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検索結果 »  平成25年 第372回市議会定例会(開催日:2013/09/06) »

一般質問 3日目(浜田和子)

質問者:浜田和子

答弁者:市長、教育長、関係課長


○議長(野村新作君) 16番浜田和子さん。
      〔16番 浜田和子君登壇〕
○16番(浜田和子君) 公明党の浜田でございます。第372回定例会の一般質問をさせていただきます。通告いたしましたのは5点でございますが、その前に、一言御礼を申し述べたいと思います。
 前回、前々回と私のほうから税の滞納があるけれども、本年度に滞納なく、過年度分も税務課と相談しながら真面目に納付している者に対し、市営住宅の入居に関して抽せんの権利を与えていただきたい旨お訴えをさせていただきました。条例にただし書きをすることにはなりませんでしたが、一例一例の状況を判断した上で、認めることもあり得るというお返事を担当課長から御説明をいただきました。懸命に生きております弱者の方々にとってありがたい朗報でございます。南国市では、真面目にやれば必ず報いてもらえる、真面目にやったほうが得になるというふうに思ってもらえると確信をいたします。ここに至るまでは、担当課長はもちろんのこと、市長におかれましては、多大な御心労をおかけし、また御配慮をいただきました。何としても弱い立場の方に光を与えたいという市長の思いが伝わってまいりました。心から感謝し、御礼を申し上げます。まことにありがとうございました。
 それでは、通告に従いまして質問をいたします。
 初めに、圃場整備につきましてお伺いをいたします。
 議員さんの中には、農業の専門家も多い中、私は、全くの素人でございますが、南国市の基幹産業である農業の発展を願う立場から、農業関連の質問をさせていただいております。拙い
質問ではございますが、御答弁のほどよろしくお願いいたします。
 中山間地域の多い南国市の農業にとりまして、農地の集約はなかなか難しいと思っていましたところ、稲生地区で稲作の後継者として頑張っている青年から分散している自分の農地が1カ所に集まることを望んでいるということを聞きまして、圃場整備の必要性を思っていましたところ、今議会の市政報告に、圃場整備の推進に向かって動き出したことがございましたので、大変うれしく感じました。3月の岡崎議員さんの質問の折に、課長の答弁として、農地再編整備事業、圃場整備事業による農地の基盤整備事業は、水田農業のような土地利用型農業に大きな効果を発揮します。今回の国の圃場整備事業が実現しなければ、もう次はないと考えております。今回が最後のチャンスと捉え、ぜひとも事業着手となるよう、市を挙げて25年度からの検討、調査に臨むものでございますと述べられておりますので、南国市の農業にとって、将来展望が開ける思いがいたします。今回の南国市の圃場整備は、大きな規模になると思いますが、どのくらいの規模での整備となるのか、お聞かせください。また、対象となる地域はどこなのでしょうか。そして、対象となれなかった地域は、人・農地プランの活用で、農地の集積ができるように進めていくようになるのでしょうか、お伺いをいたします。
 大規模な圃場整備となると、多くの農業者との話し合いが求められまして、さまざまな思いがぶつかることもあろうかと思います。現在、小学校単位での地区説明会を行っているとのことですが、その進捗状況をお聞かせください。
 また、地区説明会と並行して、地域の代表者で組織する検討会を設立するとのことでございますが、検討会のメンバーには、女性の参画も考えておられるかどうかをお尋ねいたします。地区の説明会にも女性の参加がなければ、検討会への参画も厳しいものとなると思います。これまでの説明会への参加には、経営者の奥さんや後継者の参加を呼びかけているのか、そして参加されているのかどうかもお聞きいたしたいです。そして、検討会には、できれば3割以上の女性の参加を促してほしいと思うところでございます。
 また、地域内の農業者に対するアンケートは、どういった内容になっているのでしょうか。地域農業の将来の見通し、今後の方向性などは問われているのでしょうか。農業者の皆さんの思い、また南国市としての将来ビジョンがどのようなものか、お聞かせ願えればと思います。
 圃場整備の効果として、区画整理、農道の整備、用排水施設の整備、暗渠排水の整備などがあると思いますが、農業生産性の向上を含めて、圃場整備による南国市のメリットを総括した御所見をお伺いいたします。
 続きまして、保育事業についてお伺いいたします。
 厚生労働省では、このたび待機児童解消加速化プランの支援パッケージとして、安心こども基金管理運営要領の改正を行い、本年6月6日に地方公共団体に発出いたしました。自治体が行う保育所の整備や保育士確保の取り組みなどを国が支援するという政策でございます。これによりまして、平成29年度末までの待機児童の解消をもくろんでいるわけです。この国の政策は、私たちの南国市にとってどのようなメリットがあると考えるのかをまずお伺いいたします。
 人口6万人を目指していた南国市の現状は、毎月のように減少し、4万8,000人台となっております。子供の出生が今後ふえていくというふうにも考えにくいのではないかと思います。ですから、都会と違いまして、待機児童解消加速化というプランがいま一つぴんとこないところでございます。現時点において、南国市に待機児童がどのくらい存在するのか、お答えください。
 このプランをあらあら見てみますと、認可外保育所が認可保育所、または認定こども園に移行しようとする場合のA型支援、先どりプロジェクトに参加する市町村へのB型支援、加速化プランに参加する市町村へのC型支援等、どちらにしましても、実施主体となる市町村が、加速化プランに参加しなければ受けることのできない支援でございます。8月8日には、待機児童解消加速化プランに参加した自治体の第1次集計の結果を公表しておりますが、採択されました市町村が、7月31日時点で351市町村であることがわかりました。南国市はございません。今回、市政報告によりますと、子ども・子育て支援の新たな制度が創設されましたので、南国市子ども・子育て支援事業計画を策定することになっていますが、その延長上にプランへの参加が考えられるのでしょうか、お伺いいたします。
 提出した事業計画が採択された場合は、小規模な保育や地域子育て支援事業、長時間預かり保育などを行う私立幼稚園に対し、運営に要する費用の一部を補助する制度等の活用も考えられると思います。
 なお、保育士の処遇改善に取り組む私立保育所への補助は、加速化プランに参加しなくても実施可能な事業であります。3月議会で国の補正予算による処遇改善を求めましたが、保育所現場ではどのようなことになりましたか。認定こども園の保育所部分は、対象であると思っていましたが、この場合の対象は、認可保育所のみで、無認可の保育所は対象にならないのでしょうか。無認可保育所にも保育に欠ける子供がいるのではないかと思うところですが、その辺のところをお聞かせ願います。
 いずれにせよ、少子化対策としての国の政策の恩恵を南国市も受けることができるように望むものでございます。今後、南国市に存在する保育所に対し、どのような御指導を行う用意があるのでしょうか、御所見をお伺いいたします。
 質問の3点目は、消防団重機部隊についてお伺いいたします。
 去る7月21日、吾岡山市民の広場におきまして、消防団の重機部隊の発足式が行われました。災害時に瓦れきや土砂の除去を行うことにつきましては、地元建設業者との協力提携がなされておりますが、災害時に消防本部の命令を受け、直ちに現場に直行する部隊が立ち上げられたわけです。発足式を終えた後、デモンストレーションが行われ、土砂に埋まった車から運転者が救出されるというものでございましたが、その手際のよさは、消防本部の職員が目をみはるほどのものでした。日ごろ仕事で使ってる重機での操作は、さすがでございました。東日本3・11の災害後は、こういった重機の機材や重機を使う人材の不足が心配されておりました。長引く不況に加え、前政権のコンクリートから人へという政策のもと、多くの会社が倒産するという憂き目に遭ったことが大きな原因だと言われました。現政下におきましては、景気の回復が見られているということでもございますし、2020年の東京オリンピックの決定もさらに景気を上げ潮にするかもしれません。しかし、地方の経済は、なかなかその影響を受けにくいということもありますし、先のことは何があるかもわかりません。南国市でいざというときに大切な会社の重機を提供して復旧に当たってくださる方々には、いつのときも健在でいていただかなければなりません。南国市民のために御協力いただける、こういった会社に対しまして、南国市として何らかの支援をする用意があるのでしょうか。ありましたら、その支援の内容につきましてお聞かせ願います。
 また、出動時には、消防団の機動隊であるということが周囲の方々に一目でわかるような工夫も要ると思いますが、どのような方法をお考えでしょうか、あわせてお答えください。
 4点目の質問は、南国インター線の拡幅についてお伺いいたします。
 新川川の下水道工事の進捗とともに、南国インター線の拡幅工事が進んでおります。これからの拡幅に当たりましては、警察の信号の付近、また最終的には後免東町には商業施設もございます。これまでは自費で橋をつくり、さらに使用料を支払い、橋を使ってきました。このたびの工事で、経営上必要であった橋がなくなり、歩道となってしまいます。いや応うなしに経営に支障を来すことになる場合もあるのではないかと危惧をいたしております。このことにつきまして、それぞれの経営者と話し合いをしたのか、それなりの配慮をすることになるのかをお伺いいたします。
 最後に、道路維持管理費につきましてお尋ねいたします。
 道路維持管理費につきましては、これまでも多くの方々から予算の増額が求められてまいりました。建設課にお聞きいたしますと、毎年市民要望の半分くらいしか予算がつかないとのことでございます。市民からの要望に対して、すぐやることにはならなくて、2年、3年待つのは当たり前、5年、6年待ってもできないところもございます。建設課のほうでも、緊急度を考えながら対応していることと思います。緊急度が低ければ、いつまでも市民要望に応えることができないわけでございます。しかし、緊急度が高かろうが低かろうが、市民の皆様にとってはすぐにしてほしい必要な要望でございます。
 そこで、私からの提案でございますが、毎年でなくてもよろしいです。5年に1回でもいいです。状況によっては10年に1回でもいいです。通常の年の倍額の予算措置をするということで、1回けりをつけることはできないでしょうか。例えば、平成24年度の決算でも、不用額の合計は4億9,700万円余りございます。これほどの金額の中からいえば、1割程度を25年度の予算に回すとかということでやれないものかと思います。今回は手おくれだと思いますが、頭脳明晰な財政課長、何らかの手法を考えていただけませんでしょうか。26年度予算にこれを反映できましたら、その後の10年はこれまでの予算の状態でも事が足っていくのではないかと思うところでございます。南国市全体がこの道路補修の必要性に迫られていると言っても過言ではない状況にございます。区画整理を次々と行うのであれば別ですが、その計画がないのであれば、ぜひ市民の皆様の一番の要望にお応えしていただけるよう、切に望みます。
 御答弁のほどよろしくお願いをいたしまして、1回目の質問を終わります。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。農林水産課長。
      〔農林水産課長 村田 功君登壇〕
○農林水産課長(村田 功君) 浜田和子議員の御質問にお答えいたします。
 今、当市の国営緊急農地再編整備事業、圃場整備事業は、市長が市政報告でも述べましたように、地域の状況を的確に反映した地域全体の農業基盤の整備方向、国営事業の可能性や範囲等を検討する地域整備方向検討調査に着手しており、小学校単位での地区説明会に臨んでおります。圃場整備の規模といたしまして、国の規定では、南国市全体で受益面積が400ヘクタール以上、うち区画整理は200ヘクタール以上の整備が実施要件となっております。さらに、耕作放棄地、またはそのおそれがある農地が一定割合、10%でありますが、一定割合以上であること、目標年度、事業完了から5年後までに一定の農地集積条件、農地集積率50%以上、集積増加率30%以上などを満たす実施要件もあります。また、対象となる地域につきましては、6月議会でもお示しいたしましたように、基本は農振、農用地区域での実施でありますが、岡豊地区等の農用地外の白地につきましても説明会を開催して、要望等を取りまとめていきたいと考えております。ただし、その際には、一度農用地に編入するという作業が伴います。
 次に、圃場整備の対象となれなかった地域が、人・農地プランの活用で農地の集積ができるように努めていくことになるかの御質問ですが、今年中に可能な限り、南国市全域での人・農地プランの作成を目指しております。国も14年度にはプランの設置について法制化を視野に入れているようですが、そうなると農地の集積も進んでいくと思っております。これまでの説明会開催進捗状況といたしまして、三和、長岡、岩村、稲生、国府地区で順次開催するとともに、並行して浜改田西部、稲生地区では、航空写真、地形図等の図面をもとに説明会よりはもう少し具体的な地元代表者との聞き取り調査を実施しております。説明会では、地権者の事業費負担、土畦畔、土あぜでございますが、土畦畔にすることによる草刈りの管理負担などのさまざまな質問、意見が各地区で出され、中四国農政局、四国土地改良調査管理事務所とともに、回答できるものはその場で、不明確なものは後日、地区代表者の方を通してお答えしております。今のところ、地区として反対の通知はありませんので、残り地区の地区説明会とともに、前述の小学校単位よりはもう少し小さな集落単位での聞き取り調査により調査検討を進めていきたいと考えております。
 続きまして、女性の件でございますが、説明会の御案内には、各集落代表者ほか、できるだけたくさんの方の御出席をお願いしているところですが、特別に奥さんも御一緒にというところまでは御案内はできておりません。ただ、一部地区では、たくさんの女性に御出席いただき、御質問、御意見もいただいております。地元検討会の構成員の中に女性を一定割合で組織化するかとの御質問もありますが、農政局に確認いたしましたところ、人・農地プラン検討会のような規定はなく、何割以上は女性の参加をお願いするという強制はないとの回答でございました。しかしながら、女性の視点から見た圃場整備事業に対する意見など、幅広く検討委員を募ることは非常に重要なことであり、今後の説明会の御案内を含めて、積極的に参加を呼びかけていくことで、農政局とともに共通認識いたしました。貴重な御意見ありがとうございました。
 次に、アンケートでございますが、これは5月29日に農地・水保全活動組織の代表者や地域代表者、農業委員の方々を対象に開催した説明会において、地域農業の状況や農業生産基盤に関するアンケート調査を実施したもので、大きく分けて3つございます。その内容としまして、1つは、地域農業の状況について、あなたの地域の農地の現状はどのような状況ですか、そして10年後はどうですかというものです。1番が良好に管理されておって、ほとんど耕作放棄地は生じていない、2番、少し、1割程度耕作放棄地が生じている、3番、相当、2割から4割程度生じている、4番、半数以上耕作放棄地が生じているという質問に対して、アンケート結果としまして、現状はほとんどない、1割程度が47%、44%で全体の91%でございました。それが、10年後は14%、31%ということで45%、そして10年後はどうですかという質問に対しての分析は、1割から5割以上が75%、4分の3以上となっておりました。
 次に、地域農業を振興するために、どのようなことが必要ですかの質問をいたしましたが、重複回答を可能としておりますが、後継者や農地の担い手の育成が81%、農地の基盤整備、圃場整備、水利施設の改良等でございますが75%、農地の流動化、農業経営の規模拡大が46%という分析も出ております。
 そして、3つ目は、地域の農地の基盤整備でどのようなことが必要と考えますかにつきまして、1番は農道や耕作道の整備が69%、圃場の区画の成形や大きくすることが68%、分散した農地の集約化が63%とのアンケート内容、集計結果となっております。
 南国市としての将来ビジョンとしましては、今後南国市は、県内、全国同様、就農者の高齢化、担い手の不足、それに伴う耕作放棄地の増加は必ず起こってまいります。それを踏まえて、圃場整備等の種々の手法を用いての南国市の基幹的産業、農業の維持、発展を考えております。
 また、圃場整備による南国市のメリットを総括した所見でございますが、分散、不成形、そして地形的に水はけの悪いあるいは水回りの不便なまま長らく耕作されてこられた農業者の方には、少ない事業費負担で基盤整備ができることは、生産性、効率性はもとより、飛躍的に農地の利便性が高くなり、農業総生産額も向上すると確信しており、税収も含め、南国市には願ってもない事業だと考えております。
 また、一昨日ございましたように、当市の地籍調査の進捗率は低いですが、この圃場整備を事業実施した区域は、地籍調査が不要となり、多少なりとも調査の推進に貢献できるものと考えております。
 最後に、毎議会で申し上げていることでございますが、今回の整備計画は、当市の圃場整備事業の最後のチャンスと捉えております。必ず事業着手となるよう、検討、調査に取り組んでまいりますので、御理解と御協力をよろしくお願いします。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 幼保支援課長。
      〔幼保支援課長 岩川節生君登壇〕
○幼保支援課長(岩川節生君) 浜田和子議員さんの御質問にお答えします。
 9月1日現在で、南国市におきましては、ゼロ歳児が7名の待機児童がおります。1歳から5歳児につきましては、現在待機児童はおりません。
 次に、待機児童解消加速化プランへの参加についてお答えします。
 この計画の参加につきましては、1、平成25年4月1日現在で待機児童が1名以上いること、2、待機児童はいないものの、今後潜在的なニーズも含め、保育ニーズの増大が見込まれること、以上の2点のいずれかを満たす必要があります。参加申し込みの6月時点では、1は満たしておらず、2につきましても、過去の動向及び児童数の減少等のため、見込まれないとの判断により、加速化プランへの参加は見送りました。今後の南国市子ども・子育て支援事業計画策定におけるニーズ調査での保育ニーズ及び保育所待機児童数の動向等により、南国市の保育施設全体を見て、加速化プランへの参加も含めて検討してまいりたいと考えております。
 なお、御質問にありました私立幼稚園が運営する認可外保育施設への運営費の補助につきましては、安心こども基金内の事業である認可外保育施設運営支援事業のうち、加速化プランへの参加が条件であるA型とC型が対象となりますが、既に認定こども園への移行済みの施設につきましては、同じ安心こども基金の認定こども園事業で補助を行っており、認可外保育施設運営支援事業の対象とはなりません。
 次に、保育士等処遇改善臨時特例事業につきましては、市内8民間保育園で全て実施する予定で、職員の賃金と賞与の増額や一時金を支給する計画です。本市の歳出歳入につきましては、この9月議会の一般会計補正予算に計上しております。
 なお、この事業につきましては、民間認可保育所のみ該当事業となっております。
 最後に、国の施策の中での南国市に存在する保育所への指導内容とのことでございますが、今後実施する子育てのニーズ調査や子ども・子育て会議での御意見をいただきながら、平成26年4月に決定される幼稚園、保育所、認定こども園への給付の公定価格等をもとに、保育所も含めた南国市での子ども・子育て支援策を検討してまいりたいと考えております。
 以上です。
○議長(野村新作君) 消防長。
      〔消防長 洲賀崎勝男君登壇〕
○消防長(洲賀崎勝男君) 浜田和子議員さんの消防団重機部隊についての御質問にお答えをいたします。
 部隊名は、南国市消防団機動部隊と称しまして発足をいたしました。発足の経緯につきましては、平成23年4月及び5月に、姉妹都市の岩沼市への支援活動に参加をいただきました消防団幹部の方からの提言を受けまして、災害時に大型重機等を使用して、障害物の除去や救助、救出活動での被害の軽減を目的としまして、先進事例を参考に検討を行い、本年、平成25年7月21日に県内で初めて創設をされました。今後は、重機等の迅速な活用方法や隊員の動員力との連携訓練を重ね、重機及び人員を有機的に運用することにより、災害への備えを進めていきたいと考えております。
 御指摘をいただきました重機及び隊員の提供をいただいております事業所の支援につきましては、消防団協力事業所表示制度がございます。南国市でも、消防団員が相当数入団をしている、消防団活動に積極的に配慮をしている、災害時に事業所等の資機材を提供するなどの認定基準をクリアした6事業所が認定をされており、地域への社会貢献を果たしていただいているという意味で表示板を配布しております。県では、特例措置としまして、建設工事の入札時に、消防団協力事業所の認定がありますと、企業の評価についての優遇制度が導入されております。また、県以外では、高知市と土佐市が同様の制度を設けております。南国市としましては、本市機動部隊の場合、隊員は事業所の所属だけでなく、個人の方もおられますので、あわせてどのような支援ができるのかにつきましては、もう少し調査研究をする必要があると考えております。
 また、活動時に機動部隊を説明をするものとしましては、現在の装備でありますヘルメット及びジャケットには、消防団機動部隊の表示をしてございますが、重機やダンプ、搬送用トラックには常時表示ができませんので、活動時にのみ表示できるマグネット式表示板やのぼり旗の利用、また機動部隊活動中などの看板等を整備したいと考えております。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 建設課長。
      〔建設課長 吉川宏幸君登壇〕
○建設課長(吉川宏幸君) 浜田和子議員さんの南国インター線の拡幅について、新川にかかっておる進入路の橋の件について、私が中央東土木のほうで確認した件について御説明をいたします。
 今現在、南国警察署の信号のもとですか、あの付近まで新川雨水幹線、工事が終わっておるわけですけれども、その後、ことし25年度に高知県のほうでインター線の拡幅というか整備、行われるわけですけれども、その新川を工事したときに、その橋が撤去されたわけですけれども、その件につきまして先日、中央東土木のほうへ電話ではありましたけれども、確認をしました。担当課長も含めて、確認をしましたところ、課長とその担当の技師が直接営業をされておる方のところへ出向きまして、いろいろけんけんがくがくやったようですけれども、最終、今の現状の中で、最低限これまではできますよということで、地権者とは話がついて解決をしておるという回答を私どもはいただいております。今後につきましては、営業といいますともう電車通りの交差点付近の営業をされておるビル等々ありますけれども、その部分につきましては、今、あこの電車通りの交差点改良、前から言われておりますけれども、あの計画もまだ生きておりまして、県のほうも用地交渉等に出向いておる経緯もあるようですけれども、そのときにそこの部分も含めて、検討をしてまいりたいというようなことで言っておられました。
 なお、中央東土木の方におかれましては、営業に限らず、そういった橋が撤去されるわけですので、地権者とは十分に検討、もしくは協議をしまして、最大限の配慮はさせていただきますという県の回答をいただいておりますので、まずそれぞれの方の要望には沿えることになろうかと思っております。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 財政課長。
      〔財政課長 平山耕三君登壇〕
○財政課長(平山耕三君) 浜田議員さんの道路維持管理費についての御質問にお答えいたします。
 道路維持補修に係る要望が多数あることは、担当課からも聞いており、認識しております。道路維持費に係る工事費につきましては、平成25年度の当初予算では4,000万円計上しておりますが、年々老朽化とともに増加していく修繕要望全てに対処していくことはなかなか難しく、担当課で緊急性などを考慮し、順番に対処しているところでございます。その道路維持費を計上する際には、その財源につきまして、地方債を充当することができないため、当該年度の一般財源で対応することとなります。一般財源は、年度ごとに限りがあり、年度ごとの施策の状況にあわせて考える必要があります。本年度は、6月補正までに予算上、財源不足の補填に、財政調整基金を3億6,000万円取り崩しており、余裕がある状況とは言えません。しかしながら、道路維持費の必要な状況に鑑み、本9月補正におきまして、工事費1,200万円、修繕費としての需用費を300万円、合計1,500万円を増額計上しているところでございます。年度内の一般財源の制約がある以上、いつどれくらいというようなお約束はなかなかしがたいところではございますが、今後も財源が許す範囲で、浜田議員さんからの御提案のありました決算剰余金の活用も含めて、できるだけ配慮してまいりたいと思いますので、御理解をよろしくお願いいたしたいと思います。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 16番浜田和子さん。
○16番(浜田和子君) 御答弁どうもありがとうございました。
 圃場整備のほうでございますけれども、地区説明会で、地元の負担の分につきましては、しっかりとした説明をやはりしてあげてほしい、地元に何かかかってくる負担があるとすれば、そのことはできるだけ明確にお知らせしてあげてほしいと思います。
 それと、女性の参加、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。これ今回取り上げておりませんけれども、農業委員会の選挙ももうすぐあるかなと思ったりもするんですが、以前に農業委員会のほうでも女性のほうの割り当てを考えてくれるということでしたので、それとても楽しみにしているところですが、あらゆるところでやはり女性の意見が反映していくような、そんな場を設けていただければというふうに思いますので、ぜひよろしくお願いをいたします。
 アンケートの内容、結果見てみますと、やはり10年後というのは大変なことになっていくんだなということが予想される中での施策でございますが、就農後継者ですよね、後継者、担い手、そういった方々への支援というのが、一番この圃場整備そのものがそういうことになるんだと思うんですけれども、またいろんな方法であると思いますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。
 それで、1点、お伺いしたいんですが、これが認められた場合、完了まで事業の期間ですよね、大体どれぐらいを予想されるのかということを1点お伺いをしたいと思います。
 保育事業のほうですが、いただいた御答弁では、A型、C型の対象にならないということでございましたが、それがあるからこそ、今後保育所へ何らかの指導をするのかというふうに聞いてみたところでございます。現時点で認可外保育施設運営支援事業の対象はないと思いますので、今後、認可外保育所に対して認可保育所への移行を促すのか、または認定こども園を実施するように促す対象になるような保育所とか園は現実にあるのかどうかって、それがあればそうふうなことも促していくというような御指導があるのかなというふうに聞いてみたところですが、南国市の現状じゃなかなか難しいかなとも思いますが、その意味合いで、その辺はどうか、お答えをいただきたいと思います。
 それと、もう一点お伺いをいたしますが、国は平成25年、26年の2年間を緊急集中取り組み期間と定めて、5つの支援パッケージを用意いたしております。その一つに、保育の拡大を支える保育士確保というのがあるのですが、潜在的保育士の復帰を促進し、他業種への移転を防ぐための処遇改善、それと認可外保育施設で働く無資格者の保育士資格取得支援というふうになっておりますが、これに関しては、南国市でも利用できるのではないかというふうに思います。いずれにしても、自治体のプランへの参加がなければ利用できないと思うんですが、御答弁をお願いをいたします。
 重機部隊、ぜひ高知市のような目に見えたそういうメリットというか、そうすると、たくさんの方々がこのことに参加をしてくれるんじゃないかというふうに思いますし、またそのことによって安心して会社がしっかり運営をしていくというか、とにかく潰れないように南国市として支援を心がけていただけたら本当にうれしいと思います。
 出動時の目印についても、たくさんいろいろ考えていただけてありがたいと思います。よろしくお願いをいたします。
 それで、新川川のことも、大変に安心をいたしました。ただ、使用していた橋は、自分ところへつくった橋ですので、使いたいように使っていたと思うんですが、県土木の思いと県警の思いはまた違うかもしれませんので、そこら辺で支障がないように御配慮できればというふうに思います。1件でも御不満があると大変だと思いますので、今後その取り組みについてまた連携をとりながら、見守っていただければと思いますので、よろしくお願いをいたします。
 道路維持管理費のほうですが、今回の補正予算の1,200万円と300万円、結局300万円ですよね、1,200万円はもう決まったところへ使うんじゃないかと思うんですが、300万円が維持補修の追加として一般的に要望されているところへ使えるのはそれぐらいかなというふうに認識してるんですけれども、それで今後、あらゆるところで考えてくださるというふうな御答弁いただいたんですけども、これまでもずっとそういう御答弁で今の状態が続いているわけなんです。だから、10年に1回ぐらいの割合で、何とか倍の予算をつけれないかなというふうな提言をさせていただきました。きょうは明確な御答弁は出しにくいかとも思いますけれども、ぜひ御検討いただいて、1回けりをつけるということ、ぜひよろしくお願いをいたしたいと思います。
 じゃあ圃場整備のほうと保育事業のほうで2問目のお答えいただけたらと思います。よろしくお願いします。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。農林水産課長。
○農林水産課長(村田 功君) 浜田和子議員の2問目にお答えいたします。
 地元負担と完了まで何年という御質問をいただきました。地元負担につきましては、パンフレットでお配りしておりまして、皆さんには細かな数字を申し上げております。標準的な工事としまして、反当200万円という数字が上がっておりまして、国が3分の2、残りを県、市で負担しまして、地元負担は3.2%を見込んでおります。ですから、1反当たり6万4,000円の負担が生じるかなと、あくまでスタンダード、標準的な工事でございます。
 そして、完了まで何年かという御質問でございますが、現在やっております検討調査、これを25、26、できたら2年で済ませたいなと。その後、地区調査、どうやって工事をするかという区画的な絵を描くの二、三年、ですから27から29、そしてハードとして8年を見込んでおります。ただ、各地区、各圃場での工事期間は1年ですので、休耕となるとその地区は1年間だけは休耕をお願いしますので、ずっと8年間耕作ができないというものではございません。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 幼保支援課長。
○幼保支援課長(岩川節生君) 浜田和子議員さんの御質問にお答えをします。
 保育所の認可と認定こども園の認定につきましては、許可権を持つ県と協議しながら対応をしてまいります。
 また、新しい子ども・子育て支援制度におきましては、幼児期の学校教育、保育、地域の子ども・子育て支援を総合的に推進いたしますことから、民間、公立を問わず、幼稚園、保育所、保育園が今後認定こども園へ移行する可能性は高いと考えております。
 次に、潜在的保育士の復帰の促進と他業種への移転を防ぐための処遇改善、認可外保育施設で働く無資格者の保育資格取得支援につきましては、待機児童解消加速度プランへの参加の有無にかかわらず、県での事業があると思われますので、調査をいたします。猶予をいただきたいと思います。
 また、南国市の公立保育所、民間保育園でも、現在、保育士が不足している状況もございますので、この事業等について南国市あるいは該当認可外保育施設が実施した場合の効果等も含めまして、検討をしてまいりたいと思います。
 以上です。
○議長(野村新作君) 16番浜田和子さん。
○16番(浜田和子君) 課長、御答弁いただきましたけれども、7月31日までに加速化プランに参加した高知県内の自治体は、高知市と大川村だけだったんですね。高知市は、保育所緊急整備事業、これ箱物ですけれども、あと認可外保育施設保育士資格取得、先ほどのことですね、保育士等処遇改善、そして認可外保育施設運営支援事業A型、B型の4項目に手を挙げているわけですけど、それからいえば、保育士資格取得で課長がおっしゃってました県にあるとおっしゃった事業ですけれども、参加プランあるなしっていうふうにおっしゃったんですけど、これから見ると、県にある事業というのは、平成25年4月1日から30年3月31日までの事業となっていると思いますね。事業主体が高知市ということにもなっていますので、この項目でプランに手を挙げたのが高知市だけですので、そういうことになってるのかなと、県経由で来るので、その中で手を挙げたのが高知市しかないので、このプラン参加が要件ではないかというふうに私は理解をしてたわけなんですけど、その辺またお調べになって、できたら活用できるところはしていただきたいと思います。答えはいいです。ありがとうございました。