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検索結果 »  平成23年 第355回市議会定例会(開催日:2011/09/02) »

一般質問 2日目(西原勝江)

質問者:西原勝江

答弁者:市長、関係課長


○副議長(野村新作君) 12番西原勝江さん。
      〔12番 西原勝江君登壇〕
○12番(西原勝江君) 今期最後の一般質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
 最初に、食育についてお伺いいたします。
 食という漢字は人をよくするという意味の字と言われています。朝昼晩、1日3回何をどう食べるかの問題です。南国市の食育推進計画が来年度から次の5年目への計画の策定を行うとの報告がありました。平成17年6月に食育基本法が制定されました。食育は本市では学校教育現場で先駆的に取り組んでこられました。平成17年9月には食育のまちづくり宣言として発表されました。19年3月には南国市食育推進計画が策定されました。20年10月には行動計画が策定されました。行動計画には行政の事業内容が書かれております。その結果としての目標値も書かれております。それぞれの部署が取り組まれて5年間の最終年度に当たって目標は達成されましたでしょうか。その結果、成果についてお伺いいたします。
 次の食育推進計画策定に当たっては、1つには高知県の目標である日本一健康長寿県を目指しての食育が大事ではないでしょうか。団塊の世代と言われる皆様が、この5年間で65歳になっていきます。その皆さんがいかに健康であるかが大きな課題ではないでしょうか。全部の世代のための食育との観点で策定していただきたいと思います。
 食育推進計画のダイジェスト版にある9つの項目が実現すれば健康な町ができます。しかも、5年間かけて食について取り組んで具体的にこのように健康になったとの成果が問われると思います。それをいかに多くの世代に啓発していけるかが今回の推進計画の課題だと思いますが、御所見をお伺いいたします。
 保健行政につきまして2点お伺いいたします。
 最初に、精神保健についてお伺いいたします。
 新聞の記事によりますと、厚生労働省は医療対策として重点的に取り組んできたがん、脳卒中、心臓病、糖尿病の4大疾病に、新たに精神疾患を追加して5大疾病とする方針を決めたとありました。4大疾病は、1、患者が多い、2、死亡率が高い、3、きめ細かな対策が急がれる病気として2006年より医療対策として重点的に取り組まれてきました。国の患者調査によりますと、2008年度ですが、4大疾病の中で最も多い糖尿病237万人に比べて認知症を含めた精神疾患は323万人となっており、年内にも5大疾病は正式に決定されるとのことです。国の方針を受け5年ごとに見直される都道府県の地域保健医療計画を見直し、2013年には具体的な対策が策定されるとのことです。
 しかし、精神疾患対策につきましては、現在も本市におきましては精神保健の事業としてさまざまに取り組まれております。その一つにこだまの会があります。この会としての活動は、平成16年10月から11月にかけて5回にわたるなんこくいきいきふれあい講座、精神保健福祉ボランティア講座がきっかけでした。そこに参加されました当事者の方、御家族、そしてボランティアが集って翌年からこだまの会として毎月欠かすことなく保健福祉センター等で職員の皆様のもとで活動が続けられております。6年目になりました。精神疾患については広く理解を深め、啓発する必要があるのではないでしょうか。
 1つ、そこでお伺いいたします。
 精神保健福祉に関する講座を開催していただけませんでしょうか。第2次南国市障害者基本計画新なんこくフライト・プランの初めの言葉にもノーマライゼーションを基本理念としてとあります。一人でも多くの人が講座を通じて心の健康について学び、理解し、さらに障害があっても地域で安心して生活できることが大切だと思います。そのためにも、まず講座の開催を、6年前にして以来ないと思いますので、開催を願うものであります。
 東日本大震災で津波の被害に遭った宮城県女川町では、7月から心のケアスタッフ育成事業として、専門職を対象にした講座とともに町民ボランティアを対象にした傾聴ボランティア養成研修会を開催しているとのことです。必要に応じて医療機関などにつなぎ、心を支える住民をふやすのが目的で行われているとのことです。災害があったときにお互いに支え合う体制づくりのためにも今から講座の開催が必要ではないでしょうか、お伺いいたします。こだまの会の役員としてずっと携われた方からも、この会が続くためにもぜひとも開催していただきたいとのお話がありました。
 次、保健事業の2点目、子宮頸がんワクチンについてお伺いいたします。
 子宮頸がん予防のためのワクチンにつきましては、接種費用のための予算が昨年の12月の補正予算で計上され、中学1年生から高校3年生までを対象として無料で接種できるようになりました。市政報告の中で、ワクチンの不足による出荷調整で接種の見合わせが行われていましたが、7月中旬には再開され、新1年生に対して個別に再開のお知らせと問診票を送付し、これで全学年の生徒に対してワクチン接種が可能になりましたとありました。見合わせの期間があったということで、半年で3回という接種回数が決められているこのワクチンは、これからの半年間で対象の方は終わることができますでしょうか、お伺いいたします。
 また、国は23年度単年度の事業としておりますこの公費助成ですが、24年度からも継続していただきたいところですが、国の動向もあろうかと思いますが、本市としてはどのように取り組まれますでしょうか、ぜひお伺いいたします。
 最後に、観光について3点お伺いいたします。
 最初に、第23回土佐のまほろば祭りについてお伺いいたします。
 まほろば祭りは、準備に当たった若い運営委員会の皆様を初め大勢の皆さんの陰の応援があり無事故で終わることができました。小さな子供から大人まで楽しく集い合える南国市の伝統ある行事として定着してきております。この行事が市内だけでなく市外からも参加できる観光行事となっていけるのではないでしょうか。ことしの祭りを振り返って今後の取り組みについてお聞かせください。
 観光の2番目、志国高知「龍馬ふるさと博」と南国市についてお伺いいたします。
 志国高知「龍馬ふるさと博」は、本市においては歴史、食、花をキーワードに進めてまいりますとありました。歴史ということになるかと思いますが、8月14日は歴史民俗資料館でおこうやま夏祭りがありました。夜は線香花火の長もち競争などがあり、家族連れでにぎわっておりました。また、数日後、まだ行っていないという友人と望櫓を訪れたとき、2人の若い女性と出会いました。聞いてみましたところ、群馬県から来たんです、長宗我部元親のファンでここへ来ましたとのことでした。長宗我部フェスのときも全国から若い人が来られていました。司馬遼太郎の小説、ゲーム、コミック、ミュージカルとさまざまに表現されている元親のこのブームのときを逃さず、地元の歴史を国の史跡という光が当てられた、このことを市全体の地域振興に生かしていけるように、さまざまな機関と連携を図りながら一歩一歩進めているところであると思います。「ふるさと博」の残された半年を含めて今後の取り組みをお伺いいたします。
 最後に、観光案内人の会についてお伺いいたします。
 この6月に南国市観光案内人の会が発足しました。その意義と役割について少しお聞かせください。
 以上で1問目を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。
○副議長(野村新作君) 答弁を求めます。保健福祉センター所長。
      〔保健福祉センター所長 岩原富美君登壇〕
○保健福祉センター所長(岩原富美君) 西原議員の第1番目の御質問であります食育についてお答えいたします。
 本市の食育に関する施策を総合的かつ計画的に推進するため平成19年にできました食育推進計画も、本年が5年計画の最終年度となりました。5年間実施してまいりましたまとめとしては、来年3月までに各担当課で行っております食育に関する事業の進捗状況の確認と評価を、そして食育ボランティア等による各イベントや健診会場において市民への食育に関するアンケート調査を計画しております。それにより、目標に対してどうであったか検証していきたいと考えております。
 来年からの推進計画の基本を策定するため、新たな食育推進委員を選定し、8月25日に第1回推進会議を開催いたしました。食育推進計画の基本となる目的は、南国市食育のまちづくり条例にありますとおり、市と市民が一体となって取り組む食育のまちづくりであり、健康で豊かな社会の実現と活力ある南国市を目指すことであります。これは変わることのない目的ですが、来年から5年間の方向を定める新たな重点目標が必要と考えました。目指す食育を推進するまちの姿として9つの目標を設定しておりますが、今回はそれらをより実現するため、別の方向から市民の皆様にアピールし、食育について新たな認識と関心を持っていただけるような計画にしていきたいと思っております。
 第1回の会議では、さまざまな有意義で貴重な御意見をいただきました。推進会議はあと2回予定しています。5年間を振り返ってできていない点を十分反省し、今後に生かしてまいります。南国市全体の食育計画ですので、市内の各団体や機関の食育の取り組みを点から線へつなげるような取り組みを目指し、食育に関係する各担当課と協力し保健福祉センターとして健康づくりの観点からよりよい推進計画を立てていきたいと思っております。
 次に、2番目の御質問の一つであります精神保健福祉についてお答えいたします。
 西原議員さんからも御紹介いただきましたように、南国市には心の健康を考える会としてこだまの会が平成17年から活動をしております。活動の目的は、障害や病気があってもなくても心の健康をお互い守り、育て合いながら、だれもが自分の個性を生かし、ともに助け合い、支え合うことで自分らしく生き生きと暮らすことのできる地域づくりです。平成16年の精神福祉ボランティア講座が開かれたことをきっかけにできております。病気や障害を持つ当事者とその家族、そしてボランティアで構成されており、現在会員は45名ほどで、その中の15名がボランティアとして活動していただいております。毎月1回の定例会とレクリエーションを行うほか、「晴れ時々雨」という名の喫茶を保健福祉センターや市の行事に合わせて開店しております。そのほかに、市の精神保健関連事業として、ミニデイケアを月1回、精神障害者家族の集いを2カ月に1回、保健福祉センターで開催しております。いずれもボランティアの皆様には大変活躍いただいております。だれもが気楽に集まって話せる場があるのは大変重要と考えます。
 前回の講座より7年が経過しており、ボランティアの減少や高齢化も進んでおります。新しいボランティアを募るためにも、病気に対する正しい知識やボランティアとしての意識、技能を習得する講座は必要と考えます。平成24年度の精神保健事業として、西原議員さんの御意見をいただきましてぜひ行っていきたいと思っておりますので、今後来年の実施に向けて計画、準備を行っていきます。
 もう一つの御質問であります子宮頸がん予防ワクチンについてお答えいたします。
 現在ワクチン接種費用の助成に対しては国と県の補助を受けて実施していますが、これは平成24年3月で終了いたします。平成24年度以降、国や県から助成があるかどうかは今の時点では一切情報が入っておりません。また、この予防接種は任意接種で、平成24年度から予防接種法に規定されている定期接種になるかどうかも現在は未定です。
 免疫の確保には初回接種から1カ月後に2回目を、6カ月後に3回目をというぐあいに最低6カ月かかります。6月末にはワクチンが順調に供給されるようになりましたので、9月末までに初回の接種を受けていただければ来年の3月までには終了はいたします。
 ワクチンの効果は、専門家にもよりますが、確認されているだけでも現在6年から8年ほどあると言われております。もっと長く続くと推察されておりますので、毎年接種する必要はありません。来年度実施するとなると、新しい対象者は小学校から中学校に上がる新中学1年になる約240名の女子となります。1回の接種費用は1万5,109円ですが、3回の接種が必要ですので、全員が接種すれば1,087万9,000円が必要です。また、今年度何らかの理由で接種できなかった者に対しての救済も必要になってきますので、今年度の接種率を85%と考えると、先ほどの約倍の費用が必要となります。
 子宮頸がんは20歳から30歳の女性においては発症するがんの第1位となっておりますし、20歳から40歳の女性のがんによる死亡率は、子宮頸がんが2位となっております。ワクチン接種は検診とともに有効な予防法と認識しております。接種が必要な対象者は途切れることはありません。単年度の事業では不十分と思っております。せっかく始まりましたこの予防接種については、国においても補助を継続していただけると信じており、市としては来年度以降も実施を考えております。
 以上でございます。
○副議長(野村新作君) 農林水産課長。
      〔農林水産課長 村田 功君登壇〕
○農林水産課長(村田 功君) 西原議員さんの食育についての御質問に対して、農林水産課としてのお答えをいたします。
 明確な目標数値ということですが、明確でない事業もございますが、まず最初に地産地消の活動を通しての地域づくりの促進、南国市産米の消費拡大を目的に事業を行っている南国市こめ地産地消の会があります。活動としまして、南国市の米産地の維持、発展を図り、県外銘柄との産地間競争に打ち勝つため、高品質で安心・安全な特色ある米づくりを行うことにより消費者ニーズに対応した売れる米づくりに向けた販路拡大を目指しております。具体的には、5割減、8割減農薬の安全な早期米の栽培、12月の道具一式を持参して行う保育所、幼稚園、量販店でのもちつき、高知龍馬空港、道の駅南国・風良里での新米促進イベント等がありますが、今後もつくる人、買う人を信頼の輪でつなげようの食育テーマのもとに事務局として食育を推進してまいります。
 続きまして、学校給食の定期的な配送により地元野菜の供給割合の向上を図ることを目的として地産地消推進農作物直販所活性化事業があります。当事業は、主に直販所の食材を南国市内の幼稚園、小学校学校給食へ配送して供給することにより学校給食における地元野菜の供給割合の向上を目指しております。数値でお示しいたしますと、平成19年度、金額ベース5.5%であった供給割合が、事業導入後の21年度は7.7%、22年度は10.9%となり、本年度は11%を目標に事業執行しておりますが、事業の継続には学校給食だけでは供給量が限定されるため、配送システムを外食産業、病院等の業務筋へ拡充し、一層の地元産野菜供給率の向上に努め、食育の実践項目、地産地消を推進していきたいと考えております。
 最後に、地産地消、安全・安心への関心の高まりを背景に、地域の豊富な食材を生かし、生産者と消費者をつなぐ仕組みとして農家レストラン「まほろば畑」が昨年10月にオープン、平均来店者は180人超と高い集客を維持し、隣接直販所の売り上げも前年同曜日対比126.6%と増加しております。今後も地元産野菜を使用した新しいレシピの普及、1次加工技術や仕入れ先調査による食材ルートの検討により新たな地産地消の展開、食育の推進を図ってまいりたいと考えております。
 以上でございます。
○副議長(野村新作君) 学校教育課長。
      〔学校教育課長 竹内信人君登壇〕
○学校教育課長(竹内信人君) 引き続き、食育推進計画について、学校教育の中で取り組んできたことを御説明いたします。
 南国市食育推進計画に上げた保育や学校での指針は、食の体験や発見を通じて喜びや感謝の心を育てよう、そして食育で学校、家庭、地域をつなぐという2つでありまして、教育委員会といたしましても、まずは子供たちや保護者の方々が食育推進の原動力となって市全体の食育のまちづくりにつなげていきたいと考えています。そのことを踏まえまして、学校給食を中核に教育活動の全領域で食育の取り組みを実践しており、食の取り組みを通して子供たちには将来にわたって賢く食べる、心で食べる、体で食べるという3つの表現であらわせるような食生活の自立を目指しています。
 具体的な数値ではあらわせませんが、これまでの取り組みから子供たちの情操面や学力面、また体力面について食育との相関関係から安定した力と向上を感じております。また、数値でわかっているものといたしましては、食育推進行動計画の中で上げている朝食摂取率は、目標値の100%にはなっておりませんが、小学校6年生、中学校3年生の調査で、平成16年度小学校が85%であったものが22年度は96.1%、平成16年度中学校の朝食摂取率72%が22年度92.2%となっており、保護者の方々の御理解と御協力もあり成果につながってきております。
 しかしながら、今後の課題として感じていることが2つあります。1つは小学校の食育の実践の拡大です。各小学校の取り組みに温度差があることも事実でございまして、市内小学校の取り組みをさらに充実させたいと思っております。もう一つは、小学校での食育の取り組みをどう中学校につなげていくかです。このことは、中学校の給食を含め考えてまいりたいと思います。
 以上でございます。
○副議長(野村新作君) 商工観光課長。
      〔商工観光課長 今久保康夫君登壇〕
○商工観光課長(今久保康夫君) 西原議員さんからの観光行政についてお答えいたします。
 まず、第23回土佐のまほろば祭りの件でございますけれども、皆様方の御協力のおかげをもちまして無事開催することができました。改めてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
 運営委員会の総括はまだ行っておりませんけれども、商工観光課としましては今回のまほろば祭りにつきましては昨年よりも来訪者が多く、今回は姉妹都市であります岩沼市への復興支援をテーマにすることで、本市においてもこれまで以上に心が一つになった祭りになったのではないかと思っています。また、今後につきましても、まず第1に南国市が一つになる、心が一つになる祭りを目指して取り組むことが重要ではないかと考えております。そして、観光は光っているところを見に来るというふうに言いますけれども、皆が一つになり、光を放つことで市外からも参加したいと思うような行事になってくるのではないかと、今回のまほろば祭りを振り返りましてそう考えている次第でございます。
 次に、6月に結成しました南国市観光案内人の会の意義と役割についてですけれども、本市ならではの観光を考えた場合、紀貫之や長宗我部元親などを代表する土佐のまほろばであり、近代では掩体などの歴史や文化を活用することが重要ではないかと考えております。その本市の歴史、文化を地域の方々がガイド、案内するということは、ガイドを通じて地域では地域の再発見や誇りや愛着が生まれ、観光客には奥行きの深い本市の魅力を伝えることができるものと考えております。この会におきましては、岡豊や国府だけでなく南国市全体を対象としてガイド、案内をすることとしておりまして、本市全体の魅力の情報発信に貢献できるのではないかと期待しております。
 次に、「龍馬ふるさと博」との連動した取り組みですけれども、歴史会場としての歴史民俗資料館を中心としまして、西原議員さんのおっしゃられるとおり長宗我部元親の人気も利用させていただきながら、この秋から連続して行うこととしております。
 まず、昨年、戦国ブームの中、若い女性から大変好評いただきました長宗我部元親ラリーを、ことしも引き続きテレビゲームの戦国BASARAで長宗我部ブームをつくったゲーム会社のカプコンとの協力、ホームページの相互リンクのもと、内容を少し変えて開催いたします。期間は来年の1月15日までの間で、初陣編と土佐統一編の2ステージとしております。内容ですけれども、初陣編におきましては、岡豊城跡に再現されております望櫓を中心に散策してもらって、チェックポイントに記された言葉を集めてキーワードを完成させるもので、完成しましたら歴史民俗資料館に持参し、答え合わせをして、正解者は第2ステージへ進めると。そして、第2ステージは土佐統一編の地図を受け取ることができますので、その地図をもとに、元親と戦った県内の戦国武将ゆかりの地、土佐7武将プラス一条氏なんですけれども、の最低1カ所を地図を頼りに訪れてもらって、各史跡に設置された撮影ポイントを探して、証拠写真を撮って南国市観光協会に送ってもらうというようなことです。それに参加していただきましたら、景品としまして戦国BASARAの景品であるとか、協賛をいただいております各市町村の特産品を抽せんにより進呈するというものです。
 このラリーの特徴は、まず全国から岡豊山に来てもらうということを念頭にして考えております。さらに、南国市観光案内人の会とともに、9月23日にはこの元親ラリーと連動しまして岡豊山歴史ウオークを開催するほか、土佐のまほろばカルチャーウオークとして11月6日には国分編として紀貫之とか久礼田城などをめぐるとか、11月13日には岡豊編も開催します。また、10月15日には空の日のイベントと連動させて、掩体をガイドしながらめぐるウオークも計画しております。そして、長宗我部元親ラリーの期間中、市内タクシーにマグネットシートを張ってもらったりとか、歴史民俗資料館におきましても資料館から土佐七雄一条氏をめぐる土佐の中世の歴史と地域グルメツアーも計画しております。南国市のこのような特有の歴史文化を売り出すためには、ガイド、食、体験の3つのキーワードが重要だと考えております。今後も試行錯誤しながら取り組んでいきたいと考えておりますので、御理解と御協力をよろしくお願いいたします。
 以上でございます。
○副議長(野村新作君) 12番西原勝江さん。
○12番(西原勝江君) それぞれ御丁寧にお答えいただきましてありがとうございました。
 食育推進計画の成果と課題も農林水産課また学校教育課でそれぞれお答えいただきました。保健福祉センターとしても全体的なことでこれから検証し、そして次に備えるというお答えをいただきました。つまり5年間の計画、また次の5年間に当たってのことで課題とかというのが今重なるようですが、明確になったり、またこれからアンケートで結果が出たりということになると思いますけれども、今後、先ほども申しましたけれども、医療費の削減につながるような、そういう取り組みがすごく食を通じてっていうのが大事じゃないかと思います。尼崎市に特定健診の受診率を上げ、医療費を削減するっていうことを市の改革の本丸として取り組んできましたっていうことを視察、昨年でしたか、させていただきましたけれども、この食育っていうことでは今も視察にいろんなところからおいでてると伺っていますが、この南国市が食育っていうのと食っていうのとちょっと分けて、食に関心を持って、食を通じて医療費の削減をしたっていう結果に持っていけるっていうことができるんじゃないかと思います。ですから、施策の中心に、さっき高知県の日本一健康長寿県っていうことが目標で県であるわけですから、それを食でっていうふうにして位置づけることができるんじゃないかと思います。今細々とお答えをいただきましたけれども、済いません、市長にその食っていうことを市として重要な位置に位置づけるっていうようなことに関して御感想を伺いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 この食育に関してですが、食育っていうのではちょっと違うんですけれども、新聞の記事に2013年の日本の食文化というものを、国は2013年に日本の食文化の世界無形文化遺産登録を目指して議論をスタートさせてるっていうのがありました。既に食文化の世界遺産は、フランス美食術、メキシコの伝統料理、それからイタリア、スペイン、ギリシャ、モロッコなどの共同提案の地中海料理が遺産に登録されてるそうなんですが、韓国の宮中料理もことしの11月には登録の見通しとなっているとのことです。日本食は、米を主食として季節に応じた多彩な食材を調理して、盛りつけや食器、はしへのこだわりといった目で楽しむ演出を加えるという食文化は世界に誇るべきものとしている。ですから、その食の文化を知って、ほんで食べるっていうことをこうだっていうことを教わったりしながらしていくっていうことが、この5年間でしていったら健康にこのようになったっていうふうに持っていけるんじゃないかと思いますので、その点市長にもお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
 それから、精神疾患のことについて広く理解していくということで、また今続けられている事業にボランティアの方ももっと加わっていただくという意味で講座をっていうことを24年度に取り上げていただけるっていうことで、ありがとうございました。6年、7年たちますと皆さんが少しずつお年がいって、もうとっても熱心に取り組んでいらっしゃる食改さんとかがボランティアでいらっしゃるんですけども、その方たちも、先ほども申したとおり、もっといっぱいの人が、私らがもういなくっても次の若い人につなげてこのことはいきたいのでっていうお話もありましたので、24年度にはいろいろな工夫した講座をぜひともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。
 それからあとは、土佐のまほろば祭りについて先ほど商工観光課長が心が一つになった祭りっておっしゃいましたけども、本当にそう思いますし、子供のときからまほろば祭りに行った人も、もう23年たってるので子供を連れてきてるという、すごいもう南国市全体の出会いの場がこのまほろば祭りじゃないか、年に1遍だけどっていうふうに思います。ですから、ますます若い人を前面に立ててのまほろば祭りがずっと続いて、いつか内容がまた工夫が加わって一大観光行事になることを願ってますので、今後ともよろしくお願いいたします。
 それから、先ほど南国市の観光案内人の会ということのお話をしていただきました。観光資源がいっぱいあって、もう自分たちが知らないことをここの地域のこの人がこんなに知ってるっていうの、こんなに守ってるとか、いっぱいあるわけですので、そこが語っていける人が一人でもふえていくということがこれから大事だと思いますので、今は講座も行われておりますし、観光ガイドの人たちもふえつつあると思いますが、ますます自分たちのところはこうだああだって語れる人がふえていくような、そういう組織として発展していけたらと思いますので、お願いいたします。
 それから、岡豊山のことはこのようにラリーっていうことでやっていくっていうことでのお話がありました。岡豊山をっていうことでずうっとさっきも話をさせてもらったんですけれども、この岡豊山のことを全然知らない人がいっぱいおりまして、この前も生まれてこの方一回も行ったことないっていう50歳の人と一緒に上がってったんですけれども、灯台もと暗しっていうか、いつでもあそこは行けるみたいな感じで行けてない方も、知らない方もいらっしゃると思いますし、もうそんなことに興味を持つどころじゃないっていう年代もあったりもしますけれども、できたら一人でも多くの人がそういう観光資源のところに行きながら南国市全体の観光資源に多くの人が興味を持って、せっかく空港があって、高速道路のサービスエリアがあって、道の駅があってっていうこういう交通の要衝でありますので、そこを通過するときにこういうところがある、ああいうところがあるって思いをはせてもらえるような、そんな南国市になっていけるためにもぜひとも今後ともいろいろな情報を、今ホームページでたくさん観光のことを発信していただいてますけれども、ますます充実させて、そのことが地域の活性化、雇用に結びついていけるように取り組みをともにお願いしたいと思います。
 以上で2問目を終わります。
○副議長(野村新作君) 答弁を求めます。市長。
○市長(橋詰壽人君) ただいま西原議員さんからの質問というより御提言であったと思っております。私は西原さんの御提言のとおりだと思っております。いろいろな疾病予防あるいは日常行われるいろんな催し物の中へも常に食というものを置いていく。私が余り口幅ったいことを言うわけでもございませんが、日本民族といいますか、の成り立ちというものが稲作文化から始まっておると言っても過言ではないし、またそれを別の言い方で言いますと、ある学者は日本は泥の文化の国家であるという言い方もするんですが、私は1つは日本のこの食文化というものは本当に四季というものがはっきりしておりますので、四季折々のものを食と不可欠といいますか不可分なものである、そういう日本の文化でございます。四季折々のその季節のものをあるものは香りで楽しみ、あるときには形であったり色であったり、そういうものを食の中に取り入れて、よその国が悪いというわけじゃないんですが、諸外国ではいろいろもうスパイス漬けにされてもとの素材がどんなものであるか、何であるかわからないようなものも中にはありますが、本当に日本独特の食文化というのは健康面からも世界的に高い評価を受けておりますので。そういう意味では、この食につきましてはうちのいろんな、例えば農林水産課、商工観光課、あるいは保健福祉センター、そういうきちっとした、どういいますか、分野が受け持ってこれをやっておりますが、あるときは相互に関連し合ってこれをやっていく。このさきの答弁でも申し上げましたが、道の駅風良里のまほろば畑に見られますように、本当に身近な地産地消を生かした自然のものといいますか、地場でできたものを取り入れてです、その工夫をすることだけでもあれぐらいの人気を博するわけでございますので、それが健康とのつながりもできればなおのこと非常に重要な部分になってくると思っておりますので、ぜひこれからそれを、そういう視点でやってまいりたいと思います。
○副議長(野村新作君) 保健福祉センター所長。
○保健福祉センター所長(岩原富美君) 先日の8月25日の第1回目の食育推進計画の策定のところで皆さんからいただいた御意見の中に、やはり西原議員さんが言われたとおり南国の食文化の伝承、昔ながらの料理の継承をしていったらどうかという意見がたくさん出ました。ぜひこれは皆さんで考えていきたいなということで、またこういう提言を2回目に持っていきまして、そういうことで健康へつなげていくということができるかどうか考えていきたい思います。
 以上です。
○副議長(野村新作君) 12番西原勝江さん。
○12番(西原勝江君) ありがとうございます。
 学校の食育が小学校に大体あると思いますけれども、学校によって少し温度差が違うっていうことがありましたので、そこら辺のところをまた全体に、今までと違うまた取り組みをお願いしたいと思います。
 それで、学校の子供たちを通じて御家庭に、地域へっていうんですけど、子供さんのいないところが大方ありまして、高齢の世帯とかなんとかって、子供さんからの情報って全然伝わらない場合がいっぱいありますので、そこら辺、学校という単位とか公民館という単位とか、そんなふうなところになるかと思いますけれども、学校と地域とっていうものをくっつけて何か食育というものをこのように取り組んでいくっていうようなこの5年間のスケジュールを、ちょっと抽象的で申しわけないんですけども、やっていったらどうかと思います。そのためには、結局各課がそれぞれとても連携しないとできないことだと思いますので、その点どこがコーディネーターになっていくかとか、それも次には検討していただいて、成果の出る、そういう健康づくりの食育のまちにしていっていただきたいなと思いますので、これはお答えは構いませんので、よろしくお願いします。
 それから、子宮頸がん、24年度は結局国のほうがだめでも、本市として国へ、県へ要望を上げながらぜひとも、今度人数は少ないですが、皆様の健康のために取り組んでいっていただきたいと思います。
 以上です。ありがとうございました。