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検索結果 »  平成22年 第350回市議会定例会(開催日:2010/12/03) »

議員提出意見書


議発第1号から議発第4号
○議長(浜田幸男君) ただいま議発第1号から議発第4号まで、以上4件の意見書が提出されましたので、お手元へ配付いたしました。
          ―――――――――――*―――――――――――
 議発第1号
      燃油減免制度の継続を求める意見書

 上記の意見書を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出する。
   平成22年12月15日提出
       提出者 南国市議会議員   浜 田   勉
       賛成者    〃      門 脇   晃
        〃     〃      西 原 勝 江
        〃     〃      竹 内 克 憲
〃     〃 西 岡 照 夫
       〃     〃 野 村 新 作
〃     〃 浜 田 和 子
〃     〃 前 田 学 浩
〃     〃 坂 本 孝 幸
        〃     〃 高 芝   謙
        〃     〃 岡 崎 純 男
 〃     〃 小笠原 治 幸
〃     〃 徳 久   衛
〃     〃 西 山 八 郎
〃     〃 有 沢 芳 郎
〃     〃 中 山 研 心
〃     〃 今 西 忠 良
〃     〃 土 居 篤 男
〃     〃 福 田 佐和子
〃     〃 村 田 敦 子

南国市議会議長 浜 田 幸 男  様

 議発第1号
      燃油減免制度の継続を求める意見書

 これまで農漁家の経営に大きく貢献してきた軽油取引税の減免措置(1リットル当たり32円10銭)が税制の改正によって、2012(H24)年3月末で廃止されようとしています。
 また現在、政府が昨年1年間延長したA重油の減税・還付措置(1リットル2円04銭)も廃止される状況下に置かれています。
 免税軽油とは、道路を走らない機械に使う軽油について、軽油取引税(1リットル32円10銭)を免税するという制度で、農業用の機械(耕運機、トラクター、コンバイン、栽培管理用機械、畜産用機械など)や船舶、倉庫で使うフォークリフト、重機など道路を使用しない機械燃料の軽油は、申請すれば免税が認められてきた制度で好評でした。
 軽油・A重油の減免措置がなくなれば、今でさえ困難な農漁業経営への影響は必至であり、軽油・A重油を大量に使う畜産農家や野菜・園芸農家など、本県産業への影響は深刻であります。
 制度の継続は、地域農漁業の振興、食料自給率向上の観点からも必要であり、その継続の有無は、地域力を決定づけるものであります。
 以上の趣旨から、免税軽油制度の継続とA重油の減税、還付の継続を強く求めます。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
    平成22年12月15日
                               南 国 市 議 会

内閣総理大臣  菅   直 人 様
経済産業大臣  大 畠 章 宏 様
農林水産大臣  鹿 野 道 彦 様
          ―――――――――――*―――――――――――
 議発第2号
      公共交通機関への支援を含む総合的な交通体系の構築を求める意見書

 上記の意見書を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出する。
   平成22年12月15日提出
       提出者 南国市議会議員   今 西 忠 良
       賛成者    〃      門 脇   晃
        〃     〃      野 村 新 作
        〃     〃      西 岡 照 夫
〃     〃 竹 内 克 憲
       〃     〃     西 原 勝 江
 〃     〃    浜 田 和 子
賛成者 南国市議会議員 有 沢 芳 郎
〃     〃 西 山 八 郎
        〃     〃 前 田 学 浩
        〃     〃 坂 本 孝 幸
 〃     〃 高 芝   謙
〃     〃 岡 崎 純 男
〃     〃 小笠原 治 幸
〃     〃 徳 久   衛
〃     〃 土 居 篤 男
〃     〃 福 田 佐和子
〃     〃 村 田 敦 子
〃     〃 浜 田   勉

南国市議会議長 浜 田 幸 男  様

 議発第2号
      公共交通機関への支援を含む総合的な交通体系の構築を求める意見書

 政府は、当初、本年6月からの導入を予定していた高速道路等の新料金制度について、二転三転するその足並みの乱れから先送りし、まずは6月28日から来年3月末までの間、全国37路線50区間において、高速道路の無料化の社会実験を開始した。
 しかしながら、高速道路の無料化や受益者負担を基本としない安価な料金設定は、JRやフェリー、バス等との適切な役割分担を損ねるばかりでなく、我が国の交通体系の崩壊につながりかねない。これらの業界にとっては、高速道路等の無料化や安価な料金設定が経営悪化を招き、地域の交通網が縮小することとなり、その結果、自家用車を利用できない高齢者や障害者、学生等の交通弱者の移動手段が確保できなくなるおそれがある。さらには、地球温暖化対策にも完全に逆行するものであり、その整合性については大いに疑義がある。
 このように多くの問題を抱えているにもかかわらず、政府は、今後も高速道路等の無料化を段階的に進めるとしているが、この政策が国策によることを考えれば、本来、総合的な交通体系の構築を前提とすべきであり、現政権が今回進めている道路政策によって影響を受けるJRやフェリー、バス等の公共交通機関に対しては、その維持・存続のために公的支援策を同時に講じるべきである。
 よって、国におかれては、平成23年度予算編成において公共交通機関への支援を含む総合的な交通体系の構築に向け、次の事項を実施されるよう強く要望する。

1 公共交通機関の安定的な運営と総合的な交通体系の構築を図ること。
2 高速道路等と競合し影響を受けるJRやフェリー、バス等の公共交通機関に対しては、事 業者の実情を踏まえた支援を講じること。
3 独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構の持つ利益剰余金については、国庫に返納 させることなく、JR四国を初めとするいわゆるJR北海道・四国・九州各社及びJR貨物 の財務基盤の安定化や収益基盤の強化のため有効活用できるようにすること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
    平成22年12月15日
                               南 国 市 議 会

衆議院議員  横 路 孝 弘 様
参議院議長  西 岡 武 夫 様
内閣総理大臣  菅   直 人 様
国土交通大臣  馬 淵 澄 夫 様
          ―――――――――――*―――――――――――
 議発第3号
      保育制度改革に関する意見書

 上記の意見書を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出する。
   平成22年12月15日提出
       提出者 南国市議会議員   土 居 篤 男
       賛成者    〃      浜 田   勉
        〃     〃      村 田 敦 子
        〃     〃      福 田 佐和子

南国市議会議長 浜 田 幸 男  様

 議発第3号
      保育制度改革に関する意見書

 現在、国において検討されている新たな保育制度=「子ども・子育て新システム」は、すべての子どもに切れ目のないサービスを保障するとしながら、市場原理による保育のサービス産業化や直接契約・直接補助方式の導入など介護保険制度をモデルにした保育制度改革に加えて幼保一体化や最低基準の地方条例化まで、十分な議論もないまま強引にすすめようとしている。
 現行保育制度は、国と自治体の公的責任、最低基準の遵守、公費による財源保障と応能負担を制度の柱にしており、すべての子どもの保育を受ける権利を保障してきた。しかし、現在検討されている国の制度改革の方向は、国の責任を市町村に委ねるだけでなく、児童福祉法24条にもとづく市町村の保育実施責任を大幅に後退させるもので、保育の地域格差が広がるだけでなく、家庭の経済状況により子どもが受ける保育のレベルにも格差が生じることになりかねない。あわせてそれぞれ成り立ちも運営形態も異なる幼稚園と保育所を一体化することに対して拙速な結論を出すことは、社会に大きな混乱を引き起こすものである。
 子どもの貧困や子育て困難が広がり、急激な少子化の進行にも関わらず都市部では保育所の待機児童が急増し、過疎地で保育の場の確保が困難になっている。いま必要なことは、国と自治体の責任で保育・子育て支援を拡充し、充分な財源を確保することなど、すべての子どもに質の高い保育を保障するための保育制度の拡充である。
 よって国に及び国会におかれては、子どもの権利を最優先に、地方自治体の実情を踏まえたうえで、国と地方自治体の責任のもとに保育制度の拡充を図られるよう、以下の事項について強く要望する。

1.保育所・幼稚園・学童保育及び子育て支援関連予算を大幅に増やし、子育てにかかわる経 済的負担の軽減を図ること。
2.児童福祉施設最低基準を引き上げ、抜本的に改善すること。
3.保育に格差が生じる直接契約・直接補助方式は導入しないこと。
4.幼保一体化については拙速な結論は避け、慎重に検討すること。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
    平成22年12月15日
                               南 国 市 議 会

衆議院議長  横 路 孝 弘 様
参議院議長  西 岡 武 夫 様
内閣総理大臣 菅   直 人 様
財務大臣  野 田 佳 彦 様
厚生労働大臣  細 川 律 夫 様
文部科学大臣  高 木 義 明 様
総務大臣  片 山 善 博 様
少子化対策担当大臣  岡 崎 トミ子 様
国家戦略担当大臣  仙 谷 由 人 様
          ―――――――――――*―――――――――――
 議発第4号
      高知県の図書館行政の充実につながる県立図書館の設立を
      求める意見書

 上記の意見書を別紙のとおり会議規則第14条の規定により提出する。
   平成22年12月15日提出
       提出者 南国市議会議員   福 田 佐和子
       賛成者    〃      浜 田   勉
        〃     〃      村 田 敦 子
〃     〃 土 居 篤 男

南国市議会議長 浜 田 幸 男  様

 議発第4号
      高知県の図書館行政の充実につながる県立図書館の設立を
      求める意見書

 現在、高知県と高知市の間で、一体型図書館の建設について検討が開始されている。
 県立図書館の役割は、なによりも市町村図書館の支援にあり、財政的基盤の弱い市町村の多い高知県にとっては、その役割はきわめて大きなものがある。
 市町村への長期一括貸し出しするために古い本の引き取る機能や市町村が古い本を安心して除籍し常に魅力的な書籍を揃えるためにも、大きな書庫機能を持つ県立図書館が必要である。しかし、現県立図書館は、書庫不足から、そうした機能が十分に発揮されておらず、図書購入もままならず、交付税算入されている図書購入費5千万円のうち半分しか使われていない。
 新県立図書館では、まず市町村図書館の後方支援という県立図書館の基本的機能が十分発揮されることが県民の願いであり、高い専門性を持つ県立図書館があることで、全県の図書館行政の水準を高めること、そして市町村図書館が大きな書庫を持つ必要がなくなり、トータルとしての経費削減に資することができる。
 一体型図書館の検討では、基本的な役割が十分に議論されておらず、書庫スペースも、他県に比べて狭いなど、高知市民図書館と一体化することから来る県立図書館の基本的機能が果たせない懸念がある。さらに県立図書館は司書14名を配置しているが、高知市民図書館はゼロであり、一体化することで、市町村への専門的な支援が低下することは必至であると思われる。
 なにより公共交通の脆弱な高知県において大規模な駐車場が確保され得ない今回の計画は、致命的な欠陥がある。県下各地からの利用、とりわけ館内閲覧に限定されている貴重資料が多く県立図書館は、調査・研究のために長期滞在が不可欠である。全国で新設された図書館にはいずれも大規模な駐車場があることからも見ても、県下すべての県民の利用を視野に入れたものとは言いがたい。
 長年、県の図書館行政の不十分さに我慢してきた県民にとって、なんら協議に参加する場もなく、数回の検討会で1月には「中間報告」、3月には「まとめ」を行おうとしていることは、県民として公平に扱われているのか、という懸念さえ抱くものである。
 新図書館は、今後、半世紀の高知県の図書館行政の中核を担う施設である。よって、拙速な県・高知市一体化図書館構想は一旦中断し、まず、これからの時代にもとめられる県立図書館としてのあり方を広く県民の中で議論することを求めるものである。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
    平成22年12月15日
                               南 国 市 議 会

高知県知事  尾 崎 正 直 様
高知県教育委員長  河 田 耕 一 様
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(浜田幸男君) お諮りいたします。この際、以上4件を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浜田幸男君) 御異議なしと認めます。よって、日程に追加し、議題とすることに決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(浜田幸男君) この際、議発第1号から議発第4号まで、以上4件を一括議題といたします。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(浜田幸男君) お諮りいたします。ただいま議題となりました4件は、提案理由の説明、質疑、委員会付託、討論を省略し、直ちに採決をいたしたいと思います。これに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浜田幸男君) 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(浜田幸男君) これより採決に入ります。
 まず、議発第1号を採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。
      〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(浜田幸男君) 御異議なしと認めます。よって、議発第1号は原案のとおり可決されました。
 次に、議発第2号を採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(浜田幸男君) 起立多数であります。よって、議発第2号は原案のとおり可決されました。
 次に、議発第3号を採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(浜田幸男君) 起立少数であります。よって、議発第3号は否決されました。
 次に、議発第4号を採決いたします。
 本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。
      〔賛成者起立〕
○議長(浜田幸男君) 起立少数であります。よって、議発第4号は否決されました。
          ―――――――――――*―――――――――――
○議長(浜田幸男君) 以上で今期定例会に付議されました事件は議了いたしました。
 これにて第350回南国市議会定例会を閉会いたします。
 どうも御苦労さまでございました。
      午前10時33分 閉会