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検索結果 »  平成24年 第359回市議会定例会(開催日:2012/03/02) »

一般質問 4日目(西岡照夫)

質問者:西岡照夫

答弁者:市長、関係課長


○議長(野村新作君) 20番西岡照夫君。
      〔20番 西岡照夫君登壇〕
○20番(西岡照夫君) おはようございます。
 いよいよあと2日であの未曾有の大災害から1年が来ようといたしております。たくさんの方々が犠牲になられ、またいまだ行方不明の方々もたくさんおいでる中、亡くなられた方々の御冥福をお祈りいたしますとともに、被災を受けられましたたくさんの方々の一日も早い復旧復興をお祈りをいたしております。
 また、3月11日には、市長初め議長、消防団長、市民を代表されまして追悼式に参列をされると伺っております。どうか南国市民の代表として哀悼の意をささげてきていただきたいと思います。
 また、橋詰市長は今年度予算の中で、南海地震対策、そういったことに備えるべく、県下でもいち早く避難タワーの増設やそれぞれ災害に備えての対策を盛り込まれた新年度予算を組まれております。このことにつきましても改めて敬意と感謝を申し上げる一人でございます。
 それでは、私の今議会での質問に市長の政治姿勢として3つを掲げております。1つは、中央公民館改築など、2つ目に高知龍馬マラソン開催、3、土曜市の今後についてであります。順次質問をいたしますので、御答弁をよろしくお願いをいたします。
 まず、中央公民館改築などについては、昨年9月議会での市民体育館解体後についての質問や12月議会での土居恒夫議員からは、文化施設を期待する市民の声をとの質問があり、福田議員からも、文化施設建設につきましては、夢を持って取り組むとの市長答弁に希望要請するとのことでした。
 私が今回再度質問させていただくのは、今議会に議案第35号市道の認定についてとして、稲吉篠原線が提案をされ、計画路線表が添付されています。そこには中央公民館が計画路線上に含まれているからであります。これまでの執行部答弁では、都市計画法の関係や道路についての整備が必要であり、大篠公民館及び中央公民館を含めた文化的な防災複合施設について検討を重ねてまいりたいと考えております。また、橋詰市長の12月答弁では、南国市民体育館を老朽化のため取り壊しを行ったわけでございますが、ちょっとここで私が計画を誤りまして、都市計画法上、あそこへいろいろな夢を描いておりましたが、建築制限がありまして今ちょっと県とのやりとりを行っておるところですが、夢の実現化に向けて頑張っていくとのことでした。
 今回の市道認定により、夢の実現に大きく前進すると思われます。中央公民館改築とあわせ大篠公民館などとの防災複合文化施設として建設時期について一定のめどが立ったのではないかと思いますが、橋詰市長の御所見をお伺いいたします。
 次に、高知龍馬マラソン開催についてであります。
 去る2月26日日曜、第66回高知マラソンが行われ、長い歴史に幕をおろしました。数々の名勝負や記録も生まれ、日本でも伝統あるフルマラソン大会でありましたが、来年からは高知龍馬マラソンとして新しくスタートすることが発表されました。
 健康志向の高まりが加速する中で、全国的にランニング人口が増加しており、それに連動して市民マラソン大会が各地で開催され、空前の人気となっている。県外から多くの市民ランナーが参加することで地域活性化の起爆剤として期待される。いつでもどこでもいつまでもスポーツに親しむ生涯スポーツ社会の実現を目指し、高知市中心部を走る、桂浜周辺を走るという魅力で参加意欲を向上させることで、大会参加を契機にした県民のマラソンやジョギング習慣の定着や愛好家の増を図る。生涯スポーツの普及、振興、県民の健康増進、高知県の観光戦略としてのスポーツ、ツーリズムの推進、観光地である桂浜周辺をコースとすることで県外ランナーに向けたPR度を高め、観光オフシーズンにおける県外観光施策と地域の活性化、高い経済効果、知名度の向上、リピーターの出現。以上、大会の必要性、目的などを述べましたが、大会開催までには課題も多く、運営やコースなどについて各関係機関との調整も必要かと思われます。
 新マラソンコースは南国市も含まれていることや、参加人員が3,000人とのことであり、南国市としてどのように協力やPRなど、来年2月24日日曜開催に向けての取り組みについてお伺いをいたします。
 なお、新コースにつきましては、想定ですが、高知市グラウンド前電停をスタートいたしまして、電車道を東進をし、南国バイパスを経由してJA高知病院の南、ちょうど南国市と高知市の境ですが、それを南に進んで県道介良田村線、これを東に進んで、今度は県道後免浜改田線ですか、それを南進をして物流団地の東側の新道路を春赤線に入り、それから西へ桂浜方面に進んで、桂浜のあの浦戸大橋を経由をいたしまして花海道、高知海岸と呼ばれております花海道を西に進んで、仁淀大橋の東側を折り返し、春野の陸上競技場にゴールする42.195キロのコースでございます。もう既に知っておられる方もおいでますが、初めての方もおいでますので、御紹介をさせていただきました。
 3点目は、土曜市の今後についてをお伺いいたします。
 昨年9月議会で土曜市の展望についてということで質問をさせていただきました。昨日は山中議員からも質問があり、重複するかと思いますが、よろしくお願いをいたします。
 9月以来、土曜市組合からの要望なども出されたと思われます借地の返還や建屋の解体、その後の土曜市の開催場所などなどについて話し合いを持たれていると思いますが、山中議員の答弁でも、土曜市が借り上げている土地は市有地として隣接している都市公園のエリア内とのことで、取得に向けて検討されているとのことでした。南国市中心部の地震などの災害に備えての有効な手段ではないかと考えます。橋詰市長の御英断をお伺いいたします。
 以上で1問を終わります。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 西岡議員さんの質問にお答えをいたしたいと思います。
 南国市立体育館の跡地につきましては、私も本当に不勉強でございまして、第一種中高層住宅専用地域というこの区域内にございまして、住宅や店舗、老人福祉センターなどと、あるいは病院などというものは建築は可能でありますけれども、文化ホールや体育館は建築できない地域になっておる、つまりあの建物が建ちました後に用途が確定されたと、都市計画上のそういう区域になったということでございまして、非常に残念な気持ちと申しわけなく思っております。
 したがいまして、当面の間は同じ敷地内にございます大篠公民館あるいは中央公民館の利用者のための駐車場として利用いたしますとともに、そのほかのまほろば祭りとかあるいは大篠小学校で行われますイベントなどのときの駐車場として活用する予定でございます。
 また、仮に現在の中央公民館あるいは大篠公民館を解体するといたしましても、新しく同程度の建物を建築することにつきましては、協議が必要ではありますが、可能であると考えております。
 しかしながら、隣接道路の幅が6メートル以上公民館であっても必要であると、こういうことでございます。稲吉篠原線の整備が条件となると、こういうことでございます。ちなみに今回提案しております稲吉篠原線の整備ができれば、その沿線の市街化調整区域内でありましても大篠公民館あるいは中央公民館を含めました総合的な、文化的なといいますか、施設の建設は可能である、このように考えております。
 次に、高知龍馬マラソンの開催についてでございますが、高知県スポーツ健康教育課が主催いたしておりますので、確認いたしましたところ、現在南国市のコース設定を含めて最終調整を行っているとのことでございました。4月以降に実行委員会を立ち上げまして正式に協力のお願いに来たいとのことでございました。
 南国市といたしましては、できる限り協力をし、全面的にバックアップもしていきたい、このように考えております。
 次に、現在土曜市が開かれております土地の件でございますが、土曜市協同組合からは、土曜市が開催している現在の店舗といいますか、土地を地権者に返さなければならない旨の相談が昨年ございました。
 市といたしましても、歴史あるせっかく今日までともに歩んできた土曜市の存続も含め、何か方策はないか、他の場所への移転も含めていろいろ協議検討をしてまいりました。今のところ現在の土曜市の土地につきましては、土曜市組合が自力で構造物を壊し、現状の土地を農地に返して他の場所へ移転するのか、また現在の土曜市の店舗の土地の用途区分は、都市計画法上の都市公園でございまして、地権者のお許しが得られるならば市が公園用地として購入し、公園として活用するという方法がいいのではないかと、このようにも考えております。
 私としましては、土曜市組合の皆さんに新しい組合員もふやしていただき、もう少し今の場所で頑張っていただき、行く行くは今後整備されます都市計画道路沿いに場所を移して、心機一転頑張っていただけたら中心市街地の活性化にもつながるんではないか、このような考えを持っております。
 先ほど西岡議員さんからも御意見ございましたように、この人口密集地域でありまして、これといっていざというときの広場もございませんので、そういう意味では現在の土曜市の開催しておる土地というのは非常に貴重な広場でございますので、これは将来に向けて順次取得ができたらなと思っております。
 以上です。
○議長(野村新作君) 建設課長。
      〔建設課長 吉川宏幸君登壇〕
○建設課長(吉川宏幸君) 西岡議員さんの市道稲吉篠原線について答弁いたします。
 今回市道認定議案を提出しております稲吉篠原線は、市街化区域に囲まれた市街化調整区域にありますが、平成21年6月に策定しました南国市都市計画マスタープランでは、地区計画等の導入により商業機能の充実を図っていく地域として位置づけております。
 稲吉篠原線の建設は、こうした計画の誘導を図ると同時に、稲吉地区などの地域住民の避難路としての役割を果たすなど、非常に効果の高いものであると考えております。
 次に、道路の構造についてお答えをいたします。稲吉篠原線は、道路構造令の道路規格を満足し、安全で利用しやすく、維持管理が容易となる計画としております。道路幅員の構成につきましては、全幅で13メートル、車道幅員7メートル、歩道幅3メートル両サイドに計画をしております。なお、起終点以外は今後詳細設計の中でそれぞれの内容につきましても変更となることも十分あろうかと予想されますので、御理解をお願いいたします。
 以上です。
○議長(野村新作君) 20番西岡照夫君。
○20番(西岡照夫君) ありがとうございました。市長それから建設課長には御答弁をいただきましてまことにありがとうございます。
 2問目を少しさせていただきたいと思いますが、先ほど市長のほうから前向きな御答弁をいただきました。中央公民館解体についてということで、新しく市道認定をされたその路線上にできれば先ほど質問をさせていただいたような建物を建築をしたいということでございます。
 ただ、時期的なもの、この認定を今議会で出されておりますので、これが決定されまして順次道路の建設に向けての買収等、地権者との交渉もあろうかと思いますが、そういったことの時期的なめど、それから現在の市民体育館跡地、現在駐車場として整備が進んでおりますし、もうほぼでき上がる状態でございます。そういった土地が、先ほど市長も申されましたが、そういった都市計画法上、文化施設、複合施設等には建築ができないというようなことでございますので、そういった道路の完成にあわせて、あの土地は住宅地として非常に価値のある土地でございますので、そういった形で売却をするとか、そういった方法をとられて新しい調整区域、そういったところにそういった複合文化施設を建てるという方法がベターではないかというふうに思います。
 余り現在の場所から離れるとまたいろいろと利便性の問題で出てこようかと思いますが、そういったことも前向きに考えていただけるというふうなことでございますので、できるだけ早く実現をするように再度お願いをしたいと思います。
 また、道路等の完成目標時期についてわかっておればお聞かせをいただきたいと思います。
 それから、高知龍馬マラソンにつきましては、ちょうど昨日の高知新聞の夕刊に話題ということで、市民マラソンということで記事が載っておりました。その中で、やはり私が懸念をしております開催に向けての課題の中で書かれております。どのマラソンでも交通規制など市民生活に少なからず影響が出る。道路が少ない本県は、他県と比べて市民マラソンを行う環境が整っているとは言いがたい。コースとなる国道や県道は一時通行どめ、コース周辺住民への配慮のほか、安全対策、迂回路確保など、準備することは山とあると。定員もとりあえず初回は3,000人で様子見というふうな記事が載っておりました。
 来年の2月24日には大会が開催をされます。それまで先ほど市長が答弁をされましたように、4月以降実行委員会を中心にそれぞれの協議がされると思いますが、ぜひその折にも南国市としてやはり積極的にかかわりを持たれて、いい機会でございますので、南国市のPRもできるような、また受け入れ態勢も十分コース上の付近の住民の皆さん方の御協力も得られるような体制をぜひつくっていただくようにお願いをしておきたいと思います。よろしくお願いをいたします。
 3点目の土曜市につきましては、大変昨日もきょうもありがたい前向きな御答弁をいただきました。ぜひあの場所を市が買い上げていただいて、都市公園として、また起こるであろう震災の折の避難場所としてぜひ確保をしていただきたいというふうに願っております。このことにつきましても再度御答弁をお願いして2問目の質問とさせていただきます。よろしくお願いします。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。市長。
○市長(橋詰壽人君) まず第1点目、稲吉篠原線、これの整備が急がれます。これは総工事費大体5億円程度を予定しておりまして、これ都市計画決定といいますか、それを経てやっていくわけでございますが、私いつも言ってますように、スピード感を持ってやりたいと思っております。
 ただ、1つだけ、社会資本整備総合交付金ですか、これがどうもちょっと少なくなっておりますので、それの影響でいろいろ左右されそうですが、5億円でありますから、3年間ぐらいで全部を仕上げたいなという思いはございます。それに向かって努力をいたしますと同時に、それに並行して、でき得ればうんと欲張って、いざというときの避難もできる、あるいは文化行事もでき、かつ高齢者などがレクリエーションをしたり、また若い人たちがいろんな室内スポーツもできる、こういうようなものを加えて公民館活動もできる、そうした施設にしたいなというのが私のあれを取り壊すときに描いた夢でございます。ですから、これの実現、もっともっと生涯学習課、教育委員会部門とも協議を重ね、そして福祉機能、私の言っている福祉、健康機能、そういうようなものも、もうそんなに幾つも幾つもはようやりませんので、せめて1つ中心地域に皆さんが集えるようなものをやっていくというのが私の一つの夢でございますので、そのときにはひとつ御協力もお願いしたい、そのように思っております。
 なお、その駐車場の件につきましては、どこに建築するかということにもよりますけれども、基本的には西岡議員言われたような売れるものは売ってきちっと処分をするということも必要でしょう。あそこは東のほうかなり広い幅に南北に借地もしておりますし、今日までその借地で来ておりますので、そういう意味ではきちっとするいい機会かもわかりません。中途半端に借地をまた引き継いで借地などで使えるということではございませんので、基本的にはそういうことをはっきりするいい機会になるかもわかりませんので、それはそういうことでまた協議を皆さんで知恵を出し合って、有効利用なのか、処分するものはすべきか、その辺は方向づけをしたいと思います。
 それからまた、マラソンのことは教育委員会のほうに御答弁任すとしまして、土地の件でございますが、私はできるだけ早く、これもかなりの財源等を必要とすると思いますけれども、40年間にわたって決定をして、放置じゃないですけど、それはできなかったでしょう。いろいろな理由があってできなかったでしょうけれども、やり始めたらきちっと始末をつけたいというのが私の気持ちでございます。
 既にもうあの計画地の南は住宅地にはや分譲されておりますので、そこまではいかなくても、今まだ現在あれぐらいありますので、あれはもうきちっとできるだけ早い時期に取得をさせていただいて、都市公園として本当の意味でのあそこ、この町の真ん中でございますので、やっていきたい、このように思っております。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 生涯学習課長。
○生涯学習課長(谷合成章君) 西岡議員さんの高知龍馬マラソンについての第2問につきまして御答弁をさせていただきます。
 現在、市長も申し上げましたとおり、最終調整をしておりまして、実行委員会形式で立ち上げて、4月以降に南国市のほうに来るということでございますので、その具体的な中身につきましては、やはり市とともにボランティアの方々の参加も求められるわけでございますので、またその詳細を確認いたしまして全力で取り組んでまいりたいと思っております。
 以上でございます。