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検索結果 »  平成24年 第365回市議会臨時会(開催日:2012/11/28) »

質疑・討論・採決


○議長(野村新作君) これより質疑に入ります。
 議案第1号、議案第2号、以上2件は関連がありますので、一括質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(野村新作君) 議案第1号、議案第2号の質疑を終結いたします。
 議案第3号の質疑を許します。質疑の通告がありますので、発言を許します。19番福田佐和子さん。
      〔19番 福田佐和子君登壇〕
○19番(福田佐和子君) 議案第3号南国市一般職の職員の給与に関する条例の一部を改正する条例についてお尋ねをいたします。
 改正に続く改正で既に多額の減額がこれまでにされている中での提案でありますけれども、市の職員は憲法を守ると誓約し、全体の奉仕者としてその職務を担う労働者です。労働者である以上、基本的な権利が保障されるのは当然であり、それは住民奉仕という職務を果たすにふさわしい条件として保障されるものだと私たちは考えてまいりました。その上で、市民に奉仕する行政を進める使命があると考えております。
 しかし、この間公務員バッシングと財政難の中、職員数は大幅に削減をされ、給与も民間の手本になるどころか、民間に合わせて引き下げられ、民間はますます所得が減るという悪循環に陥っております。
 市民の命と財産、将来にわたって責任を持つはずの職員の半数以上が現在非正規雇用という現状にも市民は不安を募らせております。
 そこで、2点お尋ねをいたします。
 従来の任務に加え、今後東日本大震災、原発事故を教訓に、防災、減災へ市民を守る重要な任務がふえてまいります。正職を減らし労働条件を切り下げてこうした取り組みがしっかりとできるのかどうか、そのことが可能だと考えておられるのかお聞きをいたします。
 2つ目は、南国市には2つの職員組合ありますけれども、2つの職員組合との合意はできているのでしょうか。どのような意見が出され、市はどう対応されたのかお尋ねをいたします。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。副市長。
      〔副市長 藤村明男君登壇〕
○副市長(藤村明男君) 福田議員さんの一般職の給与の改定についての質問についてまずお答えをいたします。
 本市におきましては、これまで県の人事院勧告に準拠する方針で一般職の職員及び特別職の職員、市議会議員の給与や報酬等の改定を行ってまいりました。
 今回の給与改定は、本年10月9日に発表のありました高知県人事委員会の給与勧告に基づく県職員の給与改定に伴いまして、本市も同様の給与改定をお願いしているところでございます。
 今回の改定はもとより、人員削減を強行する一方で、毎年のように賃金が引き下げられることは、職員にとって重要な問題であり、職員団体との話し合いは十分できているのかとの御指摘をいただきましたが、双方の団体とそれぞれ協議、交渉を行っております。
 当然のことながら、賃金引き下げとなる給与改定でありますので、了承はいただけておりませんが、また十分な話し合いができたとは思っておりません。
 しかしながら、今回の給与改定、期末手当の改定が、民間の大変厳しい状況を反映したものでございますので、全体の奉仕者である自治体労働者という立場からも、また自治体労働者というふうな立場からも、それぞれ御理解はいただいておるというふうに思っておるところでございます。
 また、県下での自治体が国の人勧に準拠するというところもございますし、県の人事委員会に準拠するという自治体もございますが、いずれの自治体におきましてもそうしたそれぞれの人事院勧告に準拠した取り扱いをしておりますので、どうか御理解を願いたいというふうに思います。
 そして、大変これから東南海地震、南海トラフへの対策というような中で、人員削減も伴ってこうした事柄に対処していく、そうした職員の士気というか、そういうふうなことが守られていくのかどうかというふうなことでございますけれども、私は今回の人事院勧告で出されたものが一般の民間会社と比べて出されたものでございますし、十分そういうものに対応していけるのではないかというふうに考えております。
 また、それは給料ということだけではなくて、やっぱり自治体職員にかけられた職務であるというふうに思っておりますので、十分士気を上げてやっていただけるというふうに考えておるところでございます。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 19番福田佐和子さん。
○19番(福田佐和子君) これ以上質疑をするつもりはありませんが、1つ資料を後にいただきたいと思いますが、この議案に対しては賛成をすることができませんので、今には及びませんけれども、現在の市の職員の実態ですね、人数それから正規の職員が何人、どの分野に非正規の雇用が多いかということなどを含めて職員の実態の数を後日いただきたいと思います。
 というのは、一般質問でやりたいとは思っていますけれども、市民サービスの根幹にかかわることですから、その資料を要求して終わります。
○議長(野村新作君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(野村新作君) 議案第3号の質疑を終結いたします。
 報告第1号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(野村新作君) 報告第1号の質疑を終結いたします。
 報告第2号の質疑を許します。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(野村新作君) 報告第2号の質疑を終結いたします。
 これにて議案及び報告に対する質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第1号から議案第3号まで及び報告第1号、以上4件は、会議規則第37条第2項の規定により、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(野村新作君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(野村新作君) これより討論に入ります。
 討論の通告がありますので、発言を許します。17番浜田勉君。
      〔17番 浜田 勉君登壇〕
○17番(浜田 勉君) おはようございます。
 私は、3号議案、この提案について、まず市長にあっては確信と誇りを持って提案されたでしょうか。私は疑問を持っています。市長も、県の人勧が来たから仕方あるまいという思いもあってのことだろうと、そういうふうに市長の心を私も同じように痛めて討論に参加をしたいと思います。
 昨日厚労省と文科省が来春卒業予定の大学、高校の就職内定率が発表されました。前年よりの改善があると言われながらも、高卒では昨年より悪化し、男では44.9%、そして女性では改善された1.1と言われながらも35.5%、男女平均では41%、高知県では39.1%であります。四国では、香川が52.2%、徳島が50.1、愛媛が44.7%と。そして、全国最高では富山の63.7%、最低では沖縄の9.2%となり、特にその中でも人気の高いいわゆる製造業の分野、これの求人が減少しているということがこの一つの要因と指摘されています。
 大卒平均では63.1%、中四国では49.5%と4ポイントも減少している。
 この就職戦線、全体としては改善をされたというふうに言われながらも、やはり現場の大学、学生たちの意見の中では、この就職戦線、少しの回復でももちろん大事なことでありますけれども、依然20社、30社と受けて落とされ続け、自分の存在性、社会が必要としているのか、あるいはされていないのではないかと考える人、あるいは諦める、そういうふうな厳しい現状がそのままに残っているということを現場の声として出されています。
 そのような中で、公務員は職業の安定と未来が保障された職種として多くの若者が夢を持って公務員試験を受けられています。その一つに賃金の安定もあると思います。その安定が社会的な賃金のベースとなって暮らしを守る保障の目安となっていることは、私は必然としてこれはそうあるべきものというふうに考えています。
 私はそういうふうな立場から、少額であっても社会的な規範ともなるべき基準を引き下げていくということは避けるべきと考えます。
 また一方、現場の南国市の状況も皆さんも御存じのとおり、職員構成では四百十数名の職員の中で、もう一方では臨時、パート、嘱託職員が250名以上が流動化している。その点を見れば、まさに公務員のワーキングプアのモデルともなるべき現状になっているんではないか。これは私は基本的に避けていくべきものというふうな立場であります。
 特に不正規雇用が常態化し、低賃金が恒久化した若者の欠婚率、私がここで言うのは欠ける欠婚です。欠ける婚率、この欠婚率は増大し、南国市の未来はなくなってしまいます。
 私は以上のような視点から、びた一文下げるべきものではないということを申し上げて反対討論といたします。
 ありがとうございました。
○議長(野村新作君) ほかに討論はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(野村新作君) 討論を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(野村新作君) これより採決に入ります。
 まず、議案第1号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔全員起立〕
○議長(野村新作君) 起立全員であります。よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第2号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔全員起立〕
○議長(野村新作君) 起立全員であります。よって、議案第2号は原案のとおり可決されました。
 次に、議案第3号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(野村新作君) 起立多数であります。よって、議案第3号は原案のとおり可決されました。
 次に、報告第1号を採決いたします。本案はこれを承認することに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(野村新作君) 御異議なしと認めます。よって、報告第1号は承認することに決しました。
 なお、報告第2号につきましては、議決の対象になりませんので、念のため申し上げます。