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検索結果 »  平成23年 第352回市議会定例会(開催日:2011/03/04) »

議員提出意見書


議発第1号、議発第2号
○議長(浜田幸男君) ただいま議発第1号、議発第2号、以上2件の意見書が提出されましたので、お手元へ配付いたしました。
         ―――――――――――*―――――――――――
 議発第1号
      農地、水、環境保全向上対策の継続発展を求める意見書

 上記の意見書を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出する。
    平成23年3月18日提出
       提出者 南国市議会議員   浜 田   勉
       賛成者    〃      門 脇   晃
        〃     〃      竹 内 克 憲
        〃     〃      西 岡 照 夫
        〃     〃      西 原 勝 江
       〃     〃 浜 田 和 子
〃     〃 野 村 新 作
 〃     〃 小笠原 治 幸
        〃     〃 前 田 学 浩
〃     〃 高 芝   謙
〃     〃 岡 崎 純 男
       賛成者 南国市議会議員   徳 久   衛
〃     〃 西 山 八 郎
〃     〃 中 山 研 心
〃     〃 今 西 忠 良
〃     〃 福 田 佐和子
〃     〃 村 田 敦 子
〃     〃 土 居 篤 男

南国市議会議長 浜 田 幸 男  様

 議発第1号
      農地、水、環境保全向上対策の継続発展を求める意見書

 農地・水・環境保全向上対策の実施は、中山間直接支払制度とあわせて、農の持つ多面的機能の再評価とさらなる環境ようごの支援制度として、村落共同体の眠れる力を呼びさまし、集落機能の人材発掘が進められました。
 農村集落からは大喝采であります。
 共同活動はこの制度があってこそ、地域集落の新たなる方向性をつくり出しています。
 この制度は農村の絶対的機能である水路や農道の長寿命化をすすめ安心の土俵づくりとなっています。
 まさにふるさとの防人です。
 南国市の取り組み組織32はすべて共同活動組織であることから、継続は絶対不可欠であります。
 制度の継続があってこそ、農村環境の保全と整備、食料自給率の安定的向上が図られると確信しています。
 誇りをもって継続を強く求めるものであります。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
    平成23年3月18日
                               南 国 市 議 会

内閣総理大臣 菅   直 人 様
農林水産大臣  鹿 野 道 彦 様
         ―――――――――――*―――――――――――
 議発第2号
      国民健康保険の広域化に反対し、国庫負担の復元を求める意見書

 上記の意見書を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出する。
    平成23年3月18日提出
       提出者 南国市議会議員   福 田 佐和子
       賛成者    〃      浜 田   勉
〃     〃 村 田 敦 子
〃     〃 土 居 篤 男

南国市議会議長 浜 田 幸 男  様
          
 議発第2号
      国民健康保険の広域化に反対し、国庫負担の復元を求める意見書

 厚生労働省は、市町村が運営する国民健康保険について、全年齢を対象に期限を決めて全国一律で都道府県単位に「広域化」する方針を明らかにした。広域化する理由として厚生労働省は、「安定的な財政運営ができる規模が必要」などとしている。しかし、一般会計からの繰り入れを除けば、ほとんどの市町村が赤字であり、財政難の国保を寄せ集めても財政が改善する見込みはない。広域化が保険税値上げと給付抑制の押しつけや住民の声が届かない組織運営につながることも後期高齢者医療制度の「広域連合」で証明されている。
 広域化は、住民に対する市町村の負担軽減をやめさせ、国民に保険税引き上げか受診抑制かを迫って、医療費削減を図ることが狙いである。これは、住民の命と健康を守る社会保障制度としての公的医療保険を破壊する路線といえる。
 多くの低所得者が加入する国民健康保険は、手厚い国庫負担なしには成り立たない。国は、国保財源への国庫負担を計画的に復元していくと同時に、高すぎる国保税を誰でも払える水準に引き下げていくことが求められている。よって、市町村の役割を放棄する国民健康保険の広域化に反対し国庫負担の復元を求めるものである。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
    平成23年3月18日
                               南 国 市 議 会

衆議院議長 横 路 孝 弘 様
参議院議長 西 岡 武 夫 様
内閣総理大臣 菅   直 人 様
厚生労働大臣  細 川 律 夫 様
財務大臣  野 田 佳 彦 様
         ―――――――――――*―――――――――――
○議長(浜田幸男君) お諮りいたします。この際、以上2件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浜田幸男君) 御異議なしと認めます。よって、日程に追加し、議題とすることに決しました。
         ―――――――――――*―――――――――――
○議長(浜田幸男君) この際、議発第1号を議題といたします。
         ―――――――――――*―――――――――――
○議長(浜田幸男君) お諮りいたします。ただいま議題となりました本案は、提案理由の説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決をいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浜田幸男君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
         ―――――――――――*―――――――――――
○議長(浜田幸男君) これより採決に入ります。
 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浜田幸男君) 御異議なしと認めます。よって、議発第1号は原案のとおり可決されました。
         ―――――――――――*―――――――――――
○議長(浜田幸男君) 次に、議発第2号を議題といたします。
 本案に対する提出者の説明を求めます。19番福田佐和子さん。
      〔19番 福田佐和子君登壇〕
○19番(福田佐和子君) 私は、共産党議員団を代表し、今議会に提案しております国民健康保険の広域化に反対し、国庫負担の復元を求める意見書について提案理由の説明をいたします。
 東日本大震災による地震、津波、原発の被害者の皆さんに心からお見舞いを申し上げます。
 市長からの報告もありましたように、市の呼びかけで、たくさんの皆さんが我がことのように、早朝から義援金や物資などを届けてくださいました。消防からも2名の方が今困難な救援活動に加わっておられます。全国、そして世界中の皆さんの大きな支援と励ましの中、一日も早い収束を願いながら、発言をいたします。
 昨年6月議会では、国民健康保険に対する国庫負担の見直し、増額を求める意見書、これを提案をいたしました。賛成多数で可決していただき、南国市民の願いを国政に届けることができました。全国からも同じ内容の意見書がたくさん上がりました。
 しかし、民主党政権は、危機的な全国の国保財政立て直しのための予算も組まず、広域化によって一層加入世帯への負担を強めようとしています。南国市議会が、市民の命と医療、そして暮らしを守る役割を果たすために、本意見書に賛同してくださるよう、まず初めにお願いをしておきます。
 広域化の目的は、市町村ごとの国保会計を一本化し、国の負担を減らし、一般会計からの繰り入れをやめさせ、必要な医療費は加入者本人に負担をさせようというものであり、国民の医療を守る目線ではありません。
 意見書の中にも書きましたように、ほとんどの市町村が赤字であり、財政難の国保を寄せ集めても、財政が改善する見込みはありません。広域化が国保税値上げと給付費抑制の押しつけや市民の声が届かない組織運営につながることも、後期高齢者医療制度の広域連合で証明をされております。広域化は、住民に対する市町村の負担軽減をやめさせ、国民に保険税引き上げか受診抑制かを迫って、医療費削減を図ることがねらいであります。これは、国民、住民の命と健康を守る社会保障制度としての公的医療保険を破壊する路線と言えます。
 多くの低所得者が加入する国民健康保険は、手厚い国庫負担なしには成り立ちません。国は、国保財源への国庫負担を計画的に復元していくと同時に、高過ぎる国保税をだれでも払える水準に引き下げていくことが求められています。市町村の役割を放棄する国民健康保険の広域化に反対し、国庫負担の復元を求めるという中身で提案をいたしました。
 国保を取り巻く今の国の方向は、新しい高齢者医療制度として、1、75歳以上のうち1,200万人は市町村国保に加入、200万人は被用者保険に移行、75歳以上の国保は現役世代とは別会計にし、県単位で運営する、そしてその後は国保会計はすべて県単位で運営をする。3、70歳から74歳の窓口負担を2年後以降に70歳になる人から順次2割に引き上げていく、75歳以上の低所得者に対する保険料軽減措置を縮小する。4、現役世代の拠出金額は加入者の給与水準に応じた総報酬割に変更するという大変な中身になっています。
 長年御苦労された高齢者が最後まで大切にされる国保にするためには、国庫負担の増額しかありません。年を重ねて高齢者になり、病気がふえるのは自然の摂理です。それさえも許されない社会を私たちは子供や孫たちに残すことはできません。国保加入世帯の現状と国のねらいを御理解をいただき、同僚議員の皆さんの御賛同を心から願って、提案理由といたします。
○議長(浜田幸男君) これにて提出者の説明は終わりました。
 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浜田幸男君) 質疑を終結いたします。
         ―――――――――――*―――――――――――
○議長(浜田幸男君) 本案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浜田幸男君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
         ―――――――――――*―――――――――――
○議長(浜田幸男君) これより討論に入ります。討論はありませんか。
      〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浜田幸男君) 討論を終結いたします。
         ―――――――――――*―――――――――――
○議長(浜田幸男君) これより採決に入ります。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(浜田幸男君) 起立少数であります。よって、議発第2号は否決されました。
 以上で今期定例会に付議されました事件は議了いたしました。
 これにて第352回南国市議会定例会を閉会いたします。
 御苦労さまでした。
      午前11時9分 閉会