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検索結果 »  平成24年 第362回市議会臨時会(開催日:2012/07/27) »

質疑・討論・採決


○議長(野村新作君) これより質疑に入ります。
 議案第1号の質疑を許します。質疑の通告がありますので、発言を許します。21番今西忠良君。
      〔21番 今西忠良君登壇〕
○21番(今西忠良君) おはようございます。
 議案第1号について質疑を行いたいと思います。
 この案件は、消防救急デジタル無線の整備のための機器購入契約の締結についてであります。この契約案件は、国の第3次の補正を受けて3月議会から繰り越しになっていた共通波部分と前回の6月補正予算で提示をしました活動波部分を合わせた2億4,150万円の契約となっております。これは、電波法関係基準の改定に伴いデジタル化の方式に変わるものでありまして、初めてのことでもあり、特殊性のある契約であり事業であろうと思います。
 仕様書に基づく指名競争入札であり、その専門性からも大手の企業ばかりだろうと思いますけれども、先ほど提案理由にもありましたように、6社のうち3社は辞退をするという異常な面もうかがえますが、入札結果から見る今回の契約等についての経過や内容について改めて御説明を願います。
 以上です。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。財政課長。
      〔参事兼財政課長 光野末吉君登壇〕
○参事兼財政課長(光野末吉君) それでは、今西議員さんの御質問にお答えいたします。
 今回の入札経過につきましてですけども、消防救急デジタル無線の整備の導入実績のある業者、まず大手6社を選定をいたしました。
 6月21日に6月議会におきまして活動波部分の補正予算が成立しましたことを受けまして、6月25日月曜日に指名通知を6社に送りました。
 仕様書に対する質疑等も受け付けましたが、1社よりその質疑の分がございました。その質疑の内容につきましては、システムの内容に関するものではございませんでした。
 その後、6月25日に指名通知を発送したわけですが、6月29日に6社のうち1社より辞退の届けがされました。そして、入札日の前日、7月11日になりますけども、2社よりまた辞退届が提出をされております。
 当日の7月12日には残る3社によりまして入札をやりましたところ、2億4,150万円で沖ウィンテック株式会社関西支店が落札となっております。
 予定価格に対します落札価格、落札率と申しますけども、その率は84.6%となっています。
 なお、今回は工事費等でありませんでしたので、最低制限価格は設けておりませんでした。
 6社を指名したにもかかわらず3社が辞退をし、最終的には3社による入札となった要因につきましては、こちらとしてははかりかねるところでございます。
 ただ、他の自治体についての結果等もちょっと調査してみますと、この消防救急デジタル無線のシステム整備につきましては、ほかのところでも辞退が出ている状況があることは確認しております。この辞退届の理由については、事情によりという、都合により辞退するという書き方なので、その詳しい内容等については求めておりませんので、御理解を願いたいと思います。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 21番今西忠良君。
○21番(今西忠良君) 1号について、財政課長から入札の経過、経緯についてお答えをいただきました。
 予定価格といいますか、設計金額に対する落札率が84.6%ということで、2億3,000万円で沖ウィンテックが落札をしたというきょうの提案ですけれども、この落札率の関係で、他の建築やあるいは土木等の請負契約と比較してこの数字はどういうふうに考えられるのか、評価されるのかということも含めてお聞きをしたいと思います。
 今回これは物品の購入という形で最低価格も設定をされてなかったということで、低い金額でも落札できる状況にはあったわけですけれども、今回デジタル無線システム化は非常に特殊性のある事業でありまして、特注で、これからそれぞれのオプション的に物をつくっていくという事情で推移をしていくと思います。大手のトップクラスの専門業者なわけですけれども、他市の例もそういうことがあるということですけれども、辞退というのは若干解せない部分もあるわけですけれども、市当局がどうのこうのと言えるわけでももちろんないわけですけれども、業者の都合であろうかと思いますけれど、いまいちはっきりしない部分もあろうかと思います。
 もう一点これに関して、県下では今回このデジタル化に着手をするのが高知市と土佐市、南国市が導入をされるというほうに進んでおるようです。これは平成15年10月に電波法の関係審査基準が改定をされて、アナログからデジタル方式に変わるわけでありまして、最終期限が平成28年5月末ということで、まだまだ時間的には余裕があるわけですけれども、国の確かに財政措置の関係あるいは早期導入の指導もあったようでもありますし、こうした観点から他の先進事例等の推移を見きわめて着手をするという方法もあったのではないかという思いも今するわけですけれども、そのあたりの思いがあればお願いをしたいと思います。
 それと、今回導入をする活動波の部分は2チャンネルということで、多分消防の部分と救急への導入等が考えられると思うわけですけれども、消防団への導入についてはどのようにお考えなのか。
 それから、これを導入することによって消防やあるいは救急活動が初動態勢あるいは初期態勢というのが大きく前進もしてこようと思いますし、そのことによってスピード化が図られてくるのがこのデジタル化の活用でも幅が広がるという部分のメリット等もあろうと思いますが、そういうことも含めあわせて消防長のほうにもお答えをいただきたいと思います。
 以上です。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。財政課長。
○参事兼財政課長(光野末吉君) 落札率につきましては、84.幾つということで、土木につきましても80台ですので、競争はされて、結果ではないかという認識はしております。
 ただ、自分もインターネット等で調べましたけども、このデジタル無線についてはもうちょっと高い部分の落札率の経過も見た記憶はございます。
 それと、言われましたこの業者間の問題です。県内で今やられてるのが高知市。高知市も入札結果が発表になっております。土佐市も発表になっております。それで、南国市が今回結果が出たと。安芸市も進めているということは聞いております。土佐市の例でいきますと、2社、日本電気と日立国際電気が辞退という形で、4社の中で入札時には2社が辞退して2社で入札を行ったと。
 高知市についても、3社のうち1社が辞退で入札結果となっているということで、この業界のことはこちらもなかなかわかりませんけども、業者間の中ではこの28年のデジタル化に向けて日本全国をデジタル化していくわけですけども、その業者はこの設計段階のコンサル及び機器の整備業者も限られた数の中で進んでいくものと思います。そういう中でその業者さんがいろいろな考えを持って取り組む中でこういう結果が生まれているのではないかと推測しております。
 私のほうから入札に関する部分については以上でございます。
○議長(野村新作君) 消防長。
○消防長(洲賀崎勝男君) 今西議員さんの2問目にお答えをいたします。
 今回高知市と土佐市と南国市だけが3次の補正予算にのってるわけですが、土佐市さんは高知市の中にある烏帽子山に基地局を1局設けることによりまして市内全部を網羅できるということで、共用するという計画のもとに行っていると聞いております。
 それから、活動波2波ということで団の活用はどうかということでございますが、デジタル無線いろいろ使い方が多様であるようでございますので、それらも含めて今のところ1つは消防救急、1つは団波に活用しようかなと検討を進めているところでございます。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 21番今西忠良君。
○21番(今西忠良君) 契約の関係についてはそれぞれ御答弁をいただきましたのでわかりましたが、消防長さん、少しデジタル無線のシステム化をすることによって初動態勢等あるいはスピード化等含めてですが、そのメリット等についての部分について答弁漏れだと思いますので、よろしくお願いします。
 以上です。
○議長(野村新作君) 消防長。
○消防長(洲賀崎勝男君) メリットといいますか、デジタル化にする最初の目的というのが、チャンネルの増加、電波を有効に活用しようという流れで、チャンネルを増加してチャンネル数をふやそうということで、アナログよりはデジタルのほうが約3倍ぐらい多くとれるそうです。
 それと、特に秘話性の向上です。プライバシーの保護、これもあります。
 それと、データ通信に関しまして、アナログに比べて約4倍速いというふうに聞いてますので、それらを活用して消防活動上有効に使いたいということです。
 今回特に全国的な緊急消防援助隊が同じ電波で交信をするという目的で、全国波に限り早くやるということでうちもそれに乗ったわけで、有効に活用するようにこれからも検討していかないかんと思ってます。
 以上です。
○議長(野村新作君) ほかに質疑はありませんか。18番土居篤男君。
      〔18番 土居篤男君登壇〕
○18番(土居篤男君) 議案第1号について質疑を行います。
 最初この提案理由を見たときに、どうも具体的にイメージがわかないということで、質疑をどうしようかと迷っておりましたが、金額が2億4,150万円という高額でありますので、やっぱりもうちょっと具体的なイメージを自分の頭でこしらえてから立ちたいというふうに考えましてここに質疑を行うものであります。
 消防長の説明で、まだ具体的にチャンネルがふえるだとかというのはわかりますが、消防現場で具体的に何がどのように速くなるとか、位置がわかるかとか、具体的に表現をして御説明を願いたいと思います。よろしくお願いします。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。消防長。
      〔消防長 洲賀崎勝男君登壇〕
○消防長(洲賀崎勝男君) 土居議員さんの質問にお答えいたします。
 具体的にとおっしゃいますが、ウエブエムといいまして、位置情報、現在どこの場所にどの車が位置をしておるかということもこちらで把握できますし、特に活動の多い救急隊が今どこにおる、それだったら高知市に今おれば、南国と高知市の境で救急の要請があればそちらの近いほう、北部出張所から出すのか、高知におる帰署中の本署の救急隊を出すのかという検討も具体的にできます。
 それとか、地図情報とかも車のほうに、現場ここですよという詳しいことを送ることも可能です。無線でだらだらと長く話すより、そういうデータでぱっと送ったら一目瞭然ということも可能でございます。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) ほかに質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(野村新作君) これにて議案第1号の質疑を終結いたします。
 お諮りいたします。ただいま議題となっております議案第1号は、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(野村新作君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(野村新作君) これより討論に入ります。討論はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(野村新作君) 討論を終結いたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(野村新作君) これより採決に入ります。
 議案第1号を採決いたします。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(野村新作君) 起立全員であります。よって、議案第1号は原案のとおり可決されました。