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検索結果 »  平成24年 第363回市議会定例会(開催日:2012/09/07) »

第363回市議会定例会初日


第363回南国市議会定例会会議録
 …………………………………………………………………………………………………………
                                 南国市告示第83号
                                 平成24年8月31日
                           南国市長 橋 詰 壽 人 

第363回南国市議会定例会を次のとおり招集する。

 1.期  日  平成24年9月7日
 2.場  所  南国市役所 5階議場
 …………………………………………………………………………………………………………
第1日  平成24年9月7日  金曜日

      出席議員     
     1番 田 中   徹君        2番 山 中 良 成君
     3番 岩 松 永 治君        4番 西 本 良 平君
     5番 西 川   潔君        6番 土 居 恒 夫君
     7番 高 木 正 平君        8番 中 山 研 心君
     9番 前 田 学 浩君       10番 村 田 敦 子君
    11番 岡 崎 純 男君       12番 小笠原 治 幸君
    13番 竹 内 克 憲君       14番 野 村 新 作君
    15番 西 原 勝 江君       16番 浜 田 和 子君
    17番 浜 田   勉君       18番 土 居 篤 男君
    19番 福 田 佐和子君       20番 西 岡 照 夫君
    21番 今 西 忠 良君
          ―――――――――――*―――――――――――
      欠席議員
    な し
          ―――――――――――*―――――――――――
      出席要求による出席者
  市     長  橋 詰 壽 人君
  副  市  長  藤 村 明 男君
  参事兼総務課長兼選挙管理委員会事務局長  中 沢 孝 夫君
  参事兼財政課長  光 野 末 吉君
  参事兼企画課長  西 山 明 彦君
  危機管理 課 長  西 原 三 登君
  市 民 課 長  田 中 倫 代君
  保健福祉センター所長  岩 原 富 美君
  長寿支援 課 長  山 内 幸 子君
  環 境 課 長  田 渕 博 之君
  農林水産 課 長  村 田   功君
  商工観光 課 長  今久保 康 夫君
  建 設 課 長  吉 川 宏 幸君
  地籍調査 課 長  門 田   実君
  都市整備 課 長  小 原 良 一君
  上下水道 局 長  高 田 博 通君
  会計管理者兼会計課長  橋 田 裕 子君
  福祉事務 所 長  南   幸 男君
  教  育  長  大 野 吉 彦君
  学校教育 課 長  竹 内 信 人君
  生涯学習 課 長  谷 合 成 章君
  幼保支援 課 長  島 崎 俊 二君
  監査委員事務局長  島 崎   明君
  農業委員会事務局長  土 橋   愛君
  消  防  長  洲賀崎 勝 男君          ―――――――――――*―――――――――――
      議会事務局職員出席者
  事 務 局 長  北 村 健 一君   次     長  公 文 知 子君
  書     記  野 口 裕 介君
          ―――――――――――*―――――――――――     
      議事日程
        平成24年9月7日 金曜日 午前10時開議
第1 会期の決定
第2 会議録署名議員の指名
第3 議案第1号 平成23年度南国市一般会計歳入歳出決算
第4 議案第2号 平成23年度南国市下水道事業特別会計歳入歳出決算
第5 議案第3号 平成23年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算
第6 議案第4号 平成23年度南国市土地取得事業特別会計歳入歳出決算
第7 議案第5号 平成23年度南国市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算
第8 議案第6号 平成23年度南国市国民健康保険特別会計歳入歳出決算
第9 議案第7号 平成23年度南国市介護保険特別会計歳入歳出決算
第10 議案第8号 平成23年度南国市後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算
第11 議案第9号 平成23年度南国市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について
第12 議案第10号 平成24年度南国市一般会計補正予算
第13 議案第11号 平成24年度南国市下水道事業特別会計補正予算
第14 議案第12号 平成24年度南国市農業集落排水事業特別会計補正予算
第15 議案第13号 平成24年度南国市国民健康保険特別会計補正予算
第16 議案第14号 平成24年度南国市介護保険特別会計補正予算
第17 議案第15号 平成24年度南国市水道事業会計補正予算
第18 議案第16号 南国市営住宅等の整備基準を定める条例
第19 議案第17号 南国市営住宅設置及び管理条例の一部を改正する条例
第20 議案第18号 南国市災害対策本部条例の一部を改正する条例
第21 議案第19号 南国市防災会議条例の一部を改正する条例
第22 議案第20号 南国市火災予防条例の一部を改正する条例
第23 議案第21号 学校開放に係る体育施設の照明施設等使用料条例の一部を改正する条例
第24 議案第22号 市道の廃止について
第25 議案第23号 市道の認定について
第26 議案第24号 南国市デジタル防災行政無線システム整備契約の締結について
第27 議案第25号 南国市監査委員の選任の同意について
第28 報告第1号 平成23年度健全化判断比率の報告について
第29 報告第2号 平成23年度資金不足比率の報告について
第30 報告第3号 損害賠償の専決処分の報告について
          ―――――――――――*―――――――――――
      本日の会議に付した事件
  日程第1より日程第30まで
          ―――――――――――*―――――――――――
      午前10時4分 開会・開議
○議長(野村新作君) これより第363回南国市議会定例会を開会いたします。
 直ちに本日の会議を開きます。
          ―――――――――――*―――――――――――
      会期の決定
○議長(野村新作君) 日程第1、会期の決定を議題といたします。
 お諮りいたします。今期定例会の会期は、本日から9月21日までの15日間といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(野村新作君) 御異議なしと認めます。よって、会期は15日間と決定いたしました。
          ―――――――――――*―――――――――――
      会議録署名議員の指名
○議長(野村新作君) 日程第2、会議録署名議員は、会議規則第81条の規定により、中山研心君及び小笠原治幸君を指名いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(野村新作君) 市長より議案の送付がありましたので、お手元へ配付いたしました。
 職員をして送付書を朗読いたさせます。事務局長。
(事務局長朗読)
 …………………………………………………………………………………………………………
                                  24南総第230号
                                 平成24年9月7日

 南国市議会議長  野 村 新 作 様

                       南国市長  橋 詰 壽 人  

      第363回南国市議会定例会の議案の送付について
 第363回南国市議会定例会に提出する議案を別紙のとおり送付します。

 議案第1号 平成23年度南国市一般会計歳入歳出決算
 議案第2号 平成23年度南国市下水道事業特別会計歳入歳出決算
 議案第3号 平成23年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算
 議案第4号 平成23年度南国市土地取得事業特別会計歳入歳出決算
 議案第5号 平成23年度南国市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算
 議案第6号 平成23年度南国市国民健康保険特別会計歳入歳出決算
 議案第7号 平成23年度南国市介護保険特別会計歳入歳出決算
 議案第8号 平成23年度南国市後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算
 議案第9号 平成23年度南国市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について
 議案第10号 平成24年度南国市一般会計補正予算
 議案第11号 平成24年度南国市下水道事業特別会計補正予算
 議案第12号 平成24年度南国市農業集落排水事業特別会計補正予算
 議案第13号 平成24年度南国市国民健康保険特別会計補正予算
 議案第14号 平成24年度南国市介護保険特別会計補正予算
 議案第15号 平成24年度南国市水道事業会計補正予算
 議案第16号 南国市営住宅等の整備基準を定める条例
 議案第17号 南国市営住宅設置及び管理条例の一部を改正する条例
 議案第18号 南国市災害対策本部条例の一部を改正する条例
 議案第19号 南国市防災会議条例の一部を改正する条例
 議案第20号 南国市火災予防条例の一部を改正する条例
 議案第21号 学校開放に係る体育施設の照明施設等使用料条例の一部を改正する条例
 議案第22号 市道の廃止について
 議案第23号 市道の認定について
 議案第24号 南国市デジタル防災行政無線システム整備契約の締結について
 議案第25号 南国市監査委員の選任の同意について
 報告第1号 平成23年度健全化判断比率の報告について
 報告第2号 平成23年度資金不足比率の報告について
 報告第3号 損害賠償の専決処分の報告について
 …………………………………………………………………………………………………………
          ―――――――――――*―――――――――――
      議案第1号から議案第25号まで、報告第1号から報告第3号まで
○議長(野村新作君) この際、議案第1号から議案第25号まで及び報告第1号から報告第3号まで、以上28件を一括議題といたします。
 市政報告並びに提案理由の説明を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) おはようございます。
 市政報告に入る前に、議長のお許しをいただきまして、平成24年8月26日の高知新聞に掲載されました「生活保護者遺留金管理怠る」という見出しの記事、また本日朝刊の「金銭台帳未作成認める」の見出しの記事に関しまして、調査結果を報告いたします。
 今回の調査対象は、生活保護受給者で亡くなった方の中で遺留金品があり、かつ相続人のいない方について過去5年間(平成19年度から平成23年度)にさかのぼり調査いたしました。
 調査の結果、4件該当事例があり当時の担当職員から聞き取り調査を行いました。遺留金として取り扱うべき金額の総計は36万1,544円でありました。その使途は、戻入並びに葬祭扶助充当金が18万3,867円、被保護者のライフライン費用支払い1万6,224円、また供養料として計16万1,453円を支払いしており、最終的に遺留金は残っておりませんでした。
 一部を除き領収書等の拠証資料の保存がなされていませんので、私的流用の有無について担当職員から詳細に聴取いたしましたが、そのような事実は全くありませんでした。
 遺留金品管理台帳の有無について、歴代の福祉事務所長並びに所属職員にも確認をいたしましたが、存在を確認できませんでした。管理体制が不十分であり、誠に申し訳なく思っております。今後、遺留金品が確認された場合、速やかに会計課で歳入歳出外現金として処理することを指示いたしました。また入金管理台帳及び遺留金品管理台帳については、早速作成し8月より運用いたしております。
 こういった不適切な管理体制を猛省し、現在遺留金品取り扱いについての内規及び現金等の取り扱い規程の整備に取りかかっており、今後こういった不適切な事例が発生しないような体制づくりに取り組んでまいります。 
 私は市長として、南国市に無縁仏を納骨する施設がないことが今回の事案の一因とも痛感いたしておりますので、早急に遺骨安置のための施設をつくるべく調査に入っております。
 以上でございます。
 それでは、市政報告を申し述べさせていただきます。
 本日、議員の皆様の御出席をいただき、第363回南国市議会定例会が開かれますことを厚く御礼申し上げます。
 開会に当たり、提案いたしました議案の説明に先立ちまして、市政の状況について御報告申し上げ、議員の皆様並びに市民の皆様の御理解をよろしくお願いしたいと思っております。
 初めに、野田政権は、自由民主党、公明党との三党合意により、社会保障給付費に充てるため、消費税の増税を柱とする、社会保障と税の一体改革関連法を成立させました。しかし、社会保障の給付抑制に係る改革や消費税の低所得者対策など、まだまだその内容は明確にはなっておらず、また、現在の政局も先行きが不透明のままとなっておりますが、国会の場で徹底的に議論を行っていただき、国民が安心して暮らせるよう道筋を立てていただくことを望みます。また、長引く景気低迷における景気対策、東日本大震災からの復興、原発の再稼働、討論型世論調査では参加者285名のうち46.7%が原発比率ゼロ%を指示する中での将来のエネルギー政策の方向性、沖縄基地移転問題・安全性が確保されていないオスプレイの配備やその飛行訓練など問題が山積みの中、問題を先送りしている感が否めず、リーダーシップを発揮し、真に国民のための政治を行っていただきたいと感じているところであります。
 高知県におきましては、日本一の健康長寿県構想の取り組みの一つである、中山間対策としまして、本年度から生活、集落支援、防災、安心・安全、産業づくりなどの活動について、それぞれの地域の課題やニーズに総合的に取り組む「集落活動センター」の整備を進めております。また、地域福祉の拠点である「あったかふれあいセンター」での集いや生活支援活動などと連携させ、地域力や集落機能を維持し、住民主体の地域活動の支援を進めております。
 本市におきましては、第5期介護保険事業計画の中で、高齢化の進行に伴い、地域の元気な高齢者によるボランティア人材の確保と高齢者の社会参加活動を促進する方策としまして、「介護支援ボランティア」ポイント制の導入を位置づけております。この事業は、愛称を「なんこくありがとうポイント制度」として、多くの高齢者の方に参加していただき、介護支援のボランティアを推進するとともに、参加者自身の介護予防と生きがいづくりの推進を図ることを目的として、取り組みを進めております。
 それでは、市政の主要な課題につきまして、御報告いたします。
     〔危機管理〕
 まず、危機管理関係につきまして、御報告いたします。
 命山構想における、津波避難タワー等の建設につきましては、各地区の自主防災組織・連合会・地権者の皆様の御支援、御協力をいただき、用地交渉等、順調に進捗しております。
 6月29日には、大津波警報発令時に、高知空港滑走路を横断して、空港ビルに避難するための「津波避難門扉の運用に関する覚書」を大阪航空局高知空港事務所長と締結いたしました。
 7月8日には、日本の津波研究の第一人者であります東北大学の今村文彦先生の指導により、東日本大震災で被災した方の証言や、地震や津波に関するニュース番組などを活用した災害図上訓練を行いました。
 7月28日、29日には、稲生小学校で、地域防災力の向上と自分の命に責任を持つこと、家族との信頼関係を築くことができるように「子ども防災キャンプ」を高知工業高等専門学校やその他の関係機関と連携して実施いたしました。小学生、保護者、自主防災組織などの幅広い年代層が災害図上訓練やまち歩きを行い、地域の危険箇所・避難ルートの確認など、さまざまな避難の対応策について学習していただきました。
 交通安全につきましては、子どもの交通事故防止、全てのシートベルトとチャイルドシートの着用の徹底や、自転車利用者のマナーの向上に努めております。特に、全国各地で登下校中の児童が交通事故に巻き込まれており、学校を初めとした関係機関と連携して、通学路の危険箇所の点検を実施いたしました。
     〔財政〕
 次に、財政関係につきまして、御報告いたします。
 平成23年度普通会計の決算状況につきましては、国の経済対策関連事業の減少に伴い、歳入歳出とも平成22年度より減少いたしました。歳入総額は対前年度比10億9,140万2,000円、5.1%減の204億6,109万6,000円、歳出総額は対前年度比11億996万4,000円、5.3%減の196億9,586万3,000円で、実質収支は5億4,856万6,000円の黒字となっております。
 また、地方債借入残高は平成23年度末で約177億円となり、対前年度比約9億8,000万円、5.2%減で、平成13年度末の約340億円をピークに毎年着実に減少しております。財政構造の弾力性を示す経常収支比率は88.9%で、対前年度比2.2%増となったものの、公債費負担の健全度を示す実質公債費比率は14.6%で、対前年度比1.7%減と、公債費の減少に伴い改善されつつあります。
 次に、本年度の普通交付税が決定し、対前年度比2億2,969万6,000円、5.6%減となりました。また、臨時財政対策債も1,729万3,000円、2%減となり、合わせて2億4,698万9,000円、5%減となっております。
 今後の財政見通しは、景気回復の状況や社会保障と税の一体改革による地方財政への影響など予測が難しいところではありますが、行政改革大綱や中期財政収支ビジョンなどに基づき、引き続き健全な財政運営の確立に努めてまいります。
     〔企画〕
 次に、企画関係につきまして、御報告いたします。
 南国市情報化計画につきましては、全国で本市と千葉県市原市が、策定支援の対象自治体として、一般財団法人全国地域情報化推進協会から承認されました。平成25年度から平成26年度までに情報化計画の策定・見直しを行うため、本年度プロジェクトチームを設置し、本市の現状と課題を具体化して、情報通信技術を活用した課題解決についての議論を深めてまいります。その成果としまして、来年2月末に同協会が取りまとめを行うICT利活用モデル提案書を、本市の情報化計画に活用するものであります。
 公共交通関係につきましては、この10月1日から上倉・黒滝方面の中山間地域にデマンド型乗り合いタクシーが運行されることになりました。その他の中山間地域におきましても、それぞれの地域にあった公共交通機関の運行を検討しているところでございます。
     〔税務〕
 次に、税務関係につきまして、御報告いたします。
 平成23年度の市税徴収実績につきましては、徴収額61億7,356万7,000円、徴収率92.71%で、対前年度比6,227万2,000円、0.86ポイント上回っております。
 平成23年度課税と滞納繰越の徴収率につきましては、現年度課税徴収率は98.30%で前年度を0.41ポイント、滞納繰越徴収率は25.03%で前年度を6.41ポイント上回りました。
 南国・香南・香美租税債権管理機構は、7月から本格始動しており、国や県等の関係機関と連携した税務行政を推進し、今後につきましても、税の公平性と徴収率向上を図り、自主財源の確保に努めてまいります。
     〔市民〕
 次に、民生関係につきまして、御報告いたします。
 住民異動関係につきましては、平成21年7月に外国人住民の利便性の増進を目的として、住民基本台帳法の改正法及び外国人登録法を廃止する出入国管理及び難民認定法等の改正法が成立し、新たな在留管理制度が本年7月9日から施行され、日本人と同様に住民基本台帳制度の対象となりました。人口動態につきましては、7月末現在、外国人住民212人を含めまして4万9,036人となっております。
 国民健康保険関係につきましては、平成23年度の国民健康保険特別会計は、1億1,620万円の決算余剰金が生じましたが、国、県への返還金等のため全額を本年度に繰り越しました。また、歳出全体の7割を占めております本年度の医療費の状況は、8月10日現在、前年度比7.6%増となっております。
 年金関係につきましては、年金確保支援法により、過去10年以内に納め忘れのある国民年金保険料を納付することができる後納制度が始まります。保険料の納付手続きは、本年10月から平成27年9月までの3年間、年金事務所で行われることになりますが、市民課の窓口におきましても、納付相談を行うなど、年金事務所と協力・連携を図ってまいります。
     〔保健〕
 次に、保健関係につきまして、御報告いたします。
 冒頭で申し上げました「なんこくありがとうポイント制度」の事業内容につきましては、65歳以上の方のボランティアを推進するために、ボランティア活動にポイントを付与し、そのポイントに応じて特典と交換するものであります。ポイント制度への参加を希望される方は、登録研修を受講し、南国市ボランティアセンターに登録した後、市内の介護保険施設や介護予防事業など市が認めるボランティア活動に参加した場合にポイントを付与するものとしております。第1回登録研修は、6月22日及び29日に実施し、11名の登録がありました。第2回登録研修は、今月25日及び10月2日に開催する予定としております。
 また、住み慣れた地域でいつまでも元気に生活していただくことを目的としまして、前浜老人憩いの家を改修し、介護予防型サロン「ごむの木」を7月17日に開設いたしました。サロンの運営は、介護保険事業や介護予防事業において多くの実績を有する社会福祉法人ふるさと自然村に委託し、要支援や要介護状態になるおそれの高い高齢者を対象に、効果的な介護予防プログラムを実施することとしております。
 ポリオの定期予防接種につきましては、従来の生ポリオワクチンの経口投与による集団接種は8月で終了し、9月1日から不活化ポリオワクチンによる皮下注射に切りかわり、医療機関での個別接種が始まっております。今回導入されました不活化ワクチンは、ポリオのみの単独ワクチンで、今後3種混合ワクチンと一緒になった4種混合ワクチンが導入される予定となっております。8月時点でポリオの接種が完了していない方に対しましては、8月末に説明文書と予診票を個別に送付いたしました。また、新たに接種対象年齢となる方には順次、同様に送付して、勧奨に努めてまいります。
     〔環境〕
 次に、環境関係につきまして、御報告いたします。
 8月1日に、高知県地球温暖化防止活動推進員を講師に招き、「夏休み子ども教室」を開催いたしました。小学校4年生から6年生まで19名が参加して、地球温暖化問題を学習し、太陽光発電パネルで動くソーラーカーの物づくり体験をしました。子どもたちからは、「地球温暖化の原因がわかった」「できるだけ電気を大切にしようと思った」などの感想がありました。今後におきましても、子どもたちの環境学習に取り組んでまいります。
 本年度住宅用太陽光発電システム設置補助金につきましては、73件の交付申請があり、6月26日に受け付けを終了いたしました。そのうち、市内業者施工は25件、割合は34%で、昨年度の16件から約1.5倍拡大し、市内業者の振興に一定の効果がありました。また、平成21年度から補助金制度を開始して、4年間で補助件数238件、補助金総額3,011万2,000円、設置出力合計1,083.51キロワットとなりました。この補助制度で、分散はしておりますが、メガワット級の太陽光発電設備が設置されたことになります。
 次に、ごみの減量の新たな取り組みとしまして、雑ごみで収集しております、いわゆる家電4品目以外の小型家電品につきまして、再分別を行い、有価で引き取ってもらうことを6月から始めました。今まで廃家電品は、破砕して一般廃棄物最終処分場で埋め立て処分を行っておりましたが、このことにより埋め立て量を減らせるとともに、一定の売却益を得ることができます。6月の実績としましては、3.5トン程度ですが、引き続きごみの減量のための取り組みを推進いたします。
     〔農林水産〕
 次に、農林水産関係につきまして、御報告いたします。
 老朽化が進む農業用用排水路、農道等の施設の長寿命化のための補修・更新等を行う「農地・水保全管理支払交付金の向上活動支援交付金」につきましては、申請組織の増加により、本年度の国の当初配分額は申請の約56%でありましたが、追加配分により約83%となりました。当初配分額では、事業執行に大きな影響がありましたが、追加配分を受けまして、実施組織の計画達成のため、積極的に活動支援に努めてまいります。
 「食と農村漁業の再生のための基本方針・行動計画」を踏まえ、本年度導入されました青年就農給付金につきましては、給付対象者34人分の青年就農給付金事業費補助金(経営開始型)を今議会の補正予算で計上いたしました。今後につきましては、新規就農者が給付要件である各集落組織の中心となる経営体として位置づけされるよう、「人・農地プラン」の作成に努めてまいります。
 また、極わせ品種「南国そだち」につきましては、今年は昨年に比べ1等米比率が47%に向上しました。8月4日、5日の両日には、東京アンテナショップ「まるごと高知」で、南国市産早場米として、テストマーケティングと販売促進活動を行いました。11月には、南国フェアとして新米だけでなく四方竹等もPRし、地産地消にとどまらず、地産外商にも努めてまいります。
     〔商工観光〕
 次に、商工観光関係につきまして、御報告いたします。
 8月4日には、恒例の第24回土佐のまほろば祭りが開催され、天候にも恵まれ、たくさんの皆様に楽しんでいただきました。「今年の花火は、例年にも増して良かった」との声も多くの方からいただきました。また、今年も岩沼市復興支援チャリティーリストバンドを販売し、姉妹都市岩沼市の支援を行いました。財政面や運営面など課題はたくさんありますが、市民の皆様の楽しんでいただいている姿を見て、まほろば祭りの本市における位置づけとしての重要性を再認識いたしました。
 高知県が実施しております「リョーマの休日キャンペーン」の取り組みとしまして、香美市、香南市とともに物部川エリアで10月から12月までの間、キャンペーンを行うべく準備を進めております。本市におきましては、南国市観光協会が西島園芸団地にレンタサイクルを置き、岡豊、国分・比江、才谷などの史跡を巡る「レンタサイクルで行く土佐のまほろば巡り」を計画しております。期間中は、レンタサイクルを無料で貸し出し、観光ボランティアガイドを利用された方や、地元グルメのシャモ料理、トマトカレーを食べてアンケートに答えられた方に特典を設けるなどして、積極的な情報発信を行うこととしており、本市としましても協力してまいります。
 また、高知県が進めております観光施設、体験プログラム、御当地グルメ、宿泊施設などに持参すると特典が受けられる「龍馬パスポート」につきましては、8月21日現在、市内で約20の対象施設、店舗を利用することができ、1万人を超える方がパスポートを取得しております。
     〔建設〕
 次に、土木建設関係につきまして、御報告いたします。
 市道下島学校線の「みのこし橋」「下島橋」の長寿命化対策及び耐震化対策につきましては、詳細設計の委託業務を発注すべく事業を進めており、また、3件発生しております農業施設災害復旧事業につきましては、災害査定が終わり次第、早期発注・早期完成に努めてまいります。
 県単補助事業による、がけくずれ住家防災対策事業につきましては、2件工事を実施し、完了いたしました。
 地籍調査事業につきましては、平成16年度から事業に着手し8年が経過しておりますが、現在の進捗率は約5%であります。本年度は調査地区を1地区ふやし、4地区としておりますが、全ての業務を発注し、地権者等への説明会も終了し、計画どおり順調に進んでおります。
     〔都市整備〕
 次に、都市整備関係につきまして、御報告いたします。
 本市の重要な都市基盤整備であります都市計画道路高知南国線・南国駅前線につきましては、暫定供用しております東工業高校前から延長978.9メートルについて、12月中に4車線全面供用開始に向けて取り組んでおります。また、都市計画道路高知南国線(第2工区)及び南国駅前線(第2工区)につきましては、6月、7月に地権者及び権利者の皆様に説明会を3回実施し、今後の用地交渉などのスケジュールについて御理解、御協力をお願いいたしました。
 南海地震対策であります住宅耐震化促進事業につきましては、事業費1億139万円、8月13日現在の執行額は2,850万円、執行率は28.1%となっております。本年度からは非木造住宅とコンクリートブロック塀等の耐震改修も補助対象とし、8月1日から受け付けを開始しております。
 また、障害者等が地域での自立した生活を営む場を提供する施策といたしまして、公営住宅法の規定により、厚生労働省令・国土交通省令で定める社会福祉を目的とする事業を行う社会福祉法人等に公営住宅を使用させることができるよう、南国市営住宅設置及び管理条例の改正議案を今議会に上程しておりますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。
     〔上下水道〕
 次に、上水道関係につきまして、御報告いたします。
 管路耐震化や水道台帳データ化事業等、遅れておりました地震対策につきましては、本年度から本格的に着手しております。緊急時幹線管路耐震化工事は5月に発注し、幹線石綿管布設がえや南部配水池耐震補強工事等につきましても、順次発注いたします。
 降雨時の河川濁り水や、渇水時の水量不足と濁り水の影響を受けやすい久礼田水源地につきましては、改良を図るため、周辺の地下水脈探査を実施すべく、今議会に補正予算を計上しておりますので、御審議のほどよろしくお願いいたします。
 10月に日本水道協会中国四国地方支部の第1回合同防災訓練が実施されます。11日には愛媛県支部12事業団体による高知大学医学部附属病院など4カ所で給水訓練を実施いたします。大篠小学校におきましては、稲吉防災会の御協力を得て、飲み水を入れる容器を持参するなど訓練に参加していただくことを予定しております。
 次に、下水道事業につきまして、御報告いたします。
 津波浸水が予測されております十市浄化センターと浜改田汚水処理場につきましては、10メートルメッシュの津波シミュレーションにより浸水被害を予測し、高知県下水道地震津波対策検討委員会に参加して、学識経験者や専門家の方に処理場ごとのアドバイスを受け、地震津波対策を講じてまいります。
     〔福祉〕
 次に、福祉関係につきまして、御報告いたします。
 児童扶養手当法施行令が改正され、本年7月20日付で児童扶養手当の支給要件に、配偶者からの暴力で「裁判所からの保護命令」が出された場合が加わりました。8月1日現在、本市で把握している対象者はおりませんが、対象者には個別の発信や連絡漏れがないよう注意して対応してまいります。
 障害者福祉につきましては、障害者虐待の防止、障害者の養護者に対する支援等に関する法律が平成23年6月24日に公布され、本年10月1日から施行されます。障害者に対する虐待は、障害者の尊厳を脅かし、自立や社会参加を妨げることとなります。法の施行に伴い、関係機関と連携しながら、障害者虐待防止支援センターとして虐待の通報や届け出に対応してまいります。
 昨年度、策定いたしました地域福祉計画につきましては、各地域での座談会などをきっかけに、地域の支え合い、つながりの必要性を地域で感じ、新しい活動や取り組みが始められたなど、うれしい報告を受けております。各地域での活動や取り組みを市広報や社協だよりなどを活用して、他の地域に情報発信してまいりたいと考えております。また、計画の実践の一つとして、本年度から5年間にわたり、南国市社会福祉協議会と連携して、各地域において順次座談会を開催し、地域の皆様と一緒に地域福祉の取り組みを推進してまいります。現在のところ、7月、8月に前浜地区で座談会を実施しております。
 児童虐待に関しましては、本年度30件の相談があり、相談の種別はネグレクトが12件、40%と最も多く、心理的虐待が10件、身体的虐待が8件となっております。昨年度に高知県中央児童相談所と高知県幡多児童相談所が受けた児童相談の状況等におきましても、ネグレクトの割合が41.4%と最も多くなっております。このような傾向は、児童虐待に係る通告の義務という意識の高まりとともに、ネグレクトの認識の広まりによるものであります。今後におきましても、さらに関係機関と連携いたしまして、児童虐待の防止に努めてまいります。
     〔消防〕
 次に、消防関係につきまして、御報告いたします。
 まず、本年1月から6月までの出動状況につきましては、火災が9件と昨年の総数13件に近づいておりますが、人的被害は昨年と同様発生しておりません。救助出動は13件、救急出動は昨年並みの1,077件となっております。
 これに関連しまして、7月の梅雨明けから急増しております「熱中症」の疑いがある救急出動件数は7月末現在、33件となっており、昨年全体の31件より増加しております。このため、毎日昼の「サイレンテスト」時に注意喚起の放送を行い、また、広報なんこく8月号に熱中症の予防について掲載し、啓発を行っております。
 南国市消防団「大篠分団大そね班」の消防屯所につきましては、現在の場所は屯所前道路の幅員が狭く、また、木造建築のため耐震性の問題などから、移転新設が要望されておりました。このたび、適当な用地の寄付をいただき、建築場所の確保ができましたことから、土地の造成を本年度中に行い、平成25年度の建設に向けまして取り組みを進めております。
     〔教育〕
 次に、教育関係につきまして、御報告いたします。
 まず、学校教育関係につきましては、魅力あるまちづくりについて考える中学校生徒会とのドリームトークを7月に行いました。生徒会からは、各学校の特色ある取り組みや自主的な活動等の紹介に続いて、「南国市の節電対策」や「南国市の地震・津波対策」など、まちづくりに関する素直で率直な質問や提案をいただきました。
 防災教育関係につきましては、「実践的防災教育推進事業」の指定校であります大湊小学校が7月に宮城県釜石市の川崎一弘教育長を講師としてお迎えし、防災教育カリキュラムづくり学習会を実施いたしました。
 また、南国市校長会代表者及び学校教育課長の計7名が、7月31日から8月2日の3日間岩沼市を訪問し、岩沼市教育委員会及び岩沼市校長会と学校の防災対応の研修や学校間交流について協議を行いました。今後につきましては、学校教育レベルでの交流・連携が一層深まるものと考えております。
 中学校の部活動につきましては、地区大会を突破した多くの団体、個人が県大会で活躍されました。中でも、北陵中学校男子柔道部は団体戦で5年連続6度目の優勝を果たすとともに、2階級で個人優勝を果たしました。また、香長中学校女子柔道部は団体戦で16年連続16度目の優勝を果たすとともに、5階級で個人優勝を果たしました。四国中学校総体において、北陵中学校男子柔道部は団体戦ベスト4に、香長中学校女子柔道部は団体戦で惜しくも準優勝となりました。第43回全国中学校柔道大会においては、香長中学校3年生の斉藤芽生さんが女子個人戦70キログラム超級で全国制覇を果たしました。また、第63回高知県中学校野球選手権大会においては、香長中学校野球部が初優勝を飾りました。このような輝かしい成績を収められましたことは、日々のたゆまない努力と精進の結果であり、心からたたえたいと思います。
 次に、幼保支援関係につきまして、御報告いたします。
 保育所関係につきましては、保育所・保育園、幼稚園における、各園の被害想定や実態を踏まえた園独自の防災マニュアルの見直しにつきましては、研修会等に参加するなど、防災対策の充実、強化を進めております。
 保育所や幼稚園を利用する保護者の保育者体験を推進して、子どもの育ちや保育に関する理解を促進して親の子育て力を高めるとともに、保育所や幼稚園の保育・教育の質の向上を図ることを目的とした「保護者の一日保育体験事業」をあけぼの保育所と吾岡保育園で実施しております。体験保護者からは、「今後の子育てのヒントが得られた」等の感想が寄せられておりますことから、今後につきましても、より多くの保護者の参加に努めてまいります。
 次に、生涯学習関係につきまして、御報告いたします。
 高知農業高校、高知東工業高校の開放講座や、高知工業高等専門学校、高知大学農学部との連携協力による教養講座につきましては、多くの小学生や市民の方に御参加をいただきました。今後におきましても、高等教育機関との連携をさらに深めてまいります。
 また、市内小中学校勤務のALTの先生が行う英会話講座や国際交流講座につきましては、さまざまな国の先生との触れ合いを通じて、さまざまな国の生活や文化を楽しく学んでおります。
 人権啓発関係につきましては、7月10日から20日までの「部落差別をなくする運動」強調旬間に、市役所市民ホールにおきまして、人権パネル展を開催し、市内の小中学生から募集した人権に関する書道や標語、ポスターなどの作品を展示いたしました。
 次に、スポーツ関係につきましては、第50回市民体育大会が開催中であり、各競技連盟の御協力により、16種目で熱戦が繰り広げられております。また、総合型地域スポーツクラブ「まほろばクラブ南国」のスポーツ教室が開催され、健康づくりや子どもスポーツ教室に多くの市民の皆様が参加しております。
 さらに、10月20日から日本スポーツマスターズ2012高知大会が開催され、本市におきましては、バドミントン競技がスポーツセンターで開催されることになっております。
 また、文化財関係につきましては、本市が指定しております史跡の前浜掩体群の7基のうち、用地取得しております5号掩体の構造調査が完了し、史跡公園として整備を行うよう進めております。
 以上、市政の主要な課題につきまして、御報告いたしました。
 続きまして、提案理由を申し述べます。
 議案第1号平成23年度南国市一般会計歳入歳出決算、議案第2号平成23年度南国市下水道事業特別会計歳入歳出決算、議案第3号平成23年度南国市住宅新築資金等貸付事業特別会計歳入歳出決算、議案第4号平成23年度南国市土地取得事業特別会計歳入歳出決算、議案第5号平成23年度南国市農業集落排水事業特別会計歳入歳出決算、議案第6号平成23年度南国市国民健康保険特別会計歳入歳出決算、議案第7号平成23年度南国市介護保険特別会計歳入歳出決算、議案第8号平成23年度南国市後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算、平成23年度一般会計及び特別会計の決算につきましては、地方自治法第233条第2項の規定に基づく監査委員の審査が終了しましたので、同条第3項の規定に基づき議会の認定に付し、同法第96条第1項第3号の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 議案第9号平成23年度南国市水道事業会計利益の処分及び決算の認定について、平成23年度南国市水道事業会計利益の処分につきましては、未処分利益剰余金9,674万4,714円を減債積立金として積み立てることについて、地方公営企業法(昭和27年法律第292号)第32条第2項の規定により、議会の議決を求めるものであります。
 平成23年度南国市水道事業会計決算につきましては、監査委員の審査が終了しましたので、地方公営企業法第30条第4項の規定により、決算の認定を求めるものであります。
 なお、事業量は給水人口4万2,565人、年間総配水量は648万8,918立方メートル、普及率87.47%となっております。
 次に、経営状況は、収益的収支では、収入5億7,961万7,000円、支出4億8,287万2,000円、当年度純利益9,674万5,000円となっております。
 また、資本的収支では、収入2億490万5,000円、支出4億2,823万8,000円となっており、税込収支で収入が支出に対して不足する額2億3,427万6,000円は、建設改良積立金4,000万円、過年度分消費税資本的収支調整額619万7,000円、当年度分損益勘定留保資金1億8,807万9,000円で補填いたします。 
 議案第10号平成24年度南国市一般会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は18億7,924万9,000円の増額計上であります。
 主な内容としましては、津波避難施設建設工事費等に係る防災費の増額であります。
 その所要一般財源は1億9,547万1,000円の増額でありまして、固定資産税2,610万円、繰越金2億1,471万8,000円、財政調整基金繰入金1億1,369万5,000円及び過年度分国県支出金等644万1,000円を増額し、地方特例交付金149万3,000円、地方交付税1億4,302万6,000円、臨時財政対策債2,024万1,000円及び諸収入72万3,000円を減額したものを補正財源といたしました。
 以下、主な歳出につきまして、御説明申し上げます。
 総務費関係では、生活保護費等に係る国・県支出金返還金7,324万7,000円を増額計上いたしました。
 民生費関係では、システム構築委託料等に係る児童家庭相談援助事業費550万4,000円及び里保育所耐震改修工事費等に係る公立保育所費524万4,000円を増額計上いたしました。
 衛生費関係では、予防接種委託料等に係る保健衛生予防費554万4,000円を増額計上いたしました。
 農林水産業費関係では、青年就農給付金事業費補助金等に係る農業振興育成補助金等事業費5,135万円、竹林整備のための機材購入補助に係る地域づくり支援事業費補助金500万円、農道水路の改良工事に係る市単独土地改良事業費2,626万6,000円及び木質ペレットボイラー整備に係る木質資源利用促進事業費補助金1,927万5,000円を増額計上いたしました。
 商工費関係では、工業用地概略設計委託料等に係る商工振興企業誘致費893万1,000円を増額計上いたしました。
 土木費関係では、道路の維持補修に係る道路維持費1,500万円及び都市計画公園用地購入に係る公園費4,700万円を増額計上するとともに、県事業に移行したことに伴う、がけくずれ住家防災対策事業費2,350万円を減額計上いたしました。
 消防費関係では、大そね消防屯所用地造成工事費等に係る消防施設費1,644万7,000円及び津波避難施設建設工事費等に係る防災費15億4,573万円を増額計上いたしました。
 教育費関係では、日章小学校屋内運動場屋根改修工事費等に係る小学校管理費1,355万5,000円、掩体公園整備等工事費1,146万8,000円及び国分寺金堂保存管理事業費補助金524万9,000円を増額計上いたしました。
 災害復旧費では、6月の豪雨による農業用施設災害復旧事業費899万円を増額計上いたしました。
 また、繰越明許費といたしましては、設計の基本構想に不測の日時を要したことにより庁舎耐震改修設計委託料に係る総務財産管理費2,688万円を計上いたしました。
 議案第11号平成24年度南国市下水道事業特別会計補正予算、その内容は歳出予算の事業内容の変更で、施設情報管理システム構築業務委託に係る下水道一般管理費14万6,000円、下水道施設津波シミュレーション業務委託に係る十市浄化センター維持管理費200万6,000円及び確定に伴う公債費利子30万円を増額計上し、事業内容見直しによる公共下水道事業費245万2,000円を減額計上いたしました。
 議案第12号平成24年度南国市農業集落排水事業特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は200万6,000円の増額計上であります。
 歳出におきましては、下水道施設津波シミュレーション業務委託に係る処理場維持管理費200万6,000円を増額計上いたしました。
歳入におきましては、一般会計繰入金200万6,000円を増額計上いたしました。
 議案第13号平成24年度南国市国民健康保険特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は1億284万8,000円の増額計上であります。
 歳出におきましては、国保一般管理費35万2,000円、保健衛生普及費5,000円及び過年度療養給付費負担金等の精算に伴う国・県への返還金1億249万1,000円を増額計上いたしました。
歳入におきましては、社会保険診療報酬支払基金からの過年度療養給付費交付金2,457万7,000円、前年度繰越金1億1,620万1,000円、県支出金2万1,000円及び一般会計繰入金35万2,000円を増額計上し、普通調整交付金3,830万3,000円を減額計上いたしました。
 議案第14号平成24年度南国市介護保険特別会計補正予算、歳入歳出補正予算の規模は1,137万2,000円の増額計上であります。
 歳出におきましては、過年度交付金の受け入れに伴う積立金694万6,000円及び地域支援事業費に係る国・県支払基金への返還金442万6,000円を増額計上いたしました。
歳入におきましては、過年度精算等に係る国庫支出金13万2,000円、支払基金交付金1,053万8,000円、県支出金57万6,000円及び諸収入14万4,000円を増額計上し、一般会計繰入金1万8,000円を減額計上いたしました。
 議案第15号平成24年度南国市水道事業会計補正予算、収益的収入及び支出において、上水道事業費用を1,336万3,000円増額するものであります。
 上水道事業費用の主なものは、水源予備調査業務委託及び水道事業財政計画策定業務委託を計上するものであります。
 議案第16号南国市営住宅等の整備基準を定める条例、地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(平成23年法律第37号)による公営住宅法(昭和26年法律第193号)の改正に伴い、公営住宅及び共同施設の整備基準について、国土交通省令で定める基準を参酌して地方公共団体が条例で定めることとなったため、本条例を制定するものであります。
 議案第17号南国市営住宅設置及び管理条例の一部を改正する条例、障害者等が地域での自立した生活を営む場を提供する方策として、公営住宅法(昭和26年法律第193号)第45条第1項の規定により、厚生労働省令・国土交通省令で定める社会福祉を目的とする事業を行う社会福祉法人等に公営住宅を使用させることができるとされています。
 近年、南国市においても市営住宅のそのような使用の要望が高まっていることから、規定の整備を行うため、本条例の一部を改正するものであります。
 議案第18号南国市災害対策本部条例の一部を改正する条例、災害対策基本法の一部を改正する法律(平成24年法律第41号)が平成24年6月27日に公布され、同日に施行されたことに伴い、本条例の一部を改正するものであります。
 改正の内容は、災害対策基本法の引用条項の条及び項番号を変更するものであります。
 議案第19号南国市防災会議条例の一部を改正する条例、災害対策基本法の一部を改正する法律(平成24年法律第41号)が平成24年6月27日に公布され、同日に施行されたことにより、地域防災会議の所掌事務の見直し及び委員の構成について改正が行われたことに伴い、本条例の一部を改正するものであります。
 主な改正の内容は、南国市防災会議について、所掌事務の変更をすること、並びに多様な主体の参画を図るため委員に自主防災組織を構成する者、学識経験者及び防災等について女性の視点から提言できる者を加えることであります。
 議案第20号南国市火災予防条例の一部を改正する条例、対象火気設備等の位置、構造及び管理並びに対象火気器具等の取り扱いに関する条例の制定に関する基準を定める省令の一部を改正する省令(平成24年総務省令第17号)が平成24年12月1日から施行されることに伴い、本条例の一部を改正するものであります。
 主な改正の内容は、新たに急速充電設備が対象火気設備等として位置づけられたことにより、急速充電設備を設置する際の位置、構造及び管理に関する基準を定めるものであります。
 議案第21号学校開放に係る体育施設の照明施設等使用料条例の一部を改正する条例、平成23年12月に新設された南国市立香長中学校剣道場について、学校開放の対象となる体育施設とすることに伴い、照明施設等の使用料を1時間につき40円として新たに制定するため、本条例の一部を改正するものであります。
 議案第22号市道の廃止について、県営十市地区経営体育成基盤整備事業(区画整理)の土地改良事業により、東沢2号線(整理番号1111)、東沢4号線(整理番号1113)及び田水線(整理番号1137)は、終点の地番が変更となるため、東沢6号線(整理番号1115)、東沢8号線(整理番号1117)及び東部中道線(整理番号1118)は、起点の地番が変更となるため、一度廃止をするものであります。
 また、同事業により、東沢3号線(整理番号1112)、東沢5号線(整理番号1114)、東沢7号線(整理番号1116)及び東沢9号線(整理番号1183)は、路線が消失するため、廃止をするものであります。
 以上の市道の廃止につきまして、道路法(昭和27年法律第180号)第10条第3項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 後に位置図を添付してありますので、御参照ください。 
 議案第23号市道の認定について、県営十市地区経営体育成基盤整備事業(区画整理)の土地改良事業により、東沢2号線(整理番号1111)、東沢4号線(整理番号1113)及び田水線(整理番号1137)は、終点の地番が変更となるため、東沢6号線(整理番号1115)、東沢8号線(整理番号1117)及び東部中道線(整理番号1118)は、起点の地番が変更となるため、一度廃止を行った後再度認定するものであります。
 また、同事業により、東沢5号線(整理番号1114)、東沢9号線(整理番号1183)が整備されましたので、市道として認定するものであります。
 以上の市道認定につきまして、道路法(昭和27年法律第180号)第8条第2項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 後に位置図を添付してありますので、御参照ください。
 議案第24号南国市デジタル防災行政無線システム整備契約の締結について、大規模災害発生時に住民の生命、身体及び財産を保護するために、本市独自の無線局から市民へ災害情報の提供や避難勧告等の迅速な情報伝達を行うことを目的とした防災行政無線の整備工事に当たり、最適な業者を選定するため、南国市デジタル防災行政無線整備工事委託業者選定審査委員会を設置しました。その委員会において、パナソニックシステムソリューソンズジャパン株式会社四国社が選定され、見積額が6億5,940万円(消費税含む)となりましたので、地方自治法第96条第1項第8号及び議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例第2条の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。
 裏面に選定結果の状況を添付していますので、御参照ください。
 議案第25号南国市監査委員の選任の同意について、猪野和孝監査委員は平成24年9月18日で任期満了となります。引き続き、同氏を監査委員に選任いたしたく、地方自治法第196条第1項の規定に基づき、議会の同意を求めるものであります。
 裏面に参考資料として猪野氏の略歴を添付していますので、御参照ください。
 報告第1号平成23年度健全化判断比率の報告について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律(平成19年法律第94号)第3条第1項の規定に基づき、平成23年度における健全化判断比率である実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債費比率及び将来負担比率について、監査委員の意見をつけて議会に報告するものであります。
 報告第2号平成23年度資金不足比率の報告について、地方公共団体の財政の健全化に関する法律(平成19年法律第94号)第22条第1項の規定に基づき、平成23年度の公営企業の資金不足比率について、監査委員の意見をつけて議会に報告するものであります。
 報告第3号損害賠償の専決処分の報告について、平成24年5月21日午後3時5分ごろ、南国市大そね甲2126番地1号付近において、本市職員が運転する公用車による物損事故により相手方に損害を与えたので、地方自治法第180条第1項の規定に基づき、議会において指定されている事項について、2万1,000円の損害賠償の額を専決処分いたしました。
 つきましては、同条第2項の規定に基づき、議会に報告するものであります。
 なお、損害賠償額につきましては、本市公用車の損害額と相殺するため、実際には支払いは発生いたしません。
 以上をもちまして、私からの提案理由の説明を終わります。何とぞ御審議の上、適切な議決を賜りますようお願い申し上げます。
○議長(野村新作君) これにて市政報告並びに提案理由の説明は終わりました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(野村新作君) お諮りいたします。本日の会議はこの程度にとどめ、明8日から10日までの3日間は休会し、9月11日に会議を開きたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(野村新作君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
 9月11日の議事日程は、一般質問であります。開議時刻は午前10時、本日はこれにて散会いたします。
 御苦労さまでした。
      午前11時16分 散会