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検索結果 »  平成25年 第372回市議会定例会(開催日:2013/09/06) »

一般質問 2日目(土居恒夫)

質問者:土居恒夫

答弁者:市長、関係課長


○議長(野村新作君) 6番土居恒夫君。
      〔6番 土居恒夫君登壇〕
○6番(土居恒夫君) 先ほどの西本議員じゃないですけど、スケールの大きな話がないですけども、私のほうからはちょっとスケールの小さい話かもわかりませんけど、ちょっとしばしおつき合いください。
 それでは、通告に従いまして、超高齢化社会への対応についてと学校施設における教育環境の整備、そして図書館のありよう、以上3項目について私から順次質問をいたします。
 1項目めは、超高齢化社会の対応についてお伺いいたします。
 我が国の総人口は、平成25年3月の確定値で1億2,773万人で、65歳以上の高齢者人口は、3,128万6,000人で、3,000万人を突破しました。総人口に占める割合、いわゆる高齢化率は24.6%で、国連が超高齢化社会とする21%を軽く超え、これまで世界のどの国の経験もしたことのない超高齢化社会に向かっています。今会議でも市政報告にありましたように、本市の7月末の65歳以上の高齢者数は1万3,141人、高齢化率27%で、75歳以上の後期高齢者数は6,788人、13.9%となっており、今後も全国平均を上回って推移をすることは間違いないでしょう。そして、そのことに伴い予想されるのは、高齢者の単身世帯及び高齢夫婦世帯の増加です。全国の平成23年現在、高齢者のいる世帯は1,942万世帯となっており、全世帯に占める割合は41.6%で、このうち高齢者単身世帯は470万世帯、全世帯のおよそ10%を占めております。そこで、懸念されるのが、高齢者の社会的孤立です。多くの高齢者は、健康状態、経済状況ともに問題なく生きがいを感じて日常生活を送っておられますが、一方でひきこもりや認知症などにより、介護保険や生活保護などの行政サービスを理解できない人や、これらの行政サービスを拒否する人など、健康に問題があったり、生活が困窮している状況にもかかわらず、必要な行政サービスを受けず、また家族や地域社会との接触もほとんどないなど、社会から孤立する高齢者が存在するという現実があります。そこから起きてくるのは、大変痛ましい孤立死、その事態に至ることです。また、近年においては、高齢者単身者だけではなく、いわゆる老老介護と呼ばれている高齢の御夫婦や親子の間でも悲しい事件が頻繁に起きています。高齢者の社会的孤立が一足飛びに孤立死に至るわけではもちろんありません。しかし、孤立死は、生存中の孤立状態が死によって表面化したものと捉え、生きている間の孤立状態への対応を迫る問題として受けとめることが必要ではないでしょうか。孤立化をどう防ぐかは、社会全体の重い課題となっています。背景として考えられることは、世帯構成の変化ではないでしょうか。国勢調査によれば、家族類型型では、夫婦のみ、夫婦と子の割合が次第に減少し、単身世帯がこの半世紀に大幅にふえ、トップになっています。ひとり暮らしが全て孤立ではないでしょうが、学校や会社員世代と異なり、高齢者は孤立になりやすい傾向があるのは否めないでしょう。また、ひとり暮らしの男性のほうが、女性より頼れる人がいないと内閣府の高齢者の実態に関する調査で答えられています。また、日常の会話回数調査でも同様の結果が出ていて、おしゃべり、イコール会話ですね、その少ないのが男性が女性より大きく上回っています。なぜなら、多くの男性は、今まで人生の大半以上、仕事中心で、退職後地域社会に入り、今までと違った人間関係になじめばいいのですが、変化に対応できず、だんだんとひきこもりになるケースもあるのではないでしょうか。特に、おしゃべりの回数が極端に少ないひとり暮らしの男性は、ひきこもりになれば孤立、孤独という深刻な状態になりかねません。厚労省の調査でも、ふだんの会話が2週間に1回以下と答えられた高齢単身男性は16.7%にも上っています。趣味、スポーツ、娯楽などに参加し、積極的に仲間をふやし、おしゃべりをして楽しめ、自主的、積極的に行動すれば孤立化は防げると思います。余談ですが、私の絵画教室に受講されている方で、大半は女性で、しかも年齢はさまざまですが、男女とも絵は放っておいて、おしゃべりに没頭して教室から帰っています。つまり、おしゃべりをすることがそういう教室で自己を発散するという現象になっていると思います。話をもとに戻します。それで、つまり家族や地域社会との交流が客観的に見て著しく乏しい状態が社会的孤立です。本市においても、福祉サービスや介護保険サービスなど、そのほかさまざまなサービスで高齢者の孤立化に対して手を差し伸べられています。しかし、問題なのは、冒頭に述べましたように、それらのサービスを拒否したり、サービスについて理解できない人にいかに手を差し伸べるかということです。幾ら民生委員の方が状況把握しても、それ以上踏み込むことはできません。また、行政にも限界があります。では、どうすれば孤立化状態を解決できるのでしょうか。そこで、解決策のヒントになる高知市の現状を見てみました。そこで、地域高齢者支援センターという地域包括支援センターのようなものですが、取り組みを少し御紹介いたしたいと思います。
 高知市地域高齢者支援センターは、市内の6カ所を拠点として、保健師、主任、ケアマネジャー、社会福祉士などの専門職を配置し支援を行っています。そして、ここからがすばらしい取り組みと思うんですが、この6カ所の拠点支援センターを核として、中学校区の校区を目安に17カ所の出張所の設置をしていることです。出張所は、老健施設などに置かれており、人員は1人で、ケアマネジャーや看護師、助産師、社会福祉士などの資格取得者が地域を小回りのきく地域の最前線として身近な相談窓口になって介護保険や介護予防など、全般の相談や支援、そして高知市が取り組んでいますいきいき百歳体操の支援や介護予防の啓発などを行っています。つまり、この出張所は、小地域のおしゃべりサロンとなって情報交換をしたり、健康講座などを開いていたりして、地区専従の見守りとしての役割を持っています。
 そこで、このような超高齢化社会の対策として、本市の取り組みあるいは今後の対策についてお聞きいたします。
 そして、関連としまして、昨日前田議員の質問にもありましたけども、交通弱者という、いわゆる概念ではないですが、具体的なことで交通弱者の対策をお願いします。具体的に言いますと、十市の県営住宅の一番奥に木造棟があるんですが、こちらには約60世帯が入っていらっしゃるんですが、市役所に行くに大変不便で、中にはバスで知寄町まで行き、知寄町から電車に乗って行きゆう人もおると。ですから、なぜならよく調べてみますと、地区には確かに近くにバス停があるんですが、これは前浜線のバスで、乗りかえて市役所に行くという大変不便な状況になってます。
 そこで、質問ですが、この質問には土居篤男議員からも前に質問したと思いますけども、十市春野赤岡線に通っているバスを何便か、いわゆる十市パークタウンに迂回してもらえないでしょうか。このバスを利用しますと、南国市の市役所まで用事に来られるという、便利になると思います。ここで改めてお伺いいたします。
 次に、2項目めの学校施設における教育環境の整備について質問をいたします。
 これは、学校施設におけるといういろいろ難しい内容ですが、いわゆる冷房利用で学習環境を改善してほしいということです。ことしの猛暑は異常気象で、各地の観測地点で史上最高を更新しました。しかし、この高温状態は異常とは言えないようで、気象庁の調べでは、最高気温が35度以上の年間日数は、最近30年間が最初の30年間の1.7倍で、地球の温暖化という影響が出ているようです。したがって、これからも夏場の高温状態は続くことが予想されます。
 このような環境下で、小中学校の教育現場はどのような状況に置かれているでしょうか。文科省の学校環境衛生基準によれば、望ましい教室の温度は10から30度、夏と冬でも最も学習に望ましい条件は夏で25から28度程度、冬で18から20度としています。地域により温度の耐性が違うので、強制の値ではないとしていますが、しかし、幾ら地域により耐性が違うとはいえ、夏場の教室の室内温は、この域をはるかに超えていると思われます。教室内の温度は、30度以下が望ましいとされていますが、昨今の状況では実現が困難となっています。同じく文科省の調べでありますと、ふだんを授業を行っている先生に調査した数字があります。まず、温熱環境に関する項目では、夏場の教室では、非常に不満、やや不満を合わせると実に66.6%の先生が非常に不満としています。そして、教室の温度には非常に暑い29%、暑い、やや暑いを合わせると、これが何と約90%の先生が暑いと答えています。しかも、最上階では、学校の構造によりますが、最上階ではさらに暑いという結果が出ています。夏場の教室は、大人の先生でも大変な環境現場となっていることがこのことから見えてきます。この環境で心配されるのは、学習効率の低下です。専門家の研究報告では、学習効率が最大になるのは25度と言われていて、そのことから冷房を導入した学校は、学力の向上あるいは学習態度が落ちつきが見られたとなったそうで、そして高温多湿は心配されるのは熱中症になるリスクも非常に多いと懸念されます。
 そこで、質問をいたします。
 本市の小中学校の冷暖房の設置状況について、また学校保健安全法では、各小中学校において、毎授業日に教室内の温度を点検することとされていますが、その実施状況について、そして小中学校の教室に今後冷暖房装置を設置をする見解をお聞きいたします。
 最後、3項目めに図書館のありようについてお尋ねいたします。
 図書館の機能としては、一般に誰もが利用できるように、資料を収集し、整理し、保存して提供することの4つがあると言われています。難しく言えば、図書館は社会教育のための機関で、日常の学習や市民のためではなく、日常生活や仕事で必要な情報資料を提供する機関と位置づけされています。今回、私のほうからは、図書館の定義は置いといて、本市の市立図書館の状態についてお聞きしたいと思います。
 一般に誰もが利用しやすい図書館であり、今活字離れが叫ばれていますが、それに流されてしまわないよう、各地の公立図書館では、さまざまな取り組みが展開されています。全国には約3,000の図書館がありますが、それぞれの図書館に対しての意見や要望が寄せられています。特に多いのが開館時間が短い、事務的なサービスで利用しにくいなど、利用者側に立ったサービスがなされていないという声が多いようです。そのような現状で、各地の図書館では、開館時間の見直しが行われているようです。県内の状況を見てみますと、市立図書館の開館時間は、本市とほぼ同じ図書館では、香南市、土佐清水、それに宿毛市の3市で、そのほかは9時か9時半開館というのがほとんどで、中には須崎市のように8時半から5時15分となっておるようです。今まで南国市では、10時開館ということで問題なく来ていると思いますが、特に夏場、大変暑い時期に開館を待って10時前に並ばれている人も多いようです。これには人的配置、そして一番悩ましいのが予算が伴うと思いますが、さきにも述べましたように、図書館は利用者側に立ったサービスが求められております。
 そこで、市立図書館の開館時間を早くすることはできないでしょうかをお尋ねします。
 また、新刊購入についても広報で詳しく載せるか、あるいは他市で実施されているような図書カード持参者は電話あるいはインターネットで受け付けるサービスができないようか、あわせてお尋ねいたします。
 その最後に、図書館の関連ですが、学校図書館の整備状況についてもお聞きします。
 子供たちに不可欠なのは、教育環境の充実です。学ぶことは本来楽しいこと。子供たちか本を読む楽しさを知り、それを通じて学ぶことの楽しさを知ります。学校図書館の整備はもちろん、そこに専任の司書教諭や学校司書などの専門職員を配置することが必要です。文科省は、24年度より新学校図書館整備5カ年計画で、全国の各小中学校に新聞1紙を置くことと、学校司書の配置の予算を計上しております。これは地方交付税が伴うことですが、そこで本市における学校司書、常勤または非常勤で専ら学校図書館に関する資格を担当する学校図書館担当職員の配置状況についてもお伺いいたします。
 これで1問を終わります。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。福祉事務所長。
      〔福祉事務所長 南 幸男君登壇〕
○福祉事務所長(南 幸男君) 土居議員さんの御質問のありました超高齢化社会への対応について、地域福祉計画に基づいた地域福祉推進の取り組みとしてお答えをいたします。
 平成22年度策定をいたしました地域福祉計画の実施に向け、社会福祉協議会が策定いたしました地域福祉活動計画と連携、協働をいたしまして、平成23年、24年度、各地区で地域の支え合いづくり座談会を実施をしております。それぞれの地域福祉活動を通じて、地域住民のつながりや地域コミュニティー活動の活性化を推進し、地域全体での高齢者などの生活弱者を見守り合うことを目標としまして、地域福祉の推進に取り組んでいるところでございます。また、民生児童委員さんのお力をおかりし、災害時要援護者台帳の整備を進めてまいっております。民生児童委員の皆様には、災害時要援護者台帳による情報を災害だけでなく平常時の見守り支援活動に活用していただいておりますが、民生児童委員さんの皆様が、地域の要援護者の見守り支援を続けていくことは、超高齢化社会では厳しくなってくると思われます。また、制度やサービスなどの公的支援にも限界があると考えております。現在、地域福祉を推進する中で、地域のつながりや支え合いを深め、住民の見守りに取り組む組織である社会福祉協議会や行政機関などを中心としまして、小地域見守りネットワークの構築を推進をしております。地域の支援が必要な高齢者などの要援護者について、定期的な小地域見守りネットワーク会議により、地域住民、福祉団体、事業所、行政などが情報を共有し、ニーズを早期発見、課題の早期解決へと広い面で支援をしていきます。たとえひとり暮らしであっても、地域全体で見守る地域づくり、住民同士がつながり支え合う地域づくりが推進され、高齢者の孤立化防止に役立つものと考えております。
 また、昨年度からは、社会福祉協議会へ委託をして活動をしておりますあったかふれあいセンター事業、長寿支援課が進めております市内48カ所で取り組んでおりますわかガエる体操などで活動しておりますいきいきサークルなどにより、誰でもが気軽に集まることができる居場所づくり、要援護者の見守り、相談のための訪問、関係機関へのつなぎ、ちょっとした生活支援を実施するなど、地域の力を活用しながら、地域での支え合い支援活動を展開しており、日常の地域のつながりを広めております。これからも地域福祉推進の取り組みを進め、誰もが安心して生活できる地域づくりを目指して頑張っていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
 以上です。
○議長(野村新作君) 企画課長。
      〔参事兼企画課長 西山明彦君登壇〕
○参事兼企画課長(西山明彦君) 土居恒夫議員さんの路線バスの十市パークタウンへの乗り入れについての御質問にお答えします。
 議員さんの言われました路線バスは、土佐電ドリームサービスの十市後免線のことですけれども、この路線は、現在、桟橋通りの5丁目からはりまや橋で奥福井に一旦入ってはりまや橋に戻ってきて三里、医療センターを経由して、県道春野赤岡線に出てきます。県道春野赤岡線を直進して浜改田通り、里改田を通って後免町へ結んでおります。1日7便運行している路線でございます。
 一方、十市パークタウンに入っているバスが、土居議員さんからもありましたけれども、土佐電気鉄道の前浜線になりますが、これは稲生のほうから入ってきて、里改田を経由して、そのまま直進して下田村から前浜につないでいるということで、御指摘のとおり、現在、十市パークタウンから後免に向かうバスはございません。
 この2路線ですけれども、現在ともに国庫補助路線でありまして、高知県地域交通協議会中央ブロック幹事会で承認を得て経路や便数などが決定されております。来年度、すなわちこの10月から来年の9月30日までの1年間については、既に幹事会において承認済みとなっております。また、現在、高知県中央地域バス路線再編協議会というものがございますが、こちらにおきまして、バス路線の見直しが今検討されております。基本的には、国の制度である地域公共交通確保維持改善事業に基づきまして、利用者の多い区間と少ない区間を一つの系統として運行するのは非常に非効率であるということで、利用者の多い幹線と支線となるフィーダー系路線に今分離して再編していくという方向で検討されております。この9月末で廃止される県交通の奈路線のように、極めて利用者が少ない路線は廃止していく方向でございます。
 以上のような今の県下のバス路線の再編計画を考慮していきますと、議員さんの言われる十市後免線のパークタウンの乗り入れについては、パークタウンでの多くの利用者というものがなかなか望めないと思われますので、ちょっと厳しいかなというふうに思います。
 なお、今現在、7便路線バスが運行しておりますけれども、何便かの乗り入れという点でございますが、運行の経路が少しでも異なりますと、別の路線系統とみなされます。国の国庫補助の対象の要件、すなわち1日3便以上かつ1日の乗車人数が15人以上という要件を今現在の乗降数が1便3.4人というような状況ですので、なかなかこの要件を満たさなくなるということで、分けて乗り入れをするということもちょっと困難であるというふうに思います。
 なお、やはりきのうの前田議員さんの御質問にもありましたけれども、交通弱者という点で、どういった形で足を確保していくかということにつきましては、いろんな方法で検討していきたいと思いますし、以前に土居篤男議員さんのほうからもこの路線の乗り入れについては御要望もいただいておりますので、なお中央ブロック会議のほうで取り上げて、検討させていただきたいというふうに思います。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 学校教育課長。
      〔学校教育課長 竹内信人君登壇〕
○学校教育課長(竹内信人君) 土居議員さんからの教育環境の整備についての御質問にお答えいたします。
 教育環境の整備につきましては、子供たちが落ちついて学習できる場の提供や子供たちの教育の充実のために必要不可欠なものであります。南国市教育委員会といたしましても、毎年各校とのヒアリングをもとに、空調機器を初めとする教育環境の整備を進めているところであります。しかしながら、小中学校全校、全教室へのエアコンの設置については、大きな財政負担がかかってきますので、可能な範囲での環境整備に取り組んでいるのが現状です。最も暑い時期に長期休業に入っているとはいえ、暑いということは現在の実態でございます。現在、南国市内の小中学校の空調機器の設置状況といたしましては、空港近隣の学校の防音対策として、大篠小、大湊小、香長中の3校に空調機器を設置しています。また、その他の学校につきましては、保健室、パソコン室、図書室の特別教室における空調機器を全ての学校において設置している状況でございます。
 教室内の温度測定につきましては、全教室には温度計を設置していないために、職員室や保健室等の温度計でその日の温度を確認してエアコンをつけたり、教室や廊下の窓をあけて十分な換気を行うようにしております。
 今後もまだまだ暑い日が続くことが予想されますので、体育祭や運動会の練習において十分な水分補給を行うことや適宜休憩をとるなど、注意喚起し、熱中症を予防していきたいと考えております。
 続きまして、学校図書館についてのお答えをさせていただきます。
 読書は、考える力、感じる力、あらわす力等を育てるとともに、豊かな情操を育み、全ての活動の基盤となる価値、教養、感性等を生涯通じて涵養した上で、極めて重要であり、そうした点におきましても、学校図書館がその機能を十分に発揮していくことが必要であると認識しているところでございます。また、学習指導要領におきましても、指導計画の作成等に当たって配慮すべき事項として、学校図書館を計画的に利用し、その機能の活用を図り、児童・生徒の主体的、意欲的な学習活動や読書活動を充実することと明記されております。本市におきましては、本年度香長中学校が言葉の力育成プロジェクト事業の県指定を受け、その目的である生徒の言語能力を高め、思考力や表現力の育成を図るために、学校図書館を活用した各教科等の授業実践に取り組んでいるところでございます。
 また、図書館支援員の配置につきましては、本年度も高知県緊急雇用創出臨時特例基金事業、俗に緊急雇用と言っておりますが、の継続があり、14校に図書館支援員を配置しております。図書館支援員の配置により、図書館の環境整備はもとより、図書館だよりの発行や読書ボランティア等による読み聞かせ活動のコーディネート、夏期休業中の地域への図書館開放が実現するなど、読書活動の推進に大きな役割を果たしております。
 一方、学校図書館司書教諭の配置につきましては、平成9年の学校図書館法の改正により、平成15年4月から12学級以上の学校に必ず配置しなければならないことになっております。本市におきましてこの対象となる12学級以上を有する学校は、小学校で十市小学校、大篠小学校、岡豊小学校、長岡小学校、中学校では香長中学校ですが、司書教諭は、教諭をもって充てるということから、実際のところは司書教諭の免許を有する教員が学級や教科担任等を行いながら校務分掌の一つとして扱っており、司書業務だけを専任とする配置には至っていないのが現状です。図書館活動の充実、推進のためには、図書館支援員等の人的配置が非常に重要であると考えておりますが、来年度緊急雇用が廃止された場合、図書館支援員の配置ができないことも考えられます。今後は、高知県教育委員会に対しましても、新たな制度や司書教諭の配置等も含めた要望を行ってまいりたいと考えております。
○議長(野村新作君) 生涯学習課長。
      〔生涯学習課長 谷合成章君登壇〕
○生涯学習課長(谷合成章君) 土居恒夫議員さんの図書館のありようについての御質問にお答えをいたします。
 市立図書館につきましては、2006年4月に篠原の旧法務局を整備いたしまして開館し、個人学習の拠点として、図書、資料の充実を初め、市民サービスの向上に努めてまいりました。開館以来、登録者数、貸出点数ともに増加をしておりまして、昨年度は延べ約4万2,000人の来館がございました。
 まず、現在の人員体制でございますが、館長1名と臨時嘱託職員7名で運営をしております。さらに、開館時間につきましては、基本的には火曜から金曜が10時から18時、土日は10時から17時でございまして、月曜、祝日、その他につきましては休館日となっております。議員さんがおっしゃられた開館時間を早くするためには、勤務形態の変更などの諸課題がございます。人員体制とともに慎重に検討をしてまいります。
 次に、新刊のリクエストでございますが、電話でも受け付けております。また、現在、新システムへ移行中でございまして、移行いたしましたら、インターネットでの蔵書予約が可能になりますが、その件とあわせまして、広報等で周知を図ってまいります。
 教育委員会といたしましては、今後も利用者側に立ったサービスの向上に努めてまいる所存でございますので、御理解、御協力のほどよろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 昼食のため休憩いたします。
 再開は午後1時であります。
      午前11時56分 休憩
      ――――◇――――
      午後1時   再開
○議長(野村新作君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 6番土居恒夫君。
○6番(土居恒夫君) ちょっと休憩挟んであれですが、先ほどお昼前にそれぞれ御丁寧に御答弁ありがとうございました。
 2問目としまして、ちょっと確認と質問があれですが、まず図書館の話なんですが、市立図書館の開館時間につきまして、せめて通年でもなく、夏場だけでもやはり取り組みをやっていただけないかと。それぞれの先ほども言いましたように、各市あるいは町村によって開館時間がそれぞれ違うんですが、本当にどうも10時、6時ですか、というのは余りにも市民サービスに立った点でいうとちょっとおざなりなような気もしますんで、ぜひとも何かできる、30分早めるに当たって人件費を調節あるいは別のやり方でできないものかということでお願いしたいと思います。例えば、これ専任の司書率の配置でいきますと、全国平均、高知県は43位という非常に司書率も低い、それから図書費の平均資料費としまして、全国では平均750万円、年間ですが、この点南国市は600万円のようで、他市と比べればいいほうではないかと思いますけれども、さらなる充実のほうをあわせてお願いしたいと思います。
 それと、これも質問じゃないんですが、やはり返却のやり方も、何か24時間あいている、図書館へ持ってくるのではなくて、何かの方策で本を返すとか、そのようなこともできないかと。
 それと、借りたい本につきましたら、こういうとこのがありまして、例えば借りたい本を借りるときに、本が来ましたよというようなメールサービスのようなとっている市もあるようで、そんなメールで借りたい人に連絡すると、そんな方法もあるかと思いますんで、ぜひともよろしくお願いいたします。
 学校図書館にしましても、図書司書にしましても、これはこれからの緊急雇用の例の切れる問題が全部にかかってまいります。それと国の予算も見てみますと、図書館司書の配置でも年間たった105万円ぐらいのたしか金額になるような状態だと思いますんで、これから新たに切れた状態で、じゃあ図書館司書をどういうふうに配置されるか、またぜひとも前向きに御検討できたらと思います。
 それで、最初のバスの交通弱者の問題にしましても、バスという問題は、これは確かに国の大きなそういうふうな中央会議とかいろいろ難しい問題をクリアしなければいけない問題と思うんですが、1年もあるいは待てないような状態。1年、9月に終われば、じゃあ来年の9月までできないかというのじゃなくて、もっと小まめにできるような方策をやることから、やることを探すと。できないことを探すんじゃなくて、やることを探してほしいと思うんですよ。ですから、今言われましたように、1日に3.4人が乗っているかという状態は、不便だから乗ってないかもわかりませんので、便利になればもっと乗ると思いますんで、いろんな方式もあると思います。今後ぜひとも前向きに交通弱者対策に対して取り組んでいただきたいと要望です。これには答弁要りませんので。
 では、ちょっとお聞きしたいのは、福祉事務所長ですが、先ほど小地域の見守りネットワークの構築を進めるという中で、私がちょっと取り上げました高知市の事例の例のその出張所で1人、1人置いてもっと小単位で1人だけで地域を見守っていくということ。これは講師がその一出張所の1人に対して年間500万円の予算をつけて、これはいわゆる人件費、いわゆる諸経費を含めてというふうな体制で、本当の小単位の地域の見守りとしてやっているそうです。中には例えば認知症の方がおられて、写真も見せていただいたんですが、認知症になる前とそれから何を言いたいかというのは、その家で最終的にお客もできるような状態になったと、近所の人のをまとめて。その認知症の人は、いろいろいろんな傾聴ボランティア、いわゆる人の意見を何ですかね、聞くようなボランティアの方を雇って、その方の家に行き、その認知症のお父さんからいろいろ聞く中で、娘さんが昔うちのおやじはうんとお客が好きやったということで、それをヒントに、それからお客ということにたどり着いて、みんな近所の人を呼んで昔話をしたり、そして昔の写真を見ながら思い出して今は元気にお客をやっているそうです。ということは、地域にやっぱりそういう小単位での取り組み、こういうもんをやっぱり小さいことですけども、大変大事になってくるのではないでしょうか。確かに、そういういろんな方をいろんなどういいますかね、何人か集めてやるのも結構です。じゃあそれさらに進んだやつもひとつぜひとも検討いただきたいのを、それをお考えはないのかというのとですね。それからこれは長寿支援課だと思いますけども、なんこくありがとうポイント制度のボランティアの、昨日も前田議員が言われたように、たった4名の参加ということで。これどうもちょっと少ないなと思っていろいろそれも高知市あたりで調べてみますと、高知市はまだやってないんですが、来年度から高知市が同じようなボランティアのことをやるようになってまして、それがどういうものかといいますと、高齢者の奉仕活動に同じようにポイントを付与して商品券を与えると。これはこの商品券のかわりに「ですか」、いわゆる交通の共通のカード、あれの購入とか、それからこれ前後しますけども、1人上限5,000ポイントまでためれるそうで、たまったものは、本人が使わなくても学校へ持っていっていろいろポイントと交換できるというふうなことをやる、来年度から取り組むそうです。これには、単なるボランティアでなくて、いきいき百歳体操に参加者を連れていくと、それだけでもボランティアのポイントをもらえると。ですから、ちょっとしたいわゆる昔はやったちょボラですか、小さいボランティアから始めるようなポイント制度にされても、のほうがもっと参加者も多いんじゃないでしょうかね。内閣府でもこれから企業退職の高齢者を地域社会で活用できるような、いわゆる高齢者生きがい活動促進事業みたいなことをやってますんで、そんなもんも取り入れながらやられていかれたらどうでしょうか、その辺についてお聞きいたします。
 そして、これは僕の認識不足かもわかりませんけども、これを調べていると、一つの例えば社会福祉協議会じゃなくて、何か例えば地域包括支援センターとかなんこくありがとうポイント制度を調べるとすると、社会福祉協議会のいわゆるホームページに突き当たるわけですね。社会福祉協議会のホームページがそれならいいんですけども、社会福祉協議会が出しているパンフレットに突き当たっていくわけですよ。僕のちょっと検索が悪いかもわかりませんけども、何かパンフレット全部見ないとわからないような、大変だからデータも重たいんですぐにわからないと。もしあれば大変失礼な話ですけども、なければ希望とすれば、何かそういった用語とか、こんなことやっている、こんなことやっているみたいな何か簡単にわかれるような一覧のパンフレットみたいなん、何かそういうものがあれば、失礼ですけども、なければ何かそんなもんを作成して、もっと優しい住民誰もがわかるような、こんなサービス受けられるということわかるようなものを何か作成できないもんでしょうかということです。
 それで、最後に、図書館の話ですが、前後しますけども、図書館というと文化施設についつい、つい話を広げたいと思うんですが、この前7月に行われました中学校のドリームトークの席で、市長がこれからやりたいことを学生さんから教えてくださいということを質問があったときに、市民の文化活動に使用できるような文化センターをつくり、地域のみんなが集まって催しができるような場所をつくりたいと考えているとおっしゃってます。これが図書館をと思って、ひょっとそんなところへ図書館も一緒にできれば夢のような話だなと思いまして市長のドリームをよければお聞かせください。
 以上です。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。市長。
○市長(橋詰壽人君) 中学生との話し合いがドリームという文字がありますから、別に夢を持たす意味で私は言ったものではございません。やはり、今日、ここへ来て、お昼休みもちょっとお話ししておりましたが、私が昭和44年に南国市役所へ入ったときに、3年間ですか、会計事務におりましたが、3年目か4年目から財政へ行きました。この財政にいた11年か12年間ぐらいは、この議会が終わりまして補正予算が成立しますので、皆さんの議決をいただきましたら補正予算が成立する。そして新たな項目を加えて財政分析をして、この9月補正予算後、経常収支比率はこれぐらいになっている。うち人件費比率はこうなった、物件費はこうだ、補助費等はこうなったという財政分析などをして、今の市町村振興課、当時の地方課へ協議に行ったわけです。それで、一番最初は当時は係長とは言わなかった、言ったかもわかりません、係長へ行って。それが地方課の課長補佐へ行って、それから課長へ行って協議をする。そういうことが十数年、私が入ったのは途中からでしたので、その自主再建の。そういう一つの時代を経て、公債費比率が340億円最高額あったときからだんだん少なくなって、やっと170億円から80億円、今年少し災害関連を思い切って発行しましたので、180億円ちょっと超すぐらいになって、行っておるわけですね。そういう中で、少し、そんなことを、文化施設のことを考えるのも楽しいことです。そして、都市基盤整備のこともやらないといけない。そして、公園整備、都市計画公園のこともやらないといけないという話、あれやこれやたくさんある、課題があるわけですが、そういうことを考えるところへ手持ちのお金のことを考え、起債もかなり発行してやったとしても、そんなことを考えるのは夢の夢という私は財政状況が余りにも南国市は、よそのことは知りませんから、続いたんではないかと。11市今考えてみますに、そんなに大差は私はないと思います、高知市は別として。いろいろ苦しい時代を、私南国市はこれぐらい苦しいけれども、じゃあ南国市には市民病院ないじゃないかということですよね。市民病院を抱えたら大赤字になっているところたくさんあります。ですから、まあ総じて言えば、まあまあ10市同じような状況かなというところで、その中で図書館、立派な図書館をやっておるところも、文化会館をやっておるところもあります。基盤整備はできてないうちと似たようなところもあります。都市基盤整備のできておるところもあります。だから、そのときのその市政を預かる人のタイプにもよると思いますし、住民要求によることも大いに左右されることもあるだろうと思います。だけれども、繰り返すようですが、今までそういうことを考えることさえ夢のまた夢のような財政状況ではなかっただろうかと。私はそんなに今日ずっと40年以上市政に携わってきまして、今やっとじゃあもう人並みな遅くなったかもわからないけれども、お年寄りから子供までといいますか、子供からお年寄りまでといいますか、そういう多くの市民の方が文化活動をこんなすばらしいところでやれてよかったねと、まあそういうものをあるいは高齢者が集って、体操、元気づくり体操大会をやって、それをまた持ち寄ってやっておいて、また地区公民館へそれぞれ取って帰ってやるだとか、それから比較的天井が高くなくてもやれるラージボール卓球であるとか、そういうことができ、また軽いトレーニングもできるようなところを非常に集まりやすい市の中心地につくりたいなあと、こういうことが少し考えれるようになったんではないかと私は中学生に全くできないことを言うのもいけないから、そろそろそういうことも考えてみたいなあと、市長としてはそんな夢も描いておると、こういうようなことを言ったわけですが。まさしくそのためには、もう一度我々の足元を振り返ってみて、ここでたくさんお金の要ること、それからサービスを拡充することもあるわけですが、できるだけ経常経費、つまりもっと言いますと、義務的経費が要らないで、まあほぼそれに匹敵するような行政効果といいますか、行政サービスができるようなことを常々忘れてはならないと、私はそういうようにその四十数年前に毎日補正の後は風呂敷包みを持って電車に乗って、変な話になりますが、非常に私の上司の課長さんが無口な方でして、こんなにまで県の職員に言われないかんかなあと、こんなに言わなくてもいいのになあ、じゃあ僕はそのとき心の中で思いました。県庁の中身って財政状況どうって、私は本当に一定知っておりましたから、こんなことを言って地方課の職員は我々を指導しているような口ぶりで言うけど、県庁の財政状況の中身ってどうと言いたくなるような、言われました。徹底的に言われて、課長と2人が寂しく中の橋からずっとこっちへ歩いて、まあ半分やけ酒飲んで、よれよれに酔っぱって帰ってきた、来るのが常でしたね、県庁へ行くと。だけど、そういう時代もあったということ、一たび我々が方向を間違うとそういうことには常になる。なぜかというと圧倒的に財政力が弱いからです。なるということを決して忘れないように、我々は、行政は継続ですから、後へ後へこの一定のレベルを崩さないで、行政サービスができていく。今いいからこんな高いところやっておったら、少し常に我々南国市の力というものを考えていかないと、荷が過ぎるとこれがずっと重くなって持ちこたえれなくなる。じゃあそれは目方で言うたらどれぐらいかというところをこれをやっぱり我々の責任でコントロールしていかないと、住民には怒られることもありますけれども、怒られないように、怒られないようにしておると、そういうことにもなるということだと私は肝に銘じております。ですから、その中で最大限のサービスは何なのかということを常に考えてやっていくように心がけたい。ですから、そういう意味では、くどいようですが、そういう意味ではずっと夢の夢ではなくなったんではないかと。文化施設を考えるのも、何を寝とぼけたことを南国市長考えておるんぜと言われることはないんではないだろうかと。だから、常に財政の健全化を一方では図りつつサービスも考えると、こういうことで、行けるんではないかと、こういうことでございます。
○議長(野村新作君) 福祉事務所長。
○福祉事務所長(南 幸男君) 土居議員さんから2問目の質問で、高知市の地域高齢者支援センターの取り組み、老健施設等へ3人ぐらい介護士とかいう、1人ですかね、やっているということでございますが、済みません、私のちょっと説明が悪かったと思います。この高知市の地域高齢者支援センターというのは、うちでいいますと、地域包括センターの仕組みでございまして、うちのほうとしましては、同じような取り組みを地域包括センターがやってます。その中で、私が1問目の答弁で小地域見守り地区ネットワークということを申し上げましたが、福祉事務所が社協のほうへあったかふれあいセンター事業というのを展開してます。十市にもサテライト方式でひいといにんにんというのがございまして、御存じと思いますが、そういった活動をやってます。その中で、やっぱり子供から高齢者、障害者まで誰もが集える居場所ということで展開をしております。このあったかふれあい事業の中では、集いの機能、それから地域との交流機能、サテライト機能、そして移動ですね、迎えに行って送る移動支援機能、それから答弁の中でも言いました生活を支える機能、またはニーズに合った機能に橋渡しして、そういったことに取り組んでおります。もちろん社会福祉士と専門の職員がおります。そういった中で展開をしているということで、小地域見守りネットワークの中ですわね。とりあえずはもう社会福祉協議会を中心としまして、行政、例えば福祉事務所、長寿支援課、保健福祉センター、消防署などが集まって、これからは要援護者台帳のやっぱりいわゆる生活弱者、高齢者等の生活弱者も含めた中で、このあったかふれあいセンター、それから地域包括センター、それから地域活動支援センターというのがございまして、精神障害者とか身体障害者が集う場所ですね、それから就労のあっせん等もしております。それから、学校、見守り協力事業者、企業、自主防災組織、老人クラブ、こういったものが集って、例えば南国市内で18地区ある中で、それぞれの小地域の集落、中で、いわゆる地域の中で集っていくネットワークづくりということで考えてやっていきたいと思いますので、これからだんだん仕組みづくりもしていった中で、会議も開いて、そういった高齢者の見守り等強化していこうと思っております。
 それからもう一つ、こういったサービスのお知らせが少ないんじゃないかということでございます。これにつきましては、もう社協だよりは御存じだと思いますが、ちょっと私たちもちょっと広報等、南国の広報も含めて、今後社協と協議をしながら、周知徹底を図れるようにしていきたいと思っておりますので、御協力よろしくお願いします。
 以上です。
○議長(野村新作君) 長寿支援課長。
○長寿支援課長(田中倫代君) 土居議員さんの介護支援ボランティアポイント制度、あったかボランティアポイント制度についての御質問にお答えいたします。
 この制度は、24年度に導入されまして、そのときには趣旨としましては、ボランティア活動に参加する高齢者自身の介護予防、生きがいづくり、社会参加の推進ということと、もう一つ、介護保険施設にとっても、地域等とのつながりを深めて、施設入所者の生活をより豊かにするという、その両方の目的を持って設立されておりまして、今現在、登録者今年度まだ4人ということで、昨年度が合計1年間で24名ということで、まだまだ少ない状態だとは思います。広報の状況も聞きましたところ、先ほど言いました社協だよりのほうとあと南国市の広報だけということになっておりますので、今後はホームページ等にも載せるような形もとらさせていただきまして、ボランティア制度の広報の仕方とか内容についても他市町村の状況も見ながら検討していきたいと思っております。