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検索結果 »  平成22年 第347回市議会定例会(開催日:2010/09/10) »

一般質問 2日目(中山研心)

質問者:中山研心

答弁者:市長、関係課長


○議長(浜田幸男君) 1番中山研心君。
      〔1番 中山研心君登壇〕
○1番(中山研心君) 民主党の中山研心でございます。第347回定例会におきまして個人質問を行わせていただきます。
 まず、南国市のまちづくりについてお伺いをいたします。
 さて、市長は、去る6月議会の市政報告におきまして、都市計画道路高知南国線、南国駅前線の事業認可区域については平成23年度の完成を目指して用地取得補償業務を進めている、平成24年度からの新たな街路事業については、高知南国線を南国駅前線との交差点から東の県道南国インター線までの間、延長220メートル、幅員16メートルの2車線を、また南国駅前線をJR電車通りからJR後免駅前の国道195号線までの間、延長約400メートル、幅員25メートル、2車線を計画する。今議会で、幅員25メートルのままで4車線に計画を変更して申請をするという発言もありました。理由は、県道南国インター線、国道195号及び県道南国野市線の渋滞緩和と、国道195号線から商店街を経由して電車通りの間を整備し、街路のシンボルロード化による相乗効果によって民間活力を導入し、中心市街地の活性化を図ることができると考えていると述べられております。
 現在の事業認可区域の完成のめどが一定立った今、新たなまちづくりを進めるあり方を提示されたことに敬意を表するものであります。
 今後は、新規路線について、事業認可申請や測量など具体的な準備作業に入ることと思われますけれども、ぜひ市長には強力なリーダーシップによって、後退することなく進めていただきたいというふうに考えております。
 一方で、新規路線の実現にはさまざまな困難も予想されます。とりわけ電車通りとJR後免駅前を結ぶ南国駅前線については、都市計画決定されてから規制をかけたまま40年間放置をしてきて、今になって民間活力の誘導を口にする厚かましさは別にしましても、住民の移転先の問題や年数の経過で発生した相続等による権利関係の複雑化、そして頓挫した後免町再開発で植えつけられた行政不信による地権者の複雑な思いなど、克服すべき課題は山積しております。
 そこで、市長にお伺いいたします。
 街路のシンボルロード化は、沿線の良好な区画の確保が前提となることは言うまでもありませんが、単に街路事業とするだけでなく、沿線区画の整理を目的とした小規模な面的整備の手法をあわせて導入するお考えはないか、お伺いいたします。
 次に、保育行政についてお伺いいたします。
 過去、大篠保育所民営化の論議の際には、一般質問をされた全議員がその是非について意見を闘わせてきたとお聞きしております。当時、反対の立場をとる政党や職員は、民間委託の非を訴えて、署名活動や集会で民営化反対を主張してこられました。
 さて、長岡東部保育所は、南国市社会福祉協議会に委託して半年が経過いたしました。民間保育所となった長岡東部保育所では、かつて民間委託絶対反対であった方々が、責任ある立場の方も含めて保育に当たられております。委託後半年を経過した現時点での成果と課題について、お考えがあればお答えいただきたいと思います。
 それぞれの保育所では、公立、民営を問わず、年間事業計画に基づいて、特色を生かしつつ、子供たちの成長を願って保育がされていることと思います。もうすぐ敬老の日でありますけれども、各園では、名称はさまざまではありますが、敬老会を保育行事として計画をされております。子供たちと祖父母、保護者と保育所内で触れ合い、出し物を通じて子供の成長ぶりを披露し、年配者への感謝をあらわす有意義な時間でもあります。
 そこで、敬老会での祖父母や保護者に提供される食事代がどのように捻出されているのかお聞きいたしたいと思います。
 実は、保育所に通う孫のいる、おじいちゃん、おばあちゃんと呼ぶには若過ぎるある御夫妻からこんな話をお聞きいたしました。孫の通う保育所から敬老会の案内が来た。参加費は無料で、当日は食事も提供されるという。孫の成長を見に行くのを楽しみにしているが、自分たちへの食事代が子供たちの年間給食材料費から捻出されているならば、子供たちへの必要不可欠な栄養を削ることになるので気が重い。そうでなければよいが、参加費を払うことはやぶさかではないので、子供たちの食材費を削るようなことになるのならばやめてほしいとのことでありました。
 そこで、お伺いいたします。
 公立、民営を問わず、本年度の敬老会において参加者に飲食を提供する予定の保育所は幾つあるのか、またそのうち参加者から費用を徴収しない保育所は何カ所か、費用徴収しない保育所ではその費用をどのように賄っているかについてお答えください。
 また、以前久礼田保育所におきまして、参加費無料で皿鉢料理が提供されていたとの情報もあります。これは少々の金額では済みません。仮に年間給食材料費から捻出されていたとすれば、成長期の子供たちの栄養源が大人の思惑によってかすめ取られていたことになるわけで、子供たちの健全な発育を阻害する行為と言わざるを得ません。この件に関して、措置責任者として市長の見解をお聞かせください。
 次に、秋の恒例行事であります運動会とその競技練習のあり方についてお伺いをいたします。
 それぞれの保育所では、競技内容を工夫しながら、本番に向けて練習を重ねられていることと思います。楽しい一日となるように期待をしております。
 運動会では、幾つかの保育所において、年長組の競技として竹馬を実施するとお聞きしております。しかも、通常の高さの竹馬ではなく、サーカスで使うような背高の竹馬に乗れるように段階を追って練習するようでありますけれども、その練習方法がスパルタ特訓にも見えるとある保護者から訴えがありました。実際に私はその現場を見たわけではありませんので、スパルタかどうかは別にして、炎天下で、泣き叫んでも一定の到達点までは練習させられる。ここまでして背高の竹馬に乗れるようになることが必要だろうか。竹馬ならぬトラウマになりはしないか心配だとの言葉でありました。
 保育内容に口を挟むつもりはありませんけれども、以前高知市内の保育所で、特定の保育イデオロギーを持った集団が、子供の発達の可能性を伸ばす保育と称して一輪車を必死になって練習させていた光景とダブって見えて、余り愉快な気がいたしません。
 昨年、あけぼの保育所で竹馬転倒により子供が骨折する事故があったと聞いておりますけれども、どのように処理がされたのか、その総括はされているのか、また今後事故が発生した場合にだれがどのような責任を負うかについてお答えください。
 また、こうした先鋭化した保育指導のあり方について、市長の御所見をお聞かせいただきたいと思います。
 以上で1問目を終わります。
○議長(浜田幸男君) 答弁を求めます。市長。
      〔市長 橋詰壽人君登壇〕
○市長(橋詰壽人君) 中山議員さんの質問にお答えいたします。
 まず、都市計画道路のことでございますが、南国駅前線の街路事業につきましては、JR後免駅前の国道195号線から電車通りまでの約400メートル、幅員25メートル、4車線、当初計画の2車線を変更した4車線という意味でございますが、事業費約30億円で計画いたしました。平成22年度に事業認可申請、平成23年度に測量、設計を行いまして、同平成29年以降の完成ということになるわけでございますが、最大限に努力をしてまいりたい、このように思っております。
 中山議員さんから厚かましいと言いましたかね、そういう言葉もございましたけれども、確かに考えようによってはそうかもわかりませんし、私自身、助役、副市長時代に、この前の街路事業、たくさんの方々の御理解、御協力を得て、このように間もなく一応この工区が完成するわけですが、その中でも非常に厳しいといいますか、実際事実でございますので、そういう住民の方々から御意見をちょうだいいたしました。「何十年たったか、助役さん、知っちゅうかね」ということから始まって、いつの間に、私どもが知らないうちに道幅が広がったと、ここまでよけておけば大丈夫だろうと思っておったものが窓の前までひっついてきたと、こういう意見もいただきました。そのとおりだと思います。そして、これは後日談ですので、こんなことはないと思うんですが、ある人は、街路にかかるように意識的に家を建ててはないかねというような意見もいただきました。
 いずれにしましても、私が今何代目の市長か自分自身が忘れてしまいましたが、たしか3代目の市長さんの時代、いわゆる昭和40年代に都市計画決定したものが、今完成の日の目を見るといいますか、そういうようなことで進んでおるということでございますので、多くの市民の方々から、この都市計画決定のあり方、そして取り組み方についていろんな意見があることは私は十分に承知しておりますし、またこれからも御理解を得なければならない。粘り強く、丁寧に、別に民主党さんのまねをしておるわけじゃないんですが、丁寧に一つ一つ説明をして、できれば私も足を運んでいって、御理解を得ながら事業を進めてまいりたい、このように考えております。
 そして、これより195号線と県道南国野市線の渋滞緩和を図るとともに、歩道のシンボルロード化による市街地の活性化を図ってまいりたい、このように考えております。
 さて、街路事業にあわせて、沿線型区画整理、面的整備の導入について検討してみればとの御提案でございます。
 この後免駅前周辺の地域は、御承知のように、過去に区画整理事業あるいは後免町再開発事業の調査や検討がなされてまいったわけでございます。区画整理事業につきましては、平成2年度から3年度にかけまして、まちづくり基本調査と区画整理事業調査を実施いたしまして、地元説明会を行いましたが、要するにこの減歩する事業には反対であるといたしまして、地元同意が得られずに事業が凍結、そして断念となっております。このことからいたしまして、街路事業の計画、まず街路でいこうということで計画いたしたわけでございます。
 しかしながら、中山議員さんの御指摘のように、街路事業用地に係る土地の所有者の方から、沿道への残留の希望がある場合、あると思うんです。そして不成形、もしくは残地の買い取りを希望する土地所有者がいる場合など、代替地あるいは沿線区画整理型街路事業の方法でも対応できない場合には、何点かの必要条件がありますけれども、関係する土地の所有者並びに移転先等の土地を売却してくれる地権者等が同意のもとに、地権者組合方式によります実施、沿道整備街路事業が導入できる可能性もあるわけでございますので、事業認可後の地元説明会までに事業の内容を十分研究いたしまして、地権者からの相談にこたえ、街路の用地交渉が円滑に遂行できますように取り組んでまいりたいと、このように思っております。
 次に、長岡東部の保育所のことでございますが、成果と課題についてという御質問でございます。
 平成22年4月、本年4月に、地域や保護者の皆様方の御協力と御理解によりまして、委託先の社会福祉協議会と一体となりまして長岡東部保育所の運営に取り組んでまいっておるところでございます。この間におきまして、公立保育所のときから取り組んでまいりました延長保育、これに加えまして、新たにゼロ歳児保育、また土曜午後の保育、これは朝8時に始まりまして12時30分まで、そしてそれ以後6時などの保育サービスを開始したわけでございます。ゼロ歳児保育につきましては、9月より定員限度であります15名に達するなど、受け入れ児童の増加につながってまいっておるところでございます。
 課題につきましては、大変申しわけないんですが、まだ4月から、4月、5月、6月、7月、8月、9月と6カ月でございますので、もう少し総括といいますか、もいたしまして、また御報告もしたいと思っておりますが、これは私に寄せられたといいますか、意見の中には、あの周辺の保護者並びに地域の方々から、これはかなり、5人を超す方ですが、大変最近東部保育所が活気づいておると、そして職員もやる気満々であると、別に、以前保育が暗かったわけではないんですが、非常に活気づいてきておると、こういう言葉をたくさんの方からいただいております。しかしながら、細部にわたっては、もう少し様子を見て、また議会などを通じて御報告をさせていただきます。
 次に、敬老会参加の食材費の問題でございますが、中山議員のおっしゃったとおり、保育行事として行っております敬老会は、祖父母や保護者の皆様方に保育所で子供たちの出し物などを通じまして触れ合う有意義なときを過ごす会でございます。各保育所におきましては、それぞれが、孫を見に来るあるいは子供を見に来る、祖父母、保護者の皆さんに喜んでいただけるような創意工夫をしておると聞いております。
 子供たちの年間食材費用からの流用はと御心配のことでございますけれども、乳幼児からの給食は心と体の発達に密接に関係しておりますので、健全な育成を図るためにも大変食材というのは重要なものであります。早速調査をいたしまして、このような流用という問題は全保育所でございませんでしたので、御報告をしておきます。
 なお、久礼田保育所におけるその皿鉢料理の云々のことでございますが、これは園で調理したパック詰めのもんを、もう少し子供たちが喜ぶようにということを、特色ある料理の盛りつけということで話し合いをしておったところ、その御父兄の中に仕出し屋さんもおいでまして、そんながやったら、うちで貸いちゃおと、これやりなさいということで皿鉢を貸してくれたようで、それに単に盛り合わせたということであると、このように聞いております。
 竹馬競技の練習のあり方が先鋭化した保育指導となっていないか、保育指導のあり方についての私の所見ということでございますが、保育所の運動会におけますその竹馬競技、子供の身体と心の育ちにつながります。また、遊びにおきましては、一つの日本文化といいますか、日本の、ずっと子供たちの中で受け継がれてきました伝承でございます。竹馬に乗ることができるようになるということは、私も大いに経験があるわわけでございますが、感動体験そのものでございますし、これを通じまして、多くの子供たちが、勇気の面からも、チャレンジの面からも非常に有意義なものではないかと、このように思っております。
 保育所の、そういう意味からも伝統行事となっておるところでございますが、議員さん心配されております、炎天下で泣き叫んでも練習させられるというような練習は一切ないと、このように聞いております。
 保育所では、保育士などが、さまざまな知識や経験を生かしまして、創意工夫を重ね、子供たちが自発的、意欲的にかかわれるような環境づくりに努めております。保育所においての生活や遊びを通じまして、南国市の未来を担う子供たちが健やかにたくましく成長することは私たちにとりましても強く望むところでございます。
 そういうことで私の答弁を終わらせていただきます。
 なお、細かいことにつきましては幼保支援課長にお答えさせますので。
○議長(浜田幸男君) 幼保支援課長。
      〔幼保支援課長 島崎俊二君登壇〕
○幼保支援課長(島崎俊二君) 中山議員さんから御質問のありました敬老会で食事提供する予定の保育所数、費用負担等などについて申し上げます。
 市内15保育所で、食事提供は11保育所となっており、このうち参加者から費用を徴収しないのは5保育所となっております。
 徴収しない場合の費用の賄い方法につきましては、それぞれ保育所によって違いがございます。保護者会で負担をしている、敬老会からの補助で賄っている、異世代交流事業の交付金を適用していってるに分かれております。
 また、中山議員御指摘のように、昨年9月にあけぼの保育所で竹馬の練習中に、残念ながら転倒骨折事故が発生をしております。この事故はどのように処理をしたのか、その総括、責任はとの御質問ですが、この事故を踏まえまして、保育所と保護者会でこの竹馬についての協議が出され、競技内容、高さ等についての見直しがされております。事故が発生した場合、保育所で応急処置後、保護者への連絡、病院への移送対応、反省、再発防止対策、幼保支援課へ事故報告となり、医療機関を受診したときの自己負担金につきましては、日本スポーツ振興センターの災害給付金で補てんされます。
 事故発生の責任者は、公立保育所につきましては南国市、民営保育所につきましては経営主体の法人となります。
 以上でございます。
○議長(浜田幸男君) 1番中山研心君。
○1番(中山研心君) それぞれ御回答ありがとうございました。
 都市計画道路の面的整備の導入については、決して大がかりな区画整理事業とかを求めてるわけでもありません。ほんで、私自身も用地交渉の経験者ですけれども、ぜひ用地交渉、補償交渉をスムーズに進めるための援護射撃という意味でも、柔軟に対応をお願いをしたいというふうに考えております。
 次に、保育所のことについていろいろお聞きをいたしましたけれども、全然問題ないというお答えではなかったかと思います。議員の質問らいうて、そこらあたり、不確かな伝聞と思いつきとで質問をしゆうことやき、このあたりで答えちょりゃええわと思われたかもしれませんけども、ひょっと、これ確かな証拠を持って聞きゆうんやないかとか、あるいは内部告発者がおったんじゃないかということはお考えにならなかったようで、非常に残念な回答やったというふうに思います。
 端的に、久礼田保育所での皿鉢の件、実は3年前に、まだ保育が福祉事務所の所管であったとき、保育所の調理師部会というのがあるそうでありますけれども、そこで当時の久礼田保育所の調理員さんが、急に食材を給食調理費から賄ってくれということで言われて非常に苦労したと。ちわって、それぞれに分けて、子供の食材としてつけ回す作業をするのに非常に苦労をしたという発言があっております。ほんで、その当事者もわかっておりますし、そのときに参加をした、その会に参加をした、それぞれ現役、それから退職された方もいます。名前もわかっております。この皿鉢に盛りつけたということでお話がありました。確かに園で盛りつけをしたそうです。ただ、この食材は、園で調理をしたものではなしに、合田商店で買ってきたものを園で盛りつけをしたと。ほんで、このときに人手が足らずに、ちょうどこの年は保育調理の臨時さんに合田商店の娘さんも行かれよったそうですけれども、お母さんも手伝いに来て、盛りつけというんでしょうか、切りつけというんでしょうか、わかりませんけれども、手伝ったということもお聞きをしております。商店のほうは、まだこれ、3年前と4年前、それぞれ2回やっちゅうそうですけども、売上帳簿等は課税資料で5年間保存が義務づけられておりますので、これ裏がとれる話です。ほんで、聞きに行かいでも、こんな恥ずかしいことを、確かにうちが頼んだかねというて、こんな恥ずかしいことをそこに聞きに行くんやのうても、保育所のほうに調理員が保管しておる食材の購入簿というものも、これも5年間保存がされておるようでございますので、ぜひ現場から上がってきた報告をそのままうのみにして、信じて、報告をするということじゃなしに、きちっと裏のとれる形で調査をしていただきたい。
 いろんな人の見方によって、事実っていうのはいろんな見え方がするもんですけれども、ここは180度事実と異なっております。ほんで、ひょっとしたら私が聞いた話がまるっきり全部がでたらめで、私をかいかけようのかもしれん。ただ、そうするようなメリットが余りないように思います。これほど手の込んだ話を私に吹き込んでかいかける理由が見当たりません。ほんで、うそをつく理由があるのはどっちか、うそをついた蓋然性の高いのはどちらかということについては、「どちらだと思いますか、会場の皆さん、お手元のスイッチを」って言いたいぐらいであります。
 この件につきましては、私も質問する以上は、ええかげんなことを自分が発言をしたならば、最終日までにこのくだりの発言については議事録からの削除を申し出て、正式に謝罪もしたいと思います。そうでなければ、きちっと、それ現場から上がってきた報告が虚偽であるのか、あるいはそういう事実があるかもしれんことわかりながら隠ぺいする答えをしたのか、いずれにしましても、調査能力の不備あるいは不誠実な回答ということでありますので、きちっと回答をいただきたいというふうに思っております。
 そこまでのところで御見解がありましたら、市長のほうからお答えをいただきたいと思います。
○議長(浜田幸男君) 答弁を求めます。市長。
○市長(橋詰壽人君) 議員の質問の趣旨、要旨といいますか、それは、こういう敬老会の催しへ場違いな、わかりやすく言ったら場違いな皿鉢料理を出したという、私はそういうふうにとらえました。そこで、それは確かに皿鉢料理でございましたと、皿鉢へ載せたものを皿鉢料理というならば皿鉢料理でございましたと。それを、皿鉢を、先ほど答弁しましたように、皿鉢は貸してくれましたと、仕出し屋さんが、それに盛りつけたという答弁をしたと思うんですが、それが事実と異なるということは、私がそういうように、私は報告受けておりますけれども、それが異なる点というのは幾つかあると思うんです。つまり最初から皿鉢料理をつくるために、土佐の皿鉢料理は、おようかん載せて、魚のすしとか、いわゆる仕出し屋さんがつくる種のものを載せたというところで事実と違うのかどうかということでよろしいんですか。確認の意味なんですけど。
 その費用のことは、今幼保支援課長が答えましたが、そこまで私は答えてないと思うんですが、それは2人が2つの問題を答えましたので、ですから費用の問題も含めて、今議会開会中に私ははっきりして御報告をしたいと思います。これでよろしいでしょうか。わかりました。
○議長(浜田幸男君) 1番中山研心君。
○1番(中山研心君) 食材の購入簿については、改ざんがされてなければ、その当時の食材購入費10万円という金額が一発で載ってるはずです。即昼休みにでも電話をして確認をしてください。ほんで、前段の15保育所のうちの11保育園、全然すべてが問題ないんやという答えについても、どうも園からの報告、それから調査のされ方の不十分さ含めて、いま一つ全幅の信頼を置くことができませんので、そこのあたりの再調査もお願いをして、最終日までにこのことがお互い平行線のままでいくとすれば、私も、この話を直接聞いた人、それからその会議にも出席をされておった人について、参考人として委員会に来てくれんかという話も含めてせないけませんので、できるだけ早くお答えをお聞かせ願いたいということをお願いをして、私の質問を終わります。
○議長(浜田幸男君) ただいまより休憩いたします。
 再開は午後1時であります。
      午前11時35分 休憩
      ――――◇――――
      午後1時   再開
○議長(浜田幸男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
 中山議員に対する答弁を求めます。幼保支援課長。
○幼保支援課長(島崎俊二君) ただいまの閉会前に質問がありました食材費の件につきましては、若干調査に時間を要しますので、時間をいただきまして、21日の常任委員会で報告をしたいと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。
 以上です。

平成22年9月24日
○議長(浜田幸男君) これより本日の会議を開きます。
 市長より発言を求められておりますので、許可します。市長。
○市長(橋詰壽人君) おはようございます。
 去る9月21日10時より開催されました教育民生常任委員会におきまして、中山委員さんの保育行政に関する質問につきまして、私のほうから答弁をさせていただきました。その内容につきまして、この場をかりまして報告をさせていただきます。
 まず、教育民生常任委員会で大変貴重な時間をおかりしまして御報告をさせていただきました内容、第347回南国市議会定例会一般質問通告で中山議員さんからの保育行政における本年度敬老会参加者への食事提供費用については、近々3年間の調査では適正に運用されていました。
 ただ、久礼田保育所における皿鉢料理の提供に関しまして調査いたしましたところ、保育所で調理した料理をパック詰め弁当にするより、子供たちが喜ぶ借用の皿鉢の皿に盛り合わせて提供したとの報告がありましたので、その旨答弁いたしました。しかしながら、9月15日の一般質問での中山議員さんの久礼田保育所への御指摘により精査いたしましたところ、平成18年度は、園児75名、おじいさん、おばあさん合計で72名で、合田鮮魚店から空の皿鉢10枚とテーブル数台を借用し、巻きノリなどのすし類を1本ずしのまま、合計6万2,325円を購入し、久礼田保育所で切った上で調理師が皿鉢皿に盛りつけて、保育所で調理した料理と一緒に敬老会で園児とおじいさん、おばあさんの食事として提供いたしました。食費は、ほかに、そうめんなど材料費を含め、合計9万8,005円でございました。1人当たりに換算いたしますと、費用を出席人数で割りまして666円となっております。平成19年度も同様な提供で、合計11万940円の支出をしていました。1人当たりにいたしまして684円となっています。この平成18、19年の費用は、通常からいえば約2倍の費用の支出となっています。この費用は保育所の運営費から支出されており、おじいさん、おばあさんから費用徴収はしておりませんでした。
 この当時、久礼田保育所では、日ごろより行事等の手伝いなどでお世話になっているおじいさん、おばあさんと子供たちが一緒に食事をする保育所行事としての食事に使用するので、保育所の運営費から支出しても問題はないと認識しておりました。実際、久礼田保育所では、園児のために使ってくださいと、おじいさん、おばあさんを含む地域の方々からキュウリ、ナス、ジャガイモ、シイタケ、タケノコ、エンドウマメ、カキ、メロン、新米などさまざまな食材の提供があり、子供の食材として利用していますし、調理師の創意工夫で、パンを購入せずに手づくりすることなどにより、子供たちの給食やおやつの費用の支出が少なくなっております。また、南国市保育所の園児の食事につきましては、市の栄養士が子供たちの毎日の栄養価を計算の上で作成した保育所献立表に基づき食材を購入し、調理をして子供たちの食事にしていますので、久礼田保育所におきまして、平成18年、19年度にこの保育所の運営費をおじいさん、おばあさんの食事に使用したとしましても、子供たちの年間、月別を通して、日々の成長における食材の質や量が落ちるようなことは一切ありませんし、予算についても、少額ではありますが、残額が生じておりました。その後の平成20年度から22年度の3年間は、おじいさん、おばあさんの食事の費用は、参加者からの費用徴収や寄附金を充てております。
 中山議員さん御指摘のとおり、平成18年、19年度の敬老会への支出につきましては、通常より多くの支出をいたしておりますが、南国市の保育所は地域の皆様に支えられ、地域に開かれた施設であり、安心して利用できる環境が整っていることが大切であると考えております。このような中で、平成18年、19年度に地域との交流事業として、地域の方々のために久礼田保育所の職員が知恵を絞り、計画を立てて準備をし、感謝を込めて敬老会行事を実施し、子供に郷土料理を味わわせてあげたいとの職員の思いがある中で、子供とおじいさん、おばあさんが一緒に食べた食事の食材費の支出につきましては問題ないと考えております。
 なお、これは私の見解でございますが、みんな保育を挙げて、あるときは園長と調理師と事前に打ち合わせをした中で、このような形態で、あるいはまた他の園のように一部費用を徴収し、あるいは久礼田保育所のように無料で行ったとしても、私はそれぞれの保育における自主性と職員の裁量の範囲であると、このような認識を持っております。
 なお、参考までに申し上げますと、保育所のそれぞれの取り組み、御紹介申し上げますと、18年、19年度あたりでは、もちろん久礼田保育所は先ほど言いました無料でございますが、その年に、例えば200円徴収するとか、あるいは全体の経費の1万円を保護者会から助成してもらう、あるいは150円を徴収し、また異世代、違った、異なる世代ということでございますが、異世代交流事業、これは補助事業でございますが、これによりましてお土産を渡すという園もございます。あるいはまた、2万円の保護者会の助成を、また別の園では300円徴収、350円徴収というようなさまざまな形態をとっております。
 私のほうからは以上でございます。