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検索結果 »  平成24年 第363回市議会定例会(開催日:2012/09/07) »

一般質問 4日目(土居恒夫)

質問者:土居恒夫

答弁者:市長、関係課長


○議長(野村新作君) 6番土居恒夫君。
      〔6番 土居恒夫君登壇〕
○6番(土居恒夫君) 6番土居恒夫です。我が十市の先ほどの大先輩であります篤男さんみたいな宇宙のとか、原子力の大変崇高な話と違いまして、私の質問は身近な質問で、大変ちょっとレベルが低い話でございますが、お時間をちょうだいしたいと思います。
 まず、1問に入ります前に、皆様既にこの議会でも御紹介いただきまして、私の母校であります香長中学のことで、一言この場をかりましてお話しさせていただきたいと思います。
 御承知のように、香長中学校の3年生であります斉藤芽生さん、第43回全国中学校柔道大会70超キログラム級ですか、見事優勝されました。この重量級クラスは、川崎先生もおっしゃってましたけども、高知県内では大変対戦相手も少なく、苦労されたそうです。やはり重量クラスの女子というのは、なかなか選手がいなくてという話でした。
 そしてまた、第63回高知県中学校野球選手権大会において、野球部が何とあれよあれよと勝ち進む中、とうとう開部以来、念願の初優勝をなし遂げられました。私も数カ月野球部でございましたんで、大変うれしく思っております。これらの大変すばらしい快挙に、改めましてお喜び申し上げますとともに、夢を持ち続ければ夢はかなう、努力はうそをつかないということを改めて教えてもらったことを、私自身も感謝申し上げ、通告に従いまして質問に入らせていただきます。
 私の今回の質問は、防災行政、そして地元十市石土池の環境、最後に教育行政の3問についてです。
 では、最初は、防災行政について質問いたします。
 大変くどいようでございますが、再度私ども命山の復元の構想についてお聞かせください。今議会でも、何人かの議員さんから質問がありました。私のほうからは、議長のお許しをいただきまして、お手元に静岡県袋井市の命山構想の平面図と立面図をお配りしております。これについて説明をさせていただきます。
 この事業は、江戸時代に袋井市の、今は合併していますが、浅羽町というところで、村人がたび重なる高潮被害を教訓に築いた小山が残されていたそうです。その先人の知恵を生かそうと、地元自治会と行政が協議を重ね、行動を起こし、実現に向けて動き出したとのことです。今回計画されています人工高台施設は、平成の命山として呼ばれ、建設場所は遠州灘から1キロ範囲の内陸にある国道150号線の6,400平米の土地に、近くにあります大田川のしゅんせつの土を盛り土にし、海抜12メーター級の丘をつくる計画で、最頂部の避難場所としては、800平米で約880人分ぐらいまでのスペースを確保して公園を整備するそうです。平時には、市民の憩いの場として活用するそうです。公費は、土地の取得費が6,500万円、これはちょっと農地と違いまして、いろいろ商業の遊技場が計画しておったところがあったそうで、ちょっと条件が大変恵まれているんですから、あれは金額的にはちょっと低いですが、そのほかあと工事費が1億円を見込み、補助金が補助率の3分の1が静岡県大規模地震対策総合支援というのを受け、この9月議会の補正予算に盛り込み、来年の8月の完成を目指すということで進んでいるそうです。
 この高さにつきましては、仙台平野における津波シミュレーションの結果から、当該建設場所における津波推移を5.6メーターと推定し、推測せき上げ量2.3メートル、地盤高さ2.8メートルに横高1.3メートルを加え、その倍の約12メーターと設定されたようです。
 ただ、今回の全国の国の発表によりますと、ちょっと低い予想が出てますんで、実際にはもうちょっと面積を広くして高さを抑える計画だそうです。
 以上、袋井市の大変すばらしい夢のような話をしました。何とぞ我が南国市においても、ちょうど命山という名前についているとおり、その建設の場所は大変、今だんだん議員さんからありまして市長答弁もありましたけども、農地転用とか、いろんな大変な問題をクリアしなければならないと思いますが、ぜひとも実現に向け、前向いてお願いできないでしょうか。津波避難タワーとか避難ビルは、住民の命を守る大変な重要な施設であると思いますが、しかし冷静に考えると、やはり海岸部でありますことから、耐用年数、そしていわゆる平常時の活用とかにちょっとした問題があるじゃないんでしょうか。
 そして、やはり新しいものですから、統一規格のようなものがないということで、先日市長も、市長会に申し、いわゆる津波タワーの規格化等を話されるということですが、大変そういったもんではまだ目新しい施設であります。ですから、何とぞ平常時も使える命山ということを、ぜひとも市長からまた御答弁をお願いします。
 次に、あわせてですが、空港から北の田村というんですかね、あの付近には避難タワーの建設がないような感じですが、そこで確認ですが、現在工事中のいわゆる東部自動車道路への緊急避難について、その後の進捗状況をあわせてお願いします。
 2点目ですが、十市石土池の環境の全般について質問させていただきます。
 十市の石土池には、いわゆる古くは紀貫之時代の大湊の諸説もある、歴史的に知られた南国市でも一番大きな淡水湖です。近くには、延喜式で知られる石土神社もありまして、周りには十市パークタウンがあり、大変すばらしい住環境のところです。春には桜の花も100本ぐらい植わっておりまして、だんだん大きくなっております。そして、夏にはハスの花やスイレンが咲き、秋にはトンボが飛び交い、冬には多くの野鳥が訪れるすばらしい石土池です。大変残念ながら、ハスにつきましては現在数本しかありませんが、これも復元といいますか、見事に咲くように住民が頑張っております。
 まずこれは、1つ目は、3月議会におきまして土居篤男議員が、池の南東に流れ込んでいる家庭雑排水の処理についての質問で、環境課長が、ウエタドロンげんすけ菌を試験的に投入して経過を見てみたいとおっしゃっていました。その結果についてお聞かせください。
 次に、ごみ問題です。
 これは大変、先ほども土居議員がおっしゃっていましたけども、ごみがふえております。そして、特に問題な、問題といいますか、怒られますが、バス釣りで大変有名なんで、釣り人が落としていく、残していくテグスとか、あれは疑似餌ですか、腐らないぬるぬるしたやつですが、あれが大変多くて困っております。毎年、十市小学校のPTAや生徒、そして地域、それから市とか県の皆さんが一斉清掃をして掃除をしてくれておりますが、なかなかそのごみも減りません。そして、そのほか、通行中に捨てられたお弁当やペットボトルなど、大変ごみがふえております。
 そこで、南国市のポイ捨て条例の重点区域に、石土池周辺を区域追加していただけないでしょうか。これは、区域追加してもごみが減らないと思いますが、意識的に、やはりこういったものをつくったということを、住民あるいは釣り人たちに知らせることが、やっぱりごみのポイ捨ても減るのではないかと思いまして提案させていただきます。
 まず、現在の南国市のポイ捨て条例の重点区域は、この市役所周辺と国分寺周辺、それと南のトリム広場のあたりのようですが、このことの区域追加はできないでしょうか、お聞かせください。
 続きまして、同じく周辺の道路は、街路灯の件ですが、やはり住民が池の周りを大変散歩されて、そしてジョギング等々に、いろんな環境、四季折々を楽しんでおられておりますが、十市小学校の南の山沿いの街路灯は確かにあるんですが、冬場ちょっと暗いような感じがしております。これは本数が少ないのか、いわゆる電球のワット数が少ないのか等もありますが、その辺もあわせてお聞かせください。
 そして、最後には、いわゆる今度は小学校のグラウンド、以前市が中学校を建てていただけるという話がありましたあの土地に、新しく造成団地ができております。ところが、団地の造成のために盛り土をしておりましたが、その盛り土をとったり、工事中の大きな車が通るたびに、西側のいわゆる道路、道路は池に面しておりまして、その道路がだんだんクラックが入っておりまして、かなり70メーターぐらいの直線道路に、至るところにクラックが入っております。建設課のほうでは、たびたびアスファルトで補修をしてくれておりますが、なかなかやっぱりおさまっておりません。何とぞ根本的な解決をお願いいたします。
 最後に、教育行政について御質問いたします。
 先月、いわゆる亀岡事故に始まり、文科省も小学校の緊急点検をすることになって、御多分に漏れず、南国市も小学校の通学路の危険箇所点検を出し、そして点検を始めておりました。
 先月ですが、私も十市小学校の通学路の危険箇所点検を、学校、そして行政の皆さん方と一緒に回らせていただきました。そして、何とその数日後には、早速県の中央東土木部の事務所の方が県道脇の草刈りをしていただき、このスピード感には感謝を申し上げたいと思っております。
 そして、この件とあわせまして、今のいわゆる南国市の危険箇所、小学校の分も合わせて、今度は、今回には小学校しか危険箇所の通学路は入っておりません。私も議会で前回質問させていただきましたけども、何とぞ南国市においても、中学校の通学路安全点検を実施して、こういった危険箇所を取り除くことを、お願いいたします。実際行われておると思いますが、あわせてお聞かせください。
 そうして、その関連ですが、現在工事中の県道高知東インター線が、JA高知病院から南の交差点から南へ抜けて、伊達野からトンネル抜けて稲生まで延伸して、現在通ってます県道と農免道路に、ちょうど交差点に来春つながって供用開始とお聞きしておりますが、その辺の信号機の設置についてお尋ねいたします。
 先ほど言いました県道仁井田〜竹中線の交差点、そしてそこから農免道路を南へ、いわゆる十市へ抜ける蛸の森トンネルの北口の土居〜五台山線、これは土電のバスが通っている路線ですが、この交差点の2カ所について、信号設置等々のお考えはないのか、お聞かせください。将来的には、これは大変通行量も多い春野〜赤岡線に通じておりますので、大変通行量の多い道路となると思います。子供たちの通学路ともなっておりますので、ぜひともよろしくお願いいたします。
 そして次に、ことし4月17日に実施されました、いわゆる小学校6年生、中学3年生の全国学習状況調査について、南国市の結果をお聞きいたします。このことにつきましては、先日田中議員のほうから質問されておりましたんで重複いたすと思いますが、簡単で結構ですが、お聞かせください。
 やはりおっしゃってましたけれども、全ての大体A、Bで、国語A、B、算数A、B、数学A、Bとかといって、A問題よりもB問題の、いわゆる読解力といいますかね、そっちのほうがどうも全国平均等々比べますと弱いようですんで、この件についてお聞かせください。
 あと3点目ですが、子育て支援センターの新設についてお聞きいたします。
 御承知と思いますが、南国市の場合には、子育て支援センターは北部に現在計画中の岡豊保育所に、そして南部には、現在大篠保育園と吾岡保育園に設置されています。やはりどうしてもバランスからいって、南部にもぜひ欲しいと思います。子育て支援は、待ったなしだと思います。核家族化によって母親の育児に関する負担が激増しているにもかかわらず、きめの細かい社会的援助の手を差し伸べる手だてが必要だと思います。南部のやっぱり児童にも、育児困難の家庭やネグレクトと見られる児童が相当数いるようで、現在は南部に、十市にないんで、大篠へ行ったり、あちこちいわゆるママ友を探して行っているような状況らしく、ぜひとも南のほうに子育て支援センターを新設、お願いいたします。国のいろんな仕組みも変わってるようですが、そのことについてお聞かせください。
 最後になりますが、これは財政的に、こんなこと言うと怒られますが、ぜひとも私も前から文化的なこと、1問といいますか、ぜひ、これは気になっていることですから、これは市長にも御答弁をお願いしたいんですが、南国市の市立図書館について、ぜひお聞きするとともに、提案もしたいと思いますのでお聞きください。
 現在の図書館に至るまでの経過は、いろんな資料から皆様御存じと思いますが、やっと新しいものが、図書館ができた。これは人間というのは欲なもんで、図書館ができると、最初のうちはうれしくて、きれいな立派な施設であるということを喜んでおりましたが、やはり先ほど言いました欲が出て、だんだんだんだん図書館の、どうも不便さをといいますか、足らない点が目についているような、思います。私も含めて、そう思います。
 というのは、なぜかといいますと、図書館へ行かれたと思いますけども、読書をする、いわゆる自習する部屋、これがないと思います。3階には確かにそういった部屋はあるようで、私も見に行きましたけども、畳を敷いたウナギの寝床のような、決してここで読書をしたり自習したりするような部屋ではありません。しかも、そのままいわゆる3階へ行くには、2階が図書館ですが、3階がいわゆる自習室として称していますが、そこに行くには、そのまま、例えばそこを開放すると、そのまま素通りで行くので目が届かない。いわゆる監視ができない。一度、例えば2階へ行って3階を借りますということでやってくれればいいけども、3階へそのまま行きますと非常に目が届かないので、そういったことはなかなかできませんというお声も聞いております。
 学習をするところといいますと、窓際に5つですかね、テーブルがありまして、窓についたテーブルで横に並んで勉強すると。あとは新聞を閲覧するところはあるんですが、子供にとっては、そこでやはり新聞を見るおんちゃん、おばちゃんの横で妙に勉強もしづらいと思います。ぜひともそういったスペースをつくっていただきたいと思うんですが、今度の新しい県市の合同の図書館には、いわゆる静寂室と呼ばれる部屋ができるそうです。これは大変すばらしいことで、そこまでも望みませんが、例えば私の案だけをお聞きください。
 あそこの立地は、入ると駐車場があって、奥に屋根つきといいますか、2階の下が駐車場になって駐車場があるんですが、今入り口にバス等々を置いています。その上が吹き抜けといいますか、そのまま上は天井なんで、例えば2階に図書館に上がる廊下部分に、あそこにせり出して、中2階に増設して、強度の問題もありましょうけども、例えばあれと切り離してちょっと離せば強度的な問題もクリアできるんじゃないかと。そこに部屋をつくりますと、結構自習室等ができるんではないかと。これは公費もかかり、今ごろ、最初も述べましたけども、こんな御時世におまえ何言いよらと言われるかもわかりませんけど、やはり子供に対する南国市、特に大篠地区の中心部でございます。一番児童数も多い南国市の中心部の大篠に、そういった子供がゆったり勉強できる図書室もないというのは、ちょっといかがなものかなと思います。本来なら新しい図書館もつくって、ホールと一緒につくっていただくのが理想ですが、今ある図書館を、せめてそこで利用するのであれば、そういった部屋も構えていただきたいと思い、私の1問を終わります。
○議長(野村新作君) 昼食のため休憩いたします。
 再開は午後1時であります。
      午前11時52分 休憩
      ――――◇――――
      午後1時   再開
○議長(野村新作君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 土居恒夫議員に対する答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 土居恒夫議員さんの質問に御答弁を申し上げます。
 土居議員さん御提案の袋井市の命山構想につきまして、すばらしい図面を取り寄せていただきまして、大変ありがとうございます。また、土居議員さんには、常日ごろより行政の執行部に対しましていろんな御示唆、御提言をいただいておりますことを、心よりお礼申し上げます。この図面を見まして、命山というのは、どこでも過去において、こういう命を救われたところの人々が考えることだなあというように思って、勉強させていただきたいと思っております。
 ただ、久枝地区の場合、ほかの浜改田の地域もあるわけでございますが、冒頭に私に言われたことが、市長、津波が起こったときに、この久枝地区は孤立化するという条件のもとに、いろいろと防災、減災の施設を考えてほしい。なぜかといいますと、大きく分けて2つございまして、これはうちの危機管理課長のほうでも少しお話ししたかもわかりませんが、県の管理する橋梁が2カ所、そして市の管理する橋梁が4カ所あるわけでございますが、地元の久枝の方々は、これが恐らく地震によって落ちるんではないかと、通行不能になるんではないかと、こういうことを考えてのことでございます。もう一つは、この命山構想、私もせんだっての答弁でも申し上げましたが、これを捨てたわけではございませんが、非常に広大な、一つは土地が要るということです。
 私も久枝の地区内で、何とかこういうことができるところはないもんかということで調べてみたんですが、あの後川、切戸放水路等に囲まれた久枝地区で、本当に純粋の水田はもう1カ所ぐらいしかないと、こういう地形でございますし、何といいましても、これもこの間申し上げましたが、津波によってあの砂地というものが非常に不安定、既に前浜地区で1カ所避難塔、完成ではございませんけれども一定の高さまでつくってみました。これは地下十二、三メートル、ずっと地下にタコの足のように基礎といいますか、踏ん張るものが入っていったと、こういうことでございますので、液状化であったり、その地震の揺れによってこの命山がどのようになるかもわからん。それは一定、工法としては、その地下の部分をコンクリートで固めるといいますか、コンクリート材を入れて強固なもんにするという工法はあるんですが、なかなか上の盛った土を固める、そしてそれに理想としては石も入れるかもわかりませんし、そうしてその表面部分を一定、低木を植えたり、そういうものは完全にでき上がるのには一定の年月が経過しないと、立派な完成したものに、完成品にはならないと思っております。したがいまして、私は中・長期的には、この命山を再現するという夢は捨てないで検討を加えていきたい、そのように思っておりますので、議員さんも御理解のほど、ひとつよろしくお願いしたいと思います。
 それから、図書館のことにつきまして、これもごもっともな御意見をいただきました。御承知かと思いますけれども、あの図書館は旧法務局の跡地、跡の建物を国から買い取りまして、それで改造を加えたものでございますので、これはいわば仮住まいだと私も思っております。南国市立の図書館であるというまでは思っておりません。前市長が御苦労をしましてやったものを、大変失礼かもわかりませんが、あれは次の正式な図書館は立派なものをつくりたいという夢は、私も持ち続けておりますけれども、今回の、申し上げますように住民の命、これを守るということがもう第一義でございますので、ほかのことは取り合わんという意味では全くございませんが、これをまず仕上げて、1つは図書館、それからもう一つは文化的施設、文化ホールとは言いませんけれども、文化的施設にプラス、高齢者などが軽い運動したりできる施設、こういうものを私は夢に描いております。そういうことで、当然ながら土居議員さんの意見は十分に拝聴いたしましたので、これも大事にしながらやっていきたいと思います。
 なお、先ほど言われました子供たちなどがあの図書館を使って学習ができる、そういうことが可能であれば、そういうことも生涯学習課のほうで指示しますので、一応現在のところでどういうことが可能かということを考えていきたいと思っております。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 危機管理課長。
      〔危機管理課長 西原三登君登壇〕
○危機管理課長(西原三登君) 土居恒夫議員さんの御質問にお答えをいたします。
 内陸部の津波避難につきましては、南国市農村災害対策全体基本計画を作成するための業務を、コンサルに委託しております。この中で、地域住民や自主防災組織とワークショップなどによりまして、避難経路や避難場所の話し合いを進めて、地区別津波避難計画を作成する予定でございます。これらの作業により、津波から避難する意識の醸成を図るとともに、地区によっては浸水区域の外に避難をする避難路の整備をする緊急避難場所をつくる等のことも考えていく必要があるというふうに思っております。
 また、東日本大震災で仙台東部道路が避難場所として機能したことや全国各地の自動車道への緊急避難対策が進められております。日章地区、田村笠松、田村徳常、田村藤宮の東部自動車道路沿線地区につきましては、この道路の一部を緊急時に津波避難場所として活用できるように、四国整備局土佐国道事務所において検討を進めていただいているところでございます。あくまでも道路法に基づく道路管理者用としての位置づけによる整備ではございますが、計画は具体的に進行中であり、この地区は平成27年ごろとお聞きをしております。
 次に、石土池周辺の街路灯の設置につきましては、防犯灯を新しく設置する場合は、昭和43年より各地区部落長、公民館長の要望により、周囲の同意が得られたところに予算の範囲内で1カ所1万円を限度に、現在は9,000円でございますが、設置をされてまいりました。そのほか四国電力より毎年約10灯程度が寄贈されております。市が設置するケースといたしましては、大規模事業絡みなどの施策のために設置する場合、集落と集落間をつなぐ幹線道路で集落にて管理できないような場合、ドリームトークで生徒会から要望があり、必要と認めた場合に設置をすることになっております。これらの防犯灯651カ所を市管理として現状に維持しているところでございます。
 御質問の石土池周辺の防犯灯でございますが、設置の経緯はよくわかりませんけれども、池の東側には市の設置した防犯灯が9灯ございます。この9灯ではまだ暗いため、新たに設置すべきとのことでございますが、現況を確認しましたところ、石土池の西側や北側は道路灯として水銀灯が設置されているため、東側と比較すると明るく見えますが、東側にも防犯灯として蛍光灯を適宜に設置されて、先ほどの9カ所でございますが、考えているという中でございますので、ただ現地を見た限りでは市道の東斜面の山の木が生い茂っておりまして、防犯灯の光を遮っておるという状況でございますので、この木の伐採につきまして市道管理者の建設課のほうにも協力を願い、取り除いてまいりたいというふうに思っております。これを一定進めますと、少し防犯灯のほうも明るくなるのではないかと考えておりますが、その後もやはり暗いと、歩きにくいということになりますと、今の20ワットのようなものを40ワットのような照度を上げたものに対応して進めていきたいというふうに考えておりますので、御理解を願いたいというふうに思います。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 途中、答弁がちょっと抜かっておりましたが、1つは久枝地区が孤立すると、つまり6つの橋、これが壊れる、渡れなくなる、こういうことでございましたが。これも前段で御答弁申し上げましたが、これは行政としてはこれを壊れない橋にすると、こういうことで孤立化をしない、こういう方針で臨んでいくということでございますので、この避難タワーは地区内につくる、が前提でございますが、久枝の方々の避難ビルにこだわる理由が、3日間、4日間ぐらい孤立するということでございましたが、私は行政としては孤立をささないという方針で臨んでおりますので、これはきちっと耐震、耐えられるようなものに改良していきたい、そのように思っております。
○議長(野村新作君) 環境課長。
      〔環境課長 田渕博之君登壇〕
○環境課長(田渕博之君) 土居恒夫議員さんの御質問についてお答えいたします。
 まず、石土池の水質浄化につきましては、土居議員さんからもお話がありましたが、本年3月議会で土居篤男議員さんから御質問いただき、中央東土木事務所と石土池を守る会の細川さんとも協議をしながら、家庭雑排水に含まれる油脂肪やたんぱく質、炭水化物を分解する消滅型バイオ製品の投入、そしてヘドロを分解する有用微生物菌の製品を試験的に投入して、結果を見たいというふうにお答えをいたしております。そのことにつきまして3月末に関係者で協議を行い、試験的にまず3カ月やってみるということになりました。その結果ですが、池の底の泥について投入前と投入を続けて3カ月経過したものを分析し、比較してみますと、まず総窒素ですが、4.66ミリグラム/グラムから0.98ミリグラム/グラム、総リンが3.23ミリグラム/グラムから0.85ミリグラム/グラムへと劇的に減少をしております。広大な石土池のごく一部の箇所ではありますが、家庭雑排水の流入が一番多い箇所でこのような結果が出ましたので、9月に再度中央東土木事務所と協議する中で、今年度については気温が高い間の9月、10月と2カ月間続けて実施をしていくということになりました。
 また、今現在見たらわかりますが、池に大変繁茂しておりますホテイアオイですが、ホテイアオイは水中の窒素、リンを大量に吸収しておりますので、これがそのまま枯れて底に沈みますと、吸収した窒素、リンを再び池に戻すということになりますので、これを防ぐために秋以降の時期に土木事務所がホテイアオイを回収することとなっております。なお、今後についてですが、せっかく効果を確認できましたので、平成25年度に向けましても土木事務所や石土池を守る会と連携しながら、引き続き実施できるよう考えております。
 次に、石土池周辺をごみポイ捨て禁止条例の重点区域に指定することについてですが、議員さんが御指摘のとおり、学校や地域、また釣りクラブの方たちが定期的に清掃活動を地道に行っておられることは、私もお手伝いに行ったことがありますので知っておりますし、十分にその意義は認められるものだと思います。
 御指摘のように、重点区域に指定することによって周辺の皆さんにも良好な環境を保つことの大切さを認識していただくこと、また清掃活動を行っている方々への励ましにもなるというふうに考えております。今回提言をいただきましたことを早速実現するために、石土池の管理者である中央東土木事務所とも連携して、具体化のために作業をしていきたいというふうに考えております。そして、重点区域として制定しましたら、できましたら周知の看板等の設置も検討していきたいと考えております。御提案ありがとうございました。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 建設課長。
      〔建設課長 吉川宏幸君登壇〕
○建設課長(吉川宏幸君) 土居恒夫議員さんの、まず1点目の十市小学校西側の南北の市道の補修の件でございます。
 これは、私どもも過去に何回かの補修等は行ってまいりましたけれども、十市小学校の南側、開発行為があったわけですけれども、そのときに若干大型車両が通ったということも一因であろうかとは思いますけれども、舗装の老朽ということもあると思います。今後はやはり、先日、小笠原議員さんのほうからの御質問もありましたけれども、危険であるとなれば、それはもうぜひ優先的に実施をしてまいりたいと思います。
 その十市小学校南側の開発区域、あれは開発も終わったわけですけれども、あの中の道路につきましては現在市道認定しておりますので、近々に例えば建築されるとかというようなことの情報があれば、やはり材料を運ぶ大型車両とかという部分もあろうかと思いますので、施主さんとも話をしまして、東側のほうから極力入っていただくような協議もしてまいりたいと思っております。
 それと、2問目の信号機の関係ですけれども、これはまず高知東インター線ですか、あれが平成24年度完成ということで全面供用開始が25年7月、遅くても8月という回答をいただいておりますので、それまでにはあの交差点には信号機を設置するということです。それと、それから南下します西南農道ですけれども、これはもう既に南の春野〜赤岡線まで開通もいたしておりまして、現在県のほうから市のほうへ、あの農道は移管をされております。この御質問のありました蛸の森トンネル北側の県道交差点、これにつきましては、おとどしですか、県のほうから規制課のほうへ要望を出しておった経緯もありますので、現在市のほうに移管されておりますので、先日南国署の交通課を通じてその信号機の件、再度確認にお伺いをしましたところ、その日のうちの夕方回答がありまして、平成25年度の予算にてあの交差点へは信号機を設置するという回答をいただいておりますので、その時期は何月というのはいただいておりませんけれども、25年度中にはその2カ所の交差点には信号機が設置されるという回答でございます。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 学校教育課長。
      〔学校教育課長 竹内信人君登壇〕
○学校教育課長(竹内信人君) 土居恒夫議員さんからは、冒頭に香長中学校の部活動の活躍について御紹介をいただきまして、まことにありがとうございました。それと、通学路の点検で十市小学校校区の点検に参加もしていただいたということで、重ねてお礼を申し上げます。
 それでは、6月議会でも答弁をさせていただきました小学校の通学路安全点検につきまして、危機管理課、建設課、学校教育課、育成センター、南国警察署、中央東土木事務所、そして各学校の管理職が合同で、7月31日、8月1日、8月3日の3日間で点検を行ってまいりました。今回の安全点検で確認した箇所は、学校が児童、保護者、地域から聞き取った箇所及び実際に教職員が歩いて調べた箇所で全部で50カ所ありました。中には、4月に京都で起きた通学路における交通死亡事故を受けて、すぐに学校が改善要求を出し、既に対策を講じていた箇所もありました。内容の多くは、ドライバーが児童を察知できにくいことや接触しやすい箇所でガードレールやカーブミラー、注意を喚起する標識の設置、路面標示の塗り直し、道路幅の拡張など、さまざまなところでした。
 そのような危険箇所に対して、学校としては学校だよりや集会で児童、保護者に注意を呼びかけたり、PTAや地域の方々とともに、危険箇所に立って児童やドライバーに安全を呼びかけたりしてきました。また、実際に危険箇所に行き、安全について考える授業を行っている学校もありました。自分の命は自分で守ることと同時に、自転車運転等のルールやマナーをこれからも学ばせていきたいと考えております。
 今回の安全点検で出てきた課題の多くは、ドライバーへの交通規範意識を促すものでありましたが、将来車の運転手になり得る子供たちへの意識づけにもなります。いずれにいたしましても、大切な子供の命を守ることにつきましては、これからも学校や教育委員会のみならず警察や地域と連携して守っていけるように支援をしてまいりたいと思います。なお、中学校についても、これと同様に点検を行っていきたいというふうに考えております。
 続きまして、全国学力・学習状況調査の結果についてお答えいたします。
 田中議員さんの御答弁で教育長が申し上げたように、本年4月17日に小学校6年生と中学校3年生に実施いたしました全国学力・学習状況調査の南国市全体の結果によりますと、小学校は国語A問題、算数A問題、算数B問題、B問題は御存じのように活用でございますが、全国平均正答率を上回っております。本年度新たに加わりました理科については、わずかに全国平均正答率に達してはおりませんが、ほぼ全国平均値と言える結果でございました。また、中学校では数学A問題で全国平均正答率を上回り、国語A、数学B問題、理科においては全国平均正答率に1ポイント以内の結果となっております。
 本年度の南国市の小学校6年生、中学校3年生の結果は、ともに全国水準の範囲内にあると言えます。課題としては、小学校、中学校ともに国語のB問題、つまり国語の活用に少し課題があるということがわかっております。この対応の一つといたしまして、新聞を教育に利用するというNIE教育の推進が有効と考えられております。そのために現在今年度十市小学校が実践研究を行っており、この実践を市全体に広げることや、また新聞記事を授業にスムーズに利用ができるように、高知新聞社と南国市教育委員会が協定を結ぶ準備を現在進めております。義務教育9年間で学力、気力、体力を十分に備え、みずからの進路をみずからの力で切り開くことができる児童・生徒の具現化のためにも、現在全ての小中学校で学力調査等において評定1の児童・生徒を引き上げ、評定1の児童・生徒を減らしていくことを目指し、小中連携した組織的な課題改善の取り組みを引き続き行ってまいりまたいと思います。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 幼保支援課長。
      〔幼保支援課長 島崎俊二君登壇〕
○幼保支援課長(島崎俊二君) 御質問のありました南部地区へ子育て支援センターの新設につきましてお答えいたします。
 子育て支援センターにつきましては、乳幼児及びその保護者が相互の交流を行う場所として開設し、保育所等に入所してない子育て家庭への子育て不安等についての相談、助言、さまざまな保育サービスに関する情報提供、また子育てサークルの育成支援を行っております。現在、本市における子育て支援センターは3施設ございます。設立順に申し上げますと、平成14年に吾岡保育園、平成16年に大篠保育園、平成17年に保健福祉センターにそれぞれ併設をしており、加えまして平成25年度から現在改築中の岡豊保育園に開設予定となっております。現在3カ所ともに市の中心部にあるため、吾岡保育園、大篠保育園の子育て支援センターが合同で北部の岡豊ふれあい館へ、南部地区では十市多世代交流プラザで保健福祉センターの支援センターがそれぞれ月1回出張子育て支援を行っており、状況によりそれぞれの専門機関へつなげております。
 南部地区への新設についての件ですが、多世代交流プラザでの年間延べ利用者が親子で130名ほどおられます。幼保支援課としましては、南部の地域に子育て支援センターの必要性を認識しておりまして、岡豊への開設後に検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 6番土居恒夫君。
○6番(土居恒夫君) 市長を初め、担当課のそれぞれに敬意を表したいと思います。それぞれに本当御丁寧に御答弁いただきまして、まことにありがとうございます。
 命山のことですが、市長もやはり夢といいますか、図書館もそうですけども、夢を持ってるということで、ぜひともその実現に向けて取り組んでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
 まず、図書館ですが、やはりそういった文化的な施設と一緒になった複合的なものをできればお願いしたいと思います。
 それから、日章地区といいますか、田村等々の道路の東部自動車道への緊急避難、それから今後地区別の避難計画策定案ですか、それもされるということで、それをいろいろ早急にしていただきたいと思います。
 それから、石土池ですが、本当に朝晩、当然昼間の子供たちも小学生も冬になると、あそこをマラソンコースにしたりして、ちょうどのキロ数もあります、環境もいいところですので、特に冬場になりますとジョギング等々で暗くなっております。ですから、街灯等への伐採していただく、あるいはワット数を高めていただいて、明るいところで楽しんでいただくということを、環境改善に努めていただくようにお願いいたします。
 それから、家庭雑排水の件ですが、大変効果があるものです。非常に驚いております。これからも引き続き、予算もあると思いますが、石土池の浄化にぜひともまた継続してお願いいたしたいと思います。
 それから、住宅地の、先ほど建設課長がおっしゃってましたけども、工事の車両が東側から入るとなりますと、小学校もありますので、ちょっとそのあたりも考慮も要ると思います。業者さん等説明していただいて、何とかまた道路がこれ以上悪くならないように、ぜひとも御検討ください。お願いいたします。
 それから、学力のことですが、あとは二極化のことも進んでるんじゃないでしょうか。先ほど課長もおっしゃってましたけども、小中連携によって学力の向上等々に努めるということでありまして、これはどうしても中1ギャップあるいは学力の上位群と下位群の差も広がっているような気もします。どうしてもこれは、言葉悪いですけども、家庭の収入あるいは家庭の状況によって学力の差もついているような気もします。最近は、いろいろ片親の家庭もいらっしゃいますし、なかなか収入等々もあります、塾へも行けない、そういったことでますます学力的なものまで余裕もない御家庭もいらっしゃると思います。この辺もいろんな面で学校は学ぶ場ということで、そういった子供たちのために学習能力等々を上げるために御努力をいただきたいと思います。
 例えば夏休みなんか学校へ行けないときには学校では無理です。例えば公民館を利用して、近所のボランティアがいらっしゃったら、そういった方々で学習も教えるような体制をとっていただいて、これは進学のためじゃなくて、せめて予習、復習、特に復習をやっていくと、私はそんなに利口者じゃありませんからあれですけども、やはり復習をやっていけば次やっていけるんじゃないかなと、それすらできない状況の子供たちの環境下も、そういったものにもなってるんじゃないかなと。ですから、学ぶ力じゃないですけども、やっぱり学ぶ楽しさとかを教えていただいたら、子供たちは次から次へ新しいもん覚えていったら勉強が好きになるんじゃないでしょうかね。
 ですから、言葉悪いですけども、教育虐待ということもあるんじゃないでしょうか。例えば、先生がおまんこんなもんもできんがかっと言われることもあると思います。これはそんなことじゃなくて、そこまでわからんかったら教えちゃろかという、やっぱり手を差し伸べてあげる教育も、これから必要じゃないかと。あるいは家の中でもあんたこんなことできんがかえとかと言うて、家の中でも教育虐待等々も起こっているような気もします。これはちょっと余談ですが、ですからぜひともいろんな子供とのギャップをなくしていただいて、子供たちの学ぶ力をつけていただくようにお願いいたします。
 最近また高校の入試もいろいろ、ころころころころ変わっております。子供たちには大変な、逆に言うたら心理的に大変な状況になっておると思いますので、ぜひともよろしくお願いいたします。
 あとはもう特にあれは要りませんが、最後に言いたいことがありまして、というのはこの前も第27回南国市青少年健全育成大会というのが催されまして、これ毎年私も何回かお邪魔して発表の機会、聞くことで、みずからが何か心洗われるような、毎年気がしてまして。残念ながらことしはちょっと行けなかったんですけども、きのうちょっと生涯学習課の課長から資料をいただきましたんで、この中に、ちょっとこれ今はやりの、はやりというたら言い方悪いですけども、いじめという点で、鳶ヶ池中学校の3年生の南部さんが人とのつながりということで、最後にはいじめということについて作文書いておりますので、最後に私朗読させていただいて、終わりたいと思います。
 この方は、小学校のころに自分がいじめにいったと、遭ったとしたりして、いじめの現場を見たりしたらしいですけども、これは最後にこういう、いじめをしている人、自分がやったことで人が傷つくことに早く気づいてください。いじめられている人、誰でもよいから頼ってください。何でもよいから話してください。そうしないと何が起きているかわかりません。ひとりで考え込まないで、勇気を持って助けを求めてください。私の周りに今いじめはないけれど、これからもそんなことが起きないために友達を大切にしたいです。人の気持ちを考えて気を使い、いけないことはいけないとはっきり言う、そんな本当の優しさで接することが大切ですということを書いております。
 そして最後に、私はいじめられている人に声をかけたいです。守ってあげる、そばにおるよ、話聞くよ、それは私が小学校3年のときにかけてもらいたかった言葉でもあります。社会に出る上で大事な経験を積む学校という場所でのいじめがもうすぐなくなることを信じたいですという終わりになっております。
 こういうことでぜひとも、いじめというのは大変なことですけども、そういういじめのない社会をぜひともよろしくお願いしてこれで私は終わります。