはまだまだ課題があるので難しいとは思いますので、ぜひ本市にキャンプ場をつくっていただき、このようなことを小規模で構わないので事業化していただきたいです。
 ちなみに山賊キャンプの子供1,100人、ボランティア350人が食べる野菜は約1.6トンにも上り、食材の98%ほどは泰阜村の農家から調達しており、子供たちが食べるものだからと低農薬の野菜づくりを始めた農家も生まれるなど、地域への活性化につながっております。
 そこで、この件について質問いたします。市政報告でもあったように、子供たちと交流しました本市の棚田の稲作生産農家の反響はどうでしたでしょうか。もちろん喜んでいたと思いますし、さらによいものを育てる意欲を感じたと思われます。本市が南国市版の山賊キャンプを行うことで、子供のみならず大人のキャンプ宿泊客にも食べてもらい、リピーターにし、本市の食材も知っていただくことでもっと農家の皆様には喜んでいただけると考えますし、生産者の意識向上にもつながるだけでなく、中山間地域の活性化につながると思っております。
 また、キャンプ場をつくることで、近隣の市のみならず県外からの宿泊客がふえると考えますが、このことについて関係課長の答弁を求めます。
 次に、地域をつなぐ「伊那谷あんじゃね自然学校」というのが泰阜村にあります。これは泰阜村内に暮らす小中学生を対象として月に1度開催されており、目的は、泰阜村には山村の知恵や技を伝えることができる達人が大勢おり、ここではこうした地域の人材を講師に招き実演してもらうことを行っております。
 例えば子供たちの目の前でイノシシをさばいてもらったり、食べられる山菜を教えてもらったりすることで、子供たちは目をきらきらさせ達人たちの動きを追い、憧れ、自然にまねするようになります。村の人たちも、子供たちが熱心に聞いてくれるのを見て、昔から受け継いできた暮らし方を誇らしげに感じるようになったそうです。
 これは南国市でも同じで、中山間だけでなく、南国市全体には多くの達人、名人がおります。ぜひ教育の一環として取り入れていただき、子供たちと南国市の人々をつなぎ、その知恵や技を受け継ぐ場をつくっていただきたいです。
 この件について質問いたします。本市はこのように地域の方や技術を持っている高齢者の方とを結びつけることはされているのでしょうか。されていないのであれば、ぜひ計画していただき実施していただきたいです。
 確かに事業計画等が大変かもしれませんが、ただでさえ地域とのかかわりが少なくなっている時代です。南国市の豊かさを次世代へ継承していく意味も込めて、小学校のみならず保育園、中学校での実施もお願いしたいと思います。
 ここで学んだことが防災にもつなげることができるとお聞きしましたので、11月16日土曜日にこのグリーンウッドの理事であり山村教育のスペシャリストでもある佐藤陽平氏を講師に迎え、また開催場所としては大篠小学校にも御協力をいただき、第3回ごめんなさいプロジェクト市民会議を開催いたしました。今回は口コミのみにしましたが、20名の参加があり、下は保育園の年中さんから上は小学校6年生、15名が参加されました。
 内容は、準備しているいろんな道具、材料をおのおのがどれを使用するかを考え、1テントをつくる、2火をおこす、3竹で御飯をつくる、4浄化した水をつくるの4項目を2班に分かれて行いました。もちろん子供にはヒントを与えますが、何からやるべきか自分で考えさせながら、皆と議論させながら4項目を実行していきました。
 もし震災の場合を考えてください。大人は大人のやることがあり、子供には子供ができることがあります。それを子供たち自身で話し合って決め、誰がリーダーになり、仲間外れのないように思いやりの気持ちを持っていかなければ生き延びることはできません。
 今回これを目的とし、大人はほとんど口を出さず、困ったときのファシリテーターであり、異年齢の子供たち自身に何から始めどういう順序で行っていくか、これを皆で議論し決めることを重視して実践いたしました。主に佐藤講師がファシリテーターとなり、議論の場をつくると自然に上級生が中心となって役割を分担いたしますが、皆積極的に行動し、4項目をクリアすることができました。が、私は別のことで衝撃を受けました。今の子供たちはマッチの火のつけ方は知っていても、実際にすったことのある子供は少なく、持ち方さえも知りませんでした。また、ナイフやのこぎりに関しても同様のケースでした。これでは、震災で避難した場合、さあ使用しようとしてもすることができません。
 そこで、この件について質問いたします。確かに火をつけることや刃物を使用することには危険がつきまといますので、家庭内体験教育が重要になると思いますが、これに市として取り組んでいる事業やこれに関する内容がありましたらお答えいただき、このような状況になっていることにどのように取り組んでいくべきか。また、教育長にはこの火をつけることができない、刃物を使用することができない状況に関してどのように思われますか。これは防災教育の一環にもつながると思いますが、この件についてお答えください。
 次に、防災についての質問に移ります。
 避難路については17カ所の整備が完了していると橋詰市長から市政報告で言われておりましたが、三和の琴平山の東側から上る場所がまだ整備されておりません。これでは保育園児や小学生はもちろん、高齢者の方も急いで琴平山に上ることができません。
 そこで、この件について質問いたします。旧参道を避難路と書いておりますが、きちんと整備されていないため迅速に避難することが困難だと思いますが、いつ整備する予定なのでしょうか。また、避難路へ導く矢印看板がありません。これについても設置予定はあるのでしょうか。ないのであれば、私は流通団地のみならず避難路を知らない方が逃げる可能性があると思いますので、設置すべきだと思いますが、市長及び関係課長に答弁を求めます。
 さらに、なんごく流通団地に勤務されている方は恐らく琴平山に避難すると思いますが、流通団地からすぐに琴平山に上がれる避難路がありません。恐らく大きい道は車での渋滞が予想されますので、別の避難路をつけるべきだと思いましたが、市としてはどのように考えられておりますか、関係課長に答弁を求めます。
 次に、災害備蓄品について質問いたします。東日本大震災の際、姉妹都市である岩沼市に本市のほとんどの災害備蓄品を持っていきましたが、現在の在庫数はどれぐらいまで回復したのでしょうか。予算がないのですぐに大量購入は難しいと思われますが、本市にもいつ災害が起こるかもわかりません。できるだけ早急にもとの備蓄数まで戻す必要があると思います。本市としてどのように計画されているか、市長及び関係課長の答弁を求めます。
 最後に、大湊自主防災組織の避難訓練が高知新聞にも掲載されており、反響がありました。これは市長及び危機管理課長そして職員の皆様が、一生懸命市民への防災意識を高めたおかげだと思っております。だからこそ、この反響の余韻が残っている今、海岸地区だけではなく中山間地区の防災意識も拡張するよう、自主防災組織を中心に避難訓練ができるよう市としても背中を押してあげ、実施するように声を上げていかなければならないと思います。ぜひ市も一緒になってこのことを推進していただくよう強く要望したいと思います。
 以上で1問目を終わらせていただきます。御答弁よろしくお願いいたします。
○議長(前田学浩君) 答弁を求めます。都市整備課長。
      〔都市整備課長 小原良一君登壇〕
○都市整備課長(小原良一君) 山中議員さんの都市整備についての御質問にお答えいたします。
 まず、お手元へ配付させていただいております図面を参照してください。よろしくお願いします。
 まず、県道南国インター線香陽ハイヤー前の交差点改良につきましては、県施行になりますが、都市計画道路高知南国線築造工事に関連していますので、都市整備課のほうで中央東土木事務所より進捗状況、計画について説明を受けていますので、お答えいたします。
 3月議会におきまして、交差点改良事業の用地交渉は25年度から取り組むと西岡議員へお答えしておりましたが、県道南国野市線との交差点は、平成19年度に交通安全対策のための計画案を策定しており、その後周辺の道路状況や将来の交通状況の変化を再度見据えた上、本年度より交差点改良計画の見直しの必要性について検討を行う方向になっており、用地についても交差点改良計画の見直しとともに検討を進めると聞いております。
 市としましては、この交差点が改良されることにより、都市計画道路高知南国線の交差点と連動した信号機による交通規制が可能となれば、県道南国インター線、県道南国野市線の渋滞緩和と交差点内の安全な通行が確保できると考えております。
 続きまして、都市計画道路西山能間線につきましてお答えいたします。西山能間線は、国道195号から市街化区域都市計画道路高知南国線を経て国道55号と結節する市街化区域の東部を南北に縦断する都市計画道路です。また、現在施行中であります高知広域都市計画道路の主要幹線であります高知南国線の終点にもなっております。
 西山能間線の計画につきましては、現時点では施行の事業化がされておりませんが、高知南国線を全面開通させるときには、交通の流れを誘導する重要な路線となり、整備が必要な路線でございます。
 現在は高知南国線を開通するための準備としまして、高知南国線、3工区になりますが、26年度より県道南国インター線から東への事業延伸の事業計画を順次とる予定です。まずは後免町駅前の南北の市道、旧農協病院線までの区間を着手する予定であります。それより東方面は都市計画法53条の許可により住宅が多く建てられており、用地取得に時間を要すると思われますが、高知南国線の終点から西山能間線を事業化しまして、県道南国野市線へ結節させたいと考えております。その後の西山能間線の事業については、南北同時施行も含め検討してまいりたいと思っております。
 また、南国駅前線を南北同時に事業化できないかとの御質問ですが、事業効果を早く出すには、南北同時の事業化がよいと考えますが、現在はJR後免駅前、国道195号から県道南国インター線土電電車通りの間を7年計画、事業費30億円で施行しており、また高知南国線を5年計画、事業費8億5,000万円で、2路線を同時施行しています。現状でも国からの補助金の配分や財政面及び人員の配置などの問題がある中での施行でございます。南北同時施行にするためには、機構の体制、財源、事業認可の取得などについて検討が必要ですが、現状を考慮すれば難しいと考えております。
 また、同時にできない場合、南への施行計画につきましては、南国駅前線2工区の最終年度29年度以降に事業認可をとることになると考えております。
 あわせて、都市計画道路完成後の建築物の用途の緩和についての御質問にお答えいたします。市街化区域内にある都市計画道路については、供用開始に伴い用途地域の変更を行うことで、住宅だけでなく店舗等が建築できるように沿道へ民間活力を誘導しております。現在施行しております高知南国線につきましても、供用開始部分において道路から25メーターの範囲を第1種住居地域から第2種住居地域に用途変更を行い、建築物の用途の制限を緩和しております。
 次に、交通量調査についてですが、道路構造令では、道路計画に当たりましてそれぞれの道路の地域特性、交通特性及びネットワーク特性を考慮して必要な機能を明確にし、その機能を確保できるような道路構造物を決定する必要があります。道路計画、設計の基礎となる区分は、道路の存する地域、地形の形状及び計画交通量に応じて種別、級別に区分されております。
 計画交通量は、計画設計を行う路線を将来通行するであろう自動車の日交通量で、道路構造の基準に最も影響を及ぼすものが計画交通量でございます。計画交通量の設定の手順は、現況調査データ、現況分析、将来交通量の予測になります。
 都市計画道路の施行計画につきましては、高知県が5年ごとに調査します高知都市圏総合都市交通体系調査の資料の提供を受け計画交通量を決めております。
 また、市道の道路計画につきましても、同様の資料の提供を受けて計画交通量を設定しておりますので、国道、県道の主要道路交通量調査は南国市では行っておりません。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 商工観光課長。
      〔商工観光課長 今久保康夫君登壇〕
○商工観光課長(今久保康夫君) 山中議員さんの観光事業、外国からのチャーター便につきましてお答えいたします。
 外国人旅行者の1人当たりの消費額は18万円ぐらいと言われておりまして、国内旅行者の1人当たりの消費額のおよそ3倍程度の経済効果があると言われております。
 国は外国人旅行者の誘致を成長戦略の柱の一つとしまして推進しておりまして、きょうの高知新聞にも載っておりましたけれども、初めて年間1,000万人を突破したという報道もありました。
 高知県でも、高知県産業振興計画の中で国際観光を推進しております。その中で、観光コンベンションなどが中心となって、「龍馬伝」の海外放送に合わせた高知県CMを台湾、韓国にて放送して、台湾、韓国等の旅行会社へのセールス活動も実施しております。そして、それに合わせまして台湾、韓国等からのチャーター便の就航をさせております。
 平成24年4月から平成25年3月までの高知龍馬空港の利用状況を見ますと、チャーター便におきましては、国際線のチャーターが15.5便チャーターされております。その中で全体で4,072名の方が高知県に来られて、うち2,212名が外国人の方という統計があります。
 今後も観光コンベンションが中心になりましてやっていくわけですけれども、ことしにおきましては、4月、6月、8月、10月に韓国、台湾からのチャーター便によるツアーを企画しております。ツアー内容としましては、「龍馬伝」に合わせて桂浜、大歩危、松山城、ひろめ市場などの四国一周ツアーであったり、国際カントリークラブなどを利用したゴルフツアーであったり、高知市内のフリータイムツアーというようなことになってます。そして、10月に実施されました坂本龍馬とアンパンマンの足跡をたどる高知から道後までの四国一周ツアーという中に、西島園芸団地をコースに入れていただいております。
 今後3月までの間に8便のチャーター便が乗り入れる計画しておりますので、南国市としましても、これらの取り組みとタイアップしていかに南国市を訪れていただくルートをつくっていくか、また西島園芸団地のように組み込んでもらうか、検討していきたいというふうに考えております。
 商工観光課のほうでは、南国市単体では海外観光客に訴える訴求力はまだまだ未成熟であると。そこで、南国市の観光を振興させるためには、やはり市内の観光素材を磨き上げて、まず県内外のお客さんに少しでも多く訪れていただき、少しでも長く滞在していただけるよう、県内外のお客様に対して訴求力のある観光ツアー、観光ルートを企画、提案していく必要があると考えております。それがひいては海外の観光客への誘致とつながるものというふうに考えております。
 例えば根強い人気のある長宗我部元親ファンをターゲットにした長宗我部フェスや、来年開創1,200年を迎えます四国八十八カ所の霊場、そして観光協会が主催しておりまして人気があるんですけれども、遍路ウオークなどを組み合わせたもの、そして農林水産省の実施した第1回地場もん国民大賞で銀賞を受賞したごめんシャモ研究会のシャモすき焼きなど、これらを中心とした本市の魅力を発信して県内外の旅行会社に提案、協力してもらって観光協会とともに観光ツアー、観光ルート化を図っていきたいと考えておりますので、御理解、御支援、御協力をよろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 企画課長。
      〔参事兼企画課長 西山明彦君登壇〕
○参事兼企画課長(西山明彦君) 山中議員さんの観光事業に関する御質問にお答えをいたします。
 まず、外国との友好姉妹都市につきましては、現在のところ特に計画はございません。
 次に、なんこく空の駅推進協議会の経営状況についてでございますが、平成25年度上半期における売り上げは、対前年度同期と比較しまして約122%で、22%の増との報告を受けております。徐々に改善されているというふうに思います。
 今後につきましては、法人化を視野に入れながら経営の安定化が図られるものと考えております。
 また、空の駅推進協議会につきましては、単に高知龍馬空港のアンテナショップ「まほら」を初め、道の駅南国「風良里」あるいは量販店などにおいての商品販売だけではなく、南国市の特産品の加工品開発あるいはそれの販売促進など、地産地消、地産外消の一翼を担っていただいております。したがいまして、さらに売り上げの増加を図っていただくとともに、市としましては、南国市を外へPRするための補助金あるいは委託料への転換についても検討をしてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 教育長。
      〔教育長 大野吉彦君登壇〕
○教育長(大野吉彦君) 山中議員さんの教育に関する御質問にお答えをいたします。
 今日の社会状況や生活様式の変化は、子供たちを取り巻く環境を大きく変化させました。特に機械化、電子化された生活環境は、子供たちから実体験に基づく学習機会を奪う結果にもつながっています。
 山中議員さんから御指摘のありました、マッチをすることができないや刃物を扱うことができないなどは代表的なものであると考えます。子供は家庭で育ち、学校で学び、地域で伸びると言われます。教育の原点は家庭にあると言われるゆえんでありますし、人生においての最初の教育は、家庭で担うことがごく当たり前のこととして認識されておりました。
 しかしながら、今日におきましては、さまざまな要因から家庭の教育力の低下が指摘され、本来家庭で担うべきことを学校で教えなければならないという状況が生まれてきていることも事実でございます。
 現代社会では、家族や地域のありさまや地域の人間関係が変化したことで、親子の育ちを支えるさまざまな人間関係、環境が弱まり、親と子の間で、または地域や社会の間で、さまざまなかかわりを持ちながら成長発達していくことが、ごく自然に行われるということが難しくなってきている現実がございます。
 それに加えて、社会経済の大きな変動が親から子へ、そして次の世代へと伝承していく家庭教育まで困難にしています。家庭教育を行うことが困難になっている家庭に対してどのような支援ができるのかということは、重要な社会的課題であると言えます。
 今後、私たちは家庭生活や社会環境の変化の影響によって子供の育ちが難しくなっているという面を十分理解し捉えた上で支援をしていく必要があると考えておるところでございます。
 学校教育におきましての具体的な取り組みにつきましては、課長より御答弁を申し上げます。
○議長(前田学浩君) 学校教育課長。
      〔学校教育課長 竹内信人君登壇〕
○学校教育課長(竹内信人君) 教育長に引き続きまして山中議員さんからの御質問にお答えいたします。
 伝統的な産業や昔から伝えられてきた生活様式に触れることは、発達段階にある子供たちにとっては大変重要であると考えております。学習指導要領においても、各教科・領域の中で体験的な学習や伝統産業に触れることは横断的な学習として取り組まれております。
 具体的には、小学校においては生活科や総合的な学習の時間の中で、地域教材や人材を活用した体験学習を幅広く実施しております。特に南国市では、食育を推進していることもあり、食農体験を実施している学校が数多くあります。今議会でも何回か答弁をいたしましたように、例えば野菜やサツマイモ、タマネギ等の栽培から収穫、または地域の方々やJAと連携した米づくり体験等です。米づくり親子セミナーもこの一つで、今年度も日章小学校と大湊小学校が、JAや地域の方々、保護者の方々と連携し米づくりを実施いたしました。学校給食で取り扱っている棚田へ実際に行き、棚田を大切にしている地元の農家の方々や生産者の方々の思いに触れることで、子供たちが棚田を大切にしようとすることや、地域の自然、食材、人を愛することにつながっており、南国市の学校教育における食育及び地産地消の取り組みとして位置づいております。
 また、中学校では、キャンプ体験を黒滝自然の家を活用しているところもありますが、学校行事としては、集団宿泊研修を野市や室戸の施設を利用して実施しており、集団生活の中で人間関係づくりや自然体験、物づくりというような体験活動を重視した取り組みが実施されております。
 また、地域の達人との交流といたしましては、生活科や社会科の時間を活用し、地域の昔遊びの達人を招聘して交流を実施しております。例えば各校に地元の達人をゲストティーチャーとして招聘し、地域の方々と一緒にこま回しや伝統工芸づくりを楽しむことを行うなど、地域の達人の方々と交流する中で子供たちが体験を通して学び、感性を育むことにつながっております。9月議会で山中議員さんから御質問のありました伝統産業の打ち刃物づくりも、その後新たに2校が体験を実施したということを聞いております。
 このように、実体験をもとにした学習活動はたくさん実施されていますが、学校の教育活動だけで全てが身につくわけではありません。家庭や地域を含んだ子供たちを取り巻くさまざまな皆様の御協力を願いたいと思っております。
 以上です。
○議長(前田学浩君) 危機管理課長。
      〔危機管理課長 西原三登君登壇〕
○危機管理課長(西原三登君) 山中議員さんの避難路の整備についてお答えいたします。
 津波からの避難対策として、近隣に高い山などの避難できる場所がある地域におきましては、農村災害対策事業のワークショップでの意見や自主防災会などの要望に基づきまして避難路を整備しております。
 琴平山への避難路につきましては、南側は県道春野赤岡線から琴平神社へ続く市道琴平山線、北側は市道野尻剣尾線がございますが、中央東側には民家はないものの、なんごく流通団地やスポーツパークがあることから、三和琴平3丁目付近から琴平山中腹に至る約110メーターの避難路の整備を11月末に完了しております。
 避難誘導標識につきましては、避難路整備が完了した場所より順次整備をしていくことにしており、南側の春野赤岡線沿いには既に誘導標識を設置しておりまして、流通団地横に整備した避難路につきましても、避難路付近に誘導標識を設置していきたいと考えております。
 三和小学校及び里保育所の子供たちの避難につきまして、まず三和小学校においては、早期に取り組める対策としまして、校舎屋上への外づけ階段も整備しておりますが、小学校では屋上以外の避難も想定して琴平山への避難訓練も実施しており、全校児童が徒歩にて移動した結果、一定安全なレベル、約1.1キロ先にあるんですが、琴平山の東斜面の中腹前の市道横の広場まで、避難地点ということで学校が決めておりますが、そこまでが学校から約22分でございます。津波が三和小学校に30センチという形で到達する時間が約50分ということになってございまして、時間内に避難完了できたというふうにお聞きしております。
 将来のある児童の命を守っていくために、多重な避難方法として有利な施策を取り入れながら、さらに早く高く安全に避難できる避難空間を整備する必要もあると考えております。
 里保育所につきましては、現在三和公民館前に建設中の三和防災コミュニティーセンターが最寄りの避難場所になりますが、里保育所からの同施設までの避難距離は約340メーターであります。仮に地震の揺れがおさまって建物内から玄関までの時間を約10分、小学生児童の移動速度が1秒間に50センチといたしますと、これは歩行困難者、重病人などと同等の速度でございますが、約12分かかります。それから屋上までの階段が約二、三分かかるといたしましても、合わせまして約25分程度で避難が可能と考えております。
 三和小学校、里保育所それぞれに危機感を持って避難訓練を実施しておりますが、今後も継続して取り組んでいくよう啓発してまいります。
 次に、備蓄品についてお答えいたします。
 3・11の大震災の際、被災した姉妹都市の岩沼市への支援としまして、これまで備蓄しておりました飲料水などの備蓄品を提供し、その直後は毛布程度の備蓄しかございませんでした。その後、流通備蓄の協定を進める一方で、災害弱者への対策としてミルクやおむつなどのほか、新たに排せつ物の対策として簡易トイレなどもそろえてきておりますが、備蓄品の種類、数量等も不足している状態でございます。
 さらには、避難者数の新たな想定が発表され、これまで以上の人数に対する備蓄を進めていかなければなりませんが、消費期限や保存期間があるものを定期的に入れかえながら備蓄数を維持していくことを考慮しますと、財政的な課題もあり、短期間で必要数をそろえることは困難ですので、重要な備蓄品目について、まずは以前の基準までの備蓄、安政南海地震を想定した水道水の断水も含めた1万5,660人を進めていき、その後新想定、発災後1日におきましては全避難者数2万5,000人に基づいた備蓄数を確保していければと考えております。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 2番山中良成君。
○2番(山中良成君) 執行部の皆様、御丁寧な御答弁ありがとうございました。
 まず、都市整備についてでありますが、何点か質問をさせていただきたいと思います。
 この右折問題の件ですけども、電車通り沿いの、絶対に渋滞が、今でも渋滞が出ております。この問題を市としても把握してクリアしなければならないと思っております。県に任すのみだけではなく、本市からもこうするべきだと提案していくようよろしくお願いいたします。この右折問題について、市としてはどう思われており、対策はどうするべきであるか答弁を求めます。
 西山能間線ですけども、予算のぐあいもあると思いますけども、私はここは重要路線だと考えております。渋滞もこれにより大分解消されるのではないだろうかと私も考えております。今は高知南国線に力を入れておりますけども、こちらのほうも開通に向けての計画準備等をよろしくお願いいたします。
 あと予算の関係上、この新しくできる新3道路を早期にすることは難しいことはわかっておりますので、ですけどもこちらは市民の避難路という、新しい避難路とも考えておりますので、できるだけ早く開通できるよう計画をよろしくお願いいたします。
 次に、建物用途の件ですけども、緩和していただきありがとうございます。次の段階としては、創業される方をどう呼び込むかが重要になるというふうに思っております。これについて市としてはどういうふうに計画をされているのでしょうか。また、緩和しているということは、もちろん計画も立てていると思いますので、関係課長に答弁を求めます。
 次に、交通量調査ですけども、県が5年ごとに行っており、本市では行っていないということですけども、先ほど何回も申してますとおり、右折問題の件もありますので、やはり市としても全ての道路ではないとしても知っておく必要があると思いますので、ぜひ調査していただくようよろしくお願い申し上げます。
 次に、観光についてですけども、ことしの3月までに8便のチャーター便が乗り入れるというふうに答弁がありましたけども、ぜひとも本市をアピールしていただきたいです。
 課長からは、まだまだ未成熟というふうに答弁をされておりましたけども、確かに観光地についてはそうかもしれませんけども、食に至っては豊富にあり、十分アピールできると私は思っております。
 姉妹都市の締結はしないというふうにしても、ぜひ県と連絡をとり合って本市に来ていただくよう計画を立てていただくようよろしくお願いいたします。
 次に、空の駅協議会なんですけども、正直空弁のブームが過ぎて心配をしておりましたけども、売り上げのほうが昨年度に比べて伸びているということは大変すばらしいことだと思っております。こちらのほうは、ぜひとも市がもっと積極的に関与して、協力し盛り上げていただくようよろしくお願いしたいと思います。
 次に、教育についてですけども、まず伝統産業である刃物体験に新たに2校が体験を実施されたというふうに答弁がありました。この件について感謝申し上げます。子供たちにとっては貴重な体験となって、さらに伝統産業を通じて南国市を知っていただけたことは本当にうれしく思っております。ありがとうございました。
 教育長から教育の原点は家庭にあるというふうに答弁をいただきました。私も家庭内体験教育は重要であるというふうに考えております。私の娘もしております。
 この泰阜村の山村教育は、まさに家庭内教育が基本になっておりまして、今ではほとんど見ない五右衛門風呂をわかし、食事、洗濯、掃除も全て自分で行っており、食べる食器やお箸まで自分たちでつくっているというふうにしております。そのため、しっかりしているだけではなく、火や水の、あと刃物のプロでもありました、子供たち自身が。ここで小さい危険を学んでいるので、大きい事故にならないというふうに考えております。
 教育長はハインリッヒの法則というのは御存じでしょうか。ハインリッヒの法則というのは、1件の大きな事故、災害の裏には29件の軽微な事故、災害、そして300件の事故に至らなかったひやりとしたものとかはっとした事例があるとされており、重大な災害の防止のためには、このヒヤリ・ハットの段階で対処していくことが大切だというふうに言われております。
 先ほども言いましたけども、小さい事故を経験した者は大きい事故を経験しないんです。本来は家庭でこれは学習すべきことだというふうに私も思っておりますけども、学校、保育所で何かの形で取り入れていただければうれしいです。ぜひともよろしくお願いいたします。
 あと小学校でたくさんの体験学習をしていることはわかりました。特に市政報告でもありました棚田の取り組みを初め生産者の皆様と触れ合うことは、本当にすばらしいことだと私は思っております。ぜひこれをお米だけではなく、漁師というか、魚をとる方、あと木を切る方、あと山菜をとる方など地域の高齢者やその道のプロと接する機会を年に1回でも構いませんので実施していただきたいです。それによって子供たちは食べることや生きることのありがたみがわかるようになり、それだけでなく、地域及び高齢者の活性化にもつながるというふうに私は考えております。
 このように、外に出ることで視点を変えて、学力やスポーツだけでなく、違うことで子供たちがまた主役になれる。高齢者もそこで主役にはなりますけども、勉強、スポーツだけじゃなく、それができることによってその子供が主役になります。これはまたいじめの減少にもつながると思いますので、ぜひともこの件についても検討していただくようよろしくお願いいたします。
 次に、防災の件ですけども、琴平3丁目から琴平山中腹の避難路は整備が完了しているというふうに答弁をいただき、周辺の方々は喜んでいると思います。ですけども、旧参道のほうがまだちょっと整備されておりませんので、予算の関係もあると思いますけども、三和小学校に通う子供たちもそこに避難をします。本当に石ころだらけでなかなか行けないので、そこを改善していただくようよろしくお願いいたします。
 あと里保育所の課長が答弁されました三和防災コミュニティーセンターに避難するのはわかりましたけども、もう一カ所、稲生にあるタンク山に避難するともお聞きしております。稲生にあるタンク山ですけども、避難できるように舗装はしていただいておりますけども、高齢者や園児などが上りやすいように、手すりがなかったり誘導灯や照明灯がないので夜は危険ではないだろうかという意見もお聞きいたしました。全てを整備することは困難であるというふうに私も考えておりますけども、これについてもできるだけ早くのまた整備等も考えていただきやっていただきたいというふうに要望したいと思います。
 以上で2問目を終わりたいと思います。
○議長(前田学浩君) 答弁を求めます。副市長。
○副市長(藤村明男君) 山中議員さんの都市計画の関連で幾つか御質問にお答えをしたいというふうに思います。
 まず、大変交通渋滞が進んでおります香陽ハイヤーの前の交差点でございます。私も毎日そこを通ってきておりますので、非常に何とかならないかというふうに日ごろから思っておりますが。実は高知南国線と県道南国インター線の接点の工事をするということで、朝日町の集落の皆さん方とお話をした時点でも、地元の方々からもそういう心配がされております。
 また、その心配事について十分な解決策が見出せておらないのは、都市計画課長が答弁したとおりでございますし、議員さん言われましたように、その交差点改良におきましては県に任すということだけではなくて、我々もそれなりの提言をさせていただいて、本当に皆さん方に理解していただけるような交差点改良をしていただきたいというふうに考えておりますので、どうかよろしくお願いをいたします。
 それから、南国駅前線と国道55号線を結ぶ線でありますとか、西山能間線の開通も含めたこれからの交通体系、いわゆる昭和45年度に都市計画決定をしておりますので、基本的にはそういったことを含めて今後計画的に進めていきたいというふうに思っておりますけれども、私の考え方でございますが、実は東工業から高知東道路の間を現在県のほうで事業施行をしていただくというふうにしております。そういったものの絡みもございますけれども、ぜひ高知南国線から55号線までの間は県施行というふうな形がとれないかというふうなことも含めて県のほうへも要望をさせていただきたいなというふうに考えております。いずれもできるだけ早い時期にできるような方策をとっていきたいというふうに思います。
 それから、3点目の交通量の調査でございますけれども、これは県道についての交通量調査でございますので、仮に我々が交通量調査をしたとしても、その調査が行政へなかなか反映するということにはなりにくいところでございます。我々も県の交通政策の中には委員として私も参加しておりますので、そういった交通量調査について南国市でも十分把握して、腹に入れてこれからの行政に反映できるようにしていきたいというふうに思いますので、どうか御理解を願いたいというふうに思います。
 以上でございます。
○議長(前田学浩君) 都市整備課長。
○都市整備課長(小原良一君) 山中議員さんの2問目の質問にございました用途地域の変更についてでございますが、2種住居地域に変更となりましたら、店舗におきましては3,000平米を超え1万平米以下の店舗も誘導できますので、またほかにも遊戯施設とかいろいろ1種からいいましたら随分緩和となりますので、民間の活力導入へ期待しております。
 以上です。
○議長(前田学浩君) 危機管理課長。
○危機管理課長(西原三登君) 里保育所のタンク山への避難路の整備のことでございますが、一定地権者の理解もいただいて舗装まではしたという経緯でございますけども、もともと道自体が地権者の用地を取り込んでいるというようなこともございまして、手すりの設置には至っていないのが現状でございます。
 誘導灯につきましても、少し太陽光での誘導灯ということで進めてございますが、少し陰が多過ぎて太陽光の光が得られないような場所にちょうどなりますもんですから、今後いろいろな策もまた考えて進めていきますので、御理解願いたいというふうに思います。
 以上でございます。