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検索結果 »  平成19年 第323回市議会定例会(開催日:2007/03/09) »

一般質問 1日目(岡崎邦矩)

質問者:岡崎邦矩

答弁者:市長、助役、教育長


○議長(高橋 学君) 8番岡崎邦矩君。
      〔8番 岡崎邦矩君登壇〕
○8番(岡崎邦矩君) 今議会、私は市長の政治姿勢の中で市長の4選は、道の駅の銀メダル、図書館とNPO、談合疑惑について、奈路小児童の獣害についてを質問させていただきます。
 まず市長の4選でございますが、先ほど土居議員の御質問に出馬しないと御答弁がありましたので、私は少し時間をいただきまして浜田市長との思い出といいますか、出会い、かかわりを少し話させていただきたいと思います。
 が、その前に、皆様に御報告とおわびとさせていただきたいと思います。
 まず一つは、十市小学校の駅伝チームでございますが、昨年11月に開催されました南国市の駅伝大会で2年連続優勝されましたチームが、高知陸協の御推薦をいただきまして高知県代表として大阪市であります駅伝大会、小学生ですからリレーと呼ぶようでございますが、その大会へ出場が決まりまして、せんだってのバードランド駅伝のときに駅伝を守る会の方からお祝いを差し上げ御健闘を祈りましたが、その開催日は3月25日で、次の日曜日とお聞きしております。非常にめでたいことで、私たちも喜んでおりますので、皆様に御報告を申し上げておきます。
 そして一つおわびというのは、皆さんも御案内のとおり、市町村駅伝のことでございます。このことにつきましては、昨年の大会が終わって以来、私は5連覇に自信満々でございました。高知市と春野町が合併しても負けない。高知市がベストで出ても負けないという考えを持ち、この1年間、仲間とともに努力をしてまいりましたが、残念なことに、昨年中学生を除く一般区間で参加した6人の中で4人が仕事の都合、あるいは学校の都合、体調などを理由に辞退をしてまいりました。当然、優勝どころではない。参加するのに大変だと思いました。
 また、道の駅の銀メダルのお祝いの席にも頻繁に連絡も入り、関係者に御迷惑をおかけいたしましたが、そしてBチームは棄権しようと決意をしておりましたが、考えてみますと、一般のみの選手の出場なら当然取りやめておりましたが、この1年間、中学生、高校生がこの大会出場のために努力しておる姿を私は見ておりますので、あるいは学校の先生に御推薦もいただいております。そこで、欠場するわけにはいかないと考え、無理にお願いをしBチームの出場になりました。この出場につきましても登録選手でなければ出れないという規定がございます。そして、1分45秒ですか、の差で佐川町に敗れたわけでございますが、4人のうちで1人走っていただいたら私は負けなかったと思っております。1人で1分45秒の差はございませんけれども、最長区を走る選手がBの選手を登用しなければいけない出場規定がございます。そして最長区とその次の区間へB予定の選手を登用しました。その1人の違いは全区間にいうていきます。エースと交代選手の差ということになります、わかりやすく言えば。それで残念な結果に終わりました。先ほど質問をしかけたことと前後いたしますが、この皆様に大変お世話になって残念でございますが、来年は再度挑戦をしたいと思っております。
 また、私にはことしは2位というか、銀メダルが向いておるようです。市町村駅伝でも2位の銀メダル、道の駅もおかげさまで銀メダルの2位になりましたが、きょうの登壇も私は一番先で、一番先に引かせと言いましたけども、そうはいかず2番目になりまして、市長の出馬につきましてお聞きしょうと思っておりましたけんど、土居議員が質問され、答弁をされましたので、私がそれを伺うことは取りやめまして、少しお話をさせていただきたいと思います。
 浜田市長とは昭和45年ごろと思います、当時の市民体育館へ御勤務されていた浜田氏と出会い、以来親しくおつき合いをいただいておりました。私は浜田市長が助役時代に瓶岩体育館建設のために日参をいたしまして、私は休まんずつ毎日来るから、私のいすを構えてほしいと、ジョークといいますか、要望をしたこともあります。当時の浜田助役の進言で小笠原市長への進言により調査費の計上が認められ、建設の準備が進んでおりましたが、次の市長さんを私が応援しなかったという理由で中断され、数年がたちました。しかし、皆様方の御協力で数年後に着工されたのであります。まさかというと失礼でございますが、落成式に浜田氏が市長として御臨席をいただけたことは大変うれしく思ったのであります。それに平成7年の浜田市長初当選の際、開票立会人を務めさせていただきましたこともあり、感慨を覚えたことでありました。この18日に瓶岩体育館開館10周年の開催をする予定であります。市長にも先ほど御退任と言われましたが、ぜひ御出席していただきたいと私からもお願いいたします。不出馬は予想はしておりましたが、残念に思っております。そこで私から一つお聞きしたいと思います。後任についてのお考えがあればお聞かせいただきたいと思います。
 次に、道の駅銀メダルについてであります。
 リクルート社発行のじゃらん中国四国12月号に、道の駅の中四国147店の中の人気投票で、南国道の駅がベストツーになって、銀メダルを獲得したと谷田課長からこのじゃらんをいただきました。私は当初、昨年四国で8位でしたから、四国で2位ではないかと思っておりましたが、確認をいたしますと中四国で2位であり、昨年から大躍進であります。市長、助役を初めとする役職員の努力の成果と高く評価し、敬意をあらわしたいと思います。
 谷田課長にお聞きしたとき、初めも申し上げましたように、四国で2位と思っておりましたが、この雑誌で確認をし、銀メダルとわかると、私は道の駅の職員にお祝いとねぎらいをと思い、市役所よりその足でこのじゃらんを片手に勇み切って事務所に飛び込んだまではよかったが、そこで支配人に聞かされた第一声は、本日は早じまいをする。モーニングは中止する予定とのこと、私は一瞬脳天を一撃されたようで、重い足取りで帰途についたのであります。
 その後、シェフの田中さんが都合で退職されたと聞きましたが、開業当時より勤めておられたので残念であります。しかし、新体制も整っておりますので、金メダルを目指してほしいと思います。駅長であり助役のお考えをお聞かせください。
 また、銀メダルの後のモーニングも四、五日休んだと聞くし、レストランの利用客が減少しているようではないかとの声を耳にする。私自身時々利用しておりますが、食材、食味の変化を感じるが、農林課長の思いをお聞かせいただきたい。また、平成18年度後期のレストラン、物販部門、それに風の市の売上状況をお知らせいただきたいと思います。
 なお、祝賀会などの日程や準備などにつきましては、さきに申しましたとおり、市町村駅伝の出場辞退者6人より思うに任せず、農林課へ大変お世話をおかけいたしまして御苦労さまでした。
 次に、図書館とNPOでお聞きいたします。
 この件は、昨年12月議会に市長が市立図書館の管理を、南国市文化スポーツNPOに行わせるため議案を提出し可決している。市は12月議会に提案する以前にNPOと内容について協議の上提案されたものであり、厳しい財政事情があるなら12月議会以前に詰めた話し合いをすべきであった。可決後でもせめて新年早々ならまだしも、2カ月以上たって3月議会直前とは納得がいかない。相手方のNPOを12月議会で正式に指定管理者に決定し、4月からのスタッフの募集も行っていたと聞くが、億単位の金額とは違い、二、三千万円の予算で670万円の減額は大きい。相手の辞退もやむを得ないと思う。私は、何も財政が厳しくてもどうNPOに管理をさすべきとは考えておりません。初めにも申したとおり、市は早く対応すべきだと思い、市長の御答弁を求める。
 教育長はNPOの指定管理に積極的であったと思うが、この結果をどう受けとめているのか、またどのように協議をしてきたのかお聞きしたい。
 生涯学習課長、NPOの図書館の管理自体をどう思うのか、また体育館などの公共施設を民間企業に委託したが、営業が先立ちサービスが低下し取りやめ、もとに戻した例もあると聞くが、お耳にしたことがあるのか、お聞きしたい。図書館の民間委託白紙にと、この高新の記事にも出ております。
 次に、談合疑惑についてお聞きいたします。
 このことにつきましては、先ほどの土居議員が質問され答弁もありましたが、私からも少しお聞きしたいと思います。2月11日付の高新に設計業者が恒常的な談合を自主申告したとありましたが、事業名が出たのは南国市の2件であった。その後、市では橋詰助役を委員長として調査委員会を設置し、入札に参加した9社から事情聴取し、1社は談合を認めたが8社は否定したという。またその1社は公正取引委員会に申告してないと話したそうだが、市が星取り表まで入手していれば市で再調査すべきだと思うが、調査委員長の助役のお考えをお聞きしたい。
 続いて、奈路小児童の獣害についてであります。
 去る2月11日、奈路で同小学校5年生の男児がイノシシに襲われたと14日付の高新に掲載されました。早速私も現地に行き男児の祖父と面談し、当時の状況を詳しくお聞きいたしました。
 襲われた少し前、近くで猟銃音を多くの住民が聞いております。その手負いになったイノシシが川に飛び込み、体を冷やしていたのではないかと思われます。被害に遭った児童は、祖父と別れた直後に襲われたもので、走るイノシシを祖父が目撃して相当大きかったと話していた。仁淀川町では1月下旬に女性が襲われ死亡したと見られると、2月1日の高新に掲載され、その数日後、地元猟師さんの協力で駆除を行っていると高新で報道されました。そして2月7日、1.3メートル、体重100キロ以上の大イノシシを地元の猟師さんが駆除したと8日付の高新に写真入りで掲載されておりました。これでございます。――されており、成果があらわれております。
 また、奈路の現場は山間部にしては人口密集地であり、学校にも近く、子供や老人の通行も多く、被害の再発が心配されます。手負いのイノシシは凶暴になり、人を襲う危険が高いと言われております。幸い男児の場合は背後からであり、大事に至らなく数日後に登校したと聞くが、前方からだったら大変なことになっていたと思われる。学校も集団で登下校をしていると報道されましたが、地元や学校とも連携をし対策をとってほしい。南国市はどのような対策をとってきたのか、農林課長にお聞きする。
 以上で1問を終わります。
○議長(高橋 学君) 昼食のため休憩いたします。
 再開は午後1時10分であります。
      午後0時14分 休憩
      ――――◇――――
      午後1時10分 再開
○議長(高橋 学君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 岡崎議員に対する答弁を求めます。市長。
      〔市長 浜田 純君登壇〕
○市長(浜田 純君) 岡崎議員さんの御質問にお答えをいたします。
 まず、お話しいただきました市町村駅伝の件でございますが、来年はぜひ勝っていただけるように、応援をいたしますので、どうか頑張っていただきたいと思います。
 また、十市小学校の全国大会参加も御紹介いただきました。過日、このリレー大会に出場する十市小学校のメンバーが市長室に来てくれました。私からも激励をしたところでございます。
 それから、瓶岩体育館のことについてお話がございました。建設へ向けた準備に入るよう岡崎議員さんの強い要請を、その当時助役である私が受けまして、当時の小笠原市長に進言をしたところでございます。今そのときのことを無理に思い出してみますと、結果的に岡崎議員さんにどうも根負けをしたのではないかと、客観的にいろんな状況から判断をして改築ということが出せたのかどうか、どうも根負けをして市長に進言をしたような、そんな、ふと思いがいたしておるところでございます。私にとりましても大変思い出の深い瓶岩体育館でございます。御案内をいただきました開館10周年記念には、市長として必ず出席しお祝いを申し上げたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。
 さて、私の市長選挙への対応につきまして御質問をいただきましたが、いわゆる後継指名というようなことは全く考えておりません。ただ、市長選挙の構図がはっきりしてくれば、特定の候補者を支持し、特定のその候補者の応援をするということはあると、そのように今考えておるところでございます。
 次に、図書館の問題に触れられましたが、おっしゃられるとおりでございまして、少なくても12月議会以前に市長としての基本的な方針は教育委員会に伝えるべきであったと、今反省をし、あわせてNPOの関係者の方にもおわびを申し上げた次第でございます。さらに、12月議会での、特に委員会審議というものを私は厳粛に受けとめた結果でございますので、もっと言えば12月議会終了後、市長としての基本的な考え、つまり18年度における直営の経費を必ず下回るというような大まかな方針は、教育委員会の方に重ねて市長の考えとして申し上げなければならないことだったと、今反省をいたしておるところでございますが、この指定管理者制度そのものについては否定的に考えてはおりませんので、教育委員会と一緒になって、なるべく早い時期に指定管理者制度へ移行できるように、またその理由につきましてもはっきりとサービスの向上、そして経費面での効率化、こういったようなものをあわせて御説明できるように努力をしてまいりたいと思っております。
 私からは以上でございます。
○議長(高橋 学君) 助役。
      〔助役 橋詰寿人君登壇〕
○助役(橋詰寿人君) 岡崎議員さんの道の駅風良里の銀メダルの受賞といいますか、についてと、もう一つは談合のことについて、2点にわたりまして御答弁申し上げたいと思います。
 その前に、岡崎議員さんには、道の駅風良里ができた当初から大変ごひいきにあずかりまして、そしてあらゆる機会を通しまして大いに御利用いただき、また運営面であるとか、その他の細かい点につきましても、大変なアドバイスをいただいておりますことにつきまして、この場をおかりしまして厚く御礼申し上げます。
 じゃらん中国四国といいますのは旅行あるいは観光の情報誌でございまして、それで昨年、一昨年8位ということで、これは四国管内での8位。道の駅の満足度ランキングでございました。そして、このたびは2007年度の同じくじゃらんにおきまして2位という評価を得ました。上位ランキングを果たした要因といいますのは、施設管理そのものの問題もあるかもわかりませんけれども、何といいましても地元野菜を中心に素材にこだわったメニューであるとか、あるいは手づくりパン、まほろばそば、特にモーニングバイキングが好評であったように思っております。
 そうした折に、運営あるいはメニュー、サービスなどなど、大変多岐にわたりまして努力と工夫を凝らして努力してまいりました田中シェフが退職という大変予想外のハプニングといいますか、ございました。このときにも岡崎議員さんにはレストランの運営面などで小さな忠告もいただきまして、私どももすぐさまそれに取り組んだところでございます。そしてその後は何とか順調に推移しております。
 平成11年度に開店して以来、市民の皆様方あるいはお客様方に大変な利用と、そして一方では従業員の大変な努力によりましてそれぞれの部門が順調に推移しております。平成15年度決算からは株主の皆様方に対しましても配当金を出すに至っております。今年度決算におきましても今の段階で引き続き5%の配当金を出せる予定でございます。我々といたしましても今後気持ちを新たにいたしまして、サービス面、新メニューの開発など、いろんな面で努力して取り組んでまいりたいと、このように考えておりますので、どうか今後とも御指導の方、よろしくお願いいたします。
 次に、談合の事情聴取の件でございますが、先ほど岡崎議員さん御指摘の星取り表まで提出があっておるのに再調査はしないのか、するつもりはないのかということでございます。星取り表という聞きなれない、これは業界の言葉のようでございますけれども、要するに1つの工事に指名競争に参加した場合に、それを一定ルールによって点数に換算していく、こういうものを一覧表にしたものでございます。
 例えば1,000万円の工事が入札になったと。これを1社がとったというように仮定します。この場合に5社参加したという場合は、落札した業者はマイナス40点、ほかの4社はプラス10点ずつ加点と、こういうようになっておるようでございます。おるようになっておるといいますよりも、この1社、談合に参加したという業者から手元にいただいております。ということは、これでだんだんだんだん点数の高い業者が次にとりますよと、こういうようなことになっておるようでございます。そして、この事情聴取の中で、これをだれがつくったかというところまで明らかになっております。事実はどうかわかりませんけれども、我々の事情聴取の中ではそういう発言があっております。
 そしてもう一方、この2月10日の高新の夕刊によりますと、いわゆる高見団地の談合、その他3工事の不調に終わった談合のほかに、一昨年4月、昨年7月に高知市内で談合ルール確認及び検討会が開かれたと、このことにつきましてもこの1業者から証言がございました。これはウエルサンピアに7月31日、12時から2時半まで会合を持ちました。ウエルサンピア高知、2階和室椿において昼食を交えながら話し合いをしたということで、大体記憶をたどって業者名もございます。
 そして、その中での生々しいといいますか、話がございました。その中の一つといたしまして、以前に南国市の指名競争入札に参加したときに、南国市の方に談合情報が寄せられた。急遽その入札を中止して、助役、私でございますが、随分前のことでございます、平成12年ぐらいのことだと思うのですが、私が入札会場に来て、この本日の業務委託工事において談合情報が寄せられた。このことが情報と一致した場合、事によればこの本日の入札が無効になる場合がありますということを私が申したと。その結果、本命で落札するように談合が仕組まれておった本命の業者が急遽高い札を入れたと。そうすることによって予定されていなかったこの一業者、この談合情報をもたらした業者になるわけですが、が落札してしまったと。
 ところが、この先ほど私が申しました、星取り表なるものの中では、急遽私の点数が加点されてしまったと。私がとるという話も、きょうとるという予定もなかったし、とりたくもなかったし、ところが意に反してそうなってしまったと。だからこの点数をいきなり加点されると困ると。私は本当にとりたい仕事があるのに、図らずもとってしまったので困る。だからこの問題をちゃんと解決してくれということを、この7月31日のウエルサンピア高知で発言した。そして結果的にはこのことが認められて、ちょっと記憶があれですが0点になったとか、加点が取り消されたというような証言もありました。
 そういうことを総合的に考えましたとき、9社のうちの1社とはいえども、これが全くなかったという断定は難しい。かといって9社中8社はこれを否定しておるわけでございますので、談合ありという断定をすることも非常に困難であるということを考えまして、最終的にこの南国市の談合情報の調査委員会で皆さんの意見を聞き、一方では誓約書もとっておる。あとは南国市としては公正取引委員会にすべての資料を渡すと同時に、公正取引委員会を通じて司直にゆだねるしかないんだろうと、こういう判断をいたしました。
 以上でございます。
○議長(高橋 学君) 教育長。
      〔教育長 西森善郎君登壇〕
○教育長(西森善郎君) 岡崎議員さんには市立の図書館につきまして大変御心配をおかけをいたしております。御質問にお答えを申し上げます。
 議会の同意もいただきまして、来年度新たな期待を担ってスタートすべく準備を進めてまいりました。しかし、事前協議が不調に終わりとても残念に思っていますと同時に、教育長として大きな責任も感じています。図書館が南国市の文化の象徴との位置づけは今後とも変わるものではございません。このたびの挫折をさらなる文化発展のばねに再出発が求められています。まずは4月当初の窓口サービスが低下しないように最善を尽くしてまいります。
 今後の新たなあり方につきましては、先ほど申し上げましたように、南国市文化の象徴との認識を大切にしつつ、南国市文化とスポーツ振興NPOとの再協議も含めまして、早急に対応策を具体化をしてまいります。岡崎議員そして議員各位の皆様におかれましては、何とぞ御理解をいただきたいと存じます。
 以上でございます。
○議長(高橋 学君) 生涯学習課長。
      〔生涯学習課長 小串 一君登壇〕
○生涯学習課長(小串 一君) 岡崎議員さんの御質問にお答えいたします。
 図書館の管理運営につきましては、指定管理者制度への移行を進めてきましただけに、今回の件は残念としか言いようがありません。ただ、今後論議を重ね、双方が歩み寄れば必ず合意する接点があるものと考えております。
 また、今後のスポーツセンターの管理をどう思うかにつきましては、岡崎議員さん心配されてのことと思いますけれども、NPOは同じでもスポーツ施設の管理運営で双方合意に達し、協定書が結ばれておりますので、スポーツ施設の管理運営への影響はないものと考えております。
 次に、サービス低下して取りやめた例はあるかとの御質問ですけれども、その把握はしてませんけれども、決定していた指定管理者が辞退した例がありますので2つ紹介したいと思います。
 これは平成18年9月4日の南日本新聞に出ていたものを御紹介します。「公の施設の管理運営を民間事業者などが代行できる指定管理者制度を国が導入してから3年間の経過措置が9月1日で切れました。2日からは自治体直営か指定管理者かを迫られることになった。この温泉施設はこれまでの管理委託先だった組合が指定管理者に上がっていたが、赤字補てん問題などで町側と意見が合わず、1日までに契約を結べず2日から休業に入った。支配人を含む7人の従業員は解雇となった。再開を求める声は強い」。
 もう一件、高知県のある町立のスポーツ施設でございますが、これにつきましては、平成16年10月1日から指定管理者制度を導入して民間企業に委託してましたが、町側から赤字の補てんがないため、平成18年9月末日をもって指定管理者を辞退しております。10月から直営で営業しておりますが、従業員はそのまま民間企業の派遣社員として委託契約を結んで営業してます。いずれも売上高から人件費、経費を出す独立採算でやっており、管理運営の責任は指定管理者にあるという原則に立つ行政側と平行線をたどっております。
 以上でございます。
○議長(高橋 学君) 農林課長。
      〔農林課長兼農業委員会事務局長 西川 潔君登壇〕
○農林課長兼農業委員会事務局長(西川 潔君) 道の駅と奈路小児童の獣害について、岡崎議員さんの質問にお答えをいたします。
 株式会社道の駅南国各部門の売上状況は、12月末でカフェレスト部門98万5,211円、物販総合部門516万2,220円、全社で614万7,431円の黒字となっております。昨年に比べますと219万6,061円の黒字が増加いたしております。
 売上高ではカフェレスト部門では対前年比108.5%、物販総合部門では対前年比108.9%、前者で108.6%となっており、順調に売り上げを伸ばしていますが、引き続き努力をしてまいります。
 また、集客の工夫については、ゴールデンウイーク、オープン記念、年末年始、春、秋の盆栽展の各イベント等を行っております。本年は地元農家による中山間の特産品であるゴーヤ、四方竹の試食、後免野田小、農業高校による文旦加工食品の販売など行いました。風の市は2月末時点で1日平均の来客数、対前年比97.8%、1日当たり10人少なくなっております。売り上げは前年比96.7%となっています。原因は、暖冬による野菜の価格安、直販店の増加、スーパーの地元野菜コーナーの充実などが考えられます。風の市は南国市の中山間地域活性にも大きくかかわりがあり、組合員やJAとも連携し、店舗の充実、売上増に向けて頑張ります。一層の御協力をお願いいたします。
 また、食材食味の変化を感じるがとの質問でございますが、シェフの交代により多少の味の変化はあるかもしれません。しかし、田中シェフ退職後のレストラン部門も順調ですので、引き続き金メダルに向かって頑張ります。
 奈路小学校の児童がイノシシの被害に遭った件でございますが、農林課では害獣による農作物への被害防止対策について、農家と猟師とで南国市鳥獣被害対策協議会を結成し、駆除や被害防止などを行っております。事件発生後の対応といたしまして、奈路小学校と上倉、瓶岩両地区へ遭遇時の注意文書の配布を行い、注意喚起と周知を行いました。また、事件の起きた奈路小学校、奈路部落の総代、副総代にお会いし、対策について話し合いを行いました。
○議長(高橋 学君) 8番岡崎邦矩君。
○8番(岡崎邦矩君) それぞれ御答弁をいただきました。2問目を少しさせていただきたいと思いますが、その前に、午前中突然呼ばれましたので抜かっておりましたが、肝心を忘れておりました。この鉢巻きを提げてきておりますが、これは議長から優勝したときだけ巻けと、優勝せざったらいかんということでポケットへ入れてきておりましたが、議長も今期で勇退されると聞いております。今おいでの皆さんから、次期議長が出るという可能性が強うございますのでお願いしておきますが、優勝したら次の議場も鉢巻きを締めらせてください。ちゃんと提げてきておりましたが、突然前に出ましたのでポケットへしまったままで失礼をしました。
 それでは、2問目を少しさせていただきます。
 談合疑惑につきまして、助役から詳しく現在の状況のお話がございましたが、私はこの際、公正取引委員会にゆだねるということも一つの方法かと思いますが、徹底的に調査し、談合を認められた会社名は公表すべきだと思う。2日前の高新に半田さんという記者から「談合の談合」という記事が載っておりました。私は、今の南国市を指しているんではないかと思ったのであります。この場においでの皆さん並びに多くの市民の皆さんの御指導、御協力で、県下市町村駅伝につきましては20年近く優勝、悪くても準優勝で入賞させてもらっております。3位以下になったことは、この長い間に私の記憶にはありません。全国的に有名な食育には及びませんが、おかげさまで県内では駅伝の南国市と認められるまでになってまいりました。これもひとえに皆様方のおかげと感謝しております。ここで市長に、先ほども今期で勇退すると発表されたばかりでありますが、しかし何とか水を濁すなということもありますが、談合の南国市とならないように、今後の御決意あるいは後任に伝えるお言葉をいただきたいと思います。
 奈路小学校の獣害につきましては、農林課長から結構な御答弁をいただきましたが、私は、奈路小学校は山間部にあるというのみならず特認校になっており、地元以外の児童の多くと言うと適切かどうかわかりませんが、おいでております。地区外からの通学者に対して保護者の心配も多かったと思うが、教育委員会はどう対応されたのか、また農林課と連絡を密にしながら今後のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
 道の駅の件でございますが、助役、農林課長から御答弁をいただきまして、売り上げも伸んでおる、あるいは配当もできておるということで、それは結構でございますが、私が常に店主たちや地域の者に言っとるのは、ここでかぶとの緒を締めるべきである、今がよいからよいのではないと。鳥取県に金メダルが行っております。その金メダルをことしといいますか、来年は奪還してもらって、ぜひ金メダルにしていただきたい。
 それから、助役にお願いしておきますが、この祝賀会を、私の提案は、四国でベスト4位以上になればやってどうならということを聞いておりましたし、谷田課長からもかつてそういう発言があったように記憶しております。しかし、鳥取県から金メダルを獲得し、ことしが147でしたかね、ちょっと資料を持っておりませんが、の道の駅です。それで、来年はさらに多くなると思いますが、そこでそれを目指していくべきであると思いますが、そのことにつきまして祝賀会といいますか、それはことしより早くしてください。これはお願いしておきます。ちょうど駅伝の選手の配置やら何やらで、私も祝賀会のときに皆さんがおいでてわかっておると思いますが、対応しかねますので、農林課へまた迷惑かけたらいけませんので、希望しておきますが、助役にお考えをお聞きしたいと思います。
○議長(高橋 学君) 答弁を求めます。市長。
○市長(浜田 純君) 談合の問題でございます。
 助役が入札制度の改革、それから契約の際の課徴金制度の問題について、土居議員さんの御質問などに詳しくお答えしたところでございます。直ちに防止へ向けて取り組めるものは、直ちに取り組んでまいりますし、今後も談合防止、契約をめぐる不祥事をいかに防止していくか大変大きな問題でございますので、そのように短期に取り組むもの、これから長期にわたって取り組んでいくもの仕分けをして、きっちりと対応をしてまいりたいと思っております。
 それから、助役の方からこの件につきましては答えましたが、報告を受けておりまして、これ以上我々が調査するにはどうも限界があるというように感じました、私自身も。やはり、公取の方で真相究明あるいは検察による真相究明というところまでいかないと、なかなか真相がつかめん場合も多くあるということを御理解をいただきたいと思います。我々にいわゆる法的な調査権があれば一定進むと思いますけれども、時間が来ればどうぞお帰りくださいの調査では、なかなか真相究明はほど遠いということも、また御理解をいただきたいと思います。
 以上でございます。
○議長(高橋 学君) 助役。
○助役(橋詰寿人君) 岡崎議員さん、本当にいろいろな細かい面まで気を遣っていただくといいますか、くださいましてまことにありがとうございます。第2位ということですが、これも一つの景気づけにすると同時に、多くの皆様方に参加をいただきまして、先ほど御指摘のありました料理の部門あるいはメニューなどにつきましても、実際現場に来ていただいて御意見も賜りたいと思いますし、その時期につきましては、決して去年のような駅伝なんかの準備で忙しい時期あるいは市会議員選挙たけなわの時期とかという時期は避けまして、ゆったり時間を持ってやれる時期を選定したいと思っておりますので、どうかひとつよろしくお願いしたいと思います。
○議長(高橋 学君) 教育長。
○教育長(西森善郎君) 岡崎議員さんから奈路小学校のイノシシの問題について、学校は、教育委員会は何をしたかということですが、そのことについては学校教育課長が答弁いたしますけれど、ことしはイノシシの年でもありますし、それからもう一つは猪突猛進という言葉もありまして、僕は小さいときには、イノシシは横より真っすぐ来ますと、真っすぐ来るからすっと横へよけなさいというようなことは聞いたことありますが、そういうような教育が日ごろ奈路小学校で行われていたかどうかは、学校教育課長がお答えをさせていただきますが。
 1つだけ岡崎議員さんに何というか、せっかくですからお話ししますが、けさ方決裁したんですけど、少し僕イノシシのことがあるから、区域外からの子供が控えるんじゃないかと心配してたんですよ。相当数の子供たちがやっぱり奈路小学校へ行きたいということで希望が出てまいりましたので、けさ決裁いたしましたから、その点ではよかったなと思ってます。あとは学校教育課長がお答えいたします。
 以上でございます。
○議長(高橋 学君) 学校教育課長。
○学校教育課長(竹内直人君) 奈路小学校の児童のイノシシの事故について大変心配もいたしました。あの事故があった日、すぐに学校長の方から、私の方休日でございましたので連絡がございました。直ちに西森教育長にも連絡をとり、市教委の事務局の職員にも連絡をとって、学校と対応をしていったわけでございますが。市として事故の後3日間、地域の保護者の方々、教育職員、協力いただきまして、児童の集団登下校を行いました。そして、学校長からすべての子供たちへのお話、これは農林課長さんからも資料をいただきまして、イノシシの特性、今教育長が若干話をしましたですけど、イノシシというのはどういう動物であるのか、どういう特徴を持っているのかといったような資料をもとに、子供たちへの話といいますか、指導をいたしました。
 そして、御存じのように特認校制度で奈路以外から通学しているお子さんが多数いるわけでございますので、その保護者への学校通信等による文書の配布、そしてPTAを通じての周知をいたしました。なお、近隣の幼稚園、小学校、中学校に対しましてもこういう事故があったということをお知らせすると同時に、あわせてこのことのみならず、危機管理ということにさらに徹底するということでの指導を市教委としていたしました。
 以上でございます。
○議長(高橋 学君) 8番岡崎邦矩君。
○8番(岡崎邦矩君) 1つだけ、市長か助役かどちらに御答弁いただいても結構ですが、先ほどの談合の件でございますが、法律の限度もあり調査が十分できんということで、公正取引委員会にゆだねたとありますが、そこで公正取引委員会からどういうような連絡といいますか、こういうことになったとかなるとか、しゆうというような連絡がありましたら、この議会ではっきりそれを示して、ひどい違法業者がありましたら入札の指名から除外するとか、あるいはその他の方法で、やはり談合の南国市とならないように努めてやっていただきたいと思いますので、その辺について、いずれの方でも結構ですのでお願いします。
○議長(高橋 学君) 助役。
○助役(橋詰寿人君) 私、先ほどの答弁でも申し上げましたとおり、談合があったということは断定できないですが、じゃ絶対なかったかということも言えない状態だと私は判断しております。そうした意味で、じゃこれにかなりの詳しいといいますか、緻密な情報も寄せられておるにもかかわらず何も南国市はしないのかという、一般の市民の方から考えますと非常な疑問も残るという状態ではないかと考えております。そこで、我々といたしましては、今後協議もするわけでございますけれども、そういうような灰色といいますか、そうした場合に一定の指名停止ではなく指名回避を行っていくべきではないかという、財政課長等の話し合いではそういうことも考えております。そういうことで、ひとつ御理解を願いたいと思います。