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検索結果 »  平成23年 第357回市議会定例会(開催日:2011/12/09) »

一般質問 4日目(土居恒夫)

質問者:土居恒夫

答弁者:市長、関係課長


○議長(野村新作君) 6番土居恒夫君。
      〔6番 土居恒夫君登壇〕
○6番(土居恒夫君) 6番土居恒夫です。質問させていただく前に、新人議員として一言私の決意を述べさせていただきたいと思います。
 これからの4年間、市民の皆様に住んでよかった南国市、住みよい南国市、そしてだれもが心豊かに暮らせる南国市を目指して、市民の目線に立ち、市民と市政のパイプ役として一生懸命努めてまいりますので、どうかよろしくお願いいたします。
 では、質問に移りたいと思います。私は2つの質問と2つの提案をしたいと思います。
 まず、今回私への選挙の折、文化施設を期待する市民の皆様の声を多くいただきましたので、まず1つ目の質問は文化施設を含んだ南国市のまちづくりの骨格について質問いたします。
 さて、今から40年前、昭和47年12月24日に南国市民憲章が制定されております。その1番目のスローガンに、文化財と自然を保護し、新しい文化のかおり高い歴史のまちを策定しましょうと掲げられております。ここに新しい文化のかおり高い歴史のまちの策定とあります。しかし、残念ながらこの市民憲章に掲げられている文化のかおりのするまちづくりができているでしょうか。確かに文化を継承するには時間がかかります。しかも、今から40年も前の文化憲章に載っている文化のかおりが一つも見当たりません。しかも、南国市都市計画マスタープランにも文化施設の文字も見当たりません。文化は広くありますが、例えば南国市においてはスポーツ施設は南に南国市スポーツセンター、そして北部スポーツレクリエーションのグラウンドや吾岡山のグラウンドなどなど、整備は大変充実していると思います。
 一方、文化施設はどうかと申しますと、近隣の香南市におきましてはのいちふれあいホール、夜須マリンホール、そして香美市には中央公民館ホールがあり、しかも香美市には香美市立美術館という大変すばらしい美術館があり、たびたび全国規模の展覧会も企画されています。そして、お隣の高知市には大小さまざまなホールがあります。そして、何といっても箱物行政の失策と必ず言われて名前が出る有名なかるぽーとがあります。しかし、そのかるぽーとはそれでも何と年間40万人の利用者があり、鑑賞者を含めますと大変大勢の人々が訪れ、美術を鑑賞したり、音楽を聞いたり、あるいはカルチャーを楽しんだりして大いに町に貢献しています。
 南国市の近隣には今言ったようにさまざまな規模や内容に違いがありますが、いろんな文化施設が備わっています。つまりどの町、市にも町の中心や文化でなくても文化施設は町、すなわち都市にはなくてはならないものと考えております。全国には2,000もの施設、ホールがあります。そして、どういうことかといいますと、南国市民はホールがないために踊りや音楽の発表会はお隣の市や町を利用して、会議においても商業施設を利用したりしています。南国市には各地区に公民館が19もあり、さまざまなサークルがあり、多くの皆様が参加されて有意義な時間を過ごされています。また、地域の文化祭も盛大に催され、文化芸術の場として利用されています。このように文化活動がブロック単位では公民館を中心に盛んに行われていますことは、行政の市民サービスとして感謝しています。しかし、やはり習い事も上達してまいりますと公民館よりちょっと立派なホールのような施設で発表したくなってきます。すてきな衣装を着飾ってステージに立って、ライトを浴びながらマイクを握って歌手気取りで歌ったり踊ったりしたいと思いませんか。そして、絵も少し上達すれば展示場で展示したいと思うようになります。とかく箱物をつくることは非難の的となるのは確かで、しかもこの御時世に何というかと言われるのは承知です。しかし、文化施設は町の骨格には不可欠なものなのです。施設があることにより人々が集い、交流が生まれ、交流ができることにより活力が出てきます。新しい活力は町を元気にします。そこには人が動き、物やお金が動き出し、町の経済発展に大いに貢献することでしょう。
 そこで、文化施設の建設に関しましては、南国市の有志の方々がチャリティーコンサートなどにより文化会館建設基金を集められ南国市に寄附したと聞いております。市民の貴重な浄財です。その基金についてどのように考えているのか、お聞かせください。
 そして、9月の定例会におきまして、先輩の西岡議員が南国市民体育館跡地利用について質問されておりますが、その後の見解についても再度お聞かせください。
 また、一般質問初日の西原議員の質問と重複しますが、市長は2期目当選後の高知新聞のインタビューで、公債費削減後としても断りながらも、文化的な行事が開催できて高齢者の集いの場になるような施設をつくりたいと語っておられます。私はこの記事を見て思わず新しい光が差してきたような気がし、うれしい気持ちになりました。
 ところで、ブラックユーモアのような話を紹介します。以前に聞いた話ですが、小笠原前市長が南国市には文化がないけんどと市民に問われた際に、高知市に行ったらあると答えられたそうです。まさか市長も同じお考えがないでしょうね。できない約束はしないという市長の信条とは思いますが、内向きではない前向きの答弁をお願いします。
 市民サービスは財源がないとできません。しかし、希望もないと市民の活力もわいてきません。市長は財政の健全化に手腕を発揮され、着実に借金も減らしていることにおいては大変評価いたします。しかし、そのことは手段であって目的ではないはずです。目的は何といっても住みよいまちづくりの構築ではないでしょうか。夢は持ち続ければいつか現実になるはずです。立派な施設は望みません。コンパクトでも構いません。せめて成人式ができるぐらいの規模でも結構です。市民が南国市にこんなすばらしいところがあるき、来てみいやと胸を張って言えるような文化施設をつくることをぜひ御検討ください。
 次に、2点目です。あしたのための人づくりについてです。
 学校教育にかるた遊びを取り入れることを提案したいと思います。では、なぜかるたを提案したいかと順次させていただきますが、先ほど午前中、前田議員の大変すばらしい読み書きICTという質問に比べて大変幼稚なものを訴えるかもわかりませんが、ぜひとも聞いてください。
 現代社会は、目覚ましい情報機器の発展により大人社会はもちろん子供たちも日常に取り入れて大変便利に使用されています。そのことを決して否定するものではありませんし、大いに利用してもらいたいと思っております。それらを利用することにより新たな発展につながったり、情報の収集や伝達の利便性に大いに役立っていると思います。しかし、あえてここで考えてほしいのです。私たちはこんな便利なものに囲まれてパソコン、携帯電話、あらゆるITに頼り過ぎて漢字が書けなくなったり、電話番号の暗記ができなくなっているのではいませんか。確かに私も老化現象だと思いますけども、だんだん漢字が書けなくなって困っております。つまり私たちは知らず知らずのうちに記憶力からみずから遠ざかっている状態なのではないでしょうか。1日の中で少しそれらから離れ、アナログの時間をつくってみることをお勧めします。
 そこで、かるたが登場するわけです。昔からかるたは日本人の遊びで、この南国市においても紀貫之の百人一首かるたなどが伝承され、大変子供たちに役に立ってると思います。ここで紹介したいのは、群馬県にある上毛かるたというかるたです。この上毛かるたは、1947年につくられ、群馬県民はだれもが知っている郷土のかるたです。何とこれが児童福祉法推薦の文化財となっています。このかるたがつくられた背景は、子供たちにかるたを通して楽しく遊びながら学んでもらい、群馬県の歴史上の人物、産物、山や川の地理などを覚え、知らず知らずのうちに郷土への知識を深め、郷土への愛情を高めていきたいものという思いでつくられたそうです。作者は、後に二松学舎の学長になられた浦野匡彦という人物で、人一倍郷土を愛し、郷土を誇りに思っておられた方のようです。群馬県ではこのかるたで競技をしたり、県民挙げて取り組み、また最近副読本をつくり子供たちに配布し、学習にも使用されているようです。
 そこで、この南国市においてもこのかるたをつくって、そのかるたで子供たちが遊ぶことにより南国市の歴史上の人物、産物、地理などを学び、郷土のすばらしさを見詰め直し、誇りと愛着を持った子供たちに少しでも多く育ってもらいたいと思い、提案します。また、このかるたをつくることは、子供たちで内容も考え、一層の地域学習にもなると思います。そして、子供たちに考えてもらった内容を、例えばその絵を中学生や高校生にかいてもらうとかということでやれば、ますます愛着も生まれるのではないでしょうか。とかく現在は家庭内においてもなかなか家族と一緒になって遊ぶゲームもないです。子供たちはそれぞれのパソコンなどで遊んだりしております。ぜひ家族と一緒になって遊べるゲーム、そのことを推奨したいと思います。子供たちがかるたにより南国市をいろんな角度から知り、そのことから愛着も生まれ、誇りを持って、やがて南国市のために、外で勉強しても南国市に子供たちが帰ってくるのではないでしょうか。あしたのための人づくりにぜひ御検討ください。よろしくお願いします。
 続いて、3点目です。南国市の応援隊、いわゆるサポーターづくりについて提案したいと思います。これもほかの市の例を挙げさせてもらい、参考になればと思って提案します。
 北海道の南西部に位置する伊達市という市があります。室蘭市の隣にあって、伊達市の人口は11月現在で3万6,614人という人口規模ですが、その伊達市にユニークな心の伊達市民という取り組みがあります。この心の伊達市民というのは、年齢、性別、国籍は問わずに、伊達市を愛し、まちづくりを応援してくれる人を募集し、その方に伊達市民になって登録してもらう制度です。昔伊達市に住んでいたとか、観光で訪れたとかという理由で、いろんな理由がありますが、思いがありますが、ともかく伊達市の住民になってもらうことなのです。市民になるには1口1,000円の会費を納めてもらうことで、これがいわゆる市民税となるわけです。そして、その納税してもらって市民になれば、その特典として年1回、伊達市の特産品をもらえ、また町の情報誌を年2回届けているそうです。さらに、心の伊達市民という名刺も印刷して、いわゆる観光大使のような役目を担ってもらってるそうです。そして、ここで大事なことは、その運営についてです。その登録された方々の運営については行政に任せっきりではなく、商工会議所や農協、漁協、観光協会などから構成された心の伊達市民コミュニケーションというネットワーク組織が運営に当たって特産品などいろんなことをやりながら取り組んでおります。
 余談ですが、インターネットを見てみますと、大変北海道の特産品が載ったり、当然伊達市の産物が載っていて、大変欲しいものがあります。この住民税は1口1,000円だけじゃなくて、1人何口でもよく、3,000円、4,000円、5,000円でも結構だそうです。この心の伊達市民の発案は、市長と地元噴火湾研究所長などが考えられトップダウンで決められたそうですが、2006年から開始され、現在は広くは沖縄から登録されて、人口は1,300人の住民となっているそうです。
 心の伊達市民のトップページを読まさせてもらって紹介します。伊達市を応援してください。伊達市では、現在新たな生活産業の創出による地域経済の発展を目指しながらまちづくりに取り組んでいます。町が元気になるためには、もともと備えられている「まちぢから」を発見することが大切です。「まちぢから」を引き出すにはどうしたらよいか。市民や市民以外の多くの皆様に力をかりて、魅力を発信できれば伊達が好きな人がふえ、伊達の町が元気になるという取り組みですと書かれてます。南国市もこのように来てもらう観光ではなく、外から住民登録をしてもらい、市民応援サポーターのようなものをつくり、南国市に住んでもらい、しかも将来住んでみたいと思うような取り組みはどうでしょうか、提案します。
 4番目、最後の質問ですが、これは多くの議員の皆様が津波対策について質問されて重複するとは思いますが、私は南西地区での津波対策について質問いたします。
 十市地区においては、大小浜、札場、坪池の避難路や避難場所の整備が決まりましたことをお礼申し上げます。
 さて、琴平山は避難場所となっていますが、南側の進入道路には歩道がないので緊急時には大変パニックとなると思います。自動車も殺到することは当然です。しかし、そこに歩行者の安全確保のためのいわゆる歩行者通路というのはありませんので、自動車が殺到しますと大変危険なことを予想されます。歩行者の安全のために歩道の整備はできないでしょうか。
 それから、昨日ですか、琴平山の駐車場の防災倉庫なども準備されていると答弁もされていましたが、確認いたしたいと思います。
 それから、十市保育所の背後は、昨日おっしゃっていましたが、急傾斜地崩壊対策事業で県に要望されているそうですが、早急にお願いしたいと思います。
 ところで、十市小学校の避難場所については旧モード・アバンセにある高台の宅地として11月にも避難訓練をしたそうです。ただ、小学校の体育館の南にはすぐ山があり、峰寺に続く遍路道があります。その遍路道を整備すれば、小学生はもちろん、地域住民も避難路として利用できると思いますが、この遍路道の整備についてもお聞きします。
 最後になりましたが、私の1問目の質問と提案を終わります。
○議長(野村新作君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) ただいま土居恒夫議員さんから大変熱のこもった御提案と要望といいますか、そういうものがありました。さすがみずからが日ごろ文化活動に非常に熱心で、また指導的な役割を果たしておられる方だけあるなあと思って聞かせていただきました。私は高知市へ行けなどというようなことはもちろん申し上げるつもりもございません。これは土居議員さん言われましたように、私も一つの夢を持っております。南国市民体育館をあのように老朽化のために取り壊しを行ったわけでございますが、ちょっとここで私が計算を誤りまして、都市計画法上、あそこへいろいろな夢を描いておりましたが、建築制限がありまして、今ちょっと県とのやりとりを行っておるとこですが、現在地で狭い、狭過ぎる、広い、十分だという意見もいろいろあろうかと思いますが、それはそれといたしまして、私も南国市民が文化活動にそういう希望を持ってやっている方がたくさんおることも承知しております。ですから、土居さん以上に私も夢の実現化に向けて頑張っていくとだけきょうは御答弁をさせていただきますので、決して高知市へ行ってくださいということは言いませんので、その実現化について、またともに頑張ってまいりましょう。
○議長(野村新作君) 財政課長。
      〔財政課長 光野末吉君登壇〕
○財政課長(光野末吉君) 財政課よりは、文化会館建設基金について少し説明させていただきたいと思います。
 この基金は、平成元年に市立文化会館建設のための基金として当初1,000万円で造成をいたしました。その後、土居議員さんが言われましたように市民の文化サークルをやってる方の寄附、または団体の寄附によりまして基金残高は平成22年末残高で2,520万円程度となっております。基金の使い道としましては、名前が明確になっておりますので文化会館建設に対する資金として取り崩すことができるということになっておりますけども、ホール等当然設備を整えたような文化会館的なそういう施設につきましてもこの基金につきましては活用できるのではないかと考えております。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 学校教育課長。
      〔学校教育課長 竹内信人君登壇〕
○学校教育課長(竹内信人君) 土居議員さんの御質問にお答えいたします。
 上毛かるたの件ですが、上毛かるたというのは群馬県内の子供たちに広く知られているもので、かるたという遊びを通して郷土の人物や地理、風土などを学ぶ大変いい教材だと思いました。
 南国市にも全国的にも有名な戦国の武将であります長宗我部元親やからくり人形で有名な細川半蔵、またカシオ計算機の初代会長など偉人が多く誕生しております。また、土佐日記でおなじみの紀貫之が国司と仕えた場所や野中兼山、水田開発の拠点として栄えた後免町などもあります。上毛かるたのような遊びを通して学ぶというのは現在は作成しておりません。
 ただ、ことし南国市立教育研究所を中心として学校関係者や南国史談会会長、県立歴史民俗資料館館長の協力を得て「南国人物伝」を作成いたしました。これが現物でございます。南国市の小中高及び図書館等で南国市の偉人について学習する教材として配布をいたしました。この本には75名の南国市にゆかりのある人物と地理、歴史を掲載しております。また、小学校中学年では「南国市の暮らし」という副読本を作成しており、産業や風土について学べるようにしておりますし、高学年での学習教材として「南国市の歴史」を作成し、身近な地域の歴史について学べるようにしております。今後は、おじいちゃん、おばあちゃん世代と仲よく交流する中で、ともに遊びながら学習もでき、交流もできるような取り組みについて考えていきたいと思います。
 続きまして、津波対策の件で、十市小学校の津波避難についての御質問がありましたので、あわせてお答えいたします。
 十市小学校の津波避難につきましては、東日本大震災の教訓を生かし、学校防災マニュアルの再確認と強化を図るため、高台へ避難経路、避難体制などの見直しを行っております。今年も4月26日に約400メートルの距離がある標高20メートルの高台に避難する訓練を実施し、全員が5分で避難できることがわかっています。訓練などを踏まえて、学校としては地震、津波については2段階の避難方法を考えており、振動時間が短く震度4程度の揺れの場合は校舎の2階、3階へ避難、長く強い揺れの場合にはグラウンドに集合せずそのまま学校北側の道路から緑ヶ丘広場の標高約20メートルへ避難することとしております。さらに、他の経路や方法も模索し、改善できるところは取り組んでいくこととしております。十市小学校北舎は3階なので、屋上に避難すれば標高約17メートルあります。早く、高く避難できることは有効な対策となりますので、外づけ階段の整備も検討しなければならないと考えております。
 以上です。
○議長(野村新作君) 企画課長。
      〔企画課長 西山明彦君登壇〕
○企画課長(西山明彦君) 土居恒夫議員さんの南国市応援隊についての御提案に関することについてお答えいたします。
 伊達市というのは北海道にあるという御紹介がありましたけれども、伊達市のホームページで私も調べてみましたが、伊達市というのは本市の姉妹都市であります岩沼市のお隣の亘理町と姉妹提携をされているというようなことで、何か身近に感じるわけですけれども。非常に文化人でいらっしゃいます土居議員さんからは本当に我々行政にいる人間とは全く違った視点から御提案をいただきましたけれども、本当にこの伊達市のホームページで調べてみていると、心の伊達市民税という名称で会費、これがいわゆるふるさと納税のような感じだと思うんですけれども、1口1,000円以上年会費ということですけれども、何口でも構わないと、ほんで口数によってその特産品が変わってくるというようなことらしいですけれども、そういった形で、特に心の住民票というような形で会員証をお渡しして、それと同時に名刺をつくって、名刺をお渡ししていると、それでそれを活用していただいて、その情報誌を年に2回送られるそうですけれども、それで伊達市をPRしてもらうというような形をとっているようです。
 本当に我々南国市も南国市の知名度を上げていくとか、それから南国市から外へ出られた方がいつも南国市に心を残すというようなことへは非常にいい取り組みであるというふうに思います。大変、本当にユニークな発想でやられていることですので、もう少し研究をしてみたいというふうに思います。ぜひよろしくお願いします。
○議長(野村新作君) 危機管理課長。
      〔危機管理課長 西原三登君登壇〕
○危機管理課長(西原三登君) 土居議員さんの御質問にお答えいたします。
 禅師峰寺への遍路道の避難路整備につきまして、十市地区におきましては既に複数の防災会から一時避難場所、避難路、避難誘導灯の整備について御要望いただいております。場所の選定や地権者の同意が得られている地区については、早速整備に取りかかる予定であります。
 禅師峰寺への遍路道の避難路整備につきましては、この周辺の山には栗山城という古城があったと聞いております。埋蔵文化財になるということでございますので、一度現地の調査をしっかりいたしまして、十市連合の防災会もできておりますので、その方たちとも協議をし、整備可能なものにつきましては津波避難対策総合推進事業の県の支援をいただきながら整備を進めてまいりたいと思っております。
 次に、琴平神社の防災倉庫の件でございますが、浜田勉議員さんにもお答えしましたように、協定が終わりましたので、次は防災倉庫の設置ができないかという御相談をしてございますので、これに向けて借地契約等ができるというような形で進めて現在おります。ぜひ御理解をいただきたいというふうに思っております。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 建設課長。
      〔建設課長 吉川宏幸君登壇〕
○建設課長(吉川宏幸君) 先ほど土居議員さんの琴平山へ上がる道への歩道という御質問がございましたけれども、あの道につきましては、結構道幅も狭い部分等もありまして、歩道確保をもしあの幅員の中でした場合、車道がかなり狭くなる部分も出てくるようなところもありますので、ただ今回琴平山の東側斜面、物流団地のほうから避難路、琴平山の駐車場へ向けての避難路を計画をしておりまして、今現在現地の調査も終わって、測量も終わって、今図化しているところでございますので、そちらを利用していただければと思います。
 以上でございます。
○議長(野村新作君) 6番土居恒夫君。
○6番(土居恒夫君) それぞれのいろんな大変貴重な御回答をいただきましてありがとうございます。市長におかれましては、夢の実現化に向けて前向きに一緒に考えていただけると思いますんで、よろしくお願いします。
 それから、かるたのことなんですが、確かに教育委員会のほうでもいろんな副読本をつくられてやられてると思いますけども、さらに先ほど課長もおっしゃってましたけども、遊びを通じて学ぶということも大変重要じゃないでしょうか。本は確かにどこ行ってもあります。これはやっぱりある程度強制的といいますか、その場に子供たちも一緒に連れてこなければなかなか学ぶ機会もないし、みずから進んでやろうとは思わないと思います。そして、このことは、例えば絵をかいたり、この内容について子供たちも一緒に考えることによって、これも学習だということで大変貴重だと思います。これをつくったことによって、これを例えば掩体の話になりますと掩体に見に行くとか、先ほど隣の高木議員がおっしゃってましたけど、昔地びき網をやってたとか、そういう風習のことについても一緒に学べるということで大変地域学習にとっても、しかもこれは将来やはり群馬県を誇りに思うということは一番大切だと思います、群馬県というか。ですから、南国市の市民で、いわゆる子供たちが南国市に魅力を感じるということが、これがやはり基本ではないでしょうか。
 私サラリーマンやってまして、大変恥ずかしいですが、南国市に生活圏はなかったです。十市に生まれてましたけども、ほとんど高知市に向いておりました、ただ税金は納めてましたけども。だから、そういうことでいろいろ改めて選挙中に動いてますと、北から南まで大変南国市も幅広い地域があります。いろんな方々もいらっしゃいます。そして、歴史上の人物とかいろんな、北には鳥居杉があったり、そんなところもあります。これはなかなか南国市に住んでおっても、いわゆる十市の方々も知らないし、北の方々も逆に南について知らないんじゃないでしょうか。ですから、子供たちに子供のときからそういったものに南国市に愛着を持ってやることが、やはりこれから10年、20年、100年先のことを考えれば大変重要な財産になってくるんではないでしょうか。私は文化というのも気の長い話で、こういうことからやっぱり始めていくほうがいいと思いました。済みません、長々と。
 先ほど危機管理課長がおっしゃってましたけども、あれは栗山城はもっと南の尾根のほうにありまして、峰寺の、ですから十市小学校の北の裏にはただ遍路道があって、若干南光祖廟というお墓が整備されて横を通らなければならないんですが、すぐ上がれますんで、栗山城とは違うと思います。
 企画課長のほうからも心の伊達市民について勉強していただきまして、ありがとうございました。こういった外から向けて南国市の応援隊をつくってもらうことも一つの南国市にとってはいいものではないでしょうか。ぜひとも研究をお願いいたします。
 最後に、ちょっと私が最近非常に感心した言葉で、歌手でGACKTというのがおりまして、この方が病気中に、自分が悩んでいたときに病院におるときに同室の方に教えてもらったことがあります。それは、知覚動考、知る、覚える、動いて、考えると。これは知ですからともかく動こうと。ですから、学んで覚えながら、そして考えて動くんじゃなくて、動きながら考えろうと。なぜかといいますと、考えて動いてしまうといろんなことを考えてしまうので引っ込み思案になったり、やめちょこかということになるようなことです。ですから、ともかく動きながら考えよう、ということで私もこれから4年間一生懸命頑張りますので、どうかよろしくお願いします。
 以上です。