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検索結果 »  平成25年 第370回市議会定例会(開催日:2013/06/14) »

一般質問 3日目(岩松永治)

質問者:岩松永治

答弁者:教育長、関係課長


○議長(野村新作君) 3番岩松永治君。
      〔3番 岩松永治君登壇〕
○3番(岩松永治君) 私が通告しましたのは、1、消防行政、2、教育行政、3、南国市ホームページについて、4、ゆるキャラについての4項目であります。以下、順次通告に従い簡潔に質問しますので、それぞれ御答弁をよろしくお願いします。
 初めに、デジタル無線についてです。
 現在、全ての消防団車両へデジタル無線が配備されました。南海地震、火災や各災害等の有事の際には、いち早く現場へ駆けつけ、消防活動をするためにも、この機器の活用は大いに期待されています。また、以前の機器と操作性が若干違うので、なれるには少し時間がかかるとは思いますが、今までと違い、無線交信先が液晶で表示され、音声も聞き取りやすく、今後の消防活動に大変役に立つことと思います。
 そこで、これまで活用してきた中での団員、署員の評判と実際運用しての無線の感度や操作性はどうなのかをお聞きします。
 また、問題点や課題があれば、どういった内容で今後どのように対処されるのかをお聞きします。
 今後は、消防団屯所にある放送設備も順次変更されていくこととお聞きしています。今までと違い、屯所内での手動操作により、この放送設備を利用して地域への放送も可能となるようですが、放送がどのくらいの範囲まで聞こえ、その範囲外への対応はどのように対処されていくのでしょうか。
 そして、利用に関してですが、各地域でのさまざまな情報発信に使用が可能なのでしょうか。例を挙げますと、地区民運動会開催の案内や幼保育、小中学校行事の案内、その他の地域活動等の周知などです。使用できるのであれば、誰に使用許可を申し込めばいいのでしょうか。そして、使用する際に消防団員はどのような対応をすればいいのかをお聞きします。
 現在の放送よりも当然、広範囲に聞こえると思います。今後、この設備を利用しての放送は、南国市各地域においても大変便利であり、大規模災害等の緊急連絡としてはかなり有効であると思いますので、ぜひ使用ができることを願っています。
 また、避難タワーへの設置予定と屯所へ設置される機器との違いがあればお聞きいたします。そして、同じく手動での使用が可能なのか、利用の制限についてはどうなのか、お聞きします。
 次に、水防訓練についてです。
 先月、5月26日日曜日に、平成25年度南国市水防訓練が実施されました。参加協力機関は、南国市、消防本部、消防団、女性防火クラブ、南国警察署、陸上自衛隊高知駐屯地第50普通科連隊第3中隊、国土交通省、四国地方整備局、高知河川国道事務所でした。行政からは、係長職以上の職員及び採用2年目の職員が参加され、初めて訓練に参加した方も多かったのではないかと思います。職員の参加は、今後に生かせるすばらしい経験になったと思いますが、訓練に参加しての職員の感想はどうでしたでしょうか。私は、この訓練には、消防団員としても毎年参加しています。参加した私個人の感想としては、ことしの訓練は、今までにない工夫が凝らされており、私が参加した訓練の中で、一番有意義な訓練でした。決して今までの訓練が悪いと言っているのではありません。
 ことしの主な訓練内容は、水防工法実施訓練、機材使用訓練、ロープワークなどでした。今回からは、進行表にあるように、ABCに分けて、それぞれが同時に訓練を実施し、それが終われば10分休憩をとり、次の別の訓練を全員が同時に実施していくものでした。今までとは違い、各参加者が全ての訓練が実施でき、効率的でめり張りのあるすばらしい訓練でした。ただ、少し残念なのは、参加者に自主防災組織がなかったことです。水防訓練計画書の目的の内容からも、参加の必要があったと考えますが、参加されなかった主な理由があればお聞きします。
 そして、毎年かもしれませんが、水防訓練開催に当たり、議員への案内が全くありませんでした。毎年恒例の消防出初め式へは案内があり、多くの議員が来賓として出席しています。私は、この水防訓練の大切さを考えると、議員にも案内をするべきであり、見学ではなく、同じように訓練に参加してほしいのです。それにより、改めて訓練の大切さを知るだけでなく、どれだけ大変なのかを自分の身を持って経験でき、今後の議員活動にも必ず役立つものだと確信しています。
 そして、以前は災害や訓練時に着用する作業着が議員にも配備されていたと思います。近年、消防団員の服装も動きやすい新しいものとなりましたが、以前のように、議員への作業服の配備がされないのかをお聞きします。
 次に、中学校給食についてです。
 中学校給食については、当事者である保護者だけでなく、市民全体の関心も高いことから、今後も質問させていただきます。
 中学校給食については、市長の市政報告にありますように、検討委員会の答申及び教育委員会の提言を受け、全員喫食のセンター方式に向けて調査研究を進めていくとのことでした。答申は、ことしの2月19日で、提言は同月28日です。それから3カ月経過しての今回の市政報告でしたが、さまざまな事情があるとは思いますが、3月議会で報告できなかったのでしょうか。市民は、一日も早い中学校給食実現を強く望んでいます。担当課の職員の方は、他の業務をしながらの調査にもなり、相当な時間と労力がかかり、多くの課題があることからも、早急に行動に移していくことが必要だと思います。
 そこで、現在までの取り組みと今後の予定をお聞きします。
 また、最終的にいつから中学校給食を開始するのかも具体的にお願いします。
 中学校給食を一日でも早く開始するためにも、しっかりとした目標を立てないと、達成するまでの計画もできないと思います。1つ申し添えますが、ただ単に早期の開始と言いましても、先ほど述べましたように、多くの課題を一つ一つクリアしていかなくてはならず、時間がかかることも重々承知しています。どこにも負けない立派な中学校給食が開始されるためにも、課の枠を超えた連携をとりながら、職員一丸となり頑張っていただきたいと思います。
 次に、土曜授業についてです。
 私も中学生と小学生の子を持つ親として直接関係することでもあります。国は、土曜授業の復活について検討していますが、まだ確定はしていません。この土曜授業に関しては、賛否両論あると思いますが、どちらかというと賛成派が多いとお聞きしています。全国的に見ても、一番の理由としては、学力の向上が多いのではないかと思います。現在は、検討段階といいましても、ある程度の予測がつくことから、今後、市ではこの件に関してどのように対応していく予定があるのかを幾つかお聞きします。
 1、今現在の県との連携はどのようにされて、県教委からの情報や通達があったのか、2、土曜授業復活の際のメリット、デメリットと今後の課題があればどういったものか、3、市民や保護者から問い合わせがあったのかどうか、あればその内容も、4、市民や当事者となる子供と保護者のニーズはどうなのか、5、今後それらのアンケート調査の実施予定等があるのか。
 以上の御答弁をよろしくお願いします。
 次に、南国市ホームページについてです。
 6月より情報発信の手段の一つとして、フェイスブックの運用が始まりました。同じ情報発信の一つであり、世界中どこからでも閲覧ができ、南国市の顔とも言えるホームページについてですが、私だけなのか、非常に見づらいです。具体的に言うと、例えばトピックスでは、新しい情報が上段にあるのに対して、新着更新情報では、下段に新しい情報があります。画面全体で言えば、少し字も小さく、これは拡大できるようにもなっていますが、最初から少し小さいと思います。また、各項目の配置や縦横の幅に関して言えば、もう少し全体に広げるなどの改善ができないものでしょうか。文字間のスペースが詰まり過ぎているようにも思います。新しく情報政策課が新設されたのですから、今までと違った閲覧者目線に沿った新デザインを検討していただきたいです。
 また、姉妹都市岩沼市とのリンクは、お互いできていないようですが、トップページにお互いがリンクしてはどうでしょうか。もし現在リンクしているとすれば、非常にわかりづらいです。
 そして、バナー広告が一つもないのが残念です。ないということは、南国市のホームページへの広告掲載にメリットがないと思われているのではないでしょうか。それとも、バナー広告に関しての情報が行き届いていないのでしょうか。
 そして、閲覧した人の数がわかるカウンターが表示されていませんが、どれくらいの人に見ていただいているか、また年間を通じてどの内容が一番閲覧されているのかを把握できているのでしょうか。それがわかることによって、今後のホームページ更新に大いに役立つと思います。
 また、市長の部屋が年初以来更新されていないのも気になります。市長におかれましては、日々御多忙とは存じますが、南国市の顔として、年に数回、もしくはそれ以上の更新をお願いします。
 最後に、今まで各議会においてはさまざまな条例が改正され、例規集の更新もされていますが、議会で議決されてどのくらいの期間がたってから、ホームページにある例規集に反映されているのでしょうか。先日調べたい件があり閲覧してみると、まだ以前のままの箇所がありました。ある程度議案にのせた段階で準備を進め、早急な更新をお願いします。
 また、表記の仕方ですが、条例、規則(例規集)としていただけませんか。聞きなれない方にとっては、例規集としてもわかりづらいと思います。
 ここまでのことは、日々閲覧している側としての質問となるわけですが、いつでもそれらを更新、変更していける立場の方が、さらに見やすいホームページとなるよう日々考えていただきたいです。年中同じデザインでは、見る側からすれば飽きることもありますし、少しの背景色の変化等が見られるだけで、南国市のホームページに対する思いと取り組みが伝わるのではないかと思います。
 以上の件について御答弁をよろしくお願いします。
 最後は、ゆるキャラについてです。
 近年、全国では御当地のゆるキャラが流行しています。有名なところでは、熊本県のくまモンや愛媛県今治市のバリィさん、高知では坂本龍馬くん、くろしおくん、カツオ人間など、全国には多くのゆるキャラが誕生しています。ゆるキャラは、子供から大人まで大変人気があり、さまざまなグッズ販売やイベント出演などで各都道府県、市町村の知名度アップはもちろん、経済効果は非常に大きいものであります。
 そこで、南国市においても、今後子供から大人まで全ての人に愛され、癒やされるゆるキャラ等の市独自のマスコットキャラクターをつくる予定がないかをお聞きします。観光客へのアピール手段としても宣伝効果があり、さまざまなイベントへの出演により、集客力アップにもつながると思います。また、市民に愛されるキャラであればあるほど、一人一人の南国市行政の関心も高まり、さらなる一体感も出てくるのではないでしょうか。今後考えていく予定があるのであれば、その手段としては、一般公募、デザイナーへの依頼、また学生への依頼等が考えられますが、どのような方法でキャラを考えていくのでしょうか。
 以上が私からの質問です。それぞれ御答弁をよろしくお願いします。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。消防長。
      〔消防長 洲賀崎勝男君登壇〕
○消防長(洲賀崎勝男君) 岩松議員さんの消防行政のデジタル無線についての御質問にお答えをいたします。
 消防救急デジタル無線につきましては、平成25年3月より運用を開始しております。あわせまして、消防団車両の無線機もデジタル化しております。これまでの運用で問題点や課題はということの御質問でございますが、以前のアナログ無線では、山間地域と沿岸地域の一部に不感地帯がございましたが、事前に電波伝搬調査を実施をしました結果を受けて整備いたしましたことから、現在は不感地帯も解消され、音声も聞き取りやすく、感度も十分に確保されております。操作性につきましても、送信スイッチを押して会話できるまでに少しのタイムラグがあること以外は、それまで使用しておりましたアナログ無線機とほぼ変わりもなく、現在のところ問題点は出てきておりませんが、消防団とのリアルタイムでの情報交換は特に重要でありますので、無線機に関しましては、今後とも何か問題があればすぐに対応を行ってまいります。
 次に、消防屯所の放送設備と言われておりますのは、現在危機管理課が取り組んでおります防災行政無線のことと思われます。市役所屋上の本部を初め、56カ所に設置される予定で、ホーンアレイスピーカー17カ所、トランペットスピーカー39カ所の予定となっております。このシステムのスピーカーの一部を消防の情報伝達に活用をするものでございます。久礼田地区の場合を例にとりますと、久礼田小学校に設置されますホーンアレイスピーカーと植野に設置されますトランペットスピーカーで久礼田地区全域をカバーできるものと考えております。情報の発信につきましては、現在、消防屯所に設置されております放送設備は、消防の目的、いわゆる非常時の災害の発生場所や状況の伝達及び消防団員の招集手段に限って使用しております。また、市の防災行政無線はJ−ALERT全国瞬時警報システムと連動して、自動で警報を放送するシステムとなっておりますことから、手動操作により自動放送が阻害されます可能性を考えますと、平常時の地域での使用は行わないという方向で考えております。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 危機管理課長。
      〔危機管理課長 西原三登君登壇〕
○危機管理課長(西原三登君) 岩松議員さんの御質問にお答えいたします。
 現在整備中の防災行政無線につきましては、市役所の親局を含め、市内56カ所に市役所の情報伝達をするための放送設備である屋外拡声子局を順次設置する予定です。そのうち、タワーへの設置では、下田村の津波避難タワーへ屋外拡声子局を設置する予定です。また、消防屯所へ設置する機器とそれ以外の場所での設置機器につきましては、先ほど消防長の答弁にもありましたが、消防屯所22カ所につきましては消防団招集用として、屯所建物内から放送できる設備がありますが、その他の箇所につきましては、放送設備を備えていないという違いがあります。お尋ねの各地域での利活用に関しては、本防災行政無線基本計画の初期の段階では、そのような平常時の活用方法も視野に入れて計画をしておりました。しかしながら、東日本大震災を契機に、特に津波対策の観点や震災の教訓から再度計画を見直した結果、1カ所の拡声子局で800メートル程度の広いエリアをカバーするホーンアレイスピーカーを使用することが、地震、津波対策として有効であることがわかりました。そのため、従来よりも屋外拡声子局の数を減らし、ホーンアレイスピーカーと従来型の300メートル程度のエリアをカバーするトランペットスピーカーを組み合わせた子局配置となっております。したがいまして、平常時の防災行政無線の活用といたしましては、市が主催した行事の中止情報であったり、一斉清掃の参加の周知であるようなことに使用したいと考えておりますが、各地区ごとの活用は、消防長の答弁の理由とあわせまして、難しいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。
 次に、5月26日実施の水防訓練の内容について、岩松議員さんからは御評価をいただき、ありがとうございます。昨年は1つの訓練隊が1つの内容を訓練し、訓練後に主に見学するという内容でしたが、ことしは訓練時間を有効に使い、より充実した訓練となるよう、参加者が複数の内容をローテーションで訓練するという内容にいたしました。訓練の進め方について何かを参考にされたかということでございますが、特に他の市町村の訓練を参考にしたということはございません。特別変わった手法ではございませんが、体験型の訓練内容を消防本部と危機管理課で協議する中で、今回の内容に決定したものであります。
 訓練に参加した職員の感想につきましては、職員へのアンケート等をとっておりませんが、将来を担う若手職員及び係長級以上の職員が訓練をし、消防団の活動の認識、水防への意識の向上を図るという目的は達成できたと思っております。
 訓練参加者に自主防災組織の参加がなかったことにつきましては、これまでの水防訓練では、水害時において、早急に実働に移る消防団員の水防工法の習得を主な目的としておりましたので、自主防災組織の参加は計画をしておりません。自主防災組織の訓練の参加は、毎年9月に実施しております震災訓練に地域の自主防災組織の参加を呼びかけるようにしておりますので、水防訓練は消防団及び市職員、震災訓練は消防団及び児童・生徒、自主防災組織というふうに訓練参加者を分けて実施してまいりたいと考えております。
 また、議員さんへの訓練への出席案内につきましては、次回の訓練より案内させていただきたいと存じます。
 なお、実際の訓練への参加につきましては、議員さんに対して、担当部署から参加を要請することはできかねますため、御希望の議員さんがいらっしゃれば、出席案内をした際にでもお申し出くださればと存じます。
 作業服の配備につきましては、以前は議員さんへもお渡ししておりましたが、現在は災害時における災害対策本部での部長、副部長となる各所属長にのみ防災服を貸与するという形をとっております。議員さんにおかれましては、市の防災行政に何かと御支援、御協力をいただいている中で申しわけございませんが、現在の貸与方針に御理解をいただきたいと存じます。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 教育長。
      〔教育長 大野吉彦君登壇〕
○教育長(大野吉彦君) 岩松議員さんからの教育行政に関する中学校給食についての御質問にお答えいたします。
 これまでにも中学校給食につきましては何度か答弁させていただきましたが、昨年度から学校教育課内に中学校給食調査研究プロジェクトチームを立ち上げ調査研究を行うとともに、南国市教育委員会の諮問機関として南国市中学校給食実施検討委員会を設置し、検討してまいりました。検討委員会では、平成25年2月14日の第6回検討委員会で最終報告を取りまとめていただき、南国市教育委員会に答申をいただきました。いただきました答申と平成24年12月19日から1カ月間実施いたしましたパブリックコメントの結果を踏まえまして、教育委員会で協議し、義務教育9年間を見通した系統的、継続的な食に関する指導等の重視を考慮し、全員給食が望ましいということ、そして小中連携した食に関する指導の観点から見ると、自校方式が理想であるが、調理場の建設の問題やコスト面、安全で安心な給食の継続的な運営及び生徒数の今後の推移等、さらには中学校給食の早期実施や防災対策を考えると、給食センター方式が現実的であるという提言を市長に伝えさせていただきました。今年度につきましては、3月議会で、市長からも教育施設に防災面も鑑みた施設を今任期中の実現に努力すると答弁があり、また本議会施政方針にて、全員喫食のセンター方式による実施に向けてということもありました。南国市教育委員会といたしましても、中学校給食の速やかな実施を目指して、中学校給食実施基本計画の策定や基本設計、予算の見積もりやインフラ整備、また検討部会の設置や用地の選定、さらに給食費や栄養士の体制を含むアレルギー対策等もしっかり検討し、よりよい中学校給食の速やかな実施を目指し、安心・安全な学校給食、地産地消の推進、食育の推進等を柱に、さらに調査研究を全力で推進してまいる所存でございます。
 以下、課長より御答弁申し上げます。
○議長(野村新作君) 学校教育課長。
      〔学校教育課長 竹内信人君登壇〕
○学校教育課長(竹内信人君) 岩松議員さんからの教育行政の中で、土曜授業についての御質問がありましたので御答弁させていただきます。
 文部科学省では、現在、公立小中高校の土曜授業を復活させる学校週6日制の導入に向けた検討を行っております。これは、小学校では一昨年度、中学校では昨年度から完全実施されております新学習指導要領における授業時数の確保を狙いとしております。現在は、省令にて土日を休業日としておりますが、特別な必要がある場合という除外規定があり、これを適用し、東京都などでは保護者や地域住民等に開かれた学校づくりを進める観点から、という学校週5日制の趣旨は堅持しつつ、年間10回程度実施しております。本市といたしましては、この件について発端となった授業時数の確保も含めた行事の精選を行うため、本年度全市的行事の見直しについて検討に入りました。各関係者会や部会等を設置し、11月までに結論を出すこととしております。
 土曜授業のメリットは、まず授業時数の確保のほか、平日においてもゆとりのある教育活動を展開させることができるということ。次に学力の定着のために、補習的な授業ではなく、全員を対象とした授業を開設することができる。また生活リズムの定着や学習の継続が図れるなどが考えられます。
 デメリットとして考えられることは、まず長い年月をかけて築き上げてきた学校週5日制の趣旨が生かされないことになる。次に中学校の部活動等で土日に行っている大会日程などが過密スケジュールになることが予想される。ほかには教職員の勤務体制の変更と教職員の増員が必要になることなどが考えられます。南国市におきましては、現在、土曜授業について具体的な検討や調査等は計画はしておりませんが、国の動向を注視しながら対応を考えていきたいと思います。
 なお、御質問にもありました県からの情報についてですが、現状においては、具体的な情報の提示等はございません。また、市民や保護者からもこの件について問い合わせが現状ではないということも申し添えておきます。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 情報政策課長。
      〔情報政策課長 崎山雅子君登壇〕
○情報政策課長(崎山雅子君) 岩松議員のホームページに関する御質問にお答えいたします。
 まず、トップページについての御指摘でございますが、トップページの記事の配置について少し御説明をいたします。
 南国市では、特に注目していただきたい情報につきましては、上段のトピックスの欄に新着順で掲載しております。
 次に、トピックスの下に新着更新情報を掲載しております。その新着更新情報は2種類ございまして、市民の生命、安全にかかわる情報を重要情報としてマーキングし、上部に新着順で掲載し、その下にそれ以外の記事の見出しを新着順に掲載しております。また、ふだんは表示をされておりませんが、災害対策本部を設置した場合は、トピックスの上部に防災情報の欄が追加され、注意喚起をするような構成としております。そのためトップページについて、一見すると最新記事が上部にないという並びになっておりますが、このような考え方に基づくものですので、御理解をお願いいたします。
 デザインにつきましては、システムの保守業者の意見も取り入れまして決定をしております。この業者は、高知県庁を初め、県内外の自治体で実績のある業者でございます。自治体のホームページですので、どのような条件でどのような端末で見ても、ある一定の見やすさをもって表示することができるということを念頭に置いたデザインとなっております。そのため、お使いの端末によっては、御指摘のように、もう少し広く使って見やすくすればと思われることもあるとは存じます。トップページは、上部の写真の関係もありまして、表示幅が固定されておりますが、それ以降の一つ一つの記事につきましては、御利用いただいている端末にあわせて、幅が変わるような構成になっております。
 文字の大きさについては、御質問の中にもありましたように、拡大機能を備えておりますので、必要に応じて御利用いただいているのではないかと思います。
 そのほかにも、視覚障害がある方のために読み上げ機能、色の変更機能も備えております。ただ、少し文字の間隔が縦の間隔が狭いというのは確かでございまして、それによりまして余計文字が小さく見えたり、別のページのボタンをクリックしてしまったりということもあるかと思いますので、次回のシステム更新の際に、可能な範囲で改善いたします。
 次に、姉妹都市岩沼市との相互リンクでございます。
 議員御指摘のとおり、岩沼市との相互リンクは張っておりませんでした。これについては、ごもっともな御指摘であり、また本年は姉妹都市提携40周年ということもありますので、早速岩沼市の担当者と協議をいたしまして、相互リンクを実施することで合意をし、現在作業を進めております。岩沼市は、ホームページの構成からトップページにということにはならないようでございますが、南国市においては、トップページにバナーを配置するようにいたします。岩沼市の総務部長も、なぜこのことに今まで気がつかなかったのか不思議なくらいで、これによって両市のつながりが一層深まることは大変ありがたいとおっしゃっておられました。
 次に、バナー広告でございますが、現在、広告を掲載している企業はありません。ホームページ上だけではなく、定期的に広報でお知らせをし、また市内の業者に直接掲載のお願いをしたこともございますが、継続的には掲載していただけない状況で、広告収入が得られないということに苦慮しております。今後は、封筒の広告とあわせて業者に委託をしている高知市方式とするのか、純粋に市内の業者の広告媒体として活用していただけるよう掲載料金を下げるのか、判断をしてまいりたいと存じます。
 ホームページの閲覧数などの情報につきましては、毎月取得をし、どのような目的でホームページが利用されているのかなどを可能な範囲で分析し、ホームページ運営委員会にも諮っております。月間閲覧数は1万5,000件から2万件程度、カウンター数につきましては、システムを導入してからの総計ではございますが、172万6,031件を数えております。このカウンター数はトップページから閲覧できるものではなく、現在管理者のみ閲覧可能な情報となっております。
 また、市長の部屋につきましては、現在、確かに年1回市長の年頭の挨拶を更新しております。年1回というのは、余りにも少ないというのはもっともでございますし、市長の市政に対する取り組み、動向をお知らせするという本来の目的が生かされますよう、少なくとも年4回の更新とし、早速今議会後をめどに更新をいたします。
 最後に、条例等の内容の更新でございますが、これにつきましては、担当課から次の議会に間に合うよう、定例議会の前の月の半ばにはデータが回ってまいります。今回御指摘のあった件につきましては、情報政策課における作業のおくれによるものでございまして、必要な情報が掲載されておらず、御不便をおかけいたしましたことを深くおわび申し上げます。今後はこのようなことがないよう、事務手順の見直しをいたしました。
 また、例規集というページの表記についてでございますが、現在、全国的に自治体のホームページについては同様の表記となっておりますので、これについては担当の総務課と協議を行います。
 なお、職員で変更しておりますのは記事の部分でございまして、デザインにつきましては、職員で変更ができませんので、一度つくり込むとなかなか変えるということができないのですが、2011年に香長中学校の柔道部の生徒米沢さんが柔道大会で優勝したときは、ウクライナの方が随分と南国市に興味を持ってくださり、ホームページも見ていただいたようで、少なからずホームページを通してパンフレットの請求があったと記憶しております。今後もより多くの方に御利用いただけるホームページとなるようにということを念頭に置いて運用していきますとともに、本年度サーバー更新を予定しておりますので、それにあわせてより見やすく、使いやすいホームページとなるよう見直しを行います。
 岩松議員には、日ごろホームページを御利用いただいている視点から御指摘をいただき、改善の機会をいただきましたことについて、心よりお礼を申し上げます。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 商工観光課長。
      〔商工観光課長 今久保康夫君登壇〕
○商工観光課長(今久保康夫君) 岩松議員のゆるキャラについての御質問に商工観光課の立場からお答えいたします。
 岩松議員がおっしゃられるとおり、ゆるキャラの経済効果につきましては、熊本県のくまモンは500億円以上と言われておりますし、マスコミでの登場を含めて、知名度アップにも大きく貢献するものと思います。高知県では、やなせたかし先生のキャラクターも含め多くあり、本市にも市全体のキャラクターでありませんが、しょうがちゃん、センベちゃん、ごめんえきお君、ごめんまちこさん、若武者もとちか君、こめお君、まいちゃんなどいろいろあります。市全体の子供から大人まで全てに愛されて癒やされる市独自のゆるキャラ、マスコットキャラクターをつくり活動していくことは、南国市の行政への関心も高まり、一体感も出てくるものと思いますし、商工観光課としましても、本市特産品を効果的にPRできるのではないかとも考えております。ただ、私どももゆるキャラと似た活動をしている経験、体験から考えますと、まずゆるキャラもつくること自体が目的ではなくて、やはりつくる前に何を目的に、誰がどうやってどこまでPR、活動していくか、そしてその活動に対しての予算はどうかなど、予算、人員を含めた体制、そして戦略も必要だと考えます。しかし、さまざまなことを考えて頑張って活動しましても、市民に愛され、認知度が上がるとは限りません。仮に人気が出ても、休日返上での出勤やさまざまなところ、たまに市外、県外から、それも突然マスコミからお呼びをかけられてしまいます。そして、出演だけで終わるのであればまだよいのですけれども、事前準備、練習、後片づけと時間は割かれ、スタッフは疲れ果ててボランティアが集まりにくくなるなどします。やはり、中途半端でやっていくとどうしても行き詰まり、長続きしないということを心配しております。今のところ、商工観光課としましては、何とか既存のキャラクターを生かしたPRをしていきたいと考えておりますので、まだ新たなゆるキャラをつくることは考えておりませんので、御理解のほうよろしくお願いします。
 以上です。
○議長(野村新作君) 3番岩松永治君。
○3番(岩松永治君) それぞれ御答弁ありがとうございました。
 まず、消防行政のデジタル無線につきましては、言うことはございません。本当にありがとうございました。
 また、水防訓練に際しましても、少し残念なのはちょっと議員への作業服はくれないということが少し残念でしたけれども、まあこれは仕方ないのかなあと思いながら、少し納得ができないところもございますが、構いません。
 ただ次、中学校給食についてなんですが、まだ検討段階であることはもちろんわかっております。私それこそ今週の月曜日に、保護者代表としまして、市役所で行われました南国市の幼・小学校の給食献立会に初めて保護者代表として出席させていただきまして、正直専門知識が全くない中での出席でございましたけれども、わからない点も多々ありました。しかし、その中で一つだけわかったのは、そこに来られている栄養士さんなり調理師さんが、9月、10月、11月、12月分までの献立を一人一人担当を変わって、毎月分のメニューを全部1人の方が、一月の分は1人として、さまざまなメニューを栄養バランスも考えてつくっていただいている。その中で、全体でそれを持ち出して、こういうメニューはもう少し変えてほしいとか、ここは変えてほしいというのを見まして、専門知識は全くわかりませんでしたけれども、こうして本当に子供たちに対して一生懸命本当に栄養バランスも考えてやっていただいているんだなあということがすごくうれしかったですし、本当にこの場をおかりしてお礼申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。
 あとそのことによりまして、子供たちは、本当に幸せな環境の中で勉強ができているんだなということと、やっぱり南国市の食育に対する姿勢がよく見えました。中学校給食についても同じ思いで取り組んでいただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
 それから、土曜授業についてなんですが、土曜授業は、どちらかというと、子供は反対が8割、9割で、親のほうが賛成が多いんじゃないかなと、現実は思っております。先日、県教委のほうにも行ってお話を少しお伺いさせていただきましたけれども、もし土曜授業が復活するのであれば、県教委のほうとしてはしっかりとした教員の配置とかといったさまざまな問題に対してはしっかりと準備をしていくというお答えでした。ただ、その中で、その土曜授業を取り組むかどうかについては、各市町村教委の判断だということでしたので、そこがそのときに南国市教委が土曜授業を取り入れるかどうかまだわかりませんけれども、今のこの流れでいくと、恐らく取り入れる方向になるとは思いますけれども、そういった点で、私のほうとしてもどちらかというと取り組んでいただきたいことだとは思ってますので、ぜひともその辺のほうもよろしくお願いいたしたいと思います。
 それから次に、ホームページについてなんですが、何か答弁を聞いていますと、腹が立つところがあり、でもやってくれるところもあり、納得していいのかという、非常に気持ちとしては苦しいところがありましたけれども、正直、情報政策課っていうところの業務内容にホームページ運営というんがあるんですよね。しっかりと明記されております。その中で、ホームページのここが更新できませんとかというのは全くわかりません。使いやすいホームページに変更、更新されていくべきであって、それをいろいろできませんとかという答えよりは、前向きにもっと取り組んでいただく答弁が欲しかったです。その中でも、もちろん岩沼市との相互リンクっていうことがすごいできるようになって、そこは大変うれしく思っておりますけれども、例えばトピックスっていうのは、その出来事や話題ということなんですけども、それも4月1日以降更新されておりません。4月1日以降にそのトピックス、出来事や話題というのが一切なかったのかなという思いがしております。その中で、あえて少し出させていただきますが、岩沼市のホームページにありました、少しダウンロードしてコピーしてきましたけれども、先日6月にも高新にも載りましたけれども、子宮頸がんワクチン予防接種に関してということで新聞にも載っておりました。その件に関しても、岩沼市のほうでは、新着情報として新しいお知らせとしてすぐにホームページに載せ、ここに紙にありますけれども、子宮頸がん予防ワクチン接種に関するお知らせとして、しっかりと市民へ情報発信しております。こういった新しい情報に対しすぐさま反応する、その素早さっていう、行動力というのは、すばらしいと思います。やはり、何のために情報政策課ができたんですかって聞きたいわけです。せっかくこういった新しい情報があるのに、全く情報を更新していかないというのは、私はそれはおかしいと思います。これからはしっかりと新しい情報を発信していただいて、例えば見にくいところがあるのでは改正していく、そして先ほど条例、例規集のことを触れましたけれども、県のホームページとかを見てください。条例、規則と書いてあります。例規集という言葉は、やはり専門用語であって、一般の市民の方、県民の方にはわかりづらい。やはりこれは条例、規則として(例規集)としていくべきであると思います。そこをしっかり直していただきたい。
 それと、もう一つ、お願いでこれができるのかどうか、ここだけ聞いておきたいんですが、各課においていろいろな申請書がダウンロードできるようになっております。ただ、その申請書をダウンロードする際に、項目別なりその課に移って、その課の中から探さなくてはいけないという非常に面倒くさいやり方になっております。ほかの市町村なり県に行きますと、トップページには申請書のダウンロードという項目があって、そこをクリックすると、各項目でいろんなものがダウンロードできるようになっている。例えば、住民票の申請のPDFが載っていたりとか、いろんな申請書がダウンロードできるようになっています。そういった活用が今後されていくのかどうかを、まとめて申請書をダウンロードできる項目をつくっていただけるのかを、ひとつそこだけお聞きします。
 最後に、ゆるキャラについてなんですが、今久保課長よりすごいネガティブな御意見ばかりで、それを言ってしまうと何もできないんですよ。事情はわかります。ただ、このゆるキャラというのは、非常に宣伝効果も大きくて、できるとやはり子供から大人まで、本当に喜んでいただけるものだと考えておりますし、本当に前向きに取り組まないと、これはこうだから、例えば目的とか戦略とかが考えてからじゃないと動けない。そんなことよりも、これをやろうとしているのか、ええことやからやりましょうという声が出てこないのかということを私は言いたいわけです。せっかくいいことなのに、理由づけをして、結局ネガティブにネガティブに自分たちが捉えあえてやりませんって、結局そうなるじゃないですか。それは私はちょっと違うと思いますし、納得がいきませんので、もう一度このゆるキャラについて、今久保課長にお聞きしたいと思います。
 以上、2点お願いいたします。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。情報政策課長。
○情報政策課長(崎山雅子君) 岩松議員の2問目にお答えいたします。
 申請書のダウンロードでございますけれども、現在、担当課にも要望しているところでございますが、なるべく早い機会に申請書のダウンロードのボタンをつくってまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(野村新作君) 商工観光課長。
○商工観光課長(今久保康夫君) 2問目のゆるキャラについての岩松議員の質問なんですけれども、実は個人的な部分も入るんですけれども、現在、いろんなことをやっている中で、ゴメンジャーなんですけれども、このやり方はすごく人が要って、最低8人、10名ぐらい要る中で、すごく時間もかかってきております。その中で、やっぱりもっとちょっと楽するわけじゃないんですけども、今はやりのゆるキャラつくって、そっちのほうに行ったほうがいいんじゃないかなという気はあります。けれども、今の現状からいいまして、今のキャラクターの派生的なものであったり、関係するもの以外の中で言いましたら、実を言いましたら、商工観光課としては今手いっぱいじゃないかなというふうに考えてます。こういった活動につきまして、年間20回ぐらいを活動したり、その関係する部分40日を費やしたり、そんなこともやってまして、個人的には本当言うたらつくってやっていきたいという思いがあったり、周りの方々、ボランティアの方々を見ましたら、今のところが現状であって派生的なものでゆるキャラができたらなというようなことしか今考えているところでございます。ちょっと答弁になっていないと思いますけれども、御理解お願いしたいと思います。
○議長(野村新作君) 3番岩松永治君。
○3番(岩松永治君) ゆるキャラについては、要は、やる気があるのかどうかということを私は聞きたかったわけです。本当に今無理でも、やっていきたいと思いますとか、そういう思いがすごく聞きたかったんですが、人手が足りないとか、そういうことばかりで、余りにちょっと納得していませんけども、これはけどしっかりと、商工観光課が忙しいのであれば、もちろん担当は商工観光課になるかもしれませんが、全庁内的にそういったことを共有し合って、みんなで取り組んでいっていただきたいということを申し添えておきます。
 それと最後にですが、先日、それこそきのうなんですが、少しうれしいことがありまして、少し御報告させていただきたいと思います。久礼田小学校に勤務されておりますICT支援員の方だったと思いますが、企業のほうに就職が決まりまして、6月末で退職されます。その先生が、前年度、今北陵中学1年生に行っている久礼田小学校を卒業された子供たちの卒業式の茶話会に、子供たちと一緒にいろんなイベントをしてDVDを作成して、それをその先生に手伝っていただきました。それを茶話会で披露したわけなんですが、今回その先生が退職されるに当たり、子供たちがその情報をどこからか聞きつけまして、子供たちの同志で声をかけ合って、その先生に子供たちが言いました。お世話になったから、先生に今まで私も、皆さん、その子たちを本当にまだ子供だと思ってましたけれども、子供たちの声からお世話になったから先生の送別会をしたいということで、子供たちが連絡をとり合って、二十数名が集まって、きのう、そんな大したイベントはできませんけれども、子供たちがみんなが色紙に1枚一言ずつ書いて、その先生に色紙を贈ったそうです。やはり、こういったことを聞いて、驚きと同時に感心もしましたし、やはり教員の先生が子供に注ぐ愛情がしっかりと子供たちに伝わっているんだなということを感じまして、やはり南国市の教員の皆さんが、子供たちに時には厳しく、優しく接していただいていることが、子供たちにもしっかりと伝わっているということがありましたので、ここで御報告させていただいて、質問を終わります。ありがとうございました。