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検索結果 »  平成25年 第370回市議会定例会(開催日:2013/06/14) »

一般質問 3日目(山中良成)

質問者:山中良成

答弁者:市長、関係課長


○議長(野村新作君) 2番山中良成君。
      〔2番 山中良成君登壇〕
○2番(山中良成君) おはようございます。議席2番の山中良成です。一般質問最終日となり、お疲れとは思いますが、よろしくお願いいたします。
 私の質問は、産業経済、第1回ごめんな祭についてであります。御答弁については、市長並びに副市長、関係課長にお願い申し上げます。
 それでは、通告に従って質問いたします。
 さて、今議会の市政報告の中で、ごめんな祭についてごく簡単な報告がなされておりますが、詳細につきまして御報告申し上げます。私たち南国市を盛り上げたいとしている若者たちで形成しておりますごめんな祭プロジェクト実行委員会が、5月12日日曜日に新しいイベントとして開催いたしました第1回ごめんな祭、南国市の中心でごめんなさいを叫ぶについてですが、この経緯や途中報告につきましては、平成24年12月議会や平成25年3月議会にて御報告させていただきましたが、今回の6月議会では、このイベントによる効果などについて提案と一緒に報告、質問をさせていただきたいと思います。
 まず、報告する前に、来賓として御多忙中にもかかわらず、中谷元衆議院議員様や尾崎知事様を初め、多数の方に参加していただきました。もちろん本市の橋詰市長様や野村議長様にも御多忙の中来賓として御参加していただき、お祭りを盛り上げていただきました。本当にありがとうございました。感謝申し上げます。また、スタッフとして、商工観光課から課長を含め3名の職員の方に準備から片づけまで一緒にお手伝いをしていただきました。この場をおかりいたしましてお礼申し上げます。本当にお疲れさまでした。
 それでは、今回の第1回ごめんな祭の報告及び提案、質問に移りたいと思います。
 今回のスケジュールとしましては、9時15分からごめんな祭神社の神事がとり行われ、9時半から開場し、10時から開会しました。そして、この吾岡山を謝罪の聖地とするべく、聖地宣言をした後、メーンイベントである「南国市の中心でごめんなさいを叫ぶ」は11時から行い、事前申し込み及び当日参加者を合わせて約40名が、ほぼ南国市が見渡せるこの吾岡山の頂上に設置しました叫び台から思い思いのごめんなさいを叫ばれました。叫んでいただいた年齢層は、6歳から74歳と幅広く参加していただき、ほとんどが県内からの応募でしたが、県外からも数名の参加者がありました。午後からはゴメンジャーショーや高知農業高校生徒による演奏及びベジファームショー、そして手話サークルによるイベントが行われ、小さいお子さんからお年寄りまでが楽しんでいただけたと思っております。この日のごめんな祭への来場者数は約1,200人、来場台数は約400台であり、出店者につきましては、南国市で経営、もしくは南国市に店舗のあるお店18店に出店していただき、この中には、先月議案にもなりました西島園芸団地にも出店していただきました。それ以外でも、このためだけに建設労働組合南国支部青年部やJA長岡シシトウ部会など、かわった出店業者がありました。これは、私たち実行委員が、役職や団体にこだわることなく集まっており、何よりもこの南国市を盛り上げたいという思いを伝え、それを理解していただいたので実現したものだとメンバー全員が確信しております。
 そこで、本市主催であり市民のお祭りであるまほろば祭りについて何点か質問させていただきます。
 このまほろば祭りですが、ごめんな祭プロジェクト実行委員会とは趣旨等は違いますが、このような新しい試みや取り組みを行おうとしているのでしょうか。私は、まだ会に出席しておりませんが、昨年に続き実行委員会に入らせていただいております。この南国市には、たくさんの団体、そしてこの南国市を盛り上げたいと思う市民はおりますが、その方たちに声をかけたり、または募集を行ったりしているのでしょうか。これからは、新しい団体や若い力もかりていきながら運営すべきだと思いますが、このことについてお答えください。関係課長に答弁を求めます。
 次に、費用対効果、特に宣伝効果について報告及び質問をさせていただきます。
 今回、このお祭りについて、たくさんのメディアに報道していただきました。当日の模様につきましては、新聞5社全てに掲載していただき、テレビにつきましては、全国放送3社に報道していただき、県内局については2社報道していただき、先日議会開会日にも全国放送で放映もされました。また、ラジオにつきましても、県内だけでなく、西日本ほとんどに流れることができました。この反響はすごく、一時期インターネットで「ごめん」と打つと、今回のお祭りであるごめんな祭が一番に出てくるほどになっておりました。そして、これらをもとに広告料を計算すると、約1億円相当になるとアドバイザーである大手広告代理店の顧問は言っておりました。これは、この南国市を全国に発信するという目的である第1段階はクリアし、第2回を開催した場合、ここに来て謝りたいという県外の方がふえる可能性があります。私は、この宣伝効果をそのままにするのではなく、この南国市で時間を有意義に過ごしてもらい、この南国市で飲食はもちろん、宿泊やお土産を購入してもらうことで、この南国市を満喫していただく仕組みを早く構築するべきだと考えております。
 このことについて質問させていただきます。
 本市としては、このことについてどのように感じ、どのように捉え、さらにこれからどのような取り組みをしていくのでしょうか、お答えください。市長及び関係課長に答弁を求めます。
 また、第2回ごめんな祭を開催するに当たり、市長に提案させていただきたいと思います。今回、聖地宣言をいたしましたが、公的なものではありませんでした。私たちごめんな祭プロジェクト実行委員メンバー全員の思いとして、この吾岡山を全国でいち早く謝罪の聖地としてまずは本市に認定していただき、認定書を発行し、新しくつくる観光マップに新しい観光地として掲載していただきたいと思います。今回のこの企画は、高知県とさ旅セミナーの成功事例として採用していただきましたので、認定につきましては県にもお願いする予定ですが、まずは本市に認定していただき、その情報を本市から発信し、県内、県外へ広めていくことにより、高知市や四万十市へ行くための通過地ではなく、本市に寄ってもらい、この南国市で少しでもお金を消費してもらわなければならないと考えております。ちなみに、全国に「ごめんまち」という名前が岩手県、福島県、新潟県の3県にありますが、そのどこもがこのような試みをしておりません。しかも、インターネットで謝罪の聖地と検索すると、本市で行いましたごめんな祭の記事が一番に出てきます。他県に先駆けて、吾岡山を新しい観光地として謝罪の聖地を売り出し、通称ごめんなさい神社で拝んでからごめんなさいを叫んでいただくことで、観光客に心身をリフレッシュしていただくように市として宣言していただきたいと思います。
 また、ここごめんなさい神社は、今回からできましたが、これから叫ぶ場所同様重要になってくると思いますので、ぜひ地域の皆様にもわかるように立て札をつけていただきたいと思います。今回、叫ぶ台は、ごめんな祭プロジェクト実行委員会が作製いたしました。これは、いずれ群馬県嬬恋村のように市につくってもらいたいと思いますが、それより先に費用が少なくて済む立て札の設置についてお願い申し上げます。もし立て札の作製ができないのであれば、ごめんな祭プロジェクト実行委員会が負担すると言っておりましたので、設置の許可をお願いしたいと思います。市長及び関係課長に答弁を求めます。
 私たちごめんな祭プロジェクトメンバー全員の共通認識として、このお祭りは、単なるお祭りではありません。趣旨としては、この吾岡山の頂上を聖地化し、県内外はもちろん、海外の方にも南国市を知ってもらい、来てもらうことで、この南国市でお金を消費していただくことが目的であり、南国市で観光産業を発展させ、雇用を生むことが重要であると考えております。さらに、現在、高知県自体も今高知家を全国に普及させるようメディアを利用しております。この南国市も同じように、南国家を普及していかなければならないと考えております。前向きな御検討をよろしくお願いいたします。
 また、ここで提案をもう一つさせていただきます。それは、本市はありませんが、他県、他市でもありますように、この南国市も観光特使をつくり、県内外に普及させるべきだと思います。二番煎じかもしれませんが、この観光特使による経費は、名刺作成や認定書など少なく、無理にイベントなどに来てもらうのではなく、純粋にこの南国市をアピールしていただければと思いますし、例えば観光特使お勧めの場所などを観光マップなどに記載していただくことで、話題の一つとなると思います。ぜひとも市として取り組んでいただきたいと思い、提案させていただきました。市長及び関係課長の答弁を求めます。
 次に、経済効果ですが、高知県経済波及効果簡易分析ツールが、高知県総務部総務課にありますので、それを利用し計算してみました。これは、平成17年高知県産業関連表をもとに、1、直接効果、2、間接1次効果、3、間接2次効果を計算するツールであり、この経済波及効果の分析を行うためのものであります。直接効果とは、消費や投資など最終の需要により生じる最初の生産増加額であり、間接1次効果とは、新たな生産により生じた原材料等の投入によって県内各産業部門で誘発された生産額であり、直接効果と1次効果を合わせて1次波及効果とも言います。間接2次効果とは、第1次波及効果に伴って発生した雇用者所得が新たな消費需要に回り、それにより誘発された生産額であり、第2次波及とも言います。これを入力する当たり、わかっている県外客としてごめんさいを叫んだ方で他県の方がおりましたが、全て日帰り客として入力しておりますので、そこで数字が変わってきますが、今回はこれで計算させていただきます。結果としまして、需要転嫁率は0.541739であり、直接効果としては777万円、間接1次効果としましては232万円、間接2次効果としましては178万円の経済効果があったと結果に出ました。さらに、生産誘発倍率ですが1.16と結果が出ており、平均の1.0を超えている数字が出ました。このツールは簡易的なものであり、100%の数字ではありませんし、本市でどれだけ効果があったかはこれではわかりません。しかし、この県内でお金が消費され、効果をもたらしたことは間違いありません。
 そこで、質問させていただきます。
 もし、これが日帰りではなく宿泊客がいた場合、この南国市で消費される金額も変わってくると思いますが、市としてはイベントだけでなく、この南国市で時間を過ごしてもらう計画を考えられておりますか。たしか西島園芸団地の計画表では、日帰り客がメーンとなっておりましたが、そうではなく、南国市全体を考え、観光に取り組んでいくべきではないでしょうか。このことについてお答えください。
 私は、観光していただくことで、この南国市のよさを知っていただき、そして住民の温かさや風土を感じていただくことで、この南国市に住みたいと思わす、このことが重要ではないでしょうか。本市の観光への取り組み姿勢や取り組み方について、市長及び関係課長に答弁を求めます。
 次に、先日、前田議員もフェイスブックについて質問されており、私の質問と重複するところもあるかもしれませんが、そのまま質問、報告、提案をさせていただきたいと思います。
 まず、現在、私たちごめんな祭プロジェクトは、フェイスブックというSNSを使い、南国いいねというページを立ち上げました。なぜこのようなことをしているか理由があります。それは、この南国市のどこが魅力的であり、何に興味を持っているのか質問しつつ、そして何よりもこの南国市の情報を発信しております。これは、この南国いいねを見た方の男女別、年齢別、国別、県別、市町村別の統計がわかりますので、この調査をもとに、ただ情報をやみくもに広げるのではなく、市民や観光客の方のニーズは何を求めているのかを真剣にプロジェクトメンバーで調査結果を見ながら検討、改善をしております。ちなみに、このページを最大1万人が見ており、投稿した写真1枚については約3,000人が見ております。現在、南国市全ての情報を出しておりませんが、その上位5つとしまして、5位、後免町商店街のアンパンマン像、4位、後免町の北でとれるトウモロコシ、3位大篠小学校近くにある駄菓子屋、2位高知銀行後免支店近くの飲食店、1位、高知龍馬空港前の太平洋であり、当たり前かもしれませんが、食べ物関係や珍しい観光地、もしくは大自然に対しましては皆興味があるようです。しかし一方南国市のフェイスブックページを見ましたが、6月8日現在でいいねが52人、話題にしているが50人ですが、これについてリサーチや改善は行っているのでしょうか。関係課長にお聞きいたします。
 そもそもこれは南国市を知ってもらうための情報発信ツールの一つだと認識しており、今議会での市政報告にもそのように記載されておりますが、余り活用されていないように思います。狙いであるテーマ、コンセプトである概念、観念は何であり、これをもとにどのように展開していくつもりですか。将来構想であるビジョンについてもお答えください。この件につきましても、関係課長に答弁を求めます。
 これは私からのアドバイスですが、幾つかきれいな写真がアップされておりますが、ある意味表紙となるトップのヤマモモの写真が古過ぎてこれでは意味がありません。このインターネットは、写真が重要であり、特に表紙となるトップがあれでは、ほとんどの人が興味を示しません。すぐにでも画素数の高いカメラにて撮影されるか、写真自体を変更されたほうがよいと思いましたので、提言させていただきます。
 また、先日、法人化されました南国市観光協会と連携することで、話題づくりを通した調査をし、任せるのではなく、市みずからもニーズに応えられるようにするべきだと思います。私は、この南国市は、自然や食に恵まれ、観光による移住、または観光産業をつくることは可能だと思っております。しかし、市の協力なくては前に進むことができません。私たちプロジェクト実行委員会も、地域の皆様と話す懇談会を設けたり、商品開発に着手し、南国市の野菜や作物、商品などを生かしてブランド化していくなど、大手広告代理店顧問にアドバイスをいただきながら、次の計画に向けて進めております。私たちごめんな祭プロジェクト実行委員会も南国市を盛り上げるよう努力し本市へ協力していきますので、ぜひとも来年以降も市として今年度以上、全面的にバックアップしていただきたいことをお願いし、1問目を終わらせていただきます。御答弁をよろしくお願いいたします。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 山中議員さんからは、今回の初めて行われましたごめんな祭、そしてごめんな祭プロジェクトに結集されました多くの若い方々、こういう方からの御提言といいますか、こういうものをいただきました。心より感謝申し上げます。私、正直言いまして、このイベントといいますか、こういう企画されたことをこんなに反響を呼ぶとは正直思っておりませんでした。当日参加させていただきまして、本当によかったなと思います。
 少し冒頭、山中議員さんから、まほろば祭りについて触れられました。実は、まほろば祭りは、南国市が市制施行30周年を迎えたときに、当時の小笠原市長から、私は当時企画課長でございましたので呼ばれまして、橋詰君、南国市は発足して30歳を迎えたけれども、いまだ市を挙げてのお祭りというものが一つもない。本当に寂しい限りだと。たくさんの北から南の旧村が一緒になって生まれた市であるが、30年たってまだ一つの祭りもないから、ぜひこれをつくってもらえんか、つくりなさいということで。さてどういう祭りにしたらいいんだろうというようなことから始まって、やっと初めて第1回目は大篠小学校を主会場にして、吾岡山はもちろんああいう状態にはたしかなってなかったんではないかと思うんですが、そこで大篠小学校グラウンドで、当時まだデビューしたばかりの島崎和歌子さん、本当に小学生、中学生、もっと大きかったですかね、中学生でしたか、それぐらいやって来ていただきまして、第1回目をやりました。当時、人が何人来たかなんていう、そういうことをあれする余裕もなかったわけでございますが、とにかく一度やって、反省するところも多々ありまして、そんなことでスタートさせました。これが少しもっともっとそれからいうと山中議員を中心とするごめんな祭プロジェクトの今回の立ち上げというのは、多方面にわたってのいろんな意欲が結集されておりまして、我々が単にそういう祭りをやろうと言ったのとはとても違うわけで、目指すところが大きい。観光客、ちょうど南国市の観光協会も新しく法人化されましてスタートいたしました。そして、今県の産業振興計画に基づきまして、また一方では、高知大学のフードビジネスクリエーター、これにも参加して、こういう中で新しい商品がどんどん生まれつつあるわけでございますので、そういうものを我が南国市のいろんな分野で発信していく、そしてできればそのごめんな祭に何か要素をくっつけて、もう1泊でもいいからまず泊まってもらう要素はないかなあと。考えればたくさんあると思います。そういうことを今年第1回目でございますので、こういうことをばねにし、南国市を広く知っていただいて、そして南国市のものをたくさん発信していく、この第一歩を非常に意義のある第一歩だと思いますので、今後ともよろしくお願いしたいと思います。
 また、聖地についての認定、大いにやりたいと思います。こういうことが大きな第一歩だと思っておりますので、今後とも我々行政としても、ともに考えて進んでいきたいと思います。本当にありがとうございました。
○議長(野村新作君) 商工観光課長。
      〔商工観光課長 今久保康夫君登壇〕
○商工観光課長(今久保康夫君) 山中議員さんからの第1回ごめんな祭についての御質問にお答えします。
 まず、まほろば祭りについてですけれども、まほろば祭りは、市全体の市民祭として今まで、今回で25回目を迎えます。その運営につきましては、市内の各団体のさまざまな方々で構成します運営委員会を実施主体としまして御尽力いただき、委員会の中でさまざまなことを決定しております。そして、具体的なことにつきましては、企画部等の部会の中で企画、検討しておりますが、確かに長年開催してきておりますので、一定の形ができているということで、新しい試みや取り組みというのは少し少ないのかもしれません。今後新たな団体、そして若い力の方の参加が必要だとも思っておりますので、運営委員会の中で提案、協議してもらいたいなというふうに考えております。
 そして、今回のごめんな祭のことなんですけれども、私どものほうも、若い人の力や行動力、そして新たな発想力などに感心する思いです。地域を発信する上で、謝罪の聖地ごめんを切り口にしたことによって、多くのマスコミに取り上げていただき、ごめんを集客のための資源として活用する好例になったと思います。観光や地域外から人を呼ぶということ、イベントはイベントすることが目的ではありませんし、究極の目標は、地域にお金を落としてもらうこと、そしてそのことにより地域を活性化させること、そしてそれにより観光産業として成り立つようにすることだと考えております。そのことは、山中議員のお考えと同じだと考えておりますし、そのために私ども担当課も観光協会もこれまでも単にイベントを開催するだけでなく、例えば長宗我部フェスと長浜の長宗我部まつりの連携による宿泊ツアー客の誘致や、地域グルメと特産品を育てるための土佐の食1グランプリ、そして少しでも訪れる機会を多くしていただこうと、そして少しでも滞在期間を長くしてもらおうと長宗我部ラリーであったり、地域の飲食店を紹介するグルメガイドの作成とか配布をしたり、スイーツグランプリなどをやったりという、単なるイベントで終わらず、少しでも地域を回遊してお金を落としてもらいたいと考えて取り組んできたつもりです。今後も観光協会に任せきりにするのではなくて、市全体としてこのごめんな祭も含めまして、滞在時間を少しでも長くして、お金を少しでも落としてもらう仕組みづくりに取り組んでいきたいと考えております。また、特産品やお土産物の開発などにおきましても、昨年創設しました特産品開発補助金の活用や、今回採択を受けました実践型雇用創造事業と連携して、市外へ発信できる新商品開発、既存商品の磨き上げなどで発信を行って、観光素材として活用してつなげていくように取り組んでいきたいと考えております。
 なお、観光大使につきましても、本市には三山ひろしであるとか島崎和歌子、岡林裕二氏など候補者もたくさんあると思います。効果的な方法を研究して検討していきたいと考えておりますので、御理解よろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 情報政策課長。
      〔情報政策課長 崎山雅子君登壇〕
○情報政策課長(崎山雅子君) 山中議員のフェイスブックページに関する御質問にお答えいたします。
 前田議員の御質問への答弁と重なる部分もございますが、南国市として、情報の発信とニーズの把握、災害時の情報発信、収集を目的として、フェイスブックを開始いたしました。ニーズの把握につきましては、フェイスブックでは、山中議員もおっしゃいましたとおり、153項目にわたります統計情報が取得できます。記事についての情報を分析し、今後の取り組みにつなげていく点につきましては、ごめんな祭プロジェクトの皆様と同様でございます。今のところ限られた中身ではございますが、南国市の豊かな自然や市が実施している行事と例えば子育て支援センターひよこルーム、はがきでごめんなさいの募集、それと水田風景、そういったところに興味を持っていただく方が多いという結果になっております。まずは関心を持って見ていただける方をふやすこと、それにより統計情報も正確性を増してくることと存じます。言うまでもないことですが、ソーシャルネットワーキングサービスでは、こちらが情報を出した分、情報が返ってまいります。その情報を分析し、各課が行っている事業や新たな取り組みの参考となるような形で展開するなど、得られた情報を効果的に使っていきたいと考えております。ただ、それにはまだまだ発信する情報が少ないことは十分認識しております。先進市の佐賀県武雄市では、関係部署の職員にフェイスブックシティー課への兼務辞令を出し、担当職員を10名確保し、情報発信を行っていると視察に伺った際に担当課の方にお伺いいたしました。南国市でも情報政策課のみでは発信する情報が偏り、量も限られますので、辞令という形ではございませんが、農林水産課、保健福祉センター、商工観光課、生涯学習課などの職員にも更新をお願いいたしまして、現在運用しております。更新が遠のけば、関心も遠のいてしまうのがこのフェイスブックでございます。今後も関係課の協力のもと、南国市に興味を持っていただけるような、また南国市に親しみを感じていただけるような情報発信に努めるとともに、地域のために活動しておられる方々の取り組みも紹介できればと思っております。
 南国いいねのページにつきましては、市内の魅力ある風景を切り取って、これはどこだろうと思わせるような積極的な発信をしているページとして日ごろから注目をしております。これは、実際に行ってみたいと思わせる効果があるのではないかと考えております。南国市の関係では、そのほかにもごめん戦隊ゴメンジャーや集落活動センターチーム稲生など、南国市を、また地域を元気にしようとする目的で発信されているページがございます。個々に発信することも大事でございます。ただ、個々に発信していくだけではなく、情報を共有することができればと勝手な思いを抱いております。
 なお、カバー写真につきましては、季節ごとに入れかえを行う計画でございます。現在のカバー写真でありますヤマモモは、市の木でもあり、それが今の季節でもありますので、立ち上げに当たって使用いたしました。これについては、好意的なコメントも寄せられたことを御報告しておきます。
 今後も御意見を参考にいたしまして、関心を持っていただけるよう、また当初の目的の機能を果たしますよう努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 2番山中良成君。
○2番(山中良成君) 市長並びに執行部の皆様、御丁寧な御答弁ありがとうございました。市長よりは、まほろば祭りへの経緯を説明していただき、また、ごめんな祭プロジェクトと市が一緒に観光に向けていろいろやっていきたいというふうに言っていただいたのと、あと聖地について認定していただきましたことについてお礼申し上げます。本当にありがとうございます。
 観光課長より御答弁をいただき、本当にありがとうございました。同じ考えとお答えをいただいたことはすごい大変うれしく思っております。地域にお金を落とすことはもちろんですけども、地域でお金を回すことも重要だと私は思います。このことについては、市長も同じ考えだと私は認識しておりますけども、岡豊地区や北のほうの方が長宗我部を愛し、銅像も建立予定で今盛り上げております。地元に愛されるものが全国に初めて発信され、県内外に認められるものだと私は思っております。西島園芸団地も、商品開発等に力を入れておりますけども、まずその地域でお金が回る仕組み、もしくは今よりもっと地元に愛されるようなことをすることが先だと思いますけども、このことにつきまして課長より答弁を求めたいと思います。
 あと以前、第2回ごめんな祭市民会議で、内閣府認定の観光カリスマの方に講演をいただきました。西島園芸団地の計画表のところにも必ず書かれておりましたけども、行政は必ず観光目標を入り込み数というふうにしております。この入り込み数にこだわるのは、この日本だけです。本来は、例えばショッピングセンターにとまった台数を数えるんではなく、実際レジを通過した金額が大事ということだと私は思っております。本来は、観光統計は宿泊数を数えなければならない、日帰り数についてはリピート数を数えなければならない、宿泊をふやさなければ経済効果は高まらないと私も思っておりますけれども、観光カリスマの方も同じような答えを言っております。また、南国市の状況につきまして、国勢調査結果の資料からのデータでは、本市は平成17年から平成22年の5年間で約1,281人の人口減少が起こっております。それにより、市内消失消費金額が約16億円の消失となっており、年間3億円ぐらい常に減っていくので、市としても稼ぎ直さなければならないという計算になっております。しかも、平成12年から平成22年の10年間で、人口はそれほど変わっておりません、減少はしておりますけども、ほとんど変わっておりません。しかし、中身が少子・高齢化で劇的に変化しており、65歳以上は稼がないですし、お金も余り使わないという状況になっております。それが生産性のある世代が減り、市の財政を圧迫していく状況となりますので、先ほど言いましたこの資料につきましては、市長のほうにお渡ししておりますので、また見ていただくようにお願いを申し上げます。
 そこで、南国市は雇用に結びつく産業を育てなければならないと考えております。私たちプロジェクトも、観光から産業や農業を活性化して雇用に結びつきたいというのが私たちの目的の一つでもあると考えております。市としてこれからどのような展望をされるのか、具体的によかったらお聞かせください。担当課長より答弁をよろしくお願いいたします。
 次に、観光特使の件ですけども、私も有名人にやっていただくというのも一つの手だと思うんですけども、例えば有名人だけではなく、ちょっと難しいかもしれませんけども、夏休みなど長期の休みに、小学生や中学生に教育の一環として募集して活動していただくことをちょっと提案させていただきたいと思います。このことによって、すごい貴重な体験にもなると思いますし、まずその小学生、中学生にこの南国市を勉強してもらう、この地域を本当に勉強してもらうということが重要になってきて、その方たち、観光特使となったその小学生、中学生が、覚えておかないと県外に発信できないので、教育の一環になるとも思うんですけども、これについては答弁は要りませんので、検討またよろしくお願い申し上げます。
 次に、情報政策課長よりわかりやすい御答弁をいただき本当にありがとうございます。このことについても、もう少し質問をさせていただきたいと思います。
 本市のフェイスブックですけども、いろんな課の方で写真をアップをしているということをお聞きしましたけども、ここにコメントが来る場合があると思うんですけども、これについて返信はされておりますか。また、どのように返信されているかをお聞きしたいと思います。この返信によって、また人数がふえたりする可能性はすごいあります。本当に相手から好意を持つ方法というのがありますので、どのような感じで返信されているか、その内容等をちょっとお聞きしたいと思います。
 あとそれについてどれぐらいの頻度で、フェイスブックですので、必ずインターネットもしくは携帯を見ないといけないと思いますので、確認されているのか、そしてどのようにいいねをふやしていくのかをよかったらお答えいただきたいと思います。
 あと南国いいねのページなんですけども、先ほど課長から答弁がありましたように、県内外、または海外に在住されている南国出身の方がやっぱり懐かしく思うみたいで、実家に帰省されたときに行ってみたいと思わせたり、やっぱり南国市に帰ってきたいと思わすのが私たちの狙いでもあります。このようにコメントというのがすごい重要になってきますので、このことについて済みませんが、御答弁よろしくお願いします。
 あとフェイスブックでは、300人が大体いいねを押すことが目標とされております。これについては本市はどのような計画でその人数に達するような形をとるのか、お答えください。
 また、よくフェイスブック等を使ってオフ会という、それを見る方たちが集まって懇親会等いろいろするようになっているんですけども、このことは市としては行う予定なのでしょうか。私としては、いろんな方と集まり、いろんな意見をもらうことは大切だと思いますので、開催することは重要だと思いますので、市としてはこのことについてどのように考えておりますか、そのことについてお答えください。
 最後に、このフェイスブックの件についてなんですけども、産業経済のことではないんですけども、昨日、西原議員から選挙管理委員会事務局長にフェイスブックに選挙情報を掲載し、若い方々に投票に行ってもらうように仕向けるという、私にとってはやはりすごいいい提案が出たと思ったんですけども、選挙管理委員会事務局長からは、言い方が悪いかもしれませんけど、勉強中だからできないという回答をしたと記憶しております。これは、すぐできると思います。これ単純に投稿する、もしくはフェイスブックにノートという掲示板がありますので、それを作成すれば、すぐに今50人、今は多分もっとふえていると思うんですけども、50人の方に全て配信されていくようになってると思います。これができないという理由がちょっとわからなかったので、ちょっと質問をさせていただきたいと思います。これでもし作成ができないということであれば、せっかく情報政策課というすごい大切な部署ができておりますので、原稿だけを持って情報政策課のほうに作成していただければつくれると思いますので、この件につきまして選挙管理委員会事務局長及び情報政策課長に答弁を求めますけども、先に情報政策課長からお答えいただきたいと思います。
 以上で2問目を終わりたいと思います。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。商工観光課長。
○商工観光課長(今久保康夫君) 山中議員の質問にお答えします。
 山中議員のほうでは、地域でお金を回すことというようなことです。確かにそのとおりだと思っております。16億円の今経済損失があるよという話でしたけれども、数年前に私どももこれから10年間で南国市はひょっとしたら5,000人ぐらい人口が減るんじゃないかと。その中で言いましたら地域の消費というのは60億円ぐらい減っていくんじゃないかというような試算もしております。その中で、どうしていくべきか、そしたら観光にかかわる産業によってそれをカバーするためにはどうしたらいいかということで、日帰り客やったら38万人を呼ばないとそのカバーはできないなというように考えております。これは、観光客だけじゃなくて、その観光客に伴ったお土産も宿泊所、レストランの関係です。そんなことも考えて、やっぱりそれをやらないといけないなというふうに考えております。まず1つが、行政にとっては、入り込み客を数値にするという話ですけれども、私ども地域でお金を落としてもらうこと、そして入り込み客もふやすこと、この両方も一緒にやっていかないといけないなあというふうに考えてます。それと、西島園芸団地のことですけれども、そういったことで、地域にお金を回すことでいいましたら、西島園芸団地のほうもやっぱり加工品なんかは自分ところでやっていかないかんのですけれども、やはり設備、施設等の問題があって、どうしてもジャムとかじゃなくて、ほかのところになるとOEMというような話が出てきています。そんなことも改善しないといけないなと思っていますし、確かに山中議員が言われるように、西島園芸団地のほうでは、やっぱり地域の方に愛されるような観光施設にならないとやはりいけないと思ってます。今回のことで本当につくづく思いましたので、今後十分指導していきたいなと思ってますし、そして地域との連携、あけぼの街道ができます、直販所ができます、ながおか温泉とも連携、いろんなものと連携して、地域の農家とも連携するような取り組みを指導していきたいなあというふうに思っております。
 それから、雇用に結びつく方法としての展望ということなんですけれども、市政報告の中で御報告しましたけれども、今回実践型雇用創造事業というのを採択を受けています。この狙いというのが、雇用を生むためにどうするべきか、1つ考えているのが、第2次創業、第2創業をふやしていきたいと考えております。例えば、農家の方が1次産業じゃなくて2次まで、加工まで、商品を加工していく、そして販売していく、要するにそれも2次創業じゃないかと。一つの別のことをやっている企業の方が特産品をつくっていく、これも第2創業じゃないか、いろんな第2創業をふやすことで、雇用が生まれてくるんじゃないかというふうに考えております。
 あと答弁はいいということで、観光大使で夏休みの小学生、中学生のことですが、これはフェイスブックで言いましたらいいねを押させていただきたいと思います。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 情報政策課長。
○情報政策課長(崎山雅子君) 山中議員の2問目にお答えいたします。
 ぬかっていることがありましたら、済みません、御指摘をいただきたいと思いますが、まず御質問いただきましたのは、各課での閲覧回数ということであったと思います。各課では、インターネットの端末が少ないということもありまして、確認回数は少ないとは思いますが、情報政策課のほうでは日に数回確認をさせていただいております。
 次に、コメントの返信でございますが、返信につきましては、ガイドラインでは原則行わないとしておりますが、ただこれは原則でございまして、これでは双方向の意見交換というフェイスブックの利点が生かせませんので、適宜お答えをするようにしていきたいと思います。ただちょっとまだコメントが少のうございまして、今のところ現実的にコメントに返答したというのは1例であろうかと思います。
 今後どのようにいいねをふやしていくのかということでございますが、300人が一つの指標というのは、山中議員おっしゃられたとおりでして、ここまで早く達成するということを目標にしてはおりますが、このどのようにいいねをふやしていくのかということは、今後情報発信量をふやすことで、どういった形の情報発信をしていけば関心を持っていただけるかということを現在まだ分析中でございまして、今後の課題ということとさせていただきたいと思います。
 次に、オフ会でございますけれども、このオフ会につきまして、このフェイスブックページにいいねを押していただいた方のオフ会ということではなくて、今後にはなりますけれども、南国市に関心を持っていただいている方、例えば南国市応援隊といったようなグループを立ち上げまして、そちらのほうに勧誘といいますか、そちらのほうに参加をいただきまして、そちらのほうでしたらオフ会ということも可能性はあろうかと存じますが、ただこれは市費でということではなくて会費制ということになろうかと思います。
 選挙のことにつきまして、先にということではございましたが、やはり担当の選挙管理委員会のほうからお答えをさせていただきたいと思います。
 以上です。
○議長(野村新作君) 選挙管理委員会事務局長。
○総務課長兼選挙管理委員会事務局長(田渕博之君) 昨日の一般質問に続いて、関連しましてフェイスブックの利用について御質問がありましたので。
 確かに、昨日の御答弁では、できない理由としまして、非常に失礼な答弁もしましたが、その後、情報政策課長に実際どうやったらできますかということも聞きました。ほんで、そういう助言も得ながら、またそれから先ほど議員さんからも新しい、こうやったらできますよという御提案もいただきましたので、それらを勘案をしまして、情報政策課長のほうから助言を得ながら取り組んでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(野村新作君) 2番山中良成君。
○2番(山中良成君) 御答弁をいただきましてありがとうございます。まず、課長のほうから、地域に愛されるように今西島園芸団地を持っていただくように、また地域での連携ができるようにぜひよろしくお願いしたいと思います。
 あとこれからの第2次創業をされるということやったんですけども、すごいいいことだと私も思います。よく建設会社の方が1次産業のほうに行かれるように、逆に農業の方がほかの部門に行くというのはすごいいいと思いますので、ぜひこちらのほうも推進よろしくお願いいたします。
 あと情報政策課のほうで、数回見て原則コメントは行わないということなんですけども、ぜひこれはコメントをしてあげてください。少ない方からのコメントかもしれませんけど、このコメントをほかの方はよく見ておりますので、それによってまたふえる回数も違いますので、ぜひお願いをいたします。そのときに、一言話を膨らますようにしていただければいいと思います。
 あとオフ会についても、すごい応援隊というおもしろい発案がありましたので、そちらをもうできたら開催していただくようにしていただければと思います。
 あとこちらのほう、南国市のそのフェイスブックのほう、私たちのほうからもシェアして、ほかのとこに広げるようにしますので、少しでも多く見てもらいたいという思いもありますので、ぜひヤマモモの写真だけはすごいもっときれいな、古い写真ではなく新しい写真をお願いしたいと思います。
 あと選挙管理委員会事務局長のほうから、すごい前向きな御答弁をいただいたと思います。ぜひそんなにすごい上手でない、自分らでも1時間、2時間あれば多分できます。写真を張りつけてとかすることも全てできますので、それはぜひつくっていただいて、少しでも若い方にそれは関心を持っていただきたいという思いがありますので、ぜひお願いしたいと思います。
 以上で3問目を終わりたいと思います。