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検索結果 »  平成24年 第359回市議会定例会(開催日:2012/03/02) »

一般質問 4日目(浜田和子)

質問者:浜田和子

答弁者:市長、農業委員会会長、関係課長


○議長(野村新作君) 16番浜田和子さん。
      〔16番 浜田和子君登壇〕
○16番(浜田和子君) 公明党の浜田でございます。午後になると思いましたけれども、午前中になりました。15人目ともなりますと重複することが多々あると思いますが、よろしくお願いをいたします。
 それでは、通告に従いまして生活者の目線に立ちましての一般質問をさせていただきます。
 初めに、財政につきましてお伺いいたします。
 平成24年度の予算編成につきまして少しばかり目を通させていただきましたが、財政健全化を着実に進めていく流れの中、厳しい中にも心を込めた予算が組まれていると認識をさせていただいております。
 成人用肺炎球菌のワクチンに対する助成など、市民サービスの向上を図ることにもさまざまに心配りをなされています。
 そしてまた、施政方針に23年度から保護家庭の生徒を対象に高校進学の支援を行っており、学習支援員を1名増員するとございました。南福祉事務所長を初め担当職員の奮闘ぶりがドキュメンタリータッチで新聞紙上で紹介されておりまして、胸を熱くしたことでもございました。職員の皆様に心からエールを送るとともに、今後のさらなる御活躍を御期待申し上げます。
 そんなきめ細やかな対応も含めました予算編成でございますが、1つ気になりましたのは、これまでの行財政改革の方針を踏まえ、経常経費の徹底した節減を図り、引き続き地方債残高の縮小を図り、健全な財務体質に向けさらに改革に取り組んでまいりますと施政方針で述べられておりますが、この経常経費の徹底した節減を図るというのは、具体的にどういう手だてを行うというのでしょうか。これ以上節減する余地がまだあるということでしょうか。市民の皆様から御要望が多くございます道路の維持管理などが節減されることがないように望みますが、御説明をお願いいたします。
 次に、まちづくりにつきましてお伺いいたします。
 高知南国線L字型道路も、この年度末には完成の運びとなろうかと思います。いよいよ平成24年度から駅前線に取りかかることになります。この道路は、皆様御認識されているとおり、後免町を突き抜ける道路でございます。当然南国市の大きな課題でございます後免町商店街の活性化を図れるかどうかがかかっている地域の道路でございます。それを思うとき、道路設計の段階からまちづくりの構想ができていなければならないのではと考えますが、いかがでしょうか。
 12月議会の折に、山中議員さんの御質問に対しまして、都市整備課長の御答弁では、線が面に広がり、人が集まりにぎわいが創出できるようなまちづくりを地元の皆様とともに、また御指摘の商工会の中で立ち上げておりますごめんまちづくりプロジェクト委員会とも連携し取り組んでまいりたいと考えておりますとございました。その後、何らかの検討がなされているのでしょうかとお伺いしようと思っておりましたが、昨日の御答弁の中で、まだこれからのことであると受けとめましたが、いかがでしょうか。
 私は、道路ができてからまちづくり構想を行うというのではなく、どういうまちづくりをしたいのかということが既にできていなければならないというふうに考えるところでございます。でき得れば区画整理も含めて考えなければならないのではと思います。
 都市整備課長の言われました人が集まりにぎわいが創出できる町にするため、具体的にどのようにしていくのか考えていなくて、とりあえず道路を完成させるというのでは、市長のおっしゃるスピードのある施策の実行にはなりません。例えば道路沿いに商店街を連ねると言うなれば、東京巣鴨のように太陽光発電パネルの商店街構想もあるいはあろうかと思います。
 また、既にアクションを起こしている方もいらっしゃるようですが、中国や韓国からの観光客を呼び寄せて買い物を楽しんでもらえるような商店街にするということも考えられます。その際には、バスで西島園芸団地や歴史民俗資料館などなど観光地も御案内し、後免町で買い物をという計画もできます。
 先日の商工観光課長の御答弁の中では、修学旅行の誘致も考えておられるようですが、そういった計画を持った場合は、そのバスをどこにとめるのか、JRの後免駅前のロータリーをもっと広くし、バスが入ってこられるようなものにしていくということも考えられます。JR後免駅をまちづくりとしてどのように位置づけるのかお考えになっておられるのでしょうか。
 あるいはまた、シニア世代の方々が集まるまちづくりも考えられます。シニア世代がゲームを楽しむとか、サロンでおしゃべりをするとか、そうした場合、まちづくりの観点からどのような配慮をまちづくりにしていったらよいのかなどなど、後手後手にならないようなまちづくりの構想が要るのではないでしょうか。
 私のつたない考えの一例を述べましたが、地元の皆様の間では、地元に根差したしっかりしたお考えが既にあるのかもしれません。行政と市民の皆様の協働でまちづくり構想をお示し願えればと思うところでございます。
 平成16年に改正されました都市再生特別措置法のもとにまちづくり交付金事業がございましたが、これは新政権のもと平成22年4月に創設されました社会資本整備総合交付金に統合されまして都市再生整備計画事業となっております。既に全国で多くの実例ができていることは御承知のことと思います。この制度を上手に使っていけるような構想をまちづくりプロジェクトの皆さんとともに今既に考えなければならないと思いますが、このことにつきまして市長の御所見をお伺いいたします。
 また、篠原に続き駅前線の東西におきましても区画整理の必要があるのではないかと考えますが、その点につきましてはいかがでしょうか。
 まちづくりの2点目といたしまして、信号機につきましてお尋ねをいたします。
 浜すしの北にあります信号機につきましては、信号機設置の折に近隣の会社からも、また新川町の住民からも少し東へ引いてほしいとの要望が出ていたことは御認識いただいていることと思います。
 あの折に、副市長、建設課長、工事の業者さんとで現地を見ていただきました。私も折よく居合わせまして、信号機の位置につきまして御要望をしたことでございました。
 その後、副市長から公安委員会に申し出をしていただきましたが、結果といたしまして、子供たちの安全性ということだったと思いますが、そういうことで現在の位置に設置をされてしまいました。
 道沿いに南にも北にも電柱が立ち並んでおりますが、おおむね1列に同じような道端に電柱が並んでおりますが、信号機だけがぐっと飛び出して設置されております。東から来て南へ曲がる車にとっては、非常に神経を使うところでございます。信号機のあたりに退避所のように緑の場所を設けていますが、本当にあれだけの部分が必要なのでしょうか。あの半分くらいの幅にしてそれくらいの位置まで信号機を東へ寄せていただいたほうが交通安全のためにもいいのではないかと感じております。一度検証をしていただきたいと思います。それとも既に検証をして、やはり今のままでよいというのでしょうか、お聞かせください。
 3点目といたしまして、吾岡山文化の森に関しまして提言をさせていただきます。
 吾岡山文化の森におきましては、元旦の日の出を見るために多くの市民の皆様が集ってこられます。本年の元旦にはちょうどヒマラヤザクラが満開であったとお聞きしています。私もヒマラヤザクラの開花状況を見には行きましたが、元旦の日の出の折には参加をせず、人づてにお聞きいたしましたところ、満開のヒマラヤザクラをごらんになった皆様から、桜が狂い咲きであるとのお声があったとのことでございます。御存じの方がヒマラヤザクラの説明をしてくださったとのことでございます。
 そこで、私からのお願いでございますが、ヒマラヤザクラの特質などを記した名盤を取りつけていただければと思うところでございます。できましたら吾岡山に植えてございますほかの重立った木々にも名札だけでもよいし、何科の植物であるかぐらいはつけ添えていただけましたら、子供たちに森林や自然に対する理解を深めてもらうこともできますし、子供たちだけではなく、大人にとっても参考になるのではないかと思います。そこからまた新たにイベントの開催まで考えることもできはしないかとも思っております。とりあえずは木々への名札と、少しお金は要りますが、御提案とお願いをさせていただきます。御所見をお伺いいたします。
 次に、農業につきましてお尋ねいたします。
 平成24年度の6次産業化推進整備事業におきまして、食と農林漁業の再生推進本部における我が国の食と農林業の再生のための基本方針・行動計画において、農林水産施策における女性優先枠の設定、計画づくりに際して女性の参画を求めるなどの措置を講ずるとされております。
 その政策目標は、地域農業の活性化や6次産業化における女性の能力の活用とございます。主な内容の1番目に、企画立案段階からの女性の参画促進ということで、地域の中心となる経営体や地域農業のあり方などを定めた地域農業マスタープランの検討に当たって、女性がおおむね3割以上参画することを要件化しますと示されております。
 2番目には、6次産業化などにチャレンジする女性の優先的な支援とございまして、女性起業家枠を予算措置90億円の1割程度を割り当て、女性農業者の応募が優先的に採択される枠の設定などが示されております。
 3番目には、地域で活躍する女性経営者の飛躍的な発展支援とあり、女性・高齢者等活動支援事業のうち、女性経営者発展支援事業等が予算化されております。
 主な内容のすべてに女性枠の予算措置がなされており、女性の能力の積極的な活用を促し、女性が6次産業化の担い手として大きく期待されているところだと思われますが、南国市では女性優先枠を生かした施策がどのように計画されておられるのかをお伺いいたします。
 今時代はあらゆるところで女性の能力の活用が求められております。南国市は全国に先駆けまして平成10年に南国市行政機関の附属機関等における男女の登用の促進に関する条例が制定され、自来今日に至りましては、この議場に課長が6名となっております。
 第2次の男女共同参画基本計画におきましては、2020年までに指導的地位にある女性の占める割合が少なくとも30%程度になるように期待されているところでもあります。平成22年3月30日に閣議決定されました食料・農業・農村基本計画におきましては、女性農業委員等の目標を設定し、その実現のための普及啓発等を実施することとされております。本年度8月1日時点におけます全国農業委員は、3万6,080人のうち女性は2,059人で、5.7%となっております。全国的な女性農業委員の登用推進もまだまだこれからだとは思いますが、全国で1,003ある農業委員会で女性が複数いる農業委員会は663であると認識するところでございます。
 ちなみに南国市農業委員会の女性委員は1名だと思います。農業従事者でといえば一人もいないのが現状ではないかと思います。私も12年余り前に農業委員会に女性農業委員の登用をこの議会で訴えたこともございましたが、そのための意識変革などはいまだ持たれていないのではないかと感じております。
 農業委員の選出は、あくまで選挙によるものですから、立候補しない限り農業委員にはなれない、これが基本でございます。しかし、南国市では農業委員選出の選挙はほとんどが無投票当選でございます。これがよいか悪いかは別といたしまして、各地域から選出された人数がうまく枠内におさまるような環境づくりがなされているように思っております。
 そこで、女性の農業委員の出馬できる環境づくりができないものでしょうか。有識者4人の推薦枠があるように、女性推薦枠をつくることも一つの方法ではないかとも思います。農業就業人口に占める女性の人数からいえば、当然もっと多くの女性農業委員が存在してもよいと思いますし、今後の農業活性化におきまして女性の視点や女性の活力がますます必要とされるものと確信いたします。このことにつきましての御見解をお伺いいたします。
 続きまして、一時保育につきましてお伺いいたします。
 今回お伺いいたしますのは、里帰り出産における一時保育について、幼保支援課にその制度の内容につきましてまずお尋ねいたします。
 そして、その制度が南国市に存在する旨を市民の皆様にどのようにして周知されておられるのかお尋ねいたします。
 私も一応南国市のホームページを探してみましたが、見つかりませんでした。載せているのでしょうか、または別の方法でお知らせしているのでしょうか。実際利用される方は多くはいないかとも思いますが、せっかく存在する南国市のよい制度を里帰りするその里の両親などに理解されていることが有効利用という点で大事だと思うところでございますが、いかがでしょうか。
 通告の最後の質問は、行政と町内自治会ということでお尋ねいたします。
 昨日までの御質問の中でも、またそれに対する御答弁の中でも、これからの地域社会にあっては、ともに支え合って生きることの大切さが述べられておりました。福祉事務所では地域福祉計画が策定されるようですし、防災におきましても、医療、介護におきましても、地域での支え合いがいかに大切かは認識されていることと思います。その認識の上に立ってさまざまな施策が考えられ、打ち出されるものと思います。
 地域活動にはさまざまな形はあるだろうとは思いますが、中でも町内自治会は南国市の施策を実際に行っていく上で一番基本となる組織ではないかと考えるところでございます。その町内自治会の現在の大きな悩みは、中心となって運営していく人材不足ではないかと思います。
 また、それぞれの自治会で実情はさまざまであろうと思いますが、中心の町にある自治会は持ち家よりもアパートや借家が多く、人の出入りも激しく、町内自治会に入会しない方々が多くいるという実情でございます。
 私の住んでおります新川町でも、半数以上の未入会世帯がございます。そして、役員もこの10年間同じ人が順繰りで何らかの役を担っております。その上メンバーが次第に年齢を重ね、とうとう悲鳴を上げる状態となりました。環境委員を受けるのも行政が町内会にゆだねております。社会福祉協議会の評議員、連絡員、公園清掃、愛護会も町内会がお受けして運営しております。町内会費を支払い、町内の何らかの役を担って住みよい町内づくりのため、また住みよい南国市のために働くことはすばらしいことではございますが、息が切れてまいりました。
 一方、町内会未加入者は町内費を払わなくていいわけですし、環境委員になる必要もないし、南国市の広報もちゃんと届きますし、町内会に入会しなくても何も困らない、ごみの分別がちゃんとできなくても、張り紙をされても知らんふりをしていればいつの間にかごみはきれいに処理されてなくなっています。役員のメンバーは防災訓練などの大切さや隣近所のつながりの大切さを訴えながらアンケート調査を行ったりもいたしましたが、これといった変化もなく時が過ぎております。
 随分と愚痴っぽい話になりましたが、南国市の一番先端で活躍すべき町内自治会がこれまでのようにはいかない今後を思うとき、大変に心配するところでございます。これからますます重要である町内自治会が先やりを担う新しい人材に窮しているところでございます。ともに支え合うまちづくりでなければなりませんが、行政の施策を形にしていくための組織が崩壊すれば大変なことだと危惧しております。衰退の方向にあるのは中山間地域だけではないということです。
 南国市に住む以上、ごみ処理に関してはだれもが必要とするところでございます。南国市のあらゆる施策を載せております広報も必要だと思います。これが町内自治会に入会の必要性と相まっていれば、現実の矛盾が幾らかは解消されるのではないかと思案するところでもございます。市民の意識を変える手だてを講じなければならないと思います。現状のままですと防災訓練も地域福祉もやはり一握りの人にしか伝わりません。いざ震災といっても、そんなこと聞いてないよとの声がそのときに聞こえそうです。実際町内自治会が存在しない町内もあると伺っておりますが、今後この問題をどう認識されるのか、また手だてを講じるつもりがあるのかどうかをお伺いをいたします。
 以上で1問を終わります。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 浜田和子議員さんの答弁、まちづくりについて私のほうから御答弁をいたしたいと思います。
 現在南国駅前線につきましては、路線とその周辺の地形測量を現地において実施しておるところでございます。あわせましてその沿線や背後地について適切な土地利用を誘導するために、用途地域の見直しも含めまして検討を行っているところでございます。
 浜田議員さんが言われますように、まちづくり構想と道路整備を並行して進めていくことは、ある意味で当然のことであると考えております。そのために、御承知だと思いますが、昭和63年ごろから後免町や駅前町におきましてはさまざまな事業の構想の立案あるいは事業の実施に向けた調整等を行ってまいりました。それらの事業は、平成13年前後に地元の合意形成が得られない、そして財政事情もかなり当時はよくなかったと、このような事情から凍結あるいはその後中止ということになったことは御承知のとおりでございます。
 事業を凍結や中止した後、中心市街地の都市基盤整備につきましては、南国市都市計画道路を中心といたしました整備を行っていく旨、方向へとかじ取りを変えました。南国駅前線の事業に現在取り組んでおるところでございます。
 それまでの年月をかけた中心市街地のまちづくり構想は中止となりましたけれども、中心市街地の活性化は待ったなしの状況であると、このように考えております。現在南国駅前線の東西に区画整理事業の計画は現在のところありませんけれども、事業効果のある街路事業の整備を早期に進める中で、議員言われたような社会資本整備総合交付金事業の活用につきましても研究を行いながら、周辺の活性化が図られるまちづくりを地域の皆さんや関係団体の御意見なども伺いながら考えてまいりたい、このように考えております。
 吾岡山文化の森公園につきましては、先ほど御提案のありました樹木への名札の設置、これは多くの市民の方々がジョギングあるいは散歩、遊具での遊びなどでたくさん集まる場所でございます。そこにございます緑の木々あるいは植栽についても親しみを持っていただくという視点でも、名札の設置というのは大変いいことである、すぐできることだと思っております。せっかく周辺を管理整備してくださっております吾岡山の環境整備推進会ですか、そちらのほうとも話し合いをして整備をぜひしていきたいと思っております。
 以上です。
○議長(野村新作君) 昼食のため休憩いたします。
 再開は午後1時であります。
      午前11時49分 休憩
      ――――◇――――
      午後1時   再開
○議長(野村新作君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 浜田議員に対する答弁を求めます。財政課長。
      〔財政課長 光野末吉君登壇〕
○財政課長(光野末吉君) 浜田議員さんよりいただきました経常経費の節減についての御質問にお答えいたします。
 効率的な行財政運営をしていくことは、市に常に求められている課題だと思っております。人件費の抑制や委託料等の物件費など経常経費の見直し、点検は常に必要と考えておりますが、予算上ただ削減をしていくという考えでは決してございません。当初予算編成におきましても、市民からのもろもろの要望を踏まえまして、各担当課からは施設修繕費、工事費、補助金等の予算要求がされてくるわけですけども、財政課としましては、財源の状況を踏まえまして優先順位を考慮した中で、要求額よりは削減ということもありますけども、予算配分をしていかなければならないと思っております。
 また、市民要望の高い市道の維持修繕費につきましては、国の経済対策交付金がありました平成21年度から23年度の3カ年ほどの予算規模となりませんでしたが、19年、20年度の当初予算ベースにはそれに少し上乗せする形で予算措置はできたものと思っております。
 学校教育施設、社会教育施設などの維持修繕費につきましても、前年と同規模の予算措置はしております。
 また、担当課によります計画的、効率的な予算執行の中でなお不足額が生じた場合におきましては、これまでも補正予算による計上などの対応もしておりますので、御理解を願いたいと思います。
 以上です。
○議長(野村新作君) 建設課長。
      〔建設課長 吉川宏幸君登壇〕
○建設課長(吉川宏幸君) 浜田和子議員さんの浜すし北の交差点の改修及び信号機の設置の件について御答弁申し上げます。
 過日中央東土木のほうへお伺いをいたしまして、この経緯等を伺ってきました。それで、その北の交差点、従前の東側市道から県道への左折、南へ曲がる場合、当時は民地上を走行して横断待ちの歩行者を巻き込むおそれのある形状となっており、非常に危険な状況であったということで、中央東土木事務所のほうが高知県警察本部規制課のほうと交差点協議を行ったということであります。その結果、現在の形状は、県道の1車線分の幅員が従来2メーター55であったものが3メーターに広がっており、大型の自動車でもスムーズに回れる構造となるとともに、横断待ちの歩行者も、児童も含めてですけれども、安全を図れる構造となっている。また、信号機も押しボタン点滅式から感知式の信号機に変わったことにより、南北の横断歩道が設置となり、自転車、歩行者に優しい道路へと生まれ変わることができました。また、信号機の設置箇所については、当初の交差点協議とあわせて路肩部を利用して設置したもので、構造的には4差路の交差点の形状としては一般的なものとなっていますとの事務所の回答をいただいております。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 農林水産課長。
      〔農林水産課長 村田 功君登壇〕
○農林水産課長(村田 功君) 浜田和子議員さんの御質問の地域農業の活性化や6次産業化に女性の能力を積極的に活用するための農林水産施策における女性優先枠の設定、計画づくりに際しての女性の参画を求める措置についてお答えいたします。
 まず最初に、集落、地域が作成する地域農業マスタープラン、人・農地プランの検討を行う人・農地プラン検討委員会の構成は、女性がおおむね3割以上参画することが要件とされております。
 南国市としましては、平成24年度に当検討委員会を設置予定であり、認定農業者、農漁村女性グループ研究会等を構成員として3割要件を満たすよう準備をしております。
 浜田議員の言われた女性優先枠につきましては、経営体育成支援事業、起業家枠等さまざまメニューがございますが、女性起業家は法人格を有し、組織の代表者が女性であること、または役員の過半数が女性であること等が要件であり、事業採択のハードルは相当高いものがあります。
 そのような理由により、農林水産課としましては、一昨日浜田勉議員の答弁でもお答えしましたように、高知県と連携しながら高知県産業振興計画アクションプランに誘導し、産振補助金等の有利な補助金も活用しながら女性の参画、能力の活用を図ってまいりたいと考えております。
 現在当市は第2期高知県産業振興計画物部川流域アクションプランにおいて、1期から引き続いての農家レストラン、新たな特産品づくり、農産物加工への取り組み、新規には農家の所得向上と交流人口の拡大を目的として直販所の施設拡充、機能強化に取り組むこととしております。これらの事業は、女性の参画、応援がなくては事業自体が成り立たない、あるいは女性であるからこそ事業として存続できる面が大いにあります。
 今女性の起用が奨励されており、一見起業する女性の所得向上が目的のように見えますが、社会参画も大きな目的の一つであると考えます。
 女性のこれは私たちがやらないとという思いで活動が起こり、その活動の中でもうけよりも役に立つ、地域に貢献しているということが重要な目標、目的となってきていると思われます。
 今後、行政だけでなく社会としてそのような女性の活動が少なくとも最低賃金が払えるよう支援していくことが重要なことだと考えております。これからも地域で活躍している女性の能力をさらに活用できる取り組み、あるいは新規だけでなく既存の事業への女性の躍進を他市の成功事例も参考にしながら、地域の方々、高知県農業振興センター、JA等とともに考えてまいりたいと考えておりますので、御支援を賜りますようお願いして答弁といたします。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 農業委員会会長。
      〔農業委員会会長 小松英輔君登壇〕
○農業委員会会長(小松英輔君) 浜田和子議員さんの女性農業委員登用を促進することについての御質問にお答えいたします。
 本市農業委員会には30名の委員のうち1名の女性農業委員が在任しております。高知県下の状況を申し上げますと、33農業委員会で農業委員数618名、うち女性農業委員は26名で、全体の4.2%となっております。33委員会のうち女性委員が1人いる委員会は9委員会、複数いる委員会は7委員会となっており、約半数の農業委員会が女性農業委員を登用しております。
 全国の農業委員数のうち女性農業委員の占める割合は、浜田和子議員さんのおっしゃるとおり、平成23年8月1日現在5.7%であり、本県の女性農業委員の対比割合4.2%は全国より低い現状にあります。
 平成21年の改正農地法のもと、農業委員会の果たす役割は重要であり、農業委員会活動のさらなる活性化に向け、女性農業者などが農業委員会活動へ参加しやすい環境づくりに努めることが重要となってきております。
 本市農業委員会でも、農業経営を実践しながら地域の女性農業者のリーダーとして多方面で活躍されている方が農業委員会活動へ参加しやすい環境づくりに努め、平成25年11月の改選に向けて複数の女性農業委員を登用できる体制づくりに取り組んでまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いします。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 幼保支援課長。
      〔幼保支援課長 島崎俊二君登壇〕
○幼保支援課長(島崎俊二君) 浜田和子議員さんからの一時保育についての御質問にお答えいたします。
 里帰り出産における一時保育につきましては、出産をされる母親が県外等から南国市に里帰り出産される際、上のお子様をお預かりする制度でございます。
 利用につきましては、週に原則3日とし、1カ月から3カ月の御利用がございます。また、出産の前後等には週5日の利用も認めております。また、扶養等の関係で住民票を南国市に移せない場合でも利用できるようにしており、里帰り出産につきましては、できる限りの要望におこたえできるよう対応をしております。
 保育時間は、午前8時30分から午後4時まで、利用料は日額2,000円、半日の場合は1,000円となっております。実施施設は、公立3保育所、国府保育所、長岡西部保育所、里保育所となっております。
 次に、この制度の周知につきましては、県外においても見ることのできる市のホームページへの掲載や市内の保育所、子育て支援センターにチラシを置いております。該当者に直接周知することは難しい面もございますが、浜田和子議員さんのおっしゃるように、有効利用のためにPRも必要と思います。ホームページを探しても見つからなかったとのことですので、検索しやすいホームページへの変更やよりよい周知の方法について検討してまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 企画課長。
      〔企画課長 西山明彦君登壇〕
○企画課長(西山明彦君) 浜田和子議員さんの行政と町内自治会についての御質問にお答えいたします。
 議員さんの言われましたように、今後行政と自治会のあり方をどう構築していくか、また存続が危ぶまれる自治会の組織をどう再建していくのかというような問題は、大変重要な課題であると思います。
 現在行政から地域や市民の皆様への連絡やお願いにつきましては、それぞれの担当課から各地区、各集落で決めていただいている委員さんを通じて行っております。各委員さんには大変お世話になっております。
 この問題につきましては、昨年の12月定例会での今西議員さんの地域担当職員制度についての御質問の中でも触れさせていただきましたが、昨年の東日本大震災の復興に際し、地域での支え合いの大切さ、地域と行政の協働の重要性を再認識したところでございます。
 それは、先ほど前田議員さんからの御指摘もいただきましたが、やはり地域で暮らしていくための機能をどう地域の機能を構築していくかという問題とも共通すると思います。
 私ごとになりますけれども、私は浜田議員さんと同じ町内会、しかも同じ班に住んでおりますので、町内会費は払っておりますけれども、役員はしてないということで、大変お答えしにくい部分もございますけれども、浜田議員さんの言われましたように、各地域では奉仕的な活動をする世話役のなり手がなかなかいないという悩みが多くの地域であるというふうに思います。
 今日、個人情報でありますとかプライバシーでありますとか、そういうことが語られるようになり、ますます地域での近所づき合い、コミュニティーが薄れているというふうに思います。
 また、情報化社会の発展とともにインターネットを活用すれば一通りのことは済ますことができるというようなことになってきて、いわゆる個人主義的な考えの方がふえてきているというふうに思います。
 しかしながら、議員さんがおっしゃいましたとおり、これからの地域そして少子・高齢化社会に対応していくためには、地域での支え合い、地域における人と人とのつながりが大変重要であり、行政としましてもこういった地域の自治会組織、住民自治をどう構築していくか、そして地域と行政がどう協働するのかという問題が極めて重要であるというふうに考えております。そのためには、やはり地域における牽引者、リーダーを育成するという必要があるというふうに思います。
 また、昨日の土居恒夫議員さんの御質問の中で、部落公民館の窓口が市にないという御指摘もいただきましたけれども、やはり自治会、町内会といったような自治組織の組織の強化というのは、集落単位という部分から始まってくるというふうに思います。そういった部分ではやはりこのあたりの部落公民館の担当がないということも行政のほうで手が足りてないという部分だと思います。
 現在のところ市と地域住民の皆さんとの関係につきましては、市が地域に御協力をいただく際にそれぞれの所管課が課題や事業ごとにばらばらな対応をしているというのが実態でございます。そこで、現在企画課におきまして、各課における地域とのかかわり方、どのような組織や委員が各地区、各集落におり、どのように対応しているのかということを集約、そして検証中でございます。これらをもう少し整理して、各地区、各集落での自治会や自治組織のあり方を研究していきたいというふうに思います。その上で自治組織づくりも進めてまいりたいというふうに考えております。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 総務課長。
      〔総務課長兼選挙管理委員会事務局長 中沢孝夫君登壇〕
○総務課長兼選挙管理委員会事務局長(中沢孝夫君) 浜田和子議員さんの行政と町内自治会についての御質問の広報配布についてお答えいたします。
 広報などの市役所からの市民への文書配布につきましては、それぞれの地域の地区連絡員、約500名おいでになりますが、それぞれの方に御協力をいただき、毎月発行の広報紙や年4回発行の議会だより、その他行政からの連絡文書の各戸への配布をお願いしております。
 現状としましては、アパート、マンスリーマンションなどの増加などの理由で自治会組織未加入者へは配布してもらえないなどの声もあり、市としましては、地域の実情に合わせた方法でできる限り地区内全戸へ配布をいただけるよう御協力をお願いしているところです。
 しかしながら、市の中心部などでは住民の移動も多く、自治会でも地区内の住民の把握に困難な状況もあります。こうした状況も踏まえ、広報等の配布につきましては、現在行っております従来の方法から、迅速かつ公平に配布ができますよう、団体等を活用しての業務委託など、新たに全戸配布ができる制度や方法について今後検討をしていく必要があると考えております。
 検討の中では、先ほど企画課長もお答えしましたように、各課の持っている地域とつながる業務などを関連させ総合的に統括する部署の検討も必要であり、多数の行政分野にかかわってくる大きな課題であり、全庁的な検討をしていく必要があると考えております。
 以上です。
○議長(野村新作君) 環境課長。
      〔環境課長 田渕博之君登壇〕
○環境課長(田渕博之君) 浜田和子議員さんの行政と町内自治会の御質問の中で、環境委員さんに係る問題についてお答えをいたします。
 まず、各地区の環境委員さんには常日ごろ御苦労をおかけしており、その活動にこの場をおかりしまして感謝を申し上げたいと思います。
 さて、環境委員の委嘱につきましては、各地区から推薦をいただき委嘱を行っております。各地区では、地区内の世帯を順番に回る方式で環境委員さんを決めているところが多くありますが、最近は独居老人また共働きの家庭の増加によって、地区によっては順番でということが困難な状況があって、環境委員さんの推薦に困る場合があることは十分承知をしております。
 また、市内の中心部ではアパートやマンションが増加する中で、その施設のごみの収集は施設専用ステーションを設置する方法がふえております。そうなりますと、ステーションの維持管理は大家さんか管理会社の責任となり、そこに居住する方は環境委員になる必要もなくなるということになります。そのため、議員さんがおっしゃるとおり、環境委員になって実際にごみの出し方などがどんな状態になっているか知ることもない方が多くなっていることは否めません。
 そのようなこともありますので、ごみの分別や出し方について注意点やお願いを広報や全戸配布チラシをできる限り多く出して周知を図って、ごみの問題を常に考えてもらえるように努力をしております。
 また、環境課としましては、各地区での環境委員説明会の際には、手に負えない場合や困難な状況があれば、いつでも環境課へ連絡してもらえば市が対応いたしますというふうにしております。できるだけ環境委員さんの負担が重くならないように配慮をしているつもりでございます。
 また、職員も現場へ積極的に出向いて状況の把握や維持管理の御苦労について把握をするように努めております。
 市内には約700カ所のごみ収集ステーションがありますが、そのすべてを常に市が管理をするということは非常に困難でありますので、できる限りこの環境委員制度を存続できるよう、環境課としましては環境委員さんの任務等も再検討しながら対応していきたいというふうに考えております。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 16番浜田和子さん。
○16番(浜田和子君) 御答弁ありがとうございました。
 1問目の財政のことですけれども、大きいことを聞いたわけではございませんけれども、市民サービスは減らさないように、予算を維持管理等々にはふやしてくださってるということをお伺いして、それは安心をいたしましたけど、少なくとも市長の政治姿勢としての文章でございます。ここで徹底した節減と書かれてるけど、お話聞いてますと徹底した節減をするという感じにはならなかった、強いて言えば節減に努めたいというぐらいのことかなというふうには思いましたけれども、そういう感じです。一応は安心をいたしました。
 それで、まちづくりのことは市長から御答弁をいただきましたけれども、後免町再開発の計画がやまってからの今の計画をやってるという説明がございましたけれども、TMO構想なんかもあったわけですけれども、何となく稼働しなくて消えたかなというふうなこともあったと思うんですけども、そういう中において、まちづくりにかかわってる人々の意識ですよね、何を置いてもこの意識の問題が大きいかなと思うんですけれども、そこをどこまで引き上げていくのかというのは難しい問題かとも思いますけれども、検討会のほうのお話もスピードアップを図っていただきたいなと思います。
 本当にさっきも言いましたけれども、道路をつくるということは行政としてはできるわけですけれども、実際に町をつくるのはやっぱり人々なんです。住民の方の力でその人たちがお店を持つとか、何かをやるとかということはこちらが決めるわけではございませんので、その人たちのイメージとか構想とか思いとか、そういうものをどういうふうにしていくのかということが活性化につながる要因だと思うんです。だから、今のままの後免町のあり方の中で一部の方が例えばアンパンマンの石像を置いてみたりとか、トラック市とかやってくださってますけれども、南国市が活性化するために南国市の町がどんなふうな町であったらいいかなっていう構想、それでそのために自分たちがどう変わっていかなければならないのかというところの意識の変革まで持っていかなかったら、道をつくっても、少々の商店街、大きい店なんかも来るかもしれませんけれども、本当に商工観光課長が言ってる観光を産業化するとかということにもつながる部分があると思うんですけれども、そういう町の活性化が税収につながるような活性化まで持っていくには相当なエネルギーが要ると思うんです。町全体の人々の意識改革というものに対してのリーダーシップをだれがとるのかというところの仕事、それが行政にゆだねられているんじゃないかなと。それを持って、啓発できるような材料を持ってプロジェクトチームの検討会にも行かないと、大体高齢化していると思うんですけれども、同じ今までの思いだけの中でいろんなこと、例えば空き店舗を活用するだとかというようなことだけで、今までの材料の中だけで新しいまちづくりをしようというのは、ちょっと活性化につながるかどうかというと、ちょっと心配です。
 それで、再開発の構想は以前のはだめになったんですけども、今回が本当に町を活性化さすための次にあるかどうかわからないぐらいのチャンスじゃないかと思うんです。今回このことに市民挙げて本当にその思いを結集させたものをつくっていこうというエネルギーが町全体に欲しいかなというふうには思うわけです。
 今後免町の旧商店街等々にいらっしゃる方は若い方は少ないかとも思いますので、そこの辺の課題だとか、まず課題等々も上げてみて、それをどうしたらよくできるのかというところを市民全体が思いを寄せるところへ行けたらいいなというふうに私は、御無理なことかもしれませんけれども、チャンスを逃がしたくないなという思いがいたしますので、ぜひ全力を挙げてリーダーシップをとっていただきたいかなと。市長また商工観光課長等々一緒になって町の方と協働の思いで、その意識のレベルをどこへ、例が変なかもしれませんけれども、町内のマラソン大会で優勝しようと思う人とオリンピックで優勝しようという人の頭の中は違うと思うんです、やろうとしている、練習努力とかもすべてが違うと思うんです。そういう例は悪いかもしれませんけど、どういう町をつくろうかという構想があって、そして検討委員会のいつまでに何をやっていくとかという工程表なんかもしっかりつくって、そういうふうなものなしに検討委員会をやっても堂々めぐりに終わるんじゃないかなというふうなことも思いますので、しっかりとそこを取り組んでいただけたらと、長々とぐだぐだ言いましたけども、そういうふうに感じておりますので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。
 信号機、非常に残念ですけれども、注意をして通るしかないかなというふうに思いますけども、そういう住民の声が今にもあるということは忘れないでいただきたいなと思います。
 吾岡山の木々のことは、本当にありがとうございます。ぜひいろいろと研究して名盤を名札をつけていただけたらと思います。
 それと、農業の女性枠のことも、農林水産課長が前向きに女性の登用等々考えていただけるということですけれども、これまちづくりもちょっと関係しますけど、農家レストランも今いわば仮住まいで、成功はしてるとは思うんですけれども、できたら仮住まいでないほうが、携わってる方々も機材を運んだりするとかといういろんなロスが今はあるから御負担もかけてると思うんです。そこの辺も専用でできるレストランが構えれたら一番いいし、それがひょっと後免町のまちづくりの中にその場所ができんかどうかということも含めて考えていただけたりしたら、またそこから起業できる人も1人か2人かできていくようなシステムができるとまた農業の活性化にも希望が持てるかなというふうにも思いますので、ぜひ御努力をよろしくお願いをいたします。
 農業委員会のほうもわざわざどうも済みません。ありがとうございます。25年度の選挙のときには女性の、しかも農業に携わってる方をしっかりと出してきていただければこれほどありがたいことはないと思いますので、あらゆるところで女性が輝くということが本当に社会の活性化につながると私は信じておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。
 それから、一時保育のことですが、一時保育を3園がやっているということはホームページでわかります。その里帰り保育の要望の方がどういう手続をすればいいのかというところが見えないわけです。例えば県外で南国市の里保育所を希望しますというときには、県外から普通の申し込みをして希望園を南国市の里保育所というふうにすればいいということが1点目にあると思うんです。それができない自治体もあるということですよね、やってないところはね。だけども、やってるところではそれができるわけですから、やってないところもありますけれども、こういう方法でできますよというようなことです。
 また、そういうやってないところの方でも、南国市に親戚とか御両親とかいられるそこへ帰ってくる場所の方が、里保育所に出産のための一時保育をということで申し込みをすればできないことはないわけですよね。そういう方法がわからずに、電話だけで、実際あった例ですけども、住民票を移していただかなければなりませんと。住民票を移してやるというコースもあると思うんですけれども、住民票を移さなければいけないとだけ心に残ってちょっと困ったなという方の話も聞いたわけですけれども、そこのところが説明した人が悪いのか、聞いたほうが聞き取れなかったのかということもございます。やっぱりせめてインターネットで見たときに、こういう3つの方法で申し込みができますよ、ただし取り扱ってない市町村もありますと。その場合はこうしてくださいとかというようなことをただし書きを入れた説明文があれば、本当に使い勝手がよくなるんじゃないかと思いますので、それをぜひお願いをしたいと思いますのでよろしくお願いをいたします。
 それから、町内自治会のことですけれども、本当に閉塞感のある話で申しわけないんですけれども、御答弁聞いていましたら、庁内全体で考えていくとか、総合的な検討をする部署があればとかというお話であったり、また環境委員さんには負担がかからないようにするとか、あと何でしたか、広報を満遍なく配布すると。私そういう質問しているわけじゃないわけです。
 広報を満遍なく全部市役所がやってくれることで、町内会に入る理由がないということを言ってるわけです。それから、環境委員さんも町内会に入ってるメンバーだけでその負担を背負っている現状にあるという問題を言っているわけです。だから、せっかく防災にしても、本当に全住民がそのことに関心を持たなければならないし、ごみの分別に対しても全住民がそのことに関心を持ってやらなければならないという中で、一部の人だけでしかそれができてない現状にあるということをどう打開するのかということをお聞きしてるわけですので、私は住民の意識をどう変えていくのかと。みんなが社会参加をしていかなければならないということの啓発活動をやはり南国市としてはしてあげていけば、町内会の携わってる方にとっても幾らかの手助けにはなるんじゃないかなと思います。時間はかかるかもしれませんけれども、お互いが老若男女問わず少しでも協力していきたいという、そういう自分もお世話にならなきゃならない、私もできることはさせていただきたいというような考え方ですよね。こういうものを当たり前の認識になっていくような啓発活動、それはもう子供のときから植えつけることも大事かもしれませんけれども、ただ現在の市民の皆様方に啓発活動をしていくということのほうが、実はここのメンバーで何か対応を、今から町内会にどう働きかけていくかということよりも、むしろやってない方にどう啓発するかということをお願いをしたいところでこの質問をさせてもらっていますので、そこをしっかりと受けとめていただきたいと思います。いかがでしょうか。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。市長。
○市長(橋詰壽人君) 2つの問題について私のほうから私の考え方も述べさせていただきたいと思います。
 1つは、中心市街地の活性化といいますか、こういう問題でございますが、私はこういう言い方をすればおしかりを受けるかもわかりませんが、後免の旧商店街にしても、昭和30年代ごろのそれぞれ独立したそれぞれの店舗がそれぞれ特色ある品物を出して非常に通りのお客さんもいて元気だった。
 しかし、これは一つの後免の町がどうだからこうだから客が寄りつかんとかというような問題ではなく、私は中村の町にしても、山田の町、安芸の町にしても後免の町にしても、やはり新しく商店街として新しいストリートをつくった町にしても、傾向としてはやはり大型店舗の時代である。ですから、強いて私が活性化という意味は、何も昭和30年代の町のにぎわいを取り戻すということよりも、その地域の元気、こういうものを取り戻して、ただいま言いましたような自治会組織もしっかりして人と人の輪があり、あるいはそこでたまには催しもやってくると皆さんが集まってその前の中心市街地でにぎわうと、そういうイメージを私は持っております。
 高知の商店街にしろ、あれはイオンモールですか、あれができたことによってこの間の新聞にも18%ですか、空き店舗率が。ですからやっぱり、私もちょっと私的なことがありまして1月でしたか、お正月ということもあったかもわかりませんが、お正月が随分明けてから二十数日ごろイオンモールへ行きました。大変な人です。子供の売り場には子連れの人がたくさんいて、それぞれ各階違うわけですが、まさしくそこへ行くと車は上のほうに置いて、そこからずっともうだれでもが買い物ができ、ゆっくり過ごせるという機能を持ったものがやはり今の時代に合った車時代といいますか、そういうものに合ったものであって。大変言葉は申しわけないんですけど、どこかの駐車場へとめてとぼとぼあっちこっち見て歩く、実際私なんかも子供のときから連れていってもらった記憶はあるんですが、そういうショッピングの仕方というものから変わったんじゃないかと。例えばうちのバイパス沿いにある大型店舗なんかもそうですよね。大体中心は生鮮食料品であっても、全部がそろっておるという時代にシフトしたんではないかなと。おいしい昔ながらのお菓子屋さんがあり、その横に衣料品店があり、その横にはまた八百屋がありという時代というのは、私はもう一つの時代であったというように思っておりますので、そういう意味では、一つの中心市街地をある違った意味で元気にしていくというようなことが施策が必要ではないだろうかと。催しをやり、まだ商業を営んでいる人もおりますので、そういうことも含めて何か元気が、にぎわいが創出できないかなというつもりです。
 それから、このもう一つの問題は、浜田議員さんからこの質問をいただいたときに、私も実は非常に悩みを持っております。それは、私が前にじかに聞いた話ですが、わしゃあもうあの部落へ入らん、けんかしたというような人、そういう人もおられるでしょう。そういうまた別の意味で部落費を払わない人、そんな人は入れんとかという逆に入れてもらえないとかといういろんな形で入っていないことに何の不便さも考えない行政がサービスと言えるかどうか。この程度のことですのでサービスとまでは言わなくても、当然の範疇かもわからんですが、広報を一つ一つ郵送する、全部のお知らせをするということは、何ちゃそれで構わんよと。わし何ちゃ部落のめっそう好きじゃない、あの人らにとやかく言われながら何ちゃ、溝さらえも一斉清掃へも出ていくことはないという意識が我々の行政サービスによって助長されるとするならば、助長といいますか、されるならば、その人が仮に健常者であれば、いざというときにお隣近所の独居老人を助けもしないでしょう。それが逆の立場であれば、助けられもしない、人間関係の構築もないと、非常に寂しい限りの小さな社会で生活をしながらそういう人間と人間の関係が生まれないというか、遠のく関係にあると、こんな世の中にそういうことがあっていいのかという問題ですよね。これからこういう時代だからこそお互いに助け合っていかなければならないことがどんどんふえてきておる時代に、それに逆行することが行政の少しの気遣いでそれで結構いける、何の不自由もないということでいいんだろうかと、私はそんなに思いました。
 話がちょっとこれとはそれるかもわかりませんが、今問題になっておりますのが、消防団員に関する寄附の問題です。これは日ごろの消防団の活動というものに非常に共鳴といいますか、理解を示していただいておるOBの方を初めたくさんの地域の方々が、私たちの部落でしたらそれは一つも怒られることはないと。公務員が寄附を集めてどうならやという訴えでございましたので、それに対して私らの部落の代表の方々は、それは何ちゃ、私らが代表かわりになって寄附を集めても構んぜよと、まずは意思表明をしようということで、地域の部落長あたりがみんな意思表明をして署名をしてくれまして、私どももこの署名に消防団のことに寄附といいますか、そういうものには賛同するからぜひ協力してくださいというようなところ。あるいは消防団の方は行くなと、そこまでして争うなと、わしらがかわりに行こうという地域もあるそうですが、逆に消防団の方々も地域でやっぱり熱血漢が多いし、地域のことは率先してやりたいと、それを寄附をどうこう言われることは、わしらそういうことはしちゃせんと、何ら言われるような金の使い方もしやせんというような地域もあるんです。
 ですから、こういう時代、その考え方なんですけど、私は税金を払いゆうのでそれ以上のことはする必要ない、びた一文する必要ない、それは行政の仕事という物の考え方。これ違うかもわかりませんが、ある意味で地域の何でもかんでも地域というわけにはいかんのでしょうけれども、地域で助け合っていこう、頑張り合っていこう、応援し合っていこうというようなことがすっぱりと行政のすべきことと、それはあるでしょう。あるでしょうけれども、そこの辺のことが全部それで仕分けられていくというのは、非常に我々これからの社会というものの中でお寒い心につながる部分がありはしないかという心配もするわけでございます。余りこれが行き過ぎると公私がわからなくなるということもありますし、非常に難しいところなんですが、返す返すもそういう地域の今盛んに言われておりますきずながどうなろうともそんなことは知ったことじゃないという方向には行かないように、我々もいろんな面で地域の方々の協力、協働といいますか、そういうものを得られなければ一歩も進まないことが余りにもたくさんありますので、その辺は工夫をしてこれからも取り組んでいきたい、そのように思います。
○議長(野村新作君) 16番浜田和子さん。
○16番(浜田和子君) 市長、御答弁ありがとうございました。
 私ちょっと市長のおっしゃったことを受け取り方間違ってとったかもしれませんけれども、まちづくりのことですよね、今も元気でやってらっしゃる方もいらっしゃるからというようなお話だったと受けとめましたけども、その方も元気でやっていただくと。例えば今イオン高知のようなああいうところが繁盛してるというお話もあったんですけど、私はまちづくり構想の皆さんが、例えば後免町全体が2階、3階はないけれども、平場でイオン高知と同じような機能を持ったらいいんじゃないかというふうにも思うんです。八百屋さんも連なっている、お魚屋さんもある、ここへ来たら全部がそろう後免町という構想もできると思うんです。それは住んでる方が、携わってる方がどういう構想を持とうと思ってらっしゃるかもしれませんけれども、やはりそこで物が動く、お金が動くというふうなことをやっぱり考えていくためには、さまざまなことをやっぱり考えんといかんと思うんですけれども、駐車場がイオン高知やったら上へとめておりてくるわけですから、それが横にあっても別に構わないし、後免町のほうにタワーの駐車場があっても別に構わないと思うんです。
 再開発ビルのときにはそういうことを考えられたこともあったんじゃないかとも思ったりもするんですけれども、そういうものが平場として考えられてもいいし、高齢化する人々のつくる町なら、それなりのやり方もあるろうし、それでお金が動くためにはやっぱり観光をそこに持ってくるということ、兼ねたものを持ってくるということ。だから、バスが来れるようなところということで、JR後免駅の前のロータリーをもうちょっと広くしてバスを乗り入れることができて、そこからおりて後免の町でさまざまな買い物をしていただけるようなことも考えられるかなと思うわけです。
 例えばこのまちづくり、道をつくるときにもしそれが最初からあるやったら、駅の改修から交渉してやらんといかんわけですから、後手後手になったらもうそれはできなくなるわけですから、今からどうするのか考えたほうがいいですよという私の提言なわけです。
 答弁は要りません。以上で終わりたいと思います。ありがとうございました。