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検索結果 »  平成24年 第359回市議会定例会(開催日:2012/03/02) »

一般質問 3日目(土居恒夫)

質問者:土居恒夫

答弁者:市長、関係課長


○議長(野村新作君) 6番土居恒夫君。
      〔6番 土居恒夫君登壇〕
○6番(土居恒夫君) 6番土居恒夫です。きょう最後になりますので、簡潔に私の通告に従いまして3点の質問と提案をしたいと思います。
 その前に、ちょっとお礼を述べさせていただきたいと思います。
 先週の3月2日と3日、4日に、十市におきまして、多世代交流プラザで開かれました第15回十市緑ヶ丘地区文化祭に、市長、生涯学習課課長、そして野村議長も御来場いただきまして、大変お忙しい中ありがとうございました。この場をかりましてお礼申し上げます。
 さて、今定例会では、今まで以上に防災に対する関連質問が大変多く、さまざまな角度から各議員様から質問されていますが、また津波避難施設の整備につきましても同様で、執行部の説明では、今年度から2カ年をめどに、海岸部に13のタワーと久枝地区に避難ビル1棟を建設される計画とのことで、この地域にお住まいの方々にとっては、事に大変心強いことと思います。また、先ほども質問に出てましたが、空港滑走路の避難路につきましても、滑走路を横切ることも前向きに話が進んでいるようなので、関係各位、なお一層の御努力をお願いいたします。
 さて、1番目の質問です。命山について構想を取り上げてみたいと思います。
 この命山構想につきましては、昨年9月定例会で西岡議員から、そして今定例会の一般質問にも高木、西原両議員様より質問をされておられますが、あえて私からもこのことにつきまして質問と提案をしたいと思います。
 何度も恐縮で申しわけないですが、命山についておさらいをしてみます。旧久枝村にあった室岡山は、標高15メーターほどの周囲500メーターほどで、こんもりした丘のようなものだったそうです。宝永、安政の大地震の際には、住民がこの山に避難し、助かって生き延びた人々の間でいつしかこの山の名前が命山と呼ばれるようになったようです。しかし、残念ながら、戦時中、空港拡張のために削り取られてなくなりました。
 そこで、各議員さんから質問もありましたように、命山の復元構想の質問に対して執行部の答弁では、低地平野部は津波の際に避難できる山や施設がないので、標高20メーター以上の高さを確保した公園や避難施設の建設を視野に検討、そして今定例会一般質問の初日の答弁では、庁内の検討会では、命山構想は捨ててはない、長期目標だと答えられました。
 そこで、ぜひとも参考にしていただきたい千年希望の丘構想について御紹介いたします。
 南国市の姉妹都市である岩沼市は、東日本大地震に被災されて大変な被害をこうむられました。そのことを教訓に、岩沼市では、海岸地域に津波よけ千年希望の丘をつくるという計画を立てられています。これは、高さ10から20メーターの小高い丘をつくり、その丘には植栽を行い、市民の憩いの場と利用される緑の保養所とするそうです。市民は、その丘を訪れ、海を眺めたり、木々から生まれる新鮮な空気を吸い、潮風や鳥のさえずりを聞いて命の洗濯ができる命の森をつくるということです。千年希望の丘は、避難場所としての役割はもとより、津波が押し寄せてきても植栽の樹木によってエネルギーが分散し住宅なども守ってくれる減災の役割も果たしてくれます。この岩沼市では、そのほかにも瓦れきを活用した防潮林の整備も計画されています。
 そこで、この千年希望の丘構想をお手本に、近い将来起こるとされる南国市の津波対策に対しても、備えはもちろんのこと、それにプラスした文化面、環境面も視野に入れた命山構想についてぜひとも御検討くださりたく質問します。命山は、南国市が防災に対する姿勢のシンボルとなるでしょう。また、それにあわせ文化施設も建設していけば、吾岡山がありますが、南国市の新しい文化の森として市民に親しまれる丘となるではないでしょうか。津波発生時に遭遇する場所は、家の中とは限りません。東日本大震災でも、自動車が津波に襲われ、逃げ惑うさまを思い出すと、今でも心が凍りつきます。春野赤岡線、通称黒潮ラインは、海岸沿いを通っており、震災地と同じような環境にあります。乗用車はもちろん、トラック、大型バスなどの通行量も大変多く、津波発生時に素早く避難できるような丘が近くにあれば、多くの命が救われるのではないでしょうか。命山をつくるとなれば、大がかりな事業となるでしょう。しかし、近い将来起こるとされる地震によって発生する津波から住民の命を守るということが最重要課題ではないでしょうか。このことを果たすには、強い使命感と決断力が必要です。前例のない事業には、幾多の困難がつきものです。しかし、そのことから逃げていては、何事もなし遂げることはできません。市長の命山についての思いとあわせて、担当課長のお考えをお聞かせください。
 次に、市立公民館の運営管理と類似公民館についてお聞きします。
 市立公民館の運営管理と類似公民館、いわゆる部落公民館の修繕、改修などについてお聞きします。
 まず、市立公民館の運営管理についてですが、市内には中央公民館を初め、18の市立公民館があり、さまざまな形で地域と密接のつながりを持っており、地域の中核的役割を担っています。生涯学習は、施政方針の中で述べられてますように、生涯にわたる自己研さんを目指し、市民の皆様が心豊かな人生を送ることができるよう、次世代をはぐくむ活動、高齢者の健康と生きがいづくり、地域住民の連帯や協働、参画の視点に立った活動を行うとあります。それぞれの公民館では、そのために各種の講座を開設し、市民の社会教育活動としての役割を果たしていると思います。また、そのほかにも地域独自のサークルが盛んに行われています。しかし、ここで残念なのは、その熱意が市民には十分に伝わっていません。なぜなら「広報なんこく」には掲載をされてはいますが、十分な情報量が少なく、その講座やサークルの情報を知る手段がありません。「広報なんこく」もスペースの余裕がなさそうです。
 そこで、南国市のホームページを活用して、各種講座やサークルなどのお知らせを掲載してもらいたいと思います。南国市のホームページには、講座情報はおろか、地図なども掲載されておりません。ホームページの作成や管理には大変な労力が必要とされ、現在の人員には限りがあるとは思いますが、ぜひとも地域住民の連帯や協働、参画の視点に立つ運営管理をお願いしたいと思います。公民館運営では、新年度予算に公民館館長の報酬の増額が計上されているようなことで、それについては評価いたします。
 そして、関連についてお聞きします。関連の類似公民館、いわゆる部落公民館の修繕、改修についてお尋ねいたします。
 部落公民館は、市立公民館と違い、すべて自主運営となっています。そのことにつきましては、当然であると思いますが、しかし今回、私が疑問に思ったのは、修繕、改修につきまして、南国市は何も修繕や改修についてその部署もありません。しかも、そういう手だてとかものがありません。部落公民館は、地区住民のもととなる建物で、地区の話し合いや宴会、茶話会などに気軽に利用されています。これからの高齢化社会では、地域で支え合い、地域で見守ることが大切ではないでしょうか。部落公民館は、地域のコミュニケーションのもととして、それらの役割を果たしています。ところが、先ほども言いましたように、この重要な役割を担っている部落公民館が、老朽化したり、設備にふぐあいや外壁の塗装が例えば傷んだりしても、修繕や改修が何も手だてがありません。部落公民館は自主運営なので、地元の自主財源で修繕するのが当たり前というのはそうでしょうが、なかなか今人口も減って、自主財源で賄うには多額の費用がかかり過ぎ、どうしても手をつけることができません。地域にも元気がなくなっています。すべて行政に頼り切るというのはだめですが、何らかの手だてを講じてはもらえないでしょうか。県下他市の状況と比べまして、どうしても納得がいきません。しかも、部落公民館の、先ほども言いましたように、窓口すら我が南国市にはありません。寂しい限りです。担当課に公民館運営及び類似公民館に対してのお考えをお尋ねします。
 ここで質問要綱に庁舎についてとお願いしてありましたが、今後の耐震による庁舎の改築等に絡みますので、この質問は今回は取り下げます。
 次に、最後に、小中学生の交通安全についてお伺いいたします。
 交通安全を私がこの場で野村議長の前で取り上げるのにはおこがましいですが、お許しください。さて、前回、12月定例会でも浜田和子議員が質問されていました自転車の安全についてです。御承知のように、道交法の改正で行われ、自転車に厳しい罰則が科せられています。罰則は乗り手のマナーの問題でしょうが、ハード面では自転車に優しい道路整備は必要と思われますが、現状ではとても無理でしょう。南国市には自転車専用道路もありません。
 そこで、心配になってくるのが小中学生の自転車走行についてです。23年5月現在で、南国市には小学生が2,664名、中学生1,183名の生徒数があります。その中学生に至っては、7割の生徒さんが自転車で通学しているのではないでしょうか。小学生は比較的自転車に乗るお子さんが少ないのですが、中学生は先ほど言いましたように、大変な生徒さんが通学されています。朝夕のラッシュではひやりとされる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。4月には新入生が入って初めての通学となります。
 そこで、改めて通学路の安全点検をし、事故を未然に防ぐ対策をお願いします。なぜなら、道交法の改正により、自転車が加害者となれば大変なことだということです。これは、直接中学生とかという生徒の事故ではないですが、最近の自転車事故で賠償額は高額化傾向となっていまして、最高裁の判決では5,000万円の判決も出ているようです。自賠責の保険は、個人加入となっています。御家庭の事情により異なるとは思いますが、加害者になれば大変なことになるという周知を改めて生徒、そして家庭に啓蒙してもらえないでしょうか。高知市内の私立中・高等学校では、4月から全校生徒に自転車総合保険の加入を学校が全生徒に掛けるそうです。ぜひとも南国市もいろんな手だてにより何かできないのか、何とぞ御回答をお願いします。
 以上で終わります。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 土居恒夫議員さんの問題と質問に幾つかお答えしたいと思います。
 まず1つは、命山の件でございますが、以前にもお答えしましたように、私としては、この命山の歴史を考えたとき、本当にさきの悲しい大戦で失ったものを取り返す、それはあの地域にありました自然であったり、皆人々に愛されました環境であったり、そういうものだろうと思います。
 そこで、私も何とかこれをしたいなあという思いで、実は高専の先生にも何が問題かということを相談いたしました。やはり、強度ですね、丘の強度、強度というものが大変自然に合った丘の状態、これ前にもお話ししたかもわかりませんが、たくさんの横穴を掘って、たくさんの火薬を入れて、一瞬のうちに爆破したということなんですが、これは恐らくほかの香南市のほうにある山のように、一定は岩といいますか、いそといいますか、そういうものででき上がっておるものでしょう、実際に物部川の中州にもいそはありますので。ですから、まあそのようなことを考えますと、かなり中といいますか、丘のもとの部分はいそというか、岩といいますか、そういうものがあって堅牢なものであったんだろうと思います。そこにもちろん一定の強いものでやらないかないわけでございますが、さてそれはどういう工法がいいのか、そして先ほど土居議員さんが言いましたような自然であったり、緑であったり、樹木を植えるなどということをするとなれば、やはり外側にはやはり土がないと育たないわけでございますので、その辺のバランスのこと、しかもあのようなすごい津波にも耐え得るものでなければならないということでございますので、当時はそれは自然、自然の長い間に木もあったでしょうし、いろんなものが生えて強かったと思うんですが、その辺の課題があるのが1つということと、これもさきに申し上げたと思うんですが、久枝で地域の人とこれからの津波対策についての話し合いをしたときに、久枝という地区の置かれた地形的な条件です。それは、久枝には橋を渡らないで入っていけません、あの地区は。この前に言いましたように、秋田川ですか、あの川と後川というものに囲まれた地域ですから、全部橋がかかっております、見えないところもありますけれども。ですから、地域の方々の要望というのは、市にお願いしたいことは、避難施設は地区内につくってください。しかも、久枝というところは非常に高齢化が進んでおるので、とても年寄りが外まで逃げていくことができないと。もしその場合に橋梁が陥没したりしておれば、これから橋梁の長寿命化も行いますけれども、そういう提案があっております。ですから、命山というものを字のごとく、地域の方々の命を守る山であるわけですが、これがどういう形になろうとも、命山というものを一つは基本にして、あの地域の災害に対する安全に前向きに取り組んでいきたいと思っております。
 それから、これも、次のことも非常に生涯学習課も答えにくいと思いますので、私の考え方の一端を述べておきたいと思います。
 それは、いわゆる部落公民館の問題です。これは、前橋本大二郎さんが高知県知事になったときに、それまでは集落整備事業と称しまして、県と当該市町村とそれから部落とが出し合って、部落の公民館の修繕あるいは改築、こういうものができました。たしかあのときの事業総額が、部落公民館であれば500万円ぐらいのものができたんじゃないかと思いますが、それを3者が分担し合うという格好で、これは非常に全県下で人気のある政策でした。がしかし、橋本大二郎さんを悪く言うつもりは全然ありませんけれども、あの人すぱっとやめました。どういうように思われたのか、私はそのときの理由ははっきり知らないんですが。そこで、全県下の部落の運営している人なんかも非常に困ったと思います。思いますが、私はいろんな議会へも出ております。一番危ぶまれる人と人とのつながりあるいはもっと小単位、一番少数単位であります部落のつながり、そういういわゆる別の言葉でいいますとコミュニティーというものが非常に薄れてきた。今度の防災なんかのことで、やっと自主防災組織なるものが人と人との助け合いであったり、つながりであったりというものを何とかよい意味で保つ、強化するきっかけになればいいがなと、こういうように思っておるわけでございますが、土居議員さんの言われること、かつてどなたか議員さんも言われたと思うんですが、私はこの今はそんなことは言えないわけですが、とにかく次の課題であるととらえていきたいと思います。今はとにかく防災、防災の次にも大きな課題が待っておりますけれども、これはやはり土居さん言われるとおり、確かに線を引けば、こっから向こうは皆さんでやってくださいよという部類のことかもわかりませんけれども、それにしてはちょっと各部落の事情も違いますでしょうけれども、ちょっと荷が重いところもたくさん出てきやしないだろうかという考えもありますので、ここはひとつ非常に大事にしていかなければならない分野とは思っておりますので、何とか近い将来といいますか、うちにいろんな喫緊にやらなければならない課題を一定前進させた暁にぜひ取り組んでいきたい、たくさんというわけにはいかなくても、年間に何館かは取り組んでいくとかということにしたいなあと思う分野でございますので、ちょっとお待ち願いたいと思います。ちょっとが何年になるかわりませんが、そういう考えを一端述べさせていただきます。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 危機管理課長。
      〔危機管理課長 西原三登君登壇〕
○危機管理課長(西原三登君) 土居議員さんの津波避難施設のことにつきまして、市長答弁を補足してお答えをしたいと思います。
 一定姉妹都市の岩沼の復興計画でありますグランドデザイン、愛と希望の復興という考え方を基本に、本市に参考にできはしないかという御提案でございますので、私も岩沼の復興デザインのものを少しうちの係長が8月に行ったときにいただいていましたので、読んでもいました。そのような中で、少し岩沼の復興がそしたらどういうものであるかを少し触れさせていただきたいと思いますが、復興計画には、津波の力を軽減させる多重防御の方法としまして、沿岸部を防潮堤や防潮林、汽水域を生かした多重防御の緑地帯として整備をするもので、防波堤による1次減衰、防潮林による2次減衰、さらに効果的な減衰機能を発揮させるため、沿岸部の丘陵地形に千年希望の丘を配置して3次減衰を図ることとしているわけです。この希望の丘の造成においては、処分、保管の問題となっている瓦れきを活用し、安全で経済性にすぐれた構造による強固な重層構造としておる。希望の丘の規模は、1つの丘の直径が約120メーターとし、沿岸部の配置の数は約50程度、高さにつきましては、今回の津波高約7.2メーターより高くするものとして、実高で10メートルから15メートル、浸水高の約2倍を考えているということでございます。また、景観形成や生態系の保存にすぐれた落葉樹を市街地側に植えて、津波の威力を減衰、分散させるように、丘そのものは連続して丘をつくるのではなく、背後に霞堤のように津波の波力を弱めながら受け入れて、直接被害の軽減や避難のための時間を確保することを目指す配置となっています。このような新しい概念の公園の創出を国家的緑地帯とした国営公園として整備するよう、国、県と関係機関に働きかけるとしています。岩沼の千年希望の丘は、伊達政宗の時代に約64年かけて築いた貞山堀のような長い期間にわたる壮大な計画でございます。私も命山があって救われた本市の史実や岩沼沿岸部の高台公園が津波に破壊されてないことも見ており、避難場所をつくる一つの方策として有効策であると思っています。しかしながら、沿岸部の山を削って高台の避難場所をつくり、切り取った土砂を高知平野に盛り土し、命山にかわる高台公園をつくる検討もいたしましたが、千年利用できるというメリットよりも、用地の確保、埋蔵文化財など各種の法的な制約、盛り土費用などたくさんの課題があることが判明しております。したがいまして、現在進めている命山構想につきましては、短期に行うハード事業でございますので、時間と費用が少しかかる高台公園をつくる長期間の計画につきましては今後も検討していく必要があると考えております。とはいいましても、岩沼市とは地理的条件が似ていることから、津波の力を軽減させる多重防御の方法などは参考にするべきものがあると感じております。引き続いて情報収集を行い、本市でも実現可能なものについては積極的に取り入れてまいりたいと考えておりますので、御理解を賜りたいと思います。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 生涯学習課長。
      〔生涯学習課長 谷合成章君登壇〕
○生涯学習課長(谷合成章君) 土居恒夫議員さんの公民館、また部落公民館の考え方についてということで、市長答弁を補足する形でお答えをさせていただきます。
 まず、南国市立公民館の運営につきましては、社会教育施設として市が17地区公民館に事業委託をしております。その内容につきましては、地域住民の方々の自主的な生涯学習活動を尊重しつつ、その活動の支援を行っております。また、各公民館で行われているサークル活動の周知につきましては、今年度まで市広報紙とともにサークル一覧表を全世帯に配布しておりました。しかしながら、スペースの関係で紙面に一挙一覧を掲載できないことや、広報紙を配布する地区連絡員さんの負担増加などを考慮いたしまして、24年度につきましてはサークル一覧表の配布を行わない予定でございます。今後の周知方法といたしましては、土居議員さんから御提案いただきました市ホームページへの掲載等について実施をしてまいりたいと考えております。
 部落公民館につきましては、市長が御答弁させていただきましたので、生涯学習分野から申しますと、今後につきましても、地域コミュニティーの中核的施設である市立公民館を中心として、やはり地区発展のためには、部落公民館とも活動において今まで以上に協力しながら、生涯学習体制の充実と活動の推進を図ってまいりたいと考えておりますので、御理解、御協力のほど今後ともよろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 学校教育課長。
      〔学校教育課長 竹内信人君登壇〕
○学校教育課長(竹内信人君) 小中学校の通学安全についてお答えいたします。
 近年、自転車による事故が多発していることは、新聞、テレビ等でよく耳にいたします。その事故の中身も、自転車同士の事故や歩行者に対する事故がふえており、警察庁の統計でも、自転車が関係する交通事故は、10年前の5倍近くになっているということです。これに伴い、自転車を利用している児童・生徒が被害に遭うことだけでなく、加害者になることも考えられます。学校教育におきましても、現在各校で行っている交通安全教室の内容を関係機関とも協議をして変更するなど、被害に遭わないだけでなく、加害者にもならないよう対応してまいりたいと考えます。道路交通法では、自転車に乗ることは、軽車両を運転するものとして責任も発生いたします。こういったことを学校や家庭を通して十分に指導していく必要があります。保証、保険につきましては、もし通学中に事故が起こった場合は、スポーツ振興センターの保証の対象ともなりますが、ただ加害者となった場合の保証はありません。損害賠償に対する備えは、各自、各家庭で任意に行っているのが現状です。ちなみに、県のPTA連合会が年度当初に募集しているものを現在利用しているのが実情でございます。先ほど土居議員さんから教えていただきました高知市の状況も今後調査をして検討してまいりたいと思います。
 また、通学路の安全点検につきましては、前の議会でも申しましたように、改善が必要な場所につきましては関係機関とも連絡調整を行い、子供たちの安全確保に努めてまいりたいと思います。
○議長(野村新作君) 6番土居恒夫君。
○6番(土居恒夫君) 大変市長からも前向きに御答弁いただきまして、それぞれ関係の皆様方には同じく前向きな御答弁ありがとうございました。
 先ほど言われました千年希望の丘ですが、西原課長がおっしゃられましたけども、千年もつというのは一つの例えでございますから、名前のあれですからそうでもありませんけど、一つ私が県の南海地震の対策課長に聞きましたところ、この山につきまして、予算の関係で大変いろんな膨大な、例えば3億とかという話もあると思うんですが、これにつきましても、課長がおっしゃるには、検討の余地はあるということなんですよ。今まではそういったものにはないということをお聞きしましてちょっと尋ねてみますと、そういうのも含まれるということをおっしゃってましたんで、ぜひともこれも視野に入れまして、命を守るということで、ぜひともよろしくお願いいたします。
 それから、生涯学習課の御答弁ですが、確かに市長もおっしゃってくれてますが、その次の次だと思うんですが、近い将来がわからないですが、私も気になりまして、近隣の、町村は別としまして、近隣の市につきまして全市に聞きましたところ、室戸市を除いてほとんどの市に改修費の補助金とか助成がすべてあります。ですから、文化都市南国ということもありますんで、ここのところはひとつどうかいつの将来かわかりませんが、ぜひともこれは例えばこれ津波だけじゃなくて、地震災害とかあと台風とか、大変高知、南国市においてもそういった災害も起こる土地でございますんで、ぜひともこういった部落公民館についての改修、これシロアリが来ていつ倒れてもおかしくないような状況のところもあると思います。そして、例えば外壁が傷んだり、雨漏りがするようなことにつきましても、それは優先順位を先ほどもおっしゃったように決めていただいて、ぜひともちょっと早い段階からスタートしていただけないでしょうか。本当にこれ先ほども言いましたように、まず窓口もないのも非常に寂しいことで、生涯学習課に聞いてもわからない、企画課に行ってもどうもわからない、現状公民館の把握も一つもちょっとできてないようでは、これはちょっとお粗末な話ではないでしょうか。近隣にしましたら、例えば須崎市なんかは、コミュニティー推進事業費とか、いろいろこういったありまして、四万十市なんかもふるさと暮らし支援事業とか等々の事業があります。そして、いろんなどういいますかね、まちづくり課とか、そういったものもありますんで、ぜひともここのあたりは何とか前向きにぜひ御検討をお願いしたいと思います。
 それから、最後には通学路のお話ですが、先ほど、後で資料もお渡ししますが、某高校は、学校側が自転車総合保険に加入するということで、私も調べてみますと、これ普通は個人の掛けて、受益者とは違いますんで、加害者なんで、いわゆる団体が掛けて子供たちの保険のお金を支払ってやっているんですよね。ちょっと変わった制度なんで、例えばどうかわからないんすが、PTAがこれ810円ぐらいらしくて、1名に対して、これを例えばPTAが立てかえてやるとかという話と同じような理屈だと思うんですよね。ここの学校は多分千何名ですかね、いらっしゃると思うんで、それのお金を立てかえて払ってらして、もし子供たちが自転車で加害、もちろん当然逆もあります、総合保険ですから。ですから、加害者になってもこの保険から払えるという制度なんで、平たく考えれば、そういった、例えばPTAが子供たちの1名810円について立てかえてやれば、同じようなこともできるんじゃないかなとあわせてこういったものもぜひ現状は例えば親の共済に入って、一緒に子供たちが入っているようなケースが100%あればいいですけども、保険に入ってない御家庭もあるんじゃないでしょうか。しかも、気がつかないような御家庭もありますんで、ぜひともこれPTAと一緒になって、こういったものをぜひとも未然に防ぐようなことを何とぞお願いしたいと思います。
 それから、最後にちょっと質問ですが、長くなりましたが、先ほど自転車の歩道のことですが、例えば端的なことを言いますと、香長中学校の南側に坂になってあれ勤労センターですかね、ありまして、そして千屋崎病院に渡るところに確かに歩道があるんですが、歩道と自転車の両方が通行できる青いマークがないんですよ。ないとなれば、これは危険なとき以外は、歩道とかは多分自転車通っては、軽車両ですから、通ってはいけないと思うんですよ。安全を避けるためにだったらいいですが、ほとんどですから道路の左側を走らなけりゃならないんで、ちょっと大変危険なんで、ここのあたり建設課長、ひょっとその標識について最後の質問です。お願いします。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。建設課長。
○建設課長(吉川宏幸君) 土居議員さんの御質問にお答えします。
 この件につきまして、去年12月議会ですか、浜田和子議員のほうからも御質問が出ておりました、歩道の自転車の通行に関してということで。そのときの南国署交通課のほうの回答としましては、高知県としては、交通量もしくは危険度なんかを考慮しまして、規制をかけて歩道を併用させて通っていただくと。例を挙げれば、特に南国バイパスなんかは、歩道の幅員3メーター足りないわけです。けれども、交通量が非常に多いということで、危険だという判断で、規制をかけて歩道を自転車、歩行者併用をさすという形をとっているようですので、議員御指摘の箇所につきましても、私ども再三現場通るときにも確認もしておりますけれども、道路管理者であります高知県中央東土木事務所も含めて、現地等をもう一度確認をして、私どもも県のほうへ出向きまして、一緒に交通課のほうへ出向いて、その辺の対策といいますか、標識の設置について要望を出していきたいと、このように思います。
 以上でございます。