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検索結果 »  平成23年 第352回市議会定例会(開催日:2011/03/04) »

一般質問 3日目(西岡照夫)

質問者:西岡照夫

答弁者:市長、副市長、関係課長


質問者:西岡照夫

答弁者:市長、副市長、関係課長

○議長(浜田幸男君) 日程により一般質問を行います。
 順次質問を許します。20番西岡照夫君。
      〔20番 西岡照夫君登壇〕
○20番(西岡照夫君) おはようございます。
 一般質問も3日目を迎えました。簡潔な質問に努めてまいります。
 私の今議会の質問は、1、市長の政治姿勢。再選に向けての思い、新年度予算案について。2、水道管、消火栓の増設(住吉野・大そね団地)、3、県道南国インター線(後免交差点付近の改良)、4、航空機の騒音対策、5、環境問題についてであります。
 順次質問をいたします。
 初めに、市長の政治姿勢で、再選に向けての思いについてをお伺いいたします。
 橋詰市長が初陣の折に掲げた、太陽の町、情熱が輝く南国市への思いを込めて、恵まれた環境を生かし、情熱を形にする南国のまちづくり、皆様と一緒に7つの情熱、7つのまちづくり構想として、プラン1、行政とサービス、胸を張って仕事のプロになる。プラン2、雇用と企業力、企業誘致とともに、地元企業を元気に。プラン3、防災と意識改革。危機管理をハード、ソフト両面から。プラン4、教育と食育。本音の言える伸びやかな学校。プラン5、農業とブランド化、特産品づくりに待ったなし。プラン6、まほろばと観光、土佐日記の歴史や文化を生かそう。プラン7、エネルギーと環境、エコシティー南国市を実現しよう。虹の似合うまちづくり南国レインボー構想を発表。初陣で見事当選をされ、浜田市政を継承し、新しい総合計画に基づき、さらに元気な南国市を目指して、決断、実行、スピード、優しい市政を進めてまいりますと力強く船出をした橋詰市政も、はや任期最終年度を迎えるに当たり、これまでの実績についてどのように評価をされているのか。また、再選に向けての思いはどのように考えておられるのか、私ども同僚市議の出馬表明もあり、お伺いいたします。
 長年懸案となっております文化施設の実現を公約の柱に加えてはどうかとあわせ、お聞かせください。
 新年度予算については、将来に向けた都市基盤整備、企業誘致や農業振興という産業振興対策、教育、子育て支援、少子化対策、安心して生活できるための地震・防災対策、市民の健康を守るための健康対策、地球に優しい環境対策に重点的に予算配分を行っておりますと施政方針でも述べられております。また、このことにつきましては、既に今議会の質問の中でもお答えをいただいておりますので、このことについては、もし今までにお答えをされた中で、特に最終年度ということで、市長の思いがあればお聞かせをいただきたいと思います。
 2番目は、水道管、消火栓の増設についてであります。
 19年12月議会で質問をさせていただきましたが、当時上下水道局長でありました藤村副市長は、18年度の決算報告でもお示しをしましたとおり、水道事業につきましても一般会計同様、大変厳しい経営状況になっております。公的資金補償金免除の繰上償還に係る企業債の公益企業健全化計画の中で、企業債の借り入れの枠を制限されておることもございまして、当面の間は事業をかなり抑制していかなければならないような状況になっておるとのことでございます。住吉野地区からは、管路を埋設すれば全員が加入していただけるというお話をお聞きしておりますので、できるだけ早い時期に御要望におこたえできるように努力はいたしたいと考えておりますが、こうした経営状況でもありますので、その実施時期につきましては、もう少し検討させていただきたいと思います。
 大そね団地の消火栓の設置と能力アップの件でございますけれども、先ほど御要望書を見せていただきました。ここで即答はできませんけれども、消防署のほうと相談をいたしまして、対策を検討させていただきたいというふうに思います。当時の西岡消防長は、市民の安心・安全確保のため、厳しい財政状況ではございますが、できるだけ早く要望書の趣旨に沿えるよう、上下水道局長とも連携し、逐次設置を図ってまいりたいと考えておりますとの答弁をいただいてはや4年になりますが、どのような検討がなされ、どのように対応されるのかをお伺いいたします。
 3番目に、県道南国インター線(後免交差点付近の改良)については、昨年9月議会で、都市計画道路高知南国線を東に220メートル延伸し、15年度に県道南国インター線に接続、11年度から測量や用地買収に着手、渋滞緩和効果を見込んでいるとのことですが、地域住民との話し合いも必要ではないかとの質問をさせていただきました。
 去る2月9日、朝日町関係者と次の事柄、1、高知南国線との交差する既存道路(パチンコシンセイ西側道路)、水路を含む扱い。2、介良由川両岸の生活道整備。3、高知南国線東詰交差点付近の道路計画(新川川暗渠と道路併用)。4、計画対象範囲内には既設の信号機が作動中であるが、計画推進により、交差点及び信号機が増設されることによる(特に東町交差点周辺)の交通対策。5、高知南国線が完成することによって、道路北側の住宅地に対する浸水対策などについて話し合いが行われました。どの事柄も切実なことばかりですが、特に4の交通対策について、関係機関との協議を早急に進めるべきではないかと思いますが、お伺いいたします。
 4番目は、航空機の騒音対策についてお伺いをいたします。
 過日、南国市関係住民の皆様へということで、高知空港の騒音対策区域の見直しについて、国土交通省大阪航空局より案内が配られたとお伺いをいたしております。この内容につきましては、今回の施政方針の中にも述べられております。
 高知龍馬空港の騒音関係につきましては、昨年6月と10月に航空機の騒音実態調査が実施され、現在の騒音対策区域から大幅に縮小される結果となっております。国はこの2月に地元説明会を開催し、その後平成23年4月に騒音対策区域の改定の告示を予定しております。予定どおり見直しが行われますと、防音工事で設置されました空調機器の更新事業につきましては、騒音対策区域から外れ、空調機器を設置し、または更新して10年以上経過し、かつ故障しているものについて、経過措置としまして、平成24年3月まで更新の対象とするとのことであります。また、第2種区域、第3種区域内の建物の移転補償や土地の買い入れにつきましても、区域から外れるものにつきましては、平成24年9月まで経過措置を設ける予定となっておりますと書かれております。このことについて、周知を図るというようなことで、地域の関係者、住民の方に説明会の案内書が配られておりますが、このことにつきましては当南国市においては、従前空港対策特別委員会なども議会でも設置をいたしまして、空港の拡張の折には随分議論をしてきたことでもございます。こういった意味で、どういった形で、我々市議にもそういった説明会への案内等もしていただくべきではないかというふうに考えますが、その案内についての説明をいただきたいと思います。
 やはり、我々市議といたしましても、地域のことにつきましても、また南国市全般のことにつきましても、特に関係がないと言われるかもわかりませんが、やはりそういった市民の代表という立場でございますので、こういった大事なことにつきましては、全市会議員にも案内をしていただくべきではないかというふうに考えますし、今後こういったことにつきましても、市会議員にも十分周知を図っていただきたい。特に、最近全国的にも言われております、市会議員が何をしておるのか、十分地域の皆さん方に理解をいただけない部分も多々見受けられるというふうな批判も受けておりますので、そういった意味でも、やはりこういった大事な問題につきましては、我々にも周知を図っていただくようにお願いをしたいと思います。お答えをよろしくお願いいたします。
 それともう一点、この説明会を2月22日田村地区で行っております。それから、23日に大篠公民館で行っておりますが、この折に日程的に無理があったのかどうかわかりませんが、ちょうど説明会をする折、隣の部屋では三味線、太鼓サークルがちょうど練習日に当たっておりまして、説明を始めると同時に三味線、太鼓の音が聞こえてきました。やはり、こういった大事な説明会をする折には、事前にそういったことも十分調査の上で開催日の設定をするべきではなかったかなというふうに思っております。参加をされました住民の方は、不愉快な思いをされておりますので、そういったことも十分配慮の上で、そういう説明会等を開く折には考えていただきたいというふうに要望をしておきたいと思います。
 5番目は、環境問題についてであります。
 南国市エコプラン推進基本大綱が昨年3月に制定をされました。これに基づきまして、将来に向けて南国市のあるべき姿を描くものであり、南国市の環境政策の理念や、エコエネルギー政策のあるべき姿、策定すべき政策などの基本事項を示したものです。この基本大綱に基づき、今後は南国市として具体的に取り組む施策や方針である南国市エコプラン実行計画を市民の参加を得て、市民の目線で策定するために、実行計画策定委員会を組織し、計画樹立に向けて取り組みをされ、22年度末までに最終計画の策定ができ上がると施政方針にもありました。内容についてお聞かせください。
 それから、もう一点でございますが、以前にも議場でもお願いをさせていただきました犬のふん公害についてでございます。
 この3月の広報に、環境課と香南清掃組合広場という広報紙の中に、きれいな環境を守りましょう。ポイ捨て、不法投棄禁止、ごみ、空き缶、捨てないでというようなチラシが入っておりました。こういったものでございますが、このことにつきましては、以前にこういったチラシを配布するときには、ぜひ犬のふん公害についての取り扱い、そういったことも載せていただきたいというふうに質問をさせていただいておりましたが、残念ながら今回のこのチラシには、そのことが載っておりませんでした。幸い、広報には犬の登録と狂犬病予防注射の案内が載っております。愛情と責任を持って犬を飼いましょうということでございますので、これが4月8日、4月13日に実施をされるという案内が載っております。ぜひこの折に、犬のふん公害についての啓発チラシを、狂犬病の予防注射や犬の登録に来られた方にお渡しをするような手だてをしていただけないか、お伺いをいたします。
 またもう一点は、毎年3月、4月になりますと、転出、転入者が多く、違反ごみがごみステーションに多く出されます。その対策として、広報車などで市内を巡回してはとの以前お伺いをいたしましたが、日中は留守宅が多く、効果が薄いなど問題もあり、十分な効果が得られないということでございましたが、このたびこの3月議会に向けて、再度質問をさせていただきたいということで環境課長のほうに話をしましたところ、早速啓発ポスターをラミネートしてごみステーションに設置をしていただきました。早い対応に心より感謝をしたいと思います。
 内容は、注意。粗大ごみは収集できません。たんす、サイドボード、ソファー、ベッドなどの絵が入っておりまして、許可を受けた業者に依頼をということで、南国市環境課ということでポスターができております。こういった、やはりすぐにできるような内容につきましては、日を待たずに対応していただければ、時宜を得た効果が上がるんではないか、そのようにも考えますので、このことにつきましては大変感謝をいたしております。
 以上で私の1問を終わります。
○議長(浜田幸男君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) おはようございます。
 西岡議員さんの質問にお答えする前に、ただいま御指摘のございました、いわゆる航空機の騒音地域の変更、コンター図の大きな変更になるわけでございますが、それにつきまして特に関係のある議員さん多くおいでますので、これについて事前に連絡、御案内がなかったということは大変申しわけなく、私のほうからもおわびを申し上げたいと思います。以後、気をつけてこのようなことが二度とないようにいたしますので、どうか御容赦お願いします。
 それでは、私の3年間の、3年間といいますか、市長就任以来の公約などのことにつきましてお答えを申し上げたいと思います。
 私の市長就任の3年3カ月通じまして、公約や政策の実現についてでございますが、私が掲げてまいりました7つの公約につきましては、一定の成果をお示しできたのではないかと、このように思っております。
 とりわけ、市民の安全・安心の分野では、義務教育施設の100%耐震化を実現できましたし、まだまだ不十分な点があるかもわかりませんが、限られた財源の中で国の交付金などを活用しながら、南海地震対策の備えも着実に進めることができたのではないかと、このように考えております。また、雇用と企業力の面では、岡豊工業団地の造成、そして年商100億円を超える、県下でも優良な企業でございます株式会社明星産商を誘致できました。このことにより、将来的に市民の雇用拡大につながるものと、このように思っております。また、市税収入の増収という面でも、大きく成果があったのではないかと、このように確信をしております。
 さらに、環境に優しいまちづくりの面では、エコシティー南国市の実現を目指して取り組んでまいりましたが、昨年3月に南国市エコプラン推進基本大綱を策定し、この3月にはその実行計画を策定いたします。この間、とりわけ私は新エネルギーの活用にも力を注いでまいりました。新消防庁舎には、太陽光発電システムを設置しましたし、また市内6つの小中学校に太陽光発電も既に設置しております。このように、幾つかの政策は着実に実現することができましたが、まだまだ不十分な実現できていない部分もあろうかと思っております。振り返ってみますと、浜田市長の市政を引き継いで市政を担当させていただいて3年数カ月、本当にあっという間でありました。任期4年ではやり遂げることのできない課題がまだまだたくさんございます。
 例えば、西岡議員さんが御指摘ありましたように、市民体育館の跡地をどのように活用するか、後免町を含む中心市街地をどのように活性化させるか、この場をおかりしまして、私の思いの一端を述べさせていただきたいと思います。
 市民体育館につきましては、平成23年度の取り壊しを決定しておりますが、あの人口密集地域であります場所をいかに有効に活用するかが、市民の皆様方にとりましても大変関心のあることではないかと、このように思っております。私は、あの周辺にある中央公民館、そして大篠地区公民館、これらを一体的にとらえ、高齢者の憩いの場所の機能も含んだ施設にしてはどうかと考えております。同じ場所に何棟もの別々に建物がある必要はなく、看板は幾つ掲げても、施設としては1棟で十分ではないか。むしろ、そのほうが多機能施設として、さまざまな形で活用できるのではないか、このように考えております。
 具体的には、高齢者が気軽に楽しめるスポーツ、例えば卓球やバドミントンなどができる施設、あるいは体力づくりやリハビリ、介護予防などのための器具を備えた健康増進施設など、公民館機能も備えた複合的な社会待遇、福祉の拠点施設のようなものにしてはどうかと考えておるところでございます。
 また、市民の安全・安心の面では、義務教育施設に引き続き、市民の皆様の避難場所となっております地区公民館や保育所の耐震化を順次進めてまいりたいと思っておりますし、防災行政無線など、災害に強いまちづくりをハード面、ソフト面、双方とも充実させていきたい、このように考えております。
 さらに、県の御協力もいただきながら、新たな工業団地の造成を行い、企業誘致を積極的に進め、市民の雇用の拡大を図ってまいりたい、このようにも考えております。
 産業振興面では、本市の基幹産業であります農業の振興、特産品のブランド化に取り組んでまいりたいと思っております。なかなか商品化というのは大変難しいわけでございますが、南国市でも既に幾つかの産品をつくっております。売り出してもおります。そうした経験、自信も少し地域にできてきたのではないか、このようにも考えております。また、本市が有する歴史的財産を活用した観光産業の振興により、外から人を呼び込み、外貨を獲得することができるようにして、市全体を元気にしてまいりたい、このようにも考えております。
 ただいま西岡議員から、予算編成方針に基づく重点施策の話がございましたが、平成23年度当初予算編成に当たりましては、まだまだ安心できる財政状態にはなっておりませんけれども、引き続き財政の健全化を推し進めると同時に、小中学校の耐震化事業が終了したことから、市民の安全・安心を確保する地震防災対策をさらに充実していくために、消防指令システムや消防防災無線などの整備促進を図り、また街路事業など、都市基盤整備、企業誘致推進などの産業振興対策、香長中学校武道場建設、認定こども園補助金などの教育、子育て、少子化対策、子宮頸がん、ヒブ・肺炎球菌予防接種などの健康対策、太陽光発電システム助成など、環境対策にも引き続き力を入れてまいりたい、このように考えております。
 以上、るる申し上げましたが、私は市長に就任して以来取り組んでまいりました課題でもこれらはございますし、限られた財源と時間の中ですべてを実現するのには、1期4年では余りにも短期間でございました。したがいまして、これらを実現していくために、市民の皆様方のお許しをいただけるならば、ぜひ引き続き力強く市政を担当させていただきたいと思っております。
 最後に、西岡議員さんに、私にこのような質問をいただきましたことを心から感謝を申し上げ、答弁とさせていただきます。ありがとうございました。
○議長(浜田幸男君) 副市長。
      〔副市長 藤村明男君登壇〕
○副市長(藤村明男君) 西岡議員さんの県道南国インター線、後免交差点付近の改良を早急にということに対してお答えをいたします。
 都市計画道路高知南国線の東伸、南国インター線への接続につきましては、特に朝日町の皆様方には、大変前向きな姿勢で話し合いに応じていただいております。
 しかしながら、朝日町地区が最近の豪雨による浸水の被害がたびたびあるということ、また中心にあります県の南国インター線の交通渋滞が大変著しいという現状があることから、西岡議員さんの言われたような御要望が何点か上がっております。要望が上がっている項目につきましては、地域の皆様方の不安のないよう、十分話し合いを進めながら今後対応してまいりたいと考えておるところでございます。
 特に、今後の交通渋滞の解消に欠かせない後免町交差点、香陽ハイヤーの前でございますけれども、改良につきましては、高知県中央東土木事務所が平成19年度に改良計画を立てております。その時点と少し状況が変わったということで、計画が延びておるような話もお聞きをしておりますが、早急にこのことについては前に進めていただけるように、全力で我々も土木と折衝を進めていきたいというふうに考えております。
 以上でございます。
○議長(浜田幸男君) 上下水道局長。
      〔上下水道局長 井口善喜君登壇〕
○上下水道局長(井口善喜君) 西岡議員さんの御質問、水道管、消火栓の増設についてにお答えをいたします。
 昨今の社会情勢から、人口は減少傾向にある中で、給水収益を確保し、現在の良好な事業経営を維持していくために、適切な施設の維持管理による有収率の向上と、水道未普及地域の解消を目指していく必要があります。ここ数年、漏水や破損事故の多い石綿セメント管や老朽管の布設がえなど、管路耐震化の事業を優先的に実施してまいりました。あわせて、水道未普及集落への管路整備も、要望に沿って、給水戸数の多いところから毎年順次行っております。
 そうした中で、おくれていますが住吉野地区から要望のありました配水管路の整備につきましては、要望区域より少し延長しまして、既設管路へ接続する循環式の計画としまして、水量、水質などの安定を図る、また延伸することによって受益戸数の拡大を図る、あわせて消火栓も含めた概略計画を立てておりますので、平成23年度早々には大そね団地入り口から集落を通り県道までの420メートル区間の受益11戸の給水意向調査を行い、配水管布設計画書作成などの実施に向けた作業を始めますので、御理解のほどお願いをいたします。
 以上でございます。
○議長(浜田幸男君) 企画課長。
      〔企画課長 西山明彦君登壇〕
○企画課長(西山明彦君) 西岡議員さんの航空機の騒音対策につきまして、御答弁と申し上げますか、おわび申し上げたいというふうに思います。
 先ほど、市長のほうからもおわび申し上げましたけれども、議員の皆様方に説明会につきまして御案内を差し上げなかったということを、担当課といたしまして深くおわびしたいというふうに思います。
 それと、会場の設定の仕方でございますけれども、まず日程につきましては、ことし高知空港のほかに仙台空港、新潟空港、宮崎空港と4つの空港の見直しがされております。そういった関係で、当初の予定からいいますと日程がちょっとずれ込んできているというようなことで、大阪航空局、それから国土交通省本省からも説明においでておりましたけれども、ちょっと日程がおくれているということで、期間が短くなったというようなことがございました。
 周知の仕方につきましては、もう広報等が活用できる段階ではなく、国土交通省のほうが地元の自治会長さんのお宅を回られて、全戸配布をお願いして回ったというような形でございました。日程調整が非常に、そういった4カ所を国がやってるという関係で、調整も余りこちらの要望というのがなかったというようなことでございまして、もともと国のほうは説明会の開催そのものに非常に消極的でございましたけれども、我々が県と一緒になって説明責任を果たせというようなことで説明会にこぎつけたということでございました。
 会場の設定の仕方でございますが、本当に大篠公民館におきましては、隣で最初から最後まで三味線、太鼓というような形でございました。参加された住民の方から、やめさせろというようなこともございましたけれども、本当に重ねましてそのあたりの設定がまずかったということを反省しておりますので、これからこのようなことがないように、改めまして心がけていきたいというふうに思います。議会議員の皆様に御案内申し上げなかったこと、そして設定の仕方がまずかったことを深く反省して、今後につなげていきたいというふうに思いますので、御理解をよろしくお願いします。
○議長(浜田幸男君) 環境課長。
      〔環境課長 田渕博之君登壇〕
○環境課長(田渕博之君) 西岡議員さんの御質問にお答えをいたします。
 まず、南国市エコプラン実行計画ですが、ただいまほぼ最終案ができておりまして、この3月23日に最終の策定委員会を開催をしまして、最終的な取りまとめを行っていただく予定です。
 この計画は、当初独自計画ということで位置づけをしておりましたが、せっかくチャレンジ25の取り組みの中で具体的なデータなどが得られましたので、この際地球温暖化対策の推進に関する法律第20条の3に規定されます地方公共団体実行計画に位置づけられるものということに変更をしました。
 計画の具体的な内容としましては、策定マニュアルでは基準年が1990年ということになっておりますが、南国市の場合、1990年に旧カシオ、現オルタステクノロジーが進出をしてきまして、当時の二酸化炭素排出量と2007年を比較しますと、大体2倍ぐらいになっております。というのは、当然この進出した企業によって製造業の出荷額が伸びるとともに、製造業の電力量使用が大きく伸びて、その結果排出量が、産業部門で限れば3倍程度になっております。そういう意味で、この大きな削減量をいかに削減していくかということで考える中で、1990年比で25%というのが政府の目標なんですが、そうしますともう膨大な削減量ということになりますので、この実行計画としましては2007年、これが工業製品出荷額のピークになっております。この年を基準年としまして、それから2020年に向けて12%の削減をしていくというふうに内容をしていきたいというふうに考えてます。
 チャレンジ25の25%の削減と、この12%の目標値が異なっておるということになりますが、これは南国市として現状で考えられる実現可能な対策と施策を具体的に進めた場合に、削減し得るものとしたものです。実際、非常に25%という、12%でも大きいんですが、25%ということになりますと、本当に戦前の生活まで戻らないと削減できません。そういう意味で、それを市民に強いるという計画は、それこそ絵にかいたもちになりますので、やはり省エネを無理強いするということではなくて、エコスタイルの生活で、省エネを推進していく中で達成をしていくということが重要であるというふうに考えております。
 その計画の中身としましては、市民、事業者、市がすぐに取り組むことができる行動などを、目標を列挙して、その実現に向けて市の支援策を具体的に挙げていくものとなります。また、表紙絵には市内の小学生から募集をしました絵を採用しまして、より市民の皆さんが身近に感じていただけるような計画書にしたいというふうに考えております。計画書ができ次第配布をしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 今後の目標としましては、計画を策定しただけではいきませんので、それを具体化していくことが重要であるというふうに認識をしております。その手始めとしまして、平成23年度は市民、事業者への意識啓発を中心に取り組みたいと考えております。
 具体的には、南国市エコプラン実行計画の概要版の全戸配布、それと学校、社会教育での環境出前教室の開催、それとレジ袋削減運動の展開、事業所での省エネ診断の受診促進、また、これはまだ決定はされておりませんが、県の補助によります太陽光発電システムの学校への設置などを予定しております。さらに、今後示されます国の補助メニュー等々も精査をして取り入れることのできる事業を展開していきたいというふうに考えておりますので、これからも環境に優しいまちづくり、エコシティー南国の実現に向けて、一層の努力をしていきたいと考えております。よろしくお願いをいたします。
 次に、犬のふん公害ですが、御指摘のとおり、飼い主のモラルの向上が最も大切であると考えております。ちょうどこの4月は、先ほどお話のありましたとおり、狂犬病予防注射を実施いたしますので、例年取り組んでおりますが、注射に来られた飼い主に啓発チラシを渡して注意喚起をしたいというふうに考えてます。
 今後につきましても、引き続き広報、それから全戸配布を行うチラシ等がある場合は、積極的に載せて、意識啓発を続けていきたいというふうに考えております。
 そして、次に粗大ごみの問題ですが、これも毎年この引っ越し時期になりますと、違反ごみの中で粗大ごみが多くなってきます。今回御指摘をいただきまして、早速今まで粗大ごみが特に多く出されていたごみ収集ステーションを中心に、環境課で看板を作成いたしまして、つけて周知をいたしております。環境課でも気づかない点につきまして、御指摘ありがとうございました。今後もお気づきの点がありましたら、御意見、御指摘をよろしくお願いをいたします。
 以上でございます。
○議長(浜田幸男君) 20番西岡照夫君。
○20番(西岡照夫君) それぞれ御丁寧に御答弁をいただきましてありがとうございました。
 先ほどは、橋詰市長のほうから、力強く出馬についての意思表明がございました。これまで3年余りの間に積み重ねてこられました実績に基づき、さらなる新しい任期に向けての力強い言葉がありましたので、三段跳びに例えますと、助走からホップをされた段階ではないかなというふうに思っております。まだまだ道半ばであろうかと思いますので、ぜひ市長の思いが実現するように、さらに市民の幸せのために頑張っていただきたいというふうに思います。
 それから、南国インター線の件でございますが、いろいろと話し合いの中で出された内容を先ほどお話をさせていただきました。藤村副市長のほうからは、順次地域との説明も、また協議も、今後行っていくというお話でもございますし、特に私が心配をしておりますのは、せっかく道路を東伸をしても、拡幅して進めても、交通渋滞を緩和をするという目的で計画を進めるに当たって、逆に渋滞が起こるというようなことは決してあってはなりませんので、特に県との協議が、また警察との協議が必要になってきますので、早い段階からそういったことを予測のもとに、南国市の進めております街路事業と並行して、やはり市民の不安解消のためにさらに御努力をいただきたいというふうに思います。
 それから、3番目に質問いたしました、済いません、2番目ですが、水道管、消火栓の増設の件につきましては、前回の質問から4年経過をした中でどうなっておるのかということに対しまして、なかなか厳しい財政状況ではございますが、この23年度から計画を進めていきたいという答弁でございましたので、ぜひ地域の要望に沿えるような形で進めていっていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。
 それから、航空機の関係については、少しきつい形になったかもわかりませんが、これは別に南国市ということではありません。先ほどもありましたように、国のほうから余りこういった問題について積極的に説明をするとか、そういったことをしないというふうな、どうも向きもあるようでございますので、そういった面では逆に南国市、県が強く働きかけて説明会を開いていただいたというふうな答弁でもございましたので、その努力には敬意を表したいと思います。
 なお、その折に出されました資料につきまして、できましたら全議員さんに配布をいただければありがたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
 それから、最後の環境問題でございますが、これから大綱や南国市エコプラン実行計画に沿った形で順次進められるということですので、なかなか目標はCO2の25%削減ということはかなりきつい目標になろうかと思いますが、先ほども御答弁がありましたような形で、でき得る限りの南国市としてできること、また3市で共同でできることもあろうかと思いますので、そういった面も含め、さらなる環境推進のために努力をしていただきたいというふうに思います。これは、我々市民も一緒になって取り組まなければならない課題でございますので、ぜひ将来の子供のためにも、このことには前向きに取り組んでいかなければというふうにも思っております。それぞれ御答弁をいただきましてありがとうございました。私の質問はこれで終わらせていただきます。どうもありがとうございました。