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検索結果 »  平成25年 第372回市議会定例会(開催日:2013/09/06) »

一般質問 3日目(岡崎純男)

質問者:岡崎純男

答弁者:教育長、関係課長


○議長(野村新作君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 11番岡崎純男君。
      〔11番 岡崎純男君登壇〕
○11番(岡崎純男君) 通告に従って順次質問を行いますので、よろしくお願いをいたします。
 初めに、JA南国市出資農業生産法人株式会社南国スタイルについて質問をさせていただきます。
 株式会社南国スタイルは、平成24年4月に設立された県内4つ目のJA出資型農業生産法人です。社員の5人は、20から30代の農業をやりたいと集まった若者です。ライスセンターや育苗センターの管理と露地野菜の栽培、耕作放棄地の活用や農作業の受託など、地域農業の維持発展に向けて精力的に取り組んでいます。農家の高齢化で存続が危ぶまれていた野田地区の冬の風物詩大根干しもその一つ。社名のとおり、南国の独自の農業スタイルの今後の活動に期待がかかります。これは、高知県のホームページの一部を引用しています。事務所は、私の自宅の前、南国市福船にあります。ことしの夏は、猛暑だったので、社員の方は、午前5時過ぎには出勤し、農作業に精を出していました。JA南国市から出向している中村専務は、農業で食べていけるように、地域の人と一緒に農業を盛り上げたいと頑張っております。私も南国スタイルを応援する一人として、今回質問をいたします。
 事業がスタートして、9月で1年半になります。そこで、南国スタイル初年度の経営状況と、南国市が南国スタイルに行っている支援についてお聞かせを願います。
 また、南国スタイルが初年度行ってきた事業、農産物の栽培や販売等では、中村専務が目指す食べていける農業は難しいのではないでしょうか。1年間営農活動してきたことで、今後の課題も見えてきたと思います。課題があればお聞かせを願います。
 次に、米消費拡大について質問をいたします。
 読売新聞の13年7月27日の記事に、農林水産省は、26日、国内主食米の2012年度、12年7月から13年6月までの消費量が、前年度比4.3%の779万トン、速報値だったと発表をした。この消費量は、1963年の1,341万トンをピークに減少傾向が続いており、50年間で約4割減少した。米離れに歯どめがかからない上、11年産米から続く高値傾向も影響したと見られる。1人当たりの消費量も63年度の117キログラムが11年度は58キログラムと半減をした。1日当たりのカロリー換算では、500キロカロリー以上が少ないことになる。農林水産省は、需要の減少傾向は当面続くと見ているが、13年度の消費量は786万トンと微増を予測している。先日、浜田勉さんより配付をしてもらった資料によると、本年度産米概算金は、昨年と比べるとコシヒカリで2,150円安くなっています。野菜は生産量がふえ、価格が下落すると、翌年は生産量が減少し、需要と供給のバランスがとれる傾向にあると思われますが、稲作は本市の広大な平野部では、水稲にかわる適当な作物がなく、米価が安くなっても稲作に頼らざるを得ない状態が続いています。水田農業の安定経営のためには、生産コストの削減、米消費の拡大を進めなくてはなりません。
 そこで、南国市の米年次生産量の推移とこれまで南国市のとってこられた米消費拡大施策についてお聞かせを願います。
 次に、小学校の英語学習について質問をいたします。
 文部科学省では、平成23年度より、小学校において、新学習指導要領が全面実施され、第5、第6学年で年間35単位時間の外国語活動が必須化されました。外国語活動においては、音声を中心に、外国語になれ親しませる活動を通じて、言語や文化について体験的に理解を深めるとともに、積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度を育成し、コミュニケーション能力を養うことを目的として、さまざまな活動を行います。また、教育課程特例校制度があります。小中学校で教える学習内容は、学習指導要領で決められているが、特例校は縛られずに独自の教育課程を組める。国公立は自治体、私立校は学校法人が申請し、文科省が指定をする。03年度に始まった内閣府認定の教育特区制が08年度から特例校制にかわっています。この特例校の指定を受け、先進的に取り組む小学校は、全国の国公私立は約1,600校で、必修化前から英語の授業を先行実施したり、4年生以下で取り入れたりしている。本市の日章小、大湊小学校の2校も特例校の指定を受けています。ビジネスのグローバル化が進展し、今や日本国内の企業が競合する相手は全世界となっています。楽天やユニクロのように、社内英語公用語とする企業が日産、シャープ、日本板硝子と増加傾向にあります。私は、9月8日、ブエノスアイレスでのIOC総会において、東京オリンピック・パラリンピック招致の最終プレゼンテーションをニュースで見ました。佐藤真海パラリンピアン、猪瀬東京都知事、太田雄貴オリンピアン、安倍内閣総理大臣らの英語でのスピーチを聞いて、英語の話せることのすばらしさ、また大事さを改めて感じさせられました。毎日新聞13年7月19日の記事に、小学校英語は、11年度から5、6年生で必修になったが、正式教科ではないため、教科書はない。さらに、教員の多くは、大学の教育課程で指導方法を学んでいないため、試行錯誤しながら授業をしているのが実情だ。大半の学校では、英語を使った言葉遊びやゲーム、歌が授業の主流。欧米からの外国指導助手、ALTを採用しても、指導力がなかったり、派遣時間が月1回程度しかなかったりするため、担当教諭が濃密な授業計画が立てられない学校も少なくない。正直、こんな授業でいいのかと思う。福岡県小学校教諭と感じる教師もいる。
 そこで、本市の小学校特例校における外国語活動の現状とALTの認定方法についてお聞かせ願います。
 最後に、日章小学校通学路の安全対策について質問をいたします。
 今回の質問の通学道路は、日章小学校西側、田村川沿いの市道田村堀ノ内線と南国バイパスより南の田村北組南北線です。近年、市民の健康志向や病気予防のため、道路を歩く人が多くなりました。日章小校区でも、朝夕には1人、夫婦で、またグループで歩いている人があちこちで見かけます。膝痛や腰痛で歩くことがつらくなると、自転車での運動にかわる方もおいでになります。今回質問の通学道路は、日章小学校、香南中学校の多くの児童・生徒が登下校時に利用しています。また、立田や田村の高齢者の方も、徒歩や自転車で同じ時間帯に運動するのに利用しています。先月下旬、日章小学校近くの高齢者が、自転車に乗って運動中、通学道路のS字カーブで誤って道路沿いの水路に転落をいたしました。足の骨を折り、2カ月の重傷とお聞きをしました。数日後、近所の方より、事故の起きた場所の危険性を以前から感じていた、この際、改善を要望するとの連絡があり、私は現場の確認に伺いました。また、県道南国野市線、立田より空港滑走路まで、田村までの通学道路全体の点検も行ってみました。点検の結果、幾つか問題点や危険な箇所が見つかりましたので、御報告をいたします。
 通学路沿いの深い水路に転落防止柵がないところが数カ所、曲がり角で木や雑草が茂り、見通しが悪いところ、急なS字カーブ、路面にアスファルトの骨材がむき出しになっているところ、これは全域であります。
 以上、私が気のついたところです。
 そこで、特に危険な今回事故のあったS字カーブの改修と転落防止柵の設置、日章小学校すぐ北に雑草が茂り、見通しの悪い場所があります。付近の木や草刈りを早急にお願いいたします。また、アスファルトの舗装も、年次計画を立て、改修をお願いをいたします。
 以上で私の1問目の質問を終わります。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。農林水産課長。
○農林水産課長(村田 功君) 岡崎議員のJA南国市出資農業生産法人南国スタイルについてと米消費拡大についてお答えいたします。
 まず最初に、JA南国市出資農業生産法人株式会社南国スタイルについてでありますが、第1期の設立初年度は、農業経営と人材育成に重点を置き、経営面積も順調にふえ、24年12月末では5ヘクタール程度になっております。また、新聞等マスコミ報道でも大きく取り上げられました地産地消としての加工用大根栽培にも取り組んでおります。しかしながら、設立当初の事務的な混乱や天候不順、栽培技術の不足があり、初年度は計画を下回る結果となり、事業収益は△となっております。
 設立2年目の本年度は、昨年に引き続く農業経営と人材育成に重点を置くとともに、耕作放棄地の発生防止、解消、地産地消に取り組む、そして高齢農家や兼業農家の労力補完として、各種作業受託に取り組み、南国市地域の第3の担い手として、地域農業の発展に寄与することとしております。
 当市のスタイルへの支援としましては、法人設立の24年度から運営費補助金として年間500万円を3年間交付する計画であります。また、ふるさと雇用再生地産地消推進農産物直販所活性化事業として、学校給食への南国市産野菜を産直施設から供給することにより、地産地消率の向上を図る事業も24年度からスタイルに県単事業を活用して委託しております。今後、外食産業、老健施設等食材供給先を開拓することにより、独立採算を目指しております。
 そして、25年度は、3月議会で浜田和子議員さんから御質問のあった新規就農トータルサポート事業から、若干事業内容が変更された新規就農受け入れ態勢整備事業を導入いたします。当事業は、新規就農者向けにハウスを整備し、そこで新規就農者が研修するとともに、研修が終了した後は、そのハウスをのれん分けの形で就農者にそのままレンタルする事業で、今議会に補正予算を計上しております。
 また、そのハウス設置場所は、耕作放棄された老朽ハウス跡、国庫県補助事業を活用して耕作放棄地の解消をするものであり、さらにはその施設で還元水を利用することによる実証試験も行います。この実証試験は、第2期物部川アクションプランに還元水を活用した野菜の生産体制の構築とブランド化として、先月8月のフォローアップ会議に追加されたもので、市としましても、大いに期待しておるところでございます。
 なお、スタイルの発足当時から構想にあった耕作放棄地の解消につきましても、25年度の国庫基金事業である緊急雇用事業の新メニュー、企業支援型地域雇用創造事業を導入することにより、雇用と作業機械の導入を行い、農業委員会からも情報提供等の協力を得ながら、耕作放棄地の再生を積極的に行います。
 以上のように、スタイルの経営は、順風満帆とはいきませんが、当市の農業行政の一翼を担うものであることの位置づけに変わりはなく、可能な限りの協力支援を行うとともに、早い時期の経営安定を期待するものであります。
 続きまして、米消費拡大についてでありますが、議員言われるとおり、米の消費量は1963年の1,341万トンをピークに、12年は779万トンに、50年間で4割以上削減しております。米離れに歯どめがかからない上に、11年度産米から続く高値傾向も影響したと見られます。その要因は、議員の言われたさまざまな要因もございますが、スーパー等小売で売れ行きが低迷しており、消費者の購入行動の変化が見られます。
 一方、伸びておるのがネット販売で、最大手楽天の12年売り上げは、2年前の5割増。米が直接玄関まで届く利便性、売れ筋ランキングを見ながら買える点などが支持を集め、スーパーから顧客を奪っております。ネット販売や農家直売等卸を経由しない販売ルートが広がった影響で、従来の産地、卸、小売、消費者のルートだけでは消費の維持拡大は難しく、流通構造の変化を直視し、産地と卸が一丸で売り方に知恵を絞ることも米消費拡大につながると考えております。
 議員から御質問のあった生産量、生産面積の推移でございますが、農林水産省の統計によりますと、昭和35年には1期作が3,400ヘクタール、2期で1,900ヘクタール、合計5,300ヘクタールで、1万6,000トンの生産がございました。45年にパイロット事業によりまして、2期が1,300ヘクタールから780ヘクタールに6割に減、そして50年には統計として1期、2期の区別がなく、南国市で栽培面積2,800ヘクタール、1万1,000トン、そして24年度、昨年度は1,500ヘクタール、8,000トンの収量となっております。面積は35年の2期合計からしまして7割以上の減、収量は35年の半分の収量となっております。
 南国市の消費拡大といいますかPRとしまして、銀座まるごと高知あるいは卸、高島屋百貨店等での早期米のPR、そしてテストマーケティング等により消費拡大に努めております。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 学校教育課長。
      〔学校教育課長 竹内信人君登壇〕
○学校教育課長(竹内信人君) 岡崎議員さんから小学校の英語教育について御質問がありましたので、お答えさせていただきます。
 小学校の外国語活動が必修化されて、ことしで3年目を迎えます。ことしの5月には、教育再生実行会議が開かれまして、現行の小学校5、6年から1年前倒しをして小学校4年生から英語を正式な教科とすることなどを求める提言素案がまとめられました。今日、国際化が加速している中においては、小学校での外国語教育の果たす役割は、議員さんも言われるように、大変重要なことであると考えております。小学校からの外国語活動の導入により、期待される効果といたしましては、人間関係づくりの基礎となるコミュニケーション能力の素地を養えること、また英語という言語を使って、他者と積極的にコミュニケーションを図ることにより、児童の自己表現力の向上につながることなど、子供たちの発達段階において大きな効果があると考えております。
 また、国の動向といたしましては、英語を正式な教科とすることで、教員の授業の質向上につなげようとする動きも見られます。
 一方、課題といたしましては、評価の問題が上げられます。英語になれ親しむことから、いざテストによる評価となった場合に、小学校の段階から英語に苦手意識を持つ児童が出てくることも想定されます。小学校外国語活動の今後につきましては、国や県の動向も踏まえながら対応していきたいと考えております。
 現在、南国市におきましては、各小学校の外国語活動の年間計画に基づきまして、それぞれの学校で外国語活動を実施しております。特に、日章小学校、大湊小学校におきましては、平成21年度から23年度まで、文部科学省により、英語教育のための調査研究事業の指定を受け、南国市のモデル校として研究授業や研究発表会等を実施するなど、小学校外国語活動を推進するための取り組みを行っております。現在、南国市におきましては、ALT以外で英語が堪能な外国語活動支援員を3名配置しております。外国語活動支援員は、それぞれの学校で担当教員と打ち合わせを行い、各小学校の外国語活動年間計画に基づいて担当教員とともに外国語活動を円滑に実施しております。外国語活動推進において大変重要な役割を果たしているところです。
 小学校外国語活動における課題といたしましては、英語が教科として位置づけられている中学校とは異なり、外国語という専門性を備えた教員が少なく、発音や効果的な指導方法等教員の指導面の課題があると言えます。そのため現在、南国市教育委員会では、外国語活動支援員との情報交換や定期的な連絡会、小中との連携等学校間格差を解消するための取り組みを行っております。今後、外国語活動正式教科化を見据え、各小中学校や外国語活動支援員との情報交換を密にしていくことはもちろんですが、各小学校教員の指導方法の情報共有、指導方法の工夫、改善を図る研修会等を実施するなど、具体的な対策が必要であると考えております。
 ALTの採用につきましては、JETプログラム、財団法人自治体国際化協会の規定により、南国市教育委員会が配置しております。現在、南国市におきましては、大篠小学校に1名、各中学校に1名ずつ、計5名のALTを配置しております。任期は1年間で、1年ごとの更新となり、最長で5年間の勤務となります。各ALTは、各学校の担当教員と打ち合わせを行い、小学校外国語活動や中学校での英語授業を行っています。また、先日、9月6日に開催されました南国市中学生英語弁論大会におきましては、各ALTが1学期から夏休みにかけて生徒の発表練習の指導や大会運営にかかわる等、南国市の英語教育推進のために尽力をしております。ALTの配置により、期待される効果といたしましては、やはり児童・生徒が授業以外の学校生活の中で、生の英語に触れることができることです。また、積極的に英語を使うことにより、児童・生徒のコミュニケーション能力の向上にもつながります。また、ALTとのコミュニケーションを通して、日本とは違う文化に触れることができるなど、言語以外の面でもさまざまなことを学ぶことができ、大きな成果が上がっているものと認識をしております。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 建設課長。
      〔建設課長 吉川宏幸君登壇〕
○建設課長(吉川宏幸君) 岡崎議員さんの日章小学校通学道路の安全対策について答弁申し上げます。
 通学路の安全対策等につきましては、昨年8月に、市内全小中学校の要望に基づきまして、全ての箇所のパトロールを実施しました。その結果を県を通じまして国のほうへ報告いたしました。その箇所につきましては、社会資本整備総合交付金事業を活用して工事を実施しております。
 御質問の箇所につきましては、日章小学校、香南中学校からの要望がありませんでしたので、この現場につきましては交付金事業での実施はできないため、市単独事業での実施となります。しかしながら、市単独事業も限られた予算の中でコスト削減等により少しでも多くの箇所を実施するように努めていますけれども、特に緊急を要する箇所につきましては、早期に施工をしてまいります。
 また、先ほど議員さんおっしゃられました草刈りとかといったような軽微なそういう維持につきましては、我々職員を含めて、補修員4名おりますけれども、それにて実施をして、皆様の通行の安全を図ってまいりますので、御理解のほどよろしくお願いします。
 以上です。
○議長(野村新作君) 11番岡崎純男君。
○11番(岡崎純男君) それぞれに御答弁いただきましたけれども、少し答弁なかった部分もありますので、2問目で質問をさせていただきます。
 まず、南国スタイルについてでありますけれども、私毎日のように先ほどお話をしたように、すぐ前ですので、様子が見えます。日々努力をされておるということ自体は若いながらやっておるなあということ自体は非常にそういうの感じております。しかしながら、ほかの従来からやられておる、家族でやられておる農家、そことが同じような形態で農作物を栽培をし、それを販売すると。ただ、先ほど申しましたライスセンター、育苗センターの管理等を農協から請け負っておると、こういった面ではほかの農家とは違うわけです。しかし、主だったことは、やはり作物を栽培し、それを販売して利益を得ないかんと、こういうことでありますので、当然、その年の気候の変化によって、やっぱりいいときも悪いときもある、また市場価格によって経営が安定しないということもあるわけです。先日は中村専務とも話はしたんですが、そんなに利益がなくてもある程度収入が見込めるという、例えば先ほど言いました野田の大根干しといったようなことも、漬物会社との委託というか、そういったことで必ず引き取ってもらえるというようなことである程度の収入が見込めるというようなこともあっていいんですけれども、ほかのものは主流でアオネギを栽培し出荷しておりますけれども、ことしも5月、6月は非常に安かったというようにお聞きしておりますけれども、そうなるとネギ洗いの作業員の人件費も出せるような状況でないというようなことがあります。先ほど課長から南国市の支援といったようなことで幾つか事業の内容、話がありましたけれども、何とかやっぱり採算がとれて自立ができる、この事業が2年、3年で終わるわけですけれども、そういった事業が終わった後もスタイルが独自で経営をして安定した経営ができると、こういうような状況に絶対私としても期待をしておるところであります。事業が終わってしもうたら、何とのうスタイルが妙に元気がのうなったと。自然に何かやめたんじゃろうかとかというようになると、非常にせっかく新しい第3の農業の形態をという話も先ほどもありましたけれども、そういったことの実現に向けて、しいては第2の南国スタイル、第3の南国スタイルと、こういったことになれば、そこで雇用も生まれる、耕作放棄地等の解消にもつながるといったようなことでありますので。ぜひ先ほどの日本トリムの還元水を利用した作物づくりといったようなこともありますけれども、私先日西本議員ともスタイルのことについて話をしたんですけれども、どうしてもやっぱり加工して、自分たちがものつくったやつを加工して販売をするといったようなことを広めていかないと、なかなかやっぱり経営としては厳しいんではなかろうかといったような話もあります。先ほどは1年営農活動をしてきた中で、課題があればということでお聞きをしたんですけれども、そのことについてはあえて話がなかったわけですけれども、私は課題は何点かあると思います。ぜひそこら辺は南国市の担当局として、1点、2点、こういうことをやっぱり2年目はやっていかないかん、3年目はこうやというようなことをお話をしていただきたいと、このように思います。
 2点目の米消費拡大ということについては、私自身も以前は茶わんに5杯ほど食べよったものが今は1杯ぐらいしか食べません。それだけやっぱり私を見ても食生活が変わったということで、だんだんやっぱり消費量ちゅうこと自体はもっと減っておるという方もおいでるように思います。しかし、南国市の水稲の現状としては、ほかになかなかやっぱりどこの農家に行っても米以外につくるもんがなかなかないと、こういうようなことを言われてますので、ぜひ50%の減反率でうまいこと需要と供給のバランスというようなことはなかなかいかんろうと思いますけれども、百貨店等、まるごと高知での販売の拡大をというようなことがありましたけれども、引き続き米を消費してくれというようなことの中で、軽トラ市でも、よう米粉パンでカレーパンをつくってよう売っておりますけれども、私もあれをいただいて非常においしいなというふうに思うわけですけれども、そういった面の拡大というようなこともまた目指していただきたい。これが南国市でほかにつくる作物がないというのが現状ですので、市としても何らか考えていただきたいなあというように思います。
 それから、英語学習についてでありますが、1つ大事な点が答弁がぬかっております。私は、南国市の現状といった中で、週に1時間程度の授業をされとると思うんですけれども、内容が具体的にどういうようなことをされておるというような話がありませんでしたけれども、これ市教委としてそんなことの把握ができてないということはなかろうというように思いますので、具体的に私は毎日新聞の中で大半の学校では英語を使った言葉遊びやゲーム、歌が授業の主流と、こういうて今紹介をしましたけれども、南国市もそういったことなのか、そうでない授業をされておるのか、そこは答弁をしていただきたいなあというように思います。
 それから、英語というのは非常に大事なこと、またしゃべれるということになると、やっぱり小さいときからかかわる、課長は苦手意識が逆に芽生えやせんろうかという心配をされておりますけれども、実は私の孫も小学校1年のときから英語の学習の塾といいますか、そこに通っております。1年生のときには、もう既にちょっと遅いというような私の娘はそこの先生からちょっと聞いて、ちょっともっと頑張らんとほかの子に追いつけないよといったようなことでかなり苦労したようですけれども、今2年になって、やっと追いついたと。私なんかが話しするような発音とは全然違いますね、もう、外国の方の授業を受けておりますので、やはり外国の方の発音でちょっとしゃべりますので、やはりこれは低学年、できるだけ早い段階から英語科の授業を取り入れるというようなことは大事ではないかなあというように思います。日章小学校は4年生から今授業をやっておるようでございますけれども、ほかの市では、1年から授業に取り組んでおると。それも外国語活動でなしに、英語科の授業としてやっておられるというところもあるように、ネットでも開いたらいろんな学校があります。ぜひ今後授業の内容も遊びをというようなことでなれ親しんでいく、課長の今の答弁でしたら、私が前段でちょっと紹介した内容に近いようなことを答弁でいただいたというように思いますので、私は小学校でもっと低学年での授業を希望しますので、これについては答弁は要りません。先ほどの小学校、日章で構いませんけれども、授業の具体的内容、こういったようなことについてやっておるという答弁はいただきたいというように思います。
 それから、私提案をさせていただきますが、英語教育に対する保護者側の高い関心があります。日章小、大湊小以外の小学校も特例校の指定を受けて、小学校1年からの英語授業を行ってはどうかなと。それが特色のある南国市ということで、ひとつ定住促進策の一つにならないかなあというような私自身思いがあるわけです。きょうの高新の記事にも、メタボ健診受診者の世帯といったことで、1年医者要らずで1万円、岡山の総社市、国保料の一部返還ということで、メタボの健診の受診者を上げるといったようなことの中で、税のうちの1万円を戻すといったような、こういった事例もあるわけです。先ほど申したようなことが定住促進策の一つになって、また5万人を超えていくような南国市になったらなあというような思いがありますので、これは教育長の思いで結構でございますので、ちょっと話を聞かせてもろたらなあというように思います。
 日章小学校の通学路の安全対策について、建設課長、路面のアスファルトの骨材がむき出しになっておるといったことについて、もうちょっと私は年次計画を立ててといったような質問をさせてもらいましたけれども、これについては私も議員になった当時から、立田の一番今回私も見回った中での北の端、香南中学校から出てきて、旧国道に突き当たった、そこから南向いてスタートしておりますけれども、その周辺の人からも、もう5年ぐらい前からあの骨材がいっぱい出て、歩いてもざらざらしちょると、靴で飛び出ておる骨材が靴履いとってもわかるといったようなこと。それから田村のほうの今ちょうど空港線の高速ができておる、あの周辺の人にも、昨年、通学路は何とか舗装がならんのかなというような話はいただいておりましたけれども、私も市全体で市道の舗装ちゅうのはもっと悪いところがいっぱいあるということは認識をしております。なかなかやっぱり担当課にそこへ行って直してくれんろうかとかといったようなことをよう言わんかったんですけれども、今回、健康のためにあの道を、通学道路だけでない、運動のために使っておる方が随分おいでるなあというようなこともわかりましたんで、一遍にとは言いません、徐々に改修をする。全域といっても、一部やっぱりいいところもありますので、極端に悪いところは直っております。そこら辺はちょっと改修を順次お願いをしたいなあというように思います。
 ちょっと長うに幾つか言いましたけれども、答弁をお願いします。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。農林水産課長。
○農林水産課長(村田 功君) 岡崎議員さんからの南国スタイルの課題、そして米消費拡大についての2問目をいただきました。
 スタイルの課題としまして、スタイルの農家との決定的な違いにつきましては、天候に左右されて、農家は雨が降ったら作業ができなくても賃を払う必要はございませんが、給料は払わなければなりません。ですから、天気が悪くても作業のできる、例えば加工品開発等があろうかと思います。農産物の生産、販売だけでなく、加工することにより、付加価値をつけて利益を上げる構想もスタイルとは検討しております。例えば、カット野菜として、乱切り、千切り、短冊、イチョウ、みじん切りなど、さまざまなカット方法があります。用途に応じて大きさも多様できる業者が飛躍的な業務発展を遂げて業績を上げている事例も参考に、どのような加工による付加価値がスタイルに向いているかの検討も一緒に行ったこともございます。当然、1.5次だけでなく、商品としての加工品開発も視野に入れるべきですが、具体的なものはまだできておりません。その材料となる農産物でございますが、自社製あるいは近隣農家との契約栽培により調達することによって、スタイルを含めた生産者の収益になることが必要だと思っております。
 また、米の消費拡大でございますが、議員言われたように食生活の変化が見られております。例えば、言われた米粉パン、米の活用策、米粉の活用策、あるいはJA南国市の協力を得てずっと継続しております上倉の棚田での米づくり親子セミナー、このことによって、小さいころから小学生を対象に田植え、稲刈りなどの体験をさせることによって、その稲作の大切さの教育、そのことを米消費拡大につなげていきたい。ですから、この事業も継続していきたいと思っております。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 学校教育課長。
○学校教育課長(竹内信人君) 岡崎議員さんからの第2問の英語の教育内容についてということでございますが、小学校では、大くくりにいたしまして、外国語で伝える力、伝える楽しさを学習するのが小学校での英語の目標でございます。それを経験をして、中学校でより正確に伝えるためには、というようなことで英語のスキルを中心とする学習に入るわけです。それで、南国市の日章小学校と大湊小学校が指定を受けて研究したのは、通常の今行われている英語になれ親しむ、伝える楽しさを学ぶから一歩進んで、英語のスキルについても先進的に取り組んでいるというのが現状です。もちろん英語の単語でありますとか、挨拶でありますとか、日常会話とか、そういったことを勉強をするわけですが、学習の方法の中には、歌もあり、ゲームもあり、それをALT、それから先ほど申しました英語教育支援員と担任が話をしながら進めていくのが今の現状でございます。特に、教科書というものがないために、各学校でそれぞれの担当教員の工夫による授業の進め方が強いものでありますが、これが確実に教科化をされれば、教科書になり、それを進めていくということになります。
 なお、先ほども申しましたが、苦手意識をつくるというのは、今のなれ親しむから中学校教育のイメージを先にやることによって苦手のイメージが植えつけられれば、それは本来、学校教育の目指すものではないということで心配をされるということです。
 以上です。
○議長(野村新作君) 教育長。
○教育長(大野吉彦君) 岡崎議員さんの思いをということにつきましてでございますが、議員さんもおっしゃられましたように、東京オリンピック誘致へのプレゼンテーションの中で、パラリンピックの佐藤真海さんですかね、すばらしいプレゼンテーションで心打たれましたし、感動しましたし、これからますます国際社会の中での英語というものの占める割合は大きくなってくるんじゃないかなというのを私自身も感じたのですが。議員さん御提案のように、特例校ということの活用も考えなくてはなりませんが、現状では教育課程の編成あるいは授業時数、教育関係法令等は、学習指導要領というものの縛りがございますので、それらの制度上の改正の手続とか、それから今教育再生会議等で大きく動こうとしておりますので、その国の動向も見ながら、南国市としてできることは何か、そのことを考えながら検討して取り組んでまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(野村新作君) 建設課長。
○建設課長(吉川宏幸君) 今私どものほうにいただいております要望書等でございますけれども、ほとんどが舗装の補修といったようなことでございます。今回、岡崎議員の質問のあったこの路線につきましても、それも含めて、今出されておる要望も含めて、再度精査をして、一定の計画を立てて補修等を行っていきたい、このように思っておりますので、よろしくお願いします。
○議長(野村新作君) 11番岡崎純男君。
○11番(岡崎純男君) 南国スタイルについては、1つ私も心配しておるのは、南国市自体の支援策、それから県単の事業といったようなことでの支援、これが商工観光課にもお願いしたいんですけれども、JA南国市出資の南国スタイルに支援する事業で、今これとこれとこれというようなことをやっておるといったようなことの中で、新しい事業のあった場合に、またスタイルにというような支援の手をというような、それほかの団体にちょっと遠慮してといいますか、そんなことがないように、どんどんどんどん使える、南国スタイルにもいいというように思う事業は、積極的にこういう事業でこんなことをせえやというような提案をしていただきたいなあというように思います。幾つも幾つもということになると、ほかの団体に回さないかんというような思いが若干出てくるかもわかりませんけれども、そうでない。やっぱり2年、3年、事業が終わった折に、南国スタイルがひとり歩きをしてからもうかっていきゆう、食べれるといったようなことに結果的にはなってもらいたいですので、ぜひそこはそういうことでお願いしたいと。
 それから、課長が1.5次加工といったようなことも話が出ましたけれども、どうしても加工、なかなか難しいと思いますけれども、加工といったようなことをかなり主の収益につなげていくというようなことをしないと、なかなか安定経営ということにはならんかと思いますので、ぜひそちらのほうはともに考えて進めていただきたいなあというように思います。
 それと、建設課長にちょっとお願いをしたいのは、もう一点、済みません。日章小学校の雑草が茂ってというところは、実は当時、これ昭和40年代にこしらえたということをお聞きをしたんですけれども、その折に何か田村川との間に中州のようなもんがあったようです。それこそ私見るには、もうちょっとあれ同じように広げて、そこに30センチとか1メーターとか、妙な三角のところは3メーターも余分にこれが残っております。だから、物すごく今やったら背丈いわん伸びておるようなもの、まだそれへ木が植わっておりますので、木はもう何メートルかになってます。それこそ小学生、高齢者が歩いていきゆうと、そこへ自転車乗りが来るということになると衝突、事故につながるといったようなこともありますので、できれば草を刈る、木を伐採するといったようなことを含めて、そのちょっと余った昔の中州、土手といいますか、そこを草が生えんような状態、コンクリートであるとかというようなことの手当てがいかなければ、今道路の縁にかなり厚い手のシートやったら、どなたかちょっと余り適当でないというような質問の中で話が出ておりましたけれども、8年とか10年とか使える厚いシートがありますので、私も福船で農地・水の関係でそのシートを幾つか使っております。だめなものもありますけれども、丈夫いやつは8年、10年といった形で使えますので、そういったものでちょっと覆うて、草の生えんような手当てとかといったようなことを、毎年毎年、年に何回かもう草刈りに行かないかんようであれば、経費もかかるわけですので、そこは両方考えて、それ公用地でありますので、ぜひ対策をお願いしたいというように思います。