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検索結果 »  平成25年 第367回市議会定例会(開催日:2013/03/01) »

一般質問 1日目(西本良平)

質問者:西本良平

答弁者:市長、関係課長


○議長(野村新作君) 4番西本良平君。
      〔4番 西本良平君登壇〕
○4番(西本良平君) 1日目の4番目となりまして、大変皆様方お疲れになっておることと思いますけれども、どうぞよろしくお願いをいたします。
 私が今回通告しておりますのは4点であります。通告に従いまして順次質問をいたしますので、御答弁のほどよろしくお願いをいたします。
 まず最初に、南国市の基幹産業でございます農業、とりわけ施設園芸はその中でも大変重要な位置を占めております。
 しかしながら、近年は生産農家の高齢化による減少、担い手不足、また加温用A重油の高騰などの生産コストの増大などの要因によりまして、生産面積、生産者数の減少があり、売上高が年々減少しているところでございます。
 このように、生産コストが上昇しているにもかかわらず、生産物価格は大幅な下落はないものの、安値安定の状況となっており、シシトウやコナス、ピーマン、オオバなどの主要品目においては、年々売上高が減少となっております。
 中でもシシトウにつきましては、本市は冬場の生産量日本一であり、一大産地として頑張っておりますが、ただいまは大きなピンチとなっております。
 品目別の売上高を見てみますと、先ほど農林水産課長が申された市全域の数字ではございませんが、私の場合はほかの品目もございますので、南国市農協調べというふうに受けとめをいただければと思います。
 シシトウにおきましては、平成15年度8億4,000万円、20年度6億1,000万円、24年度4億9,000万円、これはいずれも園芸年度でございます。ピーマンにつきましては、平成15年度3億9,400万円、20年度2億8,500万円、24年度2億5,200万円となっております。また、青いダイヤと言われますコナスにつきましては、平成15年度2億9,000万円、20年度1億9,800万円、24年度は少し回復をいたしまして2億1,000万円となってございます。オオバにつきましては、平成15年度5億7,600万円、20年度3億2,600万円、24年度はほぼ横ばいの3億2,200万円となっており、どの主要品目も過去10年で大きく売上高が減少しているのがおわかりいただけたと思います。
 一方、生産資材の中でも最も高騰しておりますのが加温用A重油でありまして、本市は高温を必要とする作物が大変多い中で、コストの占める割合が大変高く、近年の重油の農家買い取り価格を見てみますと、平成15年度は平均で1リットル当たり39円、平成20年度がぐっと上がりまして95円。ただ、この年度は夏場の不需要期の単価が異常に高かったことが要因となっております。平成23年度は84円、ことしになりましては、この3月に入りまして101円三十数銭ということを本日けさ聞いております。しかも今シーズンは昨年の11月ごろより平年と比較してかなり気温の低い日が続いており、高コストの原因となっております。
 これらのことから、全園芸品目に共通して農家経費の増大を招いており、今後の園芸農業、すなわち本市の基幹産業にとって危機的状況となっております。このままで価格推移が続きますれば、来年度は品目転換や作型の変更、さらには露地品目への転換なども考えられ、今までにない大きな転機を迎えるのかもしれません。
 全農やJAにおいて調査をしました今後の先行き情勢によりますと、依然続いておりますシリアの内戦などの中東情勢の緊張の中、取引指標であるWTIやアジアの指標ドバイ原油、さらには欧州指標の北海ブレント原油などにおきましては、今後大幅な値上げをする地合いにはないとしながらも、下がる要素もないとされております。
 これらを踏まえ、今後の本市の園芸農業の存続と農家を守り、高温作物のみならず、園芸産地として全国市場に期待される野菜供給基地としての役割を果たしていくための対策、支援はないのか。これは社会情勢であるから、あるいは外国からの輸入に頼っているからということだけで片づけることなく、いま一度行政、JA、農家が連携をして対策を持たなければならないと思いますが、市長、担当課長の御所見をお伺いいたします。
 次に、先月7日の高知新聞の記事に、ハウス重油の流出防げとのタイトルで記事が出ておりました。農業用ハウスの重油タンクの件であります。地震が発生した後、火災要因となるビニールハウス用タンクの対策が本格的に始まったとしています。
 県は、香南市の鉄工所に県の補助金を投入し、流出防止用タンクの開発を進め、このほど新タンクが完成したと報じられておりました。この新型タンクは、従来のタンクとは違い、震度5弱以上の揺れで自動的に供給口や通気口が電磁弁で閉まるように設計されており、1基当たり通常タンクの5倍ほどの60万円程度かかると言われています。
 県は、平成13年度予算に補助金を2,780万円程度計上しておりました。13年度からJAなどが新たに導入するレンタルハウス事業などに順次備えてもらうとしております。
 一方、県及びJAグループで調査をしています県下の農業用タンクは2キロリットル、これは正確に言いますと1.9キロリットルでございますが、通常2キロ、2キロと呼んでおりますが、県下で9,500基ほどあり、現在1基1基の設置場所を地図上に落とし込む作業に入っております。
 さきの東日本大震災においては、石油コンビナートや漁業用タンク、農業用タンクなどの倒壊及び津波により火災被害を拡大させたとも言われており、本県でもハウス用重油タンクが沿岸部に数多く点在をしており、同様の被害が想定され、その対策が急務であり、県も津波浸水地域にどれだけのタンクがあるかを調査し、対策を急ぐとしています。
 さて、本市にも沿岸部やその他の地域を含め約1,000基を超えるタンクがあり、うち津波浸水区域内にあるタンクは約600基程度でございます。
 したがいまして、もし冬場の最盛期に地震が発生し、津波の被害を受けると、単純計算して600基のタンクに平均1.2キロリットルの重油が残っていたとしたら、浸水地域だけで720キロリットルの重油が流出することになる可能性があります。
 火災の心配はもとより、これらの流出によって土壌の油による汚染など塩害とあわせて二重、三重の被害となり、震災後の営農再開に大きな支障を来し、そうなれば生活の糧である農業への取り組みが大きくおくれることとなります。
 今後、全農を初めJAグループでは、県の指導もいただきながら、夏ごろまでには調査結果を取りまとめ、優先順位をつけた対策を進めていくようでありますが、これらには相当の費用がかかることから、津波避難タワー建設のように、3・11を教訓とし、想定外を想定内と捉え、各市町村行政が連携し、県の支援や国の支援を受けられるよう努力するとともに、JAや全農とも情報を共有し、他の市町村よりも早く体制整備を進めていく必要があると思いますが、市長並びに担当課長の御所見をお伺いいたします。
 次に、たちばな幼稚園などの災害時の不安についてお伺いをいたします。
 先日園長先生と地域や自主防の方々との合同避難訓練についてお話をした際、幾つか私が質問する中で、災害への備えについての疑問や不安点が出てまいりました。
 さて、南国市では生命の安全確保を最優先に考え、災害時の被害の最小化を目指し、住民が一体となった予防策を南国市地域防災計画として策定し、市として包括的な防災対策を進めていることは承知をいたしております。
 特に平成25年度中に国の補助事業を受け、全てのハード事業を完成しなければならないことや、人的にも時間的にも余裕のないことも十分理解をしております。
 しかし、どうしてもやらなければならないことがたくさんあることもまた事実でございます。
 そこで、今回たちばな幼稚園について、検証を兼ね質問をさせていただきます。
 まず最初に、たちばな幼稚園の現状につきまして申し上げます。本年度の園児数は106名、97世帯であり、職員は20名と聞いております。たちばな幼稚園は、皆様御承知のとおり、本市においてただ1カ所の公立幼稚園でして、園児は市内各地から通園され、遠くは稲生や大湊地区からも来られているとお聞きをいたしております。場所は、南国インターチェンジ入り口から国道32号線を1キロほど北に進み、領石川橋を渡りますと左折をし、市道宍崎1号線を200メートルほど入った瓶岩地区の宍崎集落にございます。地区には学校がなく、唯一子供たちの声のする公共の施設であります。地元の園児はほとんどいませんけれども、地域とのかかわりはよく、協力体制にも恵まれていると思います。
 しかしながら一方では、中山間地域にあり、地域の方々の避難場所に指定されておりますが、土砂災害警戒区域内にあり、106名の園児を守るという使命と地域の方々の避難場所ということで、防災に関しましては地域的に特徴があると言えます。
 このような地域性のある施設でありながら、有事の際の備えはほとんどできていない現実に、私は大変危機感を持ちました。
 また、お聞きしますと、食料備蓄につきましては、保護者が準備している園児の1食分だけであります。106名もの園児を預かり、近くには商店もなく、もし3日や4日間全員でなくとも保護者の迎えができない場合、現場の職員の方々はどのような対応をとればよいのかわかりません。
 聞いてみますと、毎年3日分程度の備蓄食料や毛布あるいは飛散防止用のフィルムなども申請しておるようでございますが、今のところ実現をしておりません。保育園や小学校の全市的なこともあろうかと思いますが、この地域にはスーパーマーケットなど協定してくれるような適当な店はないのです。地域防災計画の中で食料備蓄への対応はどうなっているのか、また今後の配備計画についてお伺いをいたします。
 また、先般園長先生より、地域の方々や自主防の方々と有事を想定しての合同避難訓練をしたいとの御要望があり、私のほうで地域部落長や公民館長、自主防の会長さんなどと協議をし、幼稚園の意向に沿った形で合同訓練をしようと計画を進めております。初めての全体訓練になるかと思いますので、参加要請した場合、関係する市の部署の方々の参加と応援体制についてもお伺いをしておきます。
 次に、平成9年に始まりました棚田米を利用した学校給食と相まってスタートした米つくり親子セミナーについて質問をいたします。
 当時はまだ食育とか食農教育とかという言葉は余り聞かれない時代であったかと思います。同僚議員であります西川議員さんが農業委員会に在籍をされておるときに、何とか棚田米を生かすために、学校給食へとの思いから、大変な御努力をされるとともに、関係機関の協力をいただきながら実現を見たものであります。
 一方で、米つくり親子セミナーは、棚田とはどんなところか、どのようなところでつくられている米なのか、また田植えや収穫を農家に先生になってもらい、一緒に行うことで日本の稲作文化を保護者の方とともに体験していただくことを目的として始めたというふうに理解をしております。親子セミナーの提案者の私といたしまして、これほど長く続けていただけるとは思っていませんでした。大変うれしく思っております。
 そこで、平成24年度は第16回目になろうかと思いますが、今日までの全国での食育のフロントランナーとして取り組んできた食育事業の成果とことしの親子セミナー開催内容や子供たちと保護者の様子などもお伺いをしたいと思います。
 また、親子セミナーで地域の先生役である農家の方々も年々高齢化をしておりますが、今後の開催状況についてもお伺いをいたします。
 最後になりますが、南国市指定のごみ袋について御質問をいたします。
 現在のごみ袋は可燃用ごみ袋大中小、それぞれ正方形に近い長方形で、取っ手や口を縛るひもがついておりません。たくさんの方々から改善の要望が出ております。
 今私が持っておりますのは、埼玉県杉戸町のごみ袋でございます。ちょっと見ればスーパーの買い物袋のようにも見えますが、取っ手と縛るひもがついております。このように、女性でも簡単に縛れ、持ち運びがしやすいように改善されるよう願うものであります。
 平成23年度のごみ手数料を見てみますと、可燃ごみ用の袋で見ますと、可燃大10枚入り450円、中300円、小200円となっております。年間でこの可燃ごみ用の袋が大中小合わせて167万4,000枚程度が利用され、可燃ごみの手数料収入も5,520万円程度あり、全体の手数料は1億1,099万円余りとなっておりますが、ごみ処理料としての南国市の負担は2億5,100万円ほどとなっております。これらの市の負担とごみ袋での利用料等による予算でごみ処理がなされていることを市民の皆様にも十分御理解をいただきながら、ぜひとも市民の皆様にとって使い勝手のよいごみ袋に改善いただけますよう期待をし、その是非についてお伺いをして私の1問目を終わります。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 西本議員さんから2点にわたりまして、燃油高騰の件、そして施設の件の対応策についてお話がございました。私のほうから御答弁申し上げたいと思います。
 まず、西本議員さんおっしゃいましたとおり、施設園芸は当然南国市の基幹産業であるわけでございまして、今リッター100円を超す燃油高騰が、施設園芸農家だけでなく、農林業の1次産業にとりましてまさに危機的な状況にあるわけでございます。
 具体的な対策などにつきましては、この後課長がお答えしますけれども、いずれにしても国、県への支援、これを要請してまいらなければならない、このように思っております。農家にとって最も身近なJAとの連携、これによりまして現在の危機にどのように対処できるのか、最善の方策をスピード感を持って取り組んでまいらなければならないと、このように考えております。
 また、燃油タンクの問題でございますが、これはいろんな視点からの考えをしなければならないんではないかと思っておりますが、まずは最も多い海岸地域のこととなりますと、やはり津波ということになろうかと思います。早急に施設更新を含む対策が必要でございますので、やはりこれは現在実際にその施設を使用しておる農家の方、そして設置しておるのがどなたか、例えば燃油を供給する側ではないかと思うんですが、こうしたこと、そして関係するであろう全農、JA関係機関などとも連携をしてこれは対応していくべき問題であると私はそのように思っておりますので、この問題は全面的に取り組んでまいる所存でございます。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 農林水産課長。
      〔農林水産課長 村田 功君登壇〕
○農林水産課長(村田 功君) 西本議員さんの御質問にお答えいたします。
 まず最初に、施設園芸農家と産地をどのように守るかについてでありますが、施設園芸の重要性については、野菜、花卉といった園芸作物が生産面では我が国の農業産出額の約4割を占めるとともに、みずからの工夫で高付加価値化しやすいことなどから、新規就農者の75%が中心作目として選択する重要かつ魅力ある分野であります。
 また、消費面では、食料の支出金額に占める割合が最も高い国民消費生活上重要な品目、また消費者ニーズに応えるためには、施設園芸による終年安定供給は必須であると言えます。
 施設園芸における燃油価格高騰の影響では、施設園芸の経営費は水稲などの土地利用型作物と比べ高く、経営費に占める燃料費の割合は漁業と同等に極めて高いものであります。
 現在の燃油価格は、議員言われたとおり、平成20年高騰時における加温期間と同水準以上の状況であり、燃油価格の高騰は施設園芸農家に大きな影響を与えております。
 そのため、国は平成24年度補正、燃油価格高騰緊急対策を打ち出しました。具体的な支援内容は、先ほど少し小笠原議員さんにもお答えいたしましたが、大きく分けて2点であり、1つは燃油消費量の削減効果が高いヒートポンプ等、例えばヒートポンプ、木質バイオマス利用加温設備、高保温性被覆資材、循環扇等でございますが、省エネ設備のリース導入を支援することにより、施設園芸の省エネ化、省石油化を推進するものであり、補助率はリース料金のうち物件購入価格の2分の1以内であります。
 当リース支援事業は従来からもございましたが、採択基準のハードルが高く、当市は25年度当初予算にはこれのかわりに県単の高知農業確立総合支援事業補助金を利用しての設備購入補助金を計上しておりますが、当省エネ設備リース導入に向けて、JA等の関係機関とともに周知、活用に努めていかなければならないと考えております。
 もう一点の支援策としまして、A重油価格の高騰時に生産者に対して交付金で交付されるセーフティーネットがあります。これは生産者と国により造成された資金でございますが、これを整理することによりまして農家の支援策としております。対象油種は、施設園芸の用に供するA重油及び灯油であります。
 この施設園芸セーフティーネット構築内容としましては、資金管理団体は全国団体と各都道府県協議会であり、資金造成割合は国と生産者で1対1です。発動基準はまだ調整中ではありますが、過去のA重油価格の平均から算出される予定であります。
 具体的数値は決まっておりませんが、農家がコースにより積立単価を選択して積み立て、A重油全国平均価格が発動基準価格を超えたときに当該月のA重油全国平均価格から発動基準価格を差し引いた金額を補填金単価交付金として交付されるものであります。
 以上、2点とも補正予算の関係から未確定な部分があるとともに、本対策を活用するためには15%以上の燃油使用料の削減を掲げた省エネルギー推進計画を立てなければなりません。
 また、この計画の作成は一般的には農協単位を想定しているものでございますが、3戸以上で構成する農業者団体でも可能となっております。
 そして、参画する農家個々の省エネルギー取り組み計画の作成や省エネチェックシートの活用が必須であると、県、市、JAがともに支援しながら進めていかなければ事業採択にはならないような、なかなか難しい内容となっております。
 しかしながら、市長答弁にもありましたように、南国市の基幹産業である施設園芸の最大のピンチからの脱出に向け、できる限りの施策を行ってまいります。
 そして、今直面する当面の対応策は当然ながら、これからの南国市の施設園芸について、議員指摘のあった高温作物からの品目転換や作型の変更、露地品目への転換といった長期的な園芸団地としてのあり方を県中央東農業振興センター、JA等と連携して考えていかなければならないと考えております。
 続きまして、ハウス用重油タンクの改修工事の支援についてでありますが、地震後の火災の一因となるビニールハウス用タンクの対応が急がれます。議員も言われたように、香南市の鉄工所が高知県の補助金を使って流出防止機能つきタンクを開発し、25年度からの高知県園芸団地整備特別対策事業、レンタルハウス事業でございますが、この事業には新タンクを設置する条件設定が見込まれており、市としましても既設予算で対応する中、不足額は補正予算で対応が必要と考えております。
 また、問題の既設タンクは、議員提示の数値とは若干異なりますが、県内の農業用タンクは9,000基を超えるとされ、南国市では約650基、うち浸水予想区域内では360基との資料があり、ガソリンスタンド設置を含めると750基との情報を得ております。
 先ほど議員も言われましたように、新タンクは1基60万円ほどかかり、価格は従来の約5倍になり、農家、JA等の使用者、設置者が新タンクへの転換をするには負担は大きくなりますが、重油の流出は住民の命にかかわり、被災後の農業の復興にも大きな影響を及ぼすことは必至であります。
 既設燃油タンク更新に向けて、県内市町村、全農、JA等の関係機関と連携して、情報を共有することにより、高知県の検討中の補助制度はもとより、国の支援策の動向についても迅速に対応できるよう体制整備を進めてまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 幼保支援課長。
      〔幼保支援課長 島崎俊二君登壇〕
○幼保支援課長(島崎俊二君) 西本議員さんの災害発生時に必要な食料、毛布等の備蓄やたちばな幼稚園における避難訓練についての御質問にお答えいたします。
 西本議員さんおっしゃるように、大規模な地震や土砂災害などが発生した直後は、食料品の確保が満足にはできません。救援活動が受けられるまでの間、園児や保育者の命や生活を維持するため、食料品、毛布等の生活用品を備蓄をしておく必要がございます。
 また、たちばな幼稚園は災害時における地域の避難所も兼ねておりますので、地域の避難所用も含めまして一定の備蓄が必要でございます。
 しかしながら、現在幼保支援課の所管しておりますたちばな幼稚園、保育所、保育園では、補助金がないことも一因ですが、備蓄が不十分あるいはできていない状況となっております。
 備蓄は園児を守るために必須の条件であり、また地域の避難所にも指定されておりますので、危機管理課と連携しまして取り組んでまいります。
 また、たちばな幼稚園の一部を含む区域は、土砂災害警戒区域に指定されており、地震に限らず、大雨等による急傾斜地の崩壊や土石流、地すべり等、土砂災害の危険と隣り合わせております。園では独自の土砂災害自主避難行動マニュアルを策定しまして、異常気象時を想定した避難訓練の実施や入園時における保護者の啓蒙等に努めております。
 また、現在県教育委員会発行の防災マニュアル作成の手引きを基本に、たちばな幼稚園、各保育所、保育園における独自の防災マニュアルの見直し、改善について、3月末をめどに作成中であります。
 しかしながら、災害時における園児等の要援護対策は、園単独では課題もございます。自主災害組織や地域の方々の協力を得まして避難訓練を実施することは、地域を含めた避難意識の向上にもつながってまいりますので、実施に向けて取り組んでまいります。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 危機管理課長。
      〔危機管理課長 西原三登君登壇〕
○危機管理課長(西原三登君) 西本議員さんの御質問にお答えをいたします。
 地域防災計画の中での食料備蓄への対応につきましては、食料、飲料水、毛布などの生活必需品及びその他の物資についてあらかじめ備蓄、調達、輸送体制を整備し、それらの供給のための計画を定めるとしております。
 本年3月に県が発表いたします人的、物的被害想定が発表されましたら、県や他市町村とともに検討いたしまして、備蓄ワーキングの協議内容も参考にいたしまして、本市の備蓄計画の見直しを進め、財源も踏まえた備蓄目標を定めてまいりたいと考えております。
 現在取り組んでおります備蓄や物資対策では、まず避難した場所からしばらく動けなくなる津波避難タワーで必要と考えられる水、粉ミルク、おむつ、毛布、簡易トイレ、発電機、照明器具などの物資の調達を考えております。
 また、市指定の屋外の緊急避難場所であり、多くの避難者が予想される禅師峰寺、琴平神社、錦城公園には、分散備蓄の考えから防災備蓄倉庫を整備中であり、タワーと同様の物資、資機材の確保を進めてまいります。
 発災時に迅速な対応をできるために備蓄品を確保しておくことは大変重要と認識をしております。まずは新想定の備蓄計画を策定を進めるとともに、個人備蓄や流通備蓄もお願いをしていきたいと考えております。
 食料備蓄の取り組み事例といたしまして、たちばな幼稚園では園や保護者が自主的、自発的に取り組まれており、市が実施するものだと要望や議論をする以前に、気づいた人から自分たちでできることが何かを考えて取り組まれており、食料は賞味期限前に自己消費をする、水は卒業時に返すなど、無駄のない方法となっております。他の施設にも広げていければと思ってございます。
 市も食料備蓄は順次取り組んでまいりますが、備蓄には備蓄品を購入できる補助メニューや本市の財源の見通し、備蓄品の消費期限の問題など、まだまだ課題も多くございます。これらの状況を見きわめながら購入を進めてまいりたいと考えております。
 次に、たちばな幼稚園と地域との合同訓練への市の応援体制につきましては、これまでにも毎年の防災講演など、防災意識の醸成を図ることや、土砂災害からの自主避難訓練など、協力体制で進めてまいりました。
 合同訓練につきましても、他の防災会の訓練日程と重ならない限り全面的に支援をしてまいりますので、御理解と御協力をお願いいたします。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 教育長。
      〔教育長 大野吉彦君登壇〕
○教育長(大野吉彦君) 西本議員さんの米づくり親子セミナーの成果と今後についての御質問にお答えをいたします。
 西本議員さんがJAにおいでのときから、また西川議員さんが市職員のときからお世話になっております米づくり親子セミナーは、本年度16回目を迎えることができました。ことしは稲生小学校の4年生と岡豊小学校の5年生で実施いたしました。6月7日には上倉で田植えを行いました。参加児童は両校合わせて51名、保護者は9名でございまして、JAの皆様や上倉の農家の方々などに熱心に御指導をいただいたところでございます。
 お米についての学習の後、田に入りまして、子供たちは泥だらけになって苗を植えていく貴重な体験をさせていただきました。また、食事前にはニラ飛ばしのイベントも行われ、子供たちは夢中になっていました。また、保護者の皆様も幼いころを思い出されたのでしょう、大変楽しんでおられた姿が印象に残っております。
 また、10月12日には稲刈りが行われ、子供たちは自分たちが植えた稲がわずか4カ月余りでこんなに豊かに実っているかという様子を目の当たりにしまして、子供たちは本当に感動をいたしていました。そして、一束一束鎌で丁寧に刈り取っていた姿が印象に残っております。
 また、その後稲穂飛ばしのイベントも大好評でございました。子供たちからは、自分たちが給食で食べている、いただいているお米がこのようにJAの皆様や上倉の農家の皆様のお世話によってつくられていることがわかってとてもよかったと感謝の心を持っての感想をたくさん聞かせていただきました。
 この取り組みは、本市が進めています地産地消を柱とする食育教育にとりまして重要な意義を持つものと考えておるところでございます。2月にはお世話になりましたJAの皆様や上倉の農家の皆様など、それぞれの学校にお招きをいたしまして感謝祭を行っております。お世話になった方々にお礼を申し上げ、歌やリコーダー演奏を披露するなどして感謝の気持ちをお伝えしておるところでございます。そして、自分たちで育てたお米を使ってお昼の食事を一緒に味わい、話に花を咲かせておりました。
 生産者の高齢化やこのセミナーの実施時期の問題、学校の授業時間等の設定など、課題もございますが、今後とも稲作文化の貴重な体験となる米づくり親子セミナーの取り組みが継続され、内容的にもさらに豊かなものになりますよう、教育委員会としましても努力をしていく所存であります。どうぞよろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 環境課長。
      〔環境課長 田渕博之君登壇〕
○環境課長(田渕博之君) 西本議員さんの御質問にお答えいたします。
 まず、指定ごみ袋をレジ袋タイプにしてはどうかということについての御提案ありがとうございます。議員さん御指摘のように、南国市の指定ごみ袋の形状につきましては、現在瓶類の指定袋のみ持ち手つきとなっておりますが、その他の種類は寸胴タイプです。
 ごみ袋をレジ袋のような持ち手つきタイプに変更してほしいという御要望は市民の皆さん、特に障害者の方、高齢者の方などから、口を縛りやすく、また持ちやすくしてもらいたいということで御要望を以前からいただいておりました。
 また、現在の指定ごみ袋は国外で製造しておりまして、例えば他の自治体のごみ袋が南国市のごみ袋の中に混入しておったりとか、あと袋のインクのにおいですが、きつい、異臭がする、そういうこともあります。それとあと袋の両端が接着をして袋をあけれない、それから逆で、両端があいてまして袋にならないと、それとあとそういうような製品自体の問題、それからやっぱり国外で製造しますので、発注から納入までの期間が3カ月程度かかる、それからやはり国際情勢にも左右をされるという問題を抱えておりました。
 このことで市民の皆さんやごみ袋を取り扱っていただいている店舗の方から多くのお叱りを受けておりましたので、できるだけ早期に市民の皆さんに安心・安全なごみ袋を使用していただけるよう改善したいというふうに考えておりました。
 ただ、このごみ袋は購入単価を安くするため、南国・香南・香美清掃組合の構成3市で共同で見積競争を行いまして購入をしております。よって、3市で統一しなければなかなかこの取り組みが前へ進まないということで、この間3市で持ち手つきタイプに変更することについて協議を進めてきました。
 その中で、先進事例としましては、土佐市が具体的にこういうタイプの指定袋を導入しておりますので、そこへ視察に行ったり、また南国市においては、このレジ袋タイプの試用品を環境委員の皆さんに配付をいたしまして、その使い勝手についてアンケート調査などを行いました。
 アンケートの結果としましては、持ち手がつくことによる使用のしやすさ、それから袋の取り出しやすさ、ごみ袋の保管、収納しやすさ、今までのものと比較してどうかということについては、ほとんどの方から賛同をいただけるものでした。
 ただ、袋の形状が寸胴からまちつきのものになりますので、見た感じ容量が少し小さいのではないかという御意見もありましたが、実際水を入れてこの容量を比較しましたところ、寸胴タイプの口を結んだ状態とこの試用品では全く容量的には同等であるということがわかりました。
 これらの検討結果から、市民の皆さんにできるだけ使いやすいよいものを提供するということで、平成25年度から作成する家庭用の指定ごみ袋については、水銀用を除きますものが持ち手つきになって、全て国内で製造するというものを導入したいというふうに考えております。
 具体的に、これはあくまでも見本ですが、こういうタイプです。持ち手がついて中にくくるべろがあります。それと、ちょっとスマートですが、先ほど言ったようにここにまちがついておりますので、容量的には大丈夫と。それとあと、この下にべろといいますか、これもついておりますが、もしこれがごみを入れた状態でこうなっておったときなかなかとりにくいと、収集業者が。そのときここを持って収集業者が収集できるというようなアイデアも入れたものです。
 この新しいタイプのごみ袋がスーパー等で販売されるのは、現在の在庫がはけてからということになりますので、実際は6月から7月ぐらいになるのではないかというふうに考えておりますが、ぜひ市民の皆さんにまた使っていただいてもらって、またその御意見も聞きながら改良も進めていきたいというふうに思います。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 4番西本良平君。
○4番(西本良平君) 大変それぞれに前向きな、真摯に受けとめていただいた御答弁をいただいたものというふうに理解をいたしております。
 まず、市長が答弁いただいた部分については、大変市長もお答えがしづらかったというのは私も胸が痛い思いで質問をしておりました。当然担当課長のお答えも大変しんどいところがあったと思います。
 といいますのは、やはり私も40年近くこの世界におりましたもんですから、やはり今苦悩する農家の顔、そして今日まで50年を、半世紀近くこの技術革新でもって高知県、この南国市の園芸農業が確立されてきた先駆者たちの思い、そうすることがいろんな意味でこの基幹産業である園芸農業の中で私の頭の中を駆けめぐった。そんなことから、ある意味わかり切ったような、誰も答えにくいような質問になったと反省もいたしておりますけれども、今市長が言っていただきました市町村行政、市としてやれることはもうスピード感を持って一生懸命やると、この言葉しかないと思います。
 したがいまして、私申し上げましたように、どうか幹部職の皆さん方の頭の中に基幹産業の農業の、農家の日々の今の苦労、苦悩を御理解をいただいて市政に反映をしていただくことを心からお願いをしておきたいと。このことがこの議会の施政方針の中にもある攻めの農林業の実現、ここにも当然影響をしてくる部分であろうかというふうに思います。
 もういろいろ申し上げません。栽培農家戸数も年々どんどんと減っております。担い手もいないという状況もあります。しかしながら、現に一生懸命この農業というなりわいの中で頑張っている農家がおるんです。このことをお互いに肝に銘じながら私どももできる限りの支援を行政にお願いをしてやっていくしかないと、そういう思いでの質問でございました。
 本当に農林水産課長のほうからは、個々の支援策もございましたが、市の予算だけでは到底基本的に難しいです。どうか県、国の予算をとっていただく、そういう御努力をお願いをいたします。
 次に、災害の場合の防災の関係で、危機管理課長なり幼保支援課長のほうからお答えをいただきましたが、これは本当にお金がかかわる問題でございますけれども、昼間の有事があった場合には、これ本当に困ると思うんです。
 そこで、やはり今危機管理課長から少し詳しくお話があったんですが、たちばな幼稚園さんでは保護者の方が一定以上の理解をいただいて1食分のものを構えておる。それは個人持ちで500ミリリットルのお水が1本、ビスコが5個入りが1袋というようなことで、そしてPTAの予算でお水5缶、パン、ビスケット、キャラメルなど、アレルギー対応まで考えた準備を少ししておるようでございます。それから、救急セットを20人分。だから、現場サイドで保護者が本当に一緒になって今考えてくれてるんですねやっぱり。これはありがたいことです。
 ところが、小学校で少しお話も聞きましたけども、やっぱり小学校でも地域の避難場所になってる。現場を預かる校長先生、教頭先生あたりは、やはり非常に悩んでおられる。そういう意味からも、この防災計画の中で早い時期に一定の方向性を示してあげて、いつ起こるかわかりませんので、どうか一日も早い備蓄、食料の配備あるいは毛布、場合によっては今卓上コンロもあります。いろんなものが想定されると思います。冬場には電気の要らないストーブ、そこまでやっぱり現場では考えておられました。
 そして、何よりも大事なのは、やはり津波も大事でしょうが、地域特性を捉まえながら地域に応じた配備計画を早く策定してほしいなというふうに私は考えております。これにつきましては前向きの御答弁でございますから、きっと私はやっていただけるものということで、2問目にはいたしません。必ずやっていただけるものと信じておりますのでよろしくお願いします。
 次に、親子セミナーでございます。今教育長さんのほうから大変長い間にわたることで、いい子供たちのために勉強になってきたよというお話だったというふうに思うんですけれども、たしか高知新聞の中で、これ平成9年の秋から始めたと記憶しておりますが、稲生小学校の子供さんがヒガンバナで髪飾りをつくっておりました。鮮明に覚えております。これが高知新聞にカラーで掲載をされました。この子は今多分28歳になっておりますね。極めてこの間始めたようなことが、16回もたったんだと。ことし28歳になると思いますね、ごめんなさい。
 そういうようなこととあわせましてやはり私はもう一方の視点で、今子供さんたちのことを聞きましたけども、やっぱり中山間地域のこれ16年前にこんなことが始まってなかったら、あるいは西川議員さんが棚田の米給食になってなかったら、10年ぐらい前でも今のいわゆる棚田放棄は半分以上あったと思います。だから、いかに南国市の未来を背負ってくれる子供たちのために、今までおいしくと言われなかった棚田米をおいしいと言って食べてくれるその生きがい、やりがいが今日の中山間地域の疲弊を私は一つは防いだと、そういうふうにも思っておりまして、農家のほうから、あるいは中山間のほうからは代表してお礼も申し上げたいなというのも実はございます。
 ところで、先ほど教育長がちょこっと言われました。私も実は西川議員さんにもちょろっとこの間電話で話をしたときにも、これ同じ意見だったんですが、少し今、言い方悪いんですけども、学校現場と教育委員会あるいは市の関係する農業委員会なり農林水産課なり等の思いが学校現場と少しこの長い間の中で、特に学校のカリキュラムの中で、学校もしんどい思いをして日程調整をされておるという部分では、少ししんどいところになってるのかなというところも私も側面から見ておりました。が、今教育長そういうふうにおっしゃっていただきましたんで、今後は少しそこのところも埋めていただきたいと。
 なぜかと申しますと、稲作というのは、基本的にはその時期に植えなきゃなんないというお百姓さんの決め事があるんです。その時期に照準を合わせて苗をつくるんです。それは3日や5日やくらいはいいんですけども、10日とか2週間とか、その時期に植えるよというものをずらしてやると、老化苗といいまして、いわゆる本当の意味で、昔から苗半作という言葉がございます。だから、農家側も非常に戸惑って、一緒に来て子供たちとは植えるんですが、へえ10日も先の話かよ、というお話は随分と聞きました。
 稲刈りも刈り取り適期というのがございます。これ大体5月25から28日、30日ごろまでに植える想定の苗ですから、大体9月28日ごろから10月5日ごろまでに刈り取る稲ですよということなんですが、今先ほど聞きますと、余り去年は大きくずれてないんですが、ここ二、三年前ぐらいですか、3年ぐらいの間は2週間以上ずれてました。非常に私も危惧しておりましたけども、やはりそういうようなことで、農家もそれに合わせて準備をいろんな意味でしていく、それからそこだけ稲がぼかっと残ると害虫がそこへ一斉に来ると、いろいろな問題がございます。そういうことも稲作農業の文化でございますから、やはり教育の一環の中でぜひ先生方にもそこもわかっていただける、そういう教育の私は仕組みになってほしいなというふうに思いました。
 これも本当にいい意味継続もしようということでございますから、もうお答えは結構でございます。一方通行で結構でございます。ぜひとも精度をまだ上げれるもんなら上げて、JAも嫌とは言わんと思います。JAも単独で今アグリスクールなんかも開催をしておりまして、非常にまた違う教育の一環でやっております。
 しかし、このことは給食に棚田米を使ってもらってるからこそ意義のある現況でございますから、そこをひとつ御理解をいただきたい。
 そして、3月1日の高知新聞に、最後になりますけどもここは、出ておりました中学給食、これは専門家の方がたくさん議場にいますので私そこは深く言いませんが、センター方式でもう一本化してやるよという中に、やっぱり教育の一環としてやるよ、やるべきだという言葉が少し出ておりました。だから、子供たちが小学校給食で6年間食育を受けながら来た子供が、せっかく中学でやるんであれば地元の平場のコシヒカリでいいんです、産地指定をしてもいいんです、どうか地元のお米を使っていただいて、やはり教育の一環の中で給食があるべきだというふうに私は思いますんで、何かそこらあたりもうまくひとつ検討されて、いい中学校給食になりますように、私はこの部分は専門家ではございませんので、またほかの議員さんにお願いをして以上にしたいと思います。
 最後の最後に、少し2問目をやらせていただきますけども、先ほど環境課長が、早速こういう準備をしてたよ、やるんだということでございます。本当にうれしい限りでございまして、課長も今見本を見せていただきましたが、南国市の袋はこれでございまして、決して悪いとも思いません。いい袋であろうし、乳白で中身も見えづらい、いいと思います。ただ、取っ手とひもがないだけの話であります。これは先ほど言いました私が提案する一つの理由になった埼玉県の杉戸町です。
 私はここで2問目何を言いたいかということでございますけれども、南国市ももうこの真ん中にある住みよい町を美しくの市のマークは、私ここらあたりでいいと思うんです。せっかくのここの一番のいいところを、例えば今環境行政の中でも書かれておりましたけども、可燃ごみを減らしたいんだと、減していこうよと、市民に訴えていこうと、これ啓発運動せないかん。だから、例えば市民公募でもいいんですが、キャラクターなんかもやっぱり1個、子供からお年寄りまで親しまれるようなキャラクターを製作をすることも1つであろうし、例えば南国市の産業である農業の四方竹の例えばですよ、四方竹のキャラクターが1年間すり込まれて、ああ日本一の産地、四方竹、南国市かと言われてもいいんじゃないですか、燃やされるもんなんですけど。
 ただ、新たにそういう公募をしてやりますといろんなお金もかかると思います。あるいは、ぼうさい君なんかもあるわけですよね。いろんな意味でここのところを、市のマークが悪いんじゃなくて、少しここらあたりにおいてここの活用をしませんかということです。これはどうかといいますと、やっぱりマスコットキャラクターがおりまして、すぎぴょんというんですね、これ杉戸町の。そういうようなことで私もヒントを得まして、これがええか悪いかということは別として、どうぞ環境委員会の中でも御議論をいただきながら、よりよい市民のための袋になりますように、お金をかけてやるわけでございますから、ぜひともお願いをしたいと思います。
 このキャラクターを載せることについての質問を2問目とさせていただきます。そして、私の質問を終わります。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。環境課長。
○環境課長(田渕博之君) 西本議員さんの2問目にお答えしたいと思います。
 ごみ袋にキャラクターを印刷してはどうかということですが、今回、先ほどお見せしましたごみ袋にかえると同時に、ごみ袋の包装の仕方も変えたいというふうに考えています。今は10枚平折りのビニールの袋へ入ってますが、こういう丸まったものに、これはちょっと幾つかとってるんで少なくなってるんですが、こういう丸まったロール状のものに変えたいというふうに考えてます。買われた方は、この紙をべりっと破って、こういうふうにとってあとロール状でずっととれます。あとこの切れ目のところで破ればごみ袋1袋分ということになります。
 そういうところで、この紙が大体10センチ掛ける30センチなんですが、ここの部分、ちょっと見えづらいかもわかりませんが、これは土佐市の例ですが、高岡中学校の美術部に標語といいますか、みんなで一緒にごみ拾いというような標語も書いていただいて、ここへこういうこともやってます。
 1つ、当初はここへ、これを見習うわけではありませんが、ごみの減量についてのちょっと啓発文とか、そういうのも入れながらやっていきたいと。大体年間4回に分けてこれ発注をしますので、ごみ袋の袋自体は1年間、どうしても版下の関係で1年間同じになります。ただ、こちらの紙のほうについては、ロットで頼みますので、その都度、年4回、いうたら4種類変えることもできますので、そちらのほうへも少し検討を加えたいなというふうに思います。
 御提案いただいたキャラクターについても、今後どういうキャラクターを載せたら一番いいのか、また市民公募といいますか、市民の皆さんに募集いただいて、それを載せていくということも大事だと思いますので、そういうことも具体的に検討をしてさまざまな活用をしていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。
 以上です。