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検索結果 »  平成25年 第369回市議会臨時会(開催日:2013/05/30) »

議案質疑


○議長(野村新作君) これにて提案理由の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。
 質疑の通告がありますので、発言を許します。18番土居篤男君。
      〔18番 土居篤男君登壇〕
○18番(土居篤男君) おはようございます。
 議案第1号平成25年度南国市一般会計補正予算について質疑を行いたいと思います。
 常任委員会に付託をする予定のようですので、極めて簡潔に質疑をしておきたいと思います。
 3,000万円の西島園芸団地への南国市からの貸付金をやめて、新しい会社に新たに南国市が3,000万円を出資をするということですが、この3,000万円が増額が必要だということで、今後ふえることはないのかどうか、確認をしておきたいと思います。
 それと、再建計画も一定出されておりますが、今後西島園芸団地が赤字を出していった場合に、設備の補助とかを別にいたしまして、この赤字の補填の補助金は考えていないのか、絶対にないのかどうか、この2点についてお尋ねをしておきたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) お答えいたします。
 これまで何度も繰り返し説明してきましたとおり、新たな新会社をつくって支援するスキームといいますのは、西島園芸団地の現在の債務を補填するものでは決してございません。
 また、市といたしまして3,000万円以上の出資は現在考えておりません。
 また、西島園芸団地の事業の見きわめのポイントも、これ以上、つまり3,000万円以上の運転資金が必要である、こういうことにはなってはならず、この再建については私自身不退転の決意で臨む覚悟でございます。
 したがいまして、それ以上の出資というものは考えておりません。
○議長(野村新作君) ほかに質疑はありませんか。19番福田佐和子さん。
      〔19番 福田佐和子君登壇〕
○19番(福田佐和子君) 1点お尋ねをいたします。
 けさインターネットでこの産業振興機構へ出資をするという会社のインターネットのページを開いてみたところなんですが、この中に、新会社は南国市橋詰市長を社長とし、観光農園、体験観光を含む観光業、牧場、レストラン、宿泊施設、キャンプ場、リゾート施設の経営を行う株式会社西島園芸団地(南国市昭和46年設立、総面積約6ヘクタール、年間入園者約10万人)の再建を目的に設立される第三セクターの会社ですという説明があるんですが、これは確かに再建を目指す第三セクターの会社設立ではありますけれども、この前段に書かれている例えば観光農園あるいはレストラン、こうしたものについては現在もやられておりますけれども、体験観光を含む牧場あるいは宿泊施設、キャンプ場、リゾート施設、これはまだ現在は取りかかってないと思うわけですけれども、出資をしていただく大切な会社の書いたものですから、このあたりはどんなふうに市としては、会社が一方的に書いたものであるということになればまた別ですけれども、大切な株主でありますから、このあたりはどのように認識をされておられますか、お聞きします。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。商工観光課長。
      〔商工観光課長 今久保康夫君登壇〕
○商工観光課長(今久保康夫君) おはようございます。
 福田議員さんからの御質問にお答えいたします。
 今現在やっている以上の牧場であったりという部分のことなんですけれども、この部分におきましては、株式会社西島園芸団地の定款条の部分を指しておると思います。そして、定款の中では、今後西島園芸団地がやれる可能性のある業務を網羅して定款条を書いております。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 19番福田佐和子さん。
○19番(福田佐和子君) ここに出てきた言葉が定款にあるということでわかりましたけれども、市民にとっては、これ見ますと、銀行も手を離し、なかなか大変になったところに出資をするということには読み取れないというふうに、これをあけた人からも意見があったところです。
 そのあたりのことはやはりきちんと事実は事実、いろんなことを、いきさつあったとしても、市民の皆さんに納得をしていただくような説明の仕方を今後もしていただきたいと思いますし、中身については定款にあるということでしたけれども、行き違いのないように、ぜひ市民の皆さんが合意の上で支援しようということになってほしいという思いからお尋ねをいたしました。
 以上です。
○議長(野村新作君) ほかに質疑はありませんか。11番岡崎純男君。
      〔11番 岡崎純男君登壇〕
○11番(岡崎純男君) おはようございます。
 先ほどの土居議員の質問にちょっと関連をするんですが、市長の答弁では、赤字が出ても支援はこれ以上行わないということでありますけれども、去る5月6日の日経新聞をちょっと紹介したいんですが、再建企業ふえる再倒産と。民事再生法の適用がされたものの中で、3分の2が3年過ぎるとまた倒産をしたというような記事が出ております。
 その内容を見ますと、幾ら借金を減らしても、持続可能な事業を育てなければ再建はおぼつかないという指摘であります。まさにそうだと思います。
 まず、我々に再建計画、20日の日に説明会はありましたけれども、その再建計画の具体的な内容についても、その日に議員に提示をされたと。もう少しやはり早い目に提示をしていただいて、我々も十分検討ができる時間を与えてもらいたいという思いをまず言っておきます。
 そこで、きょうはまた再度そのときの説明不足を補足する形で新しい再建計画の要約としたものをいただいたんですが、先ほども日経の新聞を紹介したように、なかなかきちっとした再建計画できてなかったらまた数年後には倒産するといったようなことがありますので、この要覧の中で、0年目、1年目、2年目、3年目といったことの中で、金融機関への今までの返済としたものが、1年目から1,240万円、2年目が1,281万円、3年目が1,540万円、4年目が1,540万円、5年目も1,540万円と、市の支援は4年目までということにはなっておるんですけれども、1年目ということは、来年がもう既に1年目、26年、7年期になりますので、その時点で経営黒字が出てなければ直ちにまた支援をということにならなければ、この時点で返済が滞る、また金融機関との中での話がうまいこといかないというようなことになるんではないかと思います。
 今週月曜から水曜まで総務常任委員会が静岡と神奈川県のほうに研修視察に行っておったんですが、ちょうど袋井市もマスクメロンの産地であります。当初の研修が終わって後にその施設も見せていただきました。全く西島園芸団地のハウスの施設とは物が違います。片や西島園芸団地は1棟3,000平米ぐらいだと思うんですけれども、そういったもので栽培をしておると。
 しかし、片や袋井市のメロン栽培については、間口が六、七メーターでしょうか、長さが20メーターか25メーターぐらいの小さなもので、南向きに東西に建てたようなもので、全く違うもので管理をしておると。そもそもああいうマンモスハウスでのメロン、スイカとかいったものの栽培は向いてないんじゃないかと、利益が上げることが難しいんではないかなというように思います。
 5月20日にいただいた再建計画の中にも、25年度計画、メロンは1万8,900平米、スイカも1,575平米といったこれだけの面積を栽培するということになっております。従業員数も正社員が14名でパート、アルバイトを32名に変更したと。その中には25年7月の取り組みの中で人件費の削減といったことの中で、メロンの品質向上のため正規社員を多数雇用していたが、品質改善が進んだこともあり、正規社員の整理を進めたといったことの中で正規社員が今言う14名になったということになっておるんですけれども、品質改善が進んだということがどれだけの数字ということを示されておりませんので、ここで数字を示していただきたいなというように思います。
 私もせんだって研修に行く前に、夜須町のエメラルドメロンを生産されておるある農家の方のところに見せてもらいに行きました。非常にメロンの栽培は難しいと。我々も当初の仲間は40名足らずでやっとったものが、現在は16名に減っておるということも聞いております。
 そしたら、西島が秀品率を65%ぐらいに見ておるのか、70%に見ておるのか、数字的にはきちっとしたものが示されておりませんので、改めてその秀品率は今言った改善が進んだということの中でどういうことで進んだか、実質この25年度7月期でどれぐらいに予想しておるのか、今現在でどれぐらいになっておるのかということは数字で示していただきたいんですが、その夜須町のメロン農家の方が、そしたら秀品率がどれぐらいになったら合いますかと、このことをお聞きすると、やはり80から85%まで秀品率を上げないと採算がとれないと。私ところはA重油で対応すると、とてもじゃないですけれども燃料費についてこれだけ高騰していくとどうにもならんということで、廃油でやっておられると。今現在廃油でいってもリッターが60円か70円とお聞きしたんですが、A重油であれば100円とかいったような数字になっておるというように思いますので、そこでなかなか秀品率がかなり上げないとどうにもならないというようなこと、袋井市で見てきた園芸施設の状態からして、西島ではなかなかやはり難しいんではないかなと。
 そこで、きょういただいた資料の中にもそのことは裏づけの中で、ある項目の中で、メロン、スイカの生産の占有率を徐々に下げていくと。これは現状の施設の中ではやはり無理があるということは西島の人自体も、今現在指導されておる方も、かなり無理があるんではないかといったようなことがあるんではないかというように思います。
 私は、この再建計画、この骨子については、今の現状の作付をしておる中でいろいろと改善策をということをやられておるということ自体はかなりいいものができてきておるなということは、現状については一番いいものを出してきたというようには思いますけれども。しかしあの施設でやはりやることは無理じゃないかなということは、当初あの施設をつくった折には、メロンとかスイカとかといったようなもんでなしに、ピーマンであるとかいったような全然作物自体が違うもので目的でつくってこられたと。その中でだんだん転換をされてきたということも以前示していただいておりますので、それからもわかると思うんですけれども。
 いろいろ述べましたが、1つには改善が進んだということの裏づけ、どういうことで改善が進んだということなのか、秀品率をどれくらいに見ておるのか、夜須と同じような80と85までをしないと赤字の体制自体が黒字にならないといったようなことになるんじゃないかというようなこともありますので、そこは示していただきたいというふうに思います。
 それともう一つは、以前45%に秀品率が落ちた年があるんですけれども、平成23年7月期、分割栽培をふやしたことにより45.6%低下したと。これはやはり大型のハウスの中で病気が来た折に、その対策として全滅を防ぐために分割栽培法をしたのか、それか時期をずらして売り上げしていくといった方法でしたかというのは私もきちっと確認はとっておらないんですけれども、あの大きな3,000平米のもので物をつくっていくということ自体は、非常に秀品率を上げていくということは難しいんではないかというように思うわけです。
 ことしはイチゴづくりをしてイチゴ狩りで大分人もふえた、収益も上がったというようにも聞いております。
 しかし、あの施設を全部そしたらかなりの面積をイチゴ狩りにということになると、これはまた無理があるというように思いますので、やはりあそこをあの施設で利益を上げていくには、余り油を使わないようなものでもうけるものを作付するんは非常に難しいと思うんですけれども作付をし、また観光といったような方面での利益を上げていくというようなことにならなかったらなかなか難しいんじゃないかというように思います。そこのところ、済みません、今秀品率の云々とそれからこの再倒産があるといったようなことの中で、1年目からこの金額が計画どおり返せていけないということになれば、金融機関もこれ以上のことはなかなか待っていただけないというように思うんですけれども、その中で補填をせんということであれば倒産というようなことになるのか、そのことについてお聞きをしておきます。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 岡崎議員からの非常に厳しい、再建に陥った会社については3分の2が数年後に倒産をしておると。その統計的なことは御指摘のとおりだと思います。したがいまして、我々は、先ほども申し上げましたが、このことには一つの問題をクリアすればこれは再建になるというような考えは持っておりません。多面的な方面から検討を加えないといけない。それは1つはその作物をどういうように、売れ筋のものをどういうようにやっていくのかという問題もございます。
 また、経営面からいいますと、抜本的な経営改善ということをしなければならないこともございます。
 そのほかにも、さらなる人件費の削減であったり、できるだけ燃料の要らない作物であったり、改善点というのはたくさんあろうかと思います。そういうものを一通り今問題点を出し合って、これをどう解決していくかということをやっておるわけです。
 それは、先ほど御指摘のあった3分の2に入らないように、3分の1に生き残るような方策をこれから一つ一つ立てていくと。大筋のことはお配りしました資料を見ていただくとおわかりの点もあると思いますが、何さま農業でございますので、気候の問題もありますし、安定的なものをその中から選びやっていくというようなこともございます。そういうことを一つ一つ積み上げていかないといけないと、そのように思っております。
○議長(野村新作君) 商工観光課長。
      〔商工観光課長 今久保康夫君登壇〕
○商工観光課長(今久保康夫君) 岡崎議員さんからの質問にお答えいたします。
 まず、再建計画書の提出が本当に遅くなってしまいまして、当日配付するとかというようなことがありまして大変申しわけございません。今後もっと詰めたものを今数字的なものもつくっておりますので、またそれもできましたら御提示させていただきたいと思いますので、何とぞ御容赦いただきたいと思っております。
 それと、そういったことで再建計画のほうも立ち行かなくなるようでないように正確にやっていきたいと考えております。
 それから、秀品率のことに関しましてですけれども、昨年度からは秀品率を上げるということを一つの目標にしてやりました。24園芸年度ですけれども。その結果、秀品率は上がったんですけれども、重油代が上がったとかいうようなこともあります。ハウスの向上をどうという部分もあります。
 そして、ことしは省エネ栽培ということで、できるだけ重油もたかないようなことで取り組んでおります。
 全体的な秀品率の改善というのがまだちょっと細かい数字はできてないんですけれども、例えばお歳暮メロンの実績を見ましたら、昨年度が秀品率が61.6%、ことしは25年度がお歳暮用のメロンの秀品率は64.9%というふうになっております。
 重油代も節約しながら秀品率も上げるというような努力もしていかないといけないと思っておりますが、何とぞよろしくお願いします。
 以上です。
○議長(野村新作君) 11番岡崎純男君。
○11番(岡崎純男君) 後で常任委員会もあるということでありますので、傍聴はさせていただきますけれども、ぜひまだ当面1年、2年というものは、メロン、スイカの栽培もしていかなければならないというような状況の中で、今言うたような六十何%ぐらいであれば当然採算がとれないというように思います。
 私ざっくばらんに、そしたら70%ばあのとこやったらどうですかねというような質問をしましたところが、その夜須の農家の方と。それは採算がとれんねというすらっと話が来ました。現実に夜須も三十数軒あった農家が、重油が高騰したために転換をせざるを得んなってほかの作物に転換をし、今16軒にまで減ったと、これが事実でありますので、そこはやはりこれから燃料がどんどんどんどん下がっていくというようなことはないというように思いますので、現状維持もしくはまた上がるんではないかなと。それにはやはりそれの手当てをしておかないとどうにもならないということもあります。
 それと、病気の対策を十分しないとまただめだという話も聞きました。そこの農家の隣がスリップスが来て1棟全滅やと。この柵のやつはもう既に苗がある時期太ったときに諦めたと。見たら全部枯れた状態で、私も目にしました。
 西島が3,000平米のものが病気が来る、これ人間で言っても、ウイルスですので、どんどん移っていくというようなことがあれば、3,000平米が全滅というようなことも可能なわけです。可能というか、考えておかないかんというような状況でもあります。そうすると秀品率は当然1年間の計画はそこまで行かない、ぐんと下がって50%を割るといったようなことの中で、この再建計画のことの中のことができていかないというようなことになるわけですので、ぜひそこら辺は病気の対策も含めて秀品率のさらなる向上、今の方式でいけばその夜須の農家の方も、臼木さんですが、の指導の中でやっておられるようなことにやり出してからは、そこらも秀品率が上がったと。いいときには90%を超しておるというような話も聞いておりますので、これは西島の施設でそれが可能かどうかは、私は専門家ではありませんのでそこらは検討してもらわないきません。
 それと、5月20日にいただいた骨子の中で、4番の項目に顧客の潜在ニーズが把握できず、ニーズに対応できていないというようになっておるんですけれども、西島園芸団地が観光農園といったことの中で方向転換をされたと。これはその当時は十分時代のニーズに合って、平成の初めのころには25万人のお客さんが来、団体客もどんどん来たということでありますけれども、現在では高知県でも道の駅が幾つありますか。こういった農産物といったようなものの中では、そういった方面にどんどんお客さんをとられておると。現に今月南国市立の岩村公民館の、主催ではありませんけれども、健康づくりの会が足摺のほうへ行きました。民間のバスをチャーターをし、途中が2カ所の道の駅へ寄ってくるということであったということでありますけれども、高速道路が延び、時間的に早く行ったんで、たしか5カ所の道の駅へ寄ってきたと、こういうことをお聞きをしております。これが今の農産物といったようなものの中でといったらニーズがあるんではないかなというようなこともあります。やはりそういったことも含めて、これには再建計画の中には、今の道の駅のようなもののという形にはあらわれておりませんけれども、このニーズに合ったということはどういうことを考えておるのか、1つその点はお聞きをしておきたいと思いますので、答弁よろしくお願いします。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。商工観光課長。
○商工観光課長(今久保康夫君) 岡崎議員の質問にお答えします。
 前回の勉強会のほうで配付しましたとおり、今後の西島園芸団地のターゲットは、子供さんを持つファミリー層というふうに考えております。そういったもののニーズに対応できるようなことで考えていきたいというふうに思っております。
 そのニーズにおきましては、もちろん従業員さんのマナーのこともありますでしょうし、園内で子供たち、ファミリーで遊べる、体験できる、そういったものも含まれるんじゃないかなというふうに考えています。
 その部分を今までアンケートがフィードバックできなかった、ニーズの声をフィードバックできてなかったという部分を今後、5月の連休あたりからアンケートも変えてやってるんですけれども、そういったものを従業員さんたち西島園芸団地全体がフィードバックしてニーズを捉え、その課題を解決するような仕組みづくりをやっていかないと再建にはいけないなというふうに考えております。
 以上です。
○議長(野村新作君) ほかに質疑はありませんか。2番山中良成君。
      〔2番 山中良成君登壇〕
○2番(山中良成君) おはようございます。
 それでは、第1号議案、1号平成25年度南国市一般会計補正予算について何点か質疑いたします。
 この新会社からの職員の出向派遣に伴う西島園芸団地再建支援補助金544万2,000円についてお聞きします。
 先日株式会社西島園芸団地の定款を商工観光課で見させていただきましたが、役員報酬について一切記載されておりません。新会社から役員として派遣される職員は、給与以外に役員報酬も受け取るようにしているのでしょうか。新会社からは株式会社西島園芸団地に経営再建支援のための職員の出向派遣と私は認識しております。もらうべきではないと思いますが、この件に関してお答えください。
 また、この新会社は7月から設立される予定だとお聞きしましたが、その新会社に行かれる職員は現在西島園芸団地の役員ですが、その方の平成25年4月、5月、6月分の給与はどこから幾ら出ますか。この分につきましては、役員として就任しておりますので、西島園芸団地が出すべきだと思いますが、このことについて答弁を求めます。
 この新会社に再建支援補助金として行きますが、出向職員の給与は新会社が決めるのですか。再建支援をしに行くには給与が少し高いと思います。職員の士気にもかかわることだと思いますが、市としてはどのように考えておりますか、お答えください。
 本日いただきました資料の中の4、顧客満足度向上の中に、全体会を4カ月に1回開催するとありますが、この全体会とはどこを指しますか。従業員全員全てを指しておりますか、それとも経営検討委員会の方を指しますか、お答えください。
 今回この仕組みを見て思いましたが、まず再生支援機構をつくる場合には、金融機関に半額なり3分の1なりの今の借入金を減らしてもらうべきだったかもしれません。大抵県外の再生支援機構では、そこからまず話し合いを始めております。
 これは、大岡越前ではないですが、三方一両損になっておらず、金融機関のみ痛手がない内容に見えました。ぜひ凍結や延期だけではなく、市も支援体制をとっているので、そのような強気の話し合いも持っていただきたいです。
 私にとって観光事業とは、観光客数や人を呼ぶことがメーンではなく、来ていただきお金を落とすことにより収益を上げ、その収益から南国市に税を払っていくことだと考えております。このことをしっかり肝に銘じていただき、以上で1問目の質問を終わります。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。商工観光課長。
      〔商工観光課長 今久保康夫君登壇〕
○商工観光課長(今久保康夫君) 山中議員さんからの質問にお答えいたします。
 まず、給与のことなんですけれども、まず御理解していただきたいものが、出向派遣される者は決して望んで行くものでもなくて、志願して行くものでもありません。自分がやらないといけないという使命感でもって行くものです。そして、再建のために帰る場所を捨てて片道切符で、成功したら当たり前、失敗したら非難される、そのような中で行くようになっております。そういった部分で、こういったことで再建にやってくれるという方がほとんどいないというふうに考えております。
 今度行かれる方におきましては、これまでの実績や能力、そして状況を一定理解して西島園芸団地の従業員の皆さんにも支持されるものとして決定をしております。そして、この事業の困難性を鑑みて、そして再度再建に情熱を持って思い切って取り組んでもらうために、それにはそれなりの権限と待遇が必要であると考えております。ということで、市役所の長クラスの係長、給料は44歳の係長というような同程度というふうにしております。
 また、この給与に対しましても、西島の中で一定の説明をした上で従業員の皆さんの一定の納得は得れるものというふうに考えております。
 それから、25年4月、5月分なんですけれども、6月もそうなんですけれども、今現在西島園芸団地のほうから4月、5月分10万円が役員報酬として支払われております。
 それで、出向のほうで二重にというような、新会社からもらい、西島園芸団地からもらいというようなことですけれども、市の考え方としましては、西島側にも応分の負担をしてもらいたいなというふうに考えております。つきましては、西島側が支払える金額がありましたら段階的にその補助金を削減していくというような考えは持っております。西島側が支払える額がありましたら、それを減額していくというようなことも考えておりますので、その点をよろしくお願いしたいなというふうに思います。
 それから、ミーティングといいますか、のことなんですけれども、これは従業員全体の方を考えております。これは職場の活性化であったり、西島の経営の内容を従業員さんも理解していくというようなことで全体会をやっていきたいというふうに考えております。
 それから、金融機関の債権の借入金を減らしてもらうということなんですけれども、やはり減額してもらうという部分には法的整理、例えば民事再生とかいうようなことが必要になってきます。
 今現在の方法も再建の一つの方法ということで、償還計画、返済の償還計画の変更という部分の手法をとっているということです。
 以上です。
○議長(野村新作君) 2番山中良成君。
○2番(山中良成君) 回答ありがとうございます。
 減らす方向ということですけども、今現時点ではそれは定款等には何も書かれておりませんので、それは必ず何かに明記していただくか、契約書等に必ず書いていただくように、二重取りしていただかないように必ずお願いしたいと思います。
 職員給与の金額の件なんですけども、大変なことは重々承知しておりますけども、この南国市の一般企業として考えた場合、金額はすごい高いなと思いましたので、それはまたちょっと検討していただきたいなというふうに思います。
 回答は要りません。以上です。
○議長(野村新作君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(野村新作君) これにて議案第1号の質疑を終結いたします。