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検索結果 »  平成22年 第350回市議会定例会(開催日:2010/12/03) »

一般質問 3日目(西山八郎)

質問者:西山八郎

答弁者:市長、副市長、関係課長


○議長(浜田幸男君) 13番西山八郎君。
      〔13番 西山八郎君登壇〕
○13番(西山八郎君) いよいよ一般質問も最終日になりまして、いろいろ皆さん方の質問事項にありますように、先ほども浜田和子議員が言われましたように、私の通告は市長の政治姿勢、7つの公約についての成果と点検、そして2番目に公共事業について、3番目に交通安全についてでございますけれども、先ほど浜田和子議員が、市長の3年の経過をということで話がありましたので、それは2問目として、私は一部質問いたしたいと思います。
 私からの一つの提案でありますが、県議との懇談を月1回程度話し合われてはどうか。何といっても、南国市選出の県議でもあり、2人一同とはいかないのでも、日程の関係もあるので、別々の懇談として、県の状況、南国市の課題、要望等を話し合って、情報を交換してみてはどうかということを一つ提案したいと思います。市長の答弁、よろしくお願いいたします。
 次に、公共事業についてお尋ねいたします。
 工事の設計、発注をもう少し早くできないか。補助事業は除くとしても、市単独で少なくても8月上旬には水稲の刈り入れも終わるので、すぐ取りかかってほしい。これらが、年末、年度末の人が往来が集中するときに、一部通行どめとか片側通行などして、市民、住民は非常に迷惑をしている。契約からまた発注までは、材料の調達なんかで、工事によっては少なくても1カ月ぐらいかかるので、5、6月ごろまでに設計をして、7月ごろ入札し、8月ごろから工事に取りかかる段取りにならないか。
 それと、工事期間が余りにも長過ぎると思うが、どうか。
 軽微な工事はすぐできないものか。例えば、民家の井戸に川水が流入しているのに、担当者が現地を確認しているにもかかわらず、その工事が3カ月も4カ月もして取りかかっているが、このようなものは別に設計も測量も必要なく、業者の見積もりですぐできはしないか。
 また、幅員1メートルちょっとの農道と水路を同時に改修するのに、高さ50センチ以上の擁壁であれば鉄筋を入れなければならないとなっているが、軽四も通らない、高さ50センチから53センチぐらいでも鉄筋を入れなければならないか。これらは、費用対効果を考えてみてはどうか。
 次に、工事の入札基準については、提出書類だけで審査をしていないか。もう少し会社の実態の調査をしてみてはどうか。
 工事の竣工後における事業課は、財政課へ業者の評価点数を出しているはずだが、財政課はその評価をどのように審査をしているか。
 次に、以前は事業課による建設連絡会議をしていたが、今はどうか。
 次に、解体工事について、下限を設けずに入札はできないものか。建築工事等の箱物については、工法、材料等を設計により構築しなければならないが、解体については、そこを更地にすればよいのに、余りにも高過ぎると思うが、どうか。
 次に、交通安全について。
 国道32号線、JA高知病院西側を南進し国道55号線へ出る左折線は、十字路になった関係で非常に渋滞し出したが、左折の矢印の信号をもう少し調整するか、レーンの2車線化はできないものか。
 それと、農免道、ベナレスのところの十字路の信号は、東西線よりも南北線の交通量が多いのに、双方の信号時間が同じであるため、南北線が朝夕には非常に渋滞するが、南北線を長くすることはできないか。東西線は、県道として優先するということはわかっているが、交通量の実態に即した変更はできないものか。こういったことは、南国市交通安全市民会議等で取り上げ、警察、公安委員会へ要望する必要があると思うが、どのように考えているか。
 以上です。
○議長(浜田幸男君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 西山議員から、簡潔な質問がございましたので、私も簡潔にお答えしたいと思います。
 地元選出県会議員さんとの定期的な意見交換というのは、大変意義があると思っております。ただ、議員さんもお二人でございますが、時々私の部屋へも訪問してくれますので、ついついそういう思いがわかなかったということでございますが、ぜひとも実現したいと思っております。月に1回というのは、なかなかそうは公務のこともありますので無理かもわかりませんが、ひとつそういうことを定期的にやるようなことをぜひ考えてみたいと思います。
 以上です。
○議長(浜田幸男君) 副市長。
      〔副市長 藤村明男君登壇〕
○副市長(藤村明男君) 西山議員様の公共事業について、私のほうから何点か御答弁をさせていただきます。
 まず、工事の入札基準について、提出書類だけで審査していないのか、会社の実態をもっと調査してみてはどうかということでございます。
 入札参加者の資格審査に当たりましては、すべての工事入札参加希望者に対し、各都道府県知事が発行する経営規模等評価結果通知書の提出を義務づけています。この通知書は、過去の施工実績、技術職員数、自己資本額、決算状況はもとより、労働福祉の状況、社会貢献度、法令遵守の姿勢等も評点化された、会社の実態を総合的に評価した通知書でございます。工事契約担当者の主観に基づく審査による弊害が起こらないよう、通知書で決定された評価点をもとにランクづけを行い、各業者の規模、能力に応じた契約の種類及び金額別の入札発注に努めているところでございますので、御理解をお願いいたしたいと思います。
 2点目の工事竣工後、事業課は財政課に業者の評価点数を出しているはずだが、財政課はその評価をどのように審査しているかということでございます。
 工事の評価点数につきましては、最終請負金額が500万円以上の建設工事において評価点数を付しているところでございます。財政課におきましては、南国市指名回避措置基準要綱に従いまして、工事成績が55点以上65点未満の場合は、指名回避1カ月、55点未満の場合は、指名回避2カ月の措置をとっております。この期間、対象業者は、指名競争入札、一般競争入札ともに参加することができなくなっております。国、県等の総合評価方式競争入札では、各業者の評価点数を加味して、総合評価をするシステムがありますが、残念ながら、現段階では当市の総合評価方式競争入札には反映できない現状でございます。近隣の高知市、香美市、香南市も同様の扱いとなっております。この評価点を入札の指名基準、一般競争入札申請基準に反映するためには、評価点最低基準の平準化あるいは評価点採点対象の拡大が必要で、現体制での施行は難しく、将来の検査室等の体制整備が必要となりますが、体制整備に向けた自治体の状況把握にも努めてまいりたいと考えております。
 次に、解体工事の最低制限価格の見直しということでございます。
 解体工事は、建設業法で定めるとび、土工、コンクリートの範疇に入る建設工事であり、当市としては、解体工事も他の発注工事同様、最低制限価格の設定を行っております。御承知のように、建設廃棄物の減量と、不法投棄の廃止等を目的として、建設リサイクル法が平成12年度に制定され、従来の重機を使って何もかも一気に壊す、俗に言うミンチ解体はできなくなり、今は分別解体や再資源化等が解体工事発注業者に義務づけられております。御指摘の解体工事の最低制限価格の廃止は、採算を度外視したダンピングや下請のしわ寄せ、労働条件の悪化、不法投棄等の悪影響を招く危険性が予測されます。このため最低制限価格の撤廃は困難と考えますが、予定価格に対する最低制限価格の積算方法について研究を行っていきたいと考えております。
 以上でございます。よろしくお願いします。
○議長(浜田幸男君) 建設課長。
      〔建設課長 吉川宏幸君登壇〕
○建設課長(吉川宏幸君) 西山議員さんの御質問にお答えをいたします。
 まず最初に、早期発注、早期完成ということであります。
 これは、建設課だけでなく、事業課にしましては一番の課題であろうかと思います。年度当初の課内会において、23年度におきましては、今年度の状況を踏まえて、職員一同が係を超えての協力体制についての意思統一を再度図り、早期発注に努めてまいります。
 また、4月から7月までの間につきましては、各月末にはその測量等事務的な部分の進捗状況についての月末の報告会等を必ず実施をいたしまして、早期発注に努めてまいります。
 次に、工事期間が長いという御質問でございました。それにお答えいたします。
 工事期間につきましては、高知県土木部の通達により、金額、工種により工事日数が定められており、契約時の工期につきましては、それにより設定をしております。しかし、着手後に企業努力等により、工事が短縮されて早期に完成をすれば、完了届を提出していただき、その後、竣工検査を行い、事業の完了となりますので、早く終わればすぐに道路等は開放して、市民に迷惑のかからないような状況にいたしたい、こう思っております。
 それと次に、軽微な工事はすぐに業者の見積もりだけでできないかという御質問でございますけれども、やはり工事が急を要する場合には、随意契約で早い時期に実施するわけでございますけれども、やはり見積もりを徴収するに当たっては、やはりもととなります設計書の作成はどうしても必要かと思いますので、それをもとにして見積徴収をいたします。よって、若干の期間は必要でありますので、御理解をお願いしたいと思います。
 次に、コスト削減についての御質問でありますけれども、水路と農道が並行している場合の水路の改修を施工するときの鉄筋のことについて御質問がございました。高さが50センチを超えると鉄筋が必要となっておりますけれども、やはり部分的に、例えば3センチとか2センチとかというような状況でオーバーするといった状況の場合は、無筋という扱いとして施工をしておりますので、その部分でも若干工期短縮にはなろうかと考えております。
 それともう一点でございますが、建設事業の連絡調整会議の件でございます。これは、毎年年1回は必ず開催をしております。事務局は、建設課であります。各課より翌年度、ことしは11月に開催をしましたけれども、そのときに翌年度、23年度の事業計画を各課全部持ち寄っていただきまして、工事等のバッティングがないように、横の連携をとってやっております。その後、この建設事業の関係等で、他の部署から議題が出た場合には、随時臨時調整会議も開催をしております。
 以上でございます。
○議長(浜田幸男君) 危機管理課長。
      〔危機管理課長 西原三登君登壇〕
○危機管理課長(西原三登君) 西山議員さんの交通安全についての御質問にお答えいたします。
 交通安全市民会議は、交通の安全の確保を第一義的な目的としています。しかし、道路状況は日々変化しており、危険箇所の事前見通しは困難なため、地域を限定して安全点検などを行っております。いわゆる交通弱者と呼ばれる歩行者優先の立場から、小学校通学路の安全確保について、PTAの協力をいただき、事前に危険箇所を取り上げていただいて、交通安全市民会議関係者それぞれに呼びかけ、それぞれの状況に応じて現場で対策を練り、安全対策を施しています。
 また、重大な事故のおそれがあると思われる箇所や死亡事故につながった現場等においては、日時を定めて対策を協議し、改善策を実施しております。現実的には、道路状況は変化していることから、市民の要望にはその都度対処しているところでございます。
 次に、市内2地点の信号機につきましては、早速現地調査を行うとともに、南国警察署交通課とも改善方法について協議をいたしました。
 1地点目のJA高知病院西南の信号機の室戸方面の渋滞解消でございますが、南進が3車線あり、うち2車線は右折レーンとして高知市方面へ、残る1車線は直進、左折レーンとして伊達野、室戸方面となっております。議員さん御提案のように、伊達野、室戸方面の信号を長くすることは、東西の南国バイパス側の渋滞が懸念されます。また、伊達野、室戸方面を2車線とることは、高知市方面の交通量と室戸市方面の交通量の実態から判断しても無理があると思われます。ここの信号機は、南国バイパスより南へ道路が一部開通したため、暫定的な運用を行っていると聞いておりますので、今後の道路整備の進展にあわせて、交通量調査を実施して、実態に即した信号機の運用を行っていただくように要望してまいりたいと考えております。
 2地点目の農免道路、ベナレス東の信号機につきましては、平成21年に交通量調査で南北の交通量が多くなったことを受けて、南北の信号時間を長くし、現在は東西、南北が同時信号時間となっておるようです。再度交通量調査を依頼して、実態に即した信号時間となるように要望してまいります。
 交通信号機だけで渋滞や事故を防止することには限界があると交通課長より話も伺っております。信号機の制御やスピード規制等は、県警本部交通規制課が実質運用しておりますが、改善が必要と思われる場合には、所轄の南国警察署交通課へ要望書を提出することになります。直近では、要望書を提出したことで、数年かかりましたが、琴平神社参道前に信号機が新設されたことが挙げられます。今後も粘り強く、地域住民の安全・安心のため、機会あるごとに要望してまいりたいと思っておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
○議長(浜田幸男君) 13番西山八郎君。
○13番(西山八郎君) 当初に市長の政治姿勢の中で7つの公約ということでありますけれども、1つお聞きしたいのは、農業とブランド化ということでございますけれども、この農業分野において、耕作放棄地を農業委員会、農林課等と連携をとって解消するよう努力してもらいたいと思いますけれども。というのは、近隣の農地のものが非常に害虫とか、そういうものが耕作放棄地に集積して、非常に困っている場面が見受けられる。私の近くにもそういう何がありまして、これは自分たちで解消したところでございますけれども、それを何とか農業振興、発展のために、また遊休農地の利活用ということも大いに推進してもらいたいと思いますが、そのことについてひとつお尋ねいたします。
 それと、工事の入札についてですけれども、相手方の書類審査だけでなく、主任技術士、監督、または健康保険とか社会保険とか労災など、そういうものを実態を調査しているか、私が言うのは、業者が落札して丸投げしているという何を多々聞くわけでございます。というのは、南国市の高規格道路の周辺対策の関係でもよく聞くわけでございます。それで、業者の方に話をして、このところはこういうような工法じゃないかということを言ってありましたところ、その業者の方が、私は知らないと。下請へ回してあるから知らないと。ほんなら下請へ回してある、ほんなら元請の業者はだれかと言いますと、実際の社長が来て、下請へ回しちゃうき。下請へ回してあるじゃなしに、元請がちゃんとやるが本当じゃないかということを話をしたところが、ようやくわかってくれましたけれども、そういう下請へ丸投げというようなことが舗装の関係でもそうであります。実際に舗装の何はしてないですけれども、それを丸投げにして看板だけを持って、従業員も別にいないと。いざのときには高知市の業者を雇うてくると。そういうことであれば、南国市の業者は、たちまち困るわけです。それで、南国市の税収も減収するわけです。そういうことを考えると、やはり小さな工事については、南国市の業者で対応していくようにひとつお願いしたいですけど、その辺の答弁をよろしくお願いいたします。
 それと、工事の評価点数、55点以上65点未満は指名回避一月とか、55点未満は二月となっておりますけれども、この評価点数は、事業課から出しているにもかかわらず、そういうものをどうして加味しないか。そしたら、事業課が出した評価点数は、何を意味を持ってやっているか、そういうことをひとつお聞きしたいと思います。
 それと、解体工事についてですけれども、最低を設けるということもいろいろあろうかと思いますけど、実は南国市のJA、南国市農協が集荷場を解体したわけです。あれは去年だったと思いますけれども。あれが面積が3,000平米ぐらいありました。実際の建坪の面積が3,000平米ぐらいで、それが約600万円でいたわけです。というのは、当初には1,600万円という何がありましたけれども、鉄の値上がりとかというものを云々、それが加味をして600万円でいいというようになっているがです。私がここで1問目でも言いましたように、箱物をつくるであれば材料とか、工期とか、いろいろがあるわけです。しかし、壊すには、更地にすればそれでいいという何が、そういうことがあれば、もう少し安くできるじゃないかと。常々思っているのは、前の旧の消防庁舎ですわね。あれも相当高かったはずでございます。
 それと、交通安全についてでございますけれども、これ農協病院の南側の市道を非常に渋滞するので、左折レーンが渋滞するので、JA高知病院の南側の市道をよく通っているということは、市民、住民からもお聞きして、私も実際にそれを目撃したところです。それで、机上の論議だけではなしに、実際に朝夕の交通ラッシュのときにひとつ見てもらいたいと思います。55号線の出る左折レーンは、ラッシュ時には、伊達野方面に行く車はほとんどないです。南国方面ばかりの車で、55号線へ出るには三、四回ぐらいの信号待ちを私も経験したことがあります。実際にその朝夕のラッシュ時を見てもらったら一番わかるんだろうと思います。高知方面の2車線があるが、これはいつも常にすいているわけです。というのは、32号線からずっと来たときに、大津バイパスのほうへ抜ける車が多い関係で、実際に55号へ抜けるまでの車は、それほど多くはないはずです。私がいつも感じてやるところですので、これは警察とか交通安全の問題でございますけれども、地元の住民とか市民とかのいろいろの要望と私の実感でこの質問をさせていただきました。
 それと、今先ほど危機管理課長が信号機だけで渋滞や事故を防止することは限界があると言っておりましたけども、これは交通課長が言ったかどうか知りませんけれども、やはり渋滞というものを解消することによって、交通事故も減る何があるわけです。というのは、一番感じるのは、55号線のタマイのパチンコ屋のところに、あこが右折レーン、左折レーンができた関係で渋滞がしなくなったと。それでただ机上の論議だけでなく、実際にラッシュ時というものも照準に合わせて、今後調査してもらいたいと思います。
 以上です。
 それと済みません、この平成22年度の建設課の予算の関係でありますけれども、土木の第2係が市単の改良工事で10月31日現在の何ですけれども、予算が6,500万円あって、執行済み額の2,300万円やって、今現在は4,200万円の残と。それで、市単独の農道の水路維持管理費なんかは15節で工事費が2,700万円あって、現在は1,600万円残っているわけです。それで、合計の工事費の金額が6,000万円残っている。それともう一つ、土木の1係のほうとしては、ほとんどが使っておりますけれども、市道の改良の工事費が4,000万円残って、全体で4,500万円残っているわけです。これは私が当初に質問したように、非常に工事の進捗ぐあいが遅いということで、特に土木の2係のほうが遅いということになっておりますけれども、これは人件費の関係とか、いろいろあろうかとも思いますけれども、人件費が、人が足らないであれば、私の提案でございますけれども、土木の第1係と第2係を統合して、それがスムーズにできるような方策はできないか、これはひとつ市長にお願いしたいと思います。1係が4人、2係が4名ということになって、合計で8名でございますけれども、これの現在の予算の執行状況からいえば、同じようにして、統合してやればできないかと。これをひとつお尋ねしたいと思います。
 以上です、2問目は。
○議長(浜田幸男君) 答弁を求めます。市長。
○市長(橋詰壽人君) まず、第1点目でございますが、遊休農地の有効利用というものと、耕作放棄地をなくするということは、ある意味で相通ずるところがあるわけでございます。ただいま農業委員会のほうも大変な御苦労をして、またこれらに取り組んでおるところでございます。農業委員会としては、遊休農地の有効利用あるいは先ほど言いましたような耕作放棄地をなくするということには、委員の皆さんが大変力を入れまして、実際にかなりの成果も上げております。
 一方、大変利用しにくいといいますか、農機具が自由に入る道がないんだとか、いろんな耕作に、どういいますかね、不利な、耕作に不利な農地がだんだんだんだん耕作放棄地になっていく傾向があるわけでございますが、それに追い打ちをかけるように、米価がこのような状態でございますので、大変今後の先行きが危ぶまれるわけでございます。私は、そういうところは、やはりたくさんの農地を、もう耕作そのものが不可能になった、高齢化によって不可能になったとか、条件の悪いところまで米づくりに頑張っておる農家についても、一定の支援をすることによって、こういう放棄地も守られていくんではないかと、そのように思っておりますので、この辺はひとつ力を入れてやっていきたいと思います。
 それから、西山議員御指摘の係を2つに分けた、そのことによって、仕事が効率よくいってないあるいはその逆で、1つにすることによって大変仕事が効率よくできるということであれば、私はそれはいつでも統合することはやぶさかではございませんので、それはひとつ企画のほうでも実態を見て、今後取り組んでまいりたいと思っております。
○議長(浜田幸男君) 副市長。
○副市長(藤村明男君) 西山議員さんの入札のことについて何点か御答弁をさせていただきます。
 1つは、できるだけ南国市の業者でというふうな観点であったと思いますけれども、最近、経済状況がこういう状況でございまして、非常に景気も低迷しております。公共投資も非常に少なくなっておりまして、土建業者さんでありますとか、建築業者さんでありますとか、水道業者さんでありますとか、非常に工事が少なくなっております。そういう中で、南国市といたしましても、できるだけ南国市の業者に工事を発注できるように努力をしておるところでございます。そんな中で、いろいろ御指摘ございましたけれども、丸投げという話がございました。丸投げというのは、非常に悪い表現ではございますけれども、基本的には、丸投げというふうな形というのは、契約の中では存在しない話でございまして、実は工事を発注して、工事の大きさにもよりますけれども、基本的に工事現場にはその工事については現場代理人が関与しておれば丸投げではないというふうな定義がございまして、基本的には。そうなると、現場代理人を設定して、現場代理人がそこにおれば、基本的にそのほかの部分について他の業者がしておっても、丸投げと言わないというふうに言われております。そういうふうな行為、私は正しいとは思いませんけれども、制度上はそういうふうな扱いになっておりますので、はたから見れば丸投げのような形になっておるというふうな御指摘があるときはたびたびございます。現場のほうで全くその現場代理人が関与せずに、もうほうり任せでやるというふうなことであるとすれば、それは現場監督者がきちっと指摘をして、是正をし、それなりの対処をしていくべきだというふうに考えておるところでございます。
 それから、評価点数ですが、現場の技術者のほうから評価点数を細かく出しております。これは、基本的には、県の基準に従って出しておるところでございますけれども、先ほども答弁しましたように、非常に複雑な形の評価点数になっております。その評価点数を採点するのが、現場の監督員であるとか、その1個上の係長と、もう一つが検査員と大体3人で検査をするというふうなことになっております。ただ、検査員というのは、大体技師の係長、課長補佐クラスになるということになりますけれども、現在の実態の中では、すべてそういうものを把握、日常的に他の仕事も持っておりますので、把握しながら検査に臨んでいくというのは非常に難しくて、その検査点数を基本的に公表していく、評価するということになれば、基本的にはきちっと公表していくということになりますが、そういうふうなことになると、今の体制ではなかなか難しい面がありはしないかというふうな答弁をしたところでございます。あるいは検査室がある自治体もございますけれども、そういったきちっとした組織をつくって、最低の平準化を図っていくというふうな取り組みをしない限りは、なかなか困難ではないかというふうな答弁をしたところでございます。これについては、きちっとした評価をしてやっていくというのは当然のことでございますので、今後の課題ともさせていただきたいというふうに思っております。
 それから、解体の件でございますけれども、解体の件については、先ほど申したとおりでございますけれども、農協の出荷場は鉄骨ということでございます。解体の積算に当たっても、構造物によって、例えば鉄筋コンクリートと鉄骨ということでは随分積算の基準も違いますので、それなりの積算をして、設計をしておるところでございます。最低制限基準の問題につきましては、先ほども答弁いたしましたけれども、全くこれをなくしてしまうというのは非常に問題点も多いと思いますけれども、そのことの見直しについては今後検討させていただきたいというふうに思います。
 以上でございます。
○議長(浜田幸男君) 危機管理課長。
○危機管理課長(西原三登君) JA農協病院の交差点の交通量の実態をちゃんと見てということでございますが、交通課のほうでは、課長さんも事実その場所を通って通勤をされているということで、最近は少し変わってきているということで、暫定的な現在の道路上の運用でございますので、そういうことでちょっと様子を見てやっていきたいということでございましたので、再度、交通量調査を行うなどしていただいて、対応を考えてまいりたいというふうに思いますので、御理解を願いたいと思います。
 以上でございます。
○議長(浜田幸男君) 13番西山八郎君。
○13番(西山八郎君) 最後に一言お願いしたいんでございますけれども、この土木の第1係の道路維持補修費ですわね、これが当初予算では5,850万円ぐらいしかないわけです。今まで、前に溝渕増巳県知事が言われましたように、道路は県政の顔であるというようにおっしゃったわけです。それで、南国市も125平方キロのところの面積の部分では、相当市道が傷んでおるというような状態であります。市道を直せば路肩もよくなって、水路もよくなるという相乗効果もあるわけでございますので、来年度の予算については、もう少し財政課長、最後の土産でよろしくお願いいたします。